JP2010216908A - 測量システム - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ基準面の経時的誤差についてリアルタイムで補正し、作業を中断させることなく常に正確なレーザ基準面の情報を提供可能とする。
【解決手段】既知点に設置され、少なくとも1つが傾斜した2以上の扇状レーザ光線3を回転照射し、レーザ基準面を形成する回転レーザ装置1と、移動可能な支持体9に設けられ、前記レーザ光線を受光すると共に受光位置での仰角を演算する受光装置4と、前記レーザ基準面内の既知の位置に設置されたモニタ受光装置11とを具備し、該モニタ受光装置は、前記レーザ光線を検知するモニタ受光センサと、前記レーザ基準面の基準値を記憶する記憶部と、前記モニタ受光センサの受光結果と前記基準値とに基づき前記レーザ基準面の経時的位置変化を演算する演算制御部と、前記経時的位置変化を補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する送信部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ光線を回転照射してレーザ基準面を形成し、該レーザ基準面に基づき位置を測定する測量システムに関するものである。
広範囲に基準面を形成するものとしてレーザ光線を回転照射する回転レーザ装置があり、又、ブルドーザ等の作業機械に受光器を設置し、受光器でレーザ基準面を検出しつつ整地等の土木工事を行う測量システムがある。
又、回転レーザ装置の1つとして、少なくとも1つが既知の角度で傾斜した複数の扇状ビームを回転照射するものがあり、斯かる回転レーザ装置では、レーザ光線を受光し、複数の扇状ビームの受光時間差に基づき、回転レーザ装置を基準とした仰角、高低位置を測定できる。
回転レーザ装置を設置し、作業機械に受光器を設置し、レーザ基準面に基づき土木工事を施工する場合、作業は朝から夕方に至る等、長時間となるのが通常であり、気温の変化も大きく、回転レーザ装置が気温変化の影響を受ける。例えば、回転機構部の回転軸が温度変化で傾斜する等してレーザ光線の照射方向に変化が生じる。或は、振動等で回転レーザ装置の設置姿勢が変化する等が考えられる。これらの変化は、形成されるレーザ基準面の経時的な位置変化として現れ、本来水平であるべきレーザ基準面が傾斜成分を有することになる。レーザ基準面が傾斜し、或は位置変化があると、該レーザ基準面を基準として施工している土木工事に誤差を生じる。
従来、レーザ基準面の経時的誤差が許容できない場合は、一日の作業時間中、所定時間間隔で点検測定を行い、測定結果を補正するか、或はその都度レーザ基準面の再設定を行い、精度の確保を行っていた。
測定結果を補正する場合、作業が繁雑であり、又レーザ基準面の再設定を行う場合は、作業員が回転レーザ装置迄戻り、再設定作業をしなければならず、やはり作業が煩雑となる。又、再設定迄に生じた誤差については補正できない。更に、再設定中は作業が中断するので、作業能率が悪くなる等の不具合を有していた。
尚、少なくとも1つが既知の角度で傾斜した複数の扇状ビームを回転照射する回転レーザ装置、該回転レーザ装置を用いた測量システムについては、特許文献1、特許文献2に示されるものがある。
特開2004−212058号公報 特開2005−274229号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、レーザ基準面の経時的誤差についてリアルタイムで補正し、作業を中断させることなく常に正確なレーザ基準面の情報を提供可能とするものである。
本発明は、既知点に設置され、少なくとも1つが傾斜した2以上の扇状レーザ光線を回転照射し、レーザ基準面を形成する回転レーザ装置と、移動可能な支持体に設けられ、前記レーザ光線を受光すると共に受光位置での仰角を演算する受光装置と、前記レーザ基準面内の既知の位置に設置されたモニタ受光装置とを具備し、該モニタ受光装置は、前記レーザ光線を検知するモニタ受光センサと、前記レーザ基準面の基準値を記憶する記憶部と、前記モニタ受光センサの受光結果と前記基準値とに基づき前記レーザ基準面の経時的位置変化を演算する演算制御部と、前記経時的位置変化を補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する送信部とを有する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記回転レーザ装置の設置位置と前記モニタ受光装置の設置位置から、前記レーザ基準面が基準状態に設定された場合の前記モニタ受光装置の受光予定位置と実際に受光した場合の受光位置から補正残を求め、該補正残と前記経時的位置変化とに基づき前記補正情報を生成する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記モニタ受光装置が複数、既知点に設けられ、各モニタ受光装置により前記レーザ基準面の前記経時的位置変化が演算され、前記補正情報は複数の経時的位置変化に基づき生成される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記補正情報は前記仰角の変化の情報であり、該補正情報に基づき前記受光装置によって得られる仰角が補正される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に少なくとも1つのモニタ受光装置が設けられた測量システムに係るものである。
又本発明は、前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に2つのモニタ受光装置が設けられ、該2つのモニタ受光装置を結ぶ線を2つのレーザ基準面の境界とし、該境界を含む所定範囲がスムージング領域として設定され、前記2つのモニタ受光装置が2つのレーザ基準面を検出した場合の検出位置にズレがある場合は、何れか一方のモニタ受光装置が、検出した位置に基づき前記スムージング領域内で前記2つのレーザ基準面を接続するスムージング面を演算し、該スムージング面のデータを補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する測量システムに係るものである。
又本発明は、一方のレーザ基準面から他方のレーザ基準面に移行する際に求められる前記スムージング面は、前記一方のレーザ基準面が前記境界を横切る位置から前記他方のレーザ基準面が前記スムージング領域の前記境界を横切る位置に掛渡るものである測量システムに係り、又一方のレーザ基準面から他方のレーザ基準面に移行する際に求められる前記スムージング面は、前記一方のレーザ基準面が前記スムージング領域の一方の境界を横切る位置から、前記他方のレーザ基準面が前記スムージング領域の他方の境界を横切る位置に掛渡る測量システムに係るものである。
又本発明は、前記受光装置又は前記支持体にGPS位置測定装置が設けられ、前記受光装置の座標位置が測定される測量システムに係り、又前記スムージング領域内に於いて、前記スムージング面とレーザ基準面との高さ方向の偏差に基づき前記受光装置の受光位置が補正される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記回転レーザ装置は、それぞれ異なる変調でレーザ光線を照射し、前記受光装置、前記モニタ受光装置は、受光したレーザ光線の識別を可能とした測量システムに係り、更に又前記モニタ受光装置は、送信する補正情報にレーザ光線の識別についての符号を付加し、前記受光装置は前記符号に基づき、補正情報がどの回転レーザ装置に関するものであるかを識別可能とした測量システムに係るものである。
本発明によれば、既知点に設置され、少なくとも1つが傾斜した2以上の扇状レーザ光線を回転照射し、レーザ基準面を形成する回転レーザ装置と、移動可能な支持体に設けられ、前記レーザ光線を受光すると共に受光位置での仰角を演算する受光装置と、前記レーザ基準面内の既知の位置に設置されたモニタ受光装置とを具備し、該モニタ受光装置は、前記レーザ光線を検知するモニタ受光センサと、前記レーザ基準面の基準値を記憶する記憶部と、前記モニタ受光センサの受光結果と前記基準値とに基づき前記レーザ基準面の経時的位置変化を演算する演算制御部と、前記経時的位置変化を補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する送信部とを有するので、経時的に発生する誤差をリアルタイムで補正でき、而も作業員が測定結果を補正する作業、又レーザ基準面の再設定を行う必要がなく、作業性が向上すると共に補正に関して作業を中断する必要がないので、作業効率が向上する。
又本発明によれば、前記回転レーザ装置の設置位置と前記モニタ受光装置の設置位置から、前記レーザ基準面が基準状態に設定された場合の前記モニタ受光装置の受光予定位置と実際に受光した場合の受光位置から補正残を求め、該補正残と前記経時的位置変化とに基づき前記補正情報を生成するので、経時的な変化の補正のみでは取りきれない回転レーザ装置自体の誤差を補正でき、測定精度、作業精度が向上する。
又本発明によれば、前記モニタ受光装置が複数、既知点に設けられ、各モニタ受光装置により前記レーザ基準面の前記経時的位置変化が演算され、前記補正情報は複数の経時的位置変化に基づき生成されるので、レーザ基準面の2次元での経時変化の補正が可能となる。
又本発明によれば、前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に少なくとも1つのモニタ受光装置が設けられたので、広範囲に亘る基準面の形成が可能となり、更に1つのモニタ受光装置により、複数の基準面の経時的変化の補正が可能となる。
又本発明によれば、前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に2つのモニタ受光装置が設けられ、該2つのモニタ受光装置を結ぶ線を2つのレーザ基準面の境界とし、該境界を含む所定範囲がスムージング領域として設定され、前記2つのモニタ受光装置が2つのレーザ基準面を検出した場合の検出位置にズレがある場合は、何れか一方のモニタ受光装置が、検出した位置に基づき前記スムージング領域内で前記2つのレーザ基準面を接続するスムージング面を演算し、該スムージング面のデータを補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信するので、複数の回転レーザ装置を用いて複数のレーザ基準面を形成して作業する場合に、複数のレーザ基準面の境界部で段差が生じた場合に、段差の解消ができ、円滑な作業が実行できる。
又本発明によれば、前記回転レーザ装置は、それぞれ異なる変調でレーザ光線を照射し、前記受光装置、前記モニタ受光装置は、受光したレーザ光線の識別を可能としたので、複数の回転レーザ装置を用いて広範囲に基準面を形成することができる。
更に又本発明によれば、前記モニタ受光装置は、送信する補正情報にレーザ光線の識別についての符号を付加し、前記受光装置は前記符号に基づき、補正情報がどの回転レーザ装置に関するものであるかを識別可能としたので、複数の補正情報を分別して認識することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例を示す概略説明図である。 扇状ビームと受光センサとの関係を示す説明図である。 扇状ビームと受光センサとの関係を示す説明図である。 (A)(B)は受光センサの受光信号を示す説明図である。 本発明の第1の実施例を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施例を示す構成ブロック図である。 レーザ基準面の経時変化を示す線図である。 本発明の第2の実施例を示す構成ブロック図である。 本発明の第3の実施例を示す概略説明図である。 本発明に於ける補正残を補正する場合の概略説明図である。 本発明の第4の実施例を示す概略説明図である。 本発明の第4の実施例に於けるスムージング処理についての説明図である。 (A)(B)(C)(D)はそれぞれ本発明の第4の実施例に於けるスムージング処理についての説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
本発明で使用される回転レーザ装置は、少なくとも1つが既知の角度で傾斜した複数の扇状ビームを回転照射するものであり、又、扇状ビームを受光する受光装置は、GPS装置を具備している。
先ず、図1〜図4に於いて、扇状ビームを回転照射する回転レーザ装置及び受光装置について概略を説明する。
回転レーザ装置1が略既知点Xに設置される。該回転レーザ装置1は、回動部2を有し、該回動部2からレーザ光線3が水平方向に照射され、更に回転され、水平なレーザ基準面が形成される。
該レーザ光線3は、複数の扇状ビーム、例えば3の扇状ビーム30a,30b,30cから構成され、該扇状ビーム30a,30b,30cは、上下方向にαの広がり角を有し、前記扇状ビーム30a,30bが垂直(扇状ビーム30aと30bとは平行)、前記扇状ビーム30cが既知の角度θで傾斜している。従って、前記レーザ光線3の光束断面は、図示される様にN字状となっている。
受光装置4は所要の支持部、図示ではロッド5により支持され、又該ロッド5にはGPS位置測定装置6が設けられている。
前記受光装置4は、点状の受光センサ7を具備し、該受光センサ7は該受光センサ7を通過する前記扇状ビーム30a,30b,30cの個々の扇状ビームを検出し、受光信号を発する様になっている。
図2、図3はレーザ光線3を回転照射した場合の前記受光センサ7と前記扇状ビーム30a,30b,30cとの位置関係を示している。又、図4は、前記受光センサ7が前記扇状ビーム30a,30b,30cを受光した場合の受光信号8a,8b,8cを示している。尚、前記レーザ光線3は上下方向の中心が水平となる様に回転照射されている。
前記受光センサ7が前記レーザ光線3の水平位置、図2、図3中でA点を通過する様、レーザ光線3が走査された場合、前記受光センサ7から発せられる受光信号の時間間隔は等間隔(t=t0 /2)となる。又、前記受光センサ7が、図2、図3中でB点を通過する様、レーザ光線3が走査された場合、前記受光センサ7から発せられる受光信号の時間間隔(t<t0 /2)は異なってくる。又、t/t0 より、光束断面状での通過位置Bが分り、更に前記レーザ光線3の照射中心(図示では前記回動部2の回転中心)を中心とした仰角γが分る。又、前記GPS位置測定装置6の位置測定結果と前記回転レーザ装置1の設置位置から前記回転レーザ装置1と前記受光センサ7間の距離Lが分り、該距離Lと前記仰角γから前記受光センサ7の高低位置が演算できる。
次に、図5、図6により、本発明の第1の実施例を説明する。
第1の実施例で用いられる、回転レーザ装置1、受光装置4は図1で説明したものと同等であり、又該受光装置4は支持体としての作業機械9(図示ではブルドーザ)に取付けられている。又該作業機械9にはGPS位置測定装置6が取付けられ、該作業機械9の位置が測定される様になっている。
第1の実施例では、レーザ光線3が回転照射される範囲内の所要の既知点に、モニタ受光装置11が立設される。
該モニタ受光装置11は、前記受光装置4と同様、点状の受光センサ(図示せず)を有し、該受光センサは、該受光センサを通過する扇状ビーム30a,30b,30c(図1参照)の個々の扇状ビームを検出し、前記受光信号を発する様になっている。
図6を参照して、前記受光装置4、前記モニタ受光装置11の概略を説明する。
前記作業機械9に設けられる前記受光装置4について説明する。
該受光装置4は、主に受光センサ7、移動局演算制御部12、移動局無線通信部13、移動局記憶部16を有し、前記移動局演算制御部12は更に移動局仰角演算部14、移動局補正情報処理部15を有している。又、前記受光装置4は前記作業機械9のブレード10の高さ制御等の制御をする制御装置29と電気的に接続されている。
前記移動局演算制御部12は、前記受光センサ7からの信号に基づき前記回転レーザ装置1に対する仰角を演算し、前記受光センサ7の高さ位置を演算する。演算結果は前記作業機械9の前記制御装置29に送信され、該制御装置29は演算結果に基づき前記ブレード10の高さを制御する。
又、前記移動局補正情報処理部15は、前記移動局無線通信部13を介して後述するモニタ受光装置11から補正情報を取得し、前記移動局演算制御部12が前記仰角を演算する際に必要な補正データを演算する。
前記モニタ受光装置11は、主にモニタ受光センサ17、モニタ演算制御部18、モニタ無線通信部19、モニタ記憶部23を有し、前記モニタ演算制御部18は更にモニタ仰角演算部21、モニタ補正情報生成部22を有している。
前記モニタ記憶部23には、前記仰角を演算する為、或は補正情報を生成する為の演算プログラム、後述する補正残を演算する補正残演算プログラム等のプログラムが格納されており、前記モニタ演算制御部18は、前記モニタ受光センサ17からの信号に基づき、前記仰角を演算し、演算結果は前記モニタ記憶部23に記憶される。又、レーザ基準面を設定した場合の仰角の初期値、或は作業中に検出した仰角、演算して得られた補正情報等が格納される。
前記モニタ補正情報生成部22は、レーザ基準面を設定した時の初期設定の仰角と、リアルタイムで得られた仰角とを比較して偏差を演算し、得られた偏差を補正情報として前記モニタ無線通信部19を介して前記移動局無線通信部13に送信する。
以下、第1の実施例の作用について説明する。
先ず、初期設定として、前記回転レーザ装置1を既知点に設置し、該回転レーザ装置1が具備する整準装置(図示せず)により、前記回転レーザ装置1を整準し、又該回転レーザ装置1から回転照射されるレーザ光線3(該レーザ光線3の光束中心)が水平なレーザ基準面RPを形成する様に前記レーザ光線3からの照射方向(上下方向)を調整する。
前記レーザ光線3が水平なレーザ基準面RPを形成する状態で、前記モニタ受光装置11により前記レーザ光線3の検出を行う。
前記モニタ受光装置11の前記レーザ光線3検出結果により、前記モニタ受光装置11での仰角を演算する。尚、前記レーザ光線3が水平基準面を形成する状態では、前記モニタ受光装置11の前記モニタ受光センサ17が前記レーザ光線3の中心を検出する様になっていることが好ましい。
水平に設定された状態での仰角γ0 が初期設定仰角として、前記モニタ記憶部23に記憶される。前記モニタ受光装置11は固定的に設置されるので、該モニタ受光装置11が検出する仰角γm が変化した場合は、前記回転レーザ装置1が形成するレーザ基準面RPに経時的な位置変化(上下方向の変位)が生じたことに他ならない。
前記モニタ補正情報生成部22は、記憶された仰角γ0 とリアルタイムで検出された仰角γm との偏差σを求め、得られた偏差σを補正情報として前記モニタ無線通信部19より前記移動局無線通信部13に送信する。
図7は、前記モニタ受光装置11が検出する偏差σの経時的変化を示している。
前記作業機械9に設けられた前記受光装置4は前記受光センサ7により得られた受光結果に基づき、仰角γdを演算する。又、前記GPS位置測定装置6により前記作業機械9、即ち前記受光装置4の座標位置が測定され、前記回転レーザ装置1の設置位置(既知点)から該回転レーザ装置1と前記作業機械9(即ち受光装置4)との距離Lが測定され、該距離Lと前記仰角γdとから前記受光装置4の高さ位置が演算される。演算された高さ位置に基づき整地面の高さが演算でき、前記作業機械9の整地作業に反映される。
整地作業は、前記レーザ光線3が形成するレーザ基準面RPを基準として実行されるが、該レーザ基準面RPに経時的位置変化があると、求めた前記仰角γdは誤差を含んでおり、整地面に誤差が生じる。
前記移動局補正情報処理部15は、前記移動局無線通信部13が受信した前記偏差σに基づき前記仰角γdを補正し、前記移動局演算制御部12は補正された仰角γdを前記制御装置29に送出し、或は補正された仰角に基づき演算した高さデータが前記制御装置29に送出され、該制御装置29は前記仰角γd、或は高さデータに基づき前記ブレード10の高さの制御を行う。
前記モニタ受光装置11は、偏差σをリアルタイムで検出し、又該偏差σを前記モニタ無線通信部19を介して前記移動局無線通信部13に送信するので、前記受光装置4が検出する前記仰角γdはリアルタイムで補正され、前記作業機械9による整地は高精度で実行される。
図8は、本発明の第2の実施例を示している。尚、基本的なシステム構成は図5に示したものと同様であり、回転レーザ装置1、受光装置4、モニタ受光装置11を備えている。
第2の実施例では、前記モニタ受光装置11で得られた補正情報が回転レーザ装置1に送信され、該回転レーザ装置1が回転照射するレーザ光線3の照射方向を補正するものである。
以下、具体的に説明する。
前記回転レーザ装置1は、照射部24、照射部駆動部25、演算制御部26、無線通信部27を有する。前記照射部24は扇状ビームを回転照射し、前記照射部駆動部25は、前記照射部24を駆動して扇状ビームを発光させ、回転させ、仰角を変更する。前記演算制御部26は補正情報処理部28を有し、該補正情報処理部28から得られる補正情報に基づき前記照射部駆動部25の制御を行う。前記無線通信部27はモニタ受光装置11のモニタ無線通信部19との間で補正情報の通信を行う。
前記モニタ受光装置11は、第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
前記受光装置4は、受光センサ7と移動局演算制御部12を有し、該移動局演算制御部12は前記モニタ記憶部23からの信号に基づき仰角γ、及び前記受光センサ7の高さ位置を演算する。
第2の実施例では、前記モニタ受光装置11で得られた補正情報が、前記回転レーザ装置1に送信され、該回転レーザ装置1は補正情報を基に前記照射部駆動部25を介して照射方向(仰角γ)を調整して、レーザ基準面RPの水平を維持する。
従って、前記受光装置4で受光するレーザ基準面RPは、常に水平に維持され、前記移動局演算制御部12で求める仰角、高さ位置は経時誤差が除去されたものとなる。
前記作業機械9はレーザ基準面RPに基づき高精度で、整地作業を行うことができる。
図9により、本発明の第3の実施例を説明する。
第3の実施例では、モニタ受光装置11を2組設置した場合を示している。
回転レーザ装置1が既知点に設置され、モニタ受光装置11a,11bが既知の位置に、又前記回転レーザ装置1に対して既知の関係で設置されると共に前記モニタ受光装置11aと前記モニタ受光装置11bとが既知の関係で設置される。
尚、第3の実施例に於ける回転レーザ装置1、受光装置4、モニタ受光装置11a,11bは、第1の実施例に於ける回転レーザ装置1、受光装置4、モニタ受光装置11とそれぞれ同等であるので、説明を省略する。
第3の実施例では、前記モニタ受光装置11a,11bそれぞれでレーザ光線3を受光して補正情報を生成し、該補正情報を受光装置4に送信する。該受光装置4では、前記レーザ光線3が形成するレーザ基準面RPについて前記回転レーザ装置1の位置データと、前記モニタ受光装置11a,11bからの2つの補正情報が得られるので、平面についての補正が可能となる。
例えば、前記回転レーザ装置1と前記モニタ受光装置11a間の距離をL1、前記回転レーザ装置1と前記モニタ受光装置11b間の距離をL2、前記モニタ受光装置11a,11b間の距離をL3とする。
前記回転レーザ装置1に経時変化が有り、回転照射する前記レーザ光線3に傾き成分が生じたとすると、前記モニタ受光装置11aは受光結果から仰角γ1(経時変化によるモニタ受光装置11a設置点での基準面の傾き)を検出し、又仰角γ1と距離L1から水平面に対してh1(=L1×tanγ1)の高さ変位を生じる。
又、前記モニタ受光装置11bについても同様に、受光結果から仰角γ2(経時変化によるモニタ受光装置11b設置点での基準面の傾き)を検出し、又仰角γ2と距離L2から水平面に対してh2(=L2×tanγ2)の高さ変位を生じる。
更に、h1≠h2であるとすると、両者の高さ変位はΔh=h1−h2となる。従って、レーザ基準面RPは前記モニタ受光装置11a,11b間でγ3(=tan-1(Δh/L3))の傾斜を有する。
即ち、レーザ基準面RPは、前記回転レーザ装置1からの前記レーザ光線3の照射点を中心に、前記回転レーザ装置1−前記モニタ受光装置11aの方向でγ1傾斜し、該モニタ受光装置11a−前記モニタ受光装置11bの方向でγ3の傾斜を有することになる。
従って、更にGPS位置測定装置6により、前記受光装置4の座標を測定することで、レーザ基準面RP内での前記回転レーザ装置1に対する位置が特定でき、更に前記受光装置4が前記レーザ光線3を受光して前記回転レーザ装置1に対する仰角γdを検出し、更に、検出した仰角γdを前記補正情報(γ1,γ3)を基に、初期設定した水平基準面RPに対する正確な高さ情報が得られる。尚、補正情報は(γ2,−γ3)としてもよい。
上記説明では、前記回転レーザ装置1、前記受光装置4、前記モニタ受光装置11をそれぞれ第1の実施例と同等の構成としたが、第2の実施例と同等とし、補正情報を回転レーザ装置1で生成し、該回転レーザ装置1が照射するレーザ光線3の照射仰角を調整する様にしてもよい。
上記第1の実施例、第2の実施例で得た補正情報に基づき補正した場合でも、補正しきれない僅かな誤差(補正残)を生じることがある。
図10に於いて、補正残を検出して、補正残を補正情報に加味することで、更に施工精度の向上を測ることについて説明する。
上記の様に、回転レーザ装置1の設置位置とモニタ受光装置11の設置位置、即ちそれぞれの3次元座標(Xa,Ya,Za)及び(Xm,Ym,Zm)は既知であるので、前記回転レーザ装置1と前記モニタ受光装置11の既知の関係を用いて補正残を求めることができる。
レーザ光線3が水平方向に照射される様に、前記回転レーザ装置1を整準する。この時に前記レーザ光線3によって形成されるレーザ基準面は基準状態であり、該レーザ基準面は水平基準面RPとなる。又水平基準面RPの高さは、前記座標(Xa,Ya,Za)より既知(Za)となっている。
又、前記モニタ受光装置11の高さは、前記座標(Xm,Ym,Zm)より既知(Zm)となっている。従って、前記モニタ受光装置11で受光する前記レーザ光線3の高さの受光予定位置(Zp)は、(Za)と(Zm)から演算により求められる。
従って、実際の受光位置(Zp′)が演算で求めた受光予定位置(Zp)と同一であれば、補正残はなく、又異なっていれば、差分(Zp−Zp′)が前記回転レーザ装置1自体が持っている誤差であり、上記した補正情報で補正しきれない補正残となる。尚、補正残は、高さ方向の偏差として処理してもよく、或は仰角の偏差として処理してもよい。
前記モニタ受光装置11は、補正残をモニタ記憶部23に記憶しておき、前記補正情報と共に、或は補正情報を更に補正残で補正したものを新たな補正情報として前記受光装置4、或は前記回転レーザ装置1に送信する。
補正情報に補正残が加味されることで、作業機械9による施工精度は更に向上する。
尚、図9に示される様に、モニタ受光装置11a,11bを2組設け、各モニタ受光装置11a,11bについてそれぞれ補正残を求めることで、面での補正残を加味した補正が可能となる。
図11〜図13に於いて、本発明の第4の実施例を説明する。
第4の実施例では、回転レーザ装置が複数、例えば2組の回転レーザ装置1a,1bが設置され、モニタ受光装置11が複数、例えば2組のモニタ受光装置11a,11bが設置された場合を示している。
前記回転レーザ装置1aはレーザ光線3aを回転照射してレーザ基準面RPaを形成し、前記回転レーザ装置1bはレーザ光線3bを回転照射してレーザ基準面RPbを形成する。
又、作業機械9に設けられる受光装置4は、各回転レーザ装置1a,1bからのレーザ光線3a,3bをそれぞれ受光する様に2組の受光センサ7a,7b(図1参照)を具備している。該受光センサ7a,7bが前記レーザ光線3a,3bを誤検出しない様に、該レーザ光線3aとレーザ光線3bとは異なる変調で照射されている。
又、2組の前記モニタ受光装置11a,11bはそれぞれ前記レーザ光線3a,3bの変調を識別し、該レーザ光線3aとレーザ光線3bとを判別できる機能を具備している。判別の方法としては、例えば、前記受光センサ7a,7bからの受光信号を時分割して、前記レーザ光線3a,3bの変調を検出して、該レーザ光線3aとレーザ光線3bの判別を行う。更に、補正情報を生成する場合に、前記回転レーザ装置1a,1bのいずれかが形成したレーザ基準面であるかを識別する符号を前記補正情報に付加する様になっている。
前記受光装置4は、受信した前記補正情報の符号から、該補正情報がレーザ基準面RPaに基づくものか、或はレーザ基準面RPbに基づくものかを識別し、検出したレーザ基準面RPa、或はレーザ基準面RPbに対応した補正が可能となっている。
尚、主要な構成は、前記受光装置4が2組の受光センサ7a,7bを有することを除き、図6で示したものと同等であるので、以下は図6を参照して説明する。
前記受光装置4の移動局演算制御部12には、予め前記回転レーザ装置1aによって形成されるレーザ基準面RPaを用いる領域[A]と、前記回転レーザ装置1bによって形成されるレーザ基準面RPbを用いる領域[B]、領域[A]と領域[B]の境界線BL、及び境界線BLを含む所定範囲がスムージング領域[C]とが予め設定されている。領域[A],[B],[C]、境界線BLの設定情報は、例えば、モニタ受光装置11のモニタ記憶部23に格納される。尚、境界線BLの設定としては、前記モニタ受光装置11a,11bを結んだ線とするのが好ましい。又、簡便に、前記モニタ受光装置11をレーザ基準面RPaとレーザ基準面RPbとが重合する部分に1つ設け、それぞれのレーザ基準面RPa,RPbをそれぞれ受光し、レーザ基準面RPa,RPbの仰角の経時変化を検出する様にしてもよい。尚、この場合も、前記モニタ受光装置11はレーザ光線3a,3bを識別して検知可能な2組の受光センサ7a,7bを具備していることは言う迄もない。
前記受光装置4(即ち前記作業機械9の作業位置)がどちらの領域に属するか、或は領域内の何処に位置するかは、GPS位置測定装置6により測定された座標位置に基づき前記移動局演算制御部12、或は制御装置29が判断する様になっている。
前記モニタ受光装置11a,11bも受光センサ7をそれぞれ2組備え、前記レーザ光線3a及びレーザ光線3bを誤検出することなく、個別に受光する様になっている。
従って、前記回転レーザ装置1aと前記モニタ受光装置11a,11bとの関係は、図9で示した回転レーザ装置1とモニタ受光装置11a,11bとの関係と同様であり、前記モニタ受光装置11a,11bの検出結果を基に前記回転レーザ装置1aが形成するレーザ基準面RPaについて補正情報を生成し、前記受光装置4に送信する様になっている。
従って、該受光装置4は補正情報に基づき前記レーザ光線3aが形成するレーザ基準面RPaについて経時的誤差を補正できる様になっている。
又、前記回転レーザ装置1bとモニタ受光装置11a,11bとの関係も、図9で示した回転レーザ装置1とモニタ受光装置11a,11bとの関係と同様であり、やはり前記レーザ光線3bが形成するレーザ基準面RPbについて前記モニタ受光装置11a,11bが補正情報を生成し、前記受光装置4は補正情報に基づき前記レーザ光線3bが形成するレーザ基準面RPbについて経時的誤差を補正できる。
前記レーザ光線3a及びレーザ光線3bによって形成されるレーザ基準面RPa,RPbに全く誤差が無い状態であると、両レーザ基準面の高さは一致し、更に傾斜が無い状態となる。従って、図13(A)中で破線で示される基準面RPとなる。
然し乍ら、補正情報で補正したとしても、前記レーザ光線3a及び前記レーザ光線3bで形成されるレーザ基準面が完全に合致することはまれであり、殆どの場合、補正残により両基準面は前記境界線BLで段差31を生じる。
従って、前記レーザ光線3b、レーザ光線3aによって形成されるレーザ基準面に基づき整地作業を行った場合、整地面も前記段差31を生じてしまう。整地作業で、該段差31が生じることは好ましくなく、第4の実施例では該段差31を解消する以下のスムージング処理を行う。
尚、前記作業機械9は図13(A)中、矢印32で示す方向に進行するものとする。又、図13(A)ではレーザ光線3aが下方に傾斜し、レーザ光線3bが上方に傾斜している場合を示している。
上記した様に、前記境界線BLを含む所定範囲をスムージング領域[C]と設定しており、該スムージング領域[C]の範囲で前記段差31を解消するスムージング面33を以下の様に演算により求める。
前記境界線BL上に位置する前記モニタ受光装置11a,11bがそれぞれ前記レーザ光線3a、前記レーザ光線3bを受光することで、両レーザ光線3a,3bの受光位置の差を検出することができる。両レーザ光線3a,3bの受光位置の差は、前記境界線BLでの両レーザ基準面RPa,RPb間の段差31に他ならない。又、前記スムージング領域[C]の回転レーザ装置1a側の境界線34aの位置は、前記スムージング領域[C]の設定情報から得られ、更に、前記レーザ基準面RPaの境界位置34aでの高さも、前記モニタ受光装置11a,11bのレーザ光線3a受光検出結果、該受光検出結果に基づき求められるレーザ光線3aの仰角、前記回転レーザ装置1aと前記モニタ受光装置11a,11b間の位置関係に基づき、演算により求められる。
従って、前記境界線BLを横切る前記レーザ光線3bの位置から、前記スムージング領域[C]の回転レーザ装置1a側の境界34aを横切る前記レーザ光線3aの位置に至る下り傾斜の前記スムージング面33を演算により求めることができる。
該スムージング面33のデータを、前記モニタ無線通信部19より前記受光装置4に送信することで、該受光装置4が領域[B]及び前記境界線BLに達する迄は、前記作業機械9は前記レーザ光線3bの受光結果に基づき、整地作業を行う。
境界線BLから前記境界34aの範囲では、前記GPS位置測定装置6の座標測定の結果より境界線BLから前記境界34aの範囲内での前記受光装置4の位置が演算される。又、演算された位置での、前記レーザ光線3aによる基準面と前記スムージング面33との偏差が求められる。
前記受光装置4は検出した結果に前記偏差を加算して出力することで、該受光装置4が前記スムージング面33を検出したと同等の結果が得られる。尚、前記スムージング面33と前記GPS位置測定装置6の座標位置から、該座標位置でのスムージング面33の高さを求める様にしてもよい。
即ち、境界線BLから前記境界34aの範囲では、前記スムージング面33に基づき整地を実行する。更にスムージング領域[C]を脱し、領域[A]に入ると、前記受光装置4による前記レーザ光線3aの受光結果に基づき整地を実行する。
前記スムージング領域[C]内で前記スムージング面33を設定することで、前記レーザ光線3a,3b間の段差31が解消される。
図13(B)はレーザ光線3a,3bが共に上方に傾斜し、更に境界線BL上で一致した場合を示している。
この状態では、前記レーザ光線3a,3b共に補正残はあるものの、段差31が生じないので、スムージング処理を行う必要はない。
図13(C)は、レーザ光線3a,3bが共に上方に傾斜し、境界線BL上で段差31を生じた場合を示している。
この場合も、図13(A)で示した場合と同様、前記境界線BLを横切る前記レーザ光線3bの位置から、前記スムージング領域[C]の回転レーザ装置1a側の境界34aを横切る前記レーザ光線3aの位置に至るスムージング面33を演算により求めることができる。この場合の、該スムージング面33は上り傾斜を有する。
而して、前記モニタ受光装置11がレーザ光線3a,3bを受光することで、境界線BLでのレーザ基準面RPaとレーザ基準面RPbとの不一致及び不一致に基づく段差31を検出し、該段差31を解消する前記スムージング面33を設定することができるので、複数の回転レーザ装置1を用いて広範囲の基準面を形成することができる。
図13(D)はスムージング処理の他の例を示している。
前記スムージング領域[C]の回転レーザ装置1a側の境界を34aとし、回転レーザ装置1b側の境界を34bとする。前記モニタ受光装置11a,11bで前記レーザ光線3aを検出することで、該レーザ光線3aで形成されるレーザ基準面RPaと前記スムージング領域[C]とが交差する交差線35aの高さ位置が演算できる。同様に、前記モニタ受光装置11a,11bで前記レーザ光線3bを検出することで、該レーザ光線3bで形成されるレーザ基準面RPbと前記スムージング領域[C]とが交差する交差線35bの高さ位置が演算できる。
従って、前記交差線35aと前記交差線35bとを結ぶ面を演算してスムージング面33としてもよい。この場合、前記GPS位置測定装置6の座標位置の測定結果で、受光装置4がスムージング領域[C]に入ったと判断された時点で、前記スムージング面33を基準面とした制御が実行される。
上記した第4の実施例では、前記受光装置4が2組の受光センサ7a,7bを具備した場合を説明したが、受光センサ7は1組であってもよい。
該受光センサ7が1組の場合は、前記受光装置4の前記移動局演算制御部12が前記受光センサ7の受光信号から前記レーザ光線3a,3bの変調を検出し、該レーザ光線3a,3bを識別可能とし、更に前記受光センサ7の信号を時分割し、交互に前記レーザ光線3a,3bを検出する様にする。尚、この場合、前記受光センサ7は全周方向からのレーザ光線の受光が可能な受光器とすることが好ましい。
又、前記GPS位置測定装置6の位置測定結果、演算された位置情報により、前記受光センサ7が領域[A]、領域[B]、領域[C]のどこに在るかが判別できるので、領域[A]に在る場合は、前記レーザ光線3aを検出し、或は優先的に検出し、又領域[B]に在る場合は、前記レーザ光線3bを検出し、或は優先的に検出し、更に領域[C]に在る場合は、時分割で前記レーザ光線3a,又は前記レーザ光線3bを交互に検出する様にしてもよい。
1 回転レーザ装置
2 回動部
3 レーザ光線
4 受光装置
6 GPS位置測定装置
7 受光センサ
9 作業機械
11 モニタ受光装置
12 移動局演算制御部
13 移動局無線通信部
14 移動局仰角演算部
15 移動局補正情報処理部
16 移動局記憶部
17 モニタ受光センサ
18 モニタ演算制御部
19 モニタ無線通信部
21 モニタ仰角演算部
22 モニタ補正情報生成部
23 モニタ記憶部
24 照射部
25 照射部駆動部
26 演算制御部
27 無線通信部
28 補正情報処理部
29 制御装置
31 段差
33 スムージング面

Claims (12)

  1. 既知点に設置され、少なくとも1つが傾斜した2以上の扇状レーザ光線を回転照射し、レーザ基準面を形成する回転レーザ装置と、移動可能な支持体に設けられ、前記レーザ光線を受光すると共に受光位置での仰角を演算する受光装置と、前記レーザ基準面内の既知の位置に設置されたモニタ受光装置とを具備し、該モニタ受光装置は、前記レーザ光線を検知するモニタ受光センサと、前記レーザ基準面の基準値を記憶する記憶部と、前記モニタ受光センサの受光結果と前記基準値とに基づき前記レーザ基準面の経時的位置変化を演算する演算制御部と、前記経時的位置変化を補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する送信部とを有することを特徴とする測量システム。
  2. 前記回転レーザ装置の設置位置と前記モニタ受光装置の設置位置から、前記レーザ基準面が基準状態に設定された場合の前記モニタ受光装置の受光予定位置と実際に受光した場合の受光位置から補正残を求め、該補正残と前記経時的位置変化とに基づき前記補正情報を生成する請求項1の測量システム。
  3. 前記モニタ受光装置が複数、既知点に設けられ、各モニタ受光装置により前記レーザ基準面の前記経時的位置変化が演算され、前記補正情報は複数の経時的位置変化に基づき生成される請求項1の測量システム。
  4. 前記補正情報は前記仰角の変化の情報であり、該補正情報に基づき前記受光装置によって得られる仰角が補正される請求項1又は請求項2の測量システム。
  5. 前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に少なくとも1つのモニタ受光装置が設けられた請求項1の測量システム。
  6. 前記回転レーザ装置が複数、既知点に設けられ、各回転レーザ装置が形成するレーザ基準面の重合する部分の既知点に2つのモニタ受光装置が設けられ、該2つのモニタ受光装置を結ぶ線を2つのレーザ基準面の境界とし、該境界を含む所定範囲がスムージング領域として設定され、前記2つのモニタ受光装置が2つのレーザ基準面を検出した場合の検出位置にズレがある場合は、何れか一方のモニタ受光装置が、検出した位置に基づき前記スムージング領域内で前記2つのレーザ基準面を接続するスムージング面を演算し、該スムージング面のデータを補正情報として前記受光装置又は/及び前記回転レーザ装置へ送信する請求項1の測量システム。
  7. 一方のレーザ基準面から他方のレーザ基準面に移行する際に求められる前記スムージング面は、前記一方のレーザ基準面が前記境界を横切る位置から前記他方のレーザ基準面が前記スムージング領域の前記境界を横切る位置に掛渡るものである請求項6の測量システム。
  8. 一方のレーザ基準面から他方のレーザ基準面に移行する際に求められる前記スムージング面は、前記一方のレーザ基準面が前記スムージング領域の一方の境界を横切る位置から、前記他方のレーザ基準面が前記スムージング領域の他方の境界を横切る位置に掛渡る請求項6の測量システム。
  9. 前記受光装置又は前記支持体にGPS位置測定装置が設けられ、前記受光装置の座標位置が測定される請求項1、請求項6〜請求項8の何れか1つの測量システム。
  10. 前記スムージング領域内に於いて、前記スムージング面とレーザ基準面との高さ方向の偏差に基づき前記受光装置の受光位置が補正される請求項6〜請求項8の何れか1つの測量システム。
  11. 前記回転レーザ装置は、それぞれ異なる変調でレーザ光線を照射し、前記受光装置、前記モニタ受光装置は、受光したレーザ光線の識別を可能とした請求項6の測量システム。
  12. 前記モニタ受光装置は、送信する補正情報にレーザ光線の識別についての符号を付加し、前記受光装置は前記符号に基づき、補正情報がどの回転レーザ装置に関するものであるかを識別可能とした請求項11の測量システム。
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