JP5300024B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機、特に、音による演出を行う遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機では、遊技に対する遊技者の興趣を高めるために音、光や画像により演出を行っている。例えば、待機状態にある時、抽選結果を変動表示している状態にある時、当たり抽選結果を表示している状態にある時、大当たり遊技状態にある時等に、それぞれの状態に応じた演出用の音をスピーカから発生し、演出用の光をランプから発光させ、演出用の変動表示パターンを表示装置に表示させている。
また、スピーカから発生する音の音量を調整するための音設定信号を出力する音設定信号出力手段が設けられている。
従来の遊技機では、音設定信号出力手段として、操作位置を段階的に操作可能な操作部を有し、操作部の操作位置に応じた段階的(ステップ状)に変化する音設定信号を出力する音設定信号出力手段や、操作位置を連続して操作可能な操作部を有し、操作部の操作位置に応じて連続して変化する音設定信号を出力する音設定信号出力手段が用いられている。
そして、音設定信号出力手段から出力される音設定信号に基づいて、スピーカと、スピーカに音駆動信号を出力する音声再生回路の間に設けられている減衰器の減衰量を段階的あるいは連続して調整することにより、スピーカから発生する音の音量を段階的あるいは連続的に調整している。(特許文献1参照)
特開2001−178941号公報
第1発明は、請求項1に記載された構成を備える遊技機である。
第1発明は、遊技のための主制御を実行する主制御基板と、前記主制御基板からの遊技状態に対応する制御信号に基づいて遊技のための副制御を実行する副制御基板と、音発生手段と、前記副制御基板から出力された音制御信号に基づいて、前記音発生手段を駆動するための音駆動信号を出力する音駆動手段と、音設定信号出力手段と、音発生手段と、を備える遊技機であって、前記副制御基板は、遊技状態に応じて、前記音制御信号を前記音駆動手段に出力する制御手段と、基準値に基づいて、前記音発生手段で発生させる音量のレベルを判定する音量レベル判定手段と、前記基準値の調整手段と、を備え、前記音設定信号出力手段は、最高音量を設定する第1位置と最低音量を設定する第2位置の間の任意の位置との間で音量を操作可能な操作部を有し、前記操作部の操作位置に応じて連続して変化する音量のレベルを有する音設定信号を出力し、前記操作部が、前記第1位置に操作されたこと、前記第2位置に操作されたこと、そして、当該第1の位置と当該第2の位置との間の報知位置に操作されたことの夫々を、当該操作部の操作感覚の変化として夫々報知するように構成され、前記音量レベル判定手段は、前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号と前記基準値とを比較し、比較結果に応じて、複数の音量レベルの何れかの音量レベルを示す音量設定信号を出力し、前記基準値は複数の音量レベル毎に異なる値が設定されており、かつ、前記音量レベルが増大する方向に前記音設定信号出力手段が操作される際の値が、前記音量レベルが減少する方向に操作部が操作される際の値よりも大きくなるように設定され、前記音駆動手段は、前記音量レベル判定手段から出力される音量設定信号の前記複数の音量レベルの何れかに応じ音駆動信号を出力し、前記報知位置は、前記複数の音量レベルの最小の音量レベル及び最大の音量レベルの中間の音量レベルについて設定された、音量レベルを増大させる際の前記基準値と、当該音量レベルを減少させる際の前記基準値との中間値となる位置に設定され、前記基準値の調整手段は、前記音設定信号出力手段の操作部が前記報知位置に操作された時における前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと設定値とのずれ量およびずれ方向を判別し、判別したずれ量が設定範囲内である際に、当該ずれ量およびずれ方向に基づいて、前記音量レベルが増大する方向に前記音設定信号出力手段が操作される際に設定された前記基準値と前記音量レベルが減少する方向に操作部が操作される際に設定された前記基準値を調整することを特徴とする。
遊技状態(例えば、待機状態、抽選結果変動表示状態、当たり抽選結果表示状態、大当たり遊技状態)に応じた音制御信号を出力する制御手段としては、例えば、遊技状態を示す入力信号に基づいて主制御手段から出力される主コマンド信号を入力する副制御回路(副制御手段)あるいは音制御回路(音制御手段)が用いられる。
音設定信号出力手段としては、操作部の操作位置に応じて連続して変化する量を有する設定信号を出力するものであればよい。典型的には、操作部の操作位置に応じて抵抗値が連続的に変化する可変抵抗器を有し、可変抵抗器の抵抗値に応じて連続して変化する電圧値を有する電圧を出力する音設定信号出力手段が用いられる。
音駆動手段としては、例えば、音制御信号に対応する音駆動信号が記憶されている記憶手段を有する音源ICが用いられる。
報知手段の報知態様としては、周囲が暗くても、操作部が第1位置と第2位置の間の報知位置に操作されたことを認識可能な報知態様、例えば、光、音、操作部の回転トルクの変化等によって報知する報知態様を用いるのが好ましい。操作部の回転トルクの変化によって報知する報知手段としては、操作部に節度(クリック)を付与する節度手段(クリック手段)を用いることができる。
音量レベル判定手段の処理は、制御手段が行ってもよい。
第1発明は、請求項1に記載された構成を備える遊技機である。
第1発明は、音発生手段と、遊技状態に応じた音制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段から出力される音制御信号に基づいて、前記音発生手段を駆動するための音駆動信号を出力する音駆動手段を備える遊技機であって、
音設定信号出力手段と、音量レベル判定手段と、報知手段と、基準値調整手段を備え、
前記音設定信号出力手段は、第1位置と第2位置の間の任意の位置に操作可能な操作部を有し、前記操作部の操作位置に応じて連続して変化するレベルを有する音設定信号を出力し、
前記音量レベル判定手段は、前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと基準値とを比較し、比較結果に応じた音量レベルを示す音量設定信号を出力し、
前記音駆動手段は、前記音量レベル判定手段から出力される音量設定信号の音量レベルに応じたレベルの音駆動信号を出力し、
前記報知手段は、前記音設定信号出力手段の操作部が前記第1位置と前記第2位置の間の報知位置に操作されたことを報知し、
前記基準値は、前記音量レベルごとに、前記音量レベルが増大する方向に前記音設定信号出力手段が操作されているときの方が、前記音量レベルが減少する方向に操作部が操作されているときよりも大きな値となるように設定され、
前記報知位置は、最小の音量レベル及び最大の音量レベルの中間の音量レベルについて設定された、音量レベルを増大させるときの前記基準値と、当該音量レベルを減少させるときの前記基準値との中間値となる位置に設定され、
前記基準値調整手段は、前記音設定信号出力手段の操作部が前記報知位置に操作された時における前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと設定値とのずれ量およびずれ方向を判別し、判別したずれ量およびずれ方向に基づいて前記基準値を調整することを特徴とする。
遊技状態(例えば、待機状態、抽選結果変動表示状態、当たり抽選結果表示状態、大当たり遊技状態)に応じた音制御信号を出力する制御手段としては、例えば、遊技状態を示す入力信号に基づいて主制御手段から出力される主コマンド信号を入力する副制御回路(副制御手段)あるいは音制御回路(音制御手段)が用いられる。
音設定信号出力手段としては、操作部の操作位置に応じて連続して変化する量を有する設定信号を出力するものであればよい。典型的には、操作部の操作位置に応じて抵抗値が連続的に変化する可変抵抗器を有し、可変抵抗器の抵抗値に応じて連続して変化する電圧値を有する電圧を出力する音設定信号出力手段が用いられる。
音駆動手段としては、例えば、音制御信号に対応する音駆動信号が記憶されている記憶手段を有する音源ICが用いられる。
報知手段の報知態様としては、周囲が暗くても、操作部が第1位置と第2位置の間の報知位置に操作されたことを認識可能な報知態様、例えば、光、音、操作部の回転トルクの変化等によって報知する報知態様を用いるのが好ましい。操作部の回転トルクの変化によって報知する報知手段としては、操作部に節度(クリック)を付与する節度手段(クリック手段)を用いることができる。
音量レベル判定手段の処理は、制御手段が行ってもよい。
請求項1に記載の遊技機を用いれば、設定信号出力手段から出力される設定信号のレベルが、所望の音量レベルに対応する基準値の間の値となるように操作部を操作すればよいため、操作部の操作が容易である。
特に、請求項1に記載の遊技機では、第1位置と第2位置の間の任意の位置に操作可能な操作部が、第1位置と第2位置の間の報知位置に操作されたことが報知手段によって報知されるため、操作部の操作者は、第1位置、第2位置及び報知位置に操作されたことを認識することができる。これにより、操作者は、第1位置に対応する音量、第2位置に対応する音量、報知位置に対応する音量、さらには、第1位値に対応する音量と報知位置に対応する音量や報知位置に対応する音量と第2位置に対応する音量の間の音量に調整するための操作部の操作位置を容易に認識することができるため、操作部を所望の操作位置に容易に、短時間で操作することができる。
また、基準値を変更するのみで、音量レベルの段数の設定、さらには、音量レベルに対応する操作部の操作範囲の設定を容易に行うことができる。
加えて、請求項1に記載の遊技機では、基準値にヒステリシスをもたせているため、音設定信号出力手段の操作部の操作により音量レベルが切り替わった後、温度や振動等による変動成分によって音量レベルが逆方向に切り替わり、音量が頻繁に変動するのを防止することができる。
また報知位置を最小の音量レベル及び最大の音量レベルの中間の音量レベルについて設定された、音量レベルを増大させるときの前記基準値と、当該音量レベルを減少させるときの前記基準値との中間値となる位置に設定しているため、最小位置に対応する音量レベルと報知位置に対応する音量レベルとの間、あるいは、報知位置に対応する音量レベルと最大位置に対応する音量レベルとの間の音量レベルに対応する操作位置に容易に操作することができる。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図である。 ボリュームの平面図である。 ボリュームの側面図である。 第1の実施の形態におけるボリュームの操作部の操作位置とボリュームレベルの関係を示す図である。 第1の実施の形態におけるボリュームの操作部の操作位置とボリュームレベルとの関係を示す図である。 第1の実施の形態における基準値調整動作及びボリュームレベル判定動作を示すフローチャート図である。 第2の実施の形態におけるボリュームの操作部の操作位置とボリュームレベルの関係を示す図である。 第2の実施の形態におけるボリュームの操作部の操作位置とボリュームレベルとの関係を示す図である。 第3の実施の形態における基準値調整動作及びボリュームレベル判定動作を示すフローチャート図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態の概略構成図を図1に示す。本実施の形態は、本発明をパチンコ機として構成したものである。
本実施の形態は、主制御基板10、副制御基板20、表示制御基板50、演出用表示装置(演出表示手段)51、スピーカ(音発生手段)30、ランプ(発光手段)40、抽選結果表示装置(抽選結果表示手段)60等を備えている。抽選結果表示装置60としては、例えば、LEDにより構成され、LEDの点灯状態によって抽選結果を表示する表示装置が用いられる。また、演出表示装置としては、例えば、7セグ表示装置や液晶表示装置が用いられ、抽選結果に応じて、演出用図柄等を用いた変動パターンを表示する。
なお、図示は省略しているが、パチンコ機には、これ以外に、入賞口への遊技球の入賞に対して賞球を払い出す賞球装置、賞球装置を制御する賞球制御回路が配設されている賞球制御基板、大入賞口を開閉する大入賞口開閉部材を駆動する大入賞口駆動回路(大入賞口駆動手段)等が設けられている。
主制御基板10には、主制御回路11、ROM12、RAM13等が配設されている。ROM12には、主制御回路10の制御プログラム、抽選用の乱数を発生させる乱数発生プログラム(当たり判定用乱数発生プログラム、変動時間判定用乱数発生プログラム等)が記憶されている。RAM13には、主制御回路10の作業情報が書き込まれる。主制御回路11は、通常、ROM12やRAM13とともに樹脂によってモールドされ、パッケージ化された集積回路(「ワンチップマイコン」という)として形成される(図1に点線で図示)。
主制御回路11は、抽選手段(図示省略)を有している。
また、主制御回路11には、種々の入力信号が入力される。例えば、遊技球が始動入賞口に入賞したことを検出する始動入賞球検出器から出力される始動入賞球検出信号、遊技球が入賞口に入賞したことを検出する入賞球検出器から出力される入賞球検出信号等が入力信号として入力される。
主制御回路11は、入力信号とROM12に記憶されている制御プログラム等に基づいて、すなわち、遊技状態に応じて制御信号や主コマンド信号を出力する。
例えば、始動入賞球検出信号が入力されると、当たり判定用乱数を読み取り、読み取った当たり判定用乱数が当たり値と一致するか否かを判定する(抽選手段により抽選を行う)。また、変動時間判定用乱数を読み取る。そして、主制御回路11から抽選結果表示装置60に制御信号を出力し、抽選結果表示装置60の表示を制御する。例えば、当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合(抽選結果が当たりである場合)には、変動時間判定用乱数に対応する変動時間変動表示させた後、当たり結果を表示させる。一方、当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合(抽選結果がはずれである場合)には、変動時間判定用乱数に対応する変動時間変動表示させた後、はずれ結果を表示させる。 さらに、抽選結果と変動表示時間(当たり判定用乱数と変動時間判定用乱数)を示す主コマンド信号を副制御回路21に出力する。すなわち、図柄変動表示状態に対応する主コマンド信号を出力する。
また、当たり判定用乱数が当たり値と一致した場合(抽選結果が当たりである場合)には、変動表示時間経過後、大入賞口開閉部材を開制御する制御信号を大入賞口開閉部材駆動回路(図示省略)に出力し、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させる。
さらに、大当たり遊技状態の開始を示す主コマンド信号を副制御回路21に出力する。
すなわち、大当たり遊技状態に対応する主コマンド信号を出力する。
これら以外にも、主制御回路は遊技状態に応じて種々の制御信号や主コマンド信号を出力する。
副制御基板20には、副制御回路21、ROM22、RAM23、ボリューム(可変抵抗器)24、音源IC(音駆動回路)25、ROM26、アンプ27、ランプ駆動回路28等が配設されている。
本実施の形態では、ボリューム(可変抵抗器)24として、電源[+5V]とアース間に接続された固定抵抗と、操作部(回動部)の回動によって回動され、固定抵抗との接触位置が連続して変更される可動接点を有する回動式可変抵抗器を用いている。可動接点には、操作の操作位置(回動位置)により決定される抵抗値に対応して連続して変化する電圧値(レベル)を有する出力電圧が出力される。
ROM22には、副制御回路21の制御プログラム、抽選用の乱数を発生させる乱数発生プログラム(当たり図柄判定用乱数発生プログラム、当たり図柄変動パターン判定用乱数発生プログラム、はずれ図柄判定用乱数発生プログラム、はずれ図柄変動パターン判定用乱数発生プログラム、音制御用プログラム、ランプ制御用プログラム等)が記憶されている。RAM23には、副制御回路21の作業情報が書き込まれる。
副制御回路21は、A/D変換手段21aと、ボリュームレベル判定手段21bと、基準値調整手段21cを有している。
A/D変換手段21aは、ボリューム信号入力端子に入力される、ボリューム24の出力電圧の電圧値(レベル)をデジタル信号に変換し、検出値として出力する。
ボリュームレベル判定手段21bは、A/D変換手段21aから出力される検出値を基準値(基準レベル)と比較し、比較結果に基づいてボリュームレベルを判定し、判定したボリュームレベルを示すボリュームレベル判定信号を出力する。
基準値調整手段21cは、基準値調整条件が成立した時(基準値調整条件が満足された時)、A/D変換手段21aから出力されている検出値に基づいて、ボリュームレベル判定手段21bで用いている基準値(基準レベル)を調整する。
ボリュームレベル判定手段21bのボリュームレベル判定方法や基準値調整手段21cの基準値調整方法については、後述する。
ボリュームレベル判定手段21bから出力されるボリュームレベル判定信号は、副制御回路21から音源IC25に出力され、音量設定信号として音量設定レジスタ25aに格納される。
ROM26には、副制御回路21から出力される音制御信号に対応する音駆動信号(例えば、音制御信号に対応する周波数を有する音駆動信号)が記憶されている。
副制御回路21は、遊技状態に応じて制御信号や副コマンド信号を出力する。例えば、主制御回路11から抽選結果と変動表示時間を示す主コマンド信号が出力されたことにより図柄変動表示状態に対応する制御信号や副コマンド信号を出力し、主制御回路11から大当たり遊技状態の開始を示す主コマンド信号が出力されたことによって大当たり遊技状態に対応する制御信号や副コマンド信号を出力し、主制御回路11から一定時間以上主コマンド信号が出力されないことによって待機状態に対応する制御信号や副コマンド信号を出力する。
副制御回路21は、主制御回路11から出力された主コマンド信号が、抽選結果が当たりであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致する場合)には、当たり図柄判定用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間(変動時間判定用乱数で示される変動表示時間)に対応する当たり図柄変動パターン用乱数を読み取る。一方、主コマンド信号が、抽選結果がはずれであることを示している場合(当たり判定用乱数が当たり値と一致しない場合)には、はずれ図柄判定用乱数を読み取るとともに、主コマンド信号で示される変動表示時間(変動時間判定用乱数で示される変動表示時間)に対応するはずれ図柄変動パターン用乱数を読み取る。
そして、表示図柄(当たり図柄あるいははずれ図柄)と変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)を示す副コマンド信号を表示制御基板50に配設されている表示制御回路に出力する。
表示制御回路は、副制御回路21から出力された副コマンド信号に対応する表示制御信号をROMから読み出し、読み出した表示制御信号により演出表示装置51を制御する。すなわち、演出表示装置51に、副コマンド信号で示される変動パターンを表示した後、副コマンド信号で示される図柄を表示する。
同時に、副制御回路21は、音源IC25やランプ駆動回路28に音制御信号やランプ制御信号を出力する。例えば、前記した、主コマンド信号に基づいて読み出した図柄変動パターン用乱数(当たり図柄変動パターン用乱数あるいははずれ図柄変動パターン用乱数)で示される図柄変動パターン(当たり図柄変動パターンあるいははずれ図柄変動パターン)に対応する音の演出や光の演出を行うための音制御信号やランプ制御信号をROM22から読み出し、読み出した音制御信号やランプ制御信号を音源IC25やランプ駆動回路28に出力する。
音源IC25は、副制御回路21から出力された音制御信号に対応する音駆動信号をROM26から読み出す。そして、読み出した音駆動信号のレベルを、音量設定レジスタ25aに格納されている音量設定信号に対応するレベルに設定し、アンプ27を介してスピーカ30に出力する(アンプ27を駆動する)。
また、ランプ駆動回路28は、副制御回路21から出力されたランプ制御信号に基づいて、ランプ駆動信号をランプ40に出力する(ランプ40を駆動する)。
副制御回路21は、主制御回路11から出力された主コマンド信号が大当たり遊技状態の開始を示している場合には、大当たり遊技状態に対応する変動パターンを示す副コマンド信号を表示制御基板50に配設されている表示制御回路に出力する。
同時に、副制御回路21は、大当たり遊技状態に対応する音の演出や光の演出を行うための音制御信号や光制御信号をROM22から読み出し、読み出した音制御信号やランプ制御信号を音源IC25やランプ駆動回路28に出力する。
また、副制御回路21は、主制御回路11から一定時間以上主コマンド信号が出力されない場合には、待機状態に対応する変動パターンを示す副コマンド信号を表示制御基板50に配設されている表示制御回路に出力する。
同時に、副制御回路21は、待機状態に対応する音の演出や光の演出を行うための音制御信号やランプ制御信号をROM22から読み出し、読み出した音制御信号やランプ制御信号を音源IC25やランプ駆動回路28に出力する。
表示制御回路は、副制御回路21から出力される副コマンド信号で示される変動パターンを演出表示装置51に表示する。また、音源IC25やランプ駆動回路28は、副制御回路21から出力される音制御信号やランプ制御信号に基づいてスピーカ30やランプ40を駆動する。
なお、副制御回路21は、適宜の時期にボリュームレベル判定手段21bによってボリュームレベルを判定し、ボリュームレベルが変更された場合には、ボリュームレベル判定信号を音源IC25に出力する。音源IC25は、副制御回路21から出力されるボリュームレベル判定信号を音量設定信号として音量設定レジスタ25aに書き込む。
また、副制御回路21は、基準値調整条件が成立した時(満足された時)に、基準値調整手段21cによって、ボリュームレベル判定手段21bで用いる基準値を調整する。
副制御回路21は、前記以外の種々の遊技状態に応じて副コマンド信号や制御信号を出力可能である。
副制御回路21から遊技状態に応じて出力する副コマンド信号や制御信号は、遊技状態に応じて適宜変更可能である。例えば、スピーカ30、ランプ40、演出表示装置51のいずれかに遊技状態に対応する演出を実行させ、他は待機状態に対応する演出を実行させるように副コマンド信号、音制御信号やランプ制御信号を出力することができる。
本実施の形態では、スピーカ30が本発明の「音発生手段」に対応し、副制御回路21が本発明の「音制御信号を出力する制御手段」に対応し、音源IC25が本発明の「音駆動手段」に対応し、ボリューム(可変抵抗器)24が本発明の「音設定信号出力手段」あるいは「回動式可変抵抗器」に対応し、ボリュームレベル判定手段21bが本発明の「音量レベル判定手段」に対応し、基準値調整手段21cが本発明の「基準値調整手段」に対応する。また、本実施の形態では、副制御回路21が、本発明の「制御手段」、「A/D変換手段」、「音量レベル判定手段」及び「基準値調整手段」の処理を実行している。
次に、ボリューム(可変抵抗器)24の構成を、図2及び図3を用いて説明する。
ボリューム24は、固定部111と回動部121を有している。
固定部111には、所定の電気抵抗率を有する材料により形成された抵抗体(固定抵抗)24aが設けられている。抵抗体24aは、両端が電源端子(本実施の形態では、+5Vの電源端子)とアース端子に接続されている。
また、固定部111には、回動部121に設けられている摺動部材121bが摺動可能な摺動面112が設けられている。摺動面112の任意の位置(本実施の形態では、突部121aの摺動範囲内のほぼ中間の位置)が段差状に形成されている。すなわち、回動部121の回動範囲内の報知位置に溝部112bが形成されている。この溝部112aの形状(深さや段差部の傾き)は、後述する、摺動部材121bが溝部112aに挿入された時の操作部のトルクの変化量や操作部の操作性等に基づいて適宜設定される。
また、固定部111には、回動部121の回動範囲を規定するためのストッパ113が設けられている。回動部121の回動がストッパ113によって規制される一方側の位置が本発明の「第1位置」に対応し、他方側の位置が本発明の「第2位置」に対応する。
回動部121は、操作者による操作部(図示省略)の回動操作に連動して回動可能に構成されている。回動部121は、円形形状に形成されている。また、回動部121の外周部には、外周方向に突出する支持部121aが形成されている。そして、支持部121aには、摺動面112上を摺動可能な摺動部材121bが設けられている。
回動部121には、円弧状のスリット122が形成されており、支持部121aに設けられている摺動部材121bを摺動面112に当接する方向に押圧する押圧力が摺動部材121bに作用するように構成されている。
また、回動部121には、固定部111に設けられている抵抗体24aに対応する接触位置が、回動部121の操作に連動して移動する可動接点24bが設けられている。この可動接点24bは、ボリューム24の出力端子を構成する。勿論、可動接点24bに接続された出力端子を別に設けてもよい。
以上の構成により、回動部121(したがって、回動部121を回動させる操作部)は、保持部121aがストッパ113の一方側の端部に当接する第1位置と、保持部121aがストッパ113の他方側の端部に当接する第2位置の間で連続して回動可能である。すなわち、回動部121(操作部)は、第1位置と第2位置の間の任意の位置に操作可能である。ここで、回動部121が第1位置あるいは第2位置に操作されると、保持部121aがストッパ113に当接するため、操作者は、回動部121が第1位置あるいは第2位置に操作されたことを回動部のトルク(したがって、回動部を操作する操作部のトルク)の変化によって感知(認識)することができる。
また、回動部121が第1位置と第2位置の間を回動することによって、保持部121aに設けられている摺動部材121bが摺動面112に沿って摺動するとともに、抵抗体24aに対する可動接点24bの接触位置が移動する。これにより、可動接点24bから出力される出力電圧の電圧値が連続して変化する。例えば、可動接点24bと抵抗体24aとの接触位置に応じて、可動接点24bと+5V電源端子の間の抵抗値が連続的に変化し、可動接点24bの出力電圧の電圧値は、可動接点24bと+5V電源端子の間の抵抗値に応じて連続して変化する。
また、回動部121(したがって、回動部121を回動させる操作部)が第1位置と第2位置の間に設けられている溝部112aに対応する位置に操作されると、摺動部材121bが溝部112a内に挿入し、回動部121(したがって、回動部121を回動させる操作部)のトルクが変化する。操作者は、この操作部のトルクの変化によって、可動接点121bが溝部112aが設けられている位置に操作されたこと、すなわち、回動部121(操作部)が第1位置と第2位置の間の報知位置(本実施の形態では、第1位置と第2位置の間の中間位置)に操作されたことを感知(認識)することができる。
本実施の形態では、摺動部材121bと溝部112aによって、操作部が報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化によって報知する報知機構が構成されている。
なお、支持部121aがストッパ113の端部に当接した時の操作部のトルクの変化と、摺動部材121bが溝部112aに挿入された時の操作部のトルクの変化は異なるため、操作者は、操作部が第1位置、第2位置及び報知位置に操作されたことを容易に区別することができる。
以上により、操作者は、周囲が暗くても操作部が第1位置、第2位置、報知位置に操作されたことを容易に認識することができる。
本実施の形態では、ボリューム24の可動接点24bの出力電圧が本発明の「音設定信号」に対応し、可動接点24bの出力電圧の電圧値が本発明の「操作部の操作位置に応じて連続して変化するレベル」に対応する。
また、摺動部材121bと溝部112aによって本発明の「報知手段」が構成され、溝部112aが設けられている位置が本発明の「報知位置」に対応する。
なお、操作部が所定の操作位置に操作されたことを操作部のトルクの変化によって操作者に感知(認識)させる機構は、一般的に、クリック機構(節度機構)と呼ばれている。クリック機構としては、種々の構成のものが知られている。したがって、本実施の形態で用いる報知手段としては、図2及び図3に示した構成を有する報知手段に限定されず、種々の構成の報知手段を用いることができる。
次に、本実施の形態のボリュームレベル判定手段21bによるボリュームレベル判定動作について説明する。
本実施の形態では、ボリューム24として回動式可変抵抗器を用いている。また、ボリューム24により、スピーカ30から発生する音の音量を、最低音量(音量「0」ではない)を示すボリュームレベル[1]〜最高音量を示すボリュームレベル[5]の5段階で設定可能に構成されている。勿論、ボリュームレベルとしてはこれ以外の複数のレベルを設定することができる。
ボリューム24として回動式可変抵抗器を用いていることにより、スライド式可変抵抗器を用いる場合に比べて設置スペースが小さくてすみ、また、操作量の調整も容易である。さらに、ボリューム24の操作部(回動部121)が最小位置(支持部121aがストッパ113の一方側の端部に当接する「第1位置」)に操作されている時には最低音量に、最大位置(支持部121aがストッパ113の他方側の端部に当接する「第2位置」)に操作されている時には最高音量に設定されるため、ボリューム24の操作部を最小位置あるいは最大位置に操作するのみで最低音量あるいは最高音量の設定を行うことができる。
ボリュームレベル判定手段21bは、ボリューム24の出力電圧の電圧値をA/D変換手段21aでデジタル信号に変換した検出値(ボリューム24から出力される設定信号のレベル)と基準値(基準レベル)とを比較することによって、ボリューム24により設定されているボリュームレベルを判定する。
本実施の形態では、図4及び図5に示すように、ボリューム24の操作部(回動部)は最小位置R0に対応する電圧値[デジタル値0]〜最大位置R5に対応する電圧値[デジタル値255]の範囲内で回動可能であり、ボリュームレベルが増大する方向(図4では時計方向、図5では左から右の方向)に操作部を回動させるとボリュームレベルが[1]から[5]まで順次増大し、ボリュームレベルが減少する方向(図4では反時計方向、図5では右から左の方向)に回動させるとボリュームレベルが[5]から[1]まで順次減少する。
図4および図5では、検出値(ボリューム24の出力電圧の電圧値)に基づいてボリュームレベル[1]〜[5]を判定するための基準値(基準レベル)として、実線で示す基準値を用いている。なお、図4及び図5に破線で示す基準値は、後述する基準値調整後の基準値である。
ボリュームレベル[1]から[2]あるいはボリュームレベル[2]から[1]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[1]に対応するボリュームレベル増加判定用基準値あるいはボリュームレベル[1]より1段階増加側のボリュームレベル[2]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値)として基準値R1[デジタル値51](電圧値1V)を用いている。同様に、ボリュームレベル[2]から[3]あるいはボリュームレベル[3]から[2]への切り替わりを判定する基準値として基準値R2[デジタル値102](電圧値2V)、ボリュームレベル[3]から[4]あるいはボリュームレベル[4]から[3]への切り替わりを判定する基準値として基準値R3[デジタル値153](電圧値3V)、ボリュームレベル[4]から[5]あるいはボリュームレベル[5]から[4]への切り替わりを判定する基準値として基準値R4[デジタル値204](電圧値4V)を用いている。
以上のように、本実施の形態では、ボリューム24の出力電圧の電圧値を各ボリュームレベルに対応するボリュームレベル増加判定用基準値あるいはボリュームレベル減少判定用基準値(隣接するボリュームレベルでは、音量が低い側のボリュームレベルに対応するボリュームレベル増加判定用基準値と、音量が高い側のボリュームレベルに対応するボリュームレベル減少判定用基準値は等しい)を比較し、比較結果に基づいてボリュームレベルを判定している。
なお、本実施の形態では、基準値R1〜R4が各ボリュームレベルに対応する基準値に対応する。
本実施の形態では、前述したように、操作部(回動部121)が最小位置(第1位置)と最大位置(第2位置)の間の報知位置に操作されたことを操作者が感知(認識)できるようにするために、操作部が報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化によって報知する報知機構を設けている。
また、本実施の形態では、ボリューム24の出力電圧の電圧値と基準値(各ボリュームレベルに対応するボリュームレベル増加判定用基準値あるいはボリュームレベル減少判定用基準値)との比較結果に基づいてボリュームレベルを判定している。
ここで、ボリューム24の出力電圧の電圧値、特に、操作部(回動部121)が報知位置に操作された時のボリューム24の出力電圧の電圧値が基準値の近傍の値である時に、温度や振動等による変動成分が含まれると、比較結果に基づいて判定されるボリュームレベルが異なる可能性がある。このような場合には、操作者は、報知位置とボリュームレベルとの対応関係を正確に把握することができなくなる。
このため、操作部(回動部121)が報知位置に操作された時のボリューム34の出力電圧の電圧値が、隣接する基準値の間の値になるように、報知位置(溝部112aの設置位置)を設定するのが好ましい。
また、ボリューム24の出力電圧の電圧値が変動することによるボリュームレベルの誤判定を確実に防止するには、操作部が報知位置に操作された時のボリュームの出力電圧の電圧値が、隣接する基準値の中間の値となるように報知位置を設定するのが好ましい。隣接する基準値の中間の値は、厳密に中間の値である必要はなく、隣接する基準値の中間の値の近傍の値であってもよい。
さらに、操作部が報知位置に操作された時のボリューム24の出力電圧の電圧値が、第1位置に対応するボリュームレベルと第2位置に対応するボリュームレベルを含む複数のボリュームレベルの中の、中間のボリュームレベルに対応する基準値の中間の値(ボリュームレベルに対応するボリュームレベル増加判定用基準値とボリュームレベル減少判定用基準値の中間の値)となるように報知位置を設定するのが好ましい。
本実施の形態では、報知位置を、ボリューム24の出力電圧の電圧値が、ボリュームレベル[1]〜[5]の中間のボリュームレベル[3]に対応する基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値R2とボリュームレベル増加判定用基準値R3)の中間の値C(デジタル値127)となる位置に設定している。
この場合、操作者は、最小位置(第1位置)、最大位置(第2位置)、最小位置に対応するボリュームレベル[1]と最大位置に対応するボリュームレベル[5]の間の中間のボリュームレベル[3]に対応する操作範囲の中間位置Cを感覚で認識することができるため、操作部を、最小位置に対応するボリュームレベル[1]と中間のボリュームレベル[3]の間あるいは中間のボリュームレベル[3]と最大位置に対応するボリュームレベル[5]の間の所望のボリュームレベル(例えば、ボリュームレベル[2]あるいはボリュームレベル[4])に対応する操作位置に容易に操作することができる。
ところで、操作部が最小位置(第1位置)と最大位置(第2位置)の間の報知位置に操作された時にボリューム34の出力電圧の電圧値が設定値となるように設計されている場合でも、製造誤差や取付誤差等によって、操作部が報知位置に操作された時にボリューム34の出力電圧の電圧値が設定値と異なることがある。例えば、操作部が報知位置に操作された時に、ボリューム34の出力電圧の電圧値が、ボリュームレベル[3]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値R2(デジタル値102)とボリュームレベル増加判定用基準値R3(デジタル値153)の中間値C(デジタル値127)となるように設計されているが(図4及び図5の実線参照)、製造誤差や取付誤差等によって、実際には、操作部が報知位置に操作された時に、ボリューム34の出力電圧の電圧値が、設定値C(デジタル値(127)より小さい電圧値Ca(デジタル値122)となることがある(図4及び図5の破線参照)。すなわち、本来、ボリュームレベル[3]に対応する基準値の中間の値C(デジタル値127)に対応する報知位置で報知動作が行われるべきものが、ボリュームレベル減少方向にずれ量(デジタル値5)に対応する回動量だけずれた位置で報知動作が行われることになる。
この場合、報知位置から、ボリュームレベルを増加させる時の操作部の操作量と、ボリュームレベルを減少させる時の操作部の操作量が通常時と異なるため、操作者は、操作部を所望の操作位置に操作するのが困難となる。例えば、報知機構が報知動作を行う位置(電圧値Caに対応する位置)に操作部が操作されている状態から、ボリュームレベルを減少させる場合には、操作部を、少なくとも[電圧値Ca(デジタル値122)−基準値R2(デジタル値102)=デジタル値20]に対応する操作量以上回動させる必要があり、一方、ボリュームレベルを増加させる場合には、操作部を、少なくとも[基準値R3(デジタル値153)−電圧値Ca(デジタル値122)=デジタル値31]に対応する操作量以上回動させる必要がある。
ここで、ボリュームレベルをボリュームレベル[1]に設定する場合には、ボリューム34の出力電圧の電圧値が最小位置に対応する電圧値R0(デジタル値0)〜基準値R1(デジタル値51)の範囲内となるように操作部を操作すればよく、また、ボリュームレベル[5]に設定する場合には、基準値R4(デジタル値204)〜最大位置に対応する電圧値R5(デジタル値255)の範囲内となるように操作部を操作すればよい。
しかしながら、本実施の形態では、操作部を最小位置あるいは最大位置に操作した場合には、支持部121aがストッパ113の端部に当接する。
このため、操作者は、ボリュームレベルをボリュームレベル[1]あるいはボリュームレベル[5]に設定する場合には、支持部121aがストッパ113の端部に当接する最小位置あるいは最大位置に操作部を操作する方法を用いることが多い。
すなわち、ボリュームレベル[1]及びボリュームレベル[5]に対応するボリューム34の出力電圧の電圧値の範囲が広くなったり、狭くなっても、ボリュームレベル[1]及び[5]に設定する際の操作部の操作には殆ど影響がない。
そこで、本実施の形態では、操作部が報知位置に操作された時(報知機構が報知動作を行う報知位置)におけるボリューム34の出力電圧の電圧値が変化した(ずれた)場合でも、操作員が、操作部を容易に操作することができるようにするために基準値調整手段21cが設けられている。
本実施の形態の基準値調整手段21cは、報知機構が報知動作を行う報知位置におけるボリューム34の出力電圧の電圧値と、予め設定されている報知位置における電圧値との差(ずれ量)に応じて基準値を調整するように構成されている。
例えば、報知機構が報知動作を行う報知位置におけるボリューム34の出力電圧の電圧値がCa(デジタル値122)であったものとする。この場合、本来、ボリュームレベル[3]に対応する基準値の中間の値C(デジタル値127)に対応する報知位置で報知動作が行われるべきものが、ボリュームレベル減少方向にずれ量(デジタル値5)に対応する回動量だけずれた電圧値Ca(デジタル値122)に対応する位置で報知動作が行われることになる。
基準値調整手段21cは、報知機構が報知動作を行った時のボリューム34の出力電圧の電圧値と本来の電圧値とのずれ量(差)及びずれ方向を判別し、判別したずれ量と、ずれ方向に基づいて、ボリュームレベルを判定するための基準値R1〜R4を調整する。
この場合、報知位置の電圧値Caが本来の電圧値Cよりボリュームレベル減少方向に、ずれ量(デジタル値5)だけずれていることを判別する。そして、基準値R1(デジタル値51)、基準値R2(デジタル値102)、基準値R3(デジタル値153)、基準値R4(デジタル値204)をボリュームレベル減少方向に、ずれ量(デジタル値5)だけずらせ、基準値R1a(デジタル値46)、基準値R2a(デジタル値97)、基準値R3a(デジタル値148)、基準値R4a(デジタル値199)に調整する。
これにより、電圧値Caに対応する位置(すなわち、報知位置)からボリュームレベルを減少させる際及びボリュームレベルを増加させる際の操作部の操作量がほぼ同じとなるため、操作部を所望の操作位置に容易に操作することができる。
この場合、ボリュームレベル[1]に対応する操作範囲は0〜51から0〜46に減少し、また、ボリュームレベル[5]対応する操作範囲は204〜255から199〜255に増加するが、前述したように、ボリュームレベル[1]あるいはボリュームレベル[5]に設定する際の操作部の操作には殆ど影響がない。
報知機構が報知動作を行った時のボリューム34の出力電圧の電圧値が、予め設定されている電圧値Cからボリュームレベルの増加方向にずれた場合には、各基準値は、増加側に調整される。
なお、ずれ量は、報知機構が報知動作を行った時のボリューム34の出力電圧の電圧値と、予め設定されている電圧値Cとを比較することによって算出してもよいし、調整後の電圧値Caと比較することによって算出してもよい。調整後の電圧値を用いる場合には、例えば、報知位置レジスタに、報知位置におけるボリューム34の出力電圧の電圧値を現在値として格納し、ボリューム34の出力電圧の電圧値と報知位置レジスタに格納されている電圧値と比較することによってずれ量を算出する方法を用いるのが好ましい。
また、基準値調整回路21cによる基準値調整動作は、頻繁に行う必要がないため、基準値調整条件が成立した時(満足された時)に行うように構成するのが好ましい。
基準値調整条件としては、遊技機に電源が投入され、副制御回路21に供給される電源電圧が副制御回路21の作動電圧に達したという条件、遊技店の係員等が基準値調整用操作部(例えば、基準値調整ボタン)を操作したという条件等を用いることができる。
この場合には、基準値調整手段21cは、基準値調整条件が成立したか否かを判断し、基準値調整条件が成立したことを判断すると、前述した基準値調整処理を実行する。
ここで、操作部が、報知機構が報知動作を実行する報知位置以外の位置に操作されている状態(例えば、操作部がボリュームレベル[2]に対応する操作位置に操作されている状態)で基準位置の調整を行うと、ボリュームレベル判定手段21bが異常判定を行う可能性がある
このため、本実施の形態では、基準値調整手段21cは、ボリューム34の出力電圧の電圧値と、予め定められている報知位置における電圧値Cとの差(ずれ量)が、製造誤差や取付誤差等による差(ずれ量)に対応する設定範囲内であるか否かを判断し、差(ずれ量)が設定範囲内である場合にのみ基準値の調整を実行するように構成されている。
例えば、報知機構が報知動作を行った時のボリューム34の出力電圧の電圧値Ca(デジタル値122)と予め定められている電圧値C(デジタル値127)とのずれ量(122−127=−5)が設定範囲内(下限値≦ずれ量≦上限値)であるか否かを判断する。
本実施の形態の基準値調整動作及びボリュームレベル判定動作を、図6に示すフローチャート図により説明する。
図6に示す処理は、適宜の時期に開始される。
ステップS1では、基準値調整条件が成立しているか否か(基準値調整条件が満足されているか否か)を判断する。基準値調整条件が成立している場合にはステップS2に進み、基準値調整条件が成立していない場合にはステップS5に進む。基準値調整条件としては、例えば、電源スイッチが投入され、副制御回路21に供給される電源電圧が副制御回路21の作動電圧に達したこと、あるいは、係員等が基準値調整操作部を操作したこと等の条件が用いられる。
ステップS2では、検出値を取得してステップS3に進む。すなわち、A/D変換手段21aによりデジタル信号に変換された、ボリューム24の出力電圧の電圧値を取り込む。
ステップS3では、ステップS2で取得した検出値が、設定範囲内であるか否か、すなわち、下限値以上且つ上限値以下であるか否かを判断する。検出値が設定範囲内である場合にはステップS4に進み、設定範囲内でない場合にはステップS6に進む。このステップS3は、操作部が、報知機構が報知動作を行う報知位置に操作されているか否かを判断する処理を実行する。下限値及び上限値は、製造誤差や取付誤差等に応じて設定される。
ステップS4では、基準値を調整してステップS6に進む。基準値を調整する方法としては、前述した方法を用いることができる。すなわち、ステップS2で取得した検出値(図4の電圧値Ca)と、予め定められている報知位置における電圧値(図4の電圧値C)との差(ずれ量)を算出する。そして、基準値(図4の基準値R1〜R4)を、算出したずれ量だけ調整する。
ステップS5では、検出値を取得してステップS6に進む。
以上の、ステップS1〜S4の処理は、基準値調整手段21cにより実行される。
ステップS6では、ステップS2あるいはステップS5で取得した検出値が、現在のボリュームレベルの増加用基準値以上であるか否かを判断する。例えば、現在のボリュームレベルが[2]である場合には、ボリュームレベル[2]に対応する増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)R2(基準値が調整された場合には、調整後の増加用基準値R2a)以上であるか否かを判断する。検出値が現在のボリュームレベルの増加用基準値以上である場合にはステップS7に進み、増加用基準値以上でない場合にはステップS8に進む。
ステップS7では、現在のボリュームレベルに[1]を加算したボリュームレベルを現在のボリュームレベルとしてボリュームレベルレジスタに書き込んだ後(ボリュームレベルを増加させた後)リターンする。
ステップS8では、検出値が現在のボリュームレベルの減少用基準値未満であるか否かを判断する。例えば、現在のボリュームレベルが[2]である場合には、ボリュームレベル[2]に対応する減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)R1(基準値が調整された場合には、調整後の減少用基準値R1a)未満であるか否かを判断する。検出値が現在のボリュームレベルの減少用基準値未満である場合にはステップS9に進み、減少用基準値未満でない場合にはリターンする。
ステップS9では、現在のボリュームレベルに[1]を減算したボリュームレベルを現在のボリュームレベルとしてボリュームレベルレジスタに書き込んだ後(ボリュームレベルを減少させた後)リターンする。
副制御回路21は、ボリュームレベル判定手段21bで判定した現在のボリュームレベル(音量設定信号)を、音源IC25に出力する。この場合、ボリュームレベルが変更された時(ボリュームレベルレジスタに新しいボリュームレベルが書き込まれた時)に、副制御回路21から音源ICに現在のボリュームレベル(音量設定信号)を出力する方法を用いるのが好ましい。音源IC25は、入力されたボリュームレベル(音量設定信号)を音量設定レジスタ25aに書き込む。
以上のステップS5〜S9の処理は、ボリュームレベル判定手段21bにより実行される。
なお、図6に示す処理において、「以上であるか否か」を判断する際や、「未満であるか否か」を判断する際には、等しいか否かの判断を含めてもよいし、含めなくてもよい。
以上のように、本実施の形態では、音設定信号を出力する音設定信号出力手段として回動式可変抵抗器を用いているため、設置スペースが小さくてすみ、操作量の調整も容易である。
また、本実施の形態では、音設定信号出力手段の操作部(回動部)は最小位置(第1位置)と最大位置(第2位置)の間で回動可能に構成されているとともに、操作部が最小位置にある時には最低音量、最大位置にある時には最大音量に設定されるため、操作部を最小位置あるいは最大位置に回動させるのみで最低音量あるいは最大音量の設定を行うことができ、操作が簡単である。
また、音設定信号出力手段の操作部が最小位置と最大位置の間の報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化(節度感あるいはクリック感)により報知する報知手段を設けている。これにより、操作者は、音設定信号出力手段の操作部が最小位置、最大位置及び報知位置に操作されたことを感覚で感知(認識)することができるため、操作部を、最小位置に対応するボリュームレベルと報知位置に対応するボリュームレベルの間あるいは報知位置に対応するボリュームレベルと最大位置に対応するボリュームレベルの間のボリュームレベルに対応する操作位置に容易に操作することができる。特に、本実施の形態では、音設定信号出力手段の出力電圧の電圧値(音設定信号のレベル)が、最小位置に対応するボリュームレベルと最大位置に対応するボリュームレベルを含む複数のボリュームレベルの中の中間のボリュームレベルに対応する基準値の中間の値となるように報知位置が設定されているため、操作部の操作がより容易であるとともに、温度や振動等によって音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルが変動しても、操作部が報知位置に操作された時のボリュームレベル判定結果が変化することがない。
また、音設定信号出力手段の出力電圧の電圧値に基づいて基準値を調整する基準値調整手段を有しているため、製造誤差や取付誤差等によって報知機構が報知動作を行った時における設定信号のレベルが変化しても、操作部を所望の操作位置に容易に操作することができる。
さらに、基準値調整手段は、基準値調整条件が成立し、音設定信号出力手段の出力電圧の電圧値が設定範囲内である場合に基準値の調整を行うため、基準値の誤調整を防止することができる。
第1の実施の形態では、各ボリュームレベルに対応する基準値を同じ値に設定している。例えば、任意のボリュームレベルの減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)と、任意のボリュームレベルより1段階減少側のボリュームレベルの増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)を同じ値に設定している。
ここで、ボリューム24の出力電圧の電圧値に温度や振動等による変動成分が含まれると、ボリュームレベル判定手段21bが誤判定する虞がある。特に、ボリューム24の出力電圧の電圧値が基準値の近傍の値である時(操作部がボリュームレベルの境界付近の位置の近傍にある時)に温度や振動等による変動成分が含まれると、ボリューム24の出力電圧の電圧値が不安定になり、ボリューム24の出力電圧の電圧値と基準値との比較結果に基づいて判定されるボリュームレベル、すなわち、スピーカ30から発生する音の音量が頻繁に切り替わり、音による演出効果が低下する。
以下に、温度や振動等による変動成分によって頻繁な音量の切り替わりを防止することができる第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、ボリュームレベルの判定に用いる基準値にヒステリシスを持たせている。
第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態と同様の構成を有している。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と、ボリュームレベル判定手段21bでのボリュームレベル判定動作が異なるだけである。
基準値にヒステリシスを持たせた場合の、ボリューム24の操作部(回動部)の回動位置とボリュームレベルとの関係を図7及び図8に示す。
図7及び図8に示すボリューム24は、第1の実施の形態と同様に、操作部は最小位置(デジタル値0に対応する位置)〜最大位置(デジタル値255に対応する位置)の範囲内で回動可能であり、操作部の操作位置に応じて電圧値が連続して変化する出力電圧を出力する。また、ボリュームレベルが増大する方向(図7では時計方向、図8では左から右の方向)に操作部を回動させるとボリュームレベルが[1]から[5]まで順次増大し、ボリュームレベルが減少する方向(図7では反時計方向、図8では右から左の方向)に回動させるとボリュームレベル[5]から[1]まで順次減少する。
本実施の形態では、ボリュームレベルを判定するための基準値として、ボリュームレベルが増大する方向に操作部が操作される時とボリュームレベルが減少する方向に操作部が操作される時で異なる基準値を用いている。
図7および図8では、検出値(ボリューム24の出力電圧の電圧値)に基づいてボリュームレベル[1]〜[5]を判定するための基準値(基準レベル)として、実線で示す基準値を用いている。なお、図7及び図8に破線で示す基準値は、後述する基準値調整後の基準値である。
ボリュームレベルが増加する方向に操作部を回動させる時の基準値としては、以下の基準値を用いている。
ボリュームレベル[1]から[2]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[1]に対応するボリュームレベル増加判定用基準値)として基準値U2(デジタル値56)(電圧値1.1V)、ボリュームレベル[2]から[3]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[2]に対応するボリュームレベル増加判定用基準値)として基準値U3(デジタル値107)(電圧値2.1V)、ボリュームレベル[3]から[4]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[3]に対応するボリュームレベル増加判定用基準値)として基準値U4(デジタル値158)(電圧値3.1V)、ボリュームレベル[4]から[5]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[4]に対応するボリュームレベル増加判定用基準値)として基準値U5(デジタル値209)(電圧値4.1V)を用いている。
一方、ボリュームレベルが減少する方向に操作部を回動させる時の基準値としては、以下の基準値を用いている。
ボリュームレベル[5]から[4]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[5]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値)として基準値D4(デジタル値199)(電圧値3.9V)、ボリュームレベル[4]から[3]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[4]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値)として基準値D3(デジタル値148)(電圧値2.9V)、ボリュームレベル[3]から[2]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[3]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値)として基準値D2(デジタル値102)(電圧値2V)、ボリュームレベル[2]から[1]への切り替わりを判定する基準値(ボリュームレベル[2]に対応するボリュームレベル減少判定用基準値)として基準値D1(デジタル値46)(電圧値0.9V)を用いている。
以上のように、本実施の形態では、ボリュームレベルが増加する時の増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)を、ボリュームレベルが減少する時の減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)より大きく設定している。例えば、ボリュームレベル[2]の増加用基準値U3を、ボリュームレベル[2]より1段階上のボリュームレベル[3]の減少用基準値D2より大きく設定している。これにより、ボリューム24の操作部の回動によってボリュームレベルが切り替わった後、温度や振動等による変動成分によってボリュームレベルが逆方向に切り替わり、音量が頻繁に変動するのを防止することができる。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、ボリューム34の操作部(回動部)が、最小位置と最大位置の間の報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化(節度あるいはクリック)によって報知する報知機構が設けられている。
報知位置は、操作部(回動部121)が報知位置に操作された時におけるボリューム34の出力電圧の電圧値が、最小位置に対応するボリュームレベル[1]と、最大位置に対応するボリュームレベル[5]を含む複数のボリュームレベル[1]〜[5]の中間のボリュームレベル[3]に対応する基準値の中間値となる位置に設定されている。
本実施の形態では、ボリュームレベルが増加する時と減少する時で異なる基準値を用いているため、報知位置は、ボリュームレベルが増加する時の、中間ボリュームレベル[3]より1段階減少側のボリュームレベル[2]に対応する増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)U3(デジタル値107)と中間ボリュームレベル[3]に対応する増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)U4(デジタル値158)の中間の値であって、ボリュームレベルが減少する時の、ボリュームレベル[3]より1段階増加側のボリュームレベル[4]に対応する減少用準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)D3(デジタル値148)とボリュームレベル[3]に対応する減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)D2(デジタル値97)の中間の値に設定されている。すなわち、ボリュームレベル[3]の増加用基準値U4とボリュームレベル[3]の減少用基準値D2の中間の値C(デジタル値127)となる位置に設定されている。
この場合、電圧値Cに対応する位置から1段階増加側のボリュームレベル[4]を設定する場合の操作部の操作量(31=158−127)と、電圧値Cに対応する位置から1段階減少側のボリュームレベル[2]に設定する場合の操作部の操作量(30=127−97)がほぼ等しいため、操作部を、最小位置に対応するボリュームレベル[1]と報知位置に対応するボリュームレベル[3]の間あるいは報知位置に対応するボリュームレベル[3]と最大位置に対応するボリュームレベル[5]の間のボリュームレベルに対応する操作位置に容易に操作することができる。
さらに、本実施の形態においても、基準値調整手段21cにより、製造誤差や取付誤差等によって報知機構が報知動作を行った時におけるボリューム34の出力電圧の電圧値と、予め設定されている報知位置に対応する電圧値との差(ずれ量)に応じて基準値を調整している。
例えば、報知機構が報知動作を行った位置におけるボリューム34の出力電圧の電圧値がCa(デジタル値122)であったものする。
この場合、電圧値Ca(デジタル値122)と、予め設定されている報知位置に対応する電圧値C(デジタル値127)から、報知機構の報知動作を行う位置が、ボリュームレベルの減少方向に(デジタル値5)に対応する回動量だけずれていることを判別する。したがって、各ボリュームレベルに対応する基準値U2〜U5及びD4〜D1を、ボリュームレベルの減少方向に、判別したずれ量だけ調整する。すなわち、基準値U2〜U5及びD4〜D1を、基準値U2a〜U5a及びD4a〜D1aに調整する。
基準値調整回路21cが、基準値調整条件が成立し、また、ボリューム34の出力電圧の電圧値が設定範囲である場合に基準値の調整を実行するように構成されていることは第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態の基準値調整動作及びボリュームレベルの判定動作を、図9に示すフローチャート図により説明する。
ステップT1では、基準値調整条件が成立しているか否か(基準値調整条件が満足されているか否か)を判断する。基準値調整条件が成立している場合にはステップT2に進み、基準値調整条件が成立していない場合にはステップT5に進む。基準値調整条件としては、第1の実施の形態と同様の条件を用いることができる。
ステップT2では、検出値を取得してステップT3に進む。
ステップT3では、ステップT2で取得した検出値が、設定範囲内であるか否か、すなわち、下限値以上且つ上限値以下であるか否かを判断する。検出値が設定範囲内である場合にはステップT4に進み、設定範囲内でない場合にはステップT6に進む。
ステップT4では、前述した方法を用いて基準値を調整し、ステップS6に進む。
ステップT5では、検出値を取得してステップT6に進む。
以上の、ステップT1〜T4の処理は、基準値調整手段21cにより実行される。
ステップT6では、ステップT2あるいはステップT5で取得した検出値が現在値レジスタに書き込まれている現在値より大きいか否か、すなわち、ボリューム24の操作部がボリュームレベルを増加する方向に回動されたか否かを判断する。検出値が現在値より大きい場合にはステップT7に進み、検出値が現在値以下の場合にはステップT9に進む。
ステップT7では、検出値が現在のボリュームレベルの増加用基準値以上であるか否かを判断する。例えば、現在のボリュームレベルが[2]である場合には、ボリュームレベル[2]に対応する増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)U3(基準値が調整された場合には、調整後の増加用基準値U3a)以上であるか否かを判断する。検出値が現在のボリュームレベルの増加用基準値以上である場合にはステップT8に進み、増加用基準値以上でない場合にはステップT12に進む
ステップT8では、現在のボリュームレベルに[1]を加算したボリュームレベルを現在のボリュームレベルとしてボリュームレベルレジスタに書き込んだ後(ボリュームレベルを増加させた後)、ステップT12に進む。
ステップT9では、取得した検出値が現在値レジスタに書き込まれている現在値未満であるか否か、すなわち、ボリューム24の操作部がボリュームレベルを減少する方向に回動されたか否かを判断する。検出値が現在値未満である場合にはステップT10に進み、検出値が現在値未満でない場合にはリターンする。
ステップT10では、検出値が現在のボリュームレベルの減少用基準値以下であるか否かを判断する。例えば、現在のボリュームレベルが[2]である場合には、ボリュームレベル[2]に対応する減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)D1(基準値が調整された場合には、調整後の減少用基準値D1a)以下であるか否かを判断する。検出値が現在のボリュームレベルの減少用基準値以下である場合にはステップT11に進み、減少用基準値以下でない場合にはステップT12に進む。
ステップT11では、現在のボリュームレベルに[1]を減算したボリュームレベルを現在のボリュームレベルとしてボリュームレベルレジスタに書き込んだ後(ボリュームレベルを減少させた後)、ステップT12に進む。
ステップT12では、ステップT2あるいはT5で取得した検出値を現在値として現在値レジスタに書き込んだ後、リターンする。
以上のステップT5〜T12の処理は、ボリュームレベル判定手段21bにより実行される。
なお、図9に示す処理において、「以上であるか否か」や「以下であるか否か」を判断する際には、等しいか否かの判断を含めてもよいし、含めなくてもよい。
以上のように構成された本実施の形態は、第1の実施の形態と同様の効果を有している。
また、本実施の形態では、音設定信号出力手段の操作部の操作位置に応じた電圧値と基準値(基準レベル)との比較結果に基づいてボリュームレベル(音量設定信号)を判定する際、ボリュームレベルを増加させる時の基準値と、ボリュームレベルを減少させる時の基準値として異なる値を用いている。特に、任意のボリュームレベルの増加用基準値(ボリュームレベル増加判定用基準値)を、任意のボリュームレベルより1段階増加側のボリュームレベルの減少用基準値(ボリュームレベル減少判定用基準値)より大きい値に設定している。これにより、温度や振動等による変動成分によってボリュームレベル、したがって、スピーカから発生する音の音量が頻繁に切り替わるのを防止することができ、音による演出効果を高めることができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、ボリュームレベル(音量設定信号)に対応するレベルを有する音駆動信号を出力する音源ICを音駆動手段として用いたが、音駆動手段の構成はこれに限定されない。
また、第1及び第2の実施の形態では、基準値調整手段21cを設けたが、基準値調整手段21cは省略することもできる。
また、報知位置としては、第1位置と第2位置の間の任意の位置に設定することができる。例えば、ボリューム24の出力電圧の電圧値が、最大音量レベルに対応するボリュームレベルより1段下のボリュームレベルに対応する基準値の間(好ましくは中間値)となる位置を設定することができる。
また、遊技機を遊技店に配置して音量レベルを設定した後は、音量を設定し直すことはあまりない。したがって、電源遮断時に音量設定信号を保持し、電源復帰後における音量レベルの再設定処理を不要とするように構成するのが好ましい。例えば、電源遮断検出器によって遊技機の電源が遮断されたことを検出すると、音源IC(音駆動回路)25の音量レジスタ25aに書き込まれている音量設定信号あるいはボリュームレベルレジスタに書き込まれているボリュームレベル(音量設定信号)をバックアップ用の記憶手段に書き込み、電源が投入されて音源IC25あるいは副制御回路21(ボリュームレベル判定手段21c)の初期化処理時に、バックアップ用の記憶手段に書き込まれている音量設定信号を音量設定レジスタ25aあるいはボリュームレベルレジスタに書き込むように構成する。
また、設定信号出力手段として回動式可変抵抗器を用いたが、スライド式可変抵抗器等を用いることもできる。
また、ボリュームレベル(音設定信号)の段数や、可変抵抗器の操作部の操作可能範囲とボリュームレベルとの対応関係は適宜設定可能である。例えば、可変抵抗器の操作部の操作可能範囲を各ボリュームレベルに対して均一(等間隔)に割り当ててもよいし、不均一に割り当ててもよい。例えば、使用頻度が高いボリュームレベルの割り当て範囲を他のボリュームレベルの割り当て範囲より広く設定する。
また、操作部の操作に応じてレベルが変化する設定信号を出力する設定信号出力手段を用いたが、レベル以外の量が変化する設定信号を出力する設定信号出力手段を用いることもできる。この場合には、ボリュームレベルを判定するための基準値も、設定信号に対応するものが用いられる。
また、操作部が報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化(節度あるいはクリック)によって報知する報知手段を用いたが、報知手段としては種々の構成の報知手段を用いることができる。例えば、操作部が報知位置に操作されたことを検出する検出手段と、検出手段の検出信号により音あるいは光を発生する音発生手段あるいは光発生手段により構成される報知手段を用いることができる。
また、音発生手段から発生する音の音量を調整する場合について説明したが、本発明に記載の技術は、光量等の種々の量を調整するために用いることができる。
また、パチンコ機について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の遊技機として構成することができる。
本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1)音発生手段と、遊技状態に応じた音制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段から出力される音制御信号に基づいて、前記音発生手段を駆動するための音駆動信号を出力する音駆動手段を備える遊技機であって、第1位置と第2位置の間の任意の位置に操作可能な操作部を有し、前記操作部の操作位置に応じて連続して変化するレベルを有する音設定信号を出力する音設定信号出力手段と、前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと複数の基準値を比較し、比較結果に応じて、最小音量レベルと最大音量レベルを含む複数の音量レベルのいずれかを示す音量レベル設定信号を出力する音量レベル判定手段と、前記音設定信号出力手段の操作部が、前記第1位置と前記第2位置の間の報知位置に操作されたことを操作部のトルクの変化によって報知する報知手段を備え、前記音駆動手段は、前記音発生手段から最小音量の音を発生させるレベルと最大音量の音を発生させるレベルを含む複数のレベルの中の、前記音量レベル判定手段から出力される音量レベル設定信号に対応するレベルを有する音駆動信号を出力し、前記報知位置は、前記音設定信号出力手段の操作部が当該報知位置に操作された時に前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルが、隣接する基準値の間の値となるように設定されている、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様1の遊技機は、音発生手段と、遊技状態に応じた音制御信号を出力する制御手段と、音制御信号に基づいて音駆動信号を出力する音駆動手段と、音設定信号を出力する音設定信号出力手段と、音量レベル判定手段と、報知手段を備えている。
音設定信号出力手段は、第1位置と第2位置の間の任意の位置に操作可能な操作部の操作位置に応じて連続して変化するレベルを有する音設定信号を出力し、音量レベル判定手段は、最小音量レベルと最大音量レベルを含む複数の音量レベルの中の、音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと基準値との比較結果に対応した音量レベルを示す音量設定信号を出力し、音駆動手段は、最小音量の音を発生させるレベルと最大音量を発生させるレベルを含む複数のレベルの中の、音量設定信号出力手段から出力される音量設定信号に対応するレベルの音駆動信号を出力する。
そして、報知手段は、音設定信号出力手段の操作部が、第1位置と第2位置の間であって、音設定信号出力手段から出力される音設定信号が、隣接する基準値の間の値となる位置に設定されている報知位置に操作されたことを報知する。
遊技状態(例えば、待機状態、抽選結果変動表示状態、当たり抽選結果表示状態、大当たり遊技状態)に応じた制御信号を出力する制御手段としては、例えば、遊技状態を示す入力信号に基づいて主制御手段から出力される主コマンド信号を入力する副制御回路(副制御手段)あるいは音制御回路(音制御手段)が用いられる。
音設定信号出力手段としては、操作部の操作位置に応じて連続して変化する量を有する音設定信号を出力するものであればよい。典型的には、操作部の操作位置に応じて抵抗値が連続的に変化する可変抵抗器を有し、可変抵抗器の抵抗値に応じて連続して変化する電圧値を有する電圧を出力する音設定信号出力手段が用いられる。
報知手段の報知態様としては、周囲が暗くても、操作部が第1位置と第2位置の間の報知位置に操作されたことを認識可能な報知態様、例えば、光、音、操作部のトルクの変化等によって報知する報知態様を用いるのが好ましい。操作部のトルクの変化によって報知する報知手段としては、操作部に節度(クリック)を付与する節度手段(クリック手段)を用いることができる。
「隣接する基準値の間の値」は、製造誤差や取付誤差等によって、同じ操作位置における音設定信号のレベルが変化しても、音設定信号のレベルと基準値との比較結果に基づいて判定される音駆動信号のレベルが変化しない範囲の値を意味する。
態様1の遊技機を用いれば、請求項1の遊技機と同様に、操作部の操作が容易である。
また、操作部を所望の操作位置に容易に、短時間で操作することができる。
また、基準値を変更するのみで、音量レベルの段数の設定、さらには、音量レベルに対応する操作部の操作範囲の設定を容易に行うことができる。
また、「(態様2)態様1の遊技機であって、前記報知位置は、前記音設定信号出力手段の操作部が当該報知位置に操作された時に前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルが、前記隣接する基準値の間の中間値となるように設定されている、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様2の遊技機では、報知位置を、隣接する基準値の間の中間値となるように設定している。
態様2の遊技機を用いれば、温度や振動等による振動成分、あるいは、製造誤差等によって、報知位置に対応する音量レベルが変化するのを防止することができる。これにより、操作員は、報知位置に対応する音量レベルを正確に判別することができる。
また、「(態様3)態様1または2の遊技機であって、前記隣接する基準値は、前記複数の音量レベルの中の中間の音量レベルに対応する基準値である、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様3の遊技機では、隣接する基準値として、複数の音量レベルの中の中間の音量レベルに対応する基準値を用いている。
態様3の遊技機を用いれば、報知位置と複数の音量レベルの中の中間の音量レベルとの対応関係を判別することができるため、操作部を所望の操作位置に、より容易に、短時間で操作することができる。
また、「(態様4)態様1〜3のいずれかの遊技機であって、前記音設定信号出力手段は、前記操作部の操作位置に応じて最小抵抗値と最大抵抗値の間で抵抗値が連続して変化する可変抵抗器を有し、前記可変抵抗器の抵抗値に応じて連続して変化するレベルを有する音設定信号を出力する、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様4の遊技機では、音設定信号出力手段は、操作部の操作位置に応じて最小抵抗値と最大抵抗値の間で変化する可変抵抗器を有している。
可変抵抗の最小抵抗値や音設定信号の最小レベルは「0」であってもよい。この場合には、音量レベル判定手段は、音設定信号のレベルが「0」を含む所定の範囲の時に最小音量レベルを示す音量設定信号を出力するように構成する。
態様4の遊技機を用いれば、操作部の操作位置に対応してレベルが連続して変化する音設定信号を出力する音設定信号出力手段を簡単に構成することができる。
また、「(態様5)態様4の遊技機であって、前記可変抵抗器として回動式可変抵抗器を用いている、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様5の遊技機では、回動式可変抵抗器を用いている。
態様5の遊技機を用いれば、音設定信号出力手段の設置スペースが小さくてすみ、操作量の調整も容易である。
また、「(態様6)態様1〜5のいずれかの遊技機であって、前記音量レベル設定手段は、前記設定信号のレベルが増加する時と減少する時で異なる基準値を用いる、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様6の遊技機では、音設定信号のレベルが増加する時と減少する時で異なる基準値を用いている。
「音設定信号のレベルが増加する時と減少する時で異なる基準値を用いる」という記載は、隣接する2つの音量の一方から他方への切り替えを判定する際、音量が低い方から高い方への切り替えを判定する基準値と、音量が高い方から低い方への切り替えを判定する基準値として異なる基準値を用いることを意味する。なお、音量が低い方から高い方への切り替えを判定する基準値は、音量が高い方から低い方への切り替えを判定する基準値より大きい値に設定するのが好ましい。
態様6の遊技機を用いれば、音設定信号出力手段の操作部が操作されていないにも拘わらず、温度や振動等による変動成分によって音発生手段から発生する音の音量が切り替わるのを、特に、温度や振動等による変動成分によって音発生手段から発生する音の音量が頻繁に切り替わるのを防止することができ、音による演出効果を高めることができる。
また、「(態様7)態様1〜6のいずれかの遊技機であって、基準値調整手段を備え、前記基準値調整手段は、前記音設定信号出力手段から出力されている音設定信号のレベルに基づいて基準値を調整する、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様7の遊技機では、音設定信号出力手段から出力されている音設定信号のレベルに基づいて基準値を調整する基準値調整手段を備えている。
「音設定信号のレベルに基づいて基準値を調整する」方法としては、報知手段が報知を行った時の音設定信号のレベルと、予め定められている音設定信号のレベルとのずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて基準値を調整する方法を用いることができる。
態様7の遊技機を用いれば、製造誤差や取付誤差等によって、報知手段が報知を行った時の音設定信号のレベルが予め定められているレベルと異なっている場合でも、操作部を所望の操作位置に容易に、短時間で操作することができる。
また、「(態様8)態様7の遊技機であって、前記基準値調整手段は、基準値調整条件が満足されたか否かを判別し、基準値調整条件が満足されたことを判別した場合に基準値を調整する、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様8の遊技機では、基準値調整条件が成立した場合に基準値の調整を行う。
基準値調整条件としては、電源が投入され、電源電圧が基準値調整手段が作動可能な電圧に達したという条件や、基準値調整用操作部が操作されたという条件等を用いることができる。
態様8の遊技機を用いれば、基準値の調整が必要な場合に基準値の調整を行うため、処理負担が軽減される。
また、「(態様9)態様8の遊技機であって、前記基準値調整手段は、さらに、前記音設定信号出力手段から出力されている音設定信号のレベルが設定範囲内であるか否かを判別し、音設定信号のレベルが設定範囲内であることを判別した場合に基準値を調整する、ことを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
態様9の遊技機では、音設定信号のレベルが設定範囲内である場合に基準値を調整する。
設定範囲は、製造後差や取付誤差等によるずれ量に基づいて設定される。
態様9の遊技機を用いれば、操作部が報知位置に操作されていない状態で基準値が誤調整されるのを防止することができる。
10 主制御基板
11 主制御回路
20 副制御基板
21 副制御回路
21a A/D変換手段
21b ボリュームレベル判定手段
21c 基準値調整手段
24 回動式可変抵抗器(ボリューム)
25 音源IC(音駆動回路)
25a 音量設定レジスタ
27 アンプ
28 ランプ駆動回路
30 スピーカ
40 ランプ
50 表示制御基板
111 固定部
112 抵抗体
112a 溝部
121 回動部(可動部)
121a 支持部
121b 可動接点
122 スリット

Claims (3)

  1. 遊技のための主制御を実行する主制御基板と、
    前記主制御基板からの遊技状態に対応する制御信号に基づいて遊技のための副制御を実行する副制御基板と、
    音発生手段と、
    前記副制御基板から出力された音制御信号に基づいて、前記音発生手段を駆動するための音駆動信号を出力する音駆動手段と、
    音設定信号出力手段と、
    音発生手段と、
    を備える遊技機であって、
    前記副制御基板は、
    遊技状態に応じて、前記音制御信号を前記音駆動手段に出力する制御手段と、
    基準値に基づいて、前記音発生手段で発生させる音量のレベルを判定する音量レベル判定手段と、
    前記基準値の調整手段と、を備え、
    前記音設定信号出力手段は、
    最高音量を設定する第1位置と最低音量を設定する第2位置の間の任意の位置との間で音量を操作可能な操作部を有し、
    前記操作部の操作位置に応じて連続して変化する音量のレベルを有する音設定信号を出力し、
    前記操作部が、前記第1位置に操作されたこと、前記第2位置に操作されたこと、そして、当該第1の位置と当該第2の位置との間の報知位置に操作されたことの夫々を、当該操作部の操作感覚の変化として夫々報知するように構成され、
    前記音量レベル判定手段は、前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号と前記基準値とを比較し、比較結果に応じて、複数の音量レベルの何れかの音量レベルを示す音量設定信号を出力し、前記基準値は複数の音量レベル毎に異なる値が設定されており、かつ、前記音量レベルが増大する方向に前記音設定信号出力手段が操作される際の値が、前記音量レベルが減少する方向に操作部が操作される際の値よりも大きくなるように設定され、
    前記音駆動手段は、前記音量レベル判定手段から出力される音量設定信号の前記複数の音量レベルの何れかに応じ音駆動信号を出力し、
    前記報知位置は、前記複数の音量レベルの最小の音量レベル及び最大の音量レベルの中間の音量レベルについて設定された、音量レベルを増大させる際の前記基準値と、当該音量レベルを減少させる際の前記基準値との中間値となる位置に設定され、
    前記基準値の調整手段は、前記音設定信号出力手段の操作部が前記報知位置に操作された時における前記音設定信号出力手段から出力される音設定信号のレベルと設定値とのずれ量およびずれ方向を判別し、判別したずれ量が設定範囲内である際に、当該ずれ量およびずれ方向に基づいて、前記音量レベルが増大する方向に前記音設定信号出力手段が操作される際に設定された前記基準値と前記音量レベルが減少する方向に操作部が操作される際に設定された前記基準値を調整する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記音設定信号出力手段は、前記操作部の操作位置に応じて抵抗値が連続的に変化する可変抵抗器を有し、当該操作位置に応じた電圧値を出力する請求項2に記載の遊技機。
  3. 前記可変抵抗器は、回動式可変抵抗器である
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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