JP2010209692A - スタータ - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材の磨耗を抑制することで耐久性と信頼性を向上したスタータを提供すること。
【解決手段】ピニオンギヤ4と一方向クラッチ5が一体となったピニオン移動体が出力軸3上を移動するタイプのスタータ1において、一方向クラッチ5にはホルダ6が組み付けられる。そして、リング状を有するシール部材8が、その外周端部がハウジング7のノーズ部7aの内側に固定され、内周端部がホルダ6の外周面に摺動可能に当接するように設けられる。ここで、ホルダ6は一方向クラッチ5に対して相対回転可能に設けられている。即ち、ホルダ6はハウジング7に対して回転しないため、シール部材8を高速回転する一方向クラッチ5に当接させる場合に比べ、シール部材8の磨耗を格段に抑制することができる。これによって、スタータ1内部への異物や水分の侵入を防ぐシール性を長期に亘って維持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁スイッチの動作に連動してピニオンギヤが押し出され、エンジン側のリングギヤと噛み合うことでエンジンを始動するスタータに関する。
従来より、電磁スイッチによって駆動されるシフトレバーによってピニオンギヤが出力軸上を押し出され、エンジンのクランク軸に設けられたリングギヤと噛合うことでエンジンをクランキングするスタータが知られている。
特許文献1に記載のスタータは、ピニオンギヤと一方向クラッチが一体となったピニオン移動体が出力軸上を移動するタイプの電磁押し込み式スタータである。このスタータは、ピニオン移動体とハウジングのノーズ部の内周面との間からスタータ内部への異物や水分の侵入を防ぐために、ノーズ部の内周面にリング状のシール部材を設けている。このシール部材は、外径端部がノーズ部の内周面に固定され、内径端部がピニオン移動体の外周面と摺動可能に当接している。このような構成とすることで、ピニオン移動体の移動を規制することなく、シール性を確保している。
特開2003−176767号公報
上記の構成のスタータの作動時において、ピニオン移動体はモータの回転力を受けて高速で回転する。しかし、シール部材はハウジングの内周面に固定されるため、回転しない。このため、シール部材はピニオン移動体の回転による摩擦を受け、その内径端部が磨耗することで、シール性能が低下する懸念がある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、シール部材の磨耗を抑制することで耐久性と信頼性を向上したスタータの提供にある。
(請求項1の発明)
通電によって回転力を発生するモータと、このモータの回転トルクを受けて回転する出力軸と、この出力軸上に軸方向移動可能に設けられるピニオンギヤを有するピニオン移動体と、このピニオン移動体を内部に収容するハウジングと、ピニオン移動体とこのハウジングとの間をシールするシール部材と、を備え、ピニオン移動体が軸方向に押し出されることでピニオンギヤがリングギヤに噛み合いエンジンをクランキングするスタータにおいて、ピニオン移動体は、その外径側にピニオンギヤに対して相対回転可能に設けられることでピニオンギヤの回転速度よりも小さい回転速度となるように回転が規制されたホルダを有すると共に、シール部材は、ハウジングの内周面とホルダの外周面との間に介設されることを特徴とする。
シール部材を、ハウジングの内周面と、ピニオンギヤよりも小さい回転速度となるように回転を規制されたホルダの外周面との間に介設することによって、ホルダを設けない場合に比べてシール部材の磨耗を格段に抑制することができる。これによって、スタータ内部への異物や水分の侵入を防ぐシール性を長期に亘って維持することができるため、スタータの耐久性と信頼性を向上させることができる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載のスタータにおいて、ピニオン移動体は、シフトレバーによって出力軸上を軸方向に移動するものであって、シフトレバーの先端部はホルダに当接していることを特徴とする。
シフトレバーがホルダを介してピニオン移動体の軸方向移動を駆動することによって、ホルダを設けない場合に比べ、シフトレバーの先端部が磨耗することを抑制できる。このため、ピニオンギヤのリングギヤへの接触を均一にできるほか、シフトレバーの耐久性が向上する。
(請求項3の発明)
請求項2に記載のスタータにおいて、ホルダとシフトレバーの当接部には回り止め部が形成されると共に、シフトレバーの先端部が回り止め部に当接することを特徴とする。
これによって、ホルダが回転を始めても回り止め部がシフトレバーの先端部に引っかかることで、ホルダの回転を規制することができる。このため、シール部材やシフトレバーが磨耗することをより抑制できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載の何れかのスタータにおいて、ホルダは、外径方向に突出した凸部を有し、ハウジングの内周面において軸方向に延在する溝部が、凸部と係合することを特徴とする。
これによって、ホルダに回転力が伝達されても、凸部と溝部とが係合することでホルダがハウジングに対して相対回転不能に規制される。また、溝部は軸方向に延在しているので、凸部は溝部に対して軸方向の移動が許容されるため、ピニオン移動体の押し出しは規制されない。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載の何れかのスタータにおいて、シール部材は、ピニオン移動体が軸方向に移動した場合でも、常時ハウジングとホルダとの隙間をシールすることを特徴とする。
これによって、スタータの動作状態に関わらずシール性を維持することができるため、スタータの外部から内部への異物や水分の侵入を確実に防止することができる。
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載の何れかのスタータにおいて、ホルダは、潤滑性を有する樹脂からなることを特徴とする。
これによって、ホルダとピニオン移動体の回転部との相対回転において生じる摩擦を低減することができる。このため、ホルダの磨耗を抑制し、耐久性を確保することができる。また、ホルダの組付けを弾性を利用したスナップフィットによる場合、スムーズに組み付けることができる。
スタータの非作動時における断面図である(実施例1)。 スタータの作動時における断面図である(実施例1)。 ホルダの断面図と、そのA−A断面図である(実施例1)。 スタータの要部拡大図と、そのB−B断面図である(実施例2)。 非作動時のスタータの断面図である(実施例3)。 非作動時のスタータの断面図である(実施例4)。 非作動時のスタータの断面図である(実施例5)。
(実施例1)
実施例1のスタータ1について、図1〜3を用いて説明する。図1はスタータ1の非作動時における断面図、図2はスタータ1の作動時における断面図、図3は本発明の要部であるホルダ6の断面図とそのA−A断面図である。
実施例1のスタータ1は、図1に示す様に、通電によって回転力を発生するモータ2と、このモータ2の回転トルクを受けて回転する出力軸3と、この出力軸3に軸方向移動可能に設けられるピニオンギヤ4とクラッチ4bとホルダ6を有するピニオン移動体(後述する)と、このピニオン移動体を内部に収容するハウジング7と、ピニオン移動体とこのハウジング7との間をシールするシール部材8と、モータ2の通電回路に設けられるメイン接点(図示せず)を開閉する電磁スイッチ9と、この電磁スイッチ9の動作に連動してピニオン移動体の軸方向移動を駆動するシフトレバー10等より構成される。
モータ2は、電磁スイッチ9によりメイン接点が閉操作されると、車載バッテリ(図示せず)より電力の供給を受けて電機子に回転力を発生する周知の直流電動機である。
出力軸3は、モータ2の電機子軸と同一軸線上に配置され、軸方向の反モータ側端部が、ハウジング7に設けられるノーズ部7aの先端部に軸受を介して回転自在に支持され、モータ2の回転力を受けて回転可能に設けられている。
ピニオン移動体は、ピニオンギヤ4と一方向クラッチ5とホルダ6とで構成され、ハウジング7のノーズ部の内部であって、出力軸3上を軸方向移動可能に設けられる。
ピニオンギヤ4は、出力軸3の外周に回転可能に設けられ、リングギヤ12に回転力を伝達する働きを有する。このピニオンギヤ4は、軸方向の反リングギヤ側にインナ部4aが一体に設けられ、インナ部4aは後述の一方向クラッチ5の一部を構成する。
一方向クラッチ5は、出力軸3の外周に形成されたヘリカルスプラインに嵌合して出力軸3と一体に回転可能に設けられている。エンジン始動時には、モータ2の駆動トルクはインナ部4aを介してピニオンギヤ4に伝達される。一方で、エンジンの始動によってエンジン回転がスタータ1に伝達された時には、そのエンジン回転が一方向クラッチ5の入力側(モータ2側)へ伝わらない様に、入力側と出力側(ピニオンギヤ4側)との間が切り離されて、トルクの伝達を遮断する。
ホルダ6は、内径が一方向クラッチ5の外径よりも大きく設けられた有底円筒状を有し、一方向クラッチ5を内部に収容するように、一方向クラッチ5の外径側に反ピニオンギヤ4側から組み付けられる。ホルダ6の底部の中心には、出力軸3が挿通される円孔が形成される。ホルダ6の内周面と一方向クラッチ5の外周面は摺動可能であり、一方向クラッチ5とホルダ6は相対回転可能に設けられることで、ホルダ6の回転速度はピニオンギヤの回転速度よりも小さく規制される。また、ホルダ6は、その開口部内側に爪部6aが形成され、弾性を利用したスナップフィットによって爪部6aが一方向クラッチ5の外周端部に引っかかることで、一方向クラッチ5と一体に軸方向移動を可能にしている。ホルダ6の底部側には、軸方向反ピニオンギヤ4側に延設して形成されるシフトレバー10との当接部6bが設けられている。当接部6bは円柱形状を有し、その外径はホルダ6の一方向クラッチ5が収容される部分よりも小さく設けられている。また当接部6bの端部には鍔部6cが形成されており、この鍔部6cと底部との間にシフトレバー10の先端部が入り込むように構成されている。また、当接部6bには、外径方向に突出した回り止め部6dが形成され、シフトレバー10の先端部と当接するように設けられている。ここで、ホルダ6は、例えばナイロンなどの潤滑性を有する樹脂からなる。
なお、モータ2とピニオン移動体との間に減速機を配置しても良い。減速機は、例えば、モータ2の電機子軸と同軸上で減速できる遊星歯車減速装置を採用できる。
ハウジング7は、モータ2等が収容されるケースに嵌合し、反モータ2側には内部にピニオン移動体が移動する空間を有するノーズ部7aが形成されている。また、電磁スイッチ9はこのハウジング7に取り付けられている。
シール部材8は、リング状を有する例えばゴム製のリップシールであり、その外周端部がハウジング7のノーズ部7aの内側に固定されている。そして、シール部材8の内周端部はホルダ6の外周面と摺動可能に当接、または近接(約0.1〜0.5mm)しており、ハウジング7の開口部からスタータ1内部へ異物や水分が侵入することを防いでいる。そして、ピニオン移動体が出力軸3上の、スタータ1非作動時(図1参照)から作動時(図2参照)のいずれの位置にあっても、シール部材8がホルダ6に当接、または近接するように設けられ、常時ハウジングとホルダとの隙間をシールしている。
電磁スイッチ9は、始動スイッチ(図示せず)の閉操作によって車載バッテリから通電される電磁コイル(図示せず)と、この電磁コイルの内側を可動するプランジャとを有し、電磁コイルへの通電によって電磁石が形成されると、その電磁石にプランジャが吸引されてメイン接点を閉操作する。また、電磁コイルへの通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、図示しないリターンスプリングに蓄えられた反力によりプランジャが押し戻されてメイン接点を開操作する。
シフトレバー10は、その一端が電磁スイッチ9のプランジャに連結されており、他端がホルダ6に一体に形成された当接部6bに係合している。そして、プランジャの動作に連動してピニオン移動体の軸方向移動を駆動する。
次に、スタータ1の作動を説明する。
始動スイッチの閉操作により、電磁スイッチ9の電磁コイルへの通電により電磁石が形成されると、電磁石にプランジャが吸引され、そのプランジャの動きがシフトレバー10を介してピニオン移動体に伝達される。これにより、ピニオン移動体が出力軸3上をヘリカルスプラインの作用で回転しながらエンジン側(図1の左側)へ押し出されて、ピニオンギヤ4がリングギヤ12に噛み合わされる。
一方、プランジャの移動によりモータ回路のメイン接点が閉じると、バッテリからモータ2に給電されて電機子に回転力が生じる。この電機子の回転が一方向クラッチ5を介して出力軸3に伝達され、出力軸3と一体にピニオンギヤ4が回転することにより、ピニオンギヤ4からリングギヤ12にモータ2の駆動トルクが伝達されて、エンジンをクランキングする。
クランキングからエンジンが完爆して始動スイッチが開操作されると、電磁コイルへの通電が停止して電磁石の吸引力が消滅することにより、リターンスプリングに蓄えられた反力でプランジャが押し戻される。その結果、メイン接点が開いてバッテリからモータ2への給電が停止され、電機子の回転が次第に減速して停止する。
また、プランジャが押し戻されると、エンジン始動時と反対方向にシフトレバー10が揺動するため、ピニオン移動体が反エンジン方向(図1の右方向)へ押し戻されることにより、ピニオンギヤ4がリングギヤ12から離脱して、図1に示す停止位置まで後退する。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ1のピニオン移動体に組み付けられるホルダ6は、一方向クラッチ5に対して相対回転可能に設けられることで、ピニオンギヤ4の回転速度よりも小さい回転速度となるように規制され、更にホルダ6にはシフトレバー10と当接する回り止め部が形成されることで、ホルダ6はハウジング7に対して回転不能に設けられている。そこで、シール部材8をハウジング7の内周面とホルダ6の外周面との間に介設させることによって、シール部材8を高速回転する一方向クラッチ5に当接させる場合に比べ、シール部材8の磨耗を格段に抑制することができる。これによって、スタータ1内部への異物や水分の侵入を防ぐシール性を長期に亘って維持することができるため、スタータ1の耐久性と信頼性を向上させることができる。
そして、シール部材8がピニオン移動体の移動する全範囲においてホルダ6と当接、または近接することによって、スタータ1の動作状態に関わらずシール性を維持することができるため、スタータ1の外部から内部への異物や水分の侵入を確実に防止することができる。
また、シフトレバー10がホルダ6を介してピニオン移動体の軸方向移動を駆動することによって、シフトレバー10を高速回転する一方向クラッチ5に当接させる場合に比べ、シフトレバー10の先端部が磨耗することを抑制できる。このため、ピニオンギヤ4のリングギヤ12への接触を均一にできるほか、シフトレバー10の耐久性が向上する。
ホルダ6はナイロンなどの潤滑性を有する樹脂からなることによって、ホルダ6とピニオン移動体の回転部との相対回転において生じる摩擦を低減することができる。このため、ホルダ6の磨耗を抑制し、耐久性を確保することができる。また、ホルダ6の組付けを弾性を利用したスナップフィットによる場合、スムーズに組み付けることができる。
(実施例2)
実施例2のスタータ1について、図4を用いて説明する。図4はスタータ1の要部拡大図とB−B断面図である。
本実施例2のスタータ1は、ホルダ6の開口部の外周面に外径方向に突出した凸部6eを複数有する。また、ハウジング7のノーズ部7aの内周面には軸方向に延在する溝部7bが複数形成され、凸部6eに係合するように構成している。
これによって、ホルダ6に回転力が伝達されても、凸部6eと溝部7bとが係合することでホルダ6がハウジング7のノーズ部7aに対して相対回転不能に規制される。また、溝部7bは軸方向に延在しているので、凸部6eは溝部7bに対して軸方向の移動が許容されるため、ピニオン移動体の押し出しは規制されない。
(実施例3)
実施例3のスタータ1について、図5を用いて説明する。図5はスタータ1の非作動時における断面図である。
本実施例3のスタータ1は、実施例1、2のスタータ1が、ピニオンギヤ4と一方向クラッチ5が一体となったピニオン移動体が出力軸3上を移動するタイプであるのに対し、ピニオンギヤ4と一方向クラッチ5が分離して設けられ、ピニオンギヤ4のみが出力軸3上を移動するタイプである。
このタイプのスタータ1においては、ホルダ6はピニオンギヤ4に組み付けられる。ホルダ6は、その開口部内側には爪部6aが形成され、弾性を利用したスナップフィットにより爪部6aがピニオンギヤ4の反ギヤ側に形成された凹部に係合することで、ピニオンギヤ4と一体に軸方向移動を可能にしている。また、ピニオンギヤ4とホルダ6は相対回転可能に設けられる。
これによって、ピニオンギヤ4のみが出力軸3上を移動するタイプのスタータにおいても、ホルダ6を設けることによって、実施例1と同様にシール部材の磨耗を抑制する効果が得られる。
その他の構成や効果は、実施例1と同様である。
(実施例4)
実施例4のスタータ1について、図6を用いて説明する。図6はスタータ1の非作動時における断面図である。
本実施例4のスタータ1は、実施例3と同様にピニオンギヤ4のみが出力軸上を移動するタイプである。実施例1〜3のスタータ1では、シール部材8の外周端部がハウジング7のノーズ部7aの内側に固定されているのに対し、本実施例4のスタータ1では、シール部材8の内周端部がホルダ6の外側に固定されている。そして、シール部材8の外周端部がノーズ部7aの内側面と摺動可能に当接、または近接(約0.1〜0.5mm)しており、ハウジング7の開口部からスタータ1内部へ異物や水分が侵入することを防いでいる。
尚、ピニオンギヤ4と一方向クラッチ5が一体に出力上を移動するタイプのスタータにおいても、本実施例4のようにシール部材8をホルダ6に固定する構成をとすることができる。
その他の構成や効果は、実施例1と同様である。
(実施例5)
実施例5のスタータ1について、図7を用いて説明する。図7はスタータ1の非動作時における断面図である。
実施例5のスタータ1は、実施例1〜4のスタータ1のホルダ6が、その開口部内側に形成された爪部6aを利用したスナップフィットによって一方向クラッチ5と一体に軸方向移動するのに対し、ホルダ6の当接部6bの端部にCリング等を設けることによって一方向クラッチ5と一体に軸方向移動を可能にしている。
尚、実施例3、4のように、ピニオンギヤ4のみが出力軸3上を移動するタイプのスタータ1においても、Cリング等を用いた組み付けが可能である。
その他の構成、効果は実施例1と同様である。
1 スタータ
2 モータ
3 出力軸
4 ピニオンギヤ
6 ホルダ
6a 爪部
6b 係合部
6d 回り止め部
6e 凸部
7 ハウジング
7b 溝部
8 シール部材
10 シフトレバー

Claims (6)

  1. 通電によって回転力を発生するモータと、
    このモータの回転トルクを受けて回転する出力軸と、
    この出力軸上に軸方向移動可能に設けられるピニオンギヤを有するピニオン移動体と、
    このピニオン移動体を内部に収容するハウジングと、
    前記ピニオン移動体とこのハウジングとの間をシールするシール部材と、を備え、
    前記ピニオン移動体が軸方向に押し出されることで前記ピニオンギヤがリングギヤに噛み合いエンジンをクランキングするスタータにおいて、
    前記ピニオン移動体は、その外径側に前記ピニオンギヤに対して相対回転可能に設けられることで前記ピニオンギヤの回転速度よりも小さい回転速度となるように回転が規制されたホルダを有すると共に、前記シール部材は、前記ハウジングの内周面と前記ホルダの外周面との間に介設されることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載のスタータにおいて、
    前記ピニオン移動体は、シフトレバーによって前記出力軸上を軸方向に移動するものであって、前記シフトレバーの先端部は前記ホルダに当接していることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項2に記載のスタータにおいて、
    前記ホルダと前記シフトレバーの当接部には回り止め部が形成されると共に、前記シフトレバーの先端部が前記回り止め部に当接することを特徴とするスタータ。
  4. 請求項1〜3に記載の何れかのスタータにおいて、
    前記ホルダは、外径方向に突出した凸部を有し、前記ハウジングの内周面において軸方向に延在する溝部が、前記凸部と係合することを特徴とするスタータ。
  5. 請求項1〜4に記載の何れかのスタータにおいて、
    前記シール部材は、前記ピニオン移動体が軸方向に移動した場合でも、常時前記ハウジングと前記ホルダとの隙間をシールすることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項1〜5に記載の何れかのスタータにおいて、
    前記ホルダは、潤滑性を有する樹脂からなることを特徴とするスタータ。
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