JP2010215794A - 両面粘着テープ、導電性フィルム積層体及び該導電性フィルム積層体の製造方法 - Google Patents

両面粘着テープ、導電性フィルム積層体及び該導電性フィルム積層体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ITO膜の腐食を抑制でき、さらに、ITO膜に貼り付けられた後に高温高湿下に晒されたときに、ITO膜間の抵抗値が変化し難い両面粘着テープを提供する。
【解決手段】少なくとも片面にITO膜3が貼り付けられて用いられる両面粘着テープ2であって、両面に粘着性を有し、両面の内の少なくとも前記ITO膜が貼り付けられる面に、アクリル粘着層を有し、該アクリル粘着層により粘着性が発現されており、n−ブチル(メタ)アクリレートを70重量%以上含み、かつカルボキシル基含有モノマーを含まないか又はカルボキシル基含有モノマーを2重量%未満で含むモノマー成分を、重合させることにより得られた重合体によりアクリル粘着層が形成されている両面粘着テープ2。
【選択図】図1

Description

本発明は、両面粘着テープに関し、より詳細には、例えば、タッチパネル構成部材としてのITO膜が貼り付けられる両面粘着テープ、該両面粘着テープを用いた導電性フィルム積層体及び該導電性フィルム積層体の製造方法に関する。
従来、タッチパネル構成部材としての導電性フィルムを、他のタッチパネル構成部材に貼り付ける際に、両面粘着テープが用いられている。
上記両面粘着テープの一例として、下記の特許文献1には、アクリル系ポリマーと、エポキシ架橋剤とを含有する粘着剤層を表面に有する両面粘着テープが開示されている。この粘着剤層は、炭素数4〜14のアルコール残基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー単位88〜92質量部と、カルボキシル基含有共重合モノマー単位8〜12質量部と、エポキシ架橋剤0.01〜0.025質量部とを含有する粘着剤により形成されている。上記粘着剤層のゲル分率は50〜80%である。
特許文献1では、ITOフィルムと一軸延伸フィルムとが積層された導電性フィルムがITOフィルム側から、両面粘着テープの一方の面に貼り付けられている。また、ガラス基板が、両面粘着テープの他方の面に貼り付けられている。
特開2008−120864号公報
特許文献1に記載の両面粘着テープの粘着層をITO膜に直接貼り付けて、タッチパネルを形成した場合、上記粘着層に起因して、ITO膜の腐食が生じることがあった。さらに、タッチパネルが高温高湿下に晒されると、ITO膜間の抵抗値が大きく変化することがあった。
近年、電子部品に用いられるタッチパネルの薄型化が進行している。これに伴って、厚み100nm以下のITO膜が用いられている。このような薄いITO膜が用いられた場合、該ITO膜に貼り付けられた両面粘着テープの粘着層によって、ITO膜の腐食が生じやすかった。
また、厚み100nm以下のITO膜を作製する際に、厚みを均一にすることは困難であり、極めて薄い部分が形成されやすい。極めて薄い部分が形成された場合には、上記粘着層により、薄い部分のITO膜の腐食がより一層生じやすくなるという問題があった。
本発明の目的は、例えば厚み100nm以下のITO膜に貼り付けられた場合に、ITO膜の腐食を抑制でき、さらに、ITO膜が貼り付けられた後に高温高湿下に晒されたときに、ITO膜間の抵抗値が変化し難い両面粘着テープ、並びに該両面粘着テープを用いた導電性フィルム積層体及び導電性フィルム積層体の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、少なくとも片面にITO膜が貼り付けられて用いられる両面粘着テープであって、両面に粘着性を有し、両面の内の少なくとも前記ITO膜が貼り付けられる面に、アクリル粘着層を有し、該アクリル粘着層により粘着性が発現されており、n−ブチル(メタ)アクリレートを70重量%以上含み、かつカルボキシル基含有モノマーを含まないか又はカルボキシル基含有モノマーを2重量%未満で含むモノマーを、重合させることにより得られた重合体により前記アクリル粘着層が形成されている、両面粘着テープが提供される。
また、本発明によれば、導電性フィルム積層体であって、本発明に従って構成された両面粘着テープと、厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第1の導電性フィルムとを備え、前記第1の導電性フィルムが、前記両面粘着テープの一方の面に貼り付けられている、導電性フィルム積層体が提供される。
本発明に係る導電性フィルム積層体のある特定の局面では、厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第2の導電性フィルムがさらに備えられており、前記第2の導電性フィルムが、前記両面粘着テープの他方の面に貼り付けられている。
また、本発明によれば、導電性フィルム積層体の製造方法であって、厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第1の導電性フィルムを、本発明に従って構成された両面粘着テープの一方の面に貼り付けることにより、導電性フィルム積層体を得る、導電性フィルム積層体の製造方法が提供される。
本発明に係る導電性フィルム積層体の製造方法のある特定の局面では、厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第2の導電性フィルムが、前記両面粘着テープの他方の面に貼り付けられる。
本発明に係る両面粘着テープは、アクリル粘着層を表面に有し、n−ブチル(メタ)アクリレートを70重量%以上含み、かつカルボキシル基含有モノマーを含まないか又はカルボキシル基含有モノマーを2重量%未満で含むモノマー成分を重合させることにより得られた重合体により、アクリル粘着層が形成されているため、ITO膜が貼り付けられた場合に、ITO膜の腐食を抑制できる。さらに、ITO膜が貼り付けられた両面粘着テープが高温高湿下に晒されたときに、ITO膜間の抵抗値が変化し難い。
また、本発明に係る両面粘着テープに、厚み100nm以下の極めて薄いITO膜が貼り付けられた場合には、ITO膜の腐食をより一層抑制できる。
本発明に係る導電性フィルム積層体、及び本発明に係る導電性フィルム積層体の製造方法により得られた導電性フィルム積層体では、上記アクリル粘着層が、厚み100nm以下のITO膜に直接貼り付けられているので、ITO膜の腐食を抑制でき、かつ高温高湿下でのITO膜間の抵抗値の変化を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る導電性フィルム積層体を示す部分切欠断面図である。 図2は、本発明の他の実施形態に係る導電性フィルム積層体を示す部分切欠断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る導電性フィルム積層体を用いたタッチパネルの一例を模式的に示す部分切欠断面図である。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明に係る両面粘着テープは、少なくとも片面にITO膜が貼り付けられて用いられる。また、本発明に係る両面粘着テープは、タッチパネルに好適に用いられる。すなわち、本発明に係る両面粘着テープは、タッチパネル構成部材として好適に用いられる。本発明に係る両面粘着テープは、好ましくは、厚み100nm以下のITO膜が貼り付けられる。
また、本発明に係る両面粘着テープは、好ましくは、基材フィルム及び該基材フィルムの表面に厚み100nm以下のITO膜を有する導電性フィルムが、ITO膜側から貼り付けられて用いられる。本発明に係る両面粘着テープの一方の面又は両面に、上記導電性フィルムをITO膜側から貼り付けることにより、導電性フィルム積層体を得ることができる。
本発明に係る両面粘着テープは、両面に粘着性を有する。
(アクリル粘着層)
本発明に係る両面粘着テープは、両面の内の少なくともITO膜が貼り付けられる面に、アクリル粘着層を有する。本発明に係る両面粘着テープでは、アクリル粘着層により粘着性が発現されている。
上記アクリル粘着層は、モノマー成分を重合させることにより得られた重合体により形成されている。モノマー成分は、n−ブチル(メタ)アクリレートを70重量%以上含み、かつカルボキシル基含有モノマーを含まないか又はカルボキシル基含有モノマーを2重量%未満で含むモノマー成分を重合させることにより得られた重合体(以下、重合体Aと略記することがある)により、上記アクリル粘着層が形成されている。上記重合体には、共重合体が含まれる。上記n−ブチル(メタ)アクリレートと上記カルボキシル基含有モノマー又は他のモノマーとを共重合させることにより、共重合体が得られる。なお、上記「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
上記モノマーの使用により、両面粘着テープに貼り付けられたITO膜の劣化を抑制できる。さらに、ITO膜が貼り付けられた両面粘着テープが高温高湿下に晒されたときに、ITO膜間の抵抗値が変化し難くなる。
上記モノマー成分100重量%中に、n−ブチル(メタ)アクリレートは70重量%以上含まれている。上記モノマー成分中のn−ブチル(メタ)アクリレートの含有量が70重量%以上であることにより、アクリル粘着層の耐熱性を高めることができる。従って、本発明に係る両面粘着テープは、ITO膜を有するタッチパネルに好適に用いられる。上記モノマー成分100重量%中のn−ブチル(メタ)アクリレートの含有量の上限は100重量%であり、好ましい上限は97重量%である。
上記モノマー成分100重量%中に、上記カルボキシル基含有モノマーは含まれていないか、又は2重量%未満で含まれている。すなわち、上記カルボキシル基含有モノマーは任意成分である。上記モノマー成分中のカルボキシル基含有モノマーの含有量が2重量%未満であることにより、両面粘着テープに貼り付けられたITO膜の酸化劣化を抑制できる。ITO膜の酸化劣化は、両面粘着テープの表面にカルボキシル基が存在することによって、酸化物に対する還元反応が起こることに起因すると推察される。
上記モノマー成分は、カルボキシル基含有モノマーを含まないことが好ましい。カルボキシル基含有モノマーが含まれる場合には、上記モノマー成分100重量%中のカルボキシル基モノマーの含有量の好ましい上限は1.5重量%であり、より好ましい上限は1重量%である。
上記カルボキシル基含有モノマーの具体例として、(メタ)アクリル酸、ジカルボニルアクリル酸又はマレイン酸等が挙げられる。上記カルボキシル基含有モノマーは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されていてもよい。
上記モノマー成分は、n−ブチル(メタ)アクリレート及びカルボキシル基含有モノマー以外の他のモノマーを含有してもよい。該他のモノマーは、アクリルモノマーであってもよく、アクリルモノマー以外のモノマーであってもよい。
上記他のモノマーの具体例としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキブチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸イソシアネートエチル又は(メタ)アクリル酸アミノエチル等が挙げられる。
さらに、上記他のモノマーの具体例として、共役ジエン類、ジアリルフタレート、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン、スチレン、スチレン誘導体、塩化ビニル、ビニルエステル類又は不飽和ニトリル類等が挙げられる。
上記共役ジエン類として、例えば、ブタジエン又はイソプレン等が挙げられる。上記スチレン誘導体として、例えば、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン又はクロロメチルスチレン等が挙げられる。上記ビニルエステル類として、例えば、酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニル等が挙げられる。上記不飽和ニトリル類として、例えば、アクリロニトリル等が挙げられる。
上記他のモノマーが用いられる場合、上記モノマー成分100重量%中に、上記他のモノマーは、30重量%以下含有される。上記他のモノマーの含有量が30重量%を超えると、ガラス転移温度が上昇し、常温でのタック性が低下することがある。また、アクリル粘着層の被着体界面への接着性が低下し、安定した接着性能が発揮されないことがある。上記モノマー成分100重量%中の上記他のモノマーの含有量の好ましい上限は20重量%であり、より好ましい上限は10重量%である。
上記モノマー成分を重合させる際に、各種の重合開始剤が用いられる。上記重合開始剤の具体例として、過硫酸塩、有機過酸化物又はアゾ化合物等が挙げられる。重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記過硫酸塩として、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム又は過硫酸アンモニウム等が挙げられる。上記有機過酸化物として、例えば、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート又はジ−t−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。上記アゾ化合物として、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)又はアゾビスシクロヘキサンカルボニトリル等が挙げられる。
上記重合体Aの重量平均分子量は、50万以上であることが好ましい。重量平均分子量が50万未満であると、アクリル粘着層の柔軟性が高くなるものの、アクリル粘着層の凝集力が低くなることがある。このため、両面粘着テープのITO膜への粘着力が低下することがある。また、重量平均分子量が50万未満であると、アクリル粘着層の柔軟性が高すぎて、アクリル粘着層とITO膜との接合界面に気泡が含有されやすくなることがある。
上記重合体Aの重量平均分子量は、50万〜150万の範囲内にあることが好ましい。上記重量平均分子量が大きすぎると、両面粘着テープのITO膜への粘着力が低下しやすい。このため、両面粘着テープが、ITO膜から浮いたり、剥がれたりすることがある。
上記重合体Aの分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は、0.3以下であることが好ましい。上記分子量分布が0.3を超えると、分子量が比較的小さい成分の量が相対的に多くなり、アクリル粘着層の凝集力を十分に高めることができないことがある。このため、両面粘着テープのITO膜への粘着力が低下することがある。
上記重合体Aの上記分子量分布は、0.15〜0.30の範囲内にあることが好ましい。上記分子量分布が大きすぎると、タッチパネル又は導電性フィルム積層体が高温高湿下に晒されたときに、低分子量成分のブリードが生じやすくなる。さらに、両面粘着テープが、ITO膜から浮いたり、剥がれたりしやすくなる。
上記重合体Aは、重量平均分子量が10万未満の重合体を含まないことが好ましい。また、重量平均分子量10万未満の重合体が含有される場合、上記重合体Aは、重量平均分子量50万以上の重合体100重量部に対して、重量平均分子量10万未満の重合体を10重量部以下含有することが好ましい。
アクリル粘着層は、架橋剤を含有してもよい。この架橋剤の含有により、上記重合体Aを効率的に架橋させることができる。
上記架橋剤として、例えば、イソシアネート架橋剤、アジリジン架橋剤、エポキシ架橋剤又は金属キレート架橋剤等が挙げられる。なかでも、エポキシ架橋剤又はイソシアネート架橋剤が好ましく、イソシアネート架橋剤がより好ましい。これらの好ましい架橋剤の使用により、タッチパネル又は導電性フィルム積層体が高温高湿下に晒されときに、両面粘着テープが被着体から剥離し難くなる。さらに、両面粘着テープと被着体との界面に発泡が生じ難くなる。
上記重合体A100重量部に対して、上記架橋剤は0.05〜0.5重量部の範囲内で含有されることが好ましい。
上記アクリル粘着層には、必要に応じて、添加剤が添加されてもよい。この添加剤の具体例として、可塑剤、乳化剤、軟化剤、充填剤、顔料又は染料等が挙げられる。
(両面粘着テープ)
本発明に係る両面粘着テープは、両面の内の少なくともITO膜が貼り付けられる面に、アクリル粘着層を有する。アクリル粘着層自体が、両面粘着テープであってもよい。すなわち、上記両面粘着テープは、単層のアクリル粘着層により構成された、単層両面粘着テープであってもよい。単層両面粘着テープの場合、基材フィルムとアクリル粘着層との屈折率の違い等の影響が生じない。さらに、タッチパネルの操作性や視認性に、基材フィルムが悪影響を与えない。
なお、上記「テープ」には、シート又はフィルムが含まれる。
また、本発明に係る両面粘着テープは、基材フィルムと、該基材フィルムの両面にそれぞれ積層された第1,第2の粘着層を有する積層両面粘着テープであってもよい。すなわち、上記両面粘着テープは、第1の粘着層/基材フィルム/第2の粘着層の積層体であってもよい。この場合、第1,第2の粘着層の内の少なくとも一方の粘着層が、上記重合体Aにより形成されたアクリル粘着層である。
本発明に係る両面粘着テープは一方の面のみに、上記重合体Aにより形成されたアクリル粘着層を有していてもよい。この場合、両面粘着テープは他方の面に、上記重合体Aにより形成されていないアクリル粘着層又はアクリル粘着層以外の粘着層を有し、該粘着層により粘着性が発現されていてもよい。両面粘着テープが一方の面のみに、上記重合体Aにより形成されたアクリル粘着層を有する場合、該アクリル粘着層が形成された面に、ITO膜が貼り付けられる。
本発明に係る両面粘着テープは両面に、重合体Aにより形成されたアクリル粘着層を有することが好ましい。この場合、両面粘着テープの一方の面のみにITO膜が貼り付けられてもよく、両面にITO膜が貼り付けられてもよい。
上記単層両面粘着テープと上記積層両面粘着テープとの内、上記単層両面粘着テープが好ましい。
上記積層両面粘着テープの上記基材フィルムとして、ポリエチレンテレフタレートフィルム又は位相差フィルム等が挙げられる。
上記両面粘着テープの製造方法は特に限定されない。両面粘着テープは、例えば以下のようにして製造され得る。
離型ポリエチレンテレフタラートフィルム上に、上記重合体Aと、上記架橋剤と、溶剤とを含有する両面粘着テープ形成用組成物を塗工し、両面粘着テープ形成用組成物層を形成する。次に、両面粘着テープ形成用組成物層を乾燥することにより溶剤を除去し、離型ポリエチレンテレフタラートフィルム上に両面粘着テープを形成する。その後、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムと両面粘着テープとを接合した状態で裏返して、両面粘着テープ側から、別途用意された離型ポリエチレンテレフタラートフィルム上にラミネートする。このようにして、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムと、両面粘着テープと、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムとがこの順で積層された積層体を得ることができる。この積層体の使用時に、両面粘着テープの両面から、離型ポリエチレンテレフタレートフィルムが剥離される。
上記両面粘着テープの厚みは、5〜100μmの範囲内にあることが好ましく、25〜100μmの範囲内にあることがより好ましい。
上記アクリル粘着層のゲル分率は、40〜60重量%の範囲内にあることが好ましい。上記アクリル粘着層のゲル分率が40〜60重量%の範囲内にあることにより、両面粘着テープの粘着力が適度に発現する。上記ゲル分率が低すぎると、アクリル粘着層の凝集力が低くなり、タッチパネル又は導電性フィルム積層体が高温高湿下に晒された場合に、耐久性が低下することがある。上記ゲル分率が高すぎると、アクリル粘着層が硬くなって、濡れ性が悪くなり、アクリル粘着層の被着体に対する追従性が低下することがある。上記ゲル分率は、45〜55重量%の範囲内にあることが好ましい。
上記ゲル分率は、以下のようにして測定できる。
上記アクリル粘着層を20mm×40mmの平面形状に裁断する。裁断されたアクリル粘着層を酢酸エチル中に23℃で24時間浸漬した後、アクリル粘着層を酢酸エチルから取り出す。その後、アクリル粘着層を110℃で1時間乾燥する。次に、乾燥後のアクリル粘着層の重量を測定し、下記式によりゲル分率を算出できる。
ゲル分率(重量%)=W2/W1×100 ・・・式(1)
W1:浸漬前のアクリル粘着層の重量
W2:乾燥後のアクリル粘着層の重量
上記アクリル粘着層の膨潤率は、2000〜4000重量%の範囲内にあることが好ましく、2500〜3500重量%の範囲内にあることがより好ましい。上記膨潤率が上記範囲内にあると、両面粘着テープと被着体との接合界面に小さな気泡が発生しても、その気泡が分散しやすくなる。このため、気泡の成長を抑制できる。
上記膨潤率は、以下のようにして測定できる。
上記アクリル粘着層を20mm×40mmの平面形状に裁断する。裁断されたアクリル粘着層を酢酸エチル中に23℃で24時間浸漬した後、アクリル粘着層を酢酸エチルから取り出す。次に、アクリル粘着層の表面に存在する酢酸エチルの滴を排除する。その後、アクリル粘着層の重量を測定し、下記式により膨潤率を算出できる。
膨潤率(重量%)=W4/W3×100 ・・・式(2)
W3:浸漬前のアクリル粘着層の重量
W4:酢酸エチルの滴を排除した後のアクリル粘着層の重量
上記両面粘着テープがポリカーボネート板に貼り合わされたときの上記両面粘着テープの初期粘着力は、8.5〜12.0N/25mmの範囲内にあることが好ましい。上記初期粘着力が上記範囲内にあることにより、両面粘着テープの初期のリワーク性を高めることができ、かつ貼り付け時の泡かみを効果的に防止できる。上記初期粘着力が小さすぎると、上記アクリル粘着層が被着体から剥がれやすくなる。上記初期粘着力が大きすぎると、貼り合せ時の泡かみを十分に抑制できないことがある。上記初期粘着力は、9.0〜11.0N/25mmの範囲内にあることが好ましい。
上記両面粘着テープがポリカーボネート板に貼り合わされ、23℃で48時間放置された後の上記両面粘着テープの経時粘着力は、12〜20N/25mmの範囲内にあることが好ましい。上記経時粘着力が上記範囲内にあることにより、例えば熱により両面粘着テープと被着体との接合界面に泡が発生しかけても、上記両面粘着テープの粘着力により泡が押さえつけられるため、接合界面における気泡の発生を抑制できる。
(導電性フィルム積層体)
本発明に係る導電性フィルム積層体は、タッチパネルに好適に用いられる。
図1に、本発明の一実施形態に係る導電性フィルム積層体を示す。
図1に示す導電性フィルム積層体1は、両面粘着テープ2と、両面粘着テープ2の一方の面2aに積層された第1の導電性フィルム3とを備える。両面粘着テープは、基材フィルムと、該基材フィルムの両面にそれぞれ積層された第1,第2のアクリル粘着層を有する積層両面粘着テープであってもよい。
第1の導電性フィルム3は、厚みは100nm以下のITO膜である。第1の導電性フィルム3は、基材フィルムを有しておらず、単層のITO膜である。導電性フィルム積層体1では、第1の導電性フィルム3であるITO膜と、両面粘着テープ2であるアクリル粘着層とが直接貼り合わされている。
第1の導電性フィルムは、基材フィルムと、該基材フィルムの表面に積層されたITO膜とを有していてもよい。この場合には、ITO膜は、基材フィルムの一方の面のみに形成されていてもよく、両面に形成されていてもよい。ITO膜が基材フィルムの一方の面にのみ形成されている場合、第1の導電性フィルムのITO膜と、アクリル粘着層とが貼り合わされる。第1の導電性フィルムが、基材フィルムと、該基材フィルムの表面に積層されたITO膜とを有する場合、ITO膜の厚みが100nm以下であることが好ましい。
基材フィルムと、該基材フィルムの表面に積層されたITO膜とを備える導電性フィルムは、例えば、基材フィルムの表面に、ITO膜を蒸着又はスパッタリング等により形成することにより得ることができる。基材フィルムとして、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム等が用いられる。
第1の導電性フィルム3を両面粘着テープ2の一方の面2aに貼り付けることにより、導電性フィルム積層体1を得ることができる。
図2に、本発明の他の実施形態に係る導電性フィルム積層体を示す。導電性フィルム積層体1と同様に構成されているところは、同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示す導電性フィルム積層体11は、両面粘着テープ2と、両面粘着テープ2の一方の面2aに積層された第1の導電性フィルム3と、両面粘着テープ2の他方の面2bに積層された第2の導電性フィルム12とを備える。
第2の導電性フィルム12は、厚みは100nm以下のITO膜である。導電性フィルム積層体11では、第2の導電性フィルム12であるITO膜と、両面粘着テープ2であるアクリル粘着層とが直接貼り合わされている。
第2の導電性フィルム12は、基材フィルムを有しておらず、単層のITO膜である。第2の導電性フィルムは、基材フィルムと、該基材フィルムの表面に積層されたITO膜とを有していてもよい。この場合には、ITO膜は、基材フィルムの一方の面のみに形成されていてもよく、両面に形成されていてもよい。
第1の導電性フィルム3を両面粘着テープ2の一方の面2aに貼り付けて、かつ第2の導電性フィルム12を両面粘着テープ2の他方の面2bに貼り付けることにより、導電性フィルム積層体11を得ることができる。
図3に、本発明の一実施形態に係る導電性フィルム積層体1を用いたタッチパネルの一例を模式的に示す。
図3に示すタッチパネル21は、上述した導電性フィルム積層体1を2つ備える。タッチパネル21の説明では、2つの導電性フィルム積層体1をそれぞれ、第1の導電性フィルム積層体1A及び第2の導電性フィルム積層体1Bと呼ぶ。
第1の導電性フィルム積層体1Aの両面粘着テープ2に第1の光学シート22が積層されている。第1の光学シート22の両面粘着テープ2が積層された面とは反対側の面に前面板23が積層されている。
また、第1の導電性フィルム積層体1Aの第1の導電性フィルム3にガラス板24の一方の面24aが貼り付けられている。ガラス板24の他方の面24bに、第2の導電性フィルム積層体1Bが第1の導電性フィルム3側から積層されている。第2の導電性フィルム積層体1Bの両面粘着テープ2に、第2の光学シート25が積層されている。第2の光学シート25の両面粘着テープ2が積層された面とは反対側の面に支持体26が積層されている。支持体26は、液晶ディスプレイ(LCD)であってもよい。
以下、本発明について、実施例および比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
(実施例1)
(1)共重合体の調製
反応容器内に、モノマー成分としてのn−ブチルアクリレート70重量部及びn−ブチルメタクリレート30重量部と、酢酸エチル300重量部と、重合開始剤としてのパーロイルL(日本油脂製、有機過酸化物)0.3重量部とを加え、モノマー成分を共重合させた後、酢酸エチルをさらに加えることにより、共重合体を25重量%含む酢酸エチル溶液を得た。
(2)共重合体の分子量
得られた共重合体をテトラヒドロフラン(THF)により50倍に希釈し、希釈液を得た。得られた希釈液をフィルター(材質:ポリテトラフルオロエチレン、ポア径:0.2μm)により濾過し、測定サンプルを調製した。
得られた測定サンプルをゲルパーミエーションクロマトグラフ(Water社製、商品名「2690 Separations Model」)に供給して、サンプル流量1mL/分及びカラム温度40℃の条件で、GPC測定を行った。共重合体のポリスチレン換算分子量を測定し、この値を共重合体の重量平均分子量及び数平均分子量とした。なお、上記GPC測定では、カラムとして昭和電工社製の商品名「GPC LF−804」を用い、かつ検出器として示差屈折計を用いた。
得られた共重合体の重量平均分子量は80万であり、数平均分子量は25万であった。また、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は、2.8であった。
(3)粘着剤の作製
得られた共重合体を25重量%含む酢酸エチル溶液の固形分100重量部に、イソシアネート架橋剤(綜研社製、商品名「コロネートL−45」)0.1重量部を加え、両面粘着テープ形成用組成物としての粘着剤を作製した。
(4)両面粘着テープの作製
得られた粘着剤を離型ポリエチレンテレフタラートフィルムに塗工し、粘着剤層を形成した。その後、粘着剤層を加熱し、乾燥することにより溶剤を除去し、離型ポリエチレンテレフタラートフィルム上に、厚み25μmの両面粘着テープ(アクリル粘着層)を形成した。その後、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムと両面粘着テープとを接合した状態で裏返して、両面粘着テープ側から、別途用意した離型ポリエチレンテレフタラートフィルム上にラミネートした。このようにして、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムと、両面粘着テープと、離型ポリエチレンテレフタラートフィルムとがこの順で積層された積層体Aを得た。
(5)透明導電性フィルム積層体の作製
厚み188μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、厚み100nmのITO蒸着膜が形成された透明導電性フィルムを2枚用意した。この時のITO蒸着膜は非晶質であった。ITO蒸着膜は、保護膜等を有さないものであった。
上記積層体Aの両面粘着テープの一方の面に貼り付けられた離型ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、両面粘着テープの一方の面を露出させた。透明導電性フィルムのITO蒸着膜上に、両面粘着テープの露出した一方の面を貼り付けた。その後、両面粘着テープの他方の面に貼り付けられた離型ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、両面粘着テープの他方の面を露出させた。両面粘着テープの他方の面に、透明導電性フィルムをITO蒸着膜側から貼り付けた。このようにして、透明導電性フィルムと、両面粘着テープと、透明導電性フィルムとがこの順で積層された導電性フィルム積層体を得た。
(実施例2)
実施例1で作製した共重合体を用いて、イソシアネート架橋剤の配合量を0.08重量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(実施例3)
実施例1で作製した共重合体を用いて、イソシアネート架橋剤の配合量を0.15重量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(実施例4)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(実施例5)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(比較例1)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(比較例2)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体を作製し、得られた共重合体を用いて、イソシアネート架橋剤の配合量を0.02重量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(比較例3)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(比較例4)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(比較例5)
モノマー成分を下記の表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、共重合体、両面粘着テープ、上記積層体A及び透明導電性フィルム積層体を作製した。
(評価)
(1)ゲル分率
得られた両面粘着テープを20mm×40mmの平面形状に裁断した。裁断された両面粘着テープを酢酸エチル中に23℃で24時間浸漬した後、両面粘着テープを酢酸エチルから取り出した。その後、両面粘着テープを110℃で1時間乾燥した。次に、乾燥後の両面粘着テープの重量を測定し、上述した式(1)によりゲル分率を算出した。
(2)膨潤率
得られた両面粘着テープを20mm×40mmの平面形状に裁断した。裁断された両面粘着テープを酢酸エチル中に23℃で24時間浸漬した後、両面粘着テープを酢酸エチルから取り出した。その後、両面粘着テープの表面に存在する酢酸エチルの滴を排除した。次に、両面粘着テープの重量を測定し、上述した式(2)により膨潤率を算出した。
(3)初期粘着力
得られた積層体Aを25mm×100mmの平面形状に裁断した。裁断された積層体Aの一方の離型ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、両面粘着テープを露出させた。次に、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、両面粘着テープの露出した面を貼り合わせた。さらに、もう一方の離型ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、両面粘着テープを露出させ、ガラス板上に、両面粘着テープの露出した面を貼り合わせた。このようにして、ガラス板上に、両面粘着テープとポリエチレンテレフタレートフィルムとがこの順で積層されている積層サンプルを得た。その後、積層サンプルのポリエチレンテレフタレートフィルム上に2.0kgのゴムローラを載せて、300mm/分の速度でゴムローラを一往復させることにより、ガラス板と両面粘着テープとを貼り合わせ、23℃で20分間放置し、試験サンプルを用意した。
また、上記カラス板の代わりにポリカーボネート板(PC板)を用いた試験サンプルを用意した。
得られた試験サンプルについて、JIS Z0237に準じて、剥離速度300mm/分で180°方向の引張試験を行い、粘着力(N/25mm)を測定した。得られた測定値を初期粘着力とした。
(4)ITO膜間の抵抗評価
得られた導電性フィルム積層体の初期抵抗値を測定した。また、導電性フィルム積層体を60℃及び相対湿度90%RHの高温高湿下で500時間放置した。放置後の導電性フィルム積層体の抵抗値を測定した。
ITOの劣化レベルを評価する指標として、抵抗値変化率を用いた。抵抗値変化率は、下記計算式から算出した。
抵抗値変化率=(R−R)/R×100
:初期抵抗値
:高温高湿下で500時間放置した後の抵抗値
上記抵抗値変化率は20%以下であることが好ましく、15%以下であることが好ましい。上記抵抗値変化率が20%を超えると、ITO膜を有するタッチパネルの認識部位に誤った電気信号が入力され、応答に弊害を引き起こすことがある。
(5)剥離有無および気泡発生の状態
両面粘着テープの一方の面にPETフィルムを貼り付け、両面粘着テープの他方の面にガラスを貼り付け、積層体を作製した。この積層体を85℃の環境下で240時間放置した。放置後の積層体の状態を観察し、剥離の有無及び気泡発生の状態を下記の基準で評価した。
[剥離の有無の評価基準]
○:剥離なし
△:一部剥離見られた
×:剥離あり
[気泡発生の状態の評価基準]
○:気泡なし
△:気泡が見られ、気泡の大きさが100μm以下
×:気泡が見られ、気泡の大きさが100μmを超える
結果を下記の表1に示す。
Figure 2010215794
1…導電性フィルム積層体
1A…第1の導電性フィルム積層体
1B…第2の導電性フィルム積層体
2…両面粘着テープ
2a…一方の面
2b…他方の面
3…第1の導電性フィルム
11…導電性フィルム積層体
12…第2の導電性フィルム
21…タッチパネル
22…第1の光学シート
23…前面板
24…ガラス板
24a…一方の面
24b…他方の面
25…第2の光学シート
26…支持体

Claims (5)

  1. 少なくとも片面にITO膜が貼り付けられて用いられる両面粘着テープであって、
    両面に粘着性を有し、
    両面の内の少なくとも前記ITO膜が貼り付けられる面に、アクリル粘着層を有し、該アクリル粘着層により粘着性が発現されており、
    n−ブチル(メタ)アクリレートを70重量%以上含み、かつカルボキシル基含有モノマーを含まないか又はカルボキシル基含有モノマーを2重量%未満で含むモノマー成分を、重合させることにより得られた重合体により前記アクリル粘着層が形成されている、両面粘着テープ。
  2. 導電性フィルム積層体であって、
    請求項1に記載の両面粘着テープと、
    厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第1の導電性フィルムとを備え、
    前記第1の導電性フィルムが、前記両面粘着テープの一方の面に貼り付けられている、導電性フィルム積層体。
  3. 厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第2の導電性フィルムをさらに備え、
    前記第2の導電性フィルムが、前記両面粘着テープの他方の面に貼り付けられている、請求項2に記載の導電性フィルム積層体。
  4. 導電性フィルム積層体の製造方法であって、
    厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第1の導電性フィルムを、請求項1に記載の両面粘着テープの一方の面に貼り付けることにより、導電性フィルム積層体を得る、導電性フィルム積層体の製造方法。
  5. 厚み100nm以下のITO膜を表面に有する第2の導電性フィルムを、前記両面粘着テープの他方の面に貼り付ける、請求項4に記載の導電性フィルム積層体の製造方法。
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