JP2010214829A - 印字ラベル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の労力負担を増大させることなく、操作者の所望の出力様式で印字ラベルを容易に作成可能とし、利便性を向上する。
【解決手段】テープ送りローラ駆動軸26及び印字ヘッド19を備え、印字ラベルL又は印字ラベル部Lxの作成を行うサーマル印刷機構4と、筐体200の外部に位置する無線タグ回路素子Toに対し、無線通信を行うアンテナ32とを有し、印字ヘッド19でカバーフィルム11に印字可能な印字内容を表す印字データと、印字データを用いた印字ラベルL又は印字ラベル部Lxの作成における作成枚数情報・オートカット情報等とを、アンテナ32を介して取得し、それらに沿った出力様式で、印字ラベルL又は印字ラベル部Lxを出力する。
【選択図】図10
【解決手段】テープ送りローラ駆動軸26及び印字ヘッド19を備え、印字ラベルL又は印字ラベル部Lxの作成を行うサーマル印刷機構4と、筐体200の外部に位置する無線タグ回路素子Toに対し、無線通信を行うアンテナ32とを有し、印字ヘッド19でカバーフィルム11に印字可能な印字内容を表す印字データと、印字データを用いた印字ラベルL又は印字ラベル部Lxの作成における作成枚数情報・オートカット情報等とを、アンテナ32を介して取得し、それらに沿った出力様式で、印字ラベルL又は印字ラベル部Lxを出力する。
【選択図】図10
Description
本発明は、被印字媒体に対し印字を行うことにより印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に関する。
従来、テープをロール状にカートリッジ内に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷して印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置が既に提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術においては、剥離紙を備えた基材テープを巻回したロールと、この基材テープに貼り合わされる被印字媒体(カバーフィルム)を巻回したロールとを備えている。これら2つのロールから上記基材テープ及び上記被印字媒体をそれぞれ繰り出しつつ被印字媒体に所定の印刷(鏡像印字)を行い、印字後の被印字媒体と上記基材テープとを貼り合わせて印字済みラベル用テープとする。そして、この印字済みラベル用テープを切断手段(カッタ)で所定長さに切断して印字ラベルを作成する。
このとき、上記印字ラベル作成装置には、有線を用いたネットワーク(通信回線)を介し操作端末が接続されている。操作者は、この操作端末を用い、ラベル作成装置に対する印刷指示を行う。その操作者による印刷指示に対応した信号は、ネットワークを介して印字ラベル作成装置に読み込まれ、この読み込まれた信号に基づき、上記印刷指示に沿った印字が行われる。
ところで、上記のようにして印字ラベルの作成を行うとき、装置からのラベル出力様式を種々変化させることができたら、より便利である。一例としては、前述の印刷に関しては、鏡像印刷出力様式と通常印刷出力様式との切り替えや、高速印刷出力様式と通常速度印刷出力様式との切り替えなどが挙げられる。また前述の切断に関しても、切断手段(いわゆるフルカッタ)によって所定の長さ方向位置において厚さ方向に切断するフルカット出力様式と、半切断手段(いわゆるハーフカッタ)によって厚さ方向に部分的に切断するハーフカット出力様式との切り替えも挙げられる。さらに、それらのようにフルカッタやハーフカッタによる切断・半切断を自動的に行うオートカット出力様式と、切断部位の印刷のみを行って実際の切断は操作者がハサミ等によって行うカットマーク印刷出力様式との切り替えも挙げられる。さらに拡張すれば、印字ラベルを作成し装置外に出力する動作(=ラベル作成動作)自体を、操作者が予め指定した出力時期になったら自動的に行う出力様式と、所定のインターバルごとに自動的に行う出力様式とで切り替えられるようにしても、便利である。
上記従来技術において、上記出力様式の切り替えを行いつつ所望の出力様式で印字ラベルを作成しようとすると、切り替えの都度ラベル作成装置外の操作端末のキーやボタンやスイッチを用いた煩雑な操作が必要となる。このとき、操作端末に代わる別の簡便な手段を用いることで、(操作者の操作労力を増大させることなく)同等の出力様式の切り替えをできるようにすれば、非常に便利である。しかしながら、上記従来技術では、そのような各種出力様式の切り替えや所望の出力様式の設定を容易に行えるようにすることについては、特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、操作者の労力負担を増大させることなく、操作者の所望の出力様式で印字ラベルを容易に作成可能とし、利便性を向上できる印字ラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、被印字媒体の搬送を行う搬送手段、及び、前記被印字媒体への印字を行う印字手段を備え、前記印字手段により前記印字が行われた前記被印字媒体を用いて印字ラベルの作成を行う印字ラベル作成部と、前記印字ラベル作成部を含む装置本体の外郭を構成する筐体と、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグアンテナとを備え前記筐体の外部に位置する無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うアンテナ手段と、前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された、前記印字ラベル作成部の前記印字手段で前記被印字媒体に印字可能な印字内容を表すラベル印字情報と、前記ラベル印字情報を用いた前記印字ラベルの作成における出力様式情報とを、前記アンテナ手段を介し取得する情報読み取り手段と、前記情報読み取り手段で取得された前記出力様式情報に沿った出力様式で出力するように、前記印字ラベル作成部を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、無線タグ回路素子のIC回路部に、印字ラベルの作成時における被印字媒体への印字内容を表すラベル印字情報が記憶されている。操作者がアンテナ手段を介した無線通信により無線タグ回路素子に対し読み取りを行うと、情報読み取り手段によってIC回路部に記憶された上記ラベル印字情報が取得され、印字ラベル作成部ではその取得結果に基づき印字ラベルが作成される。すなわち、搬送手段により搬送される被印字媒体に対し、印字手段によって上記ラベル印字情報に対応した印字が行われて、印字ラベルが生成される。この結果、操作者が無線タグ回路素子に対し情報読み取りを行うだけで、対応する印字を備えた印字ラベルを自動的に作成することができるので、操作者の操作労力を低減しつつ円滑に印字ラベルを作成できる。
このとき、本願第1発明においては、無線タグ回路素子のIC回路部に、上記印字ラベル作成における出力様式情報も併せて記憶されており、情報読み取り手段による上記ラベル印字情報の読み取り時に、当該出力様式情報も併せて取得される。そして、上記印字ラベル作成の際には、その取得された出力様式情報に沿った出力様式で出力するように、印字ラベル作成部の印字手段や搬送手段等が制御手段によって制御される。これにより、ラベル印字情報のみならず、操作者が作成したい印字ラベルの作成に最適な、印字ラベル作成部の各手段の細かい出力様式を予め無線タグ回路素子に記憶させておけば、当該出力様式に沿った所望の出力態様で印字ラベルを自動的に作成することができる。したがって、ラベル作成の都度、操作者が一々それら出力様式を手動設定する必要がなく、これによっても操作者の操作労力を低減することができる。
以上のようにして、本願第1発明においては、操作労力を低減しつつ、操作者の所望の出力様式で印字ラベルを作成することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記情報読み取り手段は、前記無線タグ回路素子から、前記印字ラベルの作成時期を含む前記出力様式情報を取得し、前記制御手段は、前記取得された出力様式情報に規定される作成時期となったときに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を含む前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、操作者が事前に希望した所定の作成時期になったら、自動的に印字ラベルを作成して出力させることができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記情報読み取り手段は、前記作成時期として、所定周期間隔で前記印字ラベルを作成する旨の前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、前記制御手段は、前記所定周期間隔で前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、操作者が事前に希望した所定周期間隔で、自動的に印字ラベルを作成させることができる。一定周期で反復的に印字ラベルを作成したときでも、最初に一度無線タグ回路素子に対して読み取りを行うだけで足りるので、操作負担を大幅に低減することができる。
第4発明は、上記第2発明において、前記情報読み取り手段は、前記作成時期として、情報読み取り時に1枚の前記印字ラベルを作成する旨の前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、前記制御手段は、前記情報読み取り手段の情報読み取り後、1枚の前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、操作者が無線タグ回路素子に対し読み取りを行わせるたびに、1枚ずつ印字ラベルを確実に作成することができる。
第5発明は、上記第3又は第4発明において、時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、経時的に変化する経時情報を取得する経時情報取得手段を有し、前記制御手段は、前記印字ラベルの作成時に前記経時情報取得手段で取得した前記経時情報を前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報とともに印字した、前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、作成された印字ラベルに対し、無線タグ回路素子に記憶されていたラベル印字情報のみならず、経時情報も合わせて印刷表示することができる。この結果、さらに多様な用途へ応用・拡張することが可能となる。また、一定周期で反復的に印字ラベルを作成する場合には、経時的に変化する経時情報のデータ収集・記録機能を印字ラベルに持たせることができる。
第6発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記情報読み取り手段は、前記無線タグ回路素子から、前記ラベル印字情報に対する前記印字手段の印字出力態様を含む前記出力様式情報を取得し、前記制御手段は、前記取得された出力様式情報に規定される印字出力態様で前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を含む前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、操作者が事前に希望した所定の印字出力態様で印字を行わせつつ、印字ラベルを作成することができる。
第7発明は、上記第6発明において、前記情報読み取り手段は、前記印字出力態様としての前記ラベル印字情報の逆印刷を含む前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、前記制御手段は、前記ラベル印字情報が、操作者から見て鏡像となるように逆印刷された前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、操作者から見て、無線タグ回路素子に記憶したラベル印字情報を通常通り順方向に印刷したのではなく、左右を逆にした鏡像に見えるように印刷した印字ラベルを作成することができる。またこの結果、例えば鏡に映して視認することが想定される物品に設ける印字ラベルについても、容易に作成することが可能である。
第8発明は、上記第6発明において、前記情報読み取り手段は、前記印字出力態様としての印字速度設定を含む前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、前記制御手段は、前記取得された出力様式情報で設定される印字速度で前記印字手段による前記被印字媒体への印字が行われるように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、無線タグ回路素子に記憶したラベル印字情報をある所定の印字速度で印刷したい場合でも、別途の操作設定の必要なく、操作者の希望する印字速度にて印字を行わせ、印字ラベルを作成することができる。
第9発明は、上記第6発明において、前記情報読み取り手段は、前記印字出力態様としての、前記印字ラベルにおける前記ラベル印字情報の印字箇所に対応した所定位置への切断マーク印刷を含む、前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、前記制御手段は、前記切断マークを印刷するように、前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
印字手段による印字を行った被印字媒体を所定長さに切断して印字ラベルとするとき、当該切断を装置側で行わず、操作者による切断に委ねる場合がある。本願第9発明においては、上記のように被印字媒体を操作者が切断し印字ラベルを完成させる場合の切断の目安となる切断マークを、別途の操作の必要なく、簡単に印刷させることができる。
第10発明は、上記第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記印字ラベル作成部は、前記印字手段による印字後の被印字媒体を所望の長さに切断する切断手段を備えており、前記情報読み取り手段は、前記無線タグ回路素子から、前記切断手段の前記切断の有無を含む前記出力様式情報を取得し、前記制御手段は、前記取得された出力様式情報に基づき、前記切断手段による前記切断を行うか若しくは行わずに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段、前記印字手段、前記切断手段を含む前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、印字手段による印字を行った被印字媒体を所定長さに切断する切断手段が装置側に備えられているとき、当該切断を装置側で行うか若しくは操作者による切断に委ねるかを、容易に設定しつつ自動的に印字ラベルを作成することができる。
第11発明は、上記第1〜第8発明及び第10発明のうちいずれか1つにおいて、前記印字ラベル作成部は、前記印字手段による印字後の被印字媒体を厚さ方向に部分的に切断する半切断を行う半切断手段を備えており、前記情報読み取り手段は、前記無線タグ回路素子から、前記半切断手段の前記半切断の有無を含む前記出力様式情報を取得し、前記制御手段は、前記取得された出力様式情報に基づき、前記半切断手段による前記半切断を行うか若しくは行わずに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段を含む前記印字ラベル作成部を制御することを特徴とする。
これにより、作成された印字ラベルを容易に貼り付け対象に貼り付けられるようにするための、被印字媒体を厚さ方向に部分的に切断した半切断部位を設ける半切断手段が装置側に備えられているとき、半切断部位の形成を行うか若しくは行わないかを、容易に設定しつつ自動的に印字ラベルを作成することができる。
本発明によれば、操作者の労力負担を増大させることなく、操作者の所望の出力様式で印字ラベルを容易に作成することができる。この結果、利便性を向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態のラベル作成装置の全体概略構成を示す。図1において、ラベル作成装置1(印字ラベル作成装置)は、装置本体2と、この装置本体2の外郭を構成する筐体200と、上記装置本体2に接続コード30(例えばUSBケーブル等。無線接続でもよい)を介して接続されているアンテナ32(アンテナ手段)とを有している。
装置本体2の筐体200は、キーボード3と、ラベル作成装置1の電源のオン・オフを行う電源スイッチ3dと、各種表示を行う表示部5と、ACアダプター電源の出力プラグを接続するためのDCジャック6と、カッタ駆動ボタン7と、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋8と有している。
キーボード3は、操作者が各種入力操作を行うためのものであり、決定キー3a、カーソル移動キー3b、及び文字や記号や数字等の入力を行う文字キー3c等を有している。
カッタ駆動ボタン7は、筐体200内の所定の位置に配設されたカッタ31(切断手段。後述の図3参照)を操作者の手動操作で駆動するためのものである。このカッタ駆動ボタン7が押されることで、テープ排出口(図示せず)より図中矢印Hで示す方向に排出された印字済みラベルテープ23を所望の長さに切断し、印字ラベルL(後述の図10参照)、又は、印字ラベルLに相当する複数の印字ラベル部Lx(xは適宜の自然数。後述の図12参照)により構成される印字ラベル体LT(後述の図12参照)を生成可能である。
なお、後述するように、カッタ31により印字済みラベルテープ23を切断するためには、必ずしもカッタ駆動ボタン7で操作する必要はなく、例えば印字済みラベルテープ23が所定量搬送されたら、自動的に印字済みラベルテープ23を切断させるように設定することもできる。
アンテナ32は、上記筐体200の外部に位置する無線タグ回路素子To(図4及び図6で後述する。この例では、カード形状に形成されたタグカードTに備えられている)に対し、無線通信を行う。
図2に、ラベル作成装置1の開閉蓋8を開けた状態を示す。図2において、ラベル作成装置1の筐体200内部には、カートリッジホルダ9と、印字手段としての印字ヘッド19(サーマルヘッド)及び搬送手段としてのテープ送りローラ駆動軸26等を備えたサーマル印刷機構4(印字ラベル作成部)とが設けられている。
サーマル印刷機構4は、上記印字ヘッド19により印字が行われた被印字媒体としてのカバーフィルム11(後述の図3参照)を用いて印字ラベルL又は印字ラベル部Lx(以下、単に「印字ラベルL等」と総称する)の作成を行うものである。
カートリッジホルダ9は、装置本体2に着脱可能に装着されるカートリッジ10を収納し装着することができる。また、このカートリッジホルダ9には、リボン巻取り駆動軸25と、上記テープ送りローラ駆動軸26と、上記カートリッジ10を収納した際に開口部27に位置するように放熱を兼ねたサブフレーム28とが設けられている。
上記リボン巻取りローラ駆動軸25及びテープ送りローラ駆動軸26は、使用済みインクリボン13(後述の図3参照)及び上記印字済みラベルテープ23の搬送駆動力をそれぞれ与えるものであり、互いに連動して回転駆動される。
図3に、カートリッジ10を装着した状態のカートリッジホルダ9の周辺部分を、カートリッジ10とともに示す。
図3において、カートリッジ10は、筐体200内の凹所である上記カートリッジホルダ9に着脱可能に収納されている。また、カートリッジ10は、基材テープ16が巻回された第1ロール17と、上記基材テープ16とほぼ同じ幅である透明なカバーフィルム11が巻回された第2ロール12と、印字用のインクリボン13(熱転写リボン。但し被印字媒体が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール14と、印字後のインクリボン13を巻取るリボン巻取りローラ15と、テープ送りローラ18とを有している。
第1ロール17は、リール部材17aの周りに、上記基材テープ16を巻回している。上記基材テープ16は、複数層(この例では4層)の積層構造を備えている(図3中部分拡大図参照)。すなわち、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の粘着剤からなり上記カバーフィルム11を貼り合わせるための粘着剤層16ha、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)等からなるテープ基材層16hb、適宜の粘着剤からなる粘着剤層16hc、剥離紙16hdの順序で積層され構成されている。
剥離紙16hdは、最終的に完成した印字ラベルL等が所定の物品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着剤層16hcにより当該物品等に接着できるようにしたものである。
第2ロール12は、リール部材12aの周りに、上記カバーフィルム11を巻回している。リボン巻取りローラ15及びテープ送りローラ18は、それぞれカートリッジ10外に設けた例えばパルスモータであるテープ送りモータ118(後述の図4参照)の駆動力が図示しないギヤ機構を介し上記リボン巻取りローラ駆動軸25及びテープ送りローラ駆動軸26に伝達されることによって連動して回転駆動される。
テープ送りローラ18は、上記基材テープ16と上記カバーフィルム11とを押圧し接着させ上記印字済みラベルテープ23としつつ、図3中矢印Hで示す方向(図1も参照)にテープ送りを行う(=圧着ローラとしても機能する)。
また、カートリッジホルダ9は、上記印字ヘッド19と、上記リボン巻取りローラ15を駆動する上記リボン巻取りローラ駆動軸25と、上記テープ送りローラ18を駆動する上記テープ送りローラ駆動軸26と、ローラホルダ22とを有している。
印字ヘッド19は、多数の発熱素子を備えており、上記第2ロール12から繰り出されたカバーフィルム11の所定の印字領域S(後述)に印字を行う。
ローラホルダ22は、支持軸29により回動可能に枢支され、図示しない切換機構により印字位置(図3に示す位置)とリリース位置に切換可能となっている。このローラホルダ22には、プラテンローラ20及び圧着ローラ21が回転可能に配設されており、ローラホルダ22が上記印字位置に切り換えられたときに、それらプラテンローラ20及び圧着ローラ21が上記印字ヘッド19及びテープ送りローラ18に対し圧着されるようになっている。
上記構成において、カートリッジ10が上記カートリッジホルダ9に装着され、開閉蓋8が閉じられることにより、ローラホルダ22が上記リリース位置から上記印字位置に移動する。これにより、カバーフィルム11及びインクリボン13が印字ヘッド19とプラテンローラ20との間に狭持されるとともに、基材テープ16及びカバーフィルム11がテープ送りローラ18と圧着ローラ21との間に狭持される。
その後、上記テープ送りモータ118の駆動力によってリボン巻取りローラ15及びテープ送りローラ18が図3中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸26と上記圧着ローラ21及びプラテンローラ20はギヤ機構(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸26の駆動に伴いテープ送りローラ18、プラテンローラ20、及び圧着ローラ21が回転し、第1ロール17から基材テープ16が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ18へ供給される。
一方、第2ロール12からはカバーフィルム11が繰り出されるとともに、印刷駆動回路119(後述の図4参照)により印字ヘッド19の複数の発熱素子が通電される。このとき、カバーフィルム11は、その裏面側(=基材テープ16と接着される側)に配置されリボン供給側ロール14とリボン巻取りローラ15とにより駆動されるインクリボン13が、上記印字ヘッド19に押圧されて当該カバーフィルム11の裏面に接触させられる。この結果、カバーフィルム11の裏面の所定の印字領域Sに、印字(鏡像印字。以下、単に「印字」という場合は鏡像印字のことを示す)がなされる。このように鏡像印字を行うことで、作成された印字ラベルLを表から(カバーフィルム11のうち基材テープ16と接着されない側から)見ると、印字面をカバーフィルム11越しに透かして見ることとなるため、鏡像でない通常の印字が操作者に視認されることとなるのでる。なお、後述の(4)の変形例では鏡像でない通常の態様の印字(後述のようにこれを「実像印字」と称する)を行っており、この結果、印字ラベルLにおいて操作者には鏡像が視認されることとなっている。
そして、上記基材テープ16と上記印字が終了したカバーフィルム11とが上記テープ送りローラ18及び圧着ローラ21により接着され一体化されて(貼り合わされて)印字済みラベルテープ23として形成され、テープ排出部(図示せず)よりカートリッジ10外へと搬出される。また、上記カバーフィルム11への印字が終了したインクリボン13は、リボン巻取りローラ駆動軸25の駆動によりリボン巻取りローラ15に巻取られる。
また、サーマル印刷機構4は、カッタ31と、このカッタ31より上記印字済みラベルテープ23の搬送方向下流側(搬送方向上流側でもよい)にハーフカッタ33(半切断手段)とを備えている。
カッタ31は、上記印字ヘッド19による印字後のカバーフィルム11(張り合わせ後は印字済みラベルテープ23。以下同様)を所望の長さに切断するフルカット(切断。印字済みラベルテープ23のカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、粘着剤層16hc、及び剥離紙16hdの全ての層を切断する)を行う。
ハーフカッタ33は、印字済みラベルテープ23を厚さ方向に部分的に切断するハーフカット(半切断。この例では、印字済みラベルテープ23のうち上記剥離紙16hdを除くカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、及び粘着剤層16hcの層を切断する)を行う。
したがって、上記のように印字済みラベルテープ23がテープ排出部よりカートリッジ10外へと排出されると、上記ハーフカッタ33によりハーフカットが行われ(行われない場合もある。詳細は後述の(1)の変形例参照)、そして、自動的にあるいは上記カッタ駆動ボタン7(図1参照)が操作されることで、上記カッタ31によってフルカットが行われ、印字ラベルL又は印字ラベル体LTが生成される。
図4に、本実施形態のラベル作成装置1の制御系を示す。なお、この図4では、ラベル作成装置1の装置本体2(筐体200)及びアンテナ32との間の接続コード30については図示省略している。
図4において、ラベル作成装置1の制御基板(図示せず)上には、制御回路46が配置されている。この制御回路46には、各機器を制御するCPU40と、このCPU40にデータバス45を介して接続された入出力インターフェース44と、表示用キャラクタジェネレータROM(表示用CGROM)41と、印刷用キャラクタジェネレータROM(印刷用CGROM)42と、ROM43と、RAM50とが設けられている。
表示用CGROM41には、文字や数字、記号等の多数のキャラクタそれぞれに関する所定サイズの表示用ドットパターンデータが格納されている。
印刷用CGROM42には、文字や数字、記号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが、書体ごとに分類され、各書体ごとに複数種類(例えば、16、24、32、48等のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに対応させて格納され、階調表現を含むグラフィック画像を印字するためのグラフィックパターンデータが記憶されている。
ROM43には、表示制御プログラム47と、印字駆動制御プログラム48と、書体を選択するときに使用される書体データ49と、その他ラベル作成装置1の制御上必要な各種のプログラム及びデータとが格納されている。表示制御プログラム47は、文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させて表示部5に表示データを出力するためのビデオRAMを有する表示部コントローラ(図示せず)を制御する。印字駆動制御プログラム48は、後述の印字バッファ53のデータを読み出して上記印字ヘッド19や後述のテープ送りモータ118を駆動する。
RAM50は、CPU40により演算された各種の演算結果を一時的に記憶する。このRAM50には、上記キーボード3を介し入力された文字列データを格納するテキストメモリ51、各種演算データ等を格納するワークメモリ52や印字バッファ53等が設けられている。
入出力インターフェース44には、上記キーボード3と、上記表示部5と、上記印字ヘッド19を駆動させる印刷駆動回路119と、テープ送りモータ駆動回路117と、ソレノイド駆動回路131,133と、上記カッタ駆動ボタン7と、RF通信制御部55とが接続されている。
テープ送りモータ駆動回路117は、テープ送りモータ118を駆動することにより、上記リボン巻取りローラ駆動軸25及びテープ送りローラ駆動軸26を駆動し、基材テープ16、カバーフィルム11、及び印字済みテープ23の搬送を行う。
ソレノイド駆動回路131は、上記カッタ31を駆動して切断動作(フルカット)を行わせるソレノイド132を駆動する。ソレノイド駆動回路133は、上記ハーフカッタ33を駆動して半切断動作(ハーフカット)を行わせるソレノイド134を駆動する。
RF通信制御部55は、上記アンテナ32を介して、タグカードTに設けられた、情報を記憶するIC回路部150と情報を送受信するタグアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子Toにアクセスする(詳細は後述する)。
また、上記印刷駆動回路119、印字ヘッド19、テープ送りモータ駆動回路117、テープ送りモータ118、リボン巻取りローラ駆動軸25、テープ送りローラ駆動軸26、ソレノイド駆動回路131,133、ソレノイド132,134、カッタ31、及びハーフカッタ33等により、印字ラベルL等の作成を行う上記サーマル印刷機構4が構成されている。
図5に、上記RF通信制御部55の詳細構成を示す。なお、この図5では、RF通信制御部55とCPU40との間の入出力インターフェース44については図示省略している。
図5において、RF通信制御部55は、上記アンテナ32を介しタグカードTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報へアクセスするものであり、
またCPU40は、上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成するものである。
またCPU40は、上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成するものである。
RF通信制御部55は、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、アンテナ32により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスするための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、周波数の基準信号を出力する水晶振動子145Aと、ラベル作成装置1のCPU40の制御により水晶振動子145Aの出力を分周/逓倍して所定周波数の搬送波を発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B及びVCO(Voltage Controlled OscillaTor)145Cと、上記CPU40から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例ではCPU40からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例ではCPU40からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)して所望の質問波を生成するゲイン制御送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯(又はマイクロ波帯、あるいは短波帯でもよい)の周波数を用いており、上記ゲイン制御送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介しアンテナ32に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、アンテナ32で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波とを乗算して復調するI相受信乗算回路148と、そのI相受信乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのI相バンドパスフィルタ149と、このI相バンドパスフィルタ149の出力を増幅するI相受信アンプ162と、このI相受信アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するI相リミッタ163と、上記アンテナ32で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波が移相器167により位相を90°遅らせた信号とを乗算するQ相受信乗算回路172と、そのQ相受信乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのQ相バンドパスフィルタ173と、このQ相バンドパスフィルタ173の出力を増幅するQ相受信アンプ175と、このQ相受信アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するQ相リミッタ176とを備えている。そして、上記I相リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及びQ相リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記CPU40に入力されて処理される。
また、I相受信アンプ162及びQ相受信アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength IndicaTor)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」がCPU40に入力される。これにより、ラベル作成装置1では、無線タグ回路素子Toとの通信時における当該無線タグ回路素子Toからの信号の受信強度を検出することが可能となっている。
図6に、上記タグカードTに備えられる無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を示す。
図6において、無線タグ回路素子Toは、上述したようにラベル作成装置1のアンテナ32と非接触で信号の送受信を行う上記タグアンテナ151と、このタグアンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグアンテナ151により受信された質問波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグアンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグアンテナ151に接続された変復調部156と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介し上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグアンテナ151により受信された上記ラベル作成装置1のアンテナ32からの質問波の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグアンテナ151より応答波(タグ識別情報であるタグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は、受信した信号からクロック成分を抽出し、当該クロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記変復調部156により上記タグアンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図7に、上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。
図7において、メモリ部155には、この例では、上記タグIDと、コマンドと、カバーフィルム11に印字されるラベル印字情報としての印字データと、作成枚数情報と、オートカット情報とが記憶されている。なお、上記作成枚数情報及びオートカット情報が、上記印字データを用いた印字ラベルL等の作成における出力様式情報を構成している。
印字データは、印字ヘッド19でカバーフィルム11に印字可能な印字内容を表す情報である。すなわち、カバーフィルム11の所定の印字領域Sには、印字ヘッド19によって、この印字データに対応する印字(例えば「ABC」のテキスト)が行われることになる。
作成枚数情報は、サーマル印刷機構4による印字ラベルLの作成枚数(例えば、5枚)、又は、印字ラベルLに相当する印字ラベル部Lxの作成部数(例えば、5部)を表す情報である。
オートカット情報は、カッタ31による上記フルカットの有無(フルカットを行うか行わないか)を表す情報である。具体的には、カッタ31により印字済みラベルテープ23に対し自動的にフルカットを行う情報(以下適宜、「オートカット有」情報という)、若しくは、自動的にフルカットを行わない情報(以下適宜、「オートカット無」情報という)である。
したがって、オートカット情報が「オートカット有」情報の場合には、上記フルカットが行われることで、上記作成枚数情報に対応する枚数だけ印字ラベルLが作成される。オートカット情報が「オートカット無」情報の場合には、上記フルカットが行われずに、印字ラベルLに相当する印字ラベル部Lxが上記作成枚数情報に対応する部数だけ連結した(上記作成枚数情報に対応する部数の印字ラベル部Lxを一体的に備えた)印字ラベル体LTが作成される(詳細は後述する)。また、この例では、オートカット情報が「オートカット無」情報の場合であっても、印字・所定量の搬送が行われた印字済みラベルテープ23から、上記印字ラベル体LTを生成する(切り離す)ときには、自動的にフルカットを行うようにしている。なお、このように上記印字ラベル体LTを生成する(切り離す)ときに、自動的にフルカットを行うのではなく、前述したカッタ駆動ボタン7に対する操作者の手動操作によって上記フルカットを行うようにしてもよい。
コマンドは、サーマル印刷機構4に対し、カバーフィルム11に上記印字データに対応する印字を行い、出力様式情報(この例では、作成枚数情報及びオートカット情報)に沿った出力様式で印字ラベルL等を出力(作成)するように指示するためのものである。
上記の基本構成において、本実施形態の最大の特徴は、アンテナ32を介して無線タグ回路素子ToのIC回路部150から取得した上記作成枚数情報及びオートカット情報に沿った出力様式(作成枚数、フルカットの有無)で、印字ラベルL等を出力(作成)することにある。この出力様式で印字ラベルL等を出力する手法(作成する手法)について、以下、順を追って説明する。
図8に、印字ラベルL等の作成時にラベル作成装置1のCPU40によって実行される制御内容を示す。
図8において、例えば操作者により電源スイッチ3dが操作されてラベル作成装置1の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップS100において、CPU40は、入出力インターフェース44を介してRF通信制御部55に制御信号を出力し、タグカードTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶された情報を読み取るためのタグ読み取り信号を生成して接続コード30及びアンテナ32を介し無線タグ回路素子Toに送信し、返信を促す。
その後、ステップS200で、CPU40は、上記タグ読み取り信号に対応しタグカードTの無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ(応答)信号をアンテナ32、接続コード30、RF通信制御部55、及び入出力インターフェース44を介し受信したか否かを判定する。リプライ信号を受信しない場合には、判定が満たされず上記ステップS100に戻り、再び上記タグ読み取り信号の送信を繰り返す(リトライ)。なお、この図8では図示を省略しているが、上記リトライは予め定められた設定回数だけ行われ、その間にリプライ信号を受信しない場合には、対応する処理(例えば表示部5にエラー表示を行う等)を行う。一方、リプライ信号を受信した場合には、判定が満たされてステップS300に移る。
ステップS300では、CPU40は、上記ステップS200で受信したリプライ信号に基づき、無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155に記憶された上記タグID、コマンド、印字データ、作成枚数情報、及びオートカット情報を取得する(情報読み取り手段としての機能)。
その後、ステップS400で、CPU40は、上記ステップS300で取得したコマンドに基づき、上記取得した作成枚数情報及びオートカット情報に沿った出力様式で印字ラベルL等を出力(作成)するラベル作成処理を実行する(詳細内容は後述の図9及び図11参照)。そして、このフローを終了する。
図9に、上記図8のステップS400のラベル作成処理の詳細内容を示す。なお、このフローは、上記図7において説明したオートカット情報が「オートカット有」情報であった場合を例にとって説明する。
図9において、まずステップS405で、CPU40は、上記取得した作成枚数情報に基づき、印字ラベルLの作成枚数(出力枚数)を設定する。
その後、ステップS410で、CPU40は、テープ送りモータ駆動回路117に制御信号を出力し、テープ送りモータ118によりテープ送りローラ駆動軸26及びリボン巻取りローラ駆動軸25を駆動する。これによって、第1ロール17からの基材テープ16の繰り出しと第2ロール12からのカバーフィルム11の繰り出しとを開始し、これら基材テープ16、カバーフィルム11、及び印字済みラベルテープ23(以下、単に「基材テープ16等」と総称する)の搬送を開始する。
そして、ステップS420において、CPU40は、基材テープ16等が所定量だけ搬送されたか否かを判定する。この所定量とは、例えば、カバーフィルム11に備えられた印字領域Sの先端が、印字ヘッド19がほぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離(いわゆる前余白用搬送量)である。この搬送距離判定は、例えば基材テープ16に設けたマーキングを公知のテープセンサ(図示せず)で検出することにより行えば足りる。上記所定量が搬送されるまでステップS420の判定が満たされず、ループ待機し、所定量搬送されたら判定が満たされて、ステップS430に移る。
ステップS430では、CPU40は、印刷駆動回路119に制御信号を出力し、印字ヘッド19に、カバーフィルム11の印字領域Sに対し、上記取得した印字データに対応した印字を実行開始させる。
その後、ステップS440において、CPU40は、カバーフィルム11の上記印字領域Sに対する印字が全て完了しているか否かを判定する。印字が全て完了するまで判定が満たされず、ループ待機し、印字が全て完了したら判定が満たされて、ステップS450に移る。
ステップS450では、CPU40は、基材テープ16等がさらに所定量(例えば、カバーフィルム11の印字領域Sの全てがカッタ31を所定の長さ分越えるだけの搬送距離、いわゆる後余白用搬送量)だけ搬送されたか否かを判定する。このときの搬送距離判定も例えば上記ステップS420と同様にすれば足りる。上記所定量が搬送されるまで判定が満たされず、ループ待機し、所定量搬送されたら判定が満たされて、ステップS460に移る。
ステップS460では、CPU40は、テープ送りモータ駆動回路117に制御信号を出力し、上記テープ送りモータ118によるテープ送りローラ駆動軸26及びリボン巻取りローラ駆動軸25の駆動を停止し、第1ロール17及び第2ロール12からの基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出し及び基材テープ16等の搬送を停止する。
その後、ステップS470で、CPU40は、ソレノイド駆動回路131に制御信号を出力してソレノイド132を駆動し、カッタ31によって印字済みラベルテープ23に対しフルカット(印字済みラベルテープ23を構成するカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、粘着剤層16hc、及び剥離紙16hdの全ての層の切断)を行う。前述したように、この時点でカバーフィルム11の印字領域Sを含む印字済みラベルテープ23の全てがカッタ31を十分に越えており、このカッタ31のフルカットによって、印字データに対応した印字が行われた印字ラベルLが作成される。これにより、作成された印字ラベルLがテープ排出口(図示せず)より装置外へと排出される。
そして、ステップS490で、CPU40は、上記ステップS405で設定された設定枚数の印字ラベルLが全て作成されたか否かを判定する。設定枚数の印字ラベルLがまだ全ては作成されていない場合は、判定が満たされず、上記ステップS410に戻り、同様の手順を繰り返す。設定枚数の印字ラベルLが全て作成された場合は、判定が満たされ、このルーチンを終了する。
なお、以上において、図9に示すフローの全ての手順が、特許請求の範囲各項記載の情報読み取り手段で取得された出力様式情報に沿った出力様式で出力するように、印字ラベル作成部を制御する制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図8のステップS300で取得されたオートカット情報(この例では「オートカット有」情報)に基づき、カッタ31による上記フルカットを行って印字ラベルLが作成される。
図10に、上記図9のフローを用いた制御によって作成される印字ラベルLの一例を示す。図10に示す例では、上記作成枚数情報及び上記「オートカット有」情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する枚数(この例では5枚)の印字ラベルLを示している。各印字ラベルLは、その印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R(この例では「ABC」)が印字されている。
図11に、上記図8のステップS400のラベル作成処理の詳細内容の別の例を示す。なお、このフローは、上記図7において説明したオートカット情報が「オートカット無」情報であった場合(すなわち複数部の印字ラベル部Lxが一体的に備えられた印字ラベル体LTを作成する場合)を例にとって説明する。
図11において、まず図9のステップS405に対応するステップS405′で、CPU40は、上記取得した作成枚数情報に基づき、印字ラベル部Lxの作成部数(出力部数)を設定する。
その後のステップS410〜ステップS440の手順は、前述の図9と同様である。すなわち、基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出しと、基材テープ16等の搬送とを開始して、所定量搬送されるまで待機し、所定量搬送されたら、印字ヘッド19によりカバーフィルム11に対し印字データに対応した印字を開始する。そして、印字が全て完了するまで待機し、印字が全て完了したら、新たに設けたステップS445に移る。
ステップS445では、CPU40は、上記ステップS405′で設定された設定部数の印字ラベル部Lxに対する印字が全て完了しているか否かを判定する。設定部数の印字ラベル部Lxに対する印字がまだ全ては完了していない場合は、判定が満たされず、上記ステップS420に戻り、同様の手順を繰り返す。なお、このようにして戻って繰り返すときのステップS420の「所定量」の判定は、もともとのステップS420で判定している「所定量」(上記前余白用搬送量)に、上記ステップS450での「所定量」(上記後余白用搬送量)を合算した量としてもよい。上記ステップS405′における設定部数の印字ラベル部Lxに対する印字が全て完了した場合は、判定が満たされ、ステップS450に移る。
その後のステップS450〜ステップS470は、前述の図9と同様であり、基材テープ16等がさらに所定量(上記後余白用搬送量)だけ搬送されるまで待機し、所定量搬送されたら、基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出しと、基材テープ16等の搬送とを停止し、カッタ31によって印字済みラベルテープ23に対し上記フルカットを行う。これにより、上記ステップS405′で設定された設定部数の印字ラベル部Lxを含む印字ラベル体LTが作成され、テープ排出口(図示せず)より装置外へと排出される。
なお、以上において、図11に示すフローの全ての手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図8のステップS300で取得されたオートカット情報(この例では「オートカット無」情報)に基づき、カッタ31による印字ラベル部Lxと印字ラベル部Lxとの間の上記フルカットを行わずに、設定部数の最後の印字ラベル部Lxを作成後に上記フルカットを行い、印字ラベル体LTが作成される。
図12に、上記図11のフローを用いた制御によって作成される印字ラベル体LTの一例を示す。図12に示す例では、上記作成枚数情報及び上記「オートカット無」情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する部数(この例では5部)の印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5により構成される印字ラベル体LTを示している。この印字ラベル体LTを構成する各印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5は、それぞれの印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R(この例では「ABC」)が印字されている。なお、前述したように、上記各印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5は、それぞれ印字ラベルLに相当するものであり、操作者が例えばはさみ等により各印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5の中間を切断することにより、上記作成枚数情報に対応する枚数(この例では5枚)の印字ラベルLを作成することができる。
以上説明した本実施形態のラベル作成装置1では、タグカードTに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、上記印字データ、作成枚数情報、及びオートカット情報が記憶されている。操作者がアンテナ32を介した無線通信によりタグカードTの無線タグ回路素子Toに対し読み取りを行うと、IC回路部150に記憶された上記印字データが取得される(図8のステップS300参照)。これにより、サーマル印刷機構4では、カバーフィルム11の印字領域Sに対し、印字ヘッド19によって、上記取得した印字データに対応した印字が行われ、印字ラベルL等が作成される。この結果、操作者がタグカードTの無線タグ回路素子Toに対し情報読み取りを行うだけで、対応する印字を備えた印字ラベルL等を自動的に作成することができるので、操作者の操作労力を低減しつつ円滑に印字ラベルL等を作成できる。
またこのとき、上記読み取りにより、IC回路部150より出力様式情報(この例では作成枚数情報及びオートカット情報)が併せて取得される。これにより、印字データのみならず、操作者が作成したい印字ラベルL等の作成に最適な、サーマル印刷機構4の各部の細かい出力様式を予め無線タグ回路素子Toに記憶させておけば、当該出力様式に沿った所望の出力態様で印字ラベルL等を自動的に作成することができる。この例では、上記のように作成枚数情報及びオートカット情報を予め記憶させておくことで、それらに対応した作成枚数やフルカットの有無に応じて印字ラベルL等を作成することができる。したがって、ラベル作成の都度、操作者が一々それら出力様式を手動設定する必要がなく、これによっても操作者の操作労力を低減することができる。
以上の結果、操作労力を低減しつつ、操作者の所望の出力様式で印字ラベルL等を作成することができる。
また、本実施形態では特に、出力様式情報として、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toから、上記オートカット情報を取得する。そして、上記オートカット情報として「オートカット有」情報を取得した場合には、カッタ31によるフルカットを行って印字ラベルLを作成する(図9のフロー全体を参照)。一方、上記オートカット情報として「オートカット無」情報を取得した場合には、(途中の)フルカットを行わずに(最終的なフルカットのみを行い)、印字ラベルLに相当する印字ラベル部Lxを備えた印字ラベル体LTを作成する(図11のフロー全体を参照)。これにより、カッタ31によりフルカットを装置側で行うか若しくは操作者による切断に委ねるかを、容易に設定しつつ自動的に印字ラベルL等を作成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)IC回路部にハーフカット情報が記憶されている場合
上記実施形態では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ラベルL等の出力様式情報として作成枚数情報及びオートカット情報を記憶していたが、これに限られない。すなわち、ハーフカッタ33による上記ハーフカットの有無(ハーフカットを行うか行わないか)を表すハーフカット情報を記憶させてもよい。
上記実施形態では、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ラベルL等の出力様式情報として作成枚数情報及びオートカット情報を記憶していたが、これに限られない。すなわち、ハーフカッタ33による上記ハーフカットの有無(ハーフカットを行うか行わないか)を表すハーフカット情報を記憶させてもよい。
図13に、本変形例における上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。この図13は上記実施形態の図7に対応する図である。図13に示すように、この変形例では、上記出力様式情報として、上記作成枚数情報及び上記オートカット情報に加え、上記ハーフカット情報がメモリ部155に記憶されている。
ハーフカット情報は、ハーフカッタ33(前述の図3参照)による上記ハーフカットの有無(ハーフカットを行うか行わないか)を表す情報である。具体的には、ハーフカッタ33により印字済みラベルテープ23に対し上記ハーフカットを行う情報(以下適宜、「ハーフカット有」情報という)、若しくは、ハーフカットを行わない情報(以下適宜、「ハーフカット無」情報という)である。
ここで、ハーフカッタ33によるハーフカットとは、前述したように、印字済みラベルテープ23を厚さ方向に部分的に(この例では、印字済みラベルテープ23のうち上記剥離紙16hdを除くカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、及び粘着剤層16hcの層を)切断することである。
図14に、本変形例における印字ラベルL等の作成時にラベル作成装置1のCPU40によって実行される制御内容を示す。なお、この図14は前述の図8に対応する図であり、図8と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図14において、ステップS100及びステップS200の手順は、前述の図8と同等である。すなわち、上記タグ読み取り信号を生成して無線タグ回路素子Toに送信し、上記タグ読み取り信号に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号を受信したら、上記ステップS300に対応するステップS300Aに移る。
ステップS300Aでは、CPU40は、上記ステップS200で受信したリプライ信号に基づき、無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155に記憶されたタグID、コマンド、印字データ、作成枚数情報、オートカット情報、及びハーフカット情報を取得する(情報読み取り手段としての機能)。
その後、上記ステップS400に対応するステップS400Aで、CPU40は、上記ステップS300Aで取得したコマンドに基づき、上記取得した作成枚数情報、オートカット情報、及びハーフカット情報に沿った出力様式で印字ラベルL等を出力(作成)するラベル作成処理を実行する(詳細内容は後述の図15及び図17参照)。そして、このフローを終了する。
図15に、上記図14のステップS400Aのラベル作成処理の詳細内容を示す。なお、このフローは、上記オートカット情報及び上記ハーフカット情報が、「オートカット有」情報及び「ハーフカット有」情報である場合を例にとって説明する。
図15において、ステップS405、及びステップS410〜ステップS440の手順は、前述の図9と同様である。すなわち、印字ラベルLの作成枚数を設定し、基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出しと、基材テープ16等の搬送とを開始して、所定量搬送されるまで待機し、所定量搬送されたら、印字ヘッド19によりカバーフィルム11に対し印字データに対応した印字を開始する。そして、印字が全て完了するまで待機し、印字が全て完了したら、新たに設けたステップS442に移る。
ステップS442では、CPU40は、基材テープ16等がさらに所定量(例えば、カバーフィルム11の印字領域Sの全てがハーフカッタ33を所定の長さ分越えるだけの搬送距離)だけ搬送されたかどうかを判定する。このときの搬送距離判定も例えば上記ステップS420と同様にすれば足りる。所定量搬送されるまで判定が満たされず、ループ待機し、所定量搬送されたら判定が満たされて、ステップS444に移る。
ステップS444では、CPU40は、テープ送りモータ駆動回路117に制御信号を出力し、上記テープ送りモータ118によるテープ送りローラ駆動軸26及びリボン巻取りローラ駆動軸25の駆動を停止し、第1ロール17及び第2ロール12からの基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出し及び基材テープ16等の搬送を停止する。
その後、ステップS446では、CPU40は、ソレノイド駆動回路133に制御信号を出力してソレノイド134を駆動し、ハーフカッタ33によって印字済みラベルテープ23に対し上記ハーフカット(印字済みラベルテープ23のうち上記剥離紙16hdを除くカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、及び粘着剤層16hcの層の切断)を行う。前述したように、この時点でカバーフィルム11の印字領域Sを含む印字済みラベルテープ23の全てがハーフカッタ33を十分に越えており、このハーフカッタ33のハーフカットによって、ハーフカット部位HC(後述の図16参照)が形成される。
そして、ステップS448では、CPU40は、テープ送りモータ駆動回路117に制御信号を出力し、テープ送りモータ118によりテープ送りローラ駆動軸26及びリボン巻取りローラ駆動軸25を再び駆動する。これによって、第1ロール17からの基材テープ16の繰り出しと第2ロール12からのカバーフィルム11の繰り出しを再開し、基材テープ16等の搬送を再開する。
その後のステップS450〜ステップS470、及びステップS490は、前述の図9と同様であるので、説明を省略する。
なお、以上において、図15に示すフローの全ての手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図14のステップS300Aで取得されたハーフカット情報(この例では「ハーフカット有」情報)に基づき、ハーフカッタ33による上記ハーフカットを行って印字ラベルLが作成される。
図16に、上記図15のフローを用いた制御によって作成される印字ラベルLの一例を示す。図16に示す例では、上記作成枚数情報、上記「オートカット有」情報、及び上記「ハーフカット有」情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する枚数(この例では5枚)の印字ラベルLを示している。各印字ラベルLは、その印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R(この例では「ABC」)が印字され、長手方向の一方側(図中右側)に幅方向に沿ってハーフカット部位HCが形成されている。
なお、このハーフカット部位HCは、前述したように、ハーフカッタ33により、印字済みラベル用テープ23のうちカバーフィルム11、粘着剤層16ha、テープ基材層16hb、及び粘着剤層16hcの層が切断され、剥離紙16hdのみが切り残された状態となっている(図示省略)。
図17に、上記図14のステップS400Aのラベル作成処理の詳細内容の別の例を示す。なお、このフローは、上記オートカット情報及びハーフカット情報が、「オートカット無」情報及び「ハーフカット有」情報であった場合(すなわち複数部の印字ラベル部Lxが一体的に備えられた印字ラベル体LTを作成する場合)を例にとって説明する。
図17において、ステップS405′、ステップS410〜ステップS440、及びステップS442〜ステップS446の手順は、前述の図11及び図15と同様である。すなわち、ステップS446において、ハーフカッタ33によって印字済みラベルテープ23に対し上記ハーフカットを行い、ハーフカット部位HCを形成したら、新たに設けたステップS447に移る。
ステップS447では、CPU40は、上記ステップS405′で設定された設定部数の印字ラベル部Lxに対する上記ハーフカットが全て完了しているか否かを判定する。設定部数の印字ラベル部Lxに対するハーフカットがまだ全ては完了していない場合は、判定が満たされず、上記ステップS410に戻り、同様の手順を繰り返す。設定部数の印字ラベル部Lxに対するハーフカットが全て完了した場合は、判定が満たされ、ステップS448に移る。
その後のステップS448、及びステップS450〜ステップS470は、前述の図11及び図15と同様であるので、説明を省略する。
なお、以上において、図17に示すフローの全ての手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図14のステップS300Aで取得されたハーフカット情報(この例では「ハーフカット有」情報)に基づき、ハーフカッタ33による上記ハーフカットを行って印字ラベル部Lxが作成される。
なお、ハーフカット情報を、「ハーフカット無」情報とする場合は、前述の図9や図11で示したフローと同様となるので、詳細な説明を省略するが、当該「ハーフカット無」情報に基づき、ハーフカッタ33による上記ハーフカットを行わずに(ハーフカット部位HCが形成されていない)上記印字ラベルL等が作成されることになる(前述の図10や図12参照)。
図18に、上記図17のフローを用いた制御によって作成される印字ラベル体LTの一例を示す。図18に示す例では、上記作成枚数情報、上記「オートカット無」情報、及び上記「ハーフカット有」情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する部数(この例では5部)の印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5により構成される印字ラベル体LTを示している。この印字ラベル体LTを構成する各印字ラベル部L1,L2,L3,L4,L5は、それぞれの印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R(この例では「ABC」)が印字され、長手方向の一方側(図中右側)に幅方向に沿って上記ハーフカット部位HCが形成されている。
本変形例によれば、サーマル印刷機構4に、上記ハーフカットを行うハーフカッタ33(図3参照)を備えており、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toから、上記ハーフカット情報を取得する(図14のステップS300A参照)。そして、上記ハーフカット情報として「ハーフカット有」情報を取得した場合には、ハーフカッタ33によるハーフカットを行って印字ラベルL等を作成し(図15及び図17のフロー全体を参照)、上記ハーフカット情報として「ハーフカット無」情報を取得した場合には、ハーフカットを行わずに上記印字ラベルL等を作成する。
このように、作成された印字ラベルL等を容易に貼り付け対象に貼り付けられるようにするためのハーフカット部位HCを設けるハーフカッタ33を装置側に備えているので、ハーフカット部位HCの形成を行うか若しくは行わないかを、容易に設定しつつ自動的に印字ラベルL等を作成することができる。
(2)IC回路部に作成時期情報が記憶されている場合(その1)
上記実施形態や(1)の変形例と異なり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ラベルL等を作成する旨の作成時期に係わる作成時期情報を記憶させてもよい。
上記実施形態や(1)の変形例と異なり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ラベルL等を作成する旨の作成時期に係わる作成時期情報を記憶させてもよい。
図19に、本変形例における上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。この図19は上記図7、図13に対応する図である。図19に示すように、この変形例では、上記出力様式情報として、上記作成枚数情報及び上記オートカット情報に加え、上記作成時期情報がメモリ部155に記憶されている。
作成時期情報には、この例では、印字ラベルL等の作成時期として、所定周期間隔(例えば、1時間間隔)で印字ラベルL等を作成する旨の情報が含まれている。
図20に、本変形例における印字ラベルL等の作成時にラベル作成装置1のCPU40によって実行される制御内容を示す。なお、この図20は前述の図8及び図14に対応する図であり、図8等と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図20において、ステップS100及びステップS200の手順は、前述の図8と同等である。すなわち、上記タグ読み取り信号を生成して無線タグ回路素子Toに送信し、上記タグ読み取り信号に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号を受信したら、上記ステップS300に対応するステップS300Bに移る。
ステップS300Bでは、CPU40は、上記ステップS200で受信したリプライ信号に基づき、無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155に記憶されたタグID、コマンド、印字データ、作成枚数情報、オートカット情報、及び、所定周期間隔で印字ラベルL等を作成する旨の情報を含む作成時期情報を取得する(情報読み取り手段としての機能)。
その後、上記ステップS400に対応するステップS400Bで、CPU40は、上記ステップS300Bで取得したコマンドに基づき、上記取得した作成枚数情報、オートカット情報、及び作成時期情報に沿った出力様式で印字ラベルL等を出力(作成)するラベル作成処理を実行する(詳細内容は後述の図21参照)。そして、このフローを終了する。
図21に、上記図20のステップS400Bのラベル作成処理の詳細内容を示す。なお、このフローは、上記オートカット情報が「オートカット有」情報である場合を例にとって説明する。
図21において、ステップS405の手順は、前述の図9と同様であり、印字ラベルLの作成枚数を設定したら、新たに設けたステップS407に移る。
ステップS407では、CPU40は、入出力インターフェース44を介して、図示しないタイマ等の計時手段にアクセスし、時刻情報(例えば、12:00)を取得する(時刻情報取得手段としての機能)。
そして、ステップS409で、CPU40は、入出力インターフェース44を介して、図示しない外部センサ(この例では温度計)にアクセスし、経時的に変化する経時情報としての気温情報(例えば、18.5℃)を取得する(経時情報取得手段としての機能)。
その後のステップS410及びステップS420は、前述の図9と同様であり、基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出しと、基材テープ16等の搬送とを開始して、所定量搬送されるまで待機し、所定量搬送されたら、上記ステップS430に対応するステップS430Aに移る。
ステップS430Aでは、CPU40は、印刷駆動回路119に制御信号を出力し、印字ヘッド19に、カバーフィルム11の印字領域Sに対し、上記取得した印字データ、時刻情報、及び気温情報に対応した印字を実行開始させる(印字内容については後述の図22参照)。
その後のステップS440〜ステップS470は、前述の図9と同様であり、印字が全て完了するまで待機し、印字が全て完了したら、基材テープ16等がさらに所定量搬送されるまで待機する。そして、所定量搬送されたら、基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出しと、基材テープ16等の搬送とを停止し、カッタ31によって印字済みラベルテープ23に対し上記フルカットを行い、印字ラベルLを作成したら、上記ステップS490に対応するステップS490′に移る。
ステップS490′では、CPU40は、上記ステップS405で設定された設定枚数の印字ラベルLが全て作成されたか否かを判定する。設定枚数の印字ラベルLがまだ全ては作成されていない場合は、判定が満たされずステップS500に移る。
ステップS500では、CPU40は、上記計時手段の機能により印字ラベルLを作成してからの経過時間が、上記ステップS300Bで取得した作成時期情報に含まれる上記所定周期(例えば、1時間)に達したか否かを判定する。上記所定周期が経過するまで判定は満たされず、ループ待機し、所定周期が経過したら判定が満たされて、上記ステップS407に戻り、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS490′において、設定枚数の印字ラベルLが全て作成されていた場合は、ステップS490′の判定が満たされて、このルーチンを終了する。
なお、以上において、図21に示すフローのステップS407及びステップS409以外の全手順、すなわち、ステップS405、ステップS410、ステップS420、ステップS430A、ステップS440〜ステップS470、ステップS490′、及びステップS500の手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図20のステップS300Bで取得された作成時期情報に基づき、当該作成時期情報に規定される作成時期である所定周期間隔で、印字ラベルLが作成される。また、当該印字ラベルLの作成時に、この例では、印字ヘッド19により、上記ステップS409で取得した気温情報を、上記ステップS407で取得した時刻情報とともに上記印字領域Sに対し印字する。
図22に、上記図21のフローを用いた制御によって作成される印字ラベルLの一例を示す。図22に示す例では、上記作成枚数情報、上記「オートカット有」情報、及び上記作成時期情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する枚数(この例では5枚)の印字ラベルLを示している。
各印字ラベルLは、その印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R1(この例では「ABC」)と、上記時刻情報に対応する印字R2(この例では「12:00」、「13:00」、「14:00」、「15:00」、及び「16:00」)と、上記気温情報に対応する印字R3(この例では「18.5℃」、「19.5℃」、「21.0℃」、「22.0℃」、及び「20.0℃」)とが印字されている。
本変形例によれば、アンテナ32を介し無線タグ回路素子から、上記作成時期情報を取得し(図20のステップS300B参照)、当該取得された作成時期情報に規定される作成時期となったときに印字ラベルL等を作成する。これにより、操作者が事前に希望した所定の作成時期になったら、自動的に印字ラベルL等を作成して出力させることができる。
また特に、印字ラベルL等の作成時期として、所定周期間隔で印字ラベルL等を作成する旨の情報を含む作成時期情報を無線タグ回路素子Toから取得し、所定周期間隔(この例では1時間間隔)で印字ラベルL等を作成する。これにより、操作者が事前に希望した所定周期間隔で、自動的に印字ラベルL等を作成させることができる。また、このように一定周期で反復的に印字ラベルL等を作成したときでも、最初に一度無線タグ回路素子Toに対して読み取りを行うだけで足りるので、操作負担を大幅に低減することができる。
また特に、上記時刻情報及び気温情報を取得し(図21のステップS407及びステップS409参照)、当該取得した気温情報を、時刻情報とともに印字した印字ラベルL等を作成する。これにより、作成された印字ラベルL等に対し、無線タグ回路素子Toに記憶されていた上記印字データのみならず、気温情報も合わせて印刷表示することができる。この結果、さらに多様な用途へ応用・拡張することが可能となる。また、本変形例のように、一定周期で反復的に印字ラベルL等を作成する場合、経時時に変化する気温情報のデータ収集・記録機能を印字ラベルL等に持たせることができる。
(3)IC回路部に作成時期情報が記憶されている場合(その2)
上記(2)の変形例では、作成時期情報として、所定周期間隔で印字ラベルL等を作成する旨の情報が無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶されていたが、これに限られない。すなわち、作成時期情報として、無線タグ回路素子Toから情報を取得したら(=操作者がタグカードTをアンテナ32にかざしたら)、1枚の印字ラベルLを作成する旨を内容とする情報を記憶させてもよい。
上記(2)の変形例では、作成時期情報として、所定周期間隔で印字ラベルL等を作成する旨の情報が無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶されていたが、これに限られない。すなわち、作成時期情報として、無線タグ回路素子Toから情報を取得したら(=操作者がタグカードTをアンテナ32にかざしたら)、1枚の印字ラベルLを作成する旨を内容とする情報を記憶させてもよい。
図23に、本変形例における上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。この図23は上記図7、図13、図19に対応する図である。図19に示すように、この変形例では、上記出力様式情報として、上記作成時期情報のみがメモリ部155に記憶されている。この作成時期情報には、この例では、印字ラベルL等の作成時期として、アンテナ32を介しての無線タグ回路素子Toからの情報の読み取り時に、1枚の印字ラベルLを作成する旨の情報が含まれている。すなわち、当該作成時期情報は、印字ラベルLの作成枚数(=1枚)に係わる情報も実質的に含んでおり、上記作成枚数情報を機能的に兼ねている情報である。
図24に、本変形例における印字ラベルLの作成時にラベル作成装置1のCPU40によって実行される制御内容を示す。なお、この図24は前述の図8等に対応する図であり、図8等と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図24において、ステップS100及びステップS200の手順は、前述の図8と同等である。すなわち、上記タグ読み取り信号を生成して無線タグ回路素子Toに送信し、上記タグ読み取り信号に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号を受信したら、上記ステップS300に対応するステップS300Cに移る。
ステップS300Cでは、CPU40は、上記ステップS200で受信したリプライ信号に基づき、無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155に記憶された上記タグID、コマンド、印字データ、及び、情報読み取り時に1枚の印字ラベルLを作成する旨の情報を含む作成時期情報を取得する(情報読み取り手段としての機能)。
その後、上記ステップS400に対応するステップS400Cで、CPU40は、上記ステップS300Cで取得したコマンドに基づき、上記取得した情報に沿った出力様式で印字ラベルLを出力(作成)するラベル作成処理を実行する(詳細内容は後述の図25参照)。そして、このフローを終了する。
図25に、上記図24のステップS400Cのラベル作成処理の詳細内容を示す。なお、この図25は上記(2)の変形例の図21に対応する図であり、図21のステップS405及びステップS430Aに代えてそれぞれステップS405″及び前述の図9等と同様の手順であるステップS430を設け、さらに図21のステップS490′及びステップS500の手順を削除した点が図21と異なる。図25において、図21等と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
まずステップS405″で、CPU40は、上記ステップS300Cで取得した1枚の印字ラベルLを作成する旨の情報を含む作成時期情報(前述のように実質的に作成枚数情報を含んでいる)に基づき、印字ラベルLを1枚作成するように作成枚数を設定する。
その後のステップS407、ステップS409、及びステップS410〜ステップS470の手順は前述の図9及び図21等と同様であるので、説明を省略する。
なお、以上において、図25に示すフローのステップS405″及びステップS410〜ステップS470の手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図24のステップS300Cで取得された作成時期情報に基づき、当該作成時期情報に規定される作成時期である上記ステップS300Cにおける無線タグ回路素子Toからの情報読み取り後に、1枚の印字ラベルLが作成される。また、この例では、当該印字ラベルLの作成時に、上記(2)の変形例と同様、印字ヘッド19により、取得した気温情報及び時刻情報を上記印字領域Sに対し併せて印字する。
図26に、上記図25のフローを用いた制御によって作成される印字ラベルLの一例を示す。図26に示す例では、上記作成時期情報に沿った出力様式で出力された、1枚の印字ラベルLを示している。印字ラベルLは、その印字領域Sに、上記印字データに対応する印字R1(この例では「ABC」)と、上記時刻情報に対応する印字R2(この例では「12:35」)と、上記気温情報に対応する印字R3(この例では「18.5℃」)とが印字されている。
本変形例によれば、印字ラベルL等の作成時期として、無線タグ回路素子Toからの情報読み取り時に、1枚の印字ラベルLを作成する旨の情報を含む作成時期情報を無線タグ回路素子から取得し(図24のステップS300C参照)、当該情報の読み取り後、1枚の印字ラベルLを作成する。これにより、操作者が無線タグ回路素子Toに対し読み取りを行わせるたびに、1枚ずつ印字ラベルLを確実に作成することができる。
(4)IC回路部に逆印刷情報が記憶されている場合
上記実施形態や(1)(2)の変形例と異なり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ヘッド19による印字出力態様を表す含む出力様式情報を記憶させてもよい。
上記実施形態や(1)(2)の変形例と異なり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、印字ヘッド19による印字出力態様を表す含む出力様式情報を記憶させてもよい。
図27は、本変形例における上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155の記憶内容の一例を概念的に示す。この図27は上記図7、図13、図19等に対応する図である。図27に示すように、この変形例では、上記出力様式情報として、上記作成枚数情報と、上記オートカット情報と、上記印字出力態様を表す逆印刷情報とが、メモリ部155に記憶されている。
上記逆印刷情報は、前述したように、印字ヘッド19に対し、印字出力態様として、印字データの左右を逆にしない通常の態様での印刷(以下、「実像印字」という)を行わせるものである。このような逆印刷がされた印字ラベルL等に形成される実像印字R′は、印字ラベルL等の上面側(=カバーフィルム11側)から視認すると、印字データが左右を逆にした鏡像となる(後述の図30参照)。
一方、通常印刷(=逆印刷でない場合)とは、前述したように、印字ヘッド19により上記印字領域Sに対して、印字データを鏡像にして印字(鏡像印字)するものである。このような通常印刷がされた印字ラベルL等に形成される印字Rは、印字ラベルL等の上面側から見ると、印字データが順方向に視認される(前述の図10等参照)。
図28に、本変形例における印字ラベルL等の作成時にラベル作成装置1のCPU40によって実行される制御内容を示す。なお、この図28は前述の図8等に対応する図であり、図8等と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図28において、ステップS100及びステップS200の手順は、前述の図8と同等である。すなわち、上記タグ読み取り信号を生成して無線タグ回路素子Toに送信し、上記タグ読み取り信号に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプライ信号を受信したら、上記ステップS300に対応するステップS300Dに移る。
ステップS300Dでは、CPU40は、上記ステップS200で受信したリプライ信号に基づき、無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155に記憶された上記タグID、コマンド、印字データ、作成枚数情報、オートカット情報、及び逆印刷情報を取得する(情報読み取り手段としての機能)。
その後、上記ステップS400に対応するステップS400Dで、CPU40は、上記ステップS300Dで取得したコマンドに基づき、上記取得した作成枚数情報、オートカット情報、及び逆印刷情報に沿った出力様式で印字ラベルL等を出力(作成)するラベル作成処理を実行する(詳細内容は後述の図29参照)。そして、このフローを終了する。
図29に、上記図28のステップS400Dのラベル作成処理の詳細内容を示す。なお、このフローは、上記オートカット情報が「オートカット有」情報である場合を例にとって説明する。
この図29は前述の図9に対応する図であり、図9のステップS430に代えてステップS430Bを設けた点のみが図9と異なる。すなわち、ステップS430Bでは、CPU40は、印刷駆動回路119に制御信号を出力し、印字ヘッド19に、カバーフィルム11の印字領域Sに対し、上記取得した印字データに対応する上記実像印字を実行開始させる。
なお、以上において、図29に示すフローの全ての手順が、特許請求の範囲各項記載の制御手段として機能する。
以上の制御により、上記図28のステップS300Dで取得された逆印刷情報に基づき、当該逆印刷情報に規定される印字出力態様である上記逆印刷された印字ラベルLが作成される。
図30に、上記図29のフローを用いた制御によって作成される印字ラベルLの一例を示す。図30に示す例では、上記作成枚数情報、上記「オートカット有」情報、及び上記逆印刷情報に沿った出力様式で出力された、当該作成枚数情報に対応する枚数(この例では5枚)の印字ラベルLを示している。各印字ラベルLは、その印字領域Sに、上記印字データの左右を逆にした鏡像に対応する実像印字R′(この例では「ABC」の鏡像)が印字されている。
本変形例によれば、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toから、印字出力態様(この例では逆印刷)を含む出力態様情報を取得し、当該取得された情報に規定される印字出力態様で印字ラベルL等を作成する。これにより、操作者が事前に希望した所定の印字出力態様で印字を行わせつつ、印字ラベルL等を作成することができる。
特に、上記印字出力態様としての印字データの逆印刷を含む逆印刷情報を無線タグ回路素子Toから取得し、印字データが逆印刷された印字ラベルL等を作成する。これにより、操作者から見て、無線タグ回路素子Toに記憶した印字データを通常通り順方向に見えるように印刷(=上記通常印刷)したのではなく、印字データの左右を逆にした鏡像に見えるように印刷(=上記逆印刷)した印字ラベルL等を作成することができる。またこの結果、例えば鏡に映して視認することが想定される物品に設ける印字ラベルL等についても、容易に作成することできる。また、基材テープ16を透明にすれば、透明なガラスの内側に貼り付けた印字ラベルLをガラスの外側から視認することも可能となる。
(5)IC回路部に印字速度設定情報が記憶されている場合
すなわち、印字出力態様を含む出力様式情報として、印字ヘッド19による印字の出力態様である印字速度の設定(例えば、「高速印字」や「通常印字」等)を表す印字速度設定情報を、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶させてもよい。
すなわち、印字出力態様を含む出力様式情報として、印字ヘッド19による印字の出力態様である印字速度の設定(例えば、「高速印字」や「通常印字」等)を表す印字速度設定情報を、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶させてもよい。
本変形例では、タグカードTに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、上記コマンド、上記印字データ、及び、出力様式情報としての印字速度設定情報が記憶されている。この印字速度設定情報は、印字ヘッド19によって上記印字領域Sへ印字を行う上記印字出力態様としての印字速度設定(例えば、「高速印字(50mm/秒)」や「通常印字(25mm/秒)」等)を含む情報である。
本変形例においては、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toから上記コマンド、印字データ、及び、印字速度設定情報を取得すると(=このときCPU40で行われる制御が情報読み取り手段として機能する)、取得された印字速度設定情報に基づき、当該印字速度設定に対応するように、CPU40が印刷駆動回路119及びテープ送りモータ駆動回路117を介して印字ヘッド19及びテープ送りモータ118を駆動する(=制御手段としての機能)。これにより、対応する速度態様の印字動作及び搬送動作を行わせ、印字ラベルLが作成される。これにより、無線タグ回路素子Toに記憶した印字データをある所定の印字速度(例えば「高速印字(50mm/秒)」)で印刷したい場合でも、別途の操作設定の必要なく、操作者の希望する印字速度にて印字ラベルL等を作成することができる。
(6)IC回路部に切断マーク印刷情報が記憶されている場合
すなわち、印字出力態様を含む出力様式情報として、操作者が手動で印字ラベルL等を切断するときに切断位置の目安となる切断マーク(例えば、破線、点線等)の印刷を表す切断マーク印刷情報を、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶させてもよい。
すなわち、印字出力態様を含む出力様式情報として、操作者が手動で印字ラベルL等を切断するときに切断位置の目安となる切断マーク(例えば、破線、点線等)の印刷を表す切断マーク印刷情報を、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶させてもよい。
本変形例では、タグカードTに備えられた無線タグ回路素子ToのIC回路部150に、上記コマンド、印字データ、及び、出力様式情報としての切断マーク印刷情報が記憶されている。この切断マーク印刷情報は、上記印字出力態様としての、所定位置(印字ラベルL等における印字領域Sに対応した位置。例えば、印字ラベルL等の長手方向末端から1cm等)への切断マーク印刷を印字ヘッド19に行わせるための情報である。
本変形例は、例えば、印字ヘッド19によって印字データに対応する印字を行った印字ラベル体LT(又は切り離し前の印字済みラベルテープ23)を所定の長さに切断して印字ラベルLを作成するとき、当該切断を装置側のカッタ31で行わず、操作者が所持するはさみ等による切断に委ねる場合に有効である。
すなわち、本変形例においては、アンテナ32を介し無線タグ回路素子Toから上記コマンド、印字データ、及び切断マーク印刷情報を取得すると(=このときCPU40で行われる制御が情報読み取り手段として機能する)、取得された切断マーク印刷情報に基づき、印字ヘッド19によってカバーフィルム11の所定箇所に対して、切断マーク(例えば、破線、点線等)を印刷し、印字ラベルLTが作成される(=このときCPU40で行われる制御が制御手段として機能する)。これにより、上記のように印字ラベル体LT(又は切り離し前の印字済みラベルテープ23)を操作者が切断して印字ラベルLを完成させる場合の切断の目安となる切断マークを、別途の操作の必要なく、簡単に印刷させることができる。
(7)その他
なお、以上においては、印字の終了した印字済みラベルテープ23をカッタ31で切断して印字ラベルL等を作成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタ31で切断しなくても、テープが排出口から排出されてきた後にラベル台紙(印字がなされたもの)のみをテープから剥がして印字ラベルL等を作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
なお、以上においては、印字の終了した印字済みラベルテープ23をカッタ31で切断して印字ラベルL等を作成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタ31で切断しなくても、テープが排出口から排出されてきた後にラベル台紙(印字がなされたもの)のみをテープから剥がして印字ラベルL等を作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
また、以上においては、基材テープ16とは別のカバーフィルム11に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、基材テープ自体に備えられた被印字テープ層(熱により発色し印字形成可能な感熱材料からなる感熱層や、インクリボンからの熱転写により印字形成可能な被転写材料からなる転写層や、インクを塗布することで印字形成可能な受像材料からなる受像層)に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープが被印字媒体を構成する。
さらに、以上は、基材テープ16がリール部材17aの周りに巻回されて第1ロール17を構成し、カートリッジ10内にその第1ロール17が配置されて基材テープ16が繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジをラベル作成装置1側のカートリッジホルダに装着して、上記収納部から移送、搬送して印字を行い印字ラベルL等を作成するようにしてもよい。
さらには上記第1ロール17を直接ラベル作成装置1側に着脱可能に装着する構成や、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートをラベル作成装置1外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送しラベル作成装置1内へ供給する構成も考えられ、さらにはカートリッジ10のようなラベル作成装置1本体側に着脱可能なものにも限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型として第1ロール17を設けることも考えられる。この場合も同様の効果を得る。
なお、以上において、図4、図5、及び図6等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8、図9、及び図11等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置(印字ラベル作成装置)
2 装置本体
4 サーマル印刷機構(印字ラベル作成部)
11 カバーフィルム(被印字媒体)
19 印字ヘッド(印字手段)
23 印字済みラベルテープ
26 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
31 カッタ(切断手段)
32 アンテナ(アンテナ手段)
33 ハーフカッタ(半切断手段)
40 CPU
150 IC回路部
151 タグアンテナ
200 筐体
HC ハーフカット部位
L 印字ラベル
Lx 印字ラベル部
L1〜5 印字ラベル部
LT 印字ラベル体
S 印字領域
T タグカード
To 無線タグ回路素子
2 装置本体
4 サーマル印刷機構(印字ラベル作成部)
11 カバーフィルム(被印字媒体)
19 印字ヘッド(印字手段)
23 印字済みラベルテープ
26 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
31 カッタ(切断手段)
32 アンテナ(アンテナ手段)
33 ハーフカッタ(半切断手段)
40 CPU
150 IC回路部
151 タグアンテナ
200 筐体
HC ハーフカット部位
L 印字ラベル
Lx 印字ラベル部
L1〜5 印字ラベル部
LT 印字ラベル体
S 印字領域
T タグカード
To 無線タグ回路素子
Claims (11)
- 被印字媒体の搬送を行う搬送手段、及び、前記被印字媒体への印字を行う印字手段を備え、前記印字手段により前記印字が行われた前記被印字媒体を用いて印字ラベルの作成を行う印字ラベル作成部と、
前記印字ラベル作成部を含む装置本体の外郭を構成する筐体と、
情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグアンテナとを備え前記筐体の外部に位置する無線タグ回路素子に対し、無線通信を行うアンテナ手段と、
前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された、前記印字ラベル作成部の前記印字手段で前記被印字媒体に印字可能な印字内容を表すラベル印字情報と、前記ラベル印字情報を用いた前記印字ラベルの作成における出力様式情報とを、前記アンテナ手段を介し取得する情報読み取り手段と、
前記情報読み取り手段で取得された前記出力様式情報に沿った出力様式で出力するように、前記印字ラベル作成部を制御する制御手段と
を有することを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記無線タグ回路素子から、前記印字ラベルの作成時期を含む前記出力様式情報を取得し、
前記制御手段は、
前記取得された出力様式情報に規定される作成時期となったときに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を含む前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記作成時期として、所定周期間隔で前記印字ラベルを作成する旨の前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、
前記制御手段は、
前記所定周期間隔で前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記作成時期として、情報読み取り時に1枚の前記印字ラベルを作成する旨の前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、
前記制御手段は、
前記情報読み取り手段の情報読み取り後、1枚の前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項3又は請求項4記載の印字ラベル作成装置において、
時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、経時的に変化する経時情報を取得する経時情報取得手段を有し、
前記制御手段は、
前記印字ラベルの作成時に前記経時情報取得手段で取得した前記経時情報を前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報とともに印字した、前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記無線タグ回路素子から、前記ラベル印字情報に対する前記印字手段の印字出力態様を含む前記出力様式情報を取得し、
前記制御手段は、
前記取得された出力様式情報に規定される印字出力態様で前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を含む前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項6記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記印字出力態様としての前記ラベル印字情報の逆印刷を含む前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、
前記制御手段は、
前記ラベル印字情報が、操作者から見て鏡像となるように逆印刷された前記印字ラベルを作成するように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項6記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記印字出力態様としての印字速度設定を含む前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、
前記制御手段は、
前記取得された出力様式情報で設定される印字速度で前記印字手段による前記被印字媒体への印字が行われるように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項6記載の印字ラベル作成装置において、
前記情報読み取り手段は、
前記印字出力態様としての、前記印字ラベルにおける前記ラベル印字情報の印字箇所に対応した所定位置への切断マーク印刷を含む、前記出力様式情報を前記無線タグ回路素子から取得し、
前記制御手段は、
前記切断マークを印刷するように、前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記印字ラベル作成部は、
前記印字手段による印字後の被印字媒体を所望の長さに切断する切断手段を備えており、
前記情報読み取り手段は、
前記無線タグ回路素子から、前記切断手段の前記切断の有無を含む前記出力様式情報を取得し、
前記制御手段は、
前記取得された出力様式情報に基づき、前記切断手段による前記切断を行うか若しくは行わずに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段、前記印字手段、前記切断手段を含む前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。 - 請求項1乃至8,10のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
前記印字ラベル作成部は、
前記印字手段による印字後の被印字媒体を厚さ方向に部分的に切断する半切断を行う半切断手段を備えており、
前記情報読み取り手段は、
前記無線タグ回路素子から、前記半切断手段の前記半切断の有無を含む前記出力様式情報を取得し、
前記制御手段は、
前記取得された出力様式情報に基づき、前記半切断手段による前記半切断を行うか若しくは行わずに前記印字ラベルを作成するように、前記搬送手段、前記印字手段、前記半切断手段を含む前記印字ラベル作成部を制御する
ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065473A JP2010214829A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 印字ラベル作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009065473A JP2010214829A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 印字ラベル作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010214829A true JP2010214829A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42974181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009065473A Pending JP2010214829A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 印字ラベル作成装置 |
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JP (1) | JP2010214829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018202631A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置、及び印刷装置本体、並びにカセット |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009065473A patent/JP2010214829A/ja active Pending
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