JP2010216342A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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伸一 石川
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Abstract

【課題】車両が転倒したときにおける、内燃機関の損傷の防止と速やかな走行再開を両立させるようにした内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の転倒を示す転倒信号に応じて内燃機関の運転を停止させる運転停止手段(S30)を備え、内燃機関の回転数NEに基づき、前記運転停止手段による内燃機関の運転の停止を所定時間(猶予時間TMROVERJD)猶予すると共に、前記所定時間を機関回転数NEが増加するにつれて短くなるように設定する(S16〜S26)。
【選択図】図3

Description

この発明は内燃機関の制御装置に関し、より詳しくは車両転倒時の内燃機関の運転を制御する制御装置に関する。
車両(例えば自動二輪車)が転倒すると、車体の傾斜によって内燃機関における潤滑油の循環圧送に支障を来たし、内燃機関が損傷するなどの不具合が生じる恐れがある。そこで、従来より、車両の転倒時に内燃機関の運転を直ちに停止させるようにした内燃機関の制御装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−71703号公報(段落0021,0022、図3など)
ところで、例えば車両の転倒の度合いが軽微な場合、運転者は車体を即座に引き起こすことが可能であるため、上記したような不具合は生じ難い。しかしながら、特許文献1記載の技術のように転倒後に内燃機関の運転を直ちに停止させるように構成すると、運転者は、軽微な転倒であるにも関わらず、車体を引き起こした後に再始動操作(具体的には始動用レバー(キックスタータペダル)などの操作)を行う必要があり、煩瑣であった。
また、タイムトライアルなどのレースにおいては、上記した再始動操作がタイムロスに繋がるという不都合が生じると共に、転倒することの多いオフロードレースにおいては、転倒する度に再始動操作を行うのは運転者(ライダー)にとって身体的な負担が大きかった。そのため、内燃機関の制御装置、特にレース用の内燃機関の制御装置にあっては、軽微な転倒のときには、内燃機関の運転を停止させずに走行を速やかに再開できることが望まれていた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、車両が転倒したときにおける、内燃機関の損傷の防止と速やかな走行再開を両立させるようにした内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、車両が転倒したとき、前記転倒を示す転倒信号を出力する転倒信号出力手段と、前記出力された転倒信号に応じて前記車両に搭載される内燃機関の運転を停止させる運転停止手段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、前記検出された機関回転数に基づき、前記運転停止手段による前記内燃機関の運転の停止を所定時間猶予する運転停止猶予手段とを備えると共に、前記運転停止猶予手段は、前記検出された機関回転数が増加するにつれて短くなるように前記所定時間を設定する如く構成した。
請求項1に係る内燃機関の制御装置にあっては、車両の転倒を示す転倒信号に応じて内燃機関の運転を停止させる運転停止手段を備え、内燃機関の機関回転数に基づき、前記運転停止手段による内燃機関の運転の停止を所定時間猶予すると共に、前記所定時間を機関回転数が増加するにつれて短くなるように設定するように構成、即ち、車両が転倒してから内燃機関の運転状態に応じて設定される所定時間が経過したとき、内燃機関の運転を停止させるように構成したので、車両転倒時において適切なタイミングで運転を停止できると共に、内燃機関が損傷するのを防止することができる。
また、例えば車両の転倒の度合いが軽微であり、運転者によって所定時間内に車体が引き起こされる場合、運転停止手段による内燃機関の運転の停止が猶予されている、換言すれば、運転が継続していることから、運転者は車体を引き起こした後に走行を即座に再開することが可能となる。また、転倒時の再始動操作が不要となるため、例えばレースにおいては大きなタイムロスが無くなると共に、運転者(ライダー)の身体的な負担を軽減することができる。このように、車両が転倒したときにおける、内燃機関の損傷の防止と速やかな走行再開を両立させることができる。
この発明の実施例に係る内燃機関の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示すECUの構成を全体的に示すブロック図である。 図1に示す内燃機関の制御装置の動作を示すフロー・チャートである。 図3フロー・チャートの処理で使用される、エンジン回転数に対する猶予時間のテーブル特性を示すグラフである。 図1に示す内燃機関の制御装置の動作を示すタイム・チャートである。 図1に示す内燃機関の制御装置の動作を示す、図5と同様なタイム・チャートである。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の制御装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係る内燃機関の制御装置を全体的に示す概略図である。
図1において符号10は、図示しない車両(例えば自動二輪車)に搭載された内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10は4サイクル単気筒の水冷式で、排気量250cc程度のガソリン・エンジンからなる。尚、符号10aはエンジン10のクランクケースを示す。
エンジン10の吸気管12にはスロットルバルブ14が配置される。スロットルバルブ14は、車両のハンドルバーに運転者の手動操作自在に設けられたアクセラレータ(スロットルグリップ)にスロットルワイヤ(共に図示せず)を介して機械的に接続され、アクセラレータの操作量に応じて開閉され、エアクリーナ16から吸気管12を通ってエンジン10に吸入される空気の量を調整する。
吸気管12においてスロットルバルブ14の下流側の吸気ポート付近にはインジェクタ20が配置され、スロットルバルブ14で調整された吸入空気にガソリン燃料を噴射する。噴射された燃料は吸入空気と混合して混合気を形成し、混合気は、吸気バルブ22が開弁されるとき、燃焼室24に流入する。
燃焼室24に流入した混合気は、点火コイル26から供給された高電圧で点火プラグ30が火花放電されるときに点火されて燃焼し、ピストン32を図1において下方に駆動してクランク軸34を回転させる。尚、クランク軸34には、エンジン10の始動用のキックスタータペダル(図示せず)が接続される。
燃焼によって生じた排ガスは、排気バルブ36が開弁されるとき、排気管40を流れる。排気管40には触媒装置42が配置され、排ガス中の有害成分を除去する。触媒装置42で浄化された排ガスはさらに下流に流れ、エンジン10の外部に排出される。
スロットルバルブ14の付近にはポテンショメータからなるスロットル開度センサ44が設けられ、スロットルバルブ14の開度θTHを示す出力を生じる。吸気管12のスロットルバルブ14の上流側には吸気温センサ46が設けられて吸入空気の温度TAを示す出力を生じると共に、下流側には絶対圧センサ48が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAを示す出力を生じる。
エンジン10のシリンダブロックの冷却水通路10bには水温センサ50が取り付けられ、エンジン10の温度(エンジン冷却水温)TWに応じた出力を生じる。エンジン10のクランク軸34の付近にはクランク角センサ(機関回転数検出手段)52が取り付けられて所定クランク角度位置でクランク角度信号を出力する。
また、車両のフレーム(図示せず)の適宜位置には転倒センサ(転倒信号出力手段)54が設置される。転倒センサ54は振子を備え、その鉛直軸からのずれ、即ち、車両の傾斜角を検出し、検出された傾斜角が車両は転倒したと判定できる所定傾斜角以上のとき、転倒を示すオン信号(転倒信号)を出力する一方、所定傾斜角未満のときはオフ信号を出力する。
上記したスロットル開度センサ44や転倒センサ54などの各センサの出力は電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)60に入力される。
図2はECU60の構成を全体的に示すブロック図である。
ECU60はマイクロコンピュータからなり、波形整形回路60aと、回転数カウンタ60bと、A/D変換回路60cと、CPU60dと、点火回路60eと、駆動回路60fと、ROM60gと、RAM60hおよびタイマ60iを備える。
波形整形回路60aは、クランク角センサ52の出力(信号波形)をパルス信号に波形整形し、回転数カウンタ60bに出力する。回転数カウンタ60bは入力されたパルス信号をカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)し、エンジン回転数NEを示す信号をCPU60dへ出力する。A/D変換回路60cは、スロットル開度センサ44などの各センサの出力が入力され、アナログ信号値をデジタル信号値に変換してCPU60dに出力する。
CPU60dは、変換されたデジタル信号などに基づき、ROM60gに格納されているプログラムに従って演算を実行し、点火コイル26の点火制御信号を点火回路60eに出力する(即ち、点火時期制御を行う)。また、CPU60dは、各信号に基づき、同様にROM60gに格納されているプログラムに従って演算を実行し、燃料噴射制御信号を駆動回路60fに送る(燃料噴射制御を行う)。
点火回路60eは、CPU60dからの点火制御信号に応じ、点火コイル26を通電して点火を行う。駆動回路60fは、CPU60dからの燃料噴射制御信号に応じ、インジェクタ20を駆動して燃料を噴射させる。RAM60hは、例えば点火時期制御および燃料噴射制御において算出された点火時期や燃料噴射量などのデータが書き込まれる。また、タイマ60iは、後述するプログラムにおいて行われる時間計測の処理に利用される。
図3はこの実施例に係る内燃機関の制御装置の動作を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは、ECU60において所定の周期(例えば100msec)ごとに実行(ループ)される。
以下説明すると、S10においてクランク角センサ52の出力に基づいてエンジン回転数NEを検出(算出)し、S12に進んでエンジン10が停止しているか否か判断する。S12にあっては、クランク角度信号がクランク角センサ52から既定時間出力されないとき、エンジン10は停止していると判断する。
S12で否定されるときはS14に進み、エンジン停止処理実行済フラグF_ROVER(後述)のビットが1か否か判断する。フラグF_ROVERは初期値が0とされるため、S14の処理を最初に実行するときは否定されてS16に進み、検出されたエンジン回転数NEに基づいて猶予時間(所定時間)TMROVERJDを算出する。猶予時間TMROVERJDは、車両転倒時にエンジン10を停止させる処理(後述)の実行を猶予する時間を意味する。
S16の処理は、図4にその特性を示すテーブル値を検出されたエンジン回転数NEで検索することで行う。図4は、検出されたエンジン回転数NEに対する猶予時間TMROVERJDのテーブル特性を示すグラフである。
図示の如く、猶予時間TMROVERJDは、エンジン回転数NEに応じて設定される、詳しくはエンジン回転数NEが低回転のときは比較的長く設定される一方、エンジン回転数NEが増加するにつれて徐々に短くなるように設定される。また、エンジン回転数NEが所定回転数NEaを超える高回転領域にあるときは一定の短い時間とされる。尚、図4に示すテーブルは予め実験により求められてROM60gに格納される。
次いでS18に進み、転倒フラグF_ROVERJDのビットが1か否か判断する。フラグF_ROVERJDは、図示しないプログラムにおいて、転倒センサ54で車両の転倒が検出されるとき、即ち、オン信号(転倒信号)が出力されるときにそのビットが1にセットされる一方、転倒が検出されないとき(オフ信号が出力されるとき)は0にセットされる。
S18で否定されるときはS20に進み、後述する処理で利用される転倒時間タイマTMROVERの値を0にリセットし、S22に進んで燃料噴射・点火制御信号の出力を許可し、通常の燃料噴射制御および点火時期制御を実行する。
他方、S18で肯定されるときはS24に進み、転倒センサ54から転倒信号が出力されてからの経過時間を計測する転倒時間タイマTMROVER(カウントアップタイマ)をスタートさせる。尚、次回以降のプログラムループにおいて、S18で肯定されてS24に進む場合、タイマTMROVERはスタート済みであることから、経過時間の計測を継続し、タイマTMROVERの値が更新される。
次いでS26に進み、転倒時間タイマTMROVERの値が猶予時間TMROVERJD以上か否か判断する。S26の処理を最初に行うときはS24においてタイマTMROVERをスタートさせた直後であるため、通例否定されてS22に進み、燃料噴射・点火制御信号の出力を許可する。
一方、次回以降のプログラムループにおいてS26で肯定されるときはS28に進み、エンジン停止処理実行済フラグF_ROVERのビットを1にセットし、S30に進んで燃料噴射・点火制御信号の出力を停止する、換言すれば、エンジン10の運転を停止させるエンジン停止処理を実行する。
このように、エンジン停止処理を、車両が転倒してから猶予時間TMROVERJDが経過した後に実行する、別言すれば、エンジン回転数NEに基づき、車両転倒時に(転倒センサ54の転倒信号に応じて)実行されるエンジン停止処理を猶予時間TMROVERJD猶予する。尚、上記から分かるように、エンジン停止処理実行済フラグF_ROVERのビットが1にセットされることはエンジン停止処理を実行済みであることを意味し、0にセットされることはエンジン停止処理を実行していないことを意味する。
S28においてフラグF_ROVERのビットが1にセットされると、次回以降のプログラムループにおいてはS14で肯定されてS30に進み、エンジン停止処理を実行(継続)することとなる。そしてエンジン10が停止すると、S12で肯定されてS32に進み、転倒時間タイマTMROVERの値を0にリセットし、S32に進んでエンジン停止処理実行済フラグF_ROVERのビットを0にセットし、次回のエンジン始動時のプログラム実行に備える。
図5および図6は上記した処理を説明するタイム・チャートである。尚、図5は車両が転倒して猶予時間TMROVERJDが経過したときにエンジン10の運転を停止させる場合を示し、図6は猶予時間TMROVERJDが経過する前に車体が引き起こされ、エンジン10の運転を停止させない場合を示す。
図5に示すように、先ず時点t1において車両が転倒すると、転倒フラグF_ROVERJDのビットを1にセットすると共に、転倒時間タイマTMROVERをスタートさせる(S18,S24)。尚、タイマTMROVERをスタートさせた後においては、時点t2から時点t3に示す如く、エンジン回転数NEの変動に応じて猶予時間TMROVERJDの値も変化する。具体的には、猶予時間TMROVERJDは、前述したようにエンジン回転数NEが低回転のときは比較的長く、エンジン回転数NEが増加するにつれて短くなるように変化する。
その後、時点t4で転倒時間タイマTMROVERの値が猶予時間TMROVERJD以上になる、即ち、車両が転倒して猶予時間TMROVERJDが経過すると、燃料噴射・点火制御信号の出力を停止してエンジン停止処理を実行すると共に、エンジン停止処理実行済フラグF_ROVERのビットを1にセットする(S26〜S30)。
そして、エンジン停止処理によってエンジン10が停止すると(時点t5)、転倒時間タイマTMROVERの値を0にリセットすると共に、エンジン停止処理実行済フラグF_ROVERのビットを0にセットする(S32,S34)。
次いで図6を参照して車両転倒後に車体が即座に引き起こされ、エンジン10の運転を停止させない場合を説明すると、先ず時点t6において車両が転倒すると、上記した時点t1と同様、フラグF_ROVERJDのビットを1にセットし、タイマTMROVERをスタートさせる(S18,S24)。
そして、例えば車両の転倒の度合いが軽微であり、車両転倒後、猶予時間TMROVERJDが経過する前(具体的には、転倒時間タイマTMROVERの値が猶予時間TMROVERJD未満のとき)に運転者によって車体が引き起こされると(時点t7)、転倒フラグF_ROVERJDのビットが0にセットされるため(図3フロー・チャートのS18で否定されるため)、転倒時間タイマTMROVERの値を0にリセットし、燃料噴射・点火制御信号の出力を許可する(S20,S22)。これにより、エンジン10にあっては転倒後に運転が停止することはなく、よって運転者は車体を引き起こした後に走行を即座に再開することができる。
以上の如く、この発明の実施例にあっては、車両が転倒したとき、前記転倒を示す転倒信号を出力する転倒信号出力手段と(転倒センサ54)、前記出力された転倒信号に応じて前記車両に搭載される内燃機関(エンジン)10の運転を停止させる運転停止手段と(ECU60。S30)を備えた内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の回転数(エンジン回転数)NEを検出する機関回転数検出手段と(クランク角センサ52)、前記検出された機関回転数NEに基づき、前記運転停止手段による前記内燃機関10の運転の停止を所定時間(猶予時間TMROVERJD)猶予する運転停止猶予手段と(ECU60。S16〜S26)を備えると共に、前記運転停止猶予手段は、前記検出された機関回転数NEが増加するにつれて短くなるように前記所定時間(猶予時間TMROVERJD)を設定するように構成した。
このように、車両が転倒してからエンジン10の運転状態に応じて設定される猶予時間TMROVERJDが経過したとき、エンジン10の運転を停止させるように構成したので、車両転倒時において適切なタイミングで運転を停止できると共に、エンジン10が損傷するのを防止することができる。
また、例えば車両の転倒の度合いが軽微であり、運転者によって猶予時間TMROVERJD内に車体が引き起こされる場合、運転停止手段によるエンジン10の運転の停止が猶予されている、換言すれば、運転が継続していることから、運転者は車体を引き起こした後に走行を即座に再開することが可能となる。また、転倒時の再始動操作(具体的にはキックスタータペダルなどの操作)が不要となるため、例えばレースにおいては大きなタイムロスが無くなると共に、運転者(ライダー)の身体的な負担を軽減することができる。このように、車両が転倒したときにおける、エンジン10の損傷の防止と速やかな走行再開を両立させることができる。
尚、上記において、車両の転倒を振子式の転倒センサ54で検出するように構成したが、それに限られるものではなく、例えば加速度センサを用いて転倒を検出するようにしても良い。
また、車両の例として自動二輪車を挙げたが、それに限られるものではなく、例えばスクータやATV(All Terrain Vehicle)など、運転者がシート(サドル)に跨って乗る型の、いわゆる鞍乗り型車両であれば良く、さらには他の車両(例えば四輪自動車)であっても良い。
10 エンジン(内燃機関)、52 クランク角センサ(機関回転数検出手段)、54 転倒センサ(転倒信号出力手段)、60 ECU(電子制御ユニット)

Claims (1)

  1. 車両が転倒したとき、前記転倒を示す転倒信号を出力する転倒信号出力手段と、前記出力された転倒信号に応じて前記車両に搭載される内燃機関の運転を停止させる運転停止手段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、前記検出された機関回転数に基づき、前記運転停止手段による前記内燃機関の運転の停止を所定時間猶予する運転停止猶予手段とを備えると共に、前記運転停止猶予手段は、前記検出された機関回転数が増加するにつれて短くなるように前記所定時間を設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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