JP2017009385A - プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望のストローク量と針圧とを確保しつつ、コイルばねの径を細くした場合であっても、クリープや針折れが生じるのを抑制することができるプローブを提供する。
【解決手段】 芯材3と、軸方向において、一方の端部が芯材3に固定又は係止され、他方の端部が他の部材に固定又は係止されるコイルばね22とを備える。コイルばね22は、一方の端部及び他方の端部の剛性が中間部22bの剛性よりも大きい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プローブに係り、更に詳しくは、芯材及びコイルばねを備えるプローブの改良に関する。
プローブカードは、半導体ウエハに形成された電子回路の電気的特性を検査するのに用いられる検査装置であり、電子回路上の電極にそれぞれ接触させる微細な多数のプローブが設けられている。電子回路の特性検査は、プローブカードに半導体ウエハを近づけてプローブの先端を電子回路上の電極に接触させ、プローブを介してテスター装置と電子回路とを導通させることにより行われる。その際、プローブ先端や電極の高さ方向のばらつきを吸収させるため、プローブ先端と電極とが接触し始める状態からさらにプローブカードに半導体ウエハを近づける処理、いわゆるオーバードライブが行われる。
スプリングプローブは、オーバードライブに必要なストローク量と、良好な接触性能を得るのに必要な針圧とを同時に確保することができる垂直型プローブである。この種のスプリングプローブには、コイルばねを筒体内に収容させる内ばね方式のものと、コイルばねが露出する外ばね方式のものとがある。外ばね方式のプローブは、コイルばねを収容するための筒体を必要としないことから、内ばね方式のプローブに比べ、微細化に適している。しかし、針先と針元とをコイルばねが連結する外ばね方式のプローブでは、コイルばねの電気抵抗が大きく、導通性能が良くなかった。また、オーバードライブ時にコイルばねが湾曲し、隣接するプローブ同士が接触するという問題もあった。
そこで、芯材をばね部材と同軸に配置した外ばね方式のプローブが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載の垂直コイルスプリングプローブAは、同軸に配置される接触ピン100A及び筒体200Aにより構成される。接触ピン100Aは、測定対象物に接触させる接触子110Aと、軸方向に延びる案内子120Aとを備える。筒体200Aは、案内子120Aを収容するばね部材であり、針先側の端部が接触ピン100Aに固定される。この様な外ばね方式のプローブによれば、電流が芯材を流れることから、導通性能が向上する。また、芯材がばね部材の内周面と接触することにより、ばね部材の湾曲が制限されるため、隣接するプローブ同士の接触を防止することができる。
なお、外ばね方式のプローブには、特許文献2に記載のコンタクトピン1がある。コンタクトピン1は、線材を螺旋状に巻回して形成される本体部2と、本体部2の一端部側に形成され、一端に向かって縮径する縮径部6と、本体部2の他端部側に形成され、他端に向かって縮径する縮径部10とを備える。このコンタクトピン1には、芯材がない。
また、芯材をばね部材と同軸に配置した外ばね方式のプローブには、特許文献3に記載のスプリング接点アセンブリ10もある。スプリング接点アセンブリ10は、スプリング16と同軸に配置されるプランジャーを2つのプランジャー12及び14に分離した構造であり、スプリング16の一端がプランジャー12に固定され、スプリング16の他端がプランジャー14に固定される。
特開2007−24664号公報 特開2007−194187号公報 特表2010−539672号公報
上述した様なスプリングプローブは、狭い検査領域に対して2次元的に配置することが可能であることから、電子回路の高集積化に伴って需要が拡大している。しかしながら、従来のスプリングプローブでは、長期間の使用や多数回の使用に伴う疲労によって針折れ等の不具合が発生する恐れがあった。例えば、所望のストローク量と針圧とを確保しつつ、電子回路の高集積化に合わせてコイルばねの径を細くした場合、コイルばねにかかる応力が増大し、クリープや針折れが生じる恐れがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、不具合の発生を抑制させることによって信頼性を向上させたプローブを提供することを目的とする。特に、所望のストローク量と針圧とを確保しつつ、コイルばねの径を細くした場合であっても、クリープや針折れが生じるのを抑制することができるプローブを提供することを目的とする。
第1の本発明によるプローブは、芯材と、軸方向において、一方の端部が上記芯材に固定又は係止され、他方の端部が他の部材に固定又は係止されるコイルばねとを備え、上記コイルばねが、上記一方の端部及び上記他方の端部の剛性が中間部の剛性よりも大きいように構成される。コイルばねにかかる応力は、コイルばねの両端部において最大になる。このため、両端部の剛性を中間部よりも大きくすることにより、応力が分散し、最大応力を低減させることができる。よって、このプローブでは、所望のストローク量と針圧とを確保しつつ、コイルばねの径を細くした場合であっても、クリープや針折れが生じるのを抑制することができる。
第2の本発明によるプローブは、上記構成に加え、上記コイルばねが、線状体からなり、上記一方の端部及び上記他方の端部の断面積が上記中間部の断面積よりも大きくなっているように構成される。この様な構成によれば、線状体の断面積を異ならせることにより、コイルばねの両端部の剛性を中間部よりも大きくすることができる。
第3の本発明によるプローブは、上記構成に加え、上記コイルばねが、軸方向と交差する方向の厚さが均一な板状体からなり、上記一方の端部及び上記他方の端部の軸方向の幅が上記中間部よりも広くなっているように構成される。この様な構成によれば、板状体の幅を異ならせることにより、コイルばねの両端部の剛性を中間部よりも大きくすることができる。
第4の本発明によるプローブは、上記構成に加え、上記コイルばねが、2種以上の金属からなり、上記一方の端部を構成する金属及び上記他方の端部を構成する金属が、上記中間部を構成する金属よりも弾性率が大きいように構成される。この様な構成によれば、コイルばねを構成する金属の弾性率を異ならせることにより、コイルばねの両端部の剛性を中間部よりも大きくすることができる。
第5の本発明によるプローブは、上記構成に加え、上記他方の端部に固定され、且つ、上記コイルばねと内径が等しい筒状体を備える。この様な構成によれば、コイルばねを圧縮させた際に、芯材が筒状体内にスムーズに誘導されるため、芯材及び筒状体が干渉するのを防止することができる。
本発明によれば、所望のストローク量と針圧とを確保しつつ、コイルばねの径を細くした場合であっても、クリープや針折れが生じるのを抑制することができるプローブを提供することができる。従って、不具合の発生を抑制させることによって信頼性を向上させたプローブを提供することができる。
本発明の実施の形態によるプローブ1の一構成例を示した斜視図である。 図1のプローブ1の構成例を示した断面図である。 プローブ1の動作特性を示した図であり、針圧と応力との関係が示されている。 プローブ1の動作特性を示した図であり、板状体221の幅Wと応力との関係が示されている。 図1のプローブ1の要部における構成を比較例と比較して示した図である。 図1のプローブ1の動作特性を比較例と比較して示した図であり、板状体221の幅Wと応力との関係が示されている。 図1のプローブ1の動作特性を比較例と比較して示した図であり、ストローク量と応力又は針圧との関係が示されている。 図1のプローブ1の製造方法の一例を模式的に示した説明図であり、筒体2を構成する金属層44を芯材40上に形成するまでの作業工程が示されている。 図1のプローブ1の製造方法の一例を模式的に示した説明図であり、金属層44の形成後に犠牲層42を除去するまでの作業工程が示されている。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本明細書では、便宜上、プローブの長手方向を上下方向として説明するが、本発明によるプローブの使用時における姿勢を限定するものではない。
<プローブ1>
図1は、本発明の実施の形態によるプローブ1の一構成例を示した斜視図であり、外ばね方式のスプリングプローブが示されている。図2は、図1のプローブ1の構成例を示した断面図であり、プローブ1をA−A切断線により切断した場合の切断面が示されている。
このプローブ1は、上下方向にストロークさせることができる外ばね方式のスプリングプローブであり、同軸に配置される筒体2及び芯材3により構成される。筒体2は、芯材3を保持する部材であり、針先部21、コイルばね22及び針元部23により構成される。コイルばね22は、上下方向に延びるつる巻ばねであり、軸方向に収縮させることによって芯材3を下方へ付勢する。
針先部21は、芯材3に固定される固定部であり、筒体2の下端部に設けられる。針先部21を水平面により切断した場合の切断面は、円環形状である。針元部23は、芯材3の上端を軸方向に移動可能に収容する円筒状の根元部であり、筒体2の上端部に設けられる。この針元部23は、後述するコイルばね22の針元側端部22cに固定され、且つ、コイルばね22と内径が等しい筒状体である。例えば、針元部23は、図示しない配線基板に設けられる電極パッドに固定される。
コイルばね22は、針先部21と針元部23とを連結する連結部であり、螺旋状に延びる板状体221からなる。板状体221は、3次元曲線の弦巻線(へリックス)に沿って延びる形状を有し、一端が針先部21に固定され、他端が針元部23に固定される。この板状体221の軸方向と交差する方向の厚さは、軸方向及び周方向に均一であり、コイルばね22の下端から上端にわたって概ね一定である。
一方、板状体221の幅Wは、コイルばね22の両端部において幅広である。幅Wは、板状体221の軸方向の長さである。コイルばね22を軸方向の位置が互いに異なる針先側端部22a、中間部22b及び針元側端部22cに分割して説明すれば、針先側端部22a及び針元側端部22cは、板状体221の幅Wが中間部22bよりも広くなっている。
針先側端部22aは、コイルばね22における針先部21側の端部である。針元側端部22cは、コイルばね22における針元部23側の端部である。中間部22bは、針先側端部22a及び針元側端部22c間の部位である。このコイルばね22では、板状体221の幅Wを異ならせることにより、コイルばね22の両端部の剛性を中間部22bよりも大きくしている。針元側端部22cは、針元部23を介して配線基板上の電極パッドに固定される。なお、コイルばね22の針元側端部22cを配線基板等の他の部材に係止するような構成であっても良い。
また、板状体221のピッチPは、コイルばね22の下端から上端にわたって概ね一定である。ピッチPは、板状体221の繰り返し間隔であり、隣り合う板状体221間の軸方向の距離からなる。
芯材3は、上下方向に延びる棒状の部材であり、針先部21を介してコイルばね22の針先側端部22aが固定され、且つ、筒体2によって取り囲まれる。なお、コイルばね22の針先側端部22aを芯材3に係止するような構成であっても良い。例えば、芯材3に対し、軸方向への移動を制限しつつ、周方向へは回転可能に針先部21を係合させることにより、針先部21に連結された針先側端部22aを芯材3に係止させても良い。
芯材3の下端部は、針先部21から突出し、コンタクト部31を形成している。コンタクト部31は、検査対象物に接触させるための接触部である。芯材3を水平面により切断した場合の切断面は、円形状である。
針先部21は、芯材3の外周面に金属材料が積層された積層体からなり、針先部21、コイルばね22及び針元部23と芯材3とが一体的に形成される。このため、芯材3をコイルばね22に挿入するための作業工程が不要であることから、プローブ1の微細化が容易である。また、針先部21を芯材3に固定するための作業工程も不要であることから、製造コストを低減させることができる。
プローブ1を構成する材料を具体的に例示すれば、筒体2は、ニッケル(Ni)合金などの金属材料からなる。筒体2には、芯材3よりも高弾性の金属が用いられる。ここでいう高弾性の金属は、弾性限界が大きく、ヤング率などの弾性率が大きい金属である。
芯材3は、金属材料又は導電性の繊維材料からなる。金属材料には、タングステン(W)などが用いられる。導電性繊維材料には、CNT(カーボンナノチューブ)ファイバーなどが用いられる。
芯材3には、筒体2よりも高硬度の導電性材料が用いられる。ここでいう高硬度の導電性材料は、変形しにくく、傷の付きにくい硬い導電性材料である。高硬度の導電性材料を用いることにより、芯材3の耐摩耗性を向上させることができる。
図3及び図4は、プローブ1の動作特性を示した図である。これらの図には、コンピュータを用いてプローブ1の動きをシミュレーションし、プローブ1にかかる応力を解析した実験結果が示される。このシミュレーションには、外径φ1が40μm、内径φ2が30μm、針先部21の軸方向の長さL1及び針元部23の軸方向の長さL2がいずれも100μm、コイルばね22の軸方向の長さLが1200μmのプローブ1が用いられる。また、板状体221の幅W及びピッチPは、コイルばね22の下端から上端にわたって一定である。
オーバードライブ時にプローブ1が検査対象物に付加する針圧は、芯材3を介して作用する反力によってコイルばね22が軸方向に収縮した際に、コイルばね22に生じる弾性力に起因する。この様な弾性力を利用することにより、プローブ1と検査対象物との間の電気的な接続と、プローブ1と配線基板(図示せず)に設けられる配線用の電極との間の電気的な接続とが確保される。
オーバードライブ時にプローブ1に負荷される荷重は、コイルばね22の弾性力と釣り合うことから、プローブ1に負荷される荷重を解析すれば、板状体221の幅WやピッチPがストローク量と応力又は針圧との関係に与える影響を見極めることができる。
図3には、板状体221のピッチPを変化させた場合と、板状体221の幅Wを変化させた場合とにおける針圧と応力との関係が示されている。この図では、プローブ1のストローク量が100μmである場合が示されている。プローブ1のストローク量とプローブ1が付加する針圧との関係は、板状体221の幅WやピッチPによって大きく変動する。これに対し、ストローク量とプローブ1にかかる応力との関係は、幅Wを変化させた際の変動が小さい。
図中の特性曲線VP1〜VP4は、いずれも板状体221のピッチPを変化させた場合の針圧と応力との比例関係を示す直線からなり、互いに板状体221の幅Wが異なる。例えば、特性曲線VP1では、W=15μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VP2では、W=20μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VP3では、W=25μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VP4では、W=30μmのプローブ1が用いられる。
これらの特性曲線VP1〜VP4を見れば、板状体221を狭ピッチ化することにより、応力に比例して針圧も減少することが判る。また、同一の応力に対し、幅Wが広くなるほど、針圧が大きくなることが判る。一方、同一の針圧に対し、幅Wが広くなるほど、応力が減少することが判る。
図中の特性曲線VW1〜VW3は、いずれも板状体221の幅Wを変化させた場合の針圧と応力との関係を示す直線からなり、互いに板状体221のピッチPが異なる。例えば、特性曲線VW1では、P=30μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VW2では、P=50μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VW3では、P=60μmのプローブ1が用いられる。
これらの特性曲線VW1〜VW3を見れば、針圧の変化量に比べて応力の変化量は小さいことから、板状体221の幅Wを拡大することにより、応力の増加を抑制しつつ、針圧を増大させられることが判る。また、同一の針圧に対し、ピッチPを狭くするほど、応力が減少することが判る。
図4には、板状体221のピッチPが異なる3つのプローブ1における板状体221の幅Wと応力との関係が示されている。この図では、針圧が1gfである時の応力が示されている。図中の特性曲線VW11〜VW13は、いずれも板状体221の幅Wを変化させた場合の応力を示す曲線であり、互いに板状体221のピッチPが異なる。
特性曲線VW11では、P=30μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VW12では、P=50μmのプローブ1が用いられ、特性曲線VW13では、P=60μmのプローブ1が用いられる。
これらの特性曲線VW11〜VW13を見れば、同一のピッチPでは、板状体221の幅Wが広くなるほど、応力が減少することが判る。また、同一の幅Wでは、板状体221のピッチPが狭くなるほど、応力が減少することが判る。ただし、幅Wが広くなれば、ピッチPの変更による応力の減少効果は、小さくなっている。
図5は、図1のプローブ1の要部における構成を比較例と比較して示した図であり、コイルばね22の針先側端部22aが示されている。図中の(a)には、本発明によるプローブ1が示され、(b)には、比較例が示されている。本実施の形態によるプローブ1では、コイルばね22の針先側端部22aと針元側端部22cとにおいて、板状体221の幅Wがコイルばね22の他の部位、すなわち、中間部22bよりも広い。
具体的には、針先側端部22aにおける板状体221の1巻分だけ、幅Wが中間部22bよりも広い。例えば、針先側端部22aでは、W=30μmであるのに対し、中間部22bでは、W=20μmである。また、板状体221の幅Wは、段差の大きさに比べて十分に狭い領域において急激に変化している。板状体221のピッチPは、P=50μmであり、コイルばね22の下端から上端にわたって一定である。一方、比較例では、W=20μm、P=50μmであり、板状体221の幅W及びピッチPがコイルばね22の下端から上端にわたって一定である。
コンピュータシミュレーションによれば、比較例のプローブ1にかかる最大応力は、コイルばね22の両端部に局在して発生することが判る。そこで、本発明では、コイルばね22の両端部における板状体221の幅Wを他の部位よりも広くすることにより、最大応力の低減を図っている。
コンピュータシミュレーションによれば、コイルばね22の両端部における板状体221の幅Wを他の部位よりも広くした場合、応力が幅Wの変化領域に分散し、最大応力が低減することが判る。本実施の形態によるプローブ1では、コイルばね22の両端部における板状体221の幅Wを他の部位よりも広くすることにより、クリープや針折れが生じるのを抑制させている。
図6は、図1のプローブ1の動作特性を比較例と比較して示した図であり、板状体221の幅Wと応力との関係が示されている。この図では、針圧が1gfである時の応力が示されている。図中の特性曲線VWは、本発明によるプローブ1の動作特性を示す曲線である。このプローブ1では、コイルばね22の両端部のみ、板状体221の幅WをW=30μmで固定とし、中間部22bの幅Wを15μm以上25μm以下の範囲で変化させている。
一方、特性曲線VW12は、比較例の動作特性を示す曲線である。板状体221のピッチPは、本発明によるプローブ1と比較例とで共通である。特性曲線VWを特性曲線VW12と比較すれば、コイルばね22の両端部において、板状体221の幅Wを拡大することにより、応力が低減することが判る。すなわち、幅Wが15μm以上25μm以下の範囲内において、本発明によるプローブ1の方が比較例と比べて応力が減少している。
図7は、図1のプローブ1の動作特性を比較例と比較して示した図であり、板状体221の幅WがW=25μm、ピッチPがP=50μmである場合の動作特性が示されている。図中の(a)には、プローブ1のストローク量と応力との関係が示され、(b)には、プローブ1のストローク量と針圧との関係が示されている。
本発明によるプローブ1では、コイルばね22の両端部のみ、板状体221の幅WをW=30μmとし、中間部22bの幅Wを25μmとしている。比較例では、コイルばね22の下端から上端にわたって、板状体221の幅WをW=25μmとしている。
コイルばね22の長さL及び厚さを固定した場合、ストローク量に対する針圧及び応力は、板状体221の幅W及びピッチPによって規定される。また、応力は、コイルばね22の弾性領域によって規定されるため、従来のスプリングプローブでは、ストローク量が制限され、十分な針圧が得られないという課題があった。
これに対し、本実施の形態によるプローブ1では、図示した特性曲線を見れば判る通り、針圧の変化が少なく、応力が著しく減少する。例えば、ストローク量が100μmである場合、針圧の変化量ΔbがΔb=0.05gfであるのに対し、応力の変化量ΔaはΔa=500MPaである。このため、コイルばね22の両端部において、板状体221の幅Wを拡大することにより、コイルばね22の可動範囲が拡大し、十分な針圧が得られることが判る。
<プローブ1の製造工程>
図8及び図9は、プローブ1の製造方法の一例を模式的に示した説明図である。ここでは、共通の芯材40を用いて2以上のプローブ1が同時に作製される場合の例について説明する。各プローブ1は、軸方向の位置を異ならせて配置される。但し、この実施例は、プローブ1を連続処理プロセスにより製作する場合の一例であり、コイルばね22のみを製作する場合は、このうちの一部を使用することができる。また、従来から用いられているような芯部を引き抜く方法により、コイルばね22を製作することも可能である。
図8の(a)〜(f)には、筒体2を構成する金属層44を芯材40上に形成するまでの作業工程が示されている。図9の(a)及び(b)には、金属層44の形成後に犠牲層42を除去するまでの作業工程が示されている。図8及び図9には、芯材40の中心軸を含む平面により各部材を切断した場合の切断面が示されている。
プローブ1は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用して作製される。MEMSは、フォトリソグラフィ技術及び犠牲層エッチング技術を利用して、微細な立体的構造物を作製する技術である。フォトリソグラフィ技術は、半導体製造プロセスなどで利用される感光レジストを用いた微細パターンの加工技術である。また、犠牲層エッチング技術は、犠牲層と呼ばれる下層を形成し、その上に構造物を構成する層をさらに形成した後、犠牲層のみをエッチングして立体的な構造物を形成する技術である。
プローブ1は、芯材40上に金属材料を電気めっきにより堆積させ、径方向外側にめっき層を成長させることにより、筒体2が芯材40と一体的に形成される。図8及び図9を参照しながら具体的に説明すれば、まず、直線状に延びる芯材40が基材として用意される(図8の(a))。芯材40は、タングステン、CNTファイバー、白金−ロジウム合金又はレニウム−タングステン合金からなる。
次に、芯材40上にフォトレジストを塗布してレジスト層41を形成し、フォトマスクを介して露光した後、現像処理を行って余分なフォトレジストが除去される。露光処理は、露光用の光源を周方向に移動させることにより行われる。レジスト層41のパターニングにより、コイルばね22と針元部23とに対応する軸方向の位置にレジスト層41の非形成領域が形成される(図8の(b))。
次に、レジスト層41をパターニングした後の芯材40に対し、めっき処理により、レジスト層41の非形成領域に犠牲層42がめっき用の下地として形成される(図8の(c))。この作業工程は、針先部21と対向する芯材40の外周面を露出させ、コイルばね22及び針元部23と対向する芯材40の外周面にめっき処理により犠牲層42を形成する犠牲層形成ステップである。
犠牲層42には、エッチング液によって容易に除去することができる金属、例えば、銅(Cu)が用いられる。レジスト層41は、犠牲層42の形成後、剥離剤を用いて除去される(図8の(d))。レジスト層41を除去することにより、芯材40のコンタクト部31と針先部21とに対応する軸方向の位置において、芯材40が犠牲層42から露出する。
レジスト層41を除去した後、芯材40上にフォトレジストを塗布してレジスト層43を形成し、フォトマスクを介して露光した後、現像処理を行って余分なフォトレジストが除去される。この工程におけるフォトマスクには、板状体221の幅Wがコイルばね22の両端において幅広となるように、開口部が形成される。コイルばね22以外の露光処理は、露光用の光源を周方向に移動させることにより行われる。一方、コイルばね22の露光処理は、露光用の光源を周方向に移動させながら、芯材40を軸方向に移動させることにより行われる。レジスト層43のパターニングにより、針先部21、コイルばね22及び針元部23に対応する軸方向の位置にレジスト層43の非形成領域が形成される(図8の(e))。特に、コイルばね22に対応する位置に形成されるレジスト層43の非形成領域は、芯材40を取り巻く螺旋状の領域であり、コイルばね22の両端部に対応する位置において幅広になっている。
次に、レジスト層43をパターニングした後の芯材40に対し、めっき処理により、レジスト層43の非形成領域に筒体2を構成する金属層44が形成される(図8の(f))。この作業工程は、犠牲層42の形成後のめっき処理により、筒体2を形成する筒体形成ステップである。例えば、金属層44には、ニッケル合金が用いられる。
なお、レジスト層43をマスクにして金属層44を形成することにより、筒体2を形成するという上記作製方法に代え、金属層44を選択的にエッチングすることにより、筒体2を形成するというような構成であっても良い。
次に、レジスト層43は、金属層44の形成後、剥離剤を用いて除去される(図9の(a))。レジスト層43を除去した後の芯材40をエッチング液に所定時間浸し、金属層の積層体の内部にエッチング液を浸潤させることによって積層体から犠牲層42を除去すれば、コンタクト部31、針先部21、コイルばね22及び針元部23が完成する(図9の(b))。この作業工程は、筒体2の形成後に犠牲層42を除去する犠牲層除去ステップである。例えば、エッチング液には、硫酸銅が用いられる。
次に、犠牲層42を除去した後、所定の位置で芯材40を切断することにより、プローブ1が単体に分離される。この作業工程は、筒体2の形成後に芯材40を切断し、芯材40上において軸方向の位置を異ならせて形成された2以上のプローブ1を分離するプローブ分離ステップである。
プローブ1を分離することにより、共通の芯材40上に2以上のプローブ1が同時に作製されるため、複数のプローブ1を作製する際の作業工数を短縮することができる。芯材40の切断は、レーザー光を照射して芯材40を局所加熱し、溶融させることにより行われる。或いは、芯材40の切断は、ダイシングソーを用いて芯材40を切削することにより行われる。
次に、プローブ1を分離した後、針元部23を針先部21側へ移動させることによってコイルばね22を軸方向に収縮させれば、針元部23から芯材40の一部が突出する。コイルばね22を縮ませることによって針元部23の端面から突出させた芯材40を除去することにより、コンタクト部31を有する芯材40と、針先部21、コイルばね22及び針元部23とにより構成されたプローブ1が完成する。この作業工程は、犠牲層42の除去後に筒体2を縮ませることにより、針先部21とは反対側において筒体2から突出させた芯材40を除去する芯材除去ステップである。
芯材40の除去は、所定の位置で芯材40を切断することによって行われる。この切断処理は、レーザー光を照射して芯材40を局所加熱し、溶融させることにより行われる。或いは、切断処理は、ダイシングソーを用いて芯材40を切削することにより行われる。芯材40の一部を除去することにより、コイルばね22が自然長の状態では、芯材40が筒体2の針元部23よりも針先部21側に後退しているため、針元部23を配線基板に設けられた電極に当接させた状態であっても、コイルばね22を収縮させながら芯材40を配線基板側へストロークさせることができる。
本実施の形態によれば、コイルばね22にかかる最大応力が低減するため、クリープや針折れが生じるのを抑制させることができる。また、板状体221の幅Wを異ならせることにより、コイルばね22の両端部の剛性を中間部22bよりも大きくするため、プローブ1の製造を容易化することができる。例えば、板状体221の幅Wは、金属層44を積層する際のパターニングによって異ならせることができるため、板状体221の厚さを異ならせる場合に比べて製造が容易である。
また、針元部23の内径がコイルばね22と同じであることから、コイルばね1を圧縮させた際に、芯材3が針元部23内にスムーズに誘導されるため、芯材3及び針元部23が干渉するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、コイルばね22が板状体221からなる場合の例について説明したが、本発明は、コイルばね22の構成をこれに限定するものではない。例えば、コイルばね22は、螺旋状に延びる線状体からなり、コイルばね22の針先側端部22a及び針元側端部22cにおいて、線状体の断面積が中間部22bの断面積よりも大きい。この様に線状体の断面積を異ならせることにより、コイルばね22の両端部の剛性を中間部22bよりも大きくすることができる。
また、本実施の形態では、コイルばね22が1種類の金属からなる場合の例について説明したが、本発明は、コイルばね22が2種以上の金属からなるものにも適用することができる。例えば、針先側端部22aを構成する金属と針元側端部22cを構成する金属とは、中間部22bを構成する金属よりも弾性率が大きい。この様にコイルばね22を構成する金属の弾性率を異ならせることにより、コイルばね22の両端部の剛性を中間部22bよりも大きくすることができる。
また、本実施の形態では、板状体221の幅Wが急激に変化する場合の例について説明したが、コイルばね22の構成をこれに限定するものではない。応力を分散させるという観点から、板状体221は、軸方向の幅Wが連続的に変化する形状を有することが望ましい。例えば、板状体221の幅Wを2以上のステップにより段階的に変化させ、或いは、滑らかな曲線に沿って変化させることにより、コイルばね22の端部から中央部に向けて幅Wが徐々に狭まるような構成であっても良い。この様に構成することにより、最大応力が幅Wの変化領域に局在化するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、板状体221のピッチPがコイルばね22の下端から上端にわたって概ね一定である場合の例について説明したが、本発明は、コイルばね22の構成をこれに限定するものではない。例えば、コイルばね22における針先側端部22a及び針元側端部22cは、板状体221の幅Wが中間部22bよりも広く、かつ、板状体221のピッチPが中間部22bよりも狭く構成することにより、コイルばね22にかかる最大応力をさらに低減させることができる。
また、本実施の形態では、筒体2が針先部21、コイルばね22及び針元部23により構成される場合の例について説明した。しかしながら、本発明は、筒体2が針先部21又は針元部23を備えないプローブにも適用することができる。例えば、筒体2がコイルばね22のみによって構成されるプローブであっても、板状体221の幅Wをコイルばね22の両端において幅広にすることにより、針折れ等の不具合が生じるのを抑制することができる。
1 プローブ
2 筒体
21 針先部
22 コイルばね
22a 針先側端部
22b 中間部
22c 針元側端部
23 針元部
3 芯材
31 コンタクト部
P ピッチ
W 幅

Claims (5)

  1. 芯材と、
    軸方向において、一方の端部が上記芯材に固定又は係止され、他方の端部が他の部材に固定又は係止されるコイルばねとを備え、
    上記コイルばねは、上記一方の端部及び上記他方の端部の剛性が中間部の剛性よりも大きいことを特徴とするプローブ。
  2. 上記コイルばねは、線状体からなり、上記一方の端部及び上記他方の端部の断面積が上記中間部の断面積よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 上記コイルばねは、軸方向と交差する方向の厚さが均一な板状体からなり、上記一方の端部及び上記他方の端部の軸方向の幅が上記中間部よりも広くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプローブ。
  4. 上記コイルばねは、2種以上の金属からなり、
    上記一方の端部を構成する金属及び上記他方の端部を構成する金属は、上記中間部を構成する金属よりも弾性率が大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプローブ。
  5. 上記他方の端部に固定され、且つ、上記コイルばねと内径が等しい筒状体を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプローブ。
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