JP2010205994A - 固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器 - Google Patents

固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像画像の画像品質を向上する。
【解決手段】撮像領域PAの中心と周囲との間において、層内レンズ120のレンズ形状が異なるように層内レンズ120の形成を行う。ここでは、撮像領域にて配置された画素位置が中心から離れるに伴って、その層内レンズ120の中心が、フォトダイオード21の中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器に関する。特に、本発明は、基板の撮像面に複数の光電変換部が配置されていると共に、その光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で複数の層内レンズが形成されている固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器に関する。
デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどの電子機器は、固体撮像装置を含む。たとえば、固体撮像装置として、CMOS(Complementary Metal Oxicide Semiconductor)型イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサを含む。
固体撮像装置においては、複数の画素が形成されている撮像領域が、半導体基板の面に設けられている。複数の画素のそれぞれにおいては、曲面レンズを介して入射する光を受光し、その受光した光を光電変換することによって信号電荷を生成する光電変換部が設けられている。たとえば、フォトダイオードが、この光電変換部として形成されている。
この固体撮像装置においては、たとえば、光電変換部の上方にオンチップレンズが配置されている。そして、この光電変換部とオンチップレンズとの間に、層内レンズを配置することが提案されている。層内レンズは、オンチップレンズを介して入射した光を、効率的に光電変換部へ照射するために、設けられている。たとえば、複数の層内レンズのそれぞれは、光電変換部へ向かう方向へ突き出た下凸構造で形成されている(たとえば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開2002−359363号公報 特開2007−324481号公報
固体撮像装置においては、撮像領域の位置に応じて、画素が受光する主光線の角度が異なることに起因して、撮像画像の画像品質が低下する場合がある。
具体的には、撮像領域の中心部分においては、曲面レンズを介して入射する主光線の角度は、撮像領域に対して、ほぼ垂直である。これに対して、撮像領域の周辺部分においては、曲面レンズを介して入射する主光線の角度は、撮像領域に垂直な方向に対して、傾斜して入射する。このため、撮像画像の中心部分が明るい画像になり、周辺部分が暗い画像になる場合があるので、撮像画像の画像品質が低下する場合がある。
すなわち、撮像領域の中心部分と周辺部分との間において感度差が生じるために、撮像画像の画像品質が低下する場合がある。
したがって、本発明は、撮像画像の画像品質を向上可能な、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器を提供する。
本発明の固体撮像装置は、基板の撮像面に配置されている複数の光電変換部と、前記光電変換部の上方にて前記複数の光電変換部のそれぞれに対応して設けられており、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成されている複数の層内レンズとを有し、前記複数の層内レンズのそれぞれは、前記撮像面の中心と周囲との間においてレンズ形状が異なるように形成されている。
本発明の電子機器は、基板の撮像面に配置されている複数の光電変換部と、前記光電変換部の上方にて前記複数の光電変換部のそれぞれに対応して設けられており、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成されている複数の層内レンズとを有し、前記複数の層内レンズのそれぞれは、前記撮像面の中心と周囲とにおいてレンズ形状が異なっている。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、基板の撮像面に配置された複数の光電変換部のそれぞれに対応するように、複数の層内レンズを、前記光電変換部の上方において、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成する層内レンズ形成工程を有し、前記層内レンズ形成工程においては、前記複数の層内レンズのそれぞれを、前記撮像面の中心と周囲とにおいてレンズ形状が異なるように形成する。
本発明においては、上述したように、複数の層内レンズのそれぞれを、撮像面の中心と周囲とにおいてレンズ形状が異なるように形成することで、撮像領域の中心部分と周辺部分との間において感度差が生ずることを防止する。
本発明によれば、撮像画像の画像品質を向上可能な、固体撮像装置、および、その製造方法、電子機器を提供することができる。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、カメラ40の構成を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1の全体構成の概略を示す平面図である。 図3は、本発明にかかる実施形態1において、撮像領域PAにおいて設けられた画素Pの要部を示す回路図である。 図4は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1の要部を示す断面図である。 図5は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1の要部を示す断面図である。 図6は、本発明にかかる実施形態1において、層内レンズ120を構成する各レンズ材層121,122,123と、フォトダイオード21との関係を示す平面図である。 図7は、本発明にかかる実施形態1において、層内レンズ120を構成する各レンズ材層121,122,123と、フォトダイオード21との関係を示す平面図である。 図8は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図9は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図10は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。 図11は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1に入射した主光線の様子を示す図である。 図12は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1に入射した主光線の様子を示す図である。 図13は、本発明にかかる実施形態2において、固体撮像装置1bの要部を示す断面図である。 図14は、本発明にかかる実施形態2において、固体撮像装置1bの要部を示す断面図である。 図15は、本発明にかかる実施形態3において、固体撮像装置1cの要部を示す断面図である。 図16は、本発明にかかる実施形態3において、固体撮像装置1cの要部を示す断面図である。 図17は、本発明にかかる実施形態4において、固体撮像装置1dの要部を示す断面図である。 図18は、本発明にかかる実施形態4において、固体撮像装置1dの要部を示す断面図である。 図19は、本発明にかかる実施形態5において、固体撮像装置1eの要部を示す断面図である。 図20は、本発明にかかる実施形態5において、固体撮像装置1eの要部を示す断面図である。 図21は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。 図22は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。 図23は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。 図24は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、説明は、下記の順序で行う。
1.実施形態1
2.実施形態2(層内レンズがテーパー状の場合)
3.実施形態3(層内レンズの屈折率がフォトダイオードへ向かって小さくなる場合)
4.実施形態4(層内レンズの屈折率がフォトダイオードへ向かって大きくなる場合)
5.実施形態5(光導波路を含む場合)
6.その他
<1.実施形態1>
(装置構成)
(1)カメラの要部構成
図1は、本発明にかかる実施形態1において、カメラ40の構成を示す構成図である。
図1に示すように、カメラ40は、固体撮像装置1と、曲面レンズ42と、駆動回路43と、信号処理回路44とを有する。各部について、順次、説明する。
固体撮像装置1は、曲面レンズ42を介して入射する光(被写体像)を撮像面PSで受光して光電変換することによって、信号電荷を生成する。ここでは、固体撮像装置1は、駆動回路43から出力される駆動信号に基づいて駆動する。具体的には、信号電荷を読み出して、ローデータとして出力する。
本実施形態においては、図1に示すように、固体撮像装置1は、撮像面PSの中心部分においては、曲面レンズ42から出射される主光線H1が、撮像面PSに対して垂直な角度で入射する。一方で、撮像面PSの周辺部分においては、主光線H2が、固体撮像装置1の撮像面PSに対して垂直な方向に対して傾斜した角度で入射する。
曲面レンズ42は、入射する被写体像による光Hを、固体撮像装置1の撮像面PSへ集光するように配置されている。
本実施形態においては、曲面レンズ42は、光軸が固体撮像装置1の撮像面PSの中心に対応するように設けられている。このため、曲面レンズ42は、図1に示すように、固体撮像装置1の撮像面PSの中心部分に対しては、撮像面PSに垂直な角度で主光線H1を出射する。一方で、撮像面PSの周辺部分に対しては、撮像面PSに垂直な方向に対して傾斜した角度で主光線H2を出射する。
駆動回路43は、各種の駆動信号を固体撮像装置1と信号処理回路44とに出力し、固体撮像装置1と信号処理回路44とを駆動させる。
信号処理回路44は、固体撮像装置1から出力されたローデータについて信号処理を実施することによって、被写体像についてデジタル画像を生成するように構成されている。
(2)固体撮像装置の要部構成
固体撮像装置1の全体構成について説明する。
図2は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1の全体構成の概略を示す平面図である。
本実施形態の固体撮像装置1は、CMOS型イメージセンサであり、図2に示すように、基板101を含む。この基板101は、たとえば、シリコンからなる半導体基板であり、図2に示すように、基板101の面においては、撮像領域PAと、周辺領域SAとが設けられている。
撮像領域PAは、図2に示すように、矩形形状であり、複数の画素Pがx方向とy方向とのそれぞれに、配置されている。つまり、画素Pがマトリクス状に並んでいる。そして、撮像領域PAにおいては、その中心が、図1に示した曲面レンズ42の光軸に対応するように配置されている。
この撮像領域PAは、図1に示した撮像面に相当する。このため、上述したように、撮像領域PAにて中心部分に配置された画素Pにおいては、撮像領域PAの面に対して垂直な角度で主光線(図1のH1)が入射する。一方で、撮像領域PAにて周辺部分に配置された画素Pにおいては、撮像領域PAの面に対して垂直な方向に対して傾斜した角度で主光線(図1のH2)が入射する。
周辺領域SAは、図2に示すように、撮像領域PAの周囲に位置している。そして、この周辺領域SAにおいては、画素Pにおいて生成された信号電荷を処理する周辺回路が設けられている。
具体的には、図2に示すように、この周辺回路としては、垂直選択回路13と、カラム回路14と、水平選択回路15と、水平信号線16と、出力回路17と、タイミングジェネレータ(TG)18とが、設けられている。
垂直選択回路13は、たとえば、シフトレジスタを含み、画素Pを行単位で選択駆動する。
カラム回路14は、たとえば、S/H(サンプルホールド)回路およびCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)回路を含む。そして、カラム回路14は、列単位で画素Pから読み出した信号について信号処理を実施する。
水平選択回路15は、たとえば、シフトレジスタを含み、カラム回路14によって各画素Pから読み出した信号を、順次、選択して出力する。そして、水平選択回路15の選択駆動によって、順次、画素Pから読み出した信号を、水平信号線16を介して出力回路17に出力する。
出力回路17は、たとえば、デジタルアンプを含み、水平選択回路15によって出力された信号について、増幅処理などの信号処理が実施後、外部へ出力する。
タイミングジェネレータ18は、各種のタイミング信号を生成し、垂直選択回路13、カラム回路14、水平選択回路15に出力することで、各部について駆動制御を行う。
(3)画素の要部構成
図3は、本発明にかかる実施形態1において、撮像領域PAにおいて設けられた画素Pの要部を示す回路図である。
撮像領域PAにおいて設けられた画素Pは、図3に示すように、フォトダイオード21と、転送トランジスタ22と、増幅トランジスタ23と、アドレストランジスタ24と、リセットトランジスタ25とを含む。つまり、フォトダイオード21と、このフォトダイオード21から信号電荷を読み出す動作を実施する画素トランジスタとが、設けられている。
画素Pにおいて、フォトダイオード21は、被写体像による光を受光し、その受光した光を光電変換することによって信号電荷を生成し蓄積する。フォトダイオード21は、図3に示すように、転送トランジスタ22を介して、増幅トランジスタ23のゲートに接続されている。そして、フォトダイオード21においては、増幅トランジスタ23のゲートに接続されているフローティングディフュージョンFDへ、その蓄積した信号電荷が、転送トランジスタ22によって出力信号として転送される。
画素Pにおいて、転送トランジスタ22は、図3に示すように、フォトダイオード21とフローティングディフュージョンFDとの間において介在するように設けられている。そして、転送トランジスタ22は、転送線26からゲートに転送パルスが与えられることによって、フォトダイオード21において蓄積された信号電荷を、フローティングディフュージョンFDに出力信号として転送する。
画素Pにおいて、増幅トランジスタ23は、図3に示すように、ゲートがフローティングディフュージョンFDに接続されており、フローティングディフュージョンFDを介して出力される出力信号を増幅する。ここでは、増幅トランジスタ23は、アドレストランジスタ24を介して垂直信号線27に接続され、撮像領域PA以外に設けられている定電流源Iとソースフォロアを構成している。そして、増幅トランジスタ23は、アドレストランジスタ24にアドレス信号が供給されることによって、フローティングディフュージョンFDから出力された出力信号が増幅される。
画素Pにおいて、アドレストランジスタ24は、図3に示すように、アドレス信号が供給されるアドレス線28にゲートが接続されている。アドレストランジスタ24は、アドレス信号が供給された際にはオン状態になり、上記のように増幅トランジスタ23によって増幅された出力信号を、垂直信号線27に出力する。そして、その出力信号は、垂直信号線27を介して、上述したカラム回路14のS/H・CDS回路に出力される。
画素Pにおいて、リセットトランジスタ25は、図3に示すように、リセット信号が供給されるリセット線29にゲートが接続され、また、電源VddとフローティングディフュージョンFDとの間において介在するように接続されている。そして、リセットトランジスタ25は、リセット線29からリセット信号がゲートに供給された際に、フローティングディフュージョンFDの電位を、電源Vddの電位にリセットする。
上記のように画素を駆動する動作は、各トランジスタ22,24,25の各ゲートが、水平方向xに並ぶ複数の画素からなる行単位で接続されていることから、その行単位にて並ぶ複数の画素について同時に行われる。具体的には、上述した垂直選択回路13によって供給されるアドレス信号によって、水平ライン(画素行)単位で垂直な方向に順次選択される。そして、タイミングジェネレータ18から出力される各種タイミング信号によって各画素のトランジスタが制御される。これにより、各画素における出力信号が垂直信号線27を通して画素列毎にカラム回路14のS/H・CDS回路に読み出される。
(4)固体撮像装置の詳細構成
本実施形態にかかる固体撮像装置1の詳細内容について説明する。
図4と図5は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1の要部を示す断面図である。ここで、図4は、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの断面を示している。一方で、図5は、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの断面を示している。図5では、右側が撮像領域PAの中心側であって、左側が撮像領域PAの周辺側の場合を示している。
なお、撮像領域PAにおいては、図3に示したように画素Pが構成されているが、フォトダイオード21を除き、その画素Pを構成する他の各部材については、図示を省略している。
図4と図5とに示すように、固体撮像装置1においては、フォトダイオード21と、層内レンズ120と、カラーフィルタ130と、オンチップレンズ140とが、画素Pに対応して形成されている。また、ここでは、図4と図5とに示すように、層内レンズ120が、第1の層内レンズ材層121と、第2の層内レンズ材層122と、第3の層内レンズ材層123とによって構成されている。
各部について順次説明する。
フォトダイオード21は、図4と図5とに示すように、基板101の面に設けられており、光を受光面JSで受光し光電変換することによって信号電荷を生成する。フォトダイオード21は、図2において示した複数の画素Pのそれぞれに対応するように、複数が、基板101の面において配置されている。
そして、フォトダイオード21の上方においては、配線層110が設けられている。この配線層110においては、各素子に電気的に接続された配線110hが絶縁層110z内に形成されている。絶縁層110zは、光を透過する光透過性材料で形成されている。たとえば、絶縁層110zは、シリコン酸化膜(屈折率n=1.43)で形成されている。また、配線110hは、金属などの導電材料によって形成されている。
この他に、フォトダイオード21の上方においては、図4と図5とに示すように、層内レンズ120とカラーフィルタ130とオンチップレンズ140とが配置されている。ここでは、受光面JSの側から、層内レンズ120,カラーフィルタ130,オンチップレンズ140が、順次、配置されている。
本実施形態では、図4と図5とを比較して判るように、画素Pの位置に応じて、フォトダイオード21に対して、各部120,130,140が配置された位置が異なっている。ここでは、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、各部120,130,140の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように設けられている。
具体的には、図4に示すように、撮像領域PAにて中心部分に配置された画素Pでは、受光面JSの上方にて、各部120,130,140の中心位置が、受光面JSの中心軸Cに一致するように設けられている。
一方で、図5に示すように、撮像領域PAにて周辺部分に配置された画素Pでは、受光面JSの上方において、各部120,130,140の中心位置が、受光面JSの中心軸Cに一致せず、xy面に沿った一方の側へシフトしている。図5では、上述したように、右側が撮像領域PAの中心側であって、左側が撮像領域PAの周辺側の場合を示している。このため、各部120,130,140の中心位置は、受光面JSの中心に対して、右側へシフトするように設けられている。
なお、図示していないが、図5とは逆に、左側が撮像領域PAの中心側であって、右側が撮像領域PAの周辺側の場合には、各部120,130,140の中心位置は、受光面JSの中心に対して、左側へシフトするように設けられている。すなわち、各画素Pにて設けられた各フォトダイオード21の間のピッチよりも、各部120,130,140におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。
層内レンズ120は、図4と図5に示すように、基板101の面の上方において、配線層110上に位置するように形成されている。
本実施形態においては、図4と図5とを比較して判るように、フォトダイオード21に対して層内レンズ120が配置された位置は、画素Pの位置に応じて異なっている。ここでは、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、層内レンズ120の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように設けられている。すなわち、各画素Pにて設けられた各フォトダイオード21の間におけるピッチよりも、各層内レンズ120の間におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。
また、層内レンズ120は、カラーフィルタ130から出射された光を基板101の面に集光するように構成されている。具体的には、層内レンズ120は、フォトダイオード21の受光面JSへ向かう方向にて、中心が縁よりも厚く形成されている。
本実施形態においては、層内レンズ120は、図4と図5とに示すように、フォトダイオード21の受光面JSに沿った面の面積が、オンチップレンズ140側からフォトダイオード21側へ向かう方向にて、階段状に、順次、小さくなるように形成されている。
具体的には、層内レンズ120は、第1のレンズ材層121と、第2のレンズ材層122と、第3のレンズ材層123を含む。第1から第3のレンズ材層121,122,123のそれぞれは、フォトダイオード21の受光面JSの上方において、順次、積層されている。この層内レンズ120においては、受光面JSに垂直なz方向に沿った側面において段差が形成されるように、各レンズ材層121,122,123の側面が、xy面の方向にて互いに異なる位置に設けられている。
各レンズ材層121,122,123のそれぞれは、その周囲にある層間絶縁膜111,112,113よりも屈折率が高い光学材料を用いて形成される。たとえば、プラズマCVD法によって堆積させたシリコン窒化物(屈折率2.0)によって、各レンズ材層121,122,123が形成される。
層内レンズ120において、第1のレンズ材層121は、図4と図5とに示すように、複数のレンズ材層121,122,123のうち、受光面JSに最も近い位置に設けられている。
また、層内レンズ120において、第2のレンズ材層122は、図4と図5とに示すように、第1のレンズ材層121と、第3のレンズ材層123との間に設けられている。
そして、層内レンズ120において、第3のレンズ材層123は、図4と図5とに示すように、複数のレンズ材層121,122,123のうち、受光面JSから最も遠い位置に設けられている。
図6と図7は、本発明にかかる実施形態1において、層内レンズ120を構成する各レンズ材層121,122,123と、フォトダイオード21との関係を示す平面図である。ここで、図6は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図7は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。図6と図7とにおいては、図示の都合上、層内レンズ120を構成する各レンズ材層121,122,123を示し、フォトダイオード21を点線で示している。
図6と図7とに示すように、第1から第3のレンズ材層121,122,123は、平面形状が、矩形状であって、それぞれが相似形になるように形成されている。つまり、各レンズ材層121,122,123は、パターン形状が同じであるが、面積が異なるように形成されている。ここでは、第1のレンズ材層121は、第2のレンズ材層122よりも面積が大きくなるように形成されている。そして、第2のレンズ材層122は、第3のレンズ材層123よりも面積が大きくなるように形成されている。
すなわち、複数のレンズ材層121,122,123のそれぞれは、フォトダイオード21に最も近い第1のレンズ材層121の下面が、フォトダイオード21から最も離れた第3のレンズ材層123の上面に比べて、面積が狭くなるように形成されている。
具体的には、図6に示すように、撮像領域PAにて中心部分に配置された画素Pでは、各レンズ材層121,122,123は、その中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心Cに一致するように設けられている。
一方で、図7に示すように、撮像領域PAにて周辺部分に配置された画素Pでは、各レンズ材層121,122,123のそれぞれは、その中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心Cに一致せずに、xy面に沿った一方の側へシフトしている。図7は、図5と同様に、右側が撮像領域PAの中心側であって、左側が撮像領域PAの周辺側の場合を示している。このため、この部分については、第1から第3のレンズ材層121,122,123の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心Cに対して、順次、右側へシフトするように設けられている。
カラーフィルタ130は、図4と図5に示すように、基板101の面の上方において、層内レンズ120上に位置するように形成されている。カラーフィルタ130は、被写体像による光を着色して、基板101の面に出射するように構成されている。たとえば、カラーフィルタ130は、着色顔料とフォトレジスト樹脂とを含む塗布液を、スピンコート法などのコーティング方法によって塗布して塗膜を形成後、リソグラフィ技術によって、その塗膜をパターン加工して形成される。図示を省略しているが、カラーフィルタ130は、グリーンフィルタ層と、レッドフィルタ層と、ブルーフィルタ層とのいずれかとして、各画素Pに設けられている。たとえば、グリーンフィルタ層と、レッドフィルタ層と、ブルーフィルタ層とのそれぞれは、ベイヤー配列で並ぶように配置されている。
本実施形態においては、図4と図5とを比較して判るように、フォトダイオード21に対してカラーフィルタ130が配置された位置は、画素Pの位置に応じて異なっている。ここでは、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、カラーフィルタ130の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように設けられている。すなわち、各画素Pにて設けられた各フォトダイオード21の間におけるピッチよりも、各カラーフィルタ130の間におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。また、これと共に、各画素Pにて設けられた各層内レンズ120の間におけるピッチよりも、各カラーフィルタ130の間におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。
オンチップレンズ140は、図4と図5とに示すように、基板101の面の上方において、カラーフィルタ130上に位置するように形成されている。このオンチップレンズ140は、入射した光をフォトダイオード21の受光面JSへ集光するように構成されている。具体的には、オンチップレンズ140は、フォトダイオード21の受光面JSへ向かう方向にて、中心が縁よりも厚く形成されている。
本実施形態においては、図4と図5とを比較して判るように、フォトダイオード21に対してオンチップレンズ140が配置された位置は、画素Pの位置に応じて異なっている。ここでは、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、オンチップレンズ140の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように設けられている。すなわち、各画素Pにて設けられた各フォトダイオード21の間におけるピッチよりも、各オンチップレンズ140の間におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。また、これと共に、各画素Pにて設けられた各層内レンズ120の間におけるピッチよりも、各オンチップレンズ140の間におけるピッチの方が、狭くなるように設けられている。
(製造方法)
以下より、上記の固体撮像装置1を製造する製造方法の要部について説明する。具体的には、固体撮像装置1において層内レンズ120を形成する工程について詳細に説明する。
図8と図9と図10は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1を製造する方法の各工程にて設けられた要部を示す断面図である。図8と図9と図10とにおいて、(a)は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、(b)は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
(1)第1のレンズ材層121の形成
まず、図8に示すように、層内レンズ120を構成する第1のレンズ材層121の形成を実施する。
ここでは、図8に示すように、配線層110上に、第1のレンズ材層121を形成する。
たとえば、配線層110上に層間絶縁膜111を形成後、その層間絶縁膜111において、第1のレンズ材層121を形成する領域に開口を形成する。たとえば、CVD法によって、シリコン酸化膜を成膜することで、層間絶縁膜111を形成する。そして、たとえば、フォトリソグラフィ技術を用いて、その層間絶縁膜111に開口を形成する。
本実施形態においては、たとえば、異方性のエッチング処理を実施することで、基板101の面に垂直な方向に開口の側面が沿うように、この形成を行う。
その後、層間絶縁膜111に形成した開口を埋め込むように、光学材料を成膜することによって、第1のレンズ材層121を形成する。たとえば、プラズマCVD法によってシリコン窒化物を堆積後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理の実施によって、その表面を平坦化する。このようにすることで、第1のレンズ材層121が、その開口の内部に形成される。
本実施形態においては、図8(a),(b)に示すように、撮像領域PAにおける画素Pの位置に応じて、フォトダイオード21に対する第1のレンズ材層121の位置が、異なるように、第1のレンズ材層121を形成する。
具体的には、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、第1のレンズ材層121の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように、この形成を実施する。つまり、各画素Pにて設けられた各フォトダイオード21の間におけるピッチよりも、各第1のレンズ材層121の間におけるピッチの方が、狭くなるように形成する。
(2)第2のレンズ材層122の形成
つぎに、図9に示すように、層内レンズ120を構成する第2のレンズ材層122の形成を実施する。
ここでは、図9に示すように、第1のレンズ材層121上に、第2のレンズ材層122を形成する。
たとえば、第1のレンズ材層121上に層間絶縁膜112を形成後、その層間絶縁膜112において、第2のレンズ材層122を形成する領域に開口を形成する。第1のレンズ材層121の場合と同様にして、層間絶縁膜112に開口を形成する。
その後、第1のレンズ材層121の場合と同様にして、層間絶縁膜112に形成した開口に光学材料を埋め込むことで、第2のレンズ材層122を形成する。
本実施形態においては、図9(a),(b)に示すように、第1のレンズ材層121と同様に、撮像領域PAにおける画素Pの位置に応じて、フォトダイオード21に対する第2のレンズ材層122の位置が異なるように、第2のレンズ材層122を形成する。
具体的には、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、第2のレンズ材層122の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように、この形成を実施する。ここでは、各画素Pにおける各第1のレンズ材層121の間におけるピッチよりも、各第2のレンズ材層122の間におけるピッチの方が、狭くなるように形成する。
(3)第3のレンズ材層123の形成
つぎに、図10に示すように、層内レンズ120を構成する第1のレンズ材層121の形成を実施する。
ここでは、図10に示すように、第2のレンズ材層122上に、第3のレンズ材層123を形成する。
たとえば、第2のレンズ材層122上に層間絶縁膜113を形成後、その層間絶縁膜113において、第3のレンズ材層123を形成する領域に開口を形成する。第1および第2のレンズ材層121,122の場合と同様にして、層間絶縁膜113に開口を形成する。
その後、第1および第2のレンズ材層121,122の場合と同様にして、層間絶縁膜113に形成した開口に光学材料を埋め込むことで、第3のレンズ材層123を形成する。
本実施形態においては、図10(a),(b)に示すように、撮像領域PAにおける画素Pの位置に応じて、フォトダイオード21に対する第3のレンズ材層123の位置が異なるように、第3のレンズ材層123を形成する。
具体的には、撮像領域PAにて配置された画素Pの位置が撮像領域PAの中心から離れるに伴って、第2のレンズ材層122の中心位置が、フォトダイオード21の受光面JSの中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように、この形成を実施する。ここでは、各画素Pにおける各第2のレンズ材層122の間におけるピッチよりも、各第3のレンズ材層123の間におけるピッチの方が、狭くなるように形成する。
この後、図4,図5に示したように、カラーフィルタ130,オンチップレンズ140の形成を実施し、固体撮像装置1を完成させる。
(動作)
図11と図12は、本発明にかかる実施形態1において、固体撮像装置1に入射した主光線の様子を示す図である。ここで、図11は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図12は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
図11に示すように、撮像領域PAの中心部分においては、フォトダイオード21の上方から、主光線H1が、受光面JSに対して垂直な角度で入射する。そして、その主光線H1は、その角度のまま、オンチップレンズ140を介して、カラーフィルタ130へ入射する。その後、図11に示すように、カラーフィルタ130を出射した主光線H1が、層内レンズ120に入射する。
ここでは、層内レンズ120は、図11において一点鎖線で示すようなレンズ面Lcを構成する。つまり、層内レンズ120は、レンズ面Lcが、受光面JSの中心に垂直な軸を介して対称な下凸レンズとして形成されている。このため、層内レンズ120においては、オンチップレンズ140の場合と同様に、受光面JSに対して垂直な角度で主光線H1が出射する。そして、この主光線H1は、配線層110を介在して、フォトダイオード21の受光面JSへ入射する。
一方で、図12に示すように、撮像領域PAの周辺部分においては、フォトダイオード21の上方から、主光線H2が、受光面JSに対して垂直な方向に対して傾斜した角度で入射する。そして、その主光線H1は、その角度のまま、オンチップレンズ140を介して、カラーフィルタ130へ入射する。その後、図12に示すように、カラーフィルタ130を出射した主光線H2が、層内レンズ120に入射する。
ここでは、層内レンズ120は、図12において一点鎖線で示すようなレンズ面Lsを構成する。層内レンズ120は、レンズ面Lsが、受光面JSの中心に垂直な軸を介して非対称な下凸レンズとして形成されている。つまり、逆さ釣鐘を斜めにずらしたようなレンズを形成する。具体的には、層内レンズ120は、図12に示すように、主光線H2を屈折させて、主光線H2がフォトダイオード21の受光面JSの中心へ近づくように、レンズ面Lsを設計して形成する。このため、層内レンズ120を出射した主光線H2は、配線層110を介在して、フォトダイオード21の受光面JSへ入射される。
(まとめ)
以上のように、本実施形態は、複数のフォトダイオード21の上方においては、そのフォトダイオード21へ向かう方向へ突き出た形状で複数の層内レンズ120が形成されている。この複数の層内レンズ120のそれぞれは、撮像領域PAの中心と周囲との間においてレンズ形状が異なるように形成されている。ここでは、各層内レンズ120は、撮像領域にて配置された画素位置が中心から離れるに伴って、その層内レンズ120の中心が、フォトダイオード21の中心に対して、撮像領域PAの中心側へシフトするように設けられている。
よって、上述の図11および図12に示したように、撮像領域PAの中心と周辺とによらずに、主光線H1,H2が、フォトダイオード21に最適に入射可能であるので、撮像領域PAの中心と周辺との間の感度差の発生を抑制できる。
したがって、本実施形態は、撮像画像の画像品質を向上することができる。
また、本実施形態においては、複数のレンズ材層121,122,123を積層することによって、層内レンズ120を形成する。このため、層内レンズ120の全体形状を設計する自由度が大きく、上記の効果を容易に奏することができる。
<2.実施形態2>
(装置構成など)
図13と図14は、本発明にかかる実施形態2において、固体撮像装置1bの要部を示す断面図である。ここで、図13は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図14は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
図13と図14に示すように、本実施形態においては、層内レンズ120bが、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する部分については、記載を省略する。
層内レンズ120bは、図13と図14とに示すように、実施形態1と同様に、第1から第3のレンズ材層121b,122b,123bを含む。
第1から第3のレンズ材層121b,122b,123bは、実施形態1と異なり、側面が受光面JSに垂直なz方向に対して傾斜したテーパー面になるように形成されている。
具体的には、第1のレンズ材層121bは、図13と図14とに示すように、上から下へテーパー状に狭まるように、側面が傾斜して形成されている。
また、第2のレンズ材層122bは、第1のレンズ材層121bと同様に、図13と図14とに示すように、上から下へテーパー状に狭まるように、側面が傾斜して形成されている。ここでは、第2のレンズ材層122bにおける下端部の幅が、第1のレンズ材層121bにおける上端部の幅以上になるように形成されている。
そして、第3のレンズ材層123bは、第1および第2のレンズ材層121b,122bと同様に、図13と図14とに示すように、上から下へテーパー状に狭まるように、側面が傾斜して形成されている。ここでは、第3のレンズ材層123bにおける下端部の幅が、第2のレンズ材層122bにおける上端部の幅以上になるように形成されている。
各レンズ材層121b,122b,123bは、各層間絶縁膜111,112,113に形成された開口にレンズ材を埋め込むことで形成される。本実施形態においては、各開口の側面が、受光面JSに垂直なz方向において、上方へ向かうに伴って幅が広がったテーパー状になるように、各開口を形成する。具体的には、等方性のエッチング処理の実施にて、各開口の形成が行われる。
(まとめ)
以上のように、本実施形態において、層内レンズ120bを構成する第1から第3のレンズ材層121b,122b,123bのそれぞれは、側面が、受光面JSに垂直なz方向に対して傾斜したテーパー面になるように形成されている。つまり、層内レンズ120bは、図11と図12とに示したレンズ面Lc,Lsに、レンズ材層121b,122b,123bの側面が沿うように形成されている。このため、層内レンズ120bに入射した光が、レンズ面において散乱されることを抑制することができる。
したがって、本実施形態は、散乱による感度低下の発生を防止可能であるので、撮像画像の画像品質を向上することができる。
<3.実施形態3>
(装置構成など)
図15と図16は、本発明にかかる実施形態3において、固体撮像装置1cの要部を示す断面図である。ここで、図15は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図16は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
図15と図16に示すように、本実施形態においては、層内レンズ120cが、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する部分については、記載を省略する。
層内レンズ120cは、図15と図16とに示すように、実施形態1と同様に、第1から第3のレンズ材層121c,122c,123cを含む。
第1から第3のレンズ材層121c,122c,123cは、実施形態1と形状が同様であるが、各層の形成にて用いている光学材料の構成が異なる。
本実施形態においては、各レンズ材層121c,122c,123cのそれぞれは、フォトダイオード21へ向かう方向へ、屈折率が小さくなる部分を含むように形成されている。つまり、複数のレンズ材層121c,122c,123cにおいて、最下層にある第1のレンズ材層121cが、最も屈折率が低い光学材料によって形成されている。そして、複数のレンズ材層121c,122c,123cにおいて、最上層にある第3のレンズ材層123cが、最も屈折率が高い光学材料によって形成されている。
たとえば、第1のレンズ材層121cは、屈折率が、1.7であるSiONにより、形成されている。また、第2のレンズ材層122cは、たとえば、屈折率が、1.85であるSiONにより、形成されている。第1のレンズ材層121cと第2のレンズ材層122cとのそれぞれは、CVD法において、[O]と[N]の含有比が互いに異なるように調整されて形成される。また、第3のレンズ材層123cは、たとえば、屈折率が2.0であるSiNにより、形成されている。
(まとめ)
以上のように、本実施形態は、層内レンズ120cを構成する各レンズ材層121c,122c,123cは、フォトダイオード21へ向かう方向へ、屈折率が小さくなるように形成されている。この場合には、層内レンズ120cの下面から光が出射する際に反射が生ずることを防止可能である。また、さらに、層内レンズ120c上の屈折率が高い場合には、屈折率差が小さくなるので、レンズ上端での反射を抑制することができる。
したがって、本実施形態は、感度を向上可能であるので、撮像画像の画像品質を向上することができる。
<4.実施形態4>
(装置構成など)
図17と図18は、本発明にかかる実施形態4において、固体撮像装置1dの要部を示す断面図である。ここで、図17は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図18は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
図17と図18に示すように、本実施形態においては、層内レンズ120dが、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する部分については、記載を省略する。
層内レンズ120dは、図17と図18とに示すように、実施形態1と同様に、第1から第3のレンズ材層121d,122d,123dを含む。
第1から第3のレンズ材層121d,122d,123dは、実施形態1と形状が同様であるが、各層の形成にて用いている光学材料の構成が異なる。
本実施形態においては、各レンズ材層121d,122d,123dのそれぞれは、フォトダイオード21へ向かう方向へ、屈折率が大きくなる部分を含むように形成されている。つまり、複数のレンズ材層121d,122d,123dにおいて、最下層にある第1のレンズ材層121dが、最も屈折率が高い光学材料によって形成されている。そして、複数のレンズ材層121d,122d,123dにおいて、最上層にある第3のレンズ材層123dが、最も屈折率が低い光学材料によって形成されている。
たとえば、第1のレンズ材層121dは、屈折率が2.0であるSiNにより、形成されている。また、第2のレンズ材層122dは、たとえば、屈折率が、1.85であるSiONにより、形成されている。また、第3のレンズ材層123dは、屈折率が、1.7であるSiONにより、形成されている。第2のレンズ材層122dと第3のレンズ材層123dとのそれぞれは、CVD法において、[O]と[N]の含有比が互いに異なるように調整されて形成される。
(まとめ)
以上のように、本実施形態は、層内レンズ120dを構成する各レンズ材層121d,122d,123dは、フォトダイオード21へ向かう方向へ、屈折率が大きくなるように形成されている。この場合には、層内レンズ120dの底面でのレンズの実効曲率を上げ、この部分での光線曲げ能力を上げることができる。また、さらに、層内レンズ120d上の屈折率が低い場合には、屈折率差が小さくなるので、レンズ上端での反射を抑制することができる。
したがって、本実施形態は、感度を向上可能であるので、撮像画像の画像品質を向上することができる。
<5.実施形態5>
(装置構成など)
図19と図20は、本発明にかかる実施形態5において、固体撮像装置1eの要部を示す断面図である。ここで、図19は、図4と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、中心部分に配置された画素Pの部分を示している。一方で、図20は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分を示している。
図19と図20に示すように、本実施形態においては、光導波路150が、さらに設けられている。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する部分については、記載を省略する。
光導波路150は、図19と図20とに示すように、基板101の面の上方において、フォトダイオード21上に位置するように形成されている。光導波路150は、入射した光をフォトダイオード21の受光面JSへ導くように構成されている。光導波路150は、図19と図20とに示すように、層内レンズ120と、フォトダイオード21の受光面JSとの間に介在しており、層内レンズ120から出射された光を、フォトダイオード21の受光面JSへ導くように形成されている。
具体的には、基板101の面においては、図20と図21とに示すように、配線層110が設けられている。配線層110は、上述したように、絶縁層110z中に配線110hが設けられており、絶縁層110zは、光を透過する光透過性材料で形成されている。たとえば、絶縁層110zは、シリコン酸化膜(屈折率n=1.43)で形成されている。
そして、光導波路150は、図20と図21とに示すように、配線層110内において、フォトダイオード21の受光面JSへ延在するように設けられている。光導波路150は、配線層110を構成する絶縁層110zよりも屈折率が高い光学材料を用いて形成される。たとえば、プラズマCVD法によって堆積させたシリコン窒化物(屈折率2.0)によって、光導波路150が形成される。つまり、光導波路150は、コア部として機能し、絶縁層110zがクラッド部として機能するように構成されている。
(まとめ)
以上のように、本実施形態は、入射した光をフォトダイオード21の受光面JSへ導くように光導波路150が形成されている。
したがって、本実施形態は、感度を向上可能であるので、撮像画像の画像品質を向上することができる。
<6.その他>
本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例を採用することができる。
上記の実施形態においては、CMOSイメージセンサに適用する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、CCDイメージセンサについて、適用可能である。
また、層内レンズの形成については、上記に示した実施形態に限られない。
図21と図22は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。ここで、図21は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分の断面を示している。そして、図22は、この部分において、層内レンズ120fを構成する各レンズ材層121f,122f,123fと、フォトダイオード21との関係を示す平面図である。
図21に示すように、層内レンズ120fは、実施形態1の場合と同様に、第1のレンズ材層121fと、第2のレンズ材層122fと、第3のレンズ材層123fとを含み、各部が、順次、積層されている。そして、受光面JSに垂直なz方向に沿った側面において段差が形成されるように、各レンズ材層121f,122f,123fが設けられている。
しかし、図21に示すように、実施形態1の場合よりも、レンズ面Lsの曲率が大きくなるように、各レンズ材層121f,122f,123fが設けられている。
具体的には、図22に示すように、各レンズ材層121f,122f,123fにおいて、撮像領域PAの周辺側に位置する側面(図22では左側)のそれぞれの間が、実施形態1の場合よりも近くなるように形成されている。
このようにすることで、層内レンズ120fにて撮像領域PAの周辺側に位置する半レンズのレンズ面Lsの曲率を、実施形態1の場合と比較して、さらに大きくしてもよい。半レンズの曲率が大きい場合には、主光線H2を屈折させる「光線曲げ効果」を、さらに大きくすることができる。なお、実施形態1の場合のように、半レンズの曲率が図21,図22の場合よりも、小さいときには、オンチップレンズ140からの主光線H2を、広い範囲に絞ればよい。このため、層内レンズの寸法バラツキに余裕が持てるので、装置の信頼性や製造歩留まりを向上させることができる。
図23と図24は、本発明にかかる実施形態において、固体撮像装置の要部を示す図である。ここで、図23は、図5と同様に、図2において示した撮像領域PAにおいて、周辺部分に配置された画素Pの部分の断面を示している。そして、図24は、この部分において、層内レンズ120gを構成する各レンズ材層121g,122g,123gと、フォトダイオード21との関係を示す平面図である。
図23に示すように、実施形態1の場合よりも、レンズ面Lsの曲率が小さくなるように、各レンズ材層121g,122g,123gを設けても良い。
具体的には、図24に示すように、各レンズ材層121g,122g,123gにおいて、撮像領域PAの周辺側に位置する側面(図24では左側)のそれぞれの間が、実施形態1の場合よりも広くなるように形成しても良い。
すなわち、下層の第1レンズ材層121gのピッチが、その上層の第2レンズ材層122gのピッチよりも長く、また、さらに上層の第3レンズ材層123gのピッチが、より長くなるように、各層をシフトさせて形成しても良い。
このように曲率Lsを小さくすることで、レンズ面積が広くなり、オンチップレンズのフォーカスを緩くすることができる。また、シフト量の違いから、設計を容易にすることができる。
さらに、上記の実施形態においては、層内レンズを、3つのレンズ材層を積層することによって形成する場合について説明したが、これに限定されない。3つを超えるレンズ材層を積層することで、層内レンズを形成しても良い。また、1つの層で層内レンズを形成しても良い。
また、上記の実施形態においては、カメラに本発明を適用する場合について説明したが、これに限定されない。スキャナーやコピー機などのように、固体撮像装置を備える他の電子機器に、本発明を適用しても良い。
なお、上記の実施形態において、固体撮像装置1,1b,1c,1d,1eは、本発明の固体撮像装置に相当する。また、上記の実施形態において、フォトダイオード21は、本発明の光電変換部に相当する。また、上記の実施形態において、カメラ40は、本発明の電子機器に相当する。また、上記の実施形態において、基板101は、本発明の基板に相当する。また、上記の実施形態において、層内レンズ120,120b,120c,120d,120eは、本発明の層内レンズに相当する。また、上記の実施形態において、第1のレンズ材層121,121b,121c,121d,121eは、本発明のレンズ材層,第1のレンズ材層に相当する。また、上記の実施形態において、第2のレンズ材層122,122b,122c,122d,122eは、本発明のレンズ材層,第1のレンズ材層に相当する。また、上記の実施形態において、第3のレンズ材層123,123b,123c,123d,123eは、本発明のレンズ材層,第2のレンズ材層に相当する。また、上記の実施形態において、カラーフィルタ130は、本発明のカラーフィルタに相当する。また、上記の実施形態において、オンチップレンズ140は、本発明のオンチップレンズに相当する。また、上記の実施形態において、光導波路150は、本発明の光導波路に相当する。また、上記の実施形態において、撮像面PSと撮像領域PAは、本発明の撮像面に相当する。
1,1b,1c,1d,1e:固体撮像装置、13:垂直選択回路、14:カラム回路、15:水平選択回路、16:水平信号線、17:出力回路、18:タイミングジェネレータ、21:フォトダイオード、22:転送トランジスタ、23:増幅トランジスタ、24:アドレストランジスタ、25:リセットトランジスタ、26:転送線、27:垂直信号線、28:アドレス線、29:リセット線、40:カメラ、42:曲面レンズ、43:駆動回路、44:信号処理回路、101:基板、110:配線層、110h:配線、110z:絶縁層、111,112,113:層間絶縁膜、120,120b,120c,120d,120e:層内レンズ、121,121b,121c,121d,121e:第1のレンズ材層、122,122b,122c,122d,122e:第2のレンズ材層、123,123b,123c,123d,123e:第3のレンズ材層、130:カラーフィルタ、140:オンチップレンズ、150:光導波路、C:中心軸、FD:フローティングディフュージョン、JS:受光面、Lc,Ls:レンズ面、P:画素、PA:撮像領域、PS:撮像面、SA:周辺領域

Claims (13)

  1. 基板の撮像面に配置されている複数の光電変換部と、
    前記光電変換部の上方にて前記複数の光電変換部のそれぞれに対応して設けられており、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成されている複数の層内レンズと
    を有し、
    前記複数の層内レンズのそれぞれは、前記撮像面の中心と周囲との間においてレンズ形状が異なるように形成されている
    固体撮像装置。
  2. 前記複数の層内レンズは、当該層内レンズが前記撮像面にて配置された位置が前記撮像面の中心から離れるに伴って、当該層内レンズの中心が、前記光電変換部の中心に対して、前記撮像面の中心側へシフトするように設けられている、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記層内レンズは、複数のレンズ材層が積層されて形成されている、
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数のレンズ材層のそれぞれは、当該複数のレンズ材層において前記光電変換部に最も近い第1のレンズ材層の下面が、当該複数のレンズ材層において前記光電変換部から最も離れた第2のレンズ材層の上面に比べて、面積が狭くなるように形成されている、
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記複数のレンズ材層のそれぞれにおいて前記撮像面に対して垂直な断面は、前記撮像面に沿った方向にて規定される幅が、前記光電変換部へ向かう方向において狭くなるテーパー部分を含む、
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記複数のレンズ材層のそれぞれは、前記光電変換部へ向かう方向へ屈折率が変化するように形成されている、
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数のレンズ材層のそれぞれは、前記光電変換部へ向かう方向へ屈折率が小さくなるように形成されている、
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数のレンズ材層のそれぞれは、前記光電変換部へ向かう方向へ屈折率が大きくなるように形成されている、
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  9. 前記光電変換部の上方に設けられているカラーフィルタ
    を有し、
    前記層内レンズは、前記カラーフィルタと前記光電変換部との間に介在するように設けられている、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  10. 前記複数の光電変換部の上方において前記複数の光電変換部のそれぞれに対応するように設けられている光導波路
    を有し、
    前記層内レンズは、前記光導波路と前記光電変換部との間に介在するように設けられている、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  11. 前記複数の層内レンズの上方において前記複数の層内レンズのそれぞれに対応するように設けられているオンチップレンズ
    を有する、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  12. 基板の撮像面に配置されている複数の光電変換部と、
    前記光電変換部の上方にて前記複数の光電変換部のそれぞれに対応して設けられており、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成されている複数の層内レンズと
    を有し、
    前記複数の層内レンズのそれぞれは、前記撮像面の中心と周囲とにおいてレンズ形状が異なっている
    電子機器。
  13. 基板の撮像面に配置された複数の光電変換部のそれぞれに対応するように、複数の層内レンズを、前記光電変換部の上方において、前記光電変換部へ向かう方向へ突き出た形状で形成する層内レンズ形成工程
    を有し、
    前記層内レンズ形成工程においては、前記複数の層内レンズのそれぞれを、前記撮像面の中心と周囲とにおいてレンズ形状が異なるように形成する、
    固体撮像装置の製造方法。
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