JP2010212230A - スパークプラグの製造方法 - Google Patents

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    • H01T21/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs of sparking plugs

Abstract

【課題】絶縁碍子と主体金具との間を気密にシールすることを精度良く実現する。
【解決手段】スパークプラグの製造方法は、挿入孔と、挿入孔の上端の加締予定部と、挿入孔の下端部分の内周に沿って内側に突出している金具側段部と、加締予定部と金具側段部との間の挿入孔の内周壁の一部を形成する圧縮変形予定部と、を有する主体金具を準備する工程と、略円筒形状の第1の円筒部と、軸方向の下端に中心電極が露出される略円筒形状の第2の円筒部と、第1の円筒部の下端と第2の円筒部の上端との間に形成された絶縁体側段部を有する絶縁体を準備する工程と、主体金具の挿入孔に絶縁体を挿入する工程と、主体金具の加締部を成形する工程と、軸方向にプレスすることにより主体金具の圧縮変形予定部を圧縮変形させる工程と、を備える。プレスの押し込み量は一定値に制御される。
【選択図】図6

Description

本発明は、スパークプラグの製造方法に関する。
内燃機関に用いられるスパークプラグとして、工具係合部や取付ネジが形成された主体金具と、主体金具を軸方向に貫通する貫通孔に挿入された絶縁碍子とを有するスパークプラグが知られている。このようなスパークプラグでは、絶縁碍子と主体金具との隙間から内燃機関のガスが漏れることを防ぐために、絶縁碍子と主体金具との間を気密にシールしている。絶縁碍子と主体金具とのシールを行うために、絶縁碍子の外周面に対して主体金具の上端部を加締めると共に、主体金具の一部を圧縮変形させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−141868号公報
ところで、スパークプラグには、内燃機関の設計自由度の向上などを目的として、小型化、小径化が求められている。このため、小型化、小径化に伴って、絶縁碍子の機械的強度が低下するため、絶縁碍子と主体金具との間を気密にシールすることが困難になりつつある。例えば、上記技術において、主体金具の一部を圧縮変形させすぎると、絶縁碍子の破損が生じるおそれがあり、主体金具の一部の圧縮変形が足りないと、絶縁碍子と主体金具との間のシール性が十分でなくなるおそれがあった。
本発明は、絶縁碍子と主体金具との間を気密にシールすることを精度良く実現可能なスパークプラグの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]スパークプラグの製造方法であって、
(a)軸方向に貫通する挿入孔と、前記挿入孔の上端の加締予定部と、前記挿入孔の下端部分の内周に沿って内側に突出して前記挿入孔より小さい内径を有する金具側段部と、前記加締予定部と前記金具側段部との間の前記挿入孔の内周壁の一部を形成する圧縮変形予定部と、を有する主体金具を準備する工程と、
(b)軸方向の上端に端子金具が露出される略円筒形状の第1の円筒部と、軸方向の下端に中心電極が露出される略円筒形状の第2の円筒部と、前記第1の円筒部の下端と前記第2の円筒部の上端との間に形成された絶縁体側段部を有する絶縁体を準備する工程と、
(c)前記主体金具の前記挿入孔に前記絶縁体を挿入する工程と、
(d)前記主体金具の加締予定部を加締部に成形する工程と、
(e)前記主体金具の前記圧縮変形予定部より下側の部分と前記主体金具の前記加締部とを軸方向にプレスすることにより前記主体金具の前記圧縮変形予定部を圧縮変形させて、前記金具側段部と前記絶縁体側段部との間をシールする工程と、
を備え、
前記(e)工程は、前記圧縮変形の開始時から終了時までの前記プレスの押し込み量を一定値に制御する、スパークプラグの製造方法。
適用例1に係るスパークプラグの製造方法によれば、圧縮変形の開始時から終了時までのプレスの押し込み量を一定値に制御することにより、圧縮変形予定部を圧縮変形させるので、圧縮変形量の精度を向上させることができる。この結果、金具側段部と前記絶縁体側との間のシール性の確保を精度良く行うとともに、絶縁碍子の破損を抑制することができる。
[適用例2]適用例1に記載のスパークプラグの製造方法であって
前記(d)工程は、前記(e)工程におけるプレス型とは異なるプレス型を用いたプレス成形によって行われる、スパークプラグの製造方法。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記(e)工程は、前記圧縮変形予定部を加熱しながら実行される、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、圧縮変形予定部を加熱しながら圧縮変形を行う場合、圧縮変形量の制御が困難であるが、本発明によれば、圧縮変形量の精度を向上させることができる。この結果、金具側段部と前記絶縁体側との間のシール性の確保を精度良く行うとともに、絶縁碍子の破損を抑制することができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記(e)工程は、
(e1)前記圧縮変形予定部の圧縮変形を開始する前に前記プレスの型により前記主体金具に第1の圧力を印加した状態で前記プレスの下型と上型の相対的な位置を測定する工程と、
(e2)前記測定された位置から前記下型と上型を相対的に近付けて前記圧縮変形予定部を圧縮変形させる工程と、
(e3)前記(e2)工程の後に、前記プレスの型により前記主体金具に第2の圧力を印加した状態で前記プレスの下型と上型の相対的な位置を測定する工程と、
(e4)前記(e1)工程において測定された位置と前記(e3)において測定された位置とから前記圧縮変形予定部の現実の圧縮変形量を求める工程と、
(e5)前記(e4)工程において求められた現実の圧縮変形量に基づいて、前記押し込み量を求める工程と、
を含む、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、第1の圧力および第2の圧力を印加した状態で下型と上型の相対的な位置を測定するので、下型と上型の相対的な位置の測定精度が向上する。したがって、現実の圧縮変形量および押し込み量を精度良く測定することができる。
[適用例5]適用例4に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1の圧力および前記第2の圧力は、前記圧縮変形予定部を圧縮変形させるために必要な圧力の1%以上50%以下の圧力である、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、下型と上型の相対的な位置の測定精度をより向上させることができる。
[適用例6]適用例4または適用例5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
請求項4または請求項5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記(e4)工程で求められた前記現実の圧縮変形量と予定圧縮変形量との差分を考慮して、次回の前記(e2)工程における押し込み量の決定を行う、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、測定により求められた現実の圧縮変形量と、押し込み量の予定値である一定値との差分を用いて、(e2)工程における規定値の決定を行うので、より圧縮変形量の精度を向上させることができる。
[適用例7]適用例4ないし適用例6のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記第1の圧力と第2の圧力は等しい圧力である、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、同じ圧力を印加しながら圧縮変形開始前の下型と上型の相対的な位置と圧縮変形開始後の下型と上型の相対的な位置を行うので、押し込み量を精度良く測定することができる。この結果、より圧縮変形量の精度を向上させることができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具は、内燃機関に取り付けるための取付ネジ部を有し、
前記取付ネジ部の直径は、12mm以下である、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、より圧縮変形量の精度が要求される取付ネジ部の直径が12mm以下のスパークプラグにおいて、圧縮変形量の精度を向上させることができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具は、内燃機関に取り付ける際に工具が係合する六角柱形状の工具係合部を有し、
前記工具係合部の対辺長さは、14mm以下である、スパークプラグの製造方法。
こうすれば、より圧縮変形量の精度が要求される工具係合部の対辺長さが14mm以下のスパークプラグにおいて、圧縮変形量の精度を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの製造装置、スパークプラグを製造するためのプレス装置等、様々な形態で実現することができる。
本発明において製造されるスパークプラグの部分断面図である。 スパークプラグの製造方法の工程を示すフローチャートである。 加締部成形工程および圧縮変形部成形工程に用いられるプレス装置の概略図。 加締部成形工程の様子を示す図。 圧縮変形部成形工程のステップを示すフローチャート。 圧縮変形部成形工程の様子を示す図。
A.第1実施形態:
・スパークプラグの構成:
以下、本発明の実施の態様を実施形態に基づいて説明する。図1は本発明において製造されるスパークプラグ100の部分断面図である。なお、図1において、スパークプラグ100の軸線方向ODを図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。図1において、一点破線で示す軸線O−Oの右側は、外観正面図を示し、軸線O−Oの左側は、スパークプラグ100の中心軸を通る断面でスパークプラグ100を切断した断面図が示されている。
図1に示すように、スパークプラグ100は、絶縁体としての絶縁碍子10と、主体金具50と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40とを備える。主体金具50には、軸線方向ODに貫通する挿入孔501が形成されている。主体金具50の挿入孔501には、絶縁碍子10が挿入・保持されている。中心電極20は、絶縁碍子10内に軸線方向ODに保持されている。中心電極20の先端部は、絶縁碍子10の先端側に露出している。接地電極30は、主体金具50の先端部(図1における下側の端部)に接合されている。端子金具40は、絶縁碍子10の後端部(図1における上側の端部)に設けられ、端子金具40の後端部は絶縁碍子10の後端側に露出している。
絶縁碍子10は周知のようにアルミナ等を焼成して形成され、軸中心に軸線方向ODへ延びる軸孔12が形成された円筒形状を有する。軸線方向ODの略中央には外径が最も大きな鍔部19が形成されており、それより後端側(図1における上側)には後端側胴部18が形成されている。鍔部19より先端側(図1における下側)には、後端側胴部18よりも外径の小さな先端側胴部17が形成され、さらにその先端側胴部17よりも後端側に、先端側胴部17よりも外径の小さな脚長部13が形成されている。ここで脚長部13は先端側ほど縮径され、スパークプラグ100が内燃機関のエンジンヘッド200に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。脚長部13と先端側胴部17との間には絶縁碍子10側の段部15が形成されている。以上の説明からわかるように、本実施例における脚長部13が、請求項における第2の円筒部に対応し、脚長部13より後端側(図1における上側)の先端側胴部17と後端側胴部18と鍔部19が請求項における第1の円筒部に対応する。
主体金具50は、内燃機関のエンジンヘッド200にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具50は、絶縁碍子10を、その後端側胴部18の一部から脚長部13にかけての部位を取り囲むようにして保持している。すなわち、主体金具50の挿入孔501に絶縁碍子10が挿入され、絶縁碍子10の先端と後端がそれぞれ主体金具50の先端と後端から露出するように構成されている。主体金具50は低炭素鋼材より形成され、図示しないスパークプラグレンチが係合する六角柱形状の工具係合部51を備えている。本実施例では、六角柱形状の工具係合部51の互いに平行な側面間の長さ、すなわち、対辺長さは、14mm、あるいは、これより短い9mm〜13mmとした。主体金具50は内燃機関の上部に設けられたエンジンヘッド200の取付ネジ孔201に螺合するネジ山が形成された取付ネジ部52を備えている。本実施例では、この取付ネジ部52を、その外径M(呼び径)は、M12(12mm)、或いは、これより小径なM8〜M11とした。
主体金具50の工具係合部51と取付ネジ部52との間には、鍔状のシール部54が形成されている。取付ネジ部52とシール部54との間のネジ首59には、板体を折り曲げて形成した環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100をエンジンヘッド200に取り付けた際に、シール部54の座面55と取付ネジ孔201の開口周縁部205との間で押し潰されて変形する。このガスケット5の変形により、スパークプラグ100とエンジンヘッド200間が封止され、取付ネジ孔201を介したエンジン内の気密漏れが防止される。
主体金具50の工具係合部51より後端側には薄肉の加締部53が設けられている。また、シール部54と工具係合部51との間には、加締部53と同様に薄肉の圧縮変形部58が設けられている。工具係合部51から加締部53にかけての主体金具50の内周面と絶縁碍子10の後端側胴部18の外周面との間には、円環状のリング部材6,7が介在されており、さらに両リング部材6,7間にタルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53を内側に折り曲げるようにして絶縁碍子10の外周面に加締部53が固定される。
主体金具50において、工具係合部51とシール部54との間には、薄肉の圧縮変形部58が設けられている。製造時において、絶縁碍子10の外周面に固定された加締部53を先端側に押圧することにより圧縮変形部58が圧縮変形し、圧縮変形部58の圧縮変形により、リング部材6,7およびタルク9を介し、絶縁碍子10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。この押圧により、主体金具50の内周で取付ネジ部52の位置に形成された段部56(金具側段部)に、環状の板パッキン8を介し、絶縁碍子10の段部15(絶縁碍子側段部)が押圧されて、主体金具50と絶縁碍子10とが一体にされる。このとき、主体金具50と絶縁碍子10との間の気密性は、板パッキン8によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。また、この押圧により、タルク9が軸線方向OD方向に圧縮されて主体金具50内の気密性が高められる。なお、金具側段部56よりも先端側における主体金具50と絶縁碍子10の脚長部13との間には、所定寸法のクリアランスCが設けられている。
中心電極20は、インコネル(商標名)600等のニッケルまたはニッケルを主成分とする合金から形成された電極母材21の内部に、電極母材21よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金からなる芯材25を埋設した構造を有する棒状の電極である。通常、中心電極20は、有底筒状に形成された電極母材21の内部に芯材25を詰め、底側から押出成形を行って引き延ばすことで作製される。芯材25は、胴部分においては略一定の外径をなすものの、先端側においては先細り形状に形成される。中心電極20の先端部分は、先端に向かって小径となるテーパ状に成形されている。テーパ形状部の先端には、電極チップ90が接合されている。例えば、中心電極20と電極チップ90は、レーザ溶接によって接合されている。電極チップ90は、耐火花消耗性を向上するために、高融点の貴金属を主成分として形成されている。この電極チップ90としては、例えば、イリジウム(Ir)や、Irを主成分として、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、レニウム(Re)のうち、1種類あるいは2種類以上を添加したIr合金によって形成され、Ir−5Pt合金(5質量%の白金を含有したイリジウム合金)などが多用される。
中心電極20は軸孔12内を後端側に向けて延設され、シール体4およびセラミック抵抗3を経由して、後方の端子金具40に電気的に接続されている。端子金具40には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、高電圧が印加される。
接地電極30の電極母材は耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、ニッケル合金が用いられる。本実施形態では、インコネル(商標名)600(INC600)と呼ばれるニッケル合金が用いられている。この接地電極30の母材基端部(一端部)32は、主体金具50の先端面に溶接にて接合されている。接地電極30の母材先端部(他端部)31の一側面は、中心電極20の電極チップ90と、軸線O上で軸線方向ODに対向するように屈曲されている。そして、この接地電極30の母材先端部31の一側面と電極チップ90の先端面との間には火花ギャップが形成される。この火花ギャップは、例えば、0.4〜1.5mm程度である。
接地電極30の母材先端部31において、電極チップ90と対向する側面には、電極チップ300が抵抗溶接されている。電極チップ300には、例えば、Pt(白金)または、Ptを主成分とする合金が用いられる。本実施形態では、Pt−20Ir合金(20質量%のイリジウムを含有した白金合金)が用いられている。
スパークプラグの製造方法:
図2はスパークプラグ100の製造方法の工程を示すフローチャートである。図3は、主体金具50の加締部53の成型(加締部成形工程)および主体金具50の圧縮変形部58の圧縮変形(圧縮変形部成形工程)に用いられるプレス装置の概略図である。図4は、加締部成形工程の様子を示す図である。以下では、絶縁碍子10と主体金具50とを固定する工程、すなわち、上述の加締部成形工程と、圧縮変形部成形工程を中心にスパークプラグ100の製造方法について説明する。図3および図4において、一点破線で示す軸線O−Oの右側は、外観正面図を示し、軸線O−Oの左側は、スパークプラグ100およびプレス型の中心軸を通る断面でスパークプラグ100およびプレス型を切断した断面図が示されている。
ステップS10では、主体金具50が準備される。図4に示すように、本ステップで準備される主体金具50には、後述する加締部成型工程で図1に示す加締部53に成型される加締予定部53aと、後述する圧縮変形部成形工程で図1に示す圧縮変形部58に成型される圧縮変形予定部58aを有している。ステップS20では、絶縁碍子10が準備される。本ステップでは、端子金具40、シール体4、セラミック抵抗3、中心電極20が配置された状態の絶縁碍子10が準備される。ステップS30では、主体金具50の挿入孔501に上方から板パッキン8と共に絶縁碍子10が挿入される。ステップS40では、主体金具50に絶縁碍子10が挿入された状態において、主体金具50の挿入孔501と絶縁碍子10の後端側胴部18との間の隙間にタルク9およびリング部材6、7とが挿入される。図4には、ステップS40までを終えた絶縁碍子10および主体金具50が図示されている。
ステップS50では、第1の型を用いて、加締予定部53aを加締部53に成型する加締部成形工程が実施される。図3には、ステップS50と後述するステップS60にて用いられるプレス機400が図示されている。プレス機400は、上型と下型を取付可能であり、図4では、ステップS60の圧縮変形部成形工程で使用される第2の型の上型430と下型440とが図示されている。プレス機400は、上型の位置を測定可能なリニアゲージ450を備えている。リニアゲージ450の測定結果は、制御部460に送信される。制御部460は、自動的にあるいは操作者の操作に基づいて、動力部480を制御して、上型を軸線O−O方向に動作させる。動力部480は、上型を軸線O−O方向に動作させる動力機構であり、例えば、電動モータや油圧機構その他を含む周知のプレス動力機構が用いられ得る。
図4に示すように加締部成形工程で使用される第1の型の下型420には、絶縁碍子10が挿入された主体金具50をセットするためのセット孔425が形成されている。セット孔425の径は、主体金具50の取付ネジ部52より大きく、シール部54より小さい。したがって、主体金具50のシール部54の座面55が、下型420のセット孔425の上端の周縁部に支持される。図4(A)に示すように、第1の型の上型410には、加締部53(図1)の上側の表面形状に対応した形状を持つ成型部415が形成されている。第1の型の上型410および下型420は、比較的硬度の高い鋳鉄などで形成されている。
図4(A)に示す状態から、上型410を軸線O−O方向の下側に所定の位置POまで下降させると、上型410の成型部415が加締予定部53aを塑性変形させることにより、加締部53が成型される(図4(B))。この結果、加締部53の端部は、絶縁碍子10の外周面に押し付けられる。
ステップS60では、第1の型とは異なる第2の型を用いて、圧縮変形予定部58aを圧縮変形させて圧縮変形部58を成形する圧縮変形部成形工程が実施される。図5は、圧縮変形部成形工程のステップを示すフローチャートである。図6は、圧縮変形部成形工程の様子を示す図である。
ステップS610では、プレス機400に第2の型の上型430および下型440が設置される。第2の型は、第1の型と同一の形状を有している。すなわち、上型430は、図3に示すように、加締部53(図1)の上側の表面形状に対応した形状を持つ成型部435と、絶縁碍子10の後端側胴部18より後端側が挿入されるプレス機挿入孔436が形成されている。下型440には、主体金具50を配置するためのセット孔445が形成されている。第2の型が第1の型と異なる点は、第1の型が鋳鉄で形成されているのに対し、第2の型は鋳鉄より導電性の高い銅、あるいは、銅を主成分とする合金で形成されている点である。ここで、第2の型に導電性の高い材料を用いるのは、後述するように第2の型を介して、主体金具50に電流を流して、圧縮変形予定部58aを加熱するためである。一方で、銅、あるいは、銅を主成分とする合金は、耐摩耗性の点で鋳鉄より劣るため、加締部53の成形は、鋳鉄製の第1の型を用いるのである。
ステップS620では、加締部53が成型された主体金具50および絶縁碍子10を下型440のセット孔425に配置する。ステップS630では、上型430を下降させ、成型部435と加締部53とを接触させて、加締部53に対して圧力P1を印加する。圧力P1は、圧縮変形予定部58aを圧縮変形させて、圧縮変形部58を成型するために必要な圧力Pmaxの1%以上、かつ、50%以下の所定の圧力である。本実施例では、圧力P1は、圧力Pmaxの5%に設定されている。圧力P1を印加した状態では、圧縮変形予定部58aは圧縮変形を開始しない。
ステップS640では、加締部53に対して圧力P1を印加した状態でリニアゲージ450を用いて、上型430の位置を測定する。ステップS650では、上型430および下型440を介して主体金具50に電流を流し、圧縮変形予定部58aを加熱しながら、上型430を所定の圧縮変形予定量ΔBだけ下降させる。この結果、圧縮変形予定部58aは、断面が樽状に圧縮変形され、圧縮変形部58が形成される。ここで、圧縮変形部58と対向する絶縁碍子10の鍔部19には、逃げ形状BCが形成されているため、圧縮変形部58とは干渉しない。
ステップS660では、ステップS630と同様に、上述した圧力P1を、上型430を介して、加締部53に印加する。ステップS670では、加締部53に対して圧力P1を印加した状態でリニアゲージ450を用いて、上型430の位置を測定する。このように、圧力P1を印加しながら上型430の位置を測定するのは、加締部53および圧縮変形部58のスプリングバックを抑制して、正確な圧縮変形部58の圧縮変形量を測定するためである。
ステップS680では、ステップS640で測定された上型の位置と、ステップS670で測定された上型の位置との差分から求められる現実の上型の下降量(測定下降量=現実の圧縮変形量)と、狙い値である予定下降量(予定の圧縮変形量)とが等しいか否かを判定する。ここで、測定下降量と予定下降量とが等しいとは、測定下降量と予定下降量との差分が所定の誤差範囲に入っていることを言う。
測定下降量と予定下降量が等しい、あるいは、測定下降量が予定下降量を上回っている場合(ステップS680:Y)は、圧縮変形部成形工程を終了する。例えば、測定下降量と予定下降量が等しいとされたスパークプラグは、良品として次の製造工程に用いられる。一方、測定下降量が予定下降量を上回っているとされたスパークプラグは、不良品として次の製造工程に用いられない。このような測定下降量が予定下降量を上回っているとされたスパークプラグが所定回数に亘り連続して成形された場合は、ステップS650におけるプレスの下降量が大きいと考えられるため、それ以降の圧縮変形部成形工程では、ステップS650におけるプレスの下降量を所定量小さく変更する。このように、測定下降量(現実の圧縮変形量)と予定下降量(予定の圧縮変形量)とが一度の下降で一致しないのは、プレス機械の制御精度、熱かしめのための熱による影響、プレス機の撓みなどによる誤差が原因と考えられる。一般には、制御上必要なプレスの下降量は、予定の圧縮変形量より大きくなる場合が多い。
測定下降量が予定下降量を下回っている場合には、ステップS650に戻って、予定下降量と測定下降量との差分だけ上型430を下降させる。そして、測定下降量と予定下降量が等しくなるまで、ステップS650〜S670の工程を繰り返す。
圧縮変形部成形工程によって、タルク9が適切に圧縮されると共に、絶縁碍子10の段部15(絶縁碍子側段部)が、主体金具50の段部56(金具側段部)に、板パッキン8を介して、適切な圧力で押し付けられる。この結果、絶縁碍子側段部15と金具側段部56と間のシール性が確保され、スパークプラグ100の使用時において内燃機関のガスが漏れることを防ぐことができる。
圧縮変形部成形工程が終了されると、主体金具50の先端部に、電極チップ300が溶接された接地電極30が接合され(ステップS70)、さらに、接地電極30の電極チップ300が中心電極20の電極チップ90と対向するように、接地電極30が曲げ加工される(ステップS80)。そして、主体金具50の取付ネジ部52にガスケット5が装着されて、スパークプラグ100が完成する(ステップS90)。
以上説明した本実施例によれば、圧縮変形部成形工程において、プレス機の上型430の下降量を一定値ΔBに制御することにより、圧縮変形部58の圧縮変形量を制御するため、圧縮変形部58の圧縮変形量の精度を向上できる。従来は、上型430によって、加締部53に一定の加重を印加して、その加重により圧縮変形部58の形成を行っていた。この場合、圧縮変形部58の圧縮変形が進行して圧縮変形部58の反発力が加締部53に印加された一定の加重を上回ったときに圧縮変形部成形工程を終了していた。このため、主体金具50の圧縮変形予定部58aの部品精度によって、圧縮変形部58の圧縮変形量のバラツキが大きいという難点があった。例えば、圧縮変形部58の圧縮変形量が予定圧縮変形量より小さい場合には、絶縁碍子側段部15と金具側段部56と間のシール性が不十分になる場合があり、圧縮変形部58の圧縮変形量が予定圧縮変形量より大きい場合には、絶縁碍子側段部15の部分で絶縁碍子10が破損するという不具合があった。このような不具合は、特に、小径のスパークプラグ、具体的には、取付ネジ部52の外径が12mm以下、あるいは、工具係合部51の対辺長さが14mm以下のスパークプラグにおいて顕著であった。また、このような不具合は、圧縮変形予定部58aを電流などで加熱しながら、圧縮変形予定部58aを圧縮変形させるいわゆる熱加締の場合に顕著であった。熱加締では、圧縮変形予定部58aの厚さなどの主体金具50の部品精度により、圧縮変形予定部58aの加熱状態がバラツキやすい。その結果、熱加締では、圧縮変形予定部58aを加熱せずに、58aを圧縮変形させるいわゆる冷間加締の場合と比較して、圧縮変形量のバラツキが生じやすいためである。
本実施例における圧縮変形部成形工程によれば、プレス機の上型430の下降量を一定値ΔBに制御することにより、圧縮変形量の精度を向上できるため、特に小径のスパークプラグにおいて、絶縁碍子側段部15と金具側段部56と間のシール不良の発生を抑制できると共に、絶縁碍子10の破損による不良を抑制することができる。
さらに、所定の圧力P1を印加しながら上型430の位置を測定して、測定下降量を求めるため、加締部53や圧縮変形部58のスプリングバックの影響を抑制して精度良く測定下降量を求めることができる。
さらに、測定下降量と予定下降量との間に差分がある場合には、その差分をプレスの上型430の下降量の制御にフィードバックするので、圧縮変形部58の圧縮変形量の精度をさらに向上させ、不良品の発生を抑制することができる。また、次回の押し込み量の決定は、一回の差分ごとに決定しても良いし、過去数回の差分の平均値から決定しても良い。
B.変形例:
・第1変形例:
上記実施例では、いわゆる熱加締による圧縮変形部成形工程に本発明を適用したが、いわゆる冷間加締にも本発明を適用しても良い。この場合には、型に電気を流さないので、鋳鉄で形成された第1の型を用いて、加締部成形工程、および、圧縮変形部成形工程の両方を行っても良い。
・第2変形例:
上記実施例では、下型440を固定して、上型430を下降動作させているが、これに代えて、上型430を固定させて下型440を上昇動作させても良い。一般的には、プレスの下型と上型の相対的な位置を近付けるように下降すれば良く、プレスの下型と上型の相対的な位置を近付ける量である押し込み量を一定の規定値に制御すれば良い。上記実施例では、下型440を固定して、上型430を下降動作させているため、上型430の位置をリニアゲージ450によって測定しているが、一般的には、プレスの下型と上型の相対的な位置を測定すれば良い。
・第3変形例:
上記実施例では、リニアゲージ450による上型430の位置測定について、圧縮変形開始前の位置測定時と、圧縮変形終了後の位置測定時とで、同じ圧力P1を加締部53に印加しながら測定している。これに限らず、圧縮変形開始前の位置測定時と、圧縮変形終了後の位置測定時とで異なる圧力を印加しても比較的良好な測定精度が得られる。この場合、圧縮変形開始前の位置測定時の印加圧力と、圧縮変形終了後の位置測定時の印加圧力は、比較的近い圧力であることが好ましい。また、圧縮変形開始前の位置測定時の印加圧力と、圧縮変形終了後の位置測定時の印加圧力は、いずれも、圧縮変形部58を成型するために必要な圧力Pmaxの5%以上、かつ、50%以下の所定の圧力であることが好ましい。
・第4変形例:
上記実施例におけるステップS650では、上型430を最初に圧縮変形予定量ΔBだけ下降させているが、これに代えて、最初は圧縮変形予定量ΔBより小さいΔC(例えば、圧縮変形予定量ΔBの90%)だけ下降させ、その後、圧縮変形予定量ΔBと測定下降量との差分だけ、上型430を下降させることとしても良い。こうすれば、測定下降量が圧縮変形予定量ΔBを上回ってしまう不具合を抑制することができる。
・第5変形例:
上記実施例で述べたように、本発明は、小径のスパークプラグの製造により好適であるが、標準的な径、あるいは、大径のスパークプラグの製造にも適用することができる。例えば、取付ネジ部52の径が、13mm〜18mm、工具係合部51の対辺長さが15mm〜20mmのスパークプラグの製造に本発明を適用しても良い。
・第6変形例:
上記実施例では、中心電極20の電極チップ90と、接地電極30の電極チップ300とが、上記実施例では、中心電極20の電極チップ90と、接地電極30の電極チップ300とが、軸線方向ODに対向する縦放電型のスパークプラグ100を例として説明したが、これに限られない。例えば、中心電極20の電極チップ90と、接地電極30の電極チップ300とが、軸線方向ODと垂直な方向に対向する横放電型のスパークプラグに適用できることはもちろんである。接地電極の先端部と、中心電極20の先端部との位置関係は、スパークプラグの用途や、必要とされる性能等に応じて適宜設定することが可能である。また、1つの中心電極に対して複数の接地電極が設けられても良い。
以上、本発明の実施形態および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態および変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
3…セラミック抵抗
4…シール体
5…ガスケット
6…リング部材
8…板パッキン
9…タルク
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…絶縁碍子側段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…鍔部
20…中心電極
21…電極母材
25…芯材
30…接地電極
31…母材先端部
40…端子金具
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ネジ部
53…加締部
53a…加締予定部
54…シール部
55…座面
56…金具側段部
58…圧縮変形部
58a…圧縮変形予定部
59…ネジ首
501…挿入孔
90…電極チップ
100…スパークプラグ
200…エンジンヘッド
201…取付ネジ孔
205…開口周縁部
300…電極チップ
400…プレス機
410…上型
415…成型部
420…下型
425…セット孔
430…上型
435…成型部
436…プレス機挿入孔
440…下型
445…セット孔
450…リニアゲージ
460…制御部
480…動力部

Claims (9)

  1. スパークプラグの製造方法であって、
    (a)軸方向に貫通する挿入孔と、前記挿入孔の上端の加締予定部と、前記挿入孔の下端部分の内周に沿って内側に突出して前記挿入孔より小さい内径を有する金具側段部と、前記加締予定部と前記金具側段部との間の前記挿入孔の内周壁の一部を形成する圧縮変形予定部と、を有する主体金具を準備する工程と、
    (b)軸方向の上端に端子金具が露出される略円筒形状の第1の円筒部と、軸方向の下端に中心電極が露出される略円筒形状の第2の円筒部と、前記第1の円筒部の下端と前記第2の円筒部の上端との間に形成された絶縁体側段部を有する絶縁体を準備する工程と、
    (c)前記主体金具の前記挿入孔に前記絶縁体を挿入する工程と、
    (d)前記主体金具の加締予定部を加締部に成形する工程と、
    (e)前記主体金具の前記圧縮変形予定部より下側の部分と前記主体金具の前記加締部とを軸方向にプレスすることにより前記主体金具の前記圧縮変形予定部を圧縮変形させて、前記金具側段部と前記絶縁体側段部との間をシールする工程と、
    を備え、
    前記(e)工程は、前記圧縮変形の開始時から終了時までの前記プレスの押し込み量を一定値に制御する、スパークプラグの製造方法。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグの製造方法であって
    前記(d)工程は、前記(e)工程におけるプレス型とは異なるプレス型を用いたプレス成形によって行われる、スパークプラグの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記(e)工程は、前記圧縮変形予定部を加熱しながら実行される、スパークプラグの製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記(e)工程は、
    (e1)前記圧縮変形予定部の圧縮変形を開始する前に前記プレスの型により前記主体金具に第1の圧力を印加した状態で前記プレスの下型と上型の相対的な位置を測定する工程と、
    (e2)前記測定された位置から前記下型と上型を相対的に近付けて前記圧縮変形予定部を圧縮変形させる工程と、
    (e3)前記(e2)工程の後に、前記プレスの型により前記主体金具に第2の圧力を印加した状態で前記プレスの下型と上型の相対的な位置を測定する工程と、
    (e4)前記(e1)工程において測定された位置と前記(e3)において測定された位置とから前記圧縮変形予定部の現実の圧縮変形量を求める工程と、
    (e5)前記(e4)工程において求められた現実の圧縮変形量に基づいて、前記押し込み量を求める工程と、
    を含む、スパークプラグの製造方法。
  5. 請求項4に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記第1の圧力および前記第2の圧力は、前記圧縮変形予定部を圧縮変形させるために必要な圧力の1%以上50%以下の圧力である、スパークプラグの製造方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記(e4)工程で求められた前記現実の圧縮変形量と予定圧縮変形量との差分を考慮して、次回の前記(e2)工程における押し込み量の決定を行う、スパークプラグの製造方法。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記第1の圧力と第2の圧力は等しい圧力である、スパークプラグの製造方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記主体金具は、内燃機関に取り付けるための取付ネジ部を有し、
    前記取付ネジ部の直径は、12mm以下である、スパークプラグの製造方法。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記主体金具は、内燃機関に取り付ける際に工具が係合する六角柱形状の工具係合部を有し、
    前記工具係合部の対辺長さは、14mm以下である、スパークプラグの製造方法。
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