JP2010215807A - 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置 - Google Patents

脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010215807A
JP2010215807A JP2009065101A JP2009065101A JP2010215807A JP 2010215807 A JP2010215807 A JP 2010215807A JP 2009065101 A JP2009065101 A JP 2009065101A JP 2009065101 A JP2009065101 A JP 2009065101A JP 2010215807 A JP2010215807 A JP 2010215807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alcohol
oil
fixed bed
reaction tower
bed reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009065101A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Den
慶一 傳
Yuichiro Azuma
裕一郎 東
Kazusane Sato
干城 佐藤
Osamu Kamatari
修 鎌足
Tetsuya Koshikawa
哲也 越川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
REBO INTERNATIONAL KK
Original Assignee
REBO INTERNATIONAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by REBO INTERNATIONAL KK filed Critical REBO INTERNATIONAL KK
Priority to JP2009065101A priority Critical patent/JP2010215807A/ja
Publication of JP2010215807A publication Critical patent/JP2010215807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

【課題】工程そのものが簡略化された脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び当該エステルの製造装置を提供すること。
【解決手段】油脂とアルコールとのエステル交換反応を固体触媒の存在下で行わせる脂肪酸アルキルエステルの製造方法であって、工程A:油脂と気体のアルコールとを、固体触媒が充填された固定床反応塔の上部から供給する工程;工程B:供給された油脂と気体のアルコールとを、固定床反応塔内に下向並流で流通させてエステル交換反応を行わせる工程;並びに工程C:固定床反応塔から反応後の気体のアルコール及び液体成分を排出する工程;を含む、脂肪酸アルキルエステルの製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び当該エステルの製造装置に関する。さらに詳しくは、植物油由来の油脂、及びこれを利用するレストラン、食品工場、一般家庭等から廃棄される廃食用油等を好適な原料油脂として、アルコールとのエステル交換反応により脂肪酸アルキルエステルを製造する方法及び当該エステルを製造するための装置に関する。
脂肪酸アルキルエステルは、油脂化学工業において油脂製品、例えば各種界面活性剤等の原料として重要である。従って、その製造プロセスは油脂化学工業における川上プロセスとして最も重要なプロセスの1つである。
また、脂肪酸アルキルエステルは、バイオマス由来のディーゼル燃料として使用可能なことから、石油代替の新エネルギーとして注目されてから久しい。
とくに、植物油から得られる脂肪酸メチルエステルは、粘度、比重等の物性や燃焼性が軽油に類似しており、エンジンの改造をしなくても使用できるバイオディーゼル燃料として使用されつつあり、近い将来、その利用が大いに期待されている。
しかしながら、その製造方法及び装置のうちで実用化されたものは、未だ古典的なものから新たに進歩していないというのが現状である。すなわち、かかる製造方法及び装置では、原料油脂とアルコールを混合しこれに水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム等のアルカリ物質を加えて常圧、及びアルコールの沸点以下近くの温度で適当な時間、反応させている。その後、過剰のアルコールを減圧下で蒸発分離したのち、反応生成物の脂肪酸アルキルエステルから副生物のグリセリンをその比重差を利用して分離している。得られた脂肪酸アルキルエステルは水洗、そして比重差を利用して水分を分離し、最後に減圧下で脱水し燃料としての品質を満足させる方法が一般に行われている。一方アルカリ含有グリセリンは、種々の方法で精製分離するか、産業廃棄物として処理されている。
すなわち、従来の製造方法では、反応工程、アルコール除去工程、静置または遠心分離によるグリセリン除去工程、生成したアルキルエステルの水洗等の精製工程、脱水行程、そして副生グリセリンの処理工程といった、数多くの複雑な工程を伴っている。
これらの方法では、回分式から連続式への合理化の技術が種々開示されているが(例えば特許文献1)、工程そのものを削減するといった画期的な簡略化方法及び装置の開発には至っておらず、設備費及び運転経費をさらに低下させる余地は残されている。
かかる複雑な工程の簡略化を試みて、アルコール不溶性の固体触媒を用いて、反応後の工程において、触媒の除去を不要または簡略化する試みの技術の開示があるが、触媒開発を主として述べられており、反応に続く後の工程の簡略化について具体的な方法の議論は無い(特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5)。
酸化カルシウムは古くよりエステル交換反応に用いることが可能な触媒として知られている。しかしながら酸化カルシウムを用いる方法でも、均一系触媒としての水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルコール可溶性触媒に比べて固体触媒を用いる他はその後の工程は従来のプロセス方式なので、全プロセスを考えた場合には操作及び設備費の点でそのメリットは小さく、いまだ実用化に至っていない。すなわち固体触媒を用いても、油脂とアルコールを混合して反応させるため、反応終了後、加熱して過剰のアルコール分を蒸発除去しなければならなく、その後副生グリセリンを分層分離するグリセリン除去方法も同様なので、酸化カルシウムを用いる利点が生かされているとは言いにくい。
また、酸化カルシウムはアルコール不溶性とは言いながら反応途中でアルコールまたは副生グリセリンにわずかに溶解する。この溶解分を除かなければならなく、単に固体触媒を用いるのみでは、工程の簡略化を図ることができない。
特開平10−182518号公報 特許第3995429号 特許第3941876号 特開2008−212772号公報 WO2007/088702A1
そこで本発明の課題は、工程そのものが簡略化された脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び当該エステルの製造装置を提供することである。さらに本発明の課題は、固体触媒を使用する場合に固体触媒の溶解を極小とする脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び当該エステルの製造装置を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、原料のアルコールを気体で固体触媒に供給し、気体で排出することによって、反応工程の大幅な簡略化を実施できること、さらにはかかる製造方法によって、溶解する固体触媒の量を大きく低減できることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 油脂とアルコールとのエステル交換反応を固体触媒の存在下で行わせる脂肪酸アルキルエステルの製造方法であって、
工程A:油脂と気体のアルコールとを、固体触媒が充填された固定床反応塔の上部から供給する工程、工程B:供給された油脂と気体のアルコールとを、固定床反応塔内に下向並流で流通させてエステル交換反応を行わせる工程、並びに工程C:固定床反応塔から反応後の気体のアルコール及び液体成分を排出する工程、を含む、脂肪酸アルキルエステルの製造方法;並びに
〔2〕 固体触媒が充填された固定床反応塔、油脂と気体のアルコールとを当該固定床反応塔の上部に供給する手段、当該固定床反応塔から排出される気体のアルコールを回収して当該固定床反応塔の上部に供給する手段、及び当該固定床反応塔から排出される液体成分を脂肪酸アルキルエステル含有層及びグリセリン含有層に分離するための分離手段を少なくとも備えた、脂肪酸アルキルエステルの製造装置、に関するものである。
本発明の製造方法によれば、触媒を通過したアルコールは気体で回収されることとなるため、アルコール除去工程を削減できるという効果が奏せられる。さらに、反応生成物を含有する液体成分は、静置するという時間の要する工程を経ることなくグリセリン層とその他の成分の層の2層に容易に分離される。しかも溶け出す触媒の量が極めて少なくなり、グリセリンの処理も、例えばそのまま燃料として使用可能なので、極めて簡略化されるという効果や、反応率を高くできるので、得られるエステルの純度が高く収率も向上できるという効果も奏せられる。さらに、本発明の製造装置は、このような工程の削減、簡略化が達成される方法を利用する装置であるため、従来の製造装置よりも構成要素を削減できるという効果が奏される。
図1は、本発明の製造装置の一例を示す模式図である。 図2は、本発明の実施例及び比較例で用いた製造装置である。
原料油脂としては植物油であれば特に限定されない。具体的には、菜種油、ごま油、大豆油、トウモロコシ油、ひまわり油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、紅花油、ジャトロファ油(南洋油桐油)、パパイア種子油等々の一種または二種以上の混合物が好ましい。本発明で用いられる原料油脂は、未使用の清浄なものに限らず、廃食用油であってもよい。経済的面、社会的面からは廃食用油が望ましい。廃食用油と植物油とが混合された油脂も、本発明の原料油脂として用いることができる。
本発明に用いられるアルコールとしては低級アルコールが好ましい。中でも、ディーゼル燃料として良質な低級アルキルエステルを製造する観点から、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコールからなる群より選択される1種以上のアルコールを用いることが好ましい。
エステル交換反応は平衡反応であることから、アルコールはできるだけ多量に使用することが好ましいが、使用量に見合った反応率向上効果を得る観点から、反応塔においては、油脂100重量部に対して10〜60重量部が好ましく、20〜40重量部がより好ましい。
本発明に用いられる固体触媒としては、エステル交換反応に活性のある固体触媒であれば特に限定されない。温和な条件(例えば60〜200℃、常圧〜数気圧程度)で工業的に実用性のある、活性の高いものがより望ましい。触媒の性状としては、酸触媒でもアルカリ触媒でもよいが、酸触媒の方が、原料油脂中の遊離脂肪酸のエステル化にも有効であるため、より好ましい。
具体的には、CaO、BaO、SrO等のアルカリ土類金属酸化物の成型品、これらのアルカリ土類金属酸化物を含有するペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品、ニオブ酸カリウム等のアルカリ金属を含有するペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品、その他各種金属の複合酸化物の成型品、塩基性イオン交換樹脂のアルカリ性のものの成型品、酸性イオン交換樹脂の成型品、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化タングステンを含む各種固体酸触媒等の酸性のものの成型品が、本発明に用いられる好ましい固体触媒として挙げられる。成型品の大きさは特に限定されないが、例えば、粒径が1〜10mm程度のものが好ましい。これらの固体触媒は、一種類のみを単独で用いてもよく、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。本発明の方法によれば、溶解の可能性のある固体触媒を用いる場合にはその溶解量を低減させることができるので、本発明においては、酸化カルシウム等の固体触媒の利点を生かすことができる。
さらに、反応効率の観点から、固体触媒として、アルカリ土類金属酸化物の成型品、アルカリ土類金属酸化物を含有するペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品、及びニオブ酸カリウム等のアルカリ金属を含有するペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品からなる群より選択される1種以上の成形品を用いることが好ましい。
本発明に係る触媒を成形して得られる固体触媒の形状としては特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択すればよい。
用いられる固体触媒の量は、例えば油脂100容量部に対して10〜90容量部が好ましく、50〜90容量部がより好ましい。
なお、固定床反応塔を形成する反応器、即ちエステル交換反応の反応場を提供する容器としては、管型、円筒型、角型、円錐型の容器等を挙げることができる。反応器の材質は特に限定されず、ガラス、鉄鋼、ステンレス鋼、Ni合金、Ti合金、グラスライニング鋼、ポリマーライニング鋼、セラミックライニング鋼等を使用できる。
本発明の製造方法は、油脂とアルコールとのエステル交換反応を固体触媒の存在下で行わせる脂肪酸アルキルエステルの製造方法であり、以下の工程A、工程B及び工程Cを含む。
反応の進行はワンパスで行ってもよいが、気体のアルコールの循環はもちろん、ポンプを用いてグリセリン層除去後の脂肪酸アルキルエステル層を循環させることが望ましい。
また、本発明の製造方法は回分式に適用することもでき、あるいは一部原料を補給しつつ、一部反応生成物を抜き出す連続式に適用することもできる。
工程Aでは、油脂と気体のアルコールとが、固体触媒が充填された固定床反応塔の上部から供給される。固定床反応塔への油脂及びアルコールの供給は、例えば、各々の原料槽から、当該原料槽と固定床反応塔との間をつなぐ配管を介して行うことができる。
反応塔内の固体触媒に対する油脂の供給量としては、例えば、液空間速度(LHSV)で、好ましくは2〜60/hrである。また、気体のアルコールの供給量としては、例えば、液体換算で示すとLHSVで0.2〜40/hrに相当する供給量が好ましい。
気体のアルコールは固定床反応塔の上部から供給されてもよく、下部から供給されてもよいが、フラッディング現象を避ける観点及び比重の大きなグリセリンを反応塔から迅速に除去する観点から、反応塔の上部から供給されることが好ましい。
固定床反応塔は、原料の供給側が上部に、生成物等の排出側が下部となるように傾斜をつけて設置することが好ましい。グリセリンを反応塔から迅速に除去する観点から、固定床反応塔はほぼ鉛直となるように設置することがより好ましい。
工程Bでは、供給された油脂と気体のアルコールとを、固定床反応塔内に下向並流で流通させてエステル交換反応を行わせる。
油脂と気体のアルコールとを下向並流で流通させるためには、固定床反応塔を傾斜を付けて設置し、上部からこれらの成分を供給し、下部から生成物等を排出することにより達成できる。
固定床反応塔内でエステル交換反応を行わせるためには、所定の触媒を用いて、反応塔内の温度を好ましくは60〜200℃とすればよい。例えば、常圧のときは、アルコールとしてメチルアルコールを用いる場合、反応塔内の温度としては、65〜95℃が好ましく、エチルアルコールを用いる場合、反応塔内の温度としては、80〜150℃が好ましく、プロピルアルコールを用いる場合、反応塔内の温度としては、100〜200℃が好ましい。反応塔内の温度の設定方法としては、供給される原料の温度を所定の温度に加熱する方法や、反応塔を外部から加熱する方法等が挙げられる。
反応塔内の圧力としては、アルコールが気体で存在する圧力であることが要求される。例えば温和な条件として、0.1〜1MPaが好ましく、0.1〜0.5MPaがより好ましい。
工程Cでは、固定床反応塔から反応後の気体のアルコール及び液体成分が排出される。固定床反応塔の下部においても、アルコールが気体の状態を維持できるような温度条件、圧力条件に設定することとする。かかる条件の具体例としては、上記の工程Bのエステル交換反応を行わせるための条件が挙げられる。
このような工程を含む本発明の製造方法により、目的とする脂肪酸アルキルエステルが得られる。エステル交換反応の進行は、サンプル液を採取して、上層の脂肪酸アルキルエステル層のエステル含有量を、ガスクロマトグラフィー等で分析することにより確認することができる。
本発明の製造方法における脂肪酸アルキルエステルの製造時間としては、反応塔内の温度や用いる原料の種類等により異なるため一概には言えないが、例えば30分間〜24時間の範囲で選択される。
本発明の製造方法においては、原料を効率的に使用する観点から、排出された気体のアルコールを回収して固定床反応塔の上部に供給するアルコール循環工程をさらに含むことが好ましい。
アルコール循環工程は、例えば、(1)排出される気体のアルコールを凝縮させて液体のアルコールを回収し、次いで該液体のアルコールを気化させて固定床反応塔の上部に供給すること、又は(2)排出される気体のアルコールを、その気体の状態を維持させたまま回収して反応塔上部に供給することにより、実施することができる。熱量の損失はあるが、設備保全の容易さの観点から、(1)の態様は小規模設備で推奨される。(2)の態様においては、アルコールを気体状態のまま維持させるために、固定床反応塔下部から上部の間に、例えば加熱器及び/又は送風機を設けて供給する。
このように、本発明では、供給時から排出時までアルコールを気体で用いるため、反応後の液体成分中にはアルコールが存在しない。その結果、アルコール除去工程を省くことができるという利点がある。
さらに、液体成分中には脂肪酸アルキルエステル、グリセリン、原料油脂、反応中間体等が含まれ、しかもアルコールが存在しないことから、液体成分は、グリセリン含有層と、脂肪酸アルキルエステル、原料油脂及び反応中間体等が含まれる脂肪酸アルキルエステル含有層とに容易に分離することができる。かかる分離操作は、反応塔下部から排出される液体成分を、重力式、遠心式を問わず非常に短時間かつ容易に実施することができる。
本発明においては、得られた脂肪酸アルキルエステル含有層を固定床反応塔の上部に供給する工程をさらに含むことが好ましい。この工程の実施により、脂肪酸アルキルエステル含有層に残存する原料の油脂や中間体を再びエステル交換反応に供することができる。その結果、脂肪酸アルキルエステル含有層中の脂肪酸アルキルエステルの含有量をさらに向上させることができる。この工程を実施する場合、例えば、液送ポンプを用いて脂肪酸アルキルエステル含有層を供給することができる。
このような操作を行うことにより、反応系からグリセリンを常時除去することができるため、反応の平衡が目的生成物の脂肪酸アルキルエステル側に傾くこととなり、結果的に反応効率が著しく向上する。しかも、反応系からグリセリンを常時除去することにより、脂肪酸アルキルエステル含有層の親水性はほとんどなくなるため、溶解する固体触媒の量も大幅に減少させることができる。本発明の製造方法においては、液体成分を、グリセリン含有層と、脂肪酸アルキルエステル含有層とに分離する工程を含むことは、上記のような優れた利点が発揮されることから非常に好ましい。
反応塔内の固体触媒に対する脂肪酸アルキルエステル含有層の供給量としては、油脂の供給量との合計として、即ち、油脂及び脂肪酸アルキルエステル含有層の供給量として、例えば、液空間速度(LHSV)で、好ましくは2〜60/hrである。
このようにして、脂肪酸アルキルエステル含有層として脂肪酸アルキルエステルが得られる。得られる脂肪酸アルキルエステルは、溶出した触媒の量も低減され、油脂や中間体の量も少ないため、ディーゼル燃料として好ましく用いることができる。得られる脂肪酸アルキルエステルをディーゼル燃料として用いる場合、副生するグリセリンを熱源として蒸留などの精製工程を実施すればよい。
次に、本発明の脂肪酸アルキルエステルの製造装置を図を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の製造装置の一例を示す模式図である。
本発明の製造装置は、固体触媒が充填された固定床反応塔1、油脂と気体のアルコールとを当該固定床反応塔1の上部に供給する手段、当該固定床反応塔1から排出される気体のアルコールを回収して当該固定床反応塔1の上部に供給する手段、及び当該固定床反応塔1から排出される液体成分を脂肪酸アルキルエステル含有層及びグリセリン含有層に分離するための分離手段3を少なくとも備えてなる。
本発明の製造装置においては、分離された脂肪酸アルキルエステル含有層を当該固定床反応塔1に供給するための手段をさらに具備することが好ましい。かかる手段を具備することにより、脂肪酸アルキルエステル含有層を反応系内で循環させることができる。具体的には、図1の装置においては、固定床反応塔1の下部から排出される気体のアルコールを固定床反応塔の上部に供給するための配管が設けられ、この配管の間には、アルコールを気体で供給するために、加熱器5や送風機6が設けられている。あるいは、この配管の間にアルコールを一旦凝縮させるための冷却器を設けてもよい。この場合、一度液化されたアルコールは次いで加熱され、気体のアルコールとして反応塔の上部に供給される。さらに、図1の装置においては、反応液受器2に回収された脂肪酸アルキルエステル含有層を固定床反応塔1の上部から供給するための配管が設けられ、この配管の間には、脂肪酸アルキルエステル含有層を必要に応じて加熱するための加熱器4が設けられている。
分離手段3において分離されたグリセリン含有層は、バルブ13を介してポンプ14より製造装置外に排出される。かかるグリセリンは、加熱器5等の熱源として利用することができる。一方、原料の油脂は、バルブ9を介してポンプ10より製造装置内に所定の量が供給される。アルコールはバルブ11を介してポンプ12より製造装置内に連続的に供給される。ポンプ15で液の循環を、送風機6によりアルコールの循環を行う。こうして製造装置を稼動し続けることによって、脂肪酸アルキルエステル含有層における脂肪酸アルキルエステルの濃度が高くなり、脂肪酸アルキルエステルは反応液受器2に回収される。反応終了後は、脂肪酸アルキルエステルはバルブ8を介してポンプ7で取り出される。このように、本発明の製造装置は、蒸発等のアルコール除去工程、静置分離等のグリセリン除去工程といった工程を実施するための手段がなくても、脂肪酸アルキルエステルを製造することができる装置であり、本発明の製造装置を用いることによって、本発明の製造方法を実施することができる。
実施例1
各要素を図2に示すように組み立てて脂肪酸アルキルエステルの製造装置とし、この製造装置で本発明の実証を行った。
固定床反応塔21は、直径30mm、高さ300mmの円筒ガラス管とした。固体触媒として、粒径3〜10mm程度の工業用酸化カルシウム(近藤石灰工業株式会社製)を採用し、その80mLを円筒ガラス管中央部に充填した。円筒ガラス管の下部には予めメラミン樹脂発砲体を充填し、固体触媒を支持した。
300mL容のガラス製フラスコを反応液受器22とし、油脂(酸価:1.0の廃食用油。予め140℃で加熱して水分を除去したもの)135g(150mL)を反応液受器22に投入した。300mL容のガラス製フラスコをメタノール受器23とし、メタノール100mL(79g)をメタノール受器23に投入した。温水浴32及び加熱器28を用いて、温度計26が所定の温度(90℃)となるように装置を安定させるべく、バルブ29及びバルブ30を開けて、気体のメタノールを循環させて反応開始の準備とした。なお、温水浴32を上下させて、アルコール受器23の加熱面積を調整して、気体のメタノール循環量を液体として毎分10mL相当の量に設定した。気体のメタノール循環量は、装置において予めメタノールの循環のみを行わせ、冷却器24からのメタノールの量を測定して確認した。メタノール受器23から生じた気体のメタノールは、途中で凝縮しないように保温材27で保温され、加熱器28で加熱された配管を経て固定床反応塔21の上部から供給され、固定床反応塔21の下部から排出された気体のメタノールは、冷却器24にて凝縮されて液体としてメタノール受器23に回収された。
反応液受器22中では、上層として脂肪酸アルキルエステル層(油層)、下層としてグリセリン層が形成されることが予想されたので、上層の脂肪酸アルキルエステル層のみが毎分30mLの速度で循環すべく、液循環ポンプ25を調節し、エステル交換反応を開始し、直ちに反応液が90℃になるように温水浴31を微調整した。反応液受器22の上層から取り出された原料の油脂又は脂肪酸アルキルエステル層は、途中で温度が低下しないように保温材27で保温された配管を経て固定床反応塔21の上部に供給され、固定床反応塔21の下部から排出された液体成分として、反応液受器22に回収された。
4時間後、反応液受器22のフラスコをただちに取り外し、液体成分を観察した。反応液受器22を取り外した直後、液体成分は既に上下2層に分かれており、上部は脂肪酸アルキルエステル層、下部はグリセリン層であった。脂肪酸アルキルエステル層は、反応直後ただちにグリセリン層を分離することにより容易に得られた。
得られた脂肪酸アルキルエステル層をそのままガスクロマトグラフィーで分析したところ、エステル含有率97.8%であり、メタノールは認められなかった。また、脂肪酸アルキルエステル層中の固体触媒の溶解量を中和滴定で測定したところ、CaO換算で0.03%であった。一方、グリセリン層中の固体触媒の溶解量は、CaO換算で2.1%であった。
比較例1
図2に示される装置において、バルブ29及びバルブ30を閉とし、固定床反応塔及び液体成分の循環系のみでエステル交換反応を行った。
実施例1に用いた油脂135g及びメタノール62.5g(油脂に対して50部)の混合液を反応液受器22に投入した。メタノールの沸点以下の60℃となるように、温水浴31を設定し、液循環ポンプ25による液体の循環量を毎分30mLとして反応を実施した。反応開始時から8時間後にかけて、反応液受器22内の液体成分は2層に分離することはなかった。
4時間後、反応液受器22の液体成分をサンプリングし、メタノールを蒸発させて除去したのち、さらに静置してグリセリンを分離除去して得られた脂肪酸アルキルエステル層を、ガスクロマトグラフィーで分析した。その結果、エステル含有率87.3%であった。
さらに反応を続行し、反応開始から8時間後の液体成分をサンプリングし、上記と同様の操作によってメタノールの除去、グリセリンの分離除去を行った。得られた脂肪酸アルキルエステル層のエステル含有率を測定したところ、96.8%であった。得られた脂肪酸アルキルエステル層中の固体触媒の溶解量は、CaO換算で0.05%であった。また、グリセリン層中の固体触媒の溶解量は、CaO換算で12.1%であった。このように、フラスコ内の液体成分から目的物のエステルを得るためには、メタノールを除去したのち、静置分離してグリセリンを除くという手間のかかる操作が必要であった。
このように、アルコールを気体として反応系内を循環させた実施例は、目的の脂肪酸アルキルエステルの純度が高いこと、固体触媒の溶解量が少ないこと、(メタノールの除去やグリセリン層の除去といった)反応系全体の工程を削減できること、さらには反応効率に優れていることが分かった。本発明の方法で得られたこのような脂肪酸アルキルエステルは、蒸留等の簡略な精製工程のみを経てディーゼル燃料として用いることができる。
本発明の製造方法は、ディーゼル燃料等として用いることができる脂肪酸アルキルエステルの製造方法として利用することができる。本発明の製造装置は、ディーゼル燃料等として用いることができる脂肪酸アルキルエステルの製造装置として利用することができる。
1 固定床反応塔
2 反応液受器
3 分離手段
4 加熱器
5 加熱器
6 送風機
7 ポンプ
8 バルブ
9 バルブ
10 ポンプ
11 バルブ
12 ポンプ
13 バルブ
14 ポンプ
15 ポンプ
21 固定床反応塔
22 反応液受器
23 メタノール受器
24 冷却器
25 液循環ポンプ
26 温度計
27 保温材
28 加熱器
29 バルブ
30 バルブ
31 温水浴
32 温水浴

Claims (9)

  1. 油脂とアルコールとのエステル交換反応を固体触媒の存在下で行わせる脂肪酸アルキルエステルの製造方法であって、
    工程A:油脂と気体のアルコールとを、固体触媒が充填された固定床反応塔の上部から供給する工程、
    工程B:供給された油脂と気体のアルコールとを、固定床反応塔内に下向並流で流通させてエステル交換反応を行わせる工程、並びに
    工程C:固定床反応塔から反応後の気体のアルコール及び液体成分を排出する工程、
    を含む、脂肪酸アルキルエステルの製造方法。
  2. 固定床反応塔から排出される気体のアルコールを回収して固定床反応塔の上部に供給するアルコール循環工程をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 固定床反応塔から排出される液体成分を脂肪酸アルキルエステル含有層とグリセリン含有層とに分離する工程をさらに含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 脂肪酸アルキルエステル含有層を固定床反応塔の上部に供給する工程をさらに含む、請求項3に記載の製造方法。
  5. 固体触媒が、アルカリ土類金属酸化物の成型品、アルカリ土類金属酸化物を含有するペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品、及びアルカリ金属を含むペロブスカイト型構造の複合酸化物の成型品からなる群より選択される1種以上の成型品である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 油脂が、菜種油、ごま油、大豆油、トウモロコシ油、ひまわり油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、紅花油、ジャトロファ油、パパイア種子油及び廃食用油からなる群より選択される1種以上の油脂である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. アルコールが、メチルアルコール、エチルアルコール及びプロピルアルコールからなる群より選択される1種以上のアルコールである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 固体触媒が充填された固定床反応塔、油脂と気体のアルコールとを該固定床反応塔の上部に供給する手段、該固定床反応塔から排出される気体のアルコールを回収して該固定床反応塔の上部に供給する手段、及び該固定床反応塔から排出される液体成分を脂肪酸アルキルエステル含有層及びグリセリン含有層に分離するための分離手段を少なくとも備えた、脂肪酸アルキルエステルの製造装置。
  9. 分離された脂肪酸アルキルエステル含有層を固定床反応塔の上部に供給する手段をさらに備えた、請求項8に記載の製造装置。
JP2009065101A 2009-03-17 2009-03-17 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置 Pending JP2010215807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065101A JP2010215807A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065101A JP2010215807A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010215807A true JP2010215807A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42974971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009065101A Pending JP2010215807A (ja) 2009-03-17 2009-03-17 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010215807A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110013874A (zh) * 2019-03-19 2019-07-16 北京三聚环保新材料股份有限公司 一种动植物油脂加氢脱氧制烃类燃料用催化剂及制备方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06313188A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Kao Corp 脂肪酸エステルの製造方法
JP2001271090A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Sumitomo Chem Co Ltd 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料
JP2001302584A (ja) * 2000-02-17 2001-10-31 Sumitomo Chem Co Ltd 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料
JP2002294277A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Rebo International:Kk 低級アルキルエステルの製造方法
JP2006241015A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kao Corp 脂肪酸低級アルキルエステルの製造方法
JP2006342328A (ja) * 2005-05-13 2006-12-21 Toray Ind Inc 脂肪酸エステルの製造方法およびグリセリンの製造方法
JP2007022988A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Rebo International:Kk 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP2007177131A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP2008150567A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Ics Kk 油脂類を原料とする脂肪酸エステルの製造方法及び脂肪酸エステル
WO2008084084A1 (en) * 2007-01-10 2008-07-17 Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek (Vito) Method for preparing fatty acid esters with alcohol recycling
JP2008212772A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Doshisha バイオディーゼル油製造用固体触媒及び当該固体触媒の製造方法
JPWO2006134845A1 (ja) * 2005-06-13 2009-01-08 学校法人同志社 バイオディーゼル油製造用固体塩基触媒及びその製造方法、バイオディーゼル油製造用反応器及び装置、並びに該装置を用いたバイオディーゼル油の製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06313188A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Kao Corp 脂肪酸エステルの製造方法
JP2001302584A (ja) * 2000-02-17 2001-10-31 Sumitomo Chem Co Ltd 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料
JP2001271090A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Sumitomo Chem Co Ltd 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料
JP2002294277A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Rebo International:Kk 低級アルキルエステルの製造方法
JP2006241015A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kao Corp 脂肪酸低級アルキルエステルの製造方法
JP2006342328A (ja) * 2005-05-13 2006-12-21 Toray Ind Inc 脂肪酸エステルの製造方法およびグリセリンの製造方法
JPWO2006134845A1 (ja) * 2005-06-13 2009-01-08 学校法人同志社 バイオディーゼル油製造用固体塩基触媒及びその製造方法、バイオディーゼル油製造用反応器及び装置、並びに該装置を用いたバイオディーゼル油の製造方法
JP2007022988A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Rebo International:Kk 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP2007177131A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP2008150567A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Ics Kk 油脂類を原料とする脂肪酸エステルの製造方法及び脂肪酸エステル
WO2008084084A1 (en) * 2007-01-10 2008-07-17 Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek (Vito) Method for preparing fatty acid esters with alcohol recycling
JP2008212772A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Doshisha バイオディーゼル油製造用固体触媒及び当該固体触媒の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110013874A (zh) * 2019-03-19 2019-07-16 北京三聚环保新材料股份有限公司 一种动植物油脂加氢脱氧制烃类燃料用催化剂及制备方法
CN110013874B (zh) * 2019-03-19 2021-10-15 北京三聚环保新材料股份有限公司 一种动植物油脂加氢脱氧制烃类燃料用催化剂及制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7208643B2 (en) Process for producing fatty alcohol
KR101554607B1 (ko) 지방산을 이용한 지방산알킬에스테르의 제조방법 및 장치
MX2007009932A (es) Produccion de biodiesel y glicerina a partir de materiales de abastecimiento con contenido elevado de acidos grasos libres.
CN87105388A (zh) 马来酸二烷基酯的制备方法
JP2009528392A (ja) 1,2−プロパンジオールの製法
JP2009502812A (ja) カルボン酸アルキルエステルの製造方法
WO2008071040A1 (fr) Procédé de préparation de biodiesel
CN102015615A (zh) 使用脂肪酸制备脂肪酸烷基酯的方法
JP2005350632A (ja) バイオディーゼル燃料の製造方法
EA024091B1 (ru) Способ получения жирных спиртов
KR101670936B1 (ko) 고산가의 동식물유지를 활용한 바이오연료 제조방법
US8022236B2 (en) Fatty acid alkyl ester production from oleaginous seeds
US20080110082A1 (en) Biodiesel production with enhanced alkanol recovery
TW201527275A (zh) 方法
CN100392045C (zh) 一种采用固定床气相酯化制备脂肪酸甲酯的方法
JP2002294277A (ja) 低級アルキルエステルの製造方法
CN105001999B (zh) 一种废油脂连续酯化生产生物柴油的方法
JP2007145759A (ja) 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP4936605B2 (ja) 脂肪酸アルキルエステルの製造方法
JP2010215807A (ja) 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び脂肪酸アルキルエステルの製造装置
JPH0159317B2 (ja)
JP2006036817A (ja) 脂肪酸エステルの製造方法および製造装置
JP2006342328A (ja) 脂肪酸エステルの製造方法およびグリセリンの製造方法
CN115322838A (zh) 一种利用废弃油脂制备脂肪酸甲酯的方法
JP4907872B2 (ja) 脂肪酸エステルの製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150330

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150428

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150605