JP2010210357A - ひずみゲージ式荷重変換器 - Google Patents

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俊章 飯塚
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Abstract

【課題】 円筒状または円柱状を呈し且つ特に、軸方向寸法が小さい起歪体にひずみゲージを添着してなるひずみゲージ式荷重変換器において、全体を大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させると共に温度変化による零点の変動を補償する。
【解決手段】 円柱状の起歪体10の外周面に軸方向と平行な垂直方向に配向して垂直方向のひずみゲージ11を添着するとともに、同外周面に垂直方向に対して角度θをなす方向に配向して補償用のひずみゲージ12を添着する。補償用ひずみゲージ12の角度θは、ポアソン比ぶんによるひずみが零となる角度とする。補償用ひずみゲージ12の垂直方向に対する添着角度θと出力ε0=0とする関係は、起歪体10の材料のポアソン比νに関して、ひずみゲージ11で検出される出力をε1としたとき、次式で表される。
ε0=(1/2)・ε1{1−ν+(1+ν)cos2θ}
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷重変換器に係り、特にひずみゲージ素子の配置構成による特性向上を考慮したひずみゲージ式荷重変換器に関するものである。
いわゆるロードセルに代表される荷重変換器として、円筒状外周面を有する円柱状または円筒状の起歪体にひずみゲージを接着し起歪体における荷重をひずみゲージによって検出するひずみゲージ式荷重変換器が知られている。この種のひずみゲージ式荷重変換器には、ワッシャ型と称され、円筒状の起歪体の軸方向の長さを短寸としたものも知られている。特許文献1(特開平5−180707号)には、円筒状の起歪体を用いるひずみゲージ式荷重変換器の一例が示されている。
ところで、この種の円柱/円筒状の起歪体を用いるひずみゲージ式荷重変換器においては、起歪体の円筒状外周面に両側方から対向させて垂直、つまり軸方向のひずみを検知するように一対の垂直方向(軸方向)向きのひずみゲージを配置するとともに、起歪体の円筒状外周面にこれら垂直方向(軸方向)向きのひずみゲージとは軸を中心として90°異なる方向において対向し、水平、つまり円周方向のひずみを検知するように一対の水平方向(円周方向)向きのひずみゲージを配置して、これら各一対のひずみゲージによりホイートストンブリッジを構成するものが主に用いられている。図6(a)、(b)、(c)は、従来のひずみゲージ式変換器の構成を模式的に示すもので、このうち、(a)は、平面図、(b)は、左側面図、(c)は、正面図である。
図6に示すように、中実円柱状の起歪体CFの外周面に、垂直、つまり軸方向のひずみを検知するように垂直方向(縦方向)のひずみを検知するひずみゲージG1と、水平、つまり円周方向のひずみを検知するように水平方向(横方向)のひずみを検知するひずみゲージG2と、ひずみゲージG1と同様に垂直方向のひずみを検知するひずみゲージG3と、ひずみゲージG2と同様に水平方向向きのひずみを検知するひずみゲージG4とを、同一円周上に等間隔(=等角度間隔)で接着する。すなわち、例えば、中実円柱状の起歪体CFの正面およびその背面に、それぞれ、軸方向のひずみを検知するようにして、ひずみゲージG1およびG3を接着する。さらに、これら軸方向のひずみゲージG1およびG3とは円柱状の軸に対して90°ずれた位置の起歪体CFの左側面および右側面に、それぞれ、円周方向のひずみを検知するようにして、ひずみゲージG2およびG4を接着する。
また、例えば、図7に示すように、中空円筒状の起歪体CHの場合も、その外周面に、垂直、つまり軸方向のひずみを検知するように垂直方向(縦方向)のひずみを検知するひずみゲージG1と、水平つまり円周方向のひずみを検知するように水平方向(横方向)のひずみを検知するひずみゲージG2と、ひずみゲージG1と同様に垂直方向のひずみを検知するひずみゲージG3と、ひずみゲージG2と同様に水平方向向きのひずみを検知するひずみゲージG4とを、同一円周上に等間隔(=等角度間隔)で接着する。
すなわち、中空円筒状の起歪体CHの外周部の例えば正面およびその背面に、それぞれ、軸方向のひずみを検知するようにして、ひずみゲージG1およびG3を接着する。さらに、これら軸方向のひずみゲージG1およびG3とは円筒状の軸に対して90°ずれた位置の起歪体CHの外周部の例えば左側面および右側面に、それぞれ、円周方向のひずみを検知するようにして、ひずみゲージG2およびG4を接着する。
図6または図7のひずみゲージG1〜G4は、図8に示すようにブリッジ接続してホイートストンブリッジを構成する。すなわち、ひずみゲージG1−ひずみゲージG2−ひずみゲージG3−ひずみゲージG4を順次直列に接続し、このひずみゲージG1−ひずみゲージG2−ひずみゲージG3−ひずみゲージG4の直列回路の両端を接続してループ接続とする。ひずみゲージG1とひずみゲージG4の接続点と、ひずみゲージG2とひずみゲージG3の接続点との間には、ブリッジ電源入力電圧eiが印加され、この印加電圧eiは、ひずみゲージG1とひずみゲージG2の直列回路の両端、並びにこの直列回路と並列に接続されたひずみゲージG3とひずみゲージG4の直列回路の両端に供給される。
ひずみゲージG1とひずみゲージG2の接続点と、ひずみゲージG3とひずみゲージG4の接続点との間から、ブリッジ出力電圧Δeが取り出され、この出力電圧Δeは、ひずみゲージG1とひずみゲージG4の直列回路の両端、並びにこの直列回路と並列に接続されたひずみゲージG2とひずみゲージG3の直列回路の両端から出力される。
図8のブリッジ構成において、ひずみゲージG1で検知されるひずみをε1、ひずみゲージG2で検知されるひずみをε2、ひずみゲージG3で検知されるひずみをε3、そしてひずみゲージG4で検知されるひずみをε4とすると、垂直ひずみは、ε1+ε3、水平ひずみは、ε2+ε4であり、全体のひずみεは、ε1+ε2+ε3+ε4となる。ここで、起歪体CFまたはCHの材料のポアソン比をν、ひずみゲージG1〜G4のゲージ率(ΔR/R/ε)をKsとすると、出力電圧Δeは、印加電圧eiに関して、次式であらわされる。
Δe=1/4・{Ks・ε(1+ν)・ei} (1)
このようなひずみゲージ式荷重変換器においては、断面幅に対する高さの比が小さい、またはそれより高さが低い、すなわち全体として薄い形状を起歪体が有している場合等には、水平方向のゲージ出力の荷重−ひずみ特性が悪く、出力特性に悪影響を及ぼして、荷重変換器特性を低下させることがある。
そのような場合の解決策としては、起歪体内部の起歪部近傍にひずみが生じないダミー板等を設け、そのダミー板等にダミーゲージを接着して、水平方向のゲージの代わりとして用い、垂直方向のゲージのみを起歪体に設けて、ブリッジを構成することが行われている。
ダミー板等に水平方向のゲージの代わりのダミーゲージを設ける場合、垂直方向のゲージだけとなるので、ひずみε′は、ε1+ε3となり、出力Δe′は、次式であらわされる。
Δe′=1/2・Ks・ε′・ei (2)
起歪体材料のポアソン比νを、ν=0.3とすると、水平方向のゲージを使用した場合と比べて約77%の出力が得られる。
しかしながら、全体の形状が小さい場合には、ダミーゲージを設けるためのダミー板等を起歪部近傍に設けることができない。
このように、起歪体の内部の起歪部近傍にダミー板等を設けることができない場合には、外部にダミーゲージを含むブリッジボックスを設けてブリッジを構成することになる。ところが、外部にブリッジボックスを設けた場合には、起歪体材料の膨張およびゲージの温度特性による零点の温度補償を行うことができず、しかも配線が煩雑となる。
特開平5−180707号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、円筒状外周面を有し且つ軸方向寸法が小さい起歪体にひずみゲージを添着してなるひずみゲージ式荷重変換器において、全体を大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させ得るひずみゲージ式荷重変換器およびそのようなひずみゲージ式荷重変換器に好適なシート状ひずみゲージを提供することを目的としている。
本発明の請求項1〜請求項8の目的は、特に、簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることを可能とするひずみゲージ式荷重変換器を提供することにある。
本発明の請求項9〜請求項10の目的は、特に、簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させ且つ温度による零点の補償を可能とし、もって測定精度を向上させることを可能とするひずみゲージ式荷重変換器を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、簡易に、大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させ得ると共に、温度による零点の補償を可能とするひずみゲージ式荷重変換器を構成することを可能とするシート状ひずみゲージを提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、上述した目的を達成するために、
主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
前記ひずみゲージは、
前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される第1のひずみゲージ素子と、
前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される第2のひずみゲージ素子と、
を備えてなり、さらに、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含むことを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第1のひずみゲージ素子は、前記起歪体の前記円筒状または前記円柱状の軸に対して対称的に複数個配置されることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1または請求項2のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第2のひずみゲージ素子は、少なくとも前記第1のひずみゲージ素子の温度補償に用いられることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項3のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第2のひずみゲージ素子は、前記第1のひずみゲージ素子に個別に対応してその近傍に少なくとも1個配置されることを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項4のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、それぞれ個別にゲージベース上にゲージ素子部が形成されたゲージシートからなることを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項5のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、共通のゲージベース上にそれぞれ第1のゲージ素子部と第2のゲージ素子部が形成されて一体的に形成されたゲージシートからなることを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項6のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、近接して並置されてなることを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項6のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、重ね合わせて配置されてなることを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、上述した目的を達成するために、
主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
前記ひずみゲージは、
前記起歪体における前記円筒状または前記円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される少なくとも一対の第1のひずみゲージ素子と、
前記起歪体における前記円筒状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される少なくとも一対の第2のひずみゲージ素子と、
を備えてなり、さらに、
前記第1のひずみゲージ素子および第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含むことを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器は、請求項1〜請求項9のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器であって、
前記所定角度は、起歪体の材料および形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響が最小となる角度であることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係るゲージ式荷重変換器用のシート状ひずみゲージは、上述した目的を達成するために、
共通のゲージベースと、
前記ゲージベース上に一体的に形成され、測定が予定される起歪体の軸方向に添着されるべき第1のゲージ素子部と、
前記ゲージベース上に、前記第1のゲージ素子部に対して所定角度傾斜させて一体的に形成された第2のゲージ素子部と、を備えてなり、前記所定角度は、前記測定が予定される前記起歪体の材料、形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響を極力小さくさせる角度に設定したことを特徴としている。
本発明によれば、円筒状または円柱状を呈する且つ軸方向寸法が小さい起歪体にひずみゲージを添着してなるひずみゲージ式荷重変換器において、全体を大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させ得るひずみゲージ式荷重変換器およびそのようなひずみゲージ式荷重変換器に好適なシート状ひずみゲージを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
前記ひずみゲージは、
前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される第1のひずみゲージ素子と、
前記起歪体における前記円筒状または前記円柱状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される第2のひずみゲージ素子と、
を備えてなり、さらに、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含むことにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項2のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第1のひずみゲージ素子は、前記起歪体の前記円筒状または前記円柱状の軸に対して対称的に複数個配置されることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項3のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1または請求項2のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第2のひずみゲージ素子は、少なくとも前記第1のひずみゲージ素子の温度補償に用いられることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となると共に、温度による零点の変動を補償することが可能となる。
本発明の請求項4のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項3のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第2のひずみゲージ素子は、前記第1のひずみゲージ素子に個別に対応してその近傍に少なくとも1個配置されることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項5のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項4のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、それぞれ個別にゲージベース上にゲージ素子部が形成されたゲージシートからなることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項6のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項5のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、共通のゲージベース上にそれぞれ第1のゲージ素子部と第2のゲージ素子部が形成されて一体的に形成されたゲージシートからなることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項7のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項6のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、近接して並置されてなることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
本発明の請求項8のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項6のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、重ね合わせて配置されてなることにより、
簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させることが可能となる。
また、本発明の請求項9のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
前記ひずみゲージは、
前記起歪体における前記円筒状または前記円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される少なくとも一対の第1のひずみゲージ素子と、
前記起歪体における前記円筒状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される少なくとも一対の第2のひずみゲージ素子と、
を備えてなり、さらに、
前記第1のひずみゲージ素子および第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含むことにより、
特に、簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性および測定精度を向上させることが可能となる。
本発明の請求項10のひずみゲージ式荷重変換器によれば、
請求項1〜請求項9のいずれか1項のひずみゲージ式荷重変換器において、
前記所定角度は、起歪体の材料および形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響が最小となる角度であることにより、
特に、簡単な構成で大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性および測定精度を向上させることが可能となる。
そして、本発明の請求項11のシート状ひずみゲージによれば、
共通のゲージベースと、
前記ゲージベース上に一体的に形成され、測定が予定される起歪体の軸方向に添着されるべき第1のゲージ素子部と、
前記ゲージベース上に、前記第1のゲージ素子部に対して所定角度傾斜させて一体的に形成された第2のゲージ素子部と、
を備えてなり、
前記所定角度は、前記測定が予定される前記起歪体の材料、形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響を極力小さくさせる角度に設定したことにより、
特に、簡易に、大型化および複雑化することなく、荷重−ひずみ特性を向上させ得ると共に、温度による零点の変動を補償し得るひずみゲージ式荷重変換器を構成することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るひずみゲージ式荷重変換器の原理構成を説明するための模式的側面図である。 図1のひずみゲージ式荷重変換器の起歪部におけるシート状ひずみゲージの配置構成を説明するための模式的展開図である。 図1の原理に従ったひずみゲージ式荷重変換器を構成するための本発明の第2の実施の形態に係るシート状ひずみゲージの構成を示す模式的正面図である。 図1の原理に従ったひずみゲージ式荷重変換器を構成するための本発明の第3の実施の形態に係るシート状ひずみゲージの構成を示す模式的平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るひずみゲージ式荷重変換器の起歪部におけるシート状ひずみゲージの配置構成を示す模式的正面図である。 (a)、(b)、(c)は、円柱状のひずみゲージ式荷重変換器の従来の一例の構成を模式的に示すもので、(a)は、平面図、(b)は、左側面図、(c)は、正面図である。 (a)、(b)、(c)は、円筒状のゲージ式荷重変換器の従来の他の一例の構成を模式的に示すもので、(a)は、平面図、(b)は、左側面図、(c)は、正面図である。 本発明に係るゲージ式荷重変換器におけるゲージブリッジの接続構成を模式的に示す回路構成図である。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明のゲージ式荷重変換器およびそれに用いるシート状ひずみゲージを詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態に係るゲージ式荷重変換器の要部の構成を示している。図1は、ひずみゲージ式荷重変換器の原理構成を説明するための模式的側面図であり、図2は、図1のひずみゲージ式荷重変換器の起歪部におけるシート状ひずみゲージの配置構成を説明するための模式的展開図である。
図1は、図6における水平方向(荷重印加方向に対し、直交する方向)のひずみゲージG2またはG4が添着された起歪体CFの左側面図にほぼ対応するもので、図2には、起歪体10、ひずみゲージ11およびひずみゲージ12が示されている。この場合、起歪体10は、図6の起歪体CFと同様の円柱状の起歪体とし、ひずみゲージ11は、図6のひずみゲージG1と同様の垂直方向のひずみε1を検出すべく接着された垂直方向のひずみゲージである。ひずみゲージ12は、図6のひずみゲージG4に位置的には対応するが、ひずみゲージ11と関連して垂直方向のひずみのみを取り出すための補償用ひずみゲージであり、水平方向のひずみε2を検出するものではない。図2には、起歪体10の外周面を展開して、ひずみゲージ11およびひずみゲージ12の配設状態を示している。
尚、本明細書および特許請求の範囲において、「添着」という用語を用いているが、これは、「接着、貼付、蒸着、スパッタリング、融着」などを含む概念として用いるものとする。
本発明に係るひずみゲージ式荷重変換器においては、従来、図6に示すひずみゲージG2およびG4のように水平方向に配置していたひずみゲージをポアソン比ぶんによるひずみε2およびε4が生じない角度に変えて、図1および図2に示す補償用のひずみゲージ12のように配置し、垂直方向のひずみのみを取り出すようにする。
従来の図6のような構成の場合、垂直方向のひずみゲージG1およびG3と水平方向のひずみゲージG2およびG4の出力は、起歪体CFに引っ張り応力が加えられると、垂直方向のひずみゲージG1およびG3の抵抗値が増大するが、水平方向のひずみゲージG2およびG4の抵抗値が減小し、一方、起歪体CFに圧縮応力が加えられると、垂直方向のひずみゲージG1およびG3の抵抗値は減小するが水平方向のひずみゲージG2およびG4の抵抗値が増大する。そこで、水平方向に配置していたひずみゲージを、垂直方向と水平方向との間に生じるひずみが最小となる方向に配置することにより、垂直方向のひずみによるゲージ特性のみを出力として得ることができ、検出特性を向上させることができる。
すなわち、図1および図2において、図示ε0方向の補償用ひずみゲージ12の出力ε0、つまり補償用ひずみゲージ12の垂直方向に対する貼り付け角度θと出力ε0との関係は、起歪体10の材料のポアソン比νに関して、垂直方向ひずみ(垂直方向のひずみゲージ11で検出される出力)をε1、そして水平方向、つまりポアソン比方向、のひずみをε2(ε2=−νε1)として、次式であらわされる。
ε0=(1/2)・ε1{1−ν+(1+ν)cos2θ} (3)
補償用ひずみゲージ12の角度θ方向におけるひずみε0を零とするためには、例えばポアソン比ν=0.3の場合、角度θは、約61.3°とすればよい。
したがって、従来水平方向に配置していたひずみゲージの代わりにこの角度θ方向に配置したひずみゲージ12を補償用として設けることによって、ひずみゲージ12は、ポアソン比方向のひずみを感知しなくなり、これを用いて温度補償等を行うことによって荷重計測精度を向上させることが可能となる。つまり、ポアソン比νが0.3の場合には、補償用ひずみゲージ12は、垂直方向に対して61.3°の方向に向けて接着(以下、「添着」という)すればよい。
上述した本発明の第1の実施の形態においては、図1および図2に示されるように、円柱状の起歪体10の外周面に円柱状の軸方向と平行な垂直方向に配向して垂直方向のひずみゲージ11を添着するとともに、同外周面に垂直方向に対して上述した角度θをなす方向に配向して補償用のひずみゲージ12を添着している。
なお、図1および図2においては、本発明の原理を説明するために、垂直方向のひずみゲージ11および補償用のひずみゲージ12を各1個ずつ示して、ハーフブリッジを構成するようにしているが、図6に示した従来の構成とほぼ同様に、円柱状の軸を挟んで180°異なる方向から対峙するように垂直方向の一対のひずみゲージおよび同様にこれより90°ずらせて、円柱状の軸を挟んで180°異なる方向から対峙するように補償用の一対のひずみゲージ12を設けて、図8の場合と同様にブリッジ接続してフルブリッジを構成するようにしても良い。さらに、円柱状の起歪体10を用いるものとして説明したが、図7に示したのと同様の中空の円筒状の起歪体を用いるようにしても、上述と同様に構成して同様の効果を得ることができる。
また、上述した垂直方向のひずみゲージと補償用のひずみゲージ、特に補償用のひずみゲージは、それぞれ所定の角度方向に正確に合わせて配置されなければならないが、正確に方向を合わせてひずみゲージを起歪体の円筒状の外周面に添着するのは容易ではない。そこで、予め使用される起歪体の円筒状の外周面の寸法に合わせて、シート状ひずみゲージを形成すれば、位置合わせを容易に行うことが可能となると考えられる。それが、本発明の第2および第3の実施の形態に係るシート状ひずみゲージである。
すなわち、本発明の第2の実施の形態に係るシート状ひずみゲージは、図3に示すように、共通のシート状のゲージベース210上に、図1および図2の垂直方向のひずみゲージ11に対応する第1のゲージ素子部211と、図1および図2の補償用のひずみゲージ12に対応して、第1のゲージ素子部211に対して所定角度θをなして配置される第2のゲージ素子部212とを設けてシート状ひずみゲージ21として一体的に形成している。この場合、第1のゲージ素子部211と第2のゲージ素子部212とは、多くの場合直列的に接続されて用いられるので、直列的に接続された状態として形成され、その直列回路の両端および両者の接続点に接続用の端子部を設けている。
この図3のような、シート状ひずみゲージ21は、予め種々の起歪体の寸法および材料に合わせて製造しておき、使用しようとする起歪体に対応するものを選択し、垂直方向の第1のゲージ素子部211の方向を、起歪体の軸に平行な方向に正しく一致させて、起歪体に添着するようにして用いる。このため、第1のゲージ素子部211の方向さえ正しく合わせれば、それと一体的に設けられている第2のゲージ素子部212は、正しく角度θ方向に向けて配置されることになる。なお、第1のゲージ素子部211と第2のゲージ素子部212との接続関係および第2のゲージ素子部212の角度θの向きは、種々の場合が考えられるので、種々の形態のものを用意しておけば、使用条件の異なる種々の状況に対処することが可能となる。
また、本発明の第3の実施の形態に係るシート状ひずみゲージは、図4に示すように、共通のシート状のゲージベース310上に、図1および図2の垂直方向のひずみゲージ11に対応する第1のゲージ素子部311と、図1および図2の補償用のひずみゲージ12に対応して、第1のゲージ素子部311に対して所定角度θをなして配置される第2のゲージ素子部312aと、第1のゲージ素子部311に対して所定角度θをなして配置される第3のゲージ素子部312bとを設けてシート状ひずみゲージ31として一体的に形成している。
この場合、図4に示しているように、第2のゲージ素子部312aと第3のゲージ素子部312bは、第1のゲージ素子部311を挟んでその両側に配置され、所定角度θを互いに逆方向にとっている。また、第2のゲージ素子部312aと第3のゲージ素子部312bは、直列的に接続された状態として形成され、その直列回路の両端に接続用の端子部を設けており、第1のゲージ素子部311は、第2のゲージ素子部312aおよび第3のゲージ素子部312bとは直接接続されておらず、単にその両端に接続用の端子部を設けている。このように、ゲージ素子部311、312aおよび312b等の配置および数は、起歪体への添着状態および所要とする結線状態に応じた種々の形態が考えられ、それらに応じた複数の種類のものを用意しておくことが望ましい。
もちろん、この図4のシート状ひずみゲージ31も、予め種々の起歪体の寸法および材料に合わせて製造しておき、使用しようとする起歪体に対応するものを選択し、垂直方向の第1のゲージ素子部311の方向を、起歪体の軸に平行な方向に正しく一致させて、起歪体に添着するようにして用いる。このため、第1のゲージ素子部311の方向さえ正しく合わせれば、それと一体的に設けられている第2および第3のゲージ素子部312aおよび312bは、それぞれ正しく角度θ方向に向けて配置されることになる。
さらに、上述した本発明の第1の実施の形態においては、図1および図2に示されるように、起歪体10の外周面に円柱状の軸方向と平行な垂直方向に配向して垂直方向のひずみゲージ11を添着するとともに、同外周面に垂直方向に対して上述した角度θをなす方向に配向して補償用のひずみゲージ12を添着するものとしたが、垂直方向のひずみゲージと補償用のひずみゲージは、かならずしも異なる位置に配置する必要はない。そこで、本発明の第4の実施の形態に係るひずみゲージ式荷重変換器においては、図5に示すように、起歪体の外周面に垂直方向に配向して垂直方向のひずみゲージ41を添着するとともに、この垂直方向のひずみゲージ41上に垂直方向に対して上述した角度θをなす方向に配向して補償用のひずみゲージ42を重ね合わせて添着する構成とする。
このようにしても、図1および図2に示す実施の形態とほぼ同様に機能する。また、これら垂直方向のひずみゲージ41と補償用のひずみゲージ42に対応するゲージ素子部を共通のゲージベース上に重ね合わせて一体に構成し、シート状ひずみゲージを構成するようにしてもよい。
尚、第2の実施の形態〜第4の実施の形態のひずみゲージは、起歪体の軸に平行な方向(垂直方向)に添着すべきひずみゲージ211、311、41と補償用のひずみゲージ212、312a、312b、42とが1枚のシート状に形成されているので、このシート状のひずみゲージを、円柱状の軸を挟んで180°異なる方向から対峙するように添着し、垂直ひずみ検出用のひずみゲージ211、311、41と補償用のひずみゲージ212、312a、312b、42とを互いに隣接する辺にそれぞれ接続することで、フルブリッジ回路が構成されることになる。
また、シート状のひずみゲージを、円柱状の軸を挟んで、90°間隔で添着し、同様に接続することで、ダブルブリッジまたは各ブリッジ辺に複数のひずみゲージが直列に接続されたブリッジ回路を構成することができる。
その他、本発明は、上述し且つ図面に示した実施の形態にのみ限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施することができることはいうまでもない。
10 起歪体
11,41 垂直方向のひずみゲージ
12,42 補償用のひずみゲージ
21,31 シート状ひずみゲージ
210,310 ゲージベース
211,311 垂直方向のゲージ素子部
212,312a,312b 補償用のゲージ素子部

Claims (11)

  1. 主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
    前記ひずみゲージは、
    前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される第1のひずみゲージ素子と、
    前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される第2のひずみゲージ素子と、
    を備えてなり、さらに、
    前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含む
    ことを特徴とするひずみゲージ式荷重変換器。
  2. 前記第1のひずみゲージ素子は、前記起歪体の前記円筒状の軸に対して対称的に複数個配置されることを特徴とする請求項1に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  3. 前記第2のひずみゲージ素子は、少なくとも前記第1のひずみゲージ素子の温度補償に用いられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  4. 前記第2のひずみゲージ素子は、前記第1のひずみゲージ素子に個別に対応してその近傍に少なくとも1個配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  5. 前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、それぞれ個別にゲージベース上にゲージ素子部が形成されたゲージシートからなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  6. 前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、共通のゲージベース上にそれぞれ第1のゲージ素子部と第2のゲージ素子部が形成されて一体的に形成されたゲージシートからなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  7. 前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、近接して並置されてなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  8. 前記第1のひずみゲージ素子および前記第2のひずみゲージ素子は、重ね合わせて配置されてなることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  9. 主として軸方向に印加される荷重によりひずみを生ずる円筒状または円柱状を呈する起歪体と、前記起歪体に発生するひずみに基づいて印加された荷重を検知すべく該起歪体に添着されるひずみゲージとを具備するひずみゲージ式荷重変換器において、
    前記ひずみゲージは、
    前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸方向のひずみ成分を検出すべく、前記起歪体に前記軸方向に沿って配置される少なくとも一対の第1のひずみゲージ素子と、
    前記起歪体における前記円筒状または円柱状の軸に直交する方向のひずみ成分の影響を受けないように、前記起歪体の前記軸方向に対して所定角度傾斜させて配置される少なくとも一対の第2のひずみゲージ素子と、
    を備えてなり、さらに、
    前記第1のひずみゲージ素子および第2のひずみゲージ素子をブリッジ接続してひずみ成分を抽出するブリッジ回路を含む
    ことを特徴とするひずみゲージ式荷重変換器。
  10. 前記所定角度は、起歪体の材料および形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響が最小となる角度であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のひずみゲージ式荷重変換器。
  11. 共通のゲージベースと、
    前記ゲージベース上に一体的に形成され、測定が予定される起歪体の軸方向に添着されるべき第1のゲージ素子部と、
    前記ゲージベース上に、前記第1のゲージ素子部に対して所定角度傾斜させて一体的に形成された第2のゲージ素子部と、
    を備えてなり、
    前記所定角度は、前記測定が予定される前記起歪体の材料、形状に依存するポアソン比に基づく歪み成分の影響を極力小さくさせる角度に設定
    したことを特徴とするゲージ式荷重変換器用のシート状ひずみゲージ。
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