JP2010213490A - コンミテータ、および3相直流モータ - Google Patents

コンミテータ、および3相直流モータ Download PDF

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Abstract

【課題】効率よく小型化を図ることができるコンミテータ、および3相直流モータを提供する。
【解決手段】回転軸3の周囲に固定され合成樹脂から成る本体部61と、本体部61に、周方向に沿って並設される複数のセグメント15と、セグメント15に形成され、アーマチュアコイルが掛け回されるライザ16と、複数のセグメント15のうちの同電位となるセグメント15同士のライザ16間に掛け回され、同電位となるセグメント15同士を短絡させる接続線19とを備え、外部電源に電気的に接続されたブラシがセグメント15に摺接することでアーマチュアコイルに給電を行うコンミテータ10において、接続線19は、同電位となるセグメント15同士のライザ16間を回転軸3に掛け回されるように配線されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば、車両に搭載されるコンミテータ、および3相直流モータに関するものである。
一般に、自動車等の車両に搭載される電動モータとしては、ブラシ付きの直流モータが多く使用されている。この種の直流モータは、円筒状のヨークハウジングの内周面に永久磁石が2極、又は4極配置され、この永久磁石の内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアと、これに隣接するように回転軸に外嵌固定されたコンミテータとを有しており、アーマチュアコアには軸方向に長いスロットが複数形成されている。
このスロットには所定間隔をあけて巻線が重巻きにて巻装され、複数のコイルが形成されている。各コイルは、コンミテータに複数並設されているセグメントに導通している。
各セグメントは、ヨークハウジング内に収納されたブラシホルダに支持されている一対のブラシと摺接可能になっている。そして、これらブラシを介してコイルに直流電流が供給されると、アーマチュアコアに形成される磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が回転される。この回転によってブラシが摺接するセグメントが順次変更されコイルに流れる電流の向きが切り替えられる、所謂整流が行われ、アーマチュアコアが継続的に回転する。
ところで、近年、自動車の高性能化に伴い、さらなる直流モータの小型化、高出力化が要望されている。そこで、永久磁石として中空円筒状に形成された極異方性希土類ボンド磁石を採用し、この極異方性希土類ボンド磁石を少なくとも4極に着磁させた直流モータが提案されている。このように構成することで、直流モータの小型化、高出力化を図ろうとしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3480733号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、アーマチュアコアに巻線が重巻きにて巻装されているので、巻太りによりアーマチュアを小型化し難い。このため、重巻きに代えて集中巻きにすることが考えられる。しかしながら、ただ単に重巻きを集中巻きに代えただけでは、コンミテータとアーマチュアコアとの間の巻太りが解消できず、効率よく直流モータの小型化を図りにくいという課題がある。
また、コンミテータに複数並設されているセグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続線で短絡し、ブラシが摺接していないセグメントにも電流を供給することで小型、高出力化を図る場合がある。この場合、接続線を配線する分、コンミテータとアーマチュアコアとの間に巻太りが生じ、効率よく直流モータの小型化を図りにくいという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、効率よく小型化を図ることができるコンミテータ、および3相直流モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコンミテータは、回転軸の周囲に固定され合成樹脂から成る本体部と、前記本体部に、周方向に沿って並設される複数のセグメントと、前記セグメントに形成され、アーマチュアコイルが掛け回されるライザと、前記複数のセグメントのうちの同電位となるセグメント同士の前記ライザ間に掛け回され、同電位となるセグメント同士を短絡させる接続線とを備え、外部電源に電気的に接続されたブラシが前記セグメントに摺接することで前記アーマチュアコイルに給電を行うコンミテータにおいて、前記接続線は、同電位となるセグメント同士の前記ライザ間を前記回転軸に掛け回されるように配線されていることを特徴とする。
本発明に係る3相直流モータは、請求項1に記載のコンミテータと、前記回転軸の周囲に固定され前記アーマチュアコイルが巻装されるアーマチュアコアとを有するアーマチュアと、前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、前記アーマチュアコアは、径方向外側に向かって延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、前記コンミテータのセグメントの個数を9つに設定し、同電位となるセグメントは、それぞれ2つの他のセグメントを間に挟んで存在している3相直流モータであって、前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、前記導線は、この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、このセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに順番に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されたセグメントに対応するティースに集中巻きにて巻回し、続いて、このティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ前記ライザ間の掛け回し順と同じ順番で集中巻きにて巻回すると共に、各ティース間に跨る渡り線部を前記回転軸に掛け回し、続いて、巻き終わり端を前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されている前記任意のセグメントに隣接するセグメントのライザに掛け回し、この後、これらを巻装方向に向かって繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする。
本発明に係る3相直流モータは、請求項1に記載のコンミテータと、前記回転軸の周囲に固定され前記アーマチュアコイルが巻装されるアーマチュアコアとを有するアーマチュアと、前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、前記アーマチュアコアは、径方向外側に向かって延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、前記コンミテータのセグメントの個数を9つに設定し、同電位となるセグメントは、それぞれ2つの他のセグメントを間に挟んで存在している3相直流モータであって、前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、前記導線は、この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、前記回転軸に掛け回し、その後、前記巻き始め端が接続された任意のセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、このティースから巻装方向前方に存在する巻き始めティースに集中巻きにて巻回し、続いて、この巻き始めティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ順番に集中巻きにて巻回すると共に、各ティース間に跨る渡り線部を前記回転軸に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記任意のセグメントと同電位であって、かつ、巻装方向前方に存在するセグメントに隣接する他のセグメントのライザに掛け回し、続いて、この他のセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに、各ティースの巻回順と同じ順番で掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする。
本発明に係る3相直流モータは、アーマチュアと、前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、前記アーマチュアは、前記ヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸の周囲に固定されるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9つのセグメントを周方向に沿って並設したコンミテータとを有し、前記アーマチュアコアは、径方向外側に向かって延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、前記コンミテータのセグメントは、同電位となるセグメント同士が接続線によって短絡されている3相直流モータであって、前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、前記導線は、この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、このセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに順番に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されたセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、各ライザの配線方向後方に存在するティースに集中巻きにて巻回し、続いて、このティースと同相の他の2つのティースに各ライザの配線方向に向かって順番に集中巻きにて巻回し、続いて、巻き終わり端を前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されている前記任意のセグメントに隣接するセグメントのライザに掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする。
本発明に係る3相直流モータは、アーマチュアと、前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、前記アーマチュアは、前記ヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸の周囲に固定されるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9つのセグメントを周方向に沿って並設したコンミテータとを有し、前記アーマチュアコアは、径方向外側に向かって延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、前記コンミテータのセグメントは、同電位となるセグメント同士が接続線によって短絡されている3相直流モータであって、前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、前記導線は、この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、前記回転軸に掛け回し、その後、前記巻き始め端が接続された任意のセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、このティースから巻装方向後方に存在する巻き始めティースに集中巻きにて巻回し、続いて、この巻き始めティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ順番に集中巻きにて巻回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記任意のセグメントに隣接する他のセグメントのライザに掛け回し、続いて、この他のセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに、前記巻装方向に向かって順番に掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする。
本発明によれば、同電位となるセグメント同士の間を、回転軸に掛け回さず直接配線する場合と比較してコンミテータの首下の巻太りを解消できる。このため、アーマチュアの小型化を図ることができ、結果的に効率よく直流モータの小型化を図ることができる。
また、アーマチュアコイルを集中巻きにて巻装するので、重巻きにてアーマチュアコイルを巻装する場合と比較して巻太りを解消できる。
さらに、各ティース間に配線される渡り線部を回転軸に掛け回すことでより巻太りを解消することができる。
そして、アーマチュアコイルと接続線とを1本の導線で一連に形成することで、アーマチュアコイルと接続線とを別々に形成する場合と比較して巻装工程を単純化することができる。このため、作業効率を向上させ、製造コストを低減することが可能になる。これに加え、各ライザに接続線とアーマチュアコイルとを別々に掛け回す必要がなくなるので、ライザに掛かる導線の重なりが少なくなり、ライザと接続線、およびアーマチュアコイルとの電気的接触をより確実に行うことができる。
本発明の実施形態における減速機付直流モータの構成を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態における接続線の配線状態を示すコンミテータの簡略図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコアへの導線の配線状態を示す簡略図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるアーマチュアの展開図である。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る直流モータ2が適用された減速機付直流モータ1の構成を示す断面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、減速機付直流モータ1は、例えば、車両のパワーウインドウ装置等に用いられるものであって、直流モータ2の回転軸3に、ウォームギヤ減速機4が連結されている。
直流モータ2は6極モータであって、有底筒状のヨーク5内にアーマチュア6を回転自在に配置した構成となっている。
ヨーク5の筒部53は、断面略6角形状に形成されており、6つの平坦壁54と、これらを連結する屈曲壁55とで構成されている。各平坦壁54の内面には、それぞれ平板状の永久磁石7が設けられている。
ヨーク5の底壁(エンド部)51には、中央に軸方向外側に向かって突出するボス57が形成され、ここに回転軸3の一端を軸支するための軸受け18が圧入固定されていると共に、回転軸3のスラスト荷重を受ける円柱状の樹脂部材35が設けられている。
筒部53の開口部53aには、直流モータ2をウォームギヤ減速機4に締結固定するための外フランジ部52が設けられている。外フランジ部52には、ボルト24を挿通するための孔(不図示)が形成されており、ここにボルト24を挿通し、ウォームギヤ減速機4に螺入することにより、直流モータ2とウォームギヤ減速機4とが互いに締結固定されるようになっている。
ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6は、回転軸3に外嵌固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻装されたアーマチュアコイル9と、回転軸3の他端側に配置されたコンミテータ10とを備えている。アーマチュアコア8は、リング状の金属板11を軸方向に複数枚積層したものである。
金属板11の外周部にはT字型の9つのティース12が周方向に沿って等間隔で放射状に形成されている。9つのティース12は、それぞれU相、V相、W相の順に割り振られている。すなわち、同相同士のティース12は、それぞれ3つずつ存在し、かつ周方向に等間隔で存在していることになる。
各ティース12は、径方向外側に向かって延びる巻胴部12aと、巻胴部12aの先端に設けられ周方向に延在する外周部12bとで構成されている。つまり、ティース12の先端に設けられた外周部12bがアーマチュアコア8の外周面を構成しており、永久磁石7の表面と対向した状態になっている。
ティース12の外周部12bは軸方向平面視で弧状に形成されているのに対し、これに対向する永久磁石7は平板状に形成されている。このため、永久磁石7の中央から周方向両端に向かうに従って徐々に永久磁石7とアーマチュアコア8との間のエアギャップが大きくなる。
複数枚の金属板11を回転軸3に外嵌固定することにより、アーマチュアコア8の外周には、隣接するティース12間に蟻溝状のスロット13が9つ形成されている。スロット13は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に複数形成されている。
これらスロット13間にエナメル被覆の導線14を挿通し、ティース12の巻胴部12aに絶縁材であるインシュレータ39を介して導線14が巻装される。これにより、アーマチュアコア8の外周に、複数のアーマチュアコイル9が形成される。
コンミテータ10は、回転軸3に外嵌固定されている円柱状の本体部61と、本体部61の外周面に周方向に沿って並設されている9枚のセグメント15と、セグメント15のアーマチュアコア8側の端部に形成されたライザ16とを備えている。
したがって、この第一実施形態の直流モータ2は、永久磁石7が6つ、スロット13が9つ、セグメント15が9枚の6極9スロット9セグメントで構成された直流モータとなっている。
コンミテータ10の本体部61は合成樹脂で形成されており、9枚のセグメント15を互いに絶縁した状態にしている。セグメント15は軸方向に長い板状の金属片で形成されており、このアーマチュアコア8側の端部を外径側に折り返す形で折り曲げ、ここをライザ16としている。
ライザ16には、アーマチュアコイル9の巻き始め端部と巻き終わり端部となる導線14が掛け回わされ、導線14はヒュージングによりライザ16に固定されている。これにより、セグメント15とこれに対応するアーマチュアコイル9とが導通される。
このように構成されたコンミテータ10は、ウォームギヤ減速機4のギヤハウジング23に形成されたブラシ収納部22に臨んだ状態で配設されている。
ブラシ収納部22は、ギヤハウジング23の直流モータ2側に凹状に形成されたものである。このブラシ収納部22には、一対のブラシホルダ20が内装されボルト17によって締結固定されている。
ブラシホルダ20には、それぞれブラシ31がスプリング21を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ31の先端部は、スプリング21によって付勢され、コンミテータ10に摺接した状態になっている。
ギヤハウジング23のブラシ収納部22よりも径方向外側には、ヨーク5の不図示の孔に対応する部位に雌ネジ部(不図示)が刻設されている。これら雌ネジ部にボルト24が螺入されることにより、直流モータ2がギヤハウジング23に締結固定された状態になる。
ギヤハウジング23は、ブラシ収納部22の他に、ウォーム軸収容部27とウォームホイール収容部28とを有している。
ウォーム軸収容部27には、直流モータ2の回転軸3の他端に連結されたウォーム軸25が収容されている。
ウォーム軸25の両端側は、ウォーム軸収容部27に設けられた軸受け40,41によって回転自在に支持されている。ウォーム軸25と直流モータ2の回転軸3とは互いに軸方向に移動自在、かつ相対回転不能に連結されている。
また、ウォーム軸収容部27の直流モータ2とは反対側には、クッションゴム38が内装されている。このクッションゴム38は、スラストプレート37、および円柱状の樹脂部材36を介してウォーム軸25を軸方向に沿って直流モータ2側に向かって若干押圧している。したがって、樹脂部材36とこれに対応するウォーム軸25の先端との間に摺動摩擦抵抗が生じると共に、ヨーク5に設けられた樹脂部材35とこれに対応する回転軸3の先端との間に摺動摩擦抵抗が生じるようになっている。
一方、ウォームホイール収容部28には、ウォーム軸25に噛合されるウォームホイール26が収容されている。ウォームホイール26には、このウォームホイール26と共に回転可能に駆動連結された出力軸(不図示)が直流モータ2の回転軸3の直交方向に沿うように設けられている。なお、この不図示の出力軸が回転することによって車両のウインドウガラスが開閉する。
すなわち、前述したスラストプレート37とこれに対応するウォーム軸25の先端との間に生じる摺動摩擦抵抗は、ウインドウガラスの開閉動作の際、ウインドウガラスの自重によるウォーム軸25の反転を防止するために作用するようになっている。
また、ギヤハウジング23には、コネクタ29が回転軸3の直交方向に沿うように外方(図1における上側)に向かって一体成形されている。このコネクタ29は、外部からの電源を直流モータ2に供給するためのものである。
コネクタ29には、不図示の接続端子が内装されており、この接続端子が直流モータ2のブラシ31に電気的に接続されている。これによって、外部からの電源がブラシ31を介してコンミテータ10に供給される。この他にギヤハウジング23の外周部には、減速機付直流モータ1を固定するときに使用されるボルト孔33が3箇所設けられている。
ここで、コンミテータ10のセグメント15は、同電位となるセグメント15同士が接続線19(図3参照)によって短絡されている。接続線19は、導線14により形成されている。すなわち、接続線19とアーマチュアコイル9は、1本の導線14によって一連に形成される。
より詳しく、図3〜図6に基づいて説明する。図3、図4は、アーマチュア6の展開図であり、隣接するティース12間の空隙がスロット13に相当している。図5は、コンミテータ10のライザ16への導線14の配線状態を示す簡略図である。図6は、アーマチュアコア8の軸方向端部における導線14の配線状態を示す簡略図である。
なお、図3、図4においては、巻装方向を右方向(図3、図4における矢印R1参照)とすると共に、図5、図6においては、巻装方向を時計回り方向(図5、図6における矢印R2参照)とし、各セグメント15、および各ティース12に巻装方向始端側となる紙面左側が順に番号を付すると共に、ティース12に巻装された導線14に符号を付して説明する。
ここで、9つのティース12は、それぞれU相、V相、W相の順に割り振られているので、2つのティース12を挟んで両側に存在するティース12同士は、同相のティース12となる。例えば、1番ティース12、4番ティース12、および7番ティース12はU相に、2番ティース12、5番ティース12、および8番ティース12はV相に、3番ティース12、6番ティース12、および9番ティース12はW相に割り振られている。
また、9枚のセグメント15のうち、同電位となるセグメント15は、2枚の他のセグメント15を間に挟んで存在する。このため、例えば、1番、4番、および7番セグメント15は、同電位同士のセグメント15に設定されている。
図3、図5に示すように、導線14は、例えば、その巻き始め端34が1番セグメント15より巻き始められた場合、まず、1番セグメント15のライザ16に接続された後、回転軸3に掛け回され、4番セグメント15のライザ16に掛け回される。続いて、再び回転軸3に掛け回され、7番セグメント15のライザ16に掛け回される。
これにより、1番、4番、および7番セグメント15間に配線された導線14は、同電位同士のセグメント15を短絡する接続線19として機能する。
図3、図6に示すように、続いて、7番セグメント15に掛け回された導線14は、7番セグメント15に対応するティース12(7番ティース12)よりも巻装方向前方に存在し、かつ導線14の巻き始め端34が接続されている1番セグメント15に対応する1番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後1番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、1番ティース12に第一U相コイル91Uを形成する。
続いて導線14は、1番−2番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、回転軸3に掛け回された後、3番−4番ティース12,12の間のスロット13に引き込まれる。そして、導線14は、4番ティース12に巻回されて第二U相コイル92Uを形成する。
続いて導線14は、4番−5番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、回転軸3に掛け回された後、6番−7番ティース12,12の間のスロット13に引き込まれる。そして、導線14は、7番ティース12に巻回されて第三U相コイル93Uを形成する。すなわち、各ティース12,12間に跨る渡り線部14aは、回転軸3に掛け回されることになる。
第三U相コイル93Uを形成した導線14は、7番−8番ティース12,12の間のスロット13から引き出される。そして、導線14は、回転軸3に掛け回された後、巻き始め端34が接続されている1番セグメント15に隣接する2番セグメント15のライザ16に掛け回される。これにより、導線14は、1番ティース12、4番ティース12、および7番ティース12にそれぞれ第一U相コイル91U、第二U相コイル92U、および第三U相コイル93Uで構成されるU相のアーマチュアコイル9Uを形成したことになり、このU相のアーマチュアコイル9Uの巻き終わり端44Uが2番セグメント15に接続されたことになる。
ここで、第三U相コイル93Uを形成した後、スロット13から引き出された導線14を近くのセグメント15に配線せず、離れた位置のセグメント15に配線することで、導線14を回転軸3に掛け回した状態にすることができる。
続いて、導線14は再び回転軸3に掛け回され、2番セグメント15と同電位となる5番セグメント15、8番セグメント15にこの順で掛け回され、再び接続線19を形成する。このとき導線14は、各セグメント15,15の間で回転軸3に掛け回されるように配線される。
ここで、導線14における2番セグメント15のライザ16から引き出された部位は、2番セグメント15、5番セグメント15、および8番セグメント15を短絡する接続線19の巻き始め端34’としての役割を有していることになる。
8番セグメント15に掛け回された導線14は、1番ティース12に巻装方向(図3におけるR1参照)前方で隣接する2番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、1番−2番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後2番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に1番−2番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、2番ティース12に第一V相コイル91Vを形成する。
この後、導線14は、各U相コイル91U,92U,93Uを形成したときと同様に、5番ティース12に第二V相コイル92Vを、8番ティース12に第三V相コイル93Vをこの順で形成する。このとき、導線14は、各ティース12,12間に跨る渡り線部14aを回転軸3に掛け回しながら配線される。
続いて、導線14は、8番ティース12に第三V相コイル93Vを形成した後、8番−9番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、2番セグメント15に隣接する3番セグメント15のライザ16に掛け回される。これにより、導線14は、2番ティース12、5番ティース12、および8番ティース12にそれぞれ第一V相コイル91V、第二V相コイル92V、および第三V相コイル93Vで構成されるV相のアーマチュアコイル9Vを形成したことになり、このV相のアーマチュアコイル9Vの巻き終わり端44Vが3番セグメント15に接続されたことになる。
続いて、導線14は、3番セグメント15から引き出される導線14を巻き始め端34’’として、3番セグメント15と同電位となる6番セグメント15、および9番セグメント15に回転軸3に掛け回しながら配線され、接続線19を形成する。この後、導線14は、U相のアーマチュアコイル9U、およびV相のアーマチュアコイル9Vと同様に、回転軸3に渡り線部14aを掛け回しながら、3番ティース12、6番ティース12、および9番ティース12にそれぞれ第一W相コイル91W、第二W相コイル92W、および第三W相コイル93Wを形成する。そして、巻き終わり端44Wを3番セグメント15に隣接する4番セグメント15のライザ16に接続する。
これにより、3番ティース12、6番ティース12、および9番ティース12にそれぞれ第一W相コイル91W、第二W相コイル92W、および第三W相コイル93Wで構成されるW相のアーマチュアコイル9Wが形成され、アーマチュアコア8への巻装が完了する。
すなわち、導線14は、任意の同電位となるセグメント15同士を一連に形成した後、このセグメント15に対応する相のアーマチュアコイル9を形成し、これを繰り返し行うことで接続線19、およびアーマチュアコイル9を形成している。
なお、図3は、接続線19と各相のアーマチュアコイル9U,9V,9Wの配線状態を分かり易く示すために、それぞれセグメント15を間に挟んで上下に図示したが、実際は、図4に示すように、コンミテータ10(セグメント15)とアーマチュアコア8との間の回転軸3の周囲に、接続線19と渡り線部14aとが配線される。
したがって、上述の第一実施形態によれば、同電位となるセグメント15同士の間を、回転軸3に掛け回さず直接配線する場合と比較してコンミテータ10の首下の巻太りを解消できる。このため、アーマチュア6の小型化を図ることができ、結果的に効率よく直流モータ2の小型化を図ることができる。
また、アーマチュアコイル9(9U,9V,9W)を集中巻きにて巻装するので、重巻きにてアーマチュアコイル9を巻装する場合と比較して巻太りを解消できる。
さらに、各ティース12間に配線される渡り線部14aを回転軸3に掛け回すことでより巻太りを解消することができる。
そして、導線14は、接続線19、および各相のアーマチュアコイル9U,9V,9Wを一連に形成しているので、アーマチュアコイル9(9U,9V,9W)と接続線19とを別々に形成する場合と比較して巻装工程を単純化することができる。このため、作業効率を向上させ、製造コストを低減することが可能になる。これに加え、各ライザ16に接続線19とアーマチュアコイル9とを別々に掛け回す必要がなくなるので、ライザ16に掛かる導線14の重なりが少なくなり、ライザ16と接続線19、およびアーマチュアコイル9との電気的接触をより確実に行うことができる。
次に、この発明の第二実施形態を図7に基づいて説明する。
図7は、アーマチュア6の展開図であって、各セグメント15、および各ティース12に巻装方向始端側となる紙面左側が順に番号を付すると共に、ティース12に巻装された導線14に符号を付して説明する。なお、図7においては、巻装方向を右方向(図7における矢印R1参照)とする。
また、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第二実施形態において、減速機付直流モータ1に直流モータ2が適用されている点、直流モータ2は、6極9スロット9セグメントで構成され、有底筒状のヨーク5内にアーマチュア6を回転自在に配置した構成となっている点、アーマチュア6は、アーマチュアコア8と、アーマチュアコイル9と、コンミテータ10とを備えている点、コンミテータ10は、円柱状の本体部61と、本体部61の外周面に周方向に沿って並設されているセグメント15と、セグメント15に形成されたライザ16とを備えている点、同電位となるセグメント15同士を短絡する接続線19とアーマチュアコイル9とが1本の導線14により一連に形成されている点等の基本的構成は前述の第一実施形態と同様である(以下の実施形態でも同様)。
ここで、第二実施形態の導線14は、1つの相のアーマチュアコイル9を形成した後、この相に対応し、かつ同電位となるセグメント15同士を短絡し、これを繰り返し行うことで接続線19、およびアーマチュアコイル9を形成している。
より詳しくは、図7に示すように、導線14は、例えば、その巻き始め端34が7番セグメント15より巻き始められた場合、まず、7番セグメント15のライザ16に接続された後、7番セグメント15に対応するティース12(7番ティース12)よりも巻装方向前方に存在する1番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後1番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、1番ティース12に第一U相コイル91Uを形成する。
この後、導線14は、4番ティース12に第二U相コイル92Uを、7番ティース12に第三U相コイル93Uをこの順で形成する。このとき、導線14は、各ティース12,12間に跨る渡り線部14aを回転軸3に掛け回しながら配線される。
そして、第三U相コイル93Uを形成した導線14は、7番−8番ティース12,12の間のスロット13から引き出される。そして、導線14は、回転軸3に掛け回された後、巻き始め端34が接続されている7番セグメント15と同電位の1番セグメント15に隣接する2番セグメント15のライザ16に掛け回される。このように、第三U相コイル93Uを形成した後、スロット13から引き出された導線14を近くのセグメント15に配線せず、離れた位置のセグメント15に配線することで、導線14を回転軸3に掛け回した状態にすることができる。
続いて、2番セグメント15のライザ16に掛け回された導線14は、2番セグメント15と同電位となる5番セグメント15、および8番セグメント15に回転軸3に掛け回しながら配線され、接続線19を形成する。これを順次繰り返すことにより、接続線19、およびアーマチュアコイル9(9U,9V,9W)を一連に形成する。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、この発明の第三実施形態を図8、図9に基づいて説明する。
図8、図9は、アーマチュア6の展開図である。なお、各セグメント15、および各ティース12には、紙面左側から順に番号を付しているが、図8において、巻装方向は左方向(図8における矢印R2参照)とする。
ここで、第三実施形態の導線14は、任意の同電位となるセグメント15同士を一連に形成した後、このセグメント15に対応する相のアーマチュアコイル9を形成し、これを繰り返し行うことで接続線19、およびアーマチュアコイル9を形成している。また、同電位となるセグメント15同士を一連に形成するにあたって、各セグメント15,15間を導線14が跨る際、この導線14は、回転軸3に掛け回されずに配線される。さらに、各ティース12,12間を跨る渡り線部14aも回転軸3に掛け回されずに配線される。
より詳しくは、図8に示すように、導線14は、例えば、その巻き始め端34が1番セグメント15より巻き始められた場合、まず、1番セグメント15のライザ16に接続された後、これと同電位となる7番セグメント15、および4番セグメント15の各ライザ16に、この順(巻装方向R2に沿う順)で掛け回され、接続線19を形成する。
続いて、4番セグメント15に掛け回された導線14は、4番セグメント15に対応するティース12(4番ティース12)よりも巻装方向後方に存在する7番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、6番−7番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後7番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に6番−7番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、7番ティース12に第一U相コイル91Uを形成する。
続いて導線14は、7番−8番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、回転軸3に掛け回されることなく、巻装方向前方に存在し、かつ同相の4番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、3番−4番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後4番ティース12に巻回されて第二U相コイル92Uを形成する。
続いて導線14は、4番−5番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、回転軸3に掛け回されることなく、巻装方向前方に存在し、かつ同相の1番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後1番ティース12に巻回されて第三U相コイル93Uを形成する。
第三U相コイル93Uを形成した導線14は、1番−2番ティース12,12の間のスロット13から引き出される。そして、導線14は、回転軸3に掛け回された後、巻き始め端34が接続されている4番セグメント15に隣接する5番セグメント15のライザ16に掛け回される。これにより、導線14は、7番ティース12、4番ティース12、および1番ティース12にそれぞれ第一U相コイル91U、第二U相コイル92U、および第三U相コイル93Uで構成されるU相のアーマチュアコイル9Uを形成したことになり、このU相のアーマチュアコイル9Uの巻き終わり端44Uが5番セグメント15に接続されたことになる。
ここで、第三U相コイル93Uを形成した後、スロット13から引き出された導線14を近くのセグメント15に配線せず、離れた位置のセグメント15に配線することで、導線14を回転軸3に掛け回した状態にすることができる。
続いて、導線14は、5番セグメント15と同電位となる2番セグメント15、および8番セグメント15の各ライザ16に、この順(巻装方向R2に沿う順)で掛け回され、接続線19を形成する。
ここで、導線14における5番セグメント15のライザ16から引き出された部位は、5番セグメント15、2番セグメント15、および8番セグメント15を短絡する接続線19の巻き始め端34’としての役割を有していることになる。
8番セグメント15に掛け回された導線14は、8番セグメント15に対応するティース12(8番ティース12)よりも巻装方向後方に存在する2番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、1番−2番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後2番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に1番−2番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、2番ティース12に第一V相コイル91Vを形成する。
この後、導線14は、各U相コイル91U,92U,93Uを形成したときと同様に、渡り線部14aを回転軸3に掛け回すことなく、巻装方向に向かって8番ティース12に第二V相コイル92Vを、5番ティース12に第三V相コイル93Vをこの順で形成する。
続いて、導線14は、5番ティース12に第三V相コイル93Vを形成した後、5番−6番ティース12,12の間のスロット13から引き出され、8番セグメント15に隣接する9番セグメント15のライザ16に掛け回される。これにより、導線14は、2番ティース12、8番ティース12、および5番ティース12にそれぞれ第一V相コイル91V、第二V相コイル92V、および第三V相コイル93Vで構成されるV相のアーマチュアコイル9Vを形成したことになり、このV相のアーマチュアコイル9Vの巻き終わり端44Vが9番セグメント15に接続されたことになる。
続いて、導線14は、9番セグメント15から引き出される導線14を巻き始め端34’’として、9番セグメント15と同電位となる6番セグメント15、および3番セグメント15のライザ16にこの順で掛け回され、接続線19を形成する。この後、導線14は、U相のアーマチュアコイル9U、およびV相のアーマチュアコイル9Vと同様に、ライザ16からアーマチュアコア8に至る間の部位のみ回転軸3に掛け回し、6番ティース12、3番ティース12、および9番ティース12にそれぞれ第一W相コイル91W、第二W相コイル92W、および第三W相コイル93Wを形成する。そして、巻き終わり端44Wを3番セグメント15に隣接する4番セグメント15のライザ16に接続する。
これにより、6番ティース12、3番ティース12、および9番ティース12にそれぞれ第一W相コイル91W、第二W相コイル92W、および第三W相コイル93Wで構成されるW相のアーマチュアコイル9Wが形成され、アーマチュアコア8への巻装が完了する。
すなわち、導線14は、任意の同電位となるセグメント15同士を一連に形成した後、このセグメント15に対応する相のアーマチュアコイル9を形成し、これを繰り返し行うことで接続線19、およびアーマチュアコイル9を形成している。
なお、図8は、接続線19と各相のアーマチュアコイル9U,9V,9Wの配線状態を分かり易く示すために、それぞれセグメント15を間に挟んで上下に図示したが、実際は、図9に示すように、コンミテータ10(セグメント15)とアーマチュアコア8との間の回転軸3の周囲に、接続線19と渡り線部14aとが配線される。
したがって、上述の第三実施形態によれば、同電位となるセグメント15同士を一連に形成するにあたって、各セグメント15,15間を導線14が跨る際、この導線14を回転軸3に掛け回さずに配線すると共に、各ティース12,12間を跨る渡り線部14aも回転軸3に掛け回さずに配線するが、ライザ16からアーマチュアコア8に至る間の導線14を回転軸3に掛け回すので、この間、つまり、コンミテータ10の首下の巻太りを解消することができる。この結果、アーマチュア6の小型化を図ることができ、効率よく直流モータ2の小型化を図ることができる。
これに加え、回転軸3に掛け回さない部分が前述の第一実施形態、および第二実施形態よりも増えるので、この分、導線14全体を短くすることができ、製造コストを低減することが可能になる。
さらに、導線14は、接続線19、および各相のアーマチュアコイル9U,9V,9Wを一連に形成しているので、アーマチュアコイル9(9U,9V,9W)と接続線19とを別々に形成する場合と比較して巻装工程を単純化することができる。このため、作業効率を向上させ、製造コストを低減することが可能になる。
次に、この発明の第四実施形態を図10に基づいて説明する。
図10は、アーマチュア6の展開図である。なお、各セグメント15、および各ティース12には、紙面左側から順に番号を付しているが、図10において、巻装方向は左方向(図8における矢印R2参照)とする。
ここで、この第四実施形態と前述の第三実施形態との相違点は、1つの相のアーマチュアコイル9を形成した後、この相に対応し、かつ同電位となるセグメント15同士を短絡し、これを繰り返し行うことで接続線19、およびアーマチュアコイル9を形成している点にある。
より詳しくは、図10に示すように、導線14は、例えば、その巻き始め端34が4番セグメント15より巻き始められた場合、まず、4番セグメント15のライザ16に接続された後、4番セグメント15に対応するティース12(4番ティース12)よりも巻装方向後方に存在する7番ティース12に巻回される。このとき、導線14は、6番−7番ティース12,12の間のスロット13に挿入され、その後7番ティース12に巻回されるので、回転軸3に掛け回された後に1番−9番ティース12,12の間のスロット13に挿入されることになる。そして、導線14は、7番ティース12に第一U相コイル91Uを形成する。
この後、導線14は、回転軸3に掛け回されることなく、巻装方向に向かって4番ティース12に第二U相コイル92Uを、1番ティース12に第三U相コイル93Uをこの順で形成する。そして、第三U相コイル93Uを形成した導線14は、1番−2番ティース12,12の間のスロット13から引き出される。そして、導線14は、回転軸3に掛け回された後、巻き始め端34が接続されている4番セグメント15に隣接する5番セグメント15のライザ16に掛け回される。
このように、第三U相コイル93Uを形成した後、スロット13から引き出された導線14を近くのセグメント15に配線せず、離れた位置のセグメント15に配線することで、導線14を回転軸3に掛け回した状態にすることができる。
続いて、5番セグメント15のライザ16に掛け回された導線14は、5番セグメント15と同電位となる2番セグメント15、および8番セグメント15に、巻装方向に向かって配線され、接続線19を形成する。これを順次繰り返すことにより、接続線19、およびアーマチュアコイル9(9U,9V,9W)を一連に形成する。
したがって、上述の第四実施形態によれば、前述の第三実施形態と同様の効果を奏することができる。
1 減速機付直流モータ
2 直流モータ
3 回転軸
5 ヨーク
6 アーマチュア
7 永久磁石
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル
10 コンミテータ
12 ティース
13 スロット
14 導線
14a 渡り線部
15 セグメント
16 ライザ
19 接続線
31 ブラシ
34,34’,34’’ 巻き始め端
44U,44V,44W 巻き終わり端
61 本体部
91U 第一U相コイル
91V 第一V相コイル
91W 第一W相コイル
92U 第二U相コイル
92V 第二V相コイル
92W 第二W相コイル
93U 第三U相コイル
93V 第三V相コイル
93W 第三W相コイル

Claims (5)

  1. 回転軸の周囲に固定され合成樹脂から成る本体部と、
    前記本体部に、周方向に沿って並設される複数のセグメントと、
    前記セグメントに形成され、アーマチュアコイルが掛け回されるライザと、
    前記複数のセグメントのうちの同電位となるセグメント同士の前記ライザ間に掛け回され、同電位となるセグメント同士を短絡させる接続線とを備え、
    外部電源に電気的に接続されたブラシが前記セグメントに摺接することで前記アーマチュアコイルに給電を行うコンミテータにおいて、
    前記接続線は、同電位となるセグメント同士の前記ライザ間を前記回転軸に掛け回されるように配線されていることを特徴とするコンミテータ。
  2. 請求項1に記載のコンミテータと、前記回転軸の周囲に固定され前記アーマチュアコイルが巻装されるアーマチュアコアとを有するアーマチュアと、
    前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、
    前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、
    前記アーマチュアコアは、
    径方向外側に向かって延びる9つのティースと、
    前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、
    前記コンミテータのセグメントの個数を9つに設定し、
    同電位となるセグメントは、それぞれ2つの他のセグメントを間に挟んで存在している3相直流モータであって、
    前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、
    前記導線は、
    この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、このセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに順番に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されたセグメントに対応するティースに集中巻きにて巻回し、続いて、このティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ前記ライザ間の掛け回し順と同じ順番で集中巻きにて巻回すると共に、各ティース間に跨る渡り線部を前記回転軸に掛け回し、続いて、巻き終わり端を前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されている前記任意のセグメントに隣接するセグメントのライザに掛け回し、この後、これらを巻装方向に向かって繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする3相直流モータ。
  3. 請求項1に記載のコンミテータと、前記回転軸の周囲に固定され前記アーマチュアコイルが巻装されるアーマチュアコアとを有するアーマチュアと、
    前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、
    前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、
    前記アーマチュアコアは、
    径方向外側に向かって延びる9つのティースと、
    前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、
    前記コンミテータのセグメントの個数を9つに設定し、
    同電位となるセグメントは、それぞれ2つの他のセグメントを間に挟んで存在している3相直流モータであって、
    前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、
    前記導線は、
    この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、前記回転軸に掛け回し、その後、前記巻き始め端が接続された任意のセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、このティースから巻装方向前方に存在する巻き始めティースに集中巻きにて巻回し、続いて、この巻き始めティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ順番に集中巻きにて巻回すると共に、各ティース間に跨る渡り線部を前記回転軸に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記任意のセグメントと同電位であって、かつ、巻装方向前方に存在するセグメントに隣接する他のセグメントのライザに掛け回し、続いて、この他のセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに、各ティースの巻回順と同じ順番で掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする3相直流モータ。
  4. アーマチュアと、
    前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、
    前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、
    前記アーマチュアは、
    前記ヨークに軸支される回転軸と、
    前記回転軸の周囲に固定されるアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9つのセグメントを周方向に沿って並設したコンミテータとを有し、
    前記アーマチュアコアは、
    径方向外側に向かって延びる9つのティースと、
    前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、
    前記コンミテータのセグメントは、同電位となるセグメント同士が接続線によって短絡されている3相直流モータであって、
    前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、
    前記導線は、
    この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、このセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに順番に掛け回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されたセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、各ライザの配線方向後方に存在するティースに集中巻きにて巻回し、続いて、このティースと同相の他の2つのティースに各ライザの配線方向に向かって順番に集中巻きにて巻回し、続いて、巻き終わり端を前記回転軸に掛け回した後、前記巻き始め端が接続されている前記任意のセグメントに隣接するセグメントのライザに掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする3相直流モータ。
  5. アーマチュアと、
    前記アーマチュアの周囲を取り囲むように形成されたヨークと、
    前記ヨークの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石とを備え、
    前記アーマチュアは、
    前記ヨークに軸支される回転軸と、
    前記回転軸の周囲に固定されるアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9つのセグメントを周方向に沿って並設したコンミテータとを有し、
    前記アーマチュアコアは、
    径方向外側に向かって延びる9つのティースと、
    前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、
    前記コンミテータのセグメントは、同電位となるセグメント同士が接続線によって短絡されている3相直流モータであって、
    前記アーマチュアコイルと前記接続線とを1本の導線で形成し、
    前記導線は、
    この巻き始め端を任意のセグメントのライザに接続した後、前記回転軸に掛け回し、その後、前記巻き始め端が接続された任意のセグメントに対応するティースと同相であって、かつ、このティースから巻装方向後方に存在する巻き始めティースに集中巻きにて巻回し、続いて、この巻き始めティースと同相の他の2つのティースに、それぞれ順番に集中巻きにて巻回し、続いて、前記回転軸に掛け回した後、前記任意のセグメントに隣接する他のセグメントのライザに掛け回し、続いて、この他のセグメントと同電位となるセグメントの各ライザに、前記巻装方向に向かって順番に掛け回し、この後、これらを繰り返し行うことにより前記アーマチュアコイルと前記接続線とを一連に形成していることを特徴とする3相直流モータ。
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