JP2010213346A - 線形サンプリングスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 線形サンプリングスイッチ
【手段】 サンプリング回路はpチャネル及びnチャネル電界効果トランジスタ(FET)で構成される。pチャネルFET(42)のソースノードはnチャネルFET(40)のドレインノードに結合され、pチャネルFET(42)のドレインノードはnチャネルFET(40)のソースノードに結合される。サンプリングクロックは各FETのゲートノードに結合される。線形サンプリング回路の第1の側はアナログまたはRF信号源に接続され、そして線形サンプリング回路の向う側は保持キャパシタ(44)に接続される。nチャネルFETはnチャネル幅を有する。pチャネルFETはpチャネル幅を有する。結果としてスイッチのオン抵抗の線形性を増加させるために、pチャネル幅はnチャネル幅よりも大きい。
【選択図】図8
【手段】 サンプリング回路はpチャネル及びnチャネル電界効果トランジスタ(FET)で構成される。pチャネルFET(42)のソースノードはnチャネルFET(40)のドレインノードに結合され、pチャネルFET(42)のドレインノードはnチャネルFET(40)のソースノードに結合される。サンプリングクロックは各FETのゲートノードに結合される。線形サンプリング回路の第1の側はアナログまたはRF信号源に接続され、そして線形サンプリング回路の向う側は保持キャパシタ(44)に接続される。nチャネルFETはnチャネル幅を有する。pチャネルFETはpチャネル幅を有する。結果としてスイッチのオン抵抗の線形性を増加させるために、pチャネル幅はnチャネル幅よりも大きい。
【選択図】図8
Description
本発明はアナログ/無線周波数回路構成に関する。より詳しくは、本発明はアナログ/RFスイッチに関する。
単純なスイッチドキャパシタによるサンプル及びホールド回路はアナログ連続時間領域とサンプルされたデータ領域との間を変換するために使用することができる。図1は単純なスイッチドキャパシタによるサンプル及びホールド回路を示す概念的な概要図である。典型的に入力信号(vin)は帯域制限、被変調信号を搬送する無線周波数(RF)または中間周波数(IF)信号である。入力信号は周期的なクロック周波数で開閉するスイッチ20に適用される。キャパシタ22はスイッチ20の出力と共通接地部との間に接続される。出力電圧はキャパシタ22の反対側に(across)発生する。キャパシタ22は典型的に線形のポリ対ポリ(poly-poly) またはメタル対メタル(metal-metal) のキャパシタである。出力信号(vo )はサンプルされたデータ信号である。スイッチ20が開閉されるサンプリング周波数はナイキスト理論を満足するために入力信号の被変調帯域幅の2倍よりも高くなければならない。このように、狭帯域信号については、サンプリングレートは、被変調帯域幅の2倍と同じように長い搬送波周波数よりも低くすることができる。入力信号の搬送波周波数よりも低いサンプリング周波数を使用することはサブサンプリング(subsampling) と呼ばれ、そして入力信号をより低い周波数にダウンコンバートするために使用される。
出力信号のスペクトルはサンプリング周波数の倍数(multiples) の周囲に集中された入力信号のコピーを含む。例えば、出力信号(fout )のスペクトル内容は式1に示されるように表現することができる。
fout =nfclk ±fin (1)
ここで、
fclk はサンプリング周波数に等しく、
finは入力信号の周波数に等しく、そして
nは0、1、2、3、…に等しく
出力信号は望ましくない周波数でのパワーレベルを減らすためにフィルタすることができる。例えば、もしも入力信号が搬送波上に240メガヘルツ(MHz)で集中されそしてサンプリング回路が60MHzでクロックされるならば、被変調入力信号のレプリカ(replica) は、いくつかのより高い周波数と同様に、ベースバンド、60MHz、120MHz、180MHzにおいて現れる。ベースバンド周波数上のレプリカは、ベースバンドレプリカのみが保持されるようにフィルタされる。
ここで、
fclk はサンプリング周波数に等しく、
finは入力信号の周波数に等しく、そして
nは0、1、2、3、…に等しく
出力信号は望ましくない周波数でのパワーレベルを減らすためにフィルタすることができる。例えば、もしも入力信号が搬送波上に240メガヘルツ(MHz)で集中されそしてサンプリング回路が60MHzでクロックされるならば、被変調入力信号のレプリカ(replica) は、いくつかのより高い周波数と同様に、ベースバンド、60MHz、120MHz、180MHzにおいて現れる。ベースバンド周波数上のレプリカは、ベースバンドレプリカのみが保持されるようにフィルタされる。
スイッチ20のオン抵抗は理想的なものではなく、従って、スイッチ20が閉じたときでさえスイッチ24は電気抵抗を有する。図2はスイッチ20が閉じたときの等価回路を示す概要図である。抵抗器26はスイッチ20のオン抵抗を示す。閉じられたスイッチの抵抗の性質によって、出力信号は下記の式2に従い入力信号に関連している。
vo =vin/(1+sRC) (2)
ここで、
vinは入力信号の電圧レベルであり、
vout は出力信号の電圧レベルであり、
Cはキャパシタの容量値であり、
Rは閉じられたスイッチのオン抵抗であり、
スイッチドキャパシタのサンプリング回路がローパスフィルタとして働くことは式2を検討することから明白である。
実際に、スイッチ20の抵抗値は一定ではなく、その代わり入力信号の電圧レベルの関数である。図3は入力信号の電圧レベルの関数としての典型的な単一のnMOSFETスイッチの抵抗値を示すx/yグラフである。図3において、水平軸は入力信号電圧レベルをボルトで示す。垂直軸はスイッチの電気抵抗をオーム(S)による対数目盛り(logarithmic scaleで示す。図3に示されるように、FETのオン抵抗は、それに適用される入力信号の電圧レベルの強い関数である。
図3に示されたカーブを考慮に入れて、式3はスイッチ20のオン抵抗の効果をより正確に反映する。
vo =vin/{1+sR(vin)C} (3)
ここで、
R(vin)は閉じられたスイッチの抵抗に依存する電圧レベルに等しい。
ここで、
R(vin)は閉じられたスイッチの抵抗に依存する電圧レベルに等しい。
式3を検討することにより、スイッチがローパスフィルタとして働くばかりでなく、さらにローパスフィルタの応答が入力信号の電圧レベルの関数であることを知ることができる。この理由で、スイッチは非線形であり、そして極端に高いレベルの歪みを出力信号に作り出す傾向にある。
図4は並列のnMOSFET及びpMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)スイッチ24を示す概要図である。並列スイッチ24は、入力信号の電圧範囲がそれをバイアスするために使用される電源電圧内に維持される限り、信号を伝える。並列スイッチ24は、入力信号レベルの関数としてのオン抵抗に本質的に小さい変動を示し、従ってより強い線形応答を提供する。
図5は入力信号の電圧レベルの関数として先行技術の並列スイッチの抵抗値を示すx/yグラフである。図5では、水平軸は入力信号電圧レベルをボルトで示す。垂直軸は並列スイッチの電気抵抗をオーム(S)で示す。1.0乃至1.4ボルト(V)間でスイッチの抵抗は約2.5(即ち、R(vin=1)*2.5=R(vin=1.4)倍変動することに注目されたい。入力電圧の関数としてこのようなオン抵抗の高いレベルの変動はサンプリング処理において重要な歪みの原因となり得る。
先行技術の並列スイッチのオン抵抗の周波数応答もまた入力電圧レベルに依存する。図6は先行技術の並列スイッチの周波数応答を示すx/yグラフである。実線カーブ28は入力電圧レベル1.4Vでの並列スイッチの周波数応答を示す。点線カーブ30は入力電圧レベル1.0Vでの並列スイッチの周波数応答を示す。図7は先行技術の並列スイッチの位相応答を示すx/yグラフである。実線カーブ32は入力電圧レベル1.4Vでの並列スイッチの位相応答を示す。点線カーブ34は入力電圧レベル1.0Vでの並列スイッチの位相応答を示す。入力信号の関数としての高い周波数特性の発散(divergence)はスイッチの動作への追加の非線形性に寄与し、そして出力信号をより大きく歪ませる原因となる。
そのような非線形特性を有するスイッチが高い周波数のRF信号をサブサンプルするために使用される時、結果のサンプルは歪まされる。従って、結果のサンプルはRF信号の実際の特性を正確には反映しない。歪まされたサンプルが受信器内でさらなる処理を受ける時、歪みはエラーを生成する。エラーは非常に重要なので、スイッチを高い周波数で使用することは実用的でなくそしてより高価であるので、より大きなそして電力を必要とするダウンコンバージョン法が使用されねばならない。
これらの理由で、工業上はより強い線形応答を示すスイッチを開発する必要がある。
線形スイッチはpチャネルとnチャネル電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成される。スイッチの1つの端子を形成するために、pチャネルFETのソースノードはnチャネルFETのドレインノードに結合される。スイッチのもう1つの端子を形成するために、pチャネルFETのドレインノードはnチャネルFETのソースノードに結合される。nチャネルFETはnチャネル幅(n-channel width)を有する。pチャネルFETはpチャネル幅を有する。1つの端子に適用される入力電圧及び他の端子で生成される出力電圧の関数として、スイッチに結果的に生ずるオン抵抗の線形性を増やすために、pチャネル幅はnチャネル幅よりも大きい。
1実施例では、サンプリングキャパシタはスイッチの出力端子に結合される。スイッチの入力端子は帯域制限被変調信号に接続される。相補的な(complementary) クロック信号がpチャネルFETのゲートノードとnチャネルFETのゲートノードとに結合される。相補的なクロック信号は帯域制限被変調信号の中心周波数よりも低い周波数で動作する。出力端子は帯域制限被変調信号のサブサンプルされた型(version) を生成する。
もう1つの実施例では、線形スイッチはアクティブサンプル部(active sample)及びホールドスイッチ(hold switch)に組み込まれる。アクティブサンプル部及びホールド回路は対称的でありそして平衡入力(balanced input)を受け入れるように構成される。2つの線形スイッチは平衡入力の正の入力信号を2つの異なるサンプリングキャパシタに結合する。サンプリングキャパシタが充電された後、もう1つの組のスイッチは、1つのサンプリングキャパシタがオペアンプのフィードバック内にあり、そして他がオペアンプの入力から接地部に接続されるように構成される。この構成では、オペアンプは2倍の利得を有し、そしてオペアンプの出力はサンプリングキャパシタによってサンプルされた電圧を2倍にする。
なおもう1つの実施例では、線形スイッチはダブルサンプルされる(double sampled)スイッチに組み込まれる。ダブルサンプルされるスイッチは対称的でありそして平衡入力を受け入れるように構成される。2つの線形スイッチは、時間に合わせて(in time) 第1及び第2のサンプリングキャパシタを平衡入力の正の入力信号に交互に(alternately) 結合する。第1のサンプリングキャパシタが入力に結合される一方で、第2のサンプリングキャパシタはオペアンプのフィードバック内に接続されるように構成される。同様に、第2のサンプリングキャパシタが入力に結合される一方で、第1のサンプリングキャパシタはオペアンプのフィードバック内に接続されるように構成され、このように二重の周波数でサンプルを生成している。
本発明の特徴、対象及び長所は、図面と関連して、下に述べる詳細説明からさらに明白になるであろう。
始めに図8を参照して、概要図は、本発明に従う線形抵抗、並列スイッチを含むスイッチドキャパシタのサンプル部及びホールド回路を示すように図示されている。nチャネルFET40とpチャネルFET42とがスイッチを生成するために並列に接続される。スイッチの1つの端子を形成するためにpチャネルFET42のソースノードはnチャネルFET40のドレインノードに結合される。スイッチのもう1つの端子を形成するためにpチャネルFET42のドレインノードはnチャネルFET40のソースノードに結合される。一般に、スイッチは双方向でありそしていずれかの端子は入力または出力のいずれかとして使用することができる。キャパシタ44は、スイッチが閉じられた時は入力電圧レベルをサンプルするために、そしてスイッチが開いた時は出力信号をホールドするために使用される。nチャネルFET40とpチャネルFET42とは、スイッチを開閉する相補的なクロック信号に結合される。スイッチのコンダクタンスは、式4に従ってnチャネルFET40とpチャネルFET42とのオンコンダクタンス(on conductance)の項で表示することができる。
gon=gn +gp (4)
ここで、
gonはスイッチのオンコンダクタンスに等しく、
gn はnチャネルFET40のオンコンダクタンスに等しく、そして
gp はpチャネルFET42のオンコンダクタンスに等しい。
ここで、
gonはスイッチのオンコンダクタンスに等しく、
gn はnチャネルFET40のオンコンダクタンスに等しく、そして
gp はpチャネルFET42のオンコンダクタンスに等しい。
MOSFETのオンコンダクタンスについて周知の式で置き換えて、式5は式4から導き出すことができる。
gon=μn cox(W/L)n (VDD−vin−Vtn)+
μp cox(W/L)p (vin−Vtp)
(5)
ここで:
(W/L)n はnチャネルFETの幅の長さに対する比であり、
(W/L)p はpチャネルFETの幅の長さに対する比であり、
VDDはnチャネルFET40に適用されるドレイン電圧であり、
vinは入力信号の電圧レベルであり、
VtnはnチャネルFET40のしきい値電圧であり、
VtpはpチャネルFET42のしきい値電圧であり、
coxは技術に依存する酸化物キャパシタンスであり、
μn はnチャネルFETの移動度であり、そして
μp はpチャネルFETの移動度である。
μp cox(W/L)p (vin−Vtp)
(5)
ここで:
(W/L)n はnチャネルFETの幅の長さに対する比であり、
(W/L)p はpチャネルFETの幅の長さに対する比であり、
VDDはnチャネルFET40に適用されるドレイン電圧であり、
vinは入力信号の電圧レベルであり、
VtnはnチャネルFET40のしきい値電圧であり、
VtpはpチャネルFET42のしきい値電圧であり、
coxは技術に依存する酸化物キャパシタンスであり、
μn はnチャネルFETの移動度であり、そして
μp はpチャネルFETの移動度である。
式5によって分かるように、並列スイッチのオンコンダクタンスは入力電圧の関数である。並列スイッチのオンコンダクタンスは入力電圧レベルの線形関数と入力電圧レベルの非線形関数との両者である。
ここで:
Vt0はゼロバックバイアスしきい値であり、
γはボディファクタであり、
-φF-は表面反転電位の絶対値であり、そして
vSBはソース対バルク電位(即ち、nチャネルFETについては(VSS−vin)またはpチャネルFETについては(VDD−vin))であり.時にはバックゲート電圧と呼ばれる。
Vt0はゼロバックバイアスしきい値であり、
γはボディファクタであり、
-φF-は表面反転電位の絶対値であり、そして
vSBはソース対バルク電位(即ち、nチャネルFETについては(VSS−vin)またはpチャネルFETについては(VDD−vin))であり.時にはバックゲート電圧と呼ばれる。
もしもわれわれが、さしあたりオンコンダクタンスが入力電圧レベルの線形関数のみであると仮定するならば、われわれは式5の入力電圧レベルに関して導函数(derivative)を得ることができる。導函数を0に等しく設定することによって、われわれは式7に示される結果を得る。
なお、
Vtp<vin<VDD−Vin (9)
pチャネルFETのpチャネル移動度と幅対長さ比との積がnチャネルFETのnチャネル移動度と幅対長さ比との積に等しい場合に、入力電圧レベルへの線形従属状態が取り除かれることに注目されたい。このようにこの条件はそれから並列スイッチを設計するための良好な基本点である。
Vtp<vin<VDD−Vin (9)
pチャネルFETのpチャネル移動度と幅対長さ比との積がnチャネルFETのnチャネル移動度と幅対長さ比との積に等しい場合に、入力電圧レベルへの線形従属状態が取り除かれることに注目されたい。このようにこの条件はそれから並列スイッチを設計するための良好な基本点である。
典型的に、nチャネル電子移動度はシリコンについてはボルト秒当たり1300平方センチメトル(cm2 /vs)に等しい。典型的に、pチャネル正孔移動度はシリコンについては500cm2 /vsに等しい。しかしながら、基板のドーピングの関数である移動度は、このように、FETが形成される基板技術によって変化する。先行技術の並列スイッチでは、nチャネル及びpチャネルFETについて幅対長さ比は、図5に示されるものと同じようなオン抵抗カーブの結果として、互いに等しく設定される。しかしながら、式7の検討によって分かるようにそして電子及び正孔移動度の間の著しい相違に基づいて、幅対長さ比を等しく設定することは最適な開始点ではない。実際、シリコンについて、複数のMOSFETの長さが最良の性能のために利用できる技術において最小に維持されると仮定して、pチャネルFETの幅をnチャネルFETの幅の2、2.3、2.5、2.8、3倍またはそれよりも広くなるように設計することは有利である。ゲルマニウムについても、pチャネルFETの幅をnチャネルFETの幅の2、2.3、2.5、2.8、3倍またはそれよりも広くなるように設計することは有利である。
上述されたように、並列スイッチのコンダクタンスもまた非線形様式の入力電圧レベルに依存する。従って、概算を最適化するために、設計はバークレーのカリフォルニア大学で開発されたSPICEのような商業的に利用可能なDCシミュレータで最適化することができる。
例示的な1実施例では、スイッチは、0.25ミクロンのシリコン技術を使用して共通基板上に形成された2つのFETから構成される。nチャネルFETの幅は12ミクロンに設定され、そしてpチャネルFETの幅は44ミクロンであるように最適化された。
図9は1ピコファラッド(pF)のサンプリングキャパシタを使用する、入力信号の電圧レベルの関数としての、本発明に従う上述した例示的な並列スイッチの抵抗値を示すx/yグラフである。図9では、水平軸は入力信号の電圧レベルをボルトで示す。垂直軸は並列スイッチの電気抵抗をオーム(S)で示す。1.0乃至1.4Vの間でスイッチの抵抗は約5%だけ変化することに注目されたい。スイッチの線形性(linearity)は、制御可能なこの装置を形成するために使用される物質の有する許容誤差に従い、使用可能な入力電圧範囲にわたって、4%、2%、1%または1%よりも小さいような5%以下に下げることができるが、しかし他の実施においては6、7、8、9%またはそれより多い程度に僅かに増加するかもしれない。図10は本発明に従って例示的な並列スイッチの周波数応答を示すx/yグラフである。実線カーブは入力電圧レベル1.4Vでの並列スイッチの周波数応答を示す。点線カーブは入力電圧レベル1.0Vでの並列スイッチの周波数応答を示す。図11は本発明に従って例示的な並列スイッチの位相応答を示すx/yグラフである。実線カーブは入力電圧レベル1.4Vでの本発明に従って並列スイッチの位相応答を示す。点線カーブ34は入力電圧レベル1.0Vでの並列スイッチの位相応答を示す。それらはほとんど同一であることに注目されたい。図10と11の双方においてプロットされた各電圧レベルにおいて、回路の3デシベル(dB)の点が590MHzであることを見い出された。
サンプル及びホールド回路の1つの利点は、それらが伝統的なフロントエンド組み立ての場所で使用され得ることである。伝統的なフロントエンド組み立ては典型的に一連の増幅器、ミキサ及びサンプラから成る。高い周波数信号はフロントエンドによって受信され、増幅され、より低い周波数にダウンコンバートされ、そしてサンプルされる。サブサンプリングの使用を通してサンプル及びホールド回路は高周波数信号を受信しそしてサンプルされた低い周波数信号を生成できる。もしサンプル及びホールド回路が高い周波数の動作ができるならば、それは伝統的なフロントエンド組み立ての機能の実質的な量を取り替えることができる。サンプル及びホールド回路は、旧来のフロントエンド組み立てと比較して改良された性能、より高いレベルの統合(integration) 、より低い電力消費及び低減されたコストを供給することができる。しかしながら、もしもサンプル及びホールド回路が非線形効果を生成するならば、システムの性能は伝統的なフロントエンド組み立てと比較して価値を落とすかもしれない。従って、比較的に高い入力周波数で動作するように設計されるサブサンプリング、サンプル及びホールド回路は、その中に本発明を組み込むための理想的回路である。
図12は本発明に従って並列スイッチを含むサンプル及びホールド回路の例示的な実施例を示す概要図である。VipとVinとはサンプル及びホールド回路への平衡入力を示す。好ましい実施例では、スイッチ50、52、54及び56は、他のスイッチ構成が使用されてもよいが、上に詳述されたように構成された線形スイッチである。回路の反転出力または非反転出力は入力に適用される帯域制限被変調信号のサブサンプルされた型を生成する。スイッチ62、64、70、74及びスイッチペア72の線形性は高い周波数信号を通過させるスイッチの線形性ほど重大で(critical)はなく、そしてこれらスイッチは上に詳述されたような線形スイッチか他のスイッチのいずれかが使用されてもよい。キャパシタ58、60、66及び68はメタル対メタルかポリ対ポリタイプかまたは電荷(Q)と電圧(v)との間の線形関係を示している他のタイプのキャパシタであってもよい。演算増幅器78は信号をバッファし、そしてまた回路に利得を供給する。説明されている回路は2倍の利得を有する。
各スイッチはクロック信号に従ってオン、オフされる。もしも図12に示される回路が高い周波数信号をサブサンプルするために使用されるならば、クロック周波数は入力信号上に搬送された帯域制限変調の2倍よりも高いであろう。クロックの周波数は入力での帯域制限被変調信号を回路に搬送する搬送波周波数よりも低くし得る。図13は図12内の回路を動作させるために使用されるクロックの時間関係を示すタイミング図である。クロックφ1 はフェーズ1のクロックである。クロックφ1eはフェーズ1のクロックに対し進んだフェーズ(early phase)である。クロックφ1dはフェーズ1のクロックの遅延されたフェーズである。クロックφ2 は非オーバラップフェーズ2のクロックである。フェーズ1及びフェーズ2のクロックは非オーバラップであり、その理由はフェーズ1のクロックの各立上がり及び立下がりエッジはそれぞれフェーズ2のクロック内で起こる変換としてでは無く起こりそしてその逆も又同様だからである。クロックφ2dは非オーバラップフェーズ2のクロックの遅延されたフェーズであり、それはまたいずれのフェーズ1クロックとも非オーバラップである。クロック
はそれぞれφ1d、φ2d及びφ2 のクロックの反転(inverse) である。
図12を再び参照して、スイッチ50とスイッチ52とは共に正の入力Vipに結合され、そしてキャパシタ58とキャパシタ60とはサンプルされた値をホールドするためにスイッチ50と52との向こう側(far side)にそれぞれ接続されていることがわかる。同様に、スイッチ54とスイッチ56とは共に負の入力Vinに結合され、そしてキャパシタ66とキャパシタ68とはサンプルされた値をホールドするためにスイッチ54と56との向こう側にそれぞれ接続される。スイッチ62はスイッチ52とキャパシタ60との接合点と接地部との間に結合される。スイッチ64はスイッチ54とキャパシタ66との接合点と接地部との間に結合される。
キャパシタ58と60との向こう側はオペアンプ78の負の入力に結合される。キャパシタ66と68との向こう側はオペアンプ78の正の入力に結合される。さらに、スイッチ70とスイッチペア72とはオペアンプ78の負と正の入力との間に並列に接続される。1実施例では、スイッチ70は、良好な移動度とコンダクタンスとを示すnMOSFETスイッチである。1実施例では、スイッチペア72は、良好な移動度とコンダクタンスとを示す1組のnMOSFETスイッチである。スイッチペア72もまた地気接続を有する。スイッチ74はスイッチ50とキャパシタ58との接合点、及びオペアンプ78の非反転出力Vopとの間に結合される。スイッチ76はスイッチ56とキャパシタ68との接合点と、及びオペアンプ78の反転出力Vonとの間に結合される。
フェーズ1のクロックは入力をサンプルするために使用される。フェーズ2のクロックは、2倍の利得を有するサンプルされた出力を生成するためにキャパシタ60及び66からキャパシタ58及び68にそれぞれ電荷を転送するために使用される。スイッチ70、50、52、54及び56とスイッチペア72とが閉じ、そしてスイッチの残りが開いている時、キャパシタ58、60、66及び68は入力電圧レベルをサンプルする。その後、スイッチ70、50、52、54及び56とスイッチペア72とが開いて、そしてスイッチ62、64、74及び76が閉じている時、キャパシタ58及び68はオペアンプ78へのフィードバックループを形成する。キャパシタ60と66とは回路の利得を2倍に設定するために接地される。
スイッチ70はフェーズ1のクロックφ1 でクロックされ、そしてスイッチペア72はフェーズ1のクロックに対し進んだフェーズφ1eでクロックされる。このクロックシーケンスは、サンプリング実現値(instance)を決定するためにスイッチ70が開くすぐ前にキャパシタ60及び66の向こう側での電位が接地部に設定されることを保証する。スイッチ50、52、54及び56は、フェーズ1のクロックの遅延されたフェーズであるクロックφ1d及びクロックφ1dの反転を用いてクロックされ、そしてサンプリングキャパシタ58、60、64及び68を入力から切り離し、サンプルされた電荷をそこに蓄積するために、サンプリング段階のすぐ後で開にされる。このクロックシーケンスは、サンプリングキャパシタ58、60、66及び68への電荷注入(charge injection)によるどの信号をも縮小する(reduces) 。
オペアンプ78の周囲のフィードバックループを閉じるために、スイッチ74と76とはフェーズ2のクロックφ2 とクロックφ2の反転クロックにより閉じられる。そのすぐ後で、サンプリングキャパシタ58、60、66及び68の入力を接地部に接続するために、スイッチ64と62とはフェーズ2に対し遅延されたフェエーズであるクロックφ2d及びクロックφ2dの反転クロックによりクロックされる。サンプリングキャパシタ60及び66の入力を接地することによって、サンプリングキャパシタ60及び66上の電荷は、ここでオペアンプ78のフィードバックパス内にあるサンプリングキャパシタ58及び68に転送される。オペアンプ78への入力は接地電位にあるので、オペアンプ78の出力はここでサンプルされた電圧レベルの2倍であり、このようにして、1サンプルサイクルを完了する。
線形スイッチング特性を供給するためにスイッチ50、52、54及び56が本発明に従って組み立てれられると、サンプル及びホールド回路は入力信号の電圧レベルに対し回路の周波数及び抵抗応答が相対的に独立していることにより高度の線形性を示す。さらに、この回路は図8に示される単純な並列スイッチを通しての長所を提供するもので、2倍の利得を提供しそして実質的な電流駆動能力のみならず入力と出力との間の分離を提供することによる。
図14は本発明に従って構成された並列スイッチを含むダブルサンプル、単一利得、スイッチドキャパシタ回路の例示的な実施例を示す概要図である。図14では、本発明に従う並列スイッチは、図面が混乱するのを避けるために単一のスイッチとして示される。下に与えられる情報に加え、ダブルサンプル回路は“160MHz第4次ダブルサンプルSCバンドパス・シグマ−デルタ・モジューラ(A 160MHz Fourth−Order Double−Sampled SC Bandpass Sigma−Delta Modular)”回路及びシステム−2のIEEE会報:アナログ及びディジタル処理、1998年5月、Vol.45、No.5、pp547−555、セイファイ・バザルジャニ及びマーチン・スネルグローブに見い出され、この引用によってこの中に組み込まれる。
ダブルサンプル、単一利得のスイッチドキャパシタ回路は平衡入力を受け入れる。構成は差動的に対称であり、そして回路の正負の入力部分は同じ方法で動作する。各スイッチはクロック信号に従ってスイッチオン・オフされる。図14に示された回路が高い周波数信号をサブサンプルするために使用される場合は、クロック周波数は入力信号上で搬送された帯域制限変調の2倍よりも高くなるであろう。クロックの周波数は帯域制限被変調信号を入力で回路に搬送する搬送波周波数より低くすることができる。図15は図14の回路を動作させるために使用されるクロックの時間関係を示すタイミング図である。主システムクロックCKは図15に示される2つの他のクロックを得るために使用される。クロックCKの周期、Tは、望ましいサンプリング周波数、fs に従って固定される。クロックφ1 はフェーズ1のクロックである。クロックφ1d、図示せず、はフェーズ1のクロックの遅延されたフェーズである。クロックφ2 は非オーバラップのフェーズ2のクロックである。クロックφ2d、図示せず、は非オーバラップフェーズ2のクロックの遅延されたフェーズである。
平衡入力は正の入力Vip及び負の入力Vinに適用される。スイッチ100とスイッチ112とは共に正の入力Vipに結合され、そしてキャパシタ102とキャパシタ114とはサンプルされた値を交互にホールドするためにそれぞれスイッチ100と112との向こう側に接続される。同様に、スイッチ124とスイッチ136とは共に負の入力Vinに結合され、そしてキャパシタ126とキャパシタ138とはサンプルされた値を交互にホールドするためにそれぞれスイッチ124と136との向こう側に接続される。
スイッチ110はスイッチ100とキャパシタ102との接合点、及びオペアンプ150の正の出力Vopとの間に結合される。スイッチ122はスイッチ112とキャパシタ114との接合点、及びオペアンプ150の正の出力Vopとの間に結合される。スイッチ134はスイッチ124とキャパシタ126との接合点、及びオペアンプ150の負の出力Vonとの間に結合される。スイッチ146はスイッチ136とキャパシタ138との接合点、及びオペアンプ150の負の出力Vonとの間に結合される。
キャパシタ102と114との向こう側は、それぞれスイッチ104とスイッチ116とを通してオペアンプ150の負の入力に結合される。キャパシタ126と138との向こう側は、それぞれスイッチ128とスイッチ140を通してオペアンプ150の正の入力に結合される。スイッチ106とスイッチ108とはキャパシタ102とスイッチ104との接合点から直列に接地部に接続される。スイッチ116とスイッチ120とはキャパシタ114とスイッチ116との接合点から直列に接地部に接続される。スイッチ130とスイッチ132とはキャパシタ124とスイッチ128との接合点から直列に接地部に接続される。スイッチ142とスイッチ144とはキャパシタ138とスイッチ140との接合点から直列に接地部に接続される。
好ましい実施例では、スイッチ100、112、124及び136は、他のスイッチ構成が使用されてもよいが、上に詳述されたように構成された線形スイッチである。上に詳述されたようにサンプリング処理の間入力している高い周波数信号の歪みを避けるために線形特性を有することは、スイッチ100、112、124及び136にとって利点である。他のスイッチは上に詳述したような線形スイッチとすることができ、またはそれらは良好な移動度及びコンダクタンスを示す、標準のpMOSFETまたはnMOSFETスイッチのような他の回路構成を有してもよい。サンプリングキャパシタ102、114、126及び138はメタル対メタルやポリ対ポリタイプのキャパシタ、または電荷(Q)と電圧(v)との間が線形関係を示している他のタイプのキャパシタであってもよい。
主クロックCKはスイッチ106、118、130及び142によるサンプルの収集をトリガ(trigger) するために使用される。スイッチ106と直列のスイッチ108は、フェーズ1のクロックがハイでフェーズ2のクロックがローである間に起こるところのクロックCKの立ち下がりエッジでのキャパシタ102とスイッチ104との接合点の接地化(grounding) を防止する。同様に、スイッチ120は、フェーズ2のクロックがハイでフェーズ1のクロックがローである間に起こるところのクロックCKの立ち下がりエッジでのキャパシタ114とスイッチ116との接合点の接地化を防止する。スイッチ132はスイッチ108と同じ機能を実行し、そしてスイッチ144はスイッチ120と同じ機能を実行する。
クロックCKを使用することは、どのキャパシタが入力をサンプルするために使用されているかに関しては互いに無関係であり、サンプリング段階において均一に時間間隔が保たれることを保証する。クロックCKの立ち下がりエッジ間の時間はクロックCKの周波数が固定されているならば不変である。例えば、クロックCKが周波数fs で動作し、そして、従って図15に標記されるように周期Ts を有する。上に引用した論文は均一なクロックCKまたは対応するスイッチ106、116、142あるいは130の使用について開示せず、そして、従って、互いにサンプリング処理にさらなる歪みを付加することに関して均一に時間間隔を保つことを保証しないところのフェーズ1及びフェーズ2の立ち下がりエッジを信頼し(rely on) なければならない。
スイッチ100及び112はフェーズ2のクロックの遅延フェーズφ2d及びフェーズ1のクロックの遅延フェーズφ1dによってクロックされ、それぞれ正の入力を2つのサンプリングキャパシタ102及び114の1つに交互に接続する。スイッチ112がキャパシタ114を入力に接続する一方で、スイッチ106及び108が開いている間にキャパシタ102をオペアンプ150のフィードバック内に接続するためにスイッチ104及び110は閉じる。スイッチ100がキャパシタ102を入力に接続する一方で、オペアンプ150のフィードバック内に接続するためにスイッチ116及び122は閉じる。対応する動作は回路の負の入力部分内で実行される。このように、サンプルはオペアンプの出力において、むしろフェーズ1及びフェーズ2のクロックの周波数よりも低いクロックCKの周波数fs で生成される。同時に、クロックCKはオペアンプの閉ループ構成では使用されない。従って、オペアンプ150は、回路によって要求されるオペアンプの動作特性が低下するクロックCKがハイであるより短期間の時間よりも、むしろフェーズ1及びフェーズ2のクロックがハイ、Th、である比較的長期間内で調整することが単に要求される。
同じ周波数で動作している時、図14に示された回路は図12に示された回路の電力の約半分を消費する。代わりとして、ほぼ同じ電流を消費している間、図14に示された回路は図12に示された回路の2倍の周波数で動作することができる。オペアンプがその時間の約半分は空き状態にある図12との比較においてオペアンプはほとんど一定に出力を生成しているので、これらの効率が得られる。この回路はサンプル及びホールド回路またはアナログ/ディジタル変換器のような種々の適用に使用することができる。
本発明の範囲内の多数の代替実施例が当分野の技術者にとって上記の開示を調査することにより容易に認識できるであろう。その技術は相補金属酸化物半導体(CMOS)及び接合電界効果技術(JFET)半導体に適用することができる。これらの同じ原理はなおガリウム砒素(GaAs)に適用されてもよい。また、もしも単一の利得が望まれるならば、図12のキャパシタ60及び66は取り除かれてよい。
この発明はその精神または本質的な特性から逸脱すること無しに他の特定の形式に具体化されてよい。説明された具体例はすべての点で実例となるのみで、限定的でないように考慮されるべきであり、そして従って、この発明の範囲は上述の説明によるよりはむしろ付属のクレームによって示される。このクレームと同等のものの意味及び範囲内で起こるすべての変更はこれらの範囲内に包含されるべきである。
Claims (7)
- スイッチであって、
nチャネル幅を有するnチャネルFETと、そして
pチャネル幅を有するpチャネルFETとを含み、
ここで前記pチャネルFETのソースノードは前記nチャネルFETのドレインノードに結合されており、そして前記pチャネルFETのドレインノードは前記nチャネルFETのソースノードに結合されており、そして前記pチャネルFETのゲートノードと前記nチャネルFETのゲートノードとは相補的なクロック信号に結合されるように構成され、そして
ここで前記スイッチの線形性を増加させるために前記pチャネル幅は前記nチャネル幅よりも大きいことを特徴とするスイッチ。 - 前記pチャネル幅が前記nチャネル幅の少なくとも2倍と同じ幅を具備することを特徴とする請求項1のスイッチ。
- 前記pチャネル幅が前記nチャネル幅の少なくとも3倍と同じ幅を具備することを特徴とする請求項1のスイッチ。
- 前記スイッチの抵抗が使用可能な入力電圧範囲を通して5%より少なく変化することを特徴とする請求項1のスイッチ。
- 前記nチャネルFET及び前記pチャネルFETの前記幅について
μn (W/L)n がμp (W/L)p とほぼ等しく選択され、
ここで
(W/L)n は該nチャネルFETの該幅対長さ比であり、
(W/L)p は該pチャネルFETの該幅対長さ比であり、
μn は該nチャネルFETの移動度であり、そして
μp は該pチャネルFETの移動度である
ことを特徴とする請求項1のスイッチ。 - 前記スイッチの第1の端子に結合されたサンプリングキャパシタをさらに具備し、そしてここで前記相補的なクロック信号が前記スイッチの第2の端子に適用された帯域制限被変調信号の中心周波数よりも低い周波数で動作し、そしてここで前記スイッチの前記第1の端子は前記帯域制限被変調信号のサブサンプルされた型を生成することを特徴とする請求項1のスイッチ。
- 線形のスイッチドキャパシタを形成するための方法であって、
nチャネルFET幅を有し、そしてソースノードとドレインノードとを有するnチャネルFETを形成し、
pチャネルFET幅を有し、そしてソースノードとドレインノードとを有するpチャネルFETを形成し、
前記nチャネルFETの前記ソースノードを前記pチャネルFETの前記ドレインノードに結合し、そして
前記nチャネルFETの前記ドレインノードを前記pチャネルFETの前記ソースノードに結合するステップを有し、
ここで前記pチャネルFETは、入力電圧の関数としての前記線形スイッチのオン・コンダクタンスの変化を低減するために、前記pチャネルFET幅が前記nチャネルFET幅よりも大きいような前記pチャネルFETを生成することを特徴とする方法。
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