JP2010204082A - プローブピン用ソケット及びプローブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】半田とパッドとに対して異なる押圧力を印加できるようにする。また、相対的に大電流が流せるようにしたプローブピンを提供する。
【解決手段】プローブピン130に、両端に位置するプランジャー131,135と、各プランジャー131,135に接続されている互いに異なる強度のスプリング132,134と、を備える。スプリング132,134は、軸心から螺旋部分までの長さが互いに異なる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プローブピン用ソケット及びプローブユニットに関し、特に、IC検査用のプローブピン用ソケット及びプローブユニットに関する。
従来、ICの検査に用いるプローブユニットとして、特許文献1に開示されているものが存在する。このユニットに用いられるプローブは、下側プローブピンと、同ピンの接続部に接続されるガイド管と、ガイド管に挿入されるガイド軸部を有する上側プローブピンと、ガイド軸部に外嵌されるスプリングとを有している。また、上ガイド板には上側プローブピン鍔部が挿通される上側開口が設けられ、下ガイド板には外径が下側プローブピン接触部よりも大きく、下側プローブピン鍔部よりも小さい貫通孔であって、接触部が挿通される下側開口が設けられ、下側プローブピン鍔部が下ガイド板の下側開口の周縁部に当接している、とされている。
特開2008−298792号公報
ところで、今日、パッケージ基板の導体パターン又はICの検査時に、パッケージ基板に形成されている半田に対する押圧力として、数10gを超えるような力が求められている。特許文献1の場合でいえば、下側プローブピンに係る押圧力として、数10gを超えるような力が求められている。そして、この力は、今後も増加することが予想されている。
一方、パッケージ基板の対向基板上のパッドに対して、過大な押圧力を印加することは好ましくない。特許文献1の場合でいえば、上側プローブピンに係る押圧力が過大となることが好ましくない。これは、過大な押圧力をパッドに印加すると、パッドが形成されている対向基板が、当該押圧力によって変形するといった理由などによる。
したがって、特許文献1のプローブユニットを用いる場合には、対向基板の変形防止対策のために、対向基板の強度を高めるといった手法が採用されていた。典型的には、対向基板を、その強度を高めるといったことのみを目的として、必要以上に厚くしていた。
また、ICの検査時等には、上記半田と上記パッドとを電気的に接続することによって、ICの電気的特性を検査することも行われている。数年前にプローブピンを流れる電流の大きさは、数100mA程度であった。しかし、今日においては、プローブピンを流れる電流の大きさは、数Aという非常に大きなものが要求されている。
プローブピンの電流経路は、プローブピンを構成するスプリング及びバレルであった。しかし、昨今、プローブピンは、非常に微細化が進み、したがって、スプリング及びバレルの物理的な大きさを稼ぐことには限界がある。特に、細いスプリングに大電流が流れると、スプリングの弾性係数が変化してしまい、その結果、所定のバネ圧が得られなくなるので、数Aもの電流が流れるようにすることは、物理的に不可能と考えられていた。
そこで、本発明は、半田とパッドとに対して、異なる押圧力を印加できるようにすることを課題とする。
また、本発明は、プローブピンに対して、相対的に大電流が流せるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のプローブピン及びプローブユニットは、
両端に位置するプランジャー(例えば、図1のプランジャー131,135)と、
前記各プランジャーに各一端が接続されている互いに異なる強度の弾性体(例えば、図1のスプリング132,134)と、を備える。
このように、本発明のプローブピン及びプローブユニットは、異なる強度で導電性を有する弾性体を備えているので、各プランジャーの接触対象に対して、異なる押圧力を印加することが可能となる。また、複数の弾性体を用いることで、上記電流経路を増加させられるという利点を有する。
本発明の実施形態1のプローブユニットに用いられるプローブピン130の模式的な構成図である。 図1に示すプローブピン130とプローブピン130が収容されたソケット120とを有するプローブユニット100の模式的な構成を示す断面図である。 図2に示すプローブユニット100を対向基板300上に形成されたパッド310に接触させている状態を示す図である。 図2に示すプローブユニット100をパッケージ基板200上に形成された半田210に接触させている状態を示す図である。 本発明の実施形態2のプローブユニットに用いられるプローブピン130の模式的な構成図である。 本発明の実施形態3のプローブユニットに用いられるプローブピン130とプローブピン130が収容されたソケット120とを有するプローブユニット100の模式的な構成を示す断面図である。 図6のプローブユニット100の変形例を示す断面図である。
100 プローブユニット
120 ソケット
121 第1基板
122 第2基板
123 導電部
124 ラウンド
131 プランジャー
132 スプリング
133 バレル
134 スプリング
135 プランジャー
200 パッケージ基板
300 対向基板
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本明細書では、図面を基準に、その上側を上(たとえば、上面、上側、上端)と、下側を下(たとえば、下面、下側、下端)と記載する。また、各図において、同様の部分には同一符号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のプローブユニットに用いられるプローブピン130の模式的な構成図である。
図1には、以下説明する、プランジャー131と、スプリング132と、バレル133と、スプリング134と、プランジャー135とを示している。
プランジャー131は、検査対象に係るパッケージ基板上の半田に接触される先端部131aと、先端部131aから延びる柱部131bと、柱部131bの下部に位置する鍔部131cと、鍔部131cとともにスプリング132を位置決めする規定部131dと、規定部131dから延びていてバレル133内に収容される脚部131eとを有する。プランジャー131の材質は、どのようなものを用いてもよいが、一例としては、炭素工具鋼を採用することができる。
先端部131aは、検査対象に係るパッケージ基板上の半田との良好な接触を実現するために複数の突起部を備える突起形状(いわゆるクラウン型)とされているが、これ以外の形状のものでもよい。柱部131bには、プローブピン130が収容されるソケットを構成する第1基板(この点は、後述する)に設けられている孔に通される。鍔部131cは、上記第1基板に接触し、かつ、下面がスプリング132の上端132aを受ける。規定部131dは、スプリング132の上端部分の内側を受ける。脚部131eは、基端が相対的に細く、先端が相対的に太く、これらの境界部分は、バレル133のテーパーに対応する形状とされている。
スプリング132は、プランジャー131の鍔部131cによって受けられる上端132aと、ソケットに形成されているスルーホールの段差部(この点は後述する。)によって受けられる下端132bとを有する。スプリング132は、相対的にばね定数が大きなものを用いている。本実施形態には、検査対象に係るパッケージ基板上の半田に対して、数10g(たとえば、30g〜60g)程度の押圧力を印加できるようにしている。具体的には、スプリング132は、軸心から螺旋部分までの長さ、すなわち、スプリングの径を、相対的に大きくしている。スプリング132の材質は、どのようなものを用いてもよいが、一例としては、ピアノ線、銅線、SUS304,SUS316を含むステンレス鋼などを採用することができる。
バレル133は、ここでは、両端にテーパーを有する筒状としている。もっとも、バレル133は、その側面からロールかしめ或いはポンチで数点くぼみを形成して、プランジャー131等が、抜け落ちないようにしてもよい。バレル133内には、プランジャー131の脚部131eの他に、スプリング134とプランジャー135とが収容される。バレル133の材質は、どのようなものを用いてもよいが、一例としては、真鍮、燐青銅などを採用することができる。
スプリング134は、プランジャー131の脚部131eの先端によって受けられる上端134aと、プランジャー135の上端によって受けられる下端134bとを有する。スプリング134は、相対的にばね定数を小さなものを用いている。本実施形態には、対向基板上のパッドに対して、10g前後(たとえば5g〜15g)程度の押圧力を印加できるようにしている。具体的には、スプリング134は、その径を、相対的に小さくしている。スプリング134の材質は、どのようなものを用いてもよいが、一例としては、ピアノ線、銅線などを採用することができる。
プランジャー135は、対向基板上のパッドに接触される先端部135aと、先端部135aから延びる柱部135bと、柱部135bの上部に位置していてバレル133内に収容される脚部135cとを有する。プランジャー135の材質は、どのようなものを用いてもよいが、一例としては、ベリリウム銅合金を採用することができる。
先端部135aは、対向基板上のパッドとの良好な接触を実現するために平面形状とされている。柱部135bは相対的に細く、脚部135cは相対的に太い。脚部135cは、上端がスプリング134の下端134bを受け、かつ、下端がバレル133の下側のテーパーを受ける。
なお、本実施形態のプローブピン130は、図1に示す形状、構造、レイアウトに限定されるものではない。したがって、たとえば、図1には、スプリング132,134の相互の位置関係に着目すれば、径が相対的に小さいスプリング134を、径が相対的に大きいスプリング132が、覆う態様の構造を示しているが、これらの位置関係を相互に入れ替えたものとしてもよい。
また、本実施形態では、弾性体の一態様として、スプリング132,134を用いる場合を例に説明したが、これに代えて、たとえば、導電性ゴムを用いることも可能である。この場合には、各導電性ゴムは、各々要求される押圧力に応じて、互いに異なる強度のものを採用すればよい。
図2は、図1に示すプローブピン130とプローブピン130が収容されたソケット120とを有するプローブユニット100の模式的な構成を示す断面図である。なお、説明の都合上、図2には、ソケット120に2本のプローブピン130が収容されている状態を示しているが、実際には、多数のプローブピン130が収容される。
図2に示すソケット120は、以下説明する、第1基板121と、第2基板122と、導電部123と、ラウンド124とを備えている。
第1基板121は、複数のプローブピン130のプランジャー131の柱部131bがそれぞれ通される孔121aが形成されている。各孔121aの径は、プランジャー131の柱部131bの径よりも大きく、かつ、プランジャー131の鍔部131cよりも小さな径とされている。
第2基板122は、各孔121aに対応するスルーホール122aが形成されている。スルーホール122aには、いずれも下方に位置する、段差が2つ設けられている。スルーホール122aの上側の段差は、スプリング132の下端132bを受ける。スルーホール122aの下側の段差は、バレル133の下側のテーパーを受ける。
導電部123は、スルーホール122aの内壁に形成されている。導電部123の材質は、一例としては、金、銅を用いることが考えられる。この場合、導電部123は、メッキ処理などによって形成すればよい。なお、図2には、スルーホール122aの内壁全体に、導電部123が形成されている状態を示しているが、後述するように、スルーホール122aの内壁のうち、少なくともプローブピン100の2点間に跨って接する態様で導電性層123を位置させればよい。
ラウンド124は、導電部123と一体形成される。ラウンド124は、対向基板上のパッドに接触する部分である。なお、ラウンド124は、必ずしも形成しなければならないものではなく、配線ピッチなどを考慮して形成の可否を決定すればよい。
なお、図2に示すプローブユニット100は、ソケット120に対する収容対象のプローブピンを、すべて図1に示したプローブピン130としているが、これらの一部または全部を既知のプローブピンとしてもよい。
また、本実施形態では、第2基板122に対して、スルーホール122aを形成している態様を説明したが、第2基板122に代えて、たとえば、プローブピンの中程で分離される2つの樹脂体を用い、これらに各々段差を有するホールを形成してもよい(たとえば、特表2004−5037883に開示されている形態のもの)。さらには、第2基板に対して円筒状のスルーホールを設け、当該スルーホールに対して内側に段差を有し、かつ、外側が円筒状の導電性部材を圧入することで、図2に示すソケットと同様の機構を実現してもよい。
図3は、図2に示すプローブユニット100を基板300上に形成されたパッド310に接触させている状態を示す図である。
図4は、図2に示すプローブユニット100を基板200上に形成された半田210に接触させている状態を示す図である。
パッケージ基板200の検査時には、まず、プローブユニット100のプランジャー135の先端と、対向基板300上に形成されたパッド310とを位置合わせする。この状態で、プローブユニット100をパッド310に押し当てると、図3に示すように、ばね定数が相対的に小さいスプリング134が縮み、プランジャー135がバレル133内に収容されることになる。
このように、プランジャー135の先端を、パッド310に押し当てる場合には、ばね定数が相対的に小さいスプリング134が縮むが、ばね定数が相対的に小さいスプリング132は縮まない。したがって、対向基板300又はパッド310が当該押圧力によって変形することを防止することができるし、対向基板300の変形防止対策のために対向基板300を必要以上に厚くして対向基板300の強度を高めることも不要である。
つぎに、プローブユニット100のプランジャー131の先端と、パッケージ基板200上の半田210とを位置合わせする。この状態で、パッケージ基板200を半田210に押し当てると、図4に示すように、ばね定数が相対的に大きいスプリング132が縮み、プランジャー131の柱部131bがスルーホール122a内に収容されることになる。
ここで、本実施形態のプローブユニット100は、2つのスプリング132,134を用いることによって、半田210とパッド310とに対して、それぞれ異なる押圧力を印加できるようにしている。具体的には、半田210に対する押圧力は、検査時に要求される押圧力(数10g、たとえば30g〜60g)となるようなばね定数のスプリング132を選択し、かつ、パッド310に対する押圧力は、一般的に好ましいとされている5〜15g程度となるようなばね定数のスプリング134を選択している。
また、本実施形態のプローブユニットは、単一のスプリング及びバレル以外に、分流により、新たな電流経路を形成することで、大電流対策を講じるようにしている。
第一には、2つのスプリング132,134を用いているので、両スプリング132,134を通じて電流を流すことが可能となるという点でも、電流経路を増やすことができる。
第二には、プローブピン以外の部分であるスルーホール122aの内壁に、導電部123を形成することによって、導電部123を新たな電流経路としている。この点について補足する。
今一度、図4を参照されたい。図4に示すA点では、導電部123とプランジャー131の鍔部131cとが接している。図4に示すB点では、導電部123とスプリング132とが接している。図4に示すC点では、導電部123とパベル133の下側のテーパーとが接している。なお、A点〜C点との表記は、図面の説明の都合上のものであって、接触が点状というわけではなく、実際には、接触が面状或いは線状であることに留意されたい。
このように、典型的には、半田210〜鍔部131c〜A点〜導電部123〜ラウンド124〜パッド310などのように、導電部123を含む電流経路が形成される。なお、本実施形態では、新たな電流経路をなるべく多く確保する、或いは、導電部123を容易に形成するために、スルーホール122aの全体に導電部123を形成しているが、たとえばA点とB点との間の領域にのみ、あるいは、A点とC点との間の領域にのみ、あるいは、B点とC点との間の領域にのみ、導電部123を形成してもよい。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2のプローブユニットに用いられるプローブピン130の模式的な構成図である。図5に示すプローブピン130は、図1に示したものの変形例である。なお、図5において、図1に示した部分と同様の部分には、同一符号を付してある。
図5に示すように、本実施形態のプローブピン130は、プランジャー131に、バレル133の機能を兼用させている。すなわち、図5に示すプランジャー131は、半田210に接触させた際にスプリング132が縮み、プランジャー自体の機能を有していることに加え、プランジャー135の一部とこれを受けるスプリング134とを内部に収容しており、バレル133の機能も有する。
このように、本実施形態のプローブピン130は、ランジャー131に、バレル133の機能を備えても、互いに異なるばね定数の2つのスプリング132,134を用いていることから、実施形態1と同様の効果を奏する。
以上をまとめると、本発明の各実施形態のプローブピン130によれば、互いに異なるばね定数の2つのスプリング132,134を用いて、パッケージ基板200と対向基板300とに対して、各々要求される押圧力を印加することができる。
また、本実施形態のプローブピン130は、2つのスプリング132,134を用いていることから、単一のスプリングしか用いていないプローブピンに比して、パッケージ基板200と対向基板300の間の電流経路を増加させることができる。
さらに、本実施形態のソケット120によれば、プローブピンの各々が収容されるスルーホールに導電部123を形成しているので、パッケージ基板200と対向基板300の間の電流経路を増加させることができる。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3のプローブユニットに用いられるプローブピン130とプローブピン130が収容されたソケット120とを有するプローブユニット100の模式的な構成を示す断面図である。
図6に示すプローブピン130は、図1等に示したものと同様のものであるがバレル133を有しないタイプのものとしている。一方、図6に示すソケット120は、図2のものが第1基板121と第2基板122とを備える2パーツから構成されているのに対して、以下説明するように、上部ユニット127と下部ユニット128という2パーツから構成されている。各ユニット127,128は、各々、第1部材123及び第2部材124,第3部材125及び第4部材126といった2つの部材を有している。
なお、説明の都合上、図6のソケット120には、導電部123(図2等)を示していないが、実施形態1等と同様に、実際には、スルーホールの内壁に、導電部123が形成されている。
本実施形態のプローブピン130は、使用によって経年劣化したプランジャー131、スプリング132、プランジャー135、スプリング134の交換時期がそれぞれ異なることから、容易に、パーツごとに交換が行えるようにしている点が特徴である。典型例を示すと、プランジャー131は、数10万回程度使用すれば、先端部分がフラットになるくらいに摩耗するので、このくらいの使用をすると交換が推奨される。また、スプリング132は、押圧力にもよるが、60%のストロークで数千回程度使用すれば、交換が推奨される。
そこで、本実施形態では、上部ユニット127と下部ユニット128とに分けることにより、プランジャー131、スプリング132、プランジャー135、スプリング134を各々適宜交換可能としている。換言すると、プローブピン130は、このようにパーツごとに交換可能とするために、バレル133を用いない構成としている。
上部ユニット127は、プランジャー131の袴部131dを受ける第1部材123と、スプリング132の下端を受ける第2部材124とを有する。下部ユニット128は、プランジャー131の脚部131eを受ける第3部材125と、プランジャー135を受ける第4部材126とを有する。各部材123〜126は、例えば、プラスチック素材からなる。
各部材123〜126には、図示しない部分にネジ穴がいくつか開口されている。ネジは、本実施形態では、例えば、第1部材123と第2部材124との連結ネジと、第3部材125と第4部材126との連結ネジと、上部ユニット127と下部ユニット128との連結ネジという3タイプのネジを用意している。
もっとも、各部材123〜126又は各ユニット127,128の連結手法はこれに限定されるものではなく、例えば、第1部材123と第2部材124との連結、或いは、第3部材125と第4部材126との連結は必須でない点に留意されたい。
さらに付言すると、例えば、第3部材125は、プランジャー131の脚部131eを受けるためのものであり、その主機能は、脚部131eの軸心が図面横方向にぶれることを防止する点にある。脚部131eの軸心がぶれるといった事態は、脚部131eの径が細い場合に生じ得る。したがって、典型的には、大型のプランジャー131(例えば直径1mm)を用いる場合であって、第3部材125と第4部材126との連結を行わない場合には、第3部材125を必ずしも設けなくてもよいことになる点にも留意されたい。
つぎに、プローブユニット100の組み立てについて説明する。まず、第1部材123の貫通孔に対して、プローブピン130のプランジャー131を、先端部131aから通す。つづいて、プランジャー131の脚部131eに対して、スプリング132を取り付ける。そして、脚部131eを、第2部材124の貫通孔に通す。その後、第1部材123と第2部材124とを、ネジによって、相互に連結する。こうして、上部ユニット127の組み立てが完成する。
つぎに、第4部材126の貫通孔にプローブピン130のプランジャー135を、先端部135aから通す。つづいて、プランジャー135内に、スプリング134を取り付ける。その後、第3部材125と第4部材126とを、ネジによって、相互に連結する。こうして、下部ユニット128の組み立てが完成する。それから、上部ユニット127と下部ユニット128とをネジで連結すれば、プローブユニット100の組み立てが完成する。
本実施形態のプローブピン130によると、例えば、スプリング132を交換する場合には、上部ユニット127と下部ユニット128との連結バネを外し、第1部材123と第2部材124との連結バネを外す。つづいて、プランジャー131の脚部131eからスプリング132を外すとともに、新たなスプリング132をプランジャー131の脚部131eに取り付ける。その後、第1部材123と第2部材124とを連結バネによって連結し、最後に、上部ユニット127と下部ユニット128とを連結バネによって連結すればよい。
図7は、図6のプローブユニット100の変形例を示す断面図である。図7には、第1部材123〜第4部材126に代えて、第1部材123’、第2部材124’、第4部材126’を用いたソケット120の例を示している。
第1部材123’は、プランジャー131を、その袴部131cで受ける部分である。第2部材124’は、スプリング132の下端を受けるとともに、スプリング134の上端を受ける部分である。第4部材126’は、プランジャー135を受ける部分である。
図6の場合には、ソケット120を、上部ユニット127及び下部ユニット128という2パーツに大別して構成したものの、合計4つの部材123〜126を有することになった。そこで、図7の場合には、部品点数を削減するために、第2部材124’として、スプリング132の下端を受けるという第2部材124の役割と、スプリング134の上端を受けるという第3部材125の役割とを担わせることによって、これを実現している。

Claims (7)

  1. プローブピンの一部を受ける段差が形成されているホールと、
    前記ホールの内壁のうち少なくとも前記プローブピンの2点間に跨って接する態様で位置する導電性体と、
    を備える、ICソケット。
  2. 前記ホールは、前記プローブピンを構成するスプリングの一端を受ける段差が形成されている、請求項1記載のICソケット。
  3. 請求項1記載のICソケットと、
    前記ホールに収容されるプローブピンと、
    を備える、プローブシステム。
  4. 前記プローブピンは、
    両端に位置するプランジャーと、
    前記各プランジャーに各一端が接続されている互いに異なる強度の弾性体と、
    を備え、
    前記各プランジャーと前記各弾性体とが導電性材料からなる、請求項3記載のプローブシステム。
  5. 前記各弾性体は、軸心から螺旋部分までの長さが互いに異なるスプリングである、請求項3記載のプローブシステム。
  6. 相対的に強度を有している弾性体に接続されるプランジャーの先端は突起形状であり、
    相対的に強度を有していない弾性体に接続されるプランジャーの先端は平面形状である、
    請求項3記載のプローブシステム。
  7. 前記ICソケットは、複数のパーツから構成されている、請求項3記載のプローブシステム。
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