JP2010211890A - カートリッジ収納マガジン - Google Patents
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Abstract
【課題】収納するカートリッジの数が増加しても、当該カートリッジを効率よく収納することができるカートリッジ収納マガジン提供すること。
【解決手段】磁気テープ等のテープを収納したカートリッジKを同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体11と、このマガジン本体11内のカートリッジKを外側へ押し出すカートリッジ押出機構12と、マガジン本体11内に収納されたカートリッジKを係止する係止機構20とを有する。そして、カートリッジ押出機構12を、マガジン本体11内の深部背面板11Aに一端部が保持され他端部が前記カートリッジKを内側から外側に向けて押圧するばね機構部15と、このばね機構部15の他端部に連結され前記ばね機構部15の押圧力をカートリッジKに伝えるカートリッジ押圧部材19とを備えた構成とし、前記ばね機構部15を、円錐コイルばね16を主体として構成したこと。
【選択図】図1
【解決手段】磁気テープ等のテープを収納したカートリッジKを同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体11と、このマガジン本体11内のカートリッジKを外側へ押し出すカートリッジ押出機構12と、マガジン本体11内に収納されたカートリッジKを係止する係止機構20とを有する。そして、カートリッジ押出機構12を、マガジン本体11内の深部背面板11Aに一端部が保持され他端部が前記カートリッジKを内側から外側に向けて押圧するばね機構部15と、このばね機構部15の他端部に連結され前記ばね機構部15の押圧力をカートリッジKに伝えるカートリッジ押圧部材19とを備えた構成とし、前記ばね機構部15を、円錐コイルばね16を主体として構成したこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、カートリッジ収納マガジンに係り、特に、磁気テープ等のテープを収納したカートリッジを同一面上に縦列方向に収納する取り出し自在構造のカートリッジ収納マガジンに関する。
本発明におけるカートリッジ収納マガジンに直接関連する関連技術の一例を、図14(A)(B)乃至図15に示す。
ここで、図14(A)(B)に示す関連技術は、磁気テープ等のテープを収納した偏平型のカートリッジK(又はK1,K2)を同一面上に縦列方向に例えば2個収納するマガジン本体101と、このマガジン本体101内に収納されるカートリッジK1,K2を一端部に設けられた開口部から外側(同図の右方向)に向けて押し出すカートリッジ押出機構102と、このカートリッジ押出機構102の押出動作に抗して前記マガジン本体101内に収納されたカートリッジを係止する機能を備えたカートリッジ係止機構(図14乃至図15では省略)とを備えている。
ここで、図14(A)(B)に示す関連技術は、磁気テープ等のテープを収納した偏平型のカートリッジK(又はK1,K2)を同一面上に縦列方向に例えば2個収納するマガジン本体101と、このマガジン本体101内に収納されるカートリッジK1,K2を一端部に設けられた開口部から外側(同図の右方向)に向けて押し出すカートリッジ押出機構102と、このカートリッジ押出機構102の押出動作に抗して前記マガジン本体101内に収納されたカートリッジを係止する機能を備えたカートリッジ係止機構(図14乃至図15では省略)とを備えている。
この内、カートリッジ押出機構102は、カートリッジK(又はK1,K2)を押し出すために圧縮コイルばね102Aと、前記カートリッジK(又はK1,K2)を押し出すための前記圧縮コイルばね102Aの押圧端側に装備した押圧部材としてのトグル102Bとを備え、このトグル102Bを介して圧縮コイルばね102Aの圧縮力を、その伸張動作と共にカートリッジKに伝達し、これによってカートリッジK(又はK1,K2)を外部へ押し出す構造となっている。
図14(B)は、図14(A)において、カートリッジK1,K2の二巻を収納し、圧縮コイルばね102Aが圧縮された状態を示す。図15は、前述した図14(B)に示す構成において、カートリッジK1,K2,K3の三巻を収納し、この各カートリッジK1,K2,K3によって圧縮コイルばね102Aが圧縮されている状態を示す。
また、上記カートリッジ収納マガジンの他の関連技術を、図16(A)(B)乃至図17に示す。
この内、図16(A)では、前述した図14(B)に示す関連技術で開示されている圧縮コイルばね102Aを用いたカートリッジ押出機構102に代えて、薄板ばね部材から成る薄板巻取りばね202Aをリール202Bに巻きつけたものが使用され、この薄板巻取りばね202Aが直線状に引き伸ばされたときにリール202Bに巻き戻ろうとする引張力が発生し、これを利用して、カートリッジK1,K2をマガジン本体201の内側から押し出す(引き出す)構造となっている。
この内、図16(A)では、前述した図14(B)に示す関連技術で開示されている圧縮コイルばね102Aを用いたカートリッジ押出機構102に代えて、薄板ばね部材から成る薄板巻取りばね202Aをリール202Bに巻きつけたものが使用され、この薄板巻取りばね202Aが直線状に引き伸ばされたときにリール202Bに巻き戻ろうとする引張力が発生し、これを利用して、カートリッジK1,K2をマガジン本体201の内側から押し出す(引き出す)構造となっている。
図16(B)に、上記図16(A)の構成においてカートリッジK1,K2の二巻を収納した状態を示す。又、図17は、図16(B)に示す構成において三巻のカートリッジK1,K2,K3を収納した状態を示す。ここで、符号203は開放可能に構成されたカートリッジ係止機構を示す。
一方、カートリッジ収納マガジンについては、特許文献1,2に示すように従来より種々の形式のものは開発されている。
この内、特許文献1に開示されたものは、ディスクカートリッジ内に装備されたディスクブレーキ機構のブレーキ力を、円錐型コイルばねによって確保しようとするものであり、通常のコイルばねの特性と同等のばね力を有効利用したものとなっている。
この内、特許文献1に開示されたものは、ディスクカートリッジ内に装備されたディスクブレーキ機構のブレーキ力を、円錐型コイルばねによって確保しようとするものであり、通常のコイルばねの特性と同等のばね力を有効利用したものとなっている。
又、特許文献2に開示されたものは、引き出し自在のトレイ上に奥行き方向に向けて複数のカートリッジ(マガジンラック)を収納する構造のものであり、各カートリッジ(マガジンラック)の着脱に際しては、オペレータがトレイを引き出して複数のカートリッジ全体を露出させ、これにより自在に着脱可能な構造となっている。
しかしながら、上述した図14(A)(B)乃至図15に示すに示す関連技術にあっては、次のような課題がある。
図15(カートリッジ3個の例)に示すように、カートリッジKの収納巻数が増加すると、カートリッジKを移動させる距離が増加することから、圧縮コイルばね102Aの圧縮された状態で必要とするばね収納スペースSP2を、例えばカートリッジ2個の図16(B)に示す圧縮コイルばね102Aのばね収納スペースSP1の場合よりも長くする必要がある。従って、カートリッジの収納巻数が増加することによって、圧縮コイルばね102Bが長くなるため、図15に示すY方向の奥行き寸法(コイルばね収納スペース)が増加し、マガジン本体101の長さが必然的に長くなり、カートリッジの収納効率が低下するという不都合が生じる。
図15(カートリッジ3個の例)に示すように、カートリッジKの収納巻数が増加すると、カートリッジKを移動させる距離が増加することから、圧縮コイルばね102Aの圧縮された状態で必要とするばね収納スペースSP2を、例えばカートリッジ2個の図16(B)に示す圧縮コイルばね102Aのばね収納スペースSP1の場合よりも長くする必要がある。従って、カートリッジの収納巻数が増加することによって、圧縮コイルばね102Bが長くなるため、図15に示すY方向の奥行き寸法(コイルばね収納スペース)が増加し、マガジン本体101の長さが必然的に長くなり、カートリッジの収納効率が低下するという不都合が生じる。
また、上述した図16(A)(B)乃至図17に示す他の関連技術にあっては、次のような課題がある。
即ち、図17に示すようにカートリッジの収納巻数が増加すると、カートリッジKの移動距離が増加することから、薄板巻きばね202Aは、図16(B)の板状の巻きばね202Aより長くする必要が生じる。このため、板状巻きばね202Aをリール203に巻き付けた状態ではその全体の直径が、図16(B)に示すリール202Bの直径よりも大きくなる。このため、図17に示すX方向の高さ寸法が必然的に増加し、マガジン全体ではその厚さが厚くなり、これがため、カートリッジの収納効率が低下するという不都合が生じる。
即ち、図17に示すようにカートリッジの収納巻数が増加すると、カートリッジKの移動距離が増加することから、薄板巻きばね202Aは、図16(B)の板状の巻きばね202Aより長くする必要が生じる。このため、板状巻きばね202Aをリール203に巻き付けた状態ではその全体の直径が、図16(B)に示すリール202Bの直径よりも大きくなる。このため、図17に示すX方向の高さ寸法が必然的に増加し、マガジン全体ではその厚さが厚くなり、これがため、カートリッジの収納効率が低下するという不都合が生じる。
更に、上記特許文献1のものは、限られた狭いスペースを有効利用する点では有効ではあるが、一方、技術的にはディスクブレーキのブレーキ力として円錐型コイルばねを利用しようとするものであり、かかる技術的思想は、本発明では特に必要なものではない異質のものであり、本発明とは無関係なものとなっている。このため、この特許文献1のものにあっては上記課題は何ら解消するものではない。
又、上記特許文献2のものは、各カートリッジ(マガジンラック)の着脱に際しては、オペレータがトレイを引き出して複数のカートリッジを露出させ、これにより自在に着脱可能な構造となっており、かかる技術思想にあっては、カートリッジ(マガジンラック)の着脱に円錐型コイルばねを利用する必然性は全く存在しない。また、引き出し自在のトレイの自動化に際しても、円錐型コイルばねを利用する必然性はない。
このため、この特許文献2のものを導入しても、或いはこの特許文献2のものと上記特許文献1のものとを一体化しても、前述した不都合を何ら改善することができない。
(発明の目的)
本発明は、収納するカートリッジの数が増加しても、カートリッジの収納効率を低下させることなく当該カートリッジを効率よく収納することができるカートリッジ収納マガジン提供することを、その目的とする。
本発明は、収納するカートリッジの数が増加しても、カートリッジの収納効率を低下させることなく当該カートリッジを効率よく収納することができるカートリッジ収納マガジン提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるカートリッジ収納マガジンは、磁気テープ等のテープを収納したカートリッジを同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体と、このマガジン本体内に収納されるカートリッジを内側から外側に向けて押し出すカートリッジ押出機構と、このカートリッジ押出機構の押出動作に抗して前記マガジン本体内に収納されたカートリッジを係止する機能を備えたカートリッジ係止機構とを有するカートリッジ収納マガジンにおいて、前記カートリッジ押出機構を、前記マガジン本体内の深部背面板に一端部が保持され他端部が前記カートリッジを内側から外側に向けて押圧するばね機構部と、このばね機構部の他端部に連結され前記ばね機構部の押圧力を前記カートリッジに伝えるカートリッジ押圧部材とを備えた構成とし、前記ばね機構部を、円錐コイルばねを主体として構成したことを特徴とする。
本発明は、上述したように円錐コイルばねの特性を有効に利用した構成を採用したので、これによると、カートリッジの収納数が増加しても、カートリッジの収納効率を高めることができ、同時にマガジン本体の小型化を成し得るという優れたカートリッジ収納マガジンを提供することができる。
本発明は、磁気テープ装置に搭載されるカートリッジを縦列方向に収納するマガジンにおいて、カートリッジを押し出す機構に円錐コイルばねを使用し、これにより、円錐コイルばねの特性であるばねの収縮率の高さを利用して、カートリッジの収納効率を向上させたことを特徴としている。以下、これについて、添付図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第1実施形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第1実施形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。
(全体的構成)
図1,図2において、本第1実施形態におけるカートリッジ収納マガジン10は、磁気テープ等のテープを収納した2個のカートリッジK1,K2を同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体11と、このマガジン本体11内に収納されるカートリッジK1,K2を内側から外側に向けて同時に押し出すカートリッジ押出機構12と、このカートリッジ押出機構12の押出動作に抗してマガジン本体11内に収納されたカートリッジK1,K2を係止する機能を備えたカートリッジ係止機構(止め具)20と、を備えている。
図1,図2において、本第1実施形態におけるカートリッジ収納マガジン10は、磁気テープ等のテープを収納した2個のカートリッジK1,K2を同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体11と、このマガジン本体11内に収納されるカートリッジK1,K2を内側から外側に向けて同時に押し出すカートリッジ押出機構12と、このカートリッジ押出機構12の押出動作に抗してマガジン本体11内に収納されたカートリッジK1,K2を係止する機能を備えたカートリッジ係止機構(止め具)20と、を備えている。
ここで、本第1実施形態におけるカートリッジ収納マガジン10は、形状が偏平状のカセット型に形成されたカートリッジK1,K2を収納することを意図して形成されている。このため、前述したマガジン本体11は、内部にカートリッジを縦列方向に収納するため、全体的には収納方向に一定の長さを備えた偏平状の箱体に形成されている。
この内、カートリッジ押出機構12は、マガジン本体11内の深部に位置する背面板(深部背面板)11Aに一端部が保持され他端部が前記カートリッジK1,K2を内側から外側に向けて押圧するばね機構部15と、このばね機構部15の他端部に連結され当該ばね機構部15の押圧力を前述したカートリッジK1,K2に伝えるカートリッジ押圧部材19とを備えて構成されている。そして、上記ばね機構部15は、後述するように、全体的には円錐体の形状を成す円錐コイルばねを主体として構成されている。
(ばね機構部の構成)
上記ばね機構部15は、マガジン本体11内の前記深部背面板11A側に配置された第1の円錐コイルばね16と、この第1の円錐コイルばね16の前述したカートリッジK1,K2側に配置された中継押圧部材(第1の補助板)17と、この中継押圧部材(第1の補助板)17と前述したカートリッジ押圧部材(第2の補助板)19との間に配置された第2の円錐コイルばね18とを備えて構成されている。
上記ばね機構部15は、マガジン本体11内の前記深部背面板11A側に配置された第1の円錐コイルばね16と、この第1の円錐コイルばね16の前述したカートリッジK1,K2側に配置された中継押圧部材(第1の補助板)17と、この中継押圧部材(第1の補助板)17と前述したカートリッジ押圧部材(第2の補助板)19との間に配置された第2の円錐コイルばね18とを備えて構成されている。
即ち、本実施形態における第1,第2の各円錐コイルばね16,18は、中継押圧部材17を介してマガジン本体11の中心線L上にて縦列した状態に配置され、その大円部側である各一端部がそれぞれ前記マガジン本体11の深部背面板11A側に向けて配置され、その小円部側である他端部がそれぞれ前記カートリッジ押圧部材19側に向けて配置されている。これにより、前述したように第1,第2の各円錐コイルばね16,18は、同一中心線L上にそれぞれ順方向に向けて縦列に配置されている。
ここで、この第1,第2の円錐コイルばね16,18は、それぞれ単一の円錐コイルばねにより構成されている。即ち、この第1,第2の各円錐コイルばね16,18は、その中心線が前記マガジン本体11内を移動するカートリッジK1,K2の中心線Lと一致する状態にて、当該マガジン本体11内に配置されている。
更に、上記第1の円錐コイルばね16は、中継押圧部材17をカートリッジK1側に常時押圧する状態に設定され組み込まれている。また、第2の円錐コイルばね18は、自らのばね力および移送力に加えて中継押圧部材17を介して伝達される第1の円錐コイルばね16からの押圧力および移送力とを、前述したカートリッジ押圧部材19を介してカートリッジK1に伝達するように組み込まれている。
このため、各円錐コイルばね16,18は、それぞれ中継押圧部材17およびカートリッジ押圧部材19をそれぞれその中心部でバランス良く押圧することができ、これにより、前述した2個のカートリッジK1,K2をマガジン本体11の入り口側(矩形の開口部11B)に向けて連携して押圧し移送するように機能する。
このように、ばね機構部15を、上述した第1,第2の円錐コイルばね16,18を備えた構成としたので、本第1実施形態では、マガジン本体11内に縦列配置された2個のカートリッジK1,K2を、内側から外部に向けて押し出す形態にて有効に送出することが可能となっている。
(円錐コイルばね部の取付構造)
前述した深部背面板11Aの中央部には、図2に示すように、上記第1の円錐コイルばね16の一端部である大円部を係止するための凹部11Aaが設けられ、この凹部11Aa内に、第1の円錐コイルばね16の大円部側が図示しない係止機構によって固着されている。ここで、この凹部11Aaの深さ寸法は、第1の円錐コイルばね16の素材の線径の例えば3倍の大きさに設定されている。
前述した深部背面板11Aの中央部には、図2に示すように、上記第1の円錐コイルばね16の一端部である大円部を係止するための凹部11Aaが設けられ、この凹部11Aa内に、第1の円錐コイルばね16の大円部側が図示しない係止機構によって固着されている。ここで、この凹部11Aaの深さ寸法は、第1の円錐コイルばね16の素材の線径の例えば3倍の大きさに設定されている。
又、前述した中継押圧部材17の前述した深部背面板11Aに対向する面の中央部には、第1の円錐コイルばね16の他端部である小円部を係止するための小凹部17aが設けられ、この小凹部17a内に、当該第1の円錐コイルばね16の他端部である小円部が図示しない係止部材によって固着係止されている。
これにより、第1の円錐コイルばね16はその両端部が深部背面板11Aとこれに対向する中継押圧部材17とによって保持され安定した状態で中継押圧部材(第1の補助板)17に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
これにより、第1の円錐コイルばね16はその両端部が深部背面板11Aとこれに対向する中継押圧部材17とによって保持され安定した状態で中継押圧部材(第1の補助板)17に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
同様にして、前述した中継押圧部材17の前述したカートリッジ押圧部材(第2の補助板)19に対向する面の中央部には、図2,図3に示すように、上記第2の円錐コイルばね18の一端部である大円部を係止するための凹部17bが設けられ、この凹部17b内に、当該第2の円錐コイルばね18の大円部側が図示しない係止部材によって固着係止されている。ここで、この凹部17bの深さ寸法は、第2の円錐コイルばね18の素材の線径の例えば3倍程度の大きさに設定されている。
又、前述したカートリッジ押圧部材19の前述した中継押圧部材17に対向する面の中央部には、第2の円錐コイルばね18の他端部である小円部を係止するための小凹部19Aが設けられ、この小凹部19A内に、当該第2の円錐コイルばね18の他端部である小円部が図示しない係止機構によって固着係止されている。
これにより、第2の円錐コイルばね18はその各端部が中継押圧部材17とこれに対向するカートリッジ押圧部材19とによってそれぞれ保持され安定した状態でカートリッジ押圧部材19に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
これにより、第2の円錐コイルばね18はその各端部が中継押圧部材17とこれに対向するカートリッジ押圧部材19とによってそれぞれ保持され安定した状態でカートリッジ押圧部材19に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
そして、上述したように、本第1実施形態にあっては、カートリッジ押圧部材19がその押圧面(カートリッジ当接面)の全面で前述したカートリッジK1を当接した状態で押圧するように構成されているので、当該カートリッジ押圧部材19の厚さが薄い部材(例えば中継押圧部材17の厚さよりも薄い部材)であっても、蛇行すること無く、当該カートリッジK1に密接した状態で当該カートリッジK1を押し出すことが可能な組合せ構造となっている。
(押圧部材用ガイド機構)
前述した中継押圧部材17及びカートリッジ押圧部材19は、前述したマガジン本体11に形成された共通のガイド溝(凹状案内溝)11Ce,11Cfに案内され且つ前述した第1,第2の各円錐コイルばね16,18に押圧された状態で、マガジン本体11内を深部背面板11A側から開口部11B側へ往復移動可能に構成されている。
前述した中継押圧部材17及びカートリッジ押圧部材19は、前述したマガジン本体11に形成された共通のガイド溝(凹状案内溝)11Ce,11Cfに案内され且つ前述した第1,第2の各円錐コイルばね16,18に押圧された状態で、マガジン本体11内を深部背面板11A側から開口部11B側へ往復移動可能に構成されている。
このマガジン本体11に形成された二本のガイド溝11Ce,11Cfは、マガジン本体11を構成する面積の大きい一方の側壁11Cの内壁面に形成されている。具体的には、この二本のガイド溝11Ce,11Cfは、図1に示すように断面形状がそれぞれ角形に形成され、前記カートリッジK1,K2の移動方向に沿った中心線Lに並行で且つ当該中心線Lに線対称の位置に、適度の間隔(S1+S1)を隔てて、それぞれ形成されている。
尚、このガイド溝11Ce,11Cfについては、カートリッジK1,K2の重心位置のずれに応じて、何れか一方の素面にずれた状態で設置してもよい。又、このガイド溝11Ce,11Cfについては、本実施形態では二本のガイド溝11Ce,11Cfを設けた場合を例示したが、一本でも或いは3本であってもよい。
この各二本のガイド溝11Ce,11Cfに対応して、前述した中継押圧部材17及びカートリッジ押圧部材19の各々には、当該ガイド溝11Ce,11Cfに係合する角形状の係合突起部(角形突起部)17e,17f,19e,19fが、それぞれ設けられている。
そして、この内の一方の係合突起部17a,19aが一方のガイド溝11Ceに共通に係合され、又他方の係合突起部17b,19bが他方のガイド溝11Cfに共通に係合され、これによって、前述したように、中継押圧部材17及びカートリッジ押圧部材19はガイド溝11Ce,11Cfに案内されて、マガジン本体11内の往復移動を成し得るようになっている。
そして、この一方と他方の各ガイド溝11Ce,11Cf及びこれに係合する係合突起部17e,19e;17f,19fは、それぞれ中継押圧部材(第1の補助板)17及びカートリッジ押圧部材(第2の補助板)19の移動を容易にし、更に円錐コイルばね16,18のねじれを防止するように機能する。
前述したマガジン本体11の四角形状の矩形の開口部11Bには、その短辺部の一方の側面11Eに、止め具としてのカートリッジ係止機構20が装備されている。
このカートリッジ係止機構20は、前述したように、内部に収納されるカートリッジK1(又はK1,K2)が外部に飛び出るの係止するもので、断面L字状に形成された止め部材20aと、このL字状止め部材20aの係合離脱動作を許容しつつ当該止め部材20aを保持する部材保持片20bとにより構成されている。図5において、符号a,bは止め部材20aの回動方向を示す。
このカートリッジ係止機構20は、前述したように、内部に収納されるカートリッジK1(又はK1,K2)が外部に飛び出るの係止するもので、断面L字状に形成された止め部材20aと、このL字状止め部材20aの係合離脱動作を許容しつつ当該止め部材20aを保持する部材保持片20bとにより構成されている。図5において、符号a,bは止め部材20aの回動方向を示す。
ここで、カートリッジ係止機構20の部材保持片20bは、外力で曲折し又は曲折前の状態に自在に可変設定することが可能な素材のものが使用されている。このため、部材保持片20bは、外力によって(オペレータの操作によって)部材保持片20bが図5に示すようにカートリッジ係止状態に設定された場合(a方向)には、前述した第1,第2の各円錐コイルばね16,18の合力に対してもこれに有効に抗して、当該図5の状態を維持し得るように機能し、これにより当該カートリッジ係止状態が保持される。
一方、カートリッジK1(又はK1,K2)をカートリッジ係止状態から開放するには、外力によって部材保持片20bを図5のb方向に曲折操作して図4の状態に設定すればよい。この場合、図1の状態で外力を解放すると、部材保持片20bは図1の曲折状態を維持する。これによって、カートリッジK1(又はK1,K2)は、前述した第1,第2の各円錐コイルばね16,18によって付勢された状態で、図5の矢印C方向にその出し入れが自在に可能となっている。
(全体的な動作)
次に、上記第1実施形態におけるカートリッジ収納マガジンの全体的な動作について説明する。
次に、上記第1実施形態におけるカートリッジ収納マガジンの全体的な動作について説明する。
まず、図1,図2に示すように、カートリッジK1(又はK1,K2)をマガジン本体11内にその開口部11Bから格納する。図2は、カートリッジK1をマガジン本体11内に矢印Aの方向から収納する場合で、最初にカートリッジK1を約2/3程度挿入した時の状態を示す。この図2,図4の状態にあっては、第1,第2の各円錐コイルばね16,18はそれぞれ同一の圧縮応力(反力)を外部に対して出力可能に形成されていることから、図2に示すように、それぞれがカートリッジK1によって等分の距離分、圧縮された状態を示す。
図4は、上記図2の矢印Aの方向に更に外力を加えて第1,第2の各円錐コイルばね16,18を圧縮し、二個のカートリッジK1,K2をマガジン本体11内に収納した状態を示す。
この場合、各円錐コイルばね16,18は、それぞれ一端部である大円部側に順次圧縮されて平坦に近い台形状となって、前述した凹部11Aa,17b内に、それぞれ収納される。
この場合、各円錐コイルばね16,18は、それぞれ一端部である大円部側に順次圧縮されて平坦に近い台形状となって、前述した凹部11Aa,17b内に、それぞれ収納される。
上記図2,図4に示す二個のカートリッジK1,K2の収納過程にあって、カートリッジK1は、マガジン本体11では最初にカートリッジ押圧部材19に当接し、当該カートリッジ押圧部材19を介して第2の円錐コイルばね18の他方の端部を押圧し、その押圧力は当該第2の円錐コイルばね部18及び中継押圧部材17を介して第1の円錐コイルばね16へ伝達され、当該第1,第2の各円錐コイルばね16,18が等分に押圧され同等に圧縮される。
この間、カートリッジK1,K2の挿入動作と共にカートリッジ押圧部材19と中継押圧部材17とが、マガジン本体11側の共通のガイド溝11Ce,11Cfに案内されて、マガジン本体11内を、開口部11B側から深部背面板11A側に向けてに移動し、各円錐コイルばね16,18がその中心線L上をずれることなく円滑に圧縮される。
そして、図4の状態になった場合に、オペレータは前述したカートリッジ係止機構20を操作してL字状止め部材20aを図4の状態に設定し、これによってカートリッジK2を係止し、これによって、二個のカートリッジK1,K2がマガジン本体11内に収納され係止された状態となる。
カートリッジK1,K2をマガジン本体11内から取り出す場合には、まず、オペレータは係合状態にあるカートリッジ係止機構20を操作してL字状止め部材20aを図4の状態から図5に状態に設定する。この場合、カートリッジK1,K2は、第1,第2の各円錐コイルばね16,18によってマガジン本体11から一気に押し出されて、図5の状態(即ち、カートリッジK1を挿入し各円錐コイルばね16,18を押圧する直前の状態)に戻される。これにより、カートリッジK1も容易に外部に取り出すことができる。
(第1実施形態の効果)
本第1実施形態は、上述したように円錐コイルばねの特性を有効に利用した構成を採用したので、これによると、カートリッジK1,K2を収納した状態にあっては、円錐コイルばね16,18が有効に圧縮されてマガジン本体11に深部に偏平した台形状に収納されることから、かかる状態にあっては、円錐コイルばね16,18に収納容積を小さくすることができ、これによってカートリッジの収納数が増加しても、カートリッジの収納効率を高めることが可能となり、同時にマガジン本体11の小型化を可能とする従来にない優れたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
本第1実施形態は、上述したように円錐コイルばねの特性を有効に利用した構成を採用したので、これによると、カートリッジK1,K2を収納した状態にあっては、円錐コイルばね16,18が有効に圧縮されてマガジン本体11に深部に偏平した台形状に収納されることから、かかる状態にあっては、円錐コイルばね16,18に収納容積を小さくすることができ、これによってカートリッジの収納数が増加しても、カートリッジの収納効率を高めることが可能となり、同時にマガジン本体11の小型化を可能とする従来にない優れたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
ここで、上記図1乃至図6に開示した第1実施形態にあっては、2個のカートリッジK1,K2を収納することを前提としたので、円錐コイルばねとして二個の円錐コイルばね16,18を同一中心線L上に縦列に配設した場合を例示したが、1個のカートリッジK1を収納する形態のものである場合には、マガジン本体11を単一のカートリッジK1に合わせた大きさとすると共に、上述した第2の各円錐コイルばね18および中継押圧部材17を省略した構造としてもよい。
このようにしても、図1乃至図6の場合と同等の収納効率が改善されたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
〔第2の実施形態〕
上記図1乃至図6に開示した第1実施形態にあっては、2個のカートリッジK1,K2を収納することを前提としたので、円錐コイルばねとして二個の円錐コイルばね16,18を同一中心線L上に縦列に配設した場合を例示した。これに対して、本第2の実施形態では、図7に示すように、3個のカートリッジK1,K2,K3を収納するように構成した点に特徴を有する。
上記図1乃至図6に開示した第1実施形態にあっては、2個のカートリッジK1,K2を収納することを前提としたので、円錐コイルばねとして二個の円錐コイルばね16,18を同一中心線L上に縦列に配設した場合を例示した。これに対して、本第2の実施形態では、図7に示すように、3個のカートリッジK1,K2,K3を収納するように構成した点に特徴を有する。
即ち、本第2の実施形態にあっては、前述したマガジン本体11を3個のカートリッジK1,K2,K3を縦列に収納を可能とした大きさにすると共に、上述した第1実施形態における第2の各円錐コイルばね18および中継押圧部材17と同等のものを、更にもう一組増設して縦列に配置するように構成とした。
この図7において、符号21は第3の円錐コイルばねを示し、符号22は第2の中継押圧部材を示す、この第2の中継押圧部材22は前述した中継押圧部材17と全く同一に形成されている。その他の構成は前述した第1実施形態と同等となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態と同等の作用効果を有し、三個の各円錐コイルばね16,18,21が有効に機能して三個のカートリッジK1 ,K2 ,K3を図1乃至図6の場合と同等に効率よく収納し、必要に応じてなされる外部への送出も、前述した第1実施形態と同様に迅速になし得るという利点がある。
〔第3の実施形態〕
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第3実施形態を、図8乃至図10に基づいて説明する。
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第3実施形態を、図8乃至図10に基づいて説明する。
この図8乃至図10に示す第3実施形態は、前述した第1実施形態において、図1乃至図6に示す第1の円錐コイルばね16に代えて、図9に示すように併設された二個の円錐コイルばね16A,16Bにより構成した点に特徴を有する。この二個の円錐コイルばね16A,16Bは、本実施例ではそれぞれ前述した第1の円錐コイルばね16と同一のものが使用されているが、バネ力については第1の円錐コイルばね16のバネ力よりも小さいバネ力の円錐コイルばね16A,16Bとしてもよい。
ここで、この二個の円錐コイルばね16A,16Bは、マガジン本体11の前述した中心線に対して線対称の位置に所定間隔を隔てて配設されている。この場合、二個の円錐コイルばね16A,16Bは、前述した第1の円錐コイルばね16の場合と同様に、それぞれ深部背面板11Aに各円錐コイルばね16の一端部である大円部を係止するための凹部11Ab,11Acが設けられ、この各11Ab,11Ac内に、対応する各円錐コイルばね16A,16Bの大円部側が図示しない係止機構によって固着されている。
又、前述した中継押圧部材17の前述した深部背面板11Aに対向する面には、前述した第1の円錐コイルばね16の場合と同様に、それぞれ各円錐コイルばね16A,16Bの他端部である小円部を係止するための小凹部17ab,17acが設けられ、この各小凹部17ab,17ac内に、当該各円錐コイルばね16A,16Bの小円部側が図示しない係止部材によって固着係止されている。
これにより、当該各円錐コイルばね16A,16Bはその両端部が深部背面板11Aとこれに対向する中継押圧部材17とによって保持され安定した状態で当該中継押圧部材17に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
これにより、当該各円錐コイルばね16A,16Bはその両端部が深部背面板11Aとこれに対向する中継押圧部材17とによって保持され安定した状態で当該中継押圧部材17に対して所定の押圧動作を実行し得るようになっている。
この二個の各円錐コイルばね16A,16Bは、本第3実施形態では図1(第1実施形態)に開示した第1の円錐コイルばね16を構成する単一の円錐コイルばねと同等のものが使用されているが、圧縮時の反力が前述した図1における第1の円錐コイルばね16よりも小さいものであってもよい。又、個数については三個の円錐コイルばねを併設する構成としてもよい。
その他の構成は前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
その他の構成は前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態の場合と同等の作用効果を有するほか、更に二個の各円錐コイルばね16A,16Bによって前述した中継押圧部材17を安定した状態で押圧することができ、当該中継押圧部材17および前述した第2の円錐コイルばね18を介してカートリッジK1 ,K2 との間でなされる押圧動作を安定した状態で繰り返し実行することができるという利点がある。
〔第4の実施形態〕
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第4実施形態を、図11に基づいて説明する。
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第4実施形態を、図11に基づいて説明する。
まず、前述した図1乃至図6の第1実施形態では、第1及び第2の各円錐コイルばね16,18は、その大円部側(一端部)をマガジン本体11の深部背面板1A側に向けて配置すると共に、その小円部側(他端部)を前記カートリッジ側に向けてそれぞれ前記マガジン本体内にそれぞれ順方向に配置した場合を開示した。
これに対して、本第4の実施形態では、第1及び第2の各円錐コイルばね16,18の装備の仕方を、前述した第1実施形態の場合とは逆の向き(逆方向)とした点に特徴を有する。
即ち、本第4の実施形態では、図11に示すように、第1及び第2の各円錐コイルばね16,18の小円部側である他端部をマガジン本体11の深部背面板1A側に向けて配置すると共に、その大円部側である各一端部を前記中継押圧部材17側に向けてそれぞれ前記マガジン本体11内に配置する。
即ち、本第4の実施形態では、図11に示すように、第1及び第2の各円錐コイルばね16,18の小円部側である他端部をマガジン本体11の深部背面板1A側に向けて配置すると共に、その大円部側である各一端部を前記中継押圧部材17側に向けてそれぞれ前記マガジン本体11内に配置する。
ここで、符号1Aeは、第1の円錐コイルばね16の他端部(小円部)を係止するために深部背面板1Aに形成され小凹部を示す。又、符号17eは、第1の円錐コイルばね16の一端部(大円部)を係止するために中継押圧部材17に形成され大凹部を示す。これにより、第1の円錐コイルばね16は、図11に示すように前述した第1実施形態の場合とは逆向きに装備される。
更に、符号17fは、第2の円錐コイルばね18の他端部(小円部)を係止するために中継押圧部材17に形成され小凹部を示す。更に、符号19eは、第2の円錐コイルばね18の一端部(大円部)を係止するためにカートリッジ押圧部材19に形成され大凹部を示す。これにより、第2の円錐コイルばね18は、図11に示すように前述した第1実施形態の場合とは逆向きに装備される。
その他の構成は、前述した第1実施形態と同一となっている。
その他の構成は、前述した第1実施形態と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態と同等の作用効果を備えたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
〔第5の実施形態〕
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第5実施形態を、図12に基づいて説明する。
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第5実施形態を、図12に基づいて説明する。
この第5の実施形態は、前述した図1乃至図6に示す第1の実施形態において、第1の円錐コイルばね16を、図12に示すように、前述した図1乃至図6の場合とは逆の向きに装備した点に特徴を有する。
即ち、本第5の実施形態では、図12に示すように、第1の円錐コイルばね16の小円部側(他端部)をマガジン本体11の深部背面板1A側に向けて配置すると共に、その大円部側(一端部)を前記カートリッジK1側に向けてマガジン本体11内に配置した。
ここで、符号1Aeは、第1の円錐コイルばね16の他端部(小円部)を係止するために深部背面板1Aに形成され小凹部を示す。又、符号17eは、第1の円錐コイルばね16の一端部(大円部)を係止するために中継押圧部材17に形成され大凹部を示す。これにより、第1の円錐コイルばね16は、図12に示すように前述した第1実施形態の場合とは逆向きの装備が可能となる。
これにより、第1,第2の各円錐コイルばね16,18は、その大円部側である一端部側が中継押圧部材17を介して連接した状態に設定されている。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態と同等の作用効果を備えたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
〔第6の実施形態〕
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第6実施形態を、図13に基づいて説明する。
本発明にかかるカートリッジ収納マガジンの第6実施形態を、図13に基づいて説明する。
この第6の実施形態は、前述した図1乃至図6に示す第1の実施形態において、第2の円錐コイルばね18を、図13に示すように、前述した図1乃至図6の場合とは逆の向きに装備した点に特徴を有する。
即ち、本第6の実施形態では、図13に示すように、第2の円錐コイルばね18の小円部側(他端部)を中継押圧部材17に向けて配置すると共に、その大円部側(一端部)を前記カートリッジK1側に向けてマガジン本体11内に配置した。
ここで、符号17fは、第2の円錐コイルばね18の他端部(小円部)を係止するために中継押圧部材17に設けられた小凹部を示す。又、符号19eは、第2の円錐コイルばね18の一端部(大円部)を係止するためにカートリッジ押圧部材19に形成され大凹部を示す。これにより、第2の円錐コイルばね18は、図11に示すように前述した第1実施形態の場合とは逆向きに装備される。
このため、第1,第2の各円錐コイルばね16,18 は、その小円部側である他端部側が中継押圧部材17を介して連接した状態に設定されている。
その他の構成は、前述した第1実施形態と同一となっている。
このため、第1,第2の各円錐コイルばね16,18 は、その小円部側である他端部側が中継押圧部材17を介して連接した状態に設定されている。
その他の構成は、前述した第1実施形態と同一となっている。
このようにしても、前述した第1実施形態と同等の作用効果を備えたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
〔その他の実施形態〕
上述したように、図8乃至図10に示す第3の実施形態は、第1実施形態(図1乃至図6)に示す第1の円錐コイルばね16に代えて、併設された二個の円錐コイルばね16A,16Bにより構成した点に特徴を有する(図9参照)。
上述したように、図8乃至図10に示す第3の実施形態は、第1実施形態(図1乃至図6)に示す第1の円錐コイルばね16に代えて、併設された二個の円錐コイルばね16A,16Bにより構成した点に特徴を有する(図9参照)。
そして、この第3の実施形態(図8乃至図10)にあって、前述した図9に示す二個の円錐コイルばね16A,16Bと第2の円錐コイルばね18との組合せについても、上述した第4乃至第6の各実施形態の場合と同様に、その各向きをそれぞれ逆方向に配設し、或いは二個の円錐コイルばね16A,16Bの組の各円錐コイルばねと第2の円錐コイルばね18の各一端部(又は他端部)を中継押圧部材17を介して突き合わせる方向にそれぞれ配設し、これによって、それぞれが前述したカートリッジK1,K2を同時に係止し又は解放するように構成してもよい。
このようにしても、それぞれ、前述した第3実施形態と同等の作用効果を備えたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
このようにしても、それぞれ、前述した第3実施形態と同等の作用効果を備えたカートリッジ収納マガジンを得ることができる。
又、本発明にあっては、中継押圧部材17と円錐コイルばね18との組合せを縦列方向に複数装備することが可能であることから、カートリッジを4段以上に収納可能なカートリッジ収納マガジンを得ることができるという利点がある。
更に、図9に示すように、例えば円錐コイルばね16A,16Bを他の円錐コイルばね18の収縮時に重ならないように配置することにより、中継押圧部材(第1の補助板)17の厚みをカートリッジ押圧部材(第2の補助板)19と同様に薄くすることができ、このようにすると、カートリッジの収納効率をさらに上げる効果が得られる。
本発明はカートリッジ収納マガジンに縦列方向に一又は2以上のカートリッジを縦列して収納する薄型のマガジンについての構造であるが、収納効率の向上を図り且つ薄型構造であるという特徴を有することから、同系等の偏平型のメモリ機器を縦列して収納する他のディジタル系のメモリ用収納機器のほか、他の偏平型部材の収納用としても利用することができ、その汎用性は大きいものがある。
11 マガジン本体
11A 深部背面板
11Ce,11Cf ガイド溝(凹状案内溝)
12 カートリッジ押出機構
15 ばね機構部
16,16A,16B,18 円錐コイルばね
17 中継押圧部材
17e,17f,19e,19f 角形状の係合突起部(角形突起)
19 カートリッジ押圧部材
20 カートリッジ係止機構
L 中心線
K1,K2,K3 カートリッジ
11A 深部背面板
11Ce,11Cf ガイド溝(凹状案内溝)
12 カートリッジ押出機構
15 ばね機構部
16,16A,16B,18 円錐コイルばね
17 中継押圧部材
17e,17f,19e,19f 角形状の係合突起部(角形突起)
19 カートリッジ押圧部材
20 カートリッジ係止機構
L 中心線
K1,K2,K3 カートリッジ
Claims (14)
- 磁気テープ等のテープを収納したカートリッジを同一面上に縦列方向に収納するマガジン本体と、このマガジン本体内に収納されるカートリッジを内側から外側に向けて押し出すカートリッジ押出機構と、このカートリッジ押出機構の押出動作に抗して前記マガジン本体内に収納されたカートリッジを係止する機能を備えたカートリッジ係止機構とを有するカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記カートリッジ押出機構を、
前記マガジン本体内の深部背面板に一端部が保持され他端部が前記カートリッジを内側から外側に向けて押圧するばね機構部と、このばね機構部の他端部に連結され前記ばね機構部の押圧力を前記カートリッジに伝えるカートリッジ押圧部材とを備えた構成とし、
前記ばね機構部を、円錐コイルばねを主体として構成したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記ばね機構部を、単一の円錐コイルばねにより構成したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記ばね機構部を、前記マガジン本体内に併設された少なくとも二つの円錐コイルばねにより構成したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記ばね機構部を、前記深部背面板側に配置した第1の円錐コイルばねと、この第1の円錐コイルばねの前記カートリッジ側に配置された中継押圧部材と、この中継押圧部材と前記カートリッジ押圧部材との間に配置された第2の円錐コイルばねとを含む構成としたことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項4に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記第1の円錐コイルばね及び前記第2の円錐コイルばねを、それぞれ単一の円錐コイルばねにより構成したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項5に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記第1,第2の各円錐コイルばねを、前記マガジン本体内を移動するカートリッジの移動方向に沿った中心線上に縦列に配置したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項4に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記第1の円錐コイルばねを、併設された少なくとも二つの円錐コイルばねにより構成したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項3又は7に記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記二つの円錐コイルばねを、前記マガジン本体内を移動するカートリッジの中心線に対してそれぞれ線対象の位置に配置したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記円錐コイルばねにあっては、その大円部側である一端部を前記マガジン本体の深部背面板側に向けて配置すると共に、前記円錐コイルばねの小円部側である他端部を前記カートリッジ側に向けてそれぞれ前記マガジン本体内に配置したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記円錐コイルばねにあっては、その小円部側である他端部を前記マガジン本体の深部背面板側に向けて配置すると共に、前記円錐コイルばねの大円部側である一端部を前記カートリッジ側に向けてそれぞれ前記マガジン本体内に配置したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項4乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記第1の円錐コイルばねと第2の円錐コイルばねを構成する各円錐コイルばねとを、前記中継押圧部材を介してそれぞれ逆向きに配置したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記マガジン本体の内壁部分に、前記カートリッジ押圧部材の移動を案内する凹状案内溝を設けると共に、この凹状案内溝に沿って摺動する角形突起を前記カートリッジ押圧部材に設けたことを特徴としたカートリッジ収納マガジン。 - 請求項1乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記マガジン本体の内壁部分に、前記カートリッジ押圧部材の移動を案内する凹状案内溝を設けると共に、この凹状案内溝に沿って摺動する角形突起を前記カートリッジ押圧部材に設け、
前記凹状案内溝を、前記マガジン本体の幅広の一方の内壁部分に所定間隔を隔てて二条設けると共に当該各凹状案内溝を前記マガジン本体の中心線に対して線対称の位置に配設したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。 - 請求項4乃至7の何れか一つに記載のカートリッジ収納マガジンにおいて、
前記マガジン本体の内壁部分に、前記カートリッジ押圧部材の移動を案内する凹状案内溝を設けると共に、この凹状案内溝に沿って摺動する角形突起を前記カートリッジ押圧部材および前記中継押圧部材にそれぞれ設け、
前記凹状案内溝を、前記マガジン本体の幅広の一方の内壁部分に所定間隔を隔てて二条設けると共に当該各凹状案内溝を前記マガジン本体の中心線に対して線対称の位置に配設したことを特徴とするカートリッジ収納マガジン。
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2009
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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