JP2010216806A - 温度計測方法及び装置、並びに露光方法及び装置 - Google Patents

温度計測方法及び装置、並びに露光方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度の計測精度を向上させて、温度の制御精度を向上させる。
【解決手段】露光装置の局所空調を行う局所空調システムであって、温度制御対象領域に送風される空気ARの温度情報を計測する温度センサ56Aと、空気ARの風速情報を計測する風速計57と、風速計57の計測結果に基づいて温度センサ56Aの計測結果を補正するとともに、この補正された温度情報に基づいて空気ARの温度を制御する局所空調制御系36とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、温度制御対象領域に送風される気体の温度情報を計測する温度計測技術、この温度計測技術を用いる温度制御技術、この温度制御技術を用いる露光技術、及びこの露光技術を用いるデバイス製造技術に関する。
例えば半導体デバイス又は液晶表示素子等のデバイス(電子デバイス、マイクロデバイス)の製造工程の一つであるリソグラフィ工程で使用される露光装置において、照明光学系の照明特性及び投影光学系の結像特性を所定の状態に維持し、かつレチクル(又はフォトマスク等)、投影光学系、及びウエハ(又はガラスプレート等)の位置関係を所定の関係に維持して高い露光精度(位置決め精度、同期精度等)を得るためには、レチクルステージ及びウエハステージの温度、並びに照明特性及び結像特性に影響する光学部材の温度を目標とする温度範囲内に維持する必要がある。そのため、従来より、露光装置の照明光学系、レチクルステージ、投影光学系、及びウエハステージは、箱型のチャンバ内に設置され、チャンバ内には、所定温度に制御されて、かつ防塵フィルタを通過した清浄な空気がダウンフロー方式で供給されている。
最近では、そのチャンバ内に設置される機構の中でも特に高い温度制御精度が要求される部分、例えばステージの位置計測を行うレーザ干渉計の計測用ビームの光路には、さらに高度に温度制御された空気をダウンフロー及び/又はサイドフロー方式で供給する局所的な温度制御も行われている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2008/239257号明細書
露光装置の全体的及び局所的な温度制御の精度を高めるためには、温度制御対象となる領域に供給される空気の温度を高精度に計測する必要がある。しかしながら、従来から使用されている温度センサは、自己発熱によって計測される温度に僅かな誤差があるという問題があった。さらに、温度センサの応答速度は例えば秒単位で遅いため、計測対象の温度が比較的速く変動すると、計測誤差が残存するという問題があった。
このような自己発熱及び応答速度に起因する計測誤差は僅かであるが、今後、露光精度をより高めるためには、そのような計測誤差も抑制することが望ましい。
本発明は斯かる点に鑑み、温度の計測精度を向上できる温度計測技術、この温度計測技術を用いて高精度に温度制御を行うことができる温度制御技術、この温度制御技術を用いる露光技術、及びこの露光技術を用いるデバイス製造技術を提供することを目的とする。
本発明による温度計測方法は、温度制御対象領域に送風される気体の温度情報を計測する温度計測方法において、温度センサを用いてその気体の温度情報を計測し、その計測された温度情報をその気体の風速情報に基づいて補正するものである。
また、本発明による温度制御方法は、温度制御対象領域に送風される気体の温度を制御する温度制御方法において、本発明の温度計測方法を用いて、その気体の温度情報を計測し、その計測された温度情報に基づいて、その温度制御対象領域に送風されるその気体の温度を制御するものである。
また、本発明による露光方法は、露光光でパターンを照明し、その露光光でそのパターンを介して物体を露光する露光方法において、その物体が配置される環境内の所定の温度制御対象領域の温度を制御するために、本発明の温度制御方法を用いるものである。
次に、本発明による温度計測装置は、温度制御対象領域に送風される気体の温度情報を計測する温度計測装置において、その気体の温度情報を計測する温度センサと、その温度センサで計測された温度情報をその気体の風速情報に基づいて補正する制御装置と、を備えるものである。
また、本発明による温度制御装置は、温度制御対象領域に送風される気体の温度を制御する温度制御装置において、本発明の温度計測装置と、その温度計測装置で計測された温度情報に基づいて、その温度制御対象領域に送風されるその気体の温度を制御する温度調整部と、を備えるものである。
また、本発明による露光装置は、露光光でパターンを照明し、その露光光でそのパターンを介して物体を露光する露光装置において、その物体が配置される環境内の所定の温度制御対象領域の温度を制御するために、本発明の温度制御装置を備えるものである。
また、本発明によるデバイス製造方法は、本発明の露光方法又は露光装置を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、そのパターンが形成された基板を処理することと、を含むものである。
本発明の温度計測方法又は装置によれば、温度センサの周囲を流れる気体の風速情報に基づいてその温度センサの計測結果を補正しているため、温度の計測精度を向上できる。また、本発明の温度制御方法又は装置によれば、温度の制御精度を向上できる。
実施形態の一例の露光装置の構成を示す一部を切り欠いた図である。 図1の露光装置の制御系を示すブロック図である。 図1中の局所空調装置41の構成を示すブロック図である。 (A)は温度センサの応答特性の一例を示す図、(B)は風速と温度センサの応答の時定数との関係の一例を示す図、(C)は応答特性の補正を行った温度の計測結果の一例を示す図である。 (A)は図3中の温度センサ56Aの計測データの処理系を示すブロック図、(B)は温度センサの配置の他の例の要部を示す図である。 (A)は2つの温度センサの熱伝達率の一例を示す図、(B)は2つの温度センサの熱伝達率の関係の一例を示す図、(C)は熱伝達率と温度計測誤差との関係の一例を示す図である。 露光装置の空調動作の一例を示すフローチャートである。 電子デバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例につき図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態の露光装置10を示す一部を切り欠いた図である。図1において、露光装置10は、例えば半導体デバイス製造工場のクリーンルーム内の床FL上に設置されている。露光装置10は、露光用の照明光(露光光)ELを発生する光源部4と、照明光ELでレチクルR(マスク)を照明する照明光学系ILSと、レチクルRを吸着保持して移動するレチクルステージRSTと、レチクルRのパターンの像をウエハW(基板)上に投影する投影光学系PLとを備えている。さらに、露光装置10は、ウエハWを吸着保持して移動するウエハステージWSTと、露光装置10の動作を統括的に制御するコンピュータよりなる主制御装置20を含む制御系(図2参照)と、その他の駆動機構、支持機構、及びセンサ類等と、照明光学系ILS、レチクルステージRST、投影光学系PL、及びウエハステージWST等を収納する箱型のチャンバ2とを備えている。なお、主制御装置20は、チャンバ2の外側に配置されている。
また、露光装置10は、チャンバ2の内部全体の空調を行うための全体空調システムを備えている。この全体空調システムは、チャンバ2の上部の多数の開口2aを通してチャンバ2内に温度制御されて防塵フィルタ(HEPAフィルタ、ULPAフィルタ等)及びケミカルフィルタを通過した清浄な空気(例えばドライエアー)をダウンフロー方式で供給する主空調装置8と、この動作を制御する主空調制御系35(図2参照)とを備えている。一例としてチャンバ2内を流れた空気は、チャンバ2の底面の床FLに設けられた多数の開口(不図示)を通して床下の配管(不図示)に流れ、その配管内の空気は、主空調装置8の気体回収部に戻されて再利用される。
以下、図1において、投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に垂直にX軸を、図1の紙面に平行にY軸を取って説明する。本実施形態では、走査露光時のレチクルR及びウエハWの走査方向はY軸に平行な方向(Y方向)である。また、X軸、Y軸、Z軸の回りの回転方向をθx、θy、θz方向とも呼ぶ。
先ず、チャンバ2の外側の床FL上に設置された光源部4は、照明光ELとしてArFエキシマレーザ光(波長193nm)を発生するレーザ光源(露光光源)と、その照明光ELを照明光学系ILSに導くビーム送光光学系と、照明光ELの断面形状を所定形状に成形するビーム成形光学系とを備えている。光源部4の照明光ELの射出端は、チャンバ2の+Y方向の側面上部の開口を通してチャンバ2内に配置されている。なお、露光光源としては、KrFエキシマレーザ光源(波長248nm)などの紫外パルスレーザ光源、YAGレーザの高調波発生光源、固体レーザ(半導体レーザなど)の高調波発生装置、又は水銀ランプ(i線等)なども使用できる。
また、チャンバ2内の上部に配置された照明光学系ILSは、例えば米国特許出願公開第2003/0025890号明細書などに開示されるように、オプティカルインテグレータ(フライアイレンズ、ロッドインテグレータ(内面反射型インテグレータ)、回折光学素子など)等を含む照度均一化光学系、レチクルブラインド(いずれも不図示)、コンデンサ光学系、及び光路折り曲げミラー等の複数の光学部材を備えている。これらの光学部材は照明系鏡筒6内に支持されている。照明光学系ILSは、レチクルブラインドで規定されたレチクルR上のX方向に細長いスリット状の照明領域を照明光ELによりほぼ均一な照度で照明する。
レチクルRに形成されたパターン領域のうち、照明領域内のパターンの像は、両側テレセントリックで投影倍率βが縮小倍率(例えば1/4)の投影光学系PLを介してレジスト(感光材料)が塗布されたウエハW上に結像投影される。一例として、投影光学系PLの視野直径は27〜30mm程度である。
また、図1のチャンバ2内の床FL上に、複数の台座11を介して下部フレーム12が設置され、下部フレーム12の中央部に平板状のベース部材13が固定され、ベース部材13上に例えば3箇所(又は4箇所等)の防振台14を介して平板状のウエハベースWBが支持され、ウエハベースWBのXY平面に平行な上面にエアベアリングを介してウエハステージWSTがX方向、Y方向に移動可能に、かつθz方向に回転可能に載置されている。また、下部フレーム12の上端に、ウエハベースWBを囲むように配置された例えば3箇所(又は4箇所等)の防振台15を介して光学系フレーム16が支持されている。光学系フレーム16の中央部の開口に投影光学系PLが配置され、光学系フレーム16上に投影光学系PLを囲むように上部フレーム17が固定されている。
また、光学系フレーム16の底面の+Y方向の端部にY軸のレーザ干渉計21WYが固定され、その底面の+X方向の端部にX軸のレーザ干渉計(不図示)が固定されている。これらの干渉計よりなるウエハ干渉計21W(図2参照)は、それぞれウエハステージWSTの側面の反射面(又は移動鏡)に複数軸の計測用ビームを照射して、例えば投影光学系PLの側面の参照鏡(不図示)を基準として、ウエハステージWSTのX方向、Y方向の位置を複数箇所で計測し、計測値を図2の主制御装置20を介してウエハステージ駆動系22Wに供給する。これらの計測値に基づいてウエハステージWSTのθx、θy、θz方向の回転角も求められる。
また、図1の光学系フレーム16の底面には、ウエハW上のアライメントマークの位置を計測するオフアクシスの画像処理方式のアライメント系AL、及びウエハW上の複数の計測点でZ方向の位置(フォーカス位置)を斜入射方式で光学的に計測する照射系25aと受光系25bとを含むオートフォーカスセンサ(以下、AFセンサという)25(図2参照)が固定されている。アライメント系ALの画像信号を図2の信号処理系27で処理することによって被検マークの位置情報が求められ、この位置情報が主制御装置20に供給され、この位置情報に基づいて主制御装置20はウエハWのアライメントを行う。また、AFセンサ25の検出信号を信号処理系26で処理することによって求められるウエハW上の計測点のフォーカス位置の情報が、主制御装置20を介してウエハステージ駆動系22Wに供給される。
ウエハステージ駆動系22Wは、ウエハ干渉計21Wの計測値及び主制御装置20からの制御情報に基づいてリニアモータ24等を含む駆動機構を介してウエハステージWSTのX方向、Y方向の位置及び速度等を制御するとともにθz方向の回転角を制御する。さらにウエハステージ駆動系22Wは、AFセンサ25を介して計測されるフォーカス位置の情報に基づいて、ウエハステージWST内のZ駆動部を介してウエハWの表面が投影光学系PLの像面に合焦されるように、ウエハWのZ方向の位置、及びθx方向、θy方向の回転角を制御する。
ウエハステージWST内には、レチクルRのアライメントマークの投影光学系PLによる像の位置を計測する空間像計測系(不図示)も備えられている。この空間像計測系の計測値に基づいて主制御装置20はレチクルRのアライメントを行う。
一方、上部フレーム17の+Y方向の上部に、照明光学系ILSの照明系鏡筒6が固定されている。さらに、上部フレーム17のXY平面に平行な上面にエアベアリングを介してレチクルステージRSTがY方向に定速移動可能に載置されている。レチクルステージRSTは、上部フレーム17の上面でX方向への移動、及びθz方向への回転も可能である。
また、上部フレーム17の上面の+Y方向の端部にY軸のレーザ干渉計21RYが固定され、その上面の+X方向の端部にX軸のレーザ干渉計(不図示)が固定されている。これらの干渉計よりなるレチクル干渉計21R(図2参照)は、それぞれレチクルステージRSTに設けられた移動鏡(又は反射面)に複数軸の計測用ビームを照射して、例えば投影光学系PLの側面の参照鏡(不図示)を基準として、レチクルステージRSTのX方向、Y方向の位置を複数箇所で計測し、計測値を図2の主制御装置20を介してレチクルステージ駆動系22Rに供給する。これらの計測値に基づいてレチクルステージRSTのθz、θx、θy方向の回転角も求められる。レチクルステージ駆動系22Rは、レチクル干渉計21Rの計測値及び主制御装置20からの制御情報に基づいてリニアモータ23等を含む駆動機構を介してレチクルステージRSTのY方向の速度及び位置、並びにX方向の位置及びθz方向の回転角等を制御する。
本実施形態において、ウエハステージ駆動系22W及びレチクルステージ駆動系22Rは、一例として、−Y方向の防振台15の近傍で光学系フレーム16に支持されている箱状の制御ボックス30内にまとめて配置されている。なお、制御ボックス30は、例えば+Y方向の防振台15の近傍等に配置してもよく、さらに上部フレーム17等で支持してもよい。この場合、図2のAFセンサ25及びアライメント系AL用の信号処理系26,27等の熱源となる可能性のある他の装置も制御ボックス30内に配置してもよい。さらに、制御ボックス30を複数の小型のボックスに分けてもよい。
また、本実施形態の露光装置10が液浸型である場合には、投影光学系PLの下端の光学部材の下面に例えばリング状のノズルヘッド(不図示)が配置され、図2の液体供給装置28から不図示の配管及びそのノズルヘッドを介してその光学部材とウエハWとの間の局所的な液浸領域に所定の液体(純水等)が供給される。その液浸領域の液体は不図示の配管を介して図2の液体回収装置29によって回収される。そのノズルヘッド、液体供給装置28、及び液体回収装置29を含む液浸機構としては、例えば米国特許出願公開第2007/242247号明細書等に開示されている液浸機構を使用できる。なお、露光装置10がドライ型である場合には、その液浸機構を備える必要はない。
また、図1のチャンバ2の例えば−Y方向の側面方向にレチクルローダ系(不図示)及びウエハローダ系(不図示)が配置されている。レチクルローダ系及びウエハローダ系はチャンバ2とは別に空調が行われているサブチャンバ(不図示)内に設置され、レチクルローダ系及びウエハローダ系はそれぞれチャンバ2の側面の開口(不図示)を通してレチクルR及びウエハWの交換を行う。
そして、図1の露光装置10の露光時には、先ずレチクルR及びウエハWのアライメントが行われる。その後、レチクルRへの照明光ELの照射を開始して、レチクルRのパターンの一部の投影光学系PLを介した像をウエハW上の一つのショット領域に投影しつつ、レチクルステージRSTとウエハステージWSTとを投影光学系PLの投影倍率βを速度比としてY方向に同期して移動(同期走査)する走査露光動作によって、そのショット領域にレチクルRのパターン像が転写される。その後、照明光ELの照射を停止して、ウエハステージWSTを介してウエハWをX方向、Y方向にステップ移動する動作と、上記の走査露光動作とを繰り返すことによって、ステップ・アンド・スキャン方式でウエハW上の全部のショット領域にレチクルRのパターン像が転写される。
次に、本実施形態の露光装置10は、照明光学系ILSの照明特性(コヒーレンスファクタ(σ値)、照度均一性等)及び投影光学系の結像特性(解像度等)を所定の状態に維持し、かつレチクルR、投影光学系PL、及びウエハWの位置関係を所定の関係に維持して高い露光精度(位置決め精度、同期精度等)で露光を行うために、上述のように、チャンバ2の内部に温度制御された清浄な空気をダウンフロー方式で供給する主空調装置8を含む全体空調システムを備えている。さらに、露光装置10は、以下の高い温度制御精度が要求される領域(部分)の温度を制御するための局所空調システムを備えている。
即ち、チャンバ2の例えば上部(床下等でもよい)に、ほぼ所定の温度範囲に制御されて、防塵フィルタ(HEPAフィルタ、ULPAフィルタ等)及びケミカルフィルタを通した空気である空調用空気(例えばドライエアー)が供給される空調空気供給管40が配置されている。なお、空調空気供給管40を使用することなく、主空調装置8内から分岐した空調用空気、又はチャンバ2内をダウンフロー方式で床FL側に流れた空気の一部を不図示の配管及び防塵フィルタを介して取り込んでもよい。
また、空調空気供給管40から取り込んだ空気の温度をより高精度に制御する局所空調装置41が設けられている。局所空調装置41で高度に温度制御された清浄な例えば3系統の空気が、第1ダクト18R、第2ダクト18W、及び第3ダクト18Pを介してそれぞれチャンバ2内の照明光学系ILSの照明系鏡筒6の底面の吹き出し部19R、光学系フレーム16の底面の吹き出し部19W、及びレチクルステージRSTの底面と投影光学系PLとの間の空間に導かれている。局所空調装置41の温度制御動作は、図2の局所空調制御系36によって制御される。
この場合、吹き出し部19R及び19Wは、それぞれレチクルステージRST用のY軸のレーザ干渉計21RY及びウエハステージWST用のY軸のレーザ干渉計21WYの計測用ビームの光路上に配置されている。吹き出し部19R,19Wは、それぞれダクト18R,18Wから導かれる温度制御された空気AR,AWを、ほぼ均一な風速分布で計測用ビームの光路上にダウンフロー方式で吹き出す。なお、空気AR,AWをサイドフロー方式で吹き出すことも可能である。同様に、X軸のレーザ干渉計の計測用ビームの光路にも温度制御された空気が局所的に供給される。これによって、レチクル干渉計21R及びウエハ干渉計21WによってレチクルステージRST及びウエハステージWSTの位置を高精度に計測できる。
さらに、第3ダクト18Pの先端部(吹き出し口)は、上部フレーム17に設けられた開口を通して、投影光学系PLの上端近傍に配置されている。第3ダクト18Pからは、レチクルRと投影光学系PLとの間の照明光ELの光路上に温度制御された空気APがサイドフロー方式で送風される。これによって、レチクルRのパターンの像の結像特性が高精度に維持される。
チャンバ2内に主空調装置8からダウンフローで供給される空気の設定温度(例えば20〜25℃内の所定の温度)TM0に対して、ダクト18R,18W,18Pから供給される空気AR,AW,APの設定温度(目標温度)T01,T02,T03は一例として同じ温度に設定されている。ただし、設定温度TM0と設定温度T01〜T03とが或る程度異なる場合も考えられる。この場合には、設定温度T01〜T03が互いに或る程度異なることもある。また、主空調装置8から供給される空気の温度の設定温度TM0に対する許容範囲(制御精度)に比べて、空気AR,AW,APの温度の設定温度T01,T02,T03に対する許容範囲ΔT1,ΔT2,ΔT3は狭く(より高精度に)設定されている。また、例えば許容範囲ΔT1,ΔT2は許容範囲ΔT3に比べて狭く(より高精度に)設定されている。
以下、局所空調装置41及び局所空調制御系36の構成及び動作につき図3〜図6を参照して詳細に説明する。
図3は、局所空調装置41の構成を示すブロック図である。図3において、局所空調装置41は、空調空気供給管40と連結された空調部46を備えている。空調部46は、冷媒を用いて空気を冷却する冷却機構、ヒータを用いて空気を加熱する加熱機構、空気から微小な異物を除去する防塵フィルタ、ケミカルフィルタ、供給される空気の温度を計測する内蔵温度センサ、及び制御系を備えている。空調部46は、空調空気供給管40から取り込まれた空気を所定温度まで冷却し、さらに防塵フィルタ及びケミカルフィルタを通して得られる空気A1を配管47に供給する。配管47内には空気A1の温度を計測する温度センサ55Mが設置され、空調部46内の制御系は、局所空調制御系36からの制御情報、上記の内蔵温度センサ、及び温度センサ55Mの計測値に基づいて、空気A1の温度を上記の空気AR,AW,APの設定温度T01,T02,T03のうちの最低値よりも低い温度(所定温度)に制御する。
配管47には分岐管48A,48B,48Cが連結され、空気A1から分かれた空気A2,A3,A4がそれぞれ分岐管48A,48B,48Cを介して第1、第2、及び第3の同じ構成の加熱装置49A,49B,49Cに供給される。分岐管48A,48B,48C内にはそれぞれ空気A2,A3,A4の温度を計測する温度センサ55A,55B,55Cが設置されている。温度センサ55A〜55Cとしては、通常の白金測温抵抗体方式のセンサ(抵抗温度計)、熱電対、又はサーミスタ等を使用できる。加熱装置49A〜49Cは、それぞれ筒状の断熱材で囲まれた気密室(空気の給気口及び排気口のみが開口となっている容器)内に、例えば1枚又は複数枚のシート状のヒータ50を配置したものであり、ヒータ50によって空気A2,A3,A4はそれぞれ対応する設定温度T01,T02,T03の近傍まで加熱される。
加熱装置49A,49B,49Cにはそれぞれほぼ同一構成の送風部51A,51B,51Cが連結され、送風部51A,51B,51Cにはそれぞれダクト18R,18W,18Pが連結されている。送風部51A〜51Cは、それぞれ筒状の断熱材で囲まれた気密室(加熱装置49A〜49Cとダクト18R〜18Pとの境界部のみが開口となっている容器)内に、加熱装置49A〜49C側から順に、複数個の送風ファン52と、多数の小さい通気孔が形成された平板状のメッシュ部材(整流部材)53とを配置したものである。送風ファン52は、例えば局所空調装置41の空調動作時には自動的に所定の回転数で、空気AR,AW等をダクト18R,18W等の方向に送風する。
また、ダクト18Rの先端部の吹き出し部19Rから送風された空気ARの流れ中に、空気ARの温度を計測する温度センサ56A及び空気ARの風速を計測する風速計57が設置されている。温度センサ56A及び風速計57はそれぞれ所定のサンプリングレートで温度及び風速を計測し、計測値を局所空調制御系36に供給する。局所空調制御系36は、その計測値に基づいて加熱装置49A内のヒータ50の電流(加熱量)を制御する。
また、ダクト18Wの先端部の吹き出し部19Wから送風された空気AWの流れ中に、それぞれ空気AWの温度を計測する2つの温度センサ56B1及び56B2が並列に近接して配置されている。温度センサ56B1,56B2もれぞれ所定のサンプリングレートで温度を計測し、計測値を局所空調制御系36に供給する。局所空調制御系36は、その計測値に基づいて加熱装置49B内のヒータ50の電流(加熱量)を制御する。同様に、ダクト18Pの途中に温度センサ(不図示)が設置され、この温度センサで計測される空気APの温度に基づいて局所空調制御系36が加熱装置49Cにおける空気APの加熱量を制御する。
温度センサ56A,56B1,56B2としては、白金測温抵抗体方式のセンサ、熱電対、又はサーミスタ等を使用できる。ただし、加熱後の空気AR,AWの温度の計測精度を高くするために、本実施形態では温度センサ56A,56B1,56B2として白金測温抵抗体方式のセンサを使用する。この場合、温度センサ56A,56B1,56B2の直接に計測対象の気体に接するセンサ部は、細長い白金線を複数回巻回したものを樹脂で固めたものであり、その白金線の抵抗によって自己発熱が生じる。従って、温度センサ56A,56B1,56B2には自己発熱及び応答速度に起因する温度の計測誤差が僅かながら残存している。本実施形態では、以下のようにしてその計測誤差を補正又は抑制している。なお、以下の説明は温度センサが熱電対又はサーミスタ等である場合にも適用可能である。
先ず、吹き出し部19Rから送風される空気ARの温度を計測する温度センサ56Aの計測誤差につき説明する。ここで、温度センサ56Aの自己発熱をq[W]、センサ部の体積をv[m3]、センサ部の表面積をA[m2]、センサ部の比熱をC[J/kg・K]、センサ部の密度をρ[kg/m3]、センサ部の周囲の気体の真の温度をθ0[℃]、センサ部とその周囲の気体との熱伝達係数をh[W/m2K]とする。熱伝達係数hと表面積Aとの積hAは熱伝達率[W/K]である。また、センサ部を集中熱容量系で近似し、センサ部内の熱伝導の遅れを無視して、時間をtとすると、温度センサ56Aにおける温度の計測値θ[℃]に関して以下の式が成立する。
ρCv(dθ/dt)=q−hA(θ−θ0) …(1)
この場合、初期条件をt=0のときθ=0とすると、計測値θは次のようになる。
Figure 2010216806
この式(2)の時定数τ[s]は次のようになる。
τ=ρCv/(hA) …(3)
式(3)中で、ρ(センサ部の密度)、C(センサ部の比熱)、及びv(センサ部の体積)はほぼ既知であるため、時定数τを計測すれば、式(3)から熱伝達率hAが求められる。また、センサ部の抵抗値及び検出用に流す電流値から自己発熱qが既知であるため、式(2)中の温度の計測誤差δを次のように計算できる。
δ=q/(hA) …(4)
従って、時定数τがほぼ一定とみなせる場合で、かつ時間tが長く経過している場合には、温度センサ56Aの計測値θから式(4)の計測誤差δを差し引くことによって、センサ部の周囲の気体の真の温度θ0を求めることができる。
しかしながら、センサ部の周囲の真の温度θ0が、図4(A)の実線の特性70Aで示すように、種々に変化する周期Taで、かつ種々に変化する温度範囲(θa〜θa+Δθ)内で変動している場合には、温度センサ56Aによる温度の計測値θは点線の曲線70Bで示すように遅れて変化する。さらに、任意の時間tにおける式(3)の時定数τは変化しているため、式(4)から計測誤差δを計算することができない。
これに関して温度センサ56Aのセンサ部の周囲を流れる空気の風速を変えて、図4(A)の特性を計測した結果から、温度センサ56Aの時定数τ[s]は、図4(B)に示すように、そのセンサ部の周囲を流れる空気の風速V[m/s]が遅いと大きくなり(応答速度は遅くなる)、風速Vが速くなるほどに小さくなる(応答速度は速くなる)ことが分かった。その時定数τは風速Vに関してほぼ指数関数的な所定の関数g(V)に従って減少する。また、その関数g(V)は、センサ部の形状や自己発熱量等によって異なる。
そこで、本実施形態では、予め例えば実測によって、図4(B)に示すような温度センサ56Aの時定数τとそのセンサ部の周囲の空気の風速Vとの関係(関数τ=g(V))を求めておき、この関係を局所空調制御系36の記憶部に記憶しておく。さらに、図3に示すように、温度センサ56Aの近傍に設置してある風速計57で計測される風速Vを用いてその関数g(V)から対応する時定数τを推定し、この時定数τを用いて以下のように温度センサ56Aの計測値θを補正する。
なお、式(3)において未知数は時定数τ及び熱伝達率hAのみであるため、関数g(V)から時定数τを推定すると、式(3)から熱伝達率hAを推定できる。
ここで、式(2)をラプラス変換して、温度の計測値θを伝達関数で表現すると次のようになる。
Figure 2010216806
ρ*,c*,v*は、それぞれ式(2)中の密度ρ、比熱C、体積vのラプラス変換であり、変数Sはラプラス変換の変数である。実数α、角周波数ω、虚数単位jを用いて、S=α+jωで表される。式(5)を変形すると上記の式(6)のようになる。
式(6)中の変数Yは、次のようにセンサ部の熱容量である。
Y=ρ*** …(7)
式(6)を空気の真の温度θ0に関して解くと次のようになる。ただし、Sθをdθ/dtとおいている。
Figure 2010216806
式(8)は、温度センサの計測値θから主に自己発熱による誤差q/(hA)(式(4)の計測誤差δと同じ)を差し引き、さらに単位時間当たりの温度変化を加算することによって、真の温度θ0が求められることを意味している。この場合には、風速計57の計測値から時定数τひいては式(8)中の熱伝達率hAが推定できるため、温度の計測値θの微分(実用上は2回の連続するサンプリング値の変化率)を求めることで、真の温度θ0を計算できる。
本実施形態では、さらに容易に制御を行うために、式(8)中の微分S(完全微分)を上記の変換式(9)で示すように所定の周波数以上では単に計測値をそのまま通過させる疑似微分S/(S+1)とする。この結果、式(8)は次の式(10)となる。
Figure 2010216806
図5(A)は、式(10)の演算を行うための局所空調制御系36内の部分的な演算系36aの構成例を示すブロック図である。演算系36aは、ソフトウェア上の機能でもよく、ハードウェアで構成してもよい。
図5(A)において、温度センサ56Aの計測値θは減算部62及び加減算部67に供給され、風速計57で計測された風速Vは変換部61に供給される。変換部61は、図4(B)の既知の関数g(V)から時定数τを推定し、さらに式(3)の関係から熱伝達率hAを求め、求めた熱伝達率hAを乗算部(利得部)63,65及び除算部66に供給する。減算部62は、計測値θから乗算部65の出力を差し引いた値を乗算部63に供給し、乗算部63は入力値にY/(hA)(Yは式(7)の熱容量)を乗じて得た値を積分部64及び加減算部67に供給し、積分部64は入力値を積分して得られる値を乗算部65に供給し、乗算部65は入力値にhA/Yを乗じて得られる値を減算部62に供給する。また、除算部66は、既知の自己発熱qを入力される熱伝達率hAで割って得られる値q/(hA)を加減算部67に供給し、加減算部67は、計測値θに乗算部63の出力を加算し、この結果から除算部66の出力を差し引いて得られる補正後の計測値θt(式(10)から計算される値)を制御部68に供給する。制御部68は、その計測値θtが設定温度となるようにヒータ50の電流を制御する。
変換部61、減算部62、乗算部63,65、積分部64、除算部66、加減算部67、及び制御部68を含んで演算系36aが構成されている。演算系36aの加減算部67から出力される計測値θtは、式(10)に従って温度の計測値θから自己発熱及び時定数による誤差を補正した値である。図4(C)は、図3の温度センサ56Aの周囲に実線の特性70Aで示すように温度が変化する空気を流した場合に、図5(A)の演算系36aの加減算部67から出力される計測値θtを実測した結果の一例である。図4(C)の点線の曲線70Cが計測値θtである。図4(A)と図4(C)との比較から、演算系36aを用いて温度センサ56Aの計測値θを補正することによって、真の温度θ0に近い値が高い応答速度で得られることが分かる。
次に、図3のダクト18Wから吹き出される空気AWの温度を2つの温度センサ56B1,56B2を用いて計測する方法につき説明する。この場合、温度センサ56B1,56B2のセンサ部の周囲を流れる空気AWの真の温度をθ0、空気AWの風速をVとして、温度センサ56B1,56B2による空気AWの温度の計測値をそれぞれθ1,θ2とする。この場合にも、式(2)〜式(4)の関係が成立するものとして、温度センサ56B1,56B2の自己発熱を共通のq、温度センサ56B1,56B2の熱伝達係数を共通のh、温度センサ56B1,56B2の表面積をそれぞれA1,A2とする。従って、温度センサ56B1,56B2はそのセンサ部(白金線)の抵抗値が等しく、かつそのセンサ部を固めた樹脂の大きさ(表面積)だけが異なっている。このとき、式(4)に対応する温度センサ56B1,56B2の計測誤差をδ1,δ2とすると、これらの温度計測誤差は次のように表される。なお、図6(C)はδ=q/(hA)の関係を表している。
δ1=q/(hA1) …(11A), δ2=q/(hA2) …(11B)
また、式(2)から温度センサ56B1,56B2の計測値θ1,θ2は次のように近似できる。
θ1=θ0+δ1=θ0+q/(hA1) …(12A)
θ2=θ0+δ2=θ0+q/(hA2) …(12B)
式(12A)及び(12B)は以下のように変形できる。
θ0=θ1−q/(hA1)…(13A),θ0=θ2−q/(hA2)…(13B)
さらに、この場合にも空気AWの風速Vと温度センサ56B1,56B2の時定数との関係、ひいては風速Vと温度センサ56B1,56B2の熱伝達率hA1,hA2との関係は図6(A)の曲線C1,C2に対応する関数として求められているものとする。本実施形態では、さらに図6(A)の曲線C1,C2から、図6(B)に示すように、一方の熱伝達率hA2から他方の熱伝達率hA1を求めるための実線の曲線C3に対応する次の関数fを求めておき、この関数fを局所空調制御系36内の温度センサ56B1,56B2用の演算系に記憶しておく。なお、図6(B)の点線の直線C4は、hA1=hA2の仮想的な直線である。
hA1=f(hA2) …(14)
また、この温度センサ56B1,56B2を用いる計測系では風速計がないため、温度センサ56B1,56B2の計測値から間接的に風速Vを推定することとする。即ち、式(13A)及び(13B)が成立しているとき、式(13A)から式(13B)を差し引いた値は0になるはずである。そこで、次のように式(13A)から式(13B)を差し引いた値の二乗を誤差εとして、最小二乗法によって誤差εが最小になるように熱伝達率hA2、ひいては風速Vを決定する。
Figure 2010216806
即ち、その演算系では、式(15)中の熱伝達率hA1に関数f(hA2)を代入し、式(15)が最小になるように熱伝達率hA2の値を決定する。この場合には、図6(A)の曲線C2に対応する関数の逆関数から対応する風速Vも求められる。なお、本実施形態では、熱伝達率hA2が風速Vの情報を含んでいるため、風速V自体を求める必要はない。そして、局所空調制御系36内の温度センサ56B1,56B2用の演算系では、その熱伝達率hA2を式(13B)に代入することによって、図3の吹き出し部19Rから供給される空気AWの真の温度θ0を求めることができる。その演算系は、そのようにして求められた温度θ0が設定温度になるように加熱装置49B内のヒータ50の発熱量を制御する。これによって、実質的に風速に依存する時定数及び自己発熱に依存する計測誤差δ1,δ2の影響を軽減して高精度に空気AWの温度を制御できる。
次に、図3の局所空調装置41及び局所空調制御系36を含む局所空調システムの空調動作の一例につき図7のフローチャートを参照して説明する。この動作は露光装置10の露光動作と並行して実行される。
先ず、図7のステップ101において、空調部46は、空調空気供給管40から空気を取り込み、取り込んだ空気を、空気AR,AW,APの設定温度T01,T02,T03よりも低い温度に冷却し、冷却された空気A1を配管47に供給する。空調動作開始時には、加熱装置49A〜49C内のヒータ50の電流値は、例えば可変範囲の中央に設定される。この後のステップ102〜108の動作、ステップ112〜118の動作、及びステップ121の動作は、実質的に並行に実行される。
即ち、加熱装置49Aの給気口付近の温度センサ55Aで空気A2の温度T11を計測し(ステップ102)、加熱装置49B側の温度センサ55Bで空気A3の温度T12を計測する(ステップ112)。また、ステップ102に続いて、加熱装置49Aに連通する吹き出し部19Rの直後の温度センサ56Aで空気ARの温度T21を計測し(ステップ103)、風速計57で空気ARの風速Vを計測し(ステップ104)、図5(A)の演算系36aで風速Vに応じて温度T21を補正する(ステップ105)。この補正後の温度もT21とする。
一方、ステップ112に続いて、加熱装置49Bに連通する吹き出し部19Wの直後の2箇所の温度センサ56B1,56B2で空気AWの温度T2A,T2Bを計測し(ステップ113)、この計測結果から局所空調制御系36では、式(15)に対応する誤差を最小にするように熱伝達率hA2を決定する(ステップ114)。その後、式(13B)に対応する式から温度センサ56B2の計測値T2Bを補正して空気AWの真の温度T22を求める(ステップ115)。
次に、局所空調制御系36(演算系36aの制御部68等)は、計測された温度T21,T22がそれぞれ設定温度T01,T02に対して許容範囲ΔT1,ΔT2内かどうかを判定する(ステップ106及び116)。そして、ステップ106で温度T21がその許容範囲ΔT1内である場合には、加熱装置49A内のヒータ50の電流値をそれまでの値に維持してステップ108に移行して、加熱装置49Aで加熱されて温度制御された空気ARを、送風部51A、第1ダクト18R、及び吹き出し部19Rを介して図1のレーザ干渉計21RYの光路に送風する。同様に、ステップ116で温度T22がその許容範囲ΔT2内である場合には、加熱装置49B内のヒータ50の電流値をそれまでの値に維持してステップ118に移行して、加熱装置49Bで加熱されて温度制御された空気AWを、送風部51B、第2ダクト18W、及び吹き出し部19Wを介して図1のレーザ干渉計21WYの光路に送風する。
一方、ステップ106において、温度T21がその許容範囲ΔT1内にない場合には、ステップ107に移行して、温度差(T21−T11)及び設定温度に対する空気ARの温度誤差(T01−T21)に応じて、温度誤差(T01−T21)が小さくなるように加熱装置49Aのヒータ50の電流値を増減する。その後、動作はステップ108に移行し、その後、ステップ102〜108の動作が繰り返して実行される。
同様に、ステップ116において、温度T22がその許容範囲ΔT2内にない場合には、ステップ117に移行して、温度差(T22−T12)及び空気AWの温度誤差(T02−T22)に応じて、温度誤差(T02−T22)が小さくなるように加熱装置49Bのヒータ50の電流値を増減する。その後、動作はステップ118に移行する。そして、ステップ112〜118の動作が繰り返して実行される。また、ステップ121においては、ダクト18P内の温度センサ(不図示)で計測される温度が設定温度になるように加熱装置49C内のシートヒータの加熱量が制御される。
本実施形態の露光装置10の作用効果等は以下の通りである。
(1)本実施形態の露光装置10は、局所空調装置41及び局所空調制御系36よりなる局所空調システムを備えている。また、この局所空調システムの温度計測系は、吹き出し部19R及び19Wから送風される空気AR及びAWの温度を計測する温度センサ56A及び56B1,56B2と、これらの温度センサで計測された温度を空気AR,AWの風速情報に基づいて補正する局所空調制御系36とを備えている。
また、その温度計測系の温度計測方法は、温度センサ56A及び56B1,56B2で空気AR及びAWの温度を計測するステップ104及び113と、その計測された温度を空気AR及びAWの風速情報に基づいて補正するステップ14,105及び114,115とを含んでいる。
従って、温度センサ56A等の周囲を流れる空気AR等の風速情報に基づいて温度センサ56A等の計測結果を補正しているため、温度センサ56A等で計測された温度の計測精度を向上できる。
(2)また、局所空調制御系36内の演算系36aは、空気ARの風速情報から温度センサ56Aの自己発熱qに基づく温度誤差(q/(hA))(式(10)の第3項)を求め、この温度誤差を用いて温度センサ56Aの計測値θを補正している。従って、自己発熱の影響を軽減できる。
(3)また、演算系36aは、空気ARの風速情報から温度センサ56Aの時定数τ(応答遅れ)に基づく温度誤差(式(10)の第1項)を求め、この温度誤差を用いて温度センサ56Aの計測値θを補正している。従って、応答遅れの影響を軽減できる。
なお、式(10)の第3項又は第1項の少なくとも一方の誤差を補正するのみでもよい。これによって、計測精度を向上できる。
(4)また、局所空調装置41は空気ARの風速を計測する風速計57を備え、演算系36aは、その風速情報として風速計57で計測される風速Vを使用している。従って、実際の風速Vに基づいて温度の計測値θを高精度に補正できる。
(5)また、局所空調装置41は、2つの熱伝達率hA1,hA2の異なる温度センサ56B1,56B2を備え、局所空調制御系36は、2つの温度センサ56B1,56B2で計測される温度θ1,θ2を用いて、式(15)の誤差εが最小になるように、空気AWの風速Vの関数である熱伝達率hA2を求めている。従って、風速計57を用いることなく空気AWの風速情報を求めることができ、この風速情報で温度の計測値を補正できるため、風速計57を配置するスペースがないような場合でも空気AWの温度を高精度に計測できる。
なお、3つ以上の温度センサの計測値から風速情報を求めることも可能である。
(6)また、本実施形態の局所空調システムは、上記の温度計測系を備え、その温度計測系で計測された空気AR,AWの温度に基づいて加熱装置49A,49Bにおいて空気AR,AWの温度を制御している。また、その温度制御方法は、上記の温度計測方法を用いて空気AR,AWの温度を計測するステップ103〜105及びステップ112〜115と、計測された温度に基づいて空気AR,AWの温度を制御するステップ106〜108及びステップ116〜118とを含んでいる。従って、空気AR,AWの温度を高精度に制御できる。
(7)また、本実施形態の露光装置10は、照明光ILでレチクルRのパターンを照明し、照明光ILでそのパターンを介してウエハWを露光する露光装置において、ウエハWが配置されるチャンバ2内のY軸のレーザ干渉計21RY及び21WYの計測用ビームの光路上の空気の温度を制御するために、上記の局所空調システムを備えている。
また、露光装置10による露光方法は、ウエハWが配置されるチャンバ2内のレーザ干渉計21RY及び21WYの計測用ビームの光路上の空気の温度を制御するために、上記の温度制御方法を用いている。
従って、計測用ビームの光路上の空気の温度を高精度に制御できるため、レチクルステージRST及びウエハステージWSTの位置及び速度の制御精度が向上し、露光精度を向上できる。
なお、図3の局所空調装置41で温度制御された空気AR,AWと同様に温度制御された空気を、図1のチャンバ2内の他の領域、例えばX軸のレーザ干渉計の計測用ビームの光路、制御ボックス30の周囲の領域、照明系鏡筒6の内部、又はレチクルRの上部の領域等に送風してもよい。この場合には、レーザ干渉計21RY,21WYの計測用ビームの光路上には図3の空気APと同様に温度制御された空気を供給してもよい。
次に上記の実施形態の変形例につき説明する。図3の場合には温度センサ56Aは、吹き出し部19Rから吹き出された空気ARの流れ中に配置されている。その代わりに、図5(B)に示すように、ダクト18Rの吹き出し口の近傍に、空気ARの風速分布を均一化(安定化)するための多数のメッシュよりなる整流部材53Aを設置し、その後に空気ARの流れを阻害して流れが遅くなる淀み部59を形成する楕円体(回転楕円体)状の部材58を設置してもよい。この場合には、部材58の先端部の淀み部59に温度センサ56Aのセンサ部を設置し、整流部材53Aの直後に風速計57を設置する。これによって、温度センサ56Aの周囲の空気ARの風速が安定し、かつ風速計57では空気ARの風速を高精度に計測できるため、空気ARの風速情報に基づいて温度センサ56Aの計測値を高精度に補正できる。
なお、部材58の形状は、楕円体状だけでなく、他の形状、例えば半楕円体状、卵型(若しくはこの半分の形状)、涙状、又は流線型状などでもよい。
また、上記の実施形態の局所空調装置41は、空調部46において空気A1の温度を設定温度の最小値より低くなるように制御しているが、別の制御方法として、空調部46からは大まかに温度制御した空気を分岐管48A〜48Cに供給し、この後の段階で気体を加熱又は冷却して空気の温度を高精度に制御してもよい。
また、上記の実施形態の温度センサ56A及び風速計57を用いて計測及び補正された空気ARの温度情報の使用方法は任意であり、その温度情報を用いてレーザ干渉計の計測用ビームの波長の補正をしてもよい。
同様に、温度センサ56B1,56B2を用いて計測及び補正された空気AWの温度情報の使用方法は任意である。
また、上記の実施形態では、空調用の気体として空気(例えばドライエアー)が使用されているが、その代わりに窒素ガス若しくは希ガス(ヘリウム、ネオン等)、又はこれらの気体の混合気体等を使用してもよい。
また、上記の実施形態の露光装置又は露光方法を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(又はマイクロデバイス)を製造する場合、電子デバイスは、図8に示すように、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ221、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ222、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造してレジストを塗布するステップ223、前述した実施形態の露光装置又は露光方法によりマスクのパターンを基板(感応基板)に露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ224、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)225、並びに検査ステップ226等を経て製造される。
従って、このデバイス製造方法は、上記の実施形態の露光装置又は露光方法を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、そのパターンが形成された基板を処理すること(ステップ224)とを含んでいる。その露光装置又は露光方法によれば、局所空調装置を用いて露光装置の温度制御を高精度に行うことができるため、電子デバイスを高精度に製造できる。
なお、本発明は、走査露光型の投影露光装置のみならず、一括露光型(ステッパー型)の投影露光装置を用いて露光する場合にも適用することが可能である。また、本発明は、投影光学系を使用しないプロキシミティ方式やコンタクト方式の露光装置等で露光を行う際にも適用できる。
また、本発明は、半導体デバイスの製造プロセスへの適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置の製造プロセスや、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、MEMS(Microelectromechanical Systems:微小電気機械システム)、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスの製造プロセスにも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、製造工程にも適用することができる。
また、本発明の温度計測方法及び温度制御方法は、露光装置以外の半導体製造装置又は加工装置等の温度計測及び温度制御を行う場合にも適用可能である。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは勿論である。
R…レチクル、PL…投影光学系、W…ウエハ、2…チャンバ、8…主空調装置、10…露光装置、18R,18W,18P…ダクト、19A,19W…吹き出し部、21RY…レーザ干渉計、21WY…レーザ干渉計、36…局所空調制御系、40…空調空気供給管、41…局所空調装置、49A〜49C…加熱装置、56A,56B1,56B2…温度センサ、57…風速計

Claims (20)

  1. 温度制御対象領域に送風される気体の温度情報を計測する温度計測方法において、
    温度センサを用いて前記気体の温度情報を計測し、
    前記計測された温度情報を前記気体の風速情報に基づいて補正することを特徴とする温度計測方法。
  2. 前記計測された温度情報を補正する際に、前記気体の風速情報に基づいて前記温度センサの自己発熱に基づく第1の温度誤差情報を求め、該第1の温度誤差情報を用いて前記温度情報を補正することを特徴とする請求項1に記載の温度計測方法。
  3. 前記計測された温度情報を補正する際に、前記気体の風速情報に基づいて前記温度センサの応答遅れに基づく第2の温度誤差情報を求め、該第2の温度誤差情報を用いて前記温度情報を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度計測方法。
  4. 前記気体の温度情報を計測する際に、前記気体の風速情報を計測することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の温度計測方法。
  5. 前記気体の風速情報を計測する際に、前記気体の風速を安定化することを特徴とする請求項4に記載の温度計測方法。
  6. 前記気体の温度情報を計測する際に、少なくとも2つの熱伝達率の異なる温度センサを使用し、
    前記2つの温度センサで計測される温度情報を用いて、前記気体の風速情報に対応する温度計測誤差情報を求めることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の温度計測方法。
  7. 温度制御対象領域に送風される気体の温度を制御する温度制御方法において、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の温度計測方法を用いて、前記気体の温度情報を計測し、
    前記計測された温度情報に基づいて、前記温度制御対象領域に送風される前記気体の温度を制御することを特徴とする温度制御方法。
  8. 露光光でパターンを照明し、前記露光光で前記パターンを介して物体を露光する露光方法において、
    前記物体が配置される環境内の所定の温度制御対象領域の温度を制御するために、請求項7に記載の温度制御方法を用いることを特徴とする露光方法。
  9. 前記温度制御対象領域は、前記物体を移動する可動体の位置情報を計測するための干渉計の光路の少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項8に記載の露光方法。
  10. 請求項8又は9に記載の露光方法を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、
    前記パターンが形成された基板を処理することと、を含むデバイス製造方法。
  11. 温度制御対象領域に送風される気体の温度情報を計測する温度計測装置において、
    前記気体の温度情報を計測する温度センサと、
    前記温度センサで計測された温度情報を前記気体の風速情報に基づいて補正する制御装置と、
    を備えることを特徴とする温度計測装置。
  12. 前記制御装置は、前記気体の風速情報に基づいて前記温度センサの自己発熱に基づく第1の温度誤差情報を求め、該第1の温度誤差情報を用いて前記温度センサで計測された温度情報を補正することを特徴とする請求項11に記載の温度計測装置。
  13. 前記制御装置は、前記気体の風速情報に基づいて前記温度センサの応答遅れに基づく第2の温度誤差情報を求め、該第2の温度誤差情報を用いて前記温度センサで計測された温度情報を補正することを特徴とする請求項11又は12に記載の温度計測装置。
  14. 前記気体の風速情報を計測する風速センサを備え、
    前記制御装置は、前記風速センサで計測された風速情報に基づいて前記温度センサで計測された温度情報を補正することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の温度計測装置。
  15. 前記風速センサよりも前記気体の上流側に配置されて、前記気体の風速を安定化する整流部材を備えたことを特徴とする請求項14に記載の温度計測装置。
  16. 前記温度センサとして、少なくとも2つの熱伝達率の異なる温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記2つの温度センサで計測される温度情報を用いて、前記気体の風速情報に対応する温度計測誤差情報を求めることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の温度計測装置。
  17. 温度制御対象領域に送風される気体の温度を制御する温度制御装置において、
    請求項11から16のいずれか一項に記載の温度計測装置と、
    前記温度計測装置で計測された温度情報に基づいて、前記温度制御対象領域に送風される前記気体の温度を制御する温度調整部と、
    を備えることを特徴とする温度制御装置。
  18. 露光光でパターンを照明し、前記露光光で前記パターンを介して物体を露光する露光装置において、
    前記物体が配置される環境内の所定の温度制御対象領域の温度を制御するために、請求項17に記載の温度制御装置を備えることを特徴とする露光装置。
  19. 前記物体を移動する可動体の位置情報を計測する干渉計を備え、
    前記温度制御対象領域は、前記干渉計の光路の少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項18に記載の露光装置。
  20. 請求項18又は19に記載の露光装置を用いて基板上に感光層のパターンを形成することと、
    前記パターンが形成された基板を処理することと、を含むデバイス製造方法。
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