JP2010203879A - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交差点等の案内ポイントにおいて表示画面を有する可動ノーズを閉状態に保持または移行することが可能な「車載用ナビゲーション装置」を提供すること。
【解決手段】車載用ナビゲーション装置100は、可動ノーズ21に配置された表示手段7と、案内ポイントの情報を含んだ地図データが格納されている地図データ記憶手段1aと、自車の現在位置を検出する自車位置検出手段3と、可動ノーズ21の開閉状態を検出するノーズ開閉検出手段43と、自車の現在位置から案内ポイントまでの距離を検出する制御手段12と、を有する。制御手段12は、自車の現在位置が案内ポイントまでの所定の距離の範囲にあり、可動ノーズ21が開状態であるときに、可動ノーズ21を開状態から閉状態に移行させるか、又は開状態から閉状態への移行を促す警告メッセージを表示手段7の画面に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、メディア挿入排出口を有する機器前面部を、液晶モニタ等の表示画面を有する可動ノーズで開閉可能にした、可動ノーズ方式の表示装置を備える車載用ナビゲーション装置に関する。
従来の典型的な車載用ナビゲーション装置は、ナビゲーションに係る一切の処理を制御するCPU等の制御装置、地図データを予め記憶させたDVD(Digital Versatile Disk)−ROMやICメモリカード等の記憶装置、表示装置、GPS(Global Positioning System)受信機、ジャイロや車速センサ等の車両の現在位置及び現在方位を検出する検出装置等を有している。そして、制御装置により、車両の現在位置を含む地図データを記憶装置から読み出し、該地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像を表示装置の画面に表示すると共に、自車の現在位置を指示する車両位置マークを地図画像に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させたりして、車両が現在どこを走行しているのかを一目で判るようにしている。
また、車載用ナビゲーション装置には、通常、ユーザが目的地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるように案内する機能(経路案内機能)が搭載されている。この経路案内機能によれば、制御装置により、地図データを用いて出発地(典型的には自車の現在位置)から目的地までを結ぶ最適な経路を、横型探索法やダイクストラ法等のシミュレーション計算を行って探索し、その探索した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上にその誘導経路を他の道路とは識別可能に(例えば、色を変えたり、線幅を太くして)表示したり、また、自車が案内経路上で進路を変更すべき交差点まで所定距離に近づいたときに地図画像上にその交差点の案内図(交差点拡大図、該交差点での進行方向を示す矢印、該交差点までの距離、交差点名など)を表示したりすることで、いずれの道路を走行すればよいか、また、交差点でどの方向に進んだらよいかをユーザが把握できるようになっている。
近年、このような車載用ナビゲーション装置を、音楽CDを再生するCDデッキや、DVDを再生するDVDデッキ、地図データやCDから録音した音楽データを保存するHDD(ハードディスクドライブ)などと共に一つの筐体に格納したオーディオ/ビジュアル/ナビゲーション/コミュニケーション一体機が普及してきている。
この一体機は、表示スペースを広く確保するためにキーや表示部等の操作パネルを回転自在に備え、操作パネル(可動ノーズという)でDVDやCD(Compact Disc)等の媒体挿入口を隠すようにしている。通常は可動ノーズを起立姿勢の閉状態に保持し、地図情報等が映し出される画面を見やすくしておき、DVDやCD等のメディアを出し入れするときは可動ノーズを開くようにしてメディア挿入排出口を露出させるようにしている。
このような一体機において、ナビゲーションの機能による案内の表示等の動作と、ナビゲーション以外の他の機能に関連する動作とを制御する技術として、特許文献1には、ナビゲーション装置の格納手段に音楽データが保存されたとき、経路案内をしているときには経路案内を優先し、経路案内を行っていないときに音楽データが保存されたことを音楽メディアの排出等により通知する装置が記載されている。
特開2007−035110号公報
上述した可動ノーズに表示画面を有した可動ノーズ方式の表示装置において、ナビゲーション機能による案内画面が表示されている状態であっても、通常は、ユーザの操作によりテレビの視聴に切り替えたり、CD等のディスクを挿入したり排出したりすることが可能である。例えば、ディスクを挿入又は排出するときには可動ノーズを開状態にすることになり、ナビゲーション機能による案内画面が見づらくなる。そのため、可動ノーズを開状態にするときには表示画面上に注意を喚起する警告メッセージを表示し、経路案内があるときには、音声による案内をするようにしている。
しかし、案内ポイントが5差路等の複数分岐する地点では音声による案内だけでは判断が困難であり、ナビゲーション装置の案内機能を有効に活用することができない。
また、ユーザはすべての案内ポイントの存在を把握しているとは限らない。そのため、CDやDVD等のディスクの挿入又は排出操作をしているときに経路案内が始まり、案内表示を見るために慌てて可動ノーズを閉状態にしようとすることが想定される。この場合、運転に集中できず安全走行に支障をきたすおそれがある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであり、交差点等の案内ポイントにおいて表示画面を有する可動ノーズを閉状態に保持または移行することが可能な車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の一形態によれば、可動ノーズに配置された表示手段と、案内ポイントの情報を含んだ地図データが格納されている地図データ記憶手段と、自車の現在位置を検出する自車位置検出手段と、前記可動ノーズの開閉状態を検出するノーズ開閉検出手段と、自車の現在位置から案内ポイントまでの距離を検出する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記案内ポイントまでの所定の距離の範囲にあり、前記可動ノーズが開状態であるときに、当該可動ノーズを開状態から閉状態に移行させるか、又は開状態から閉状態への移行を促す警告メッセージを前記表示手段の画面に表示することを特徴とする車載用ナビゲーション装置が提供される。
上記形態に係る車載用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われる前の位置にあり、前記可動ノーズが開状態であるとき、当該可動ノーズを閉状態に移行させる旨の警告メッセージを前記表示手段の画面に出力するようにしてもよく、前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われる前の位置にあり、閉状態の前記可動ノーズを開状態に操作する旨の信号を受信したとき、当該操作を制限する旨の警告メッセージを前記表示手段の画面に出力するようにしてもよく、更に、音声出力手段を備え、前記制御手段は、前記警告メッセージを前記表示手段の画面に表示するとともに、当該メッセージを前記音声出力手段を介して音声出力させるようにしてもよい。
また、上記形態に係る車載用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われている位置にあり、前記可動ノーズが開状態であるとき、当該可動ノーズが設けられた筐体の媒体挿入口に置かれている媒体を前記媒体挿入口に挿入して前記ノーズを閉状態に移行させるようにしてもよく、前記制御手段は、前記案内ポイントを通過した後、前記可動ノーズの状態を前記案内ポイント通過前の状態に移行させるようにしてもよい。
本発明に係る車載用ナビゲーション装置によれば、案内ポイントまでの自車位置の距離及び可動ノーズの開閉状態に応じて、案内ポイントにおいて可動ノーズが閉状態になるように移行する旨の警告を出力したり強制的に可動ノーズを閉状態にするようにしている。これにより、案内ポイントにおいては見やすい状態で案内表示を確認することが可能になり、安全走行に寄与することが可能となる。
本実施形態に係る車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 表示装置が配置される可動ノーズを示す図である。 車両走行中の可動ノーズの開閉処理を説明する図である。 案内ポイントにおける案内前での可動ノーズの開閉処理の一例を示すフローチャートである。 案内ポイントにおける案内中での可動ノーズの開閉処理の一例を示すフローチャートである。 案内ポイント通過後における可動ノーズの開閉処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(車載用ナビゲーション装置の構成)
図1は本発明の実施形態に係る車載用ナビゲーション装置100の構成を示すブロック図である。
図中、1はDVD−ROMドライブであり、1aは地図データその他の案内ポイント等の案内データが記憶されている記憶媒体である。本実施形態では、このようなデータを記憶する記憶媒体としてDVD−ROM1aを使用しているが、ハードディスク又はその他の記憶媒体を使用してもよい。ここに格納されている地図は、1/12500、1/25000、1/50000、1/100000等の各縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られており、この地図に含まれる道路、建築物、施設その他の各種物件は、経度及び緯度で表現された点(ノード)の座標集合として記憶されている。地図データは、(1)道路リスト、ノードテーブル、交差点構成ノードリスト等からなる道路レイヤ、(2)地図画像上に道路、建築物、公園、河川等を表示するための背景レイヤ、(3)市町村名などの行政区画名、道路名、交差点名などを指示する文字や地図記号等を表示するための文字・記号レイヤなどから構成されている。
また、DVD‐ROM1aには、マップマッチングで使用される道路の形状を表現した道路データが記憶されている。この道路データは道路の形状に応じてノード間の距離が異なるシェープノードとシェープノード間のリンクで構成されている。
また、2はナビゲーション装置本体10を操作するための操作ボタン等が設けられた操作部である。本実施形態では、操作部2にリモコン送信機が含まれており、ユーザは手元のリモコン送信機でナビゲーション装置本体10を操作することもできる。
また、3は複数のGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して車両の現在位置の経度、緯度、PDOP(Position DOP)値及びHDOP(Horizontal DOP)値等のGPSデータを生成して出力するGPS受信機を示す。4は自立航法センサを示す。この自立航法センサ4は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度センサと、一定の走行距離毎にパルスを発生する走行距離センサとにより構成されている。
また、5は各種のサービスセンタと通信するための車載電話機等の通信機、6は電波ビーコン又は光ビーコンから送られてくるVICS(登録商標)(道路交通情報通信システム)情報を受信するVICS受信機を示す。これらのビーコンは路側に設置され、警察署、道路管理者及び統合センターに接続され、周辺の渋滞情報等を提供する。
また、7は液晶パネル等の表示部であり、ナビゲーション装置本体10は、この表示部7に車両の現在位置の周囲の地図を表示したり、出発地から目的地までの誘導経路や車両マーク及びその他の案内情報を表示する。表示部7はその画面上にタッチパネルが設けられ、表示画面の表示内容と対になった各種のボタンが構成される。また、タッチパネルはこれら各種のボタンで示されるメニュー等を選択するための入力装置となる。8は音声によりユーザに案内情報を提供するためのスピーカーである。
この表示部7は、可動ノーズ21の前面に配置され、可動ノーズ21の傾斜状態によって表示画面が水平になったり起立状態になったりする。
42は、可動ノーズ駆動部であり、可動ノーズ開閉ボタン(不図示)の操作により可動ノーズ21の開閉を行うように可動ノーズ21を駆動する。可動ノーズ駆動部42は、可動ノーズ21の開閉状態を検出するノーズ開閉検出部43を有している。ノーズ開閉検出部43では、可動ノーズ開閉ボタンが押されたことを検出し、可動ノーズ21が開状態か閉状態のいずれの状態になっているかを判定する。
図2は、可動ノーズを備えた車載機器の例であり、図2(a)は、その側面図、図2(b)は、可動ノーズを閉じた状態の斜視図、図2(c)は、可動ノーズを開いた状態の斜視図を示している。
可動ノーズ21はCDやDVD等のドライブ装置等が収容されたオーディオ/ビジュアル/ナビゲーション/コミュニケーション一体機本体24(以下、単に一体機ともいう)の前面部の前面パネル(エスカッション)25の前方に配置されている。可動ノーズ21は、起立状態と傾倒状態とを選択可能になっている。前面パネル25には、CDやDVD等のメディアを挿入・排出するためのメディア挿入口(不図示)が設けられている。可動ノーズ21の前面には、表示部22や操作キーが配設されており、表示部22はタッチパネル式のディスプレイとなっている。可動ノーズ21はスライダ23に接続されており、スライダ23の位置に応じて起立状態や傾倒状態になる。
図2(b)は、スライダ23が一体機24内部の後退位置に引き込まれている状態であり、可動ノーズ21は起立状態に保持されている。そのため、前面パネル25のメディア挿入口は可動ノーズ21によって覆い隠されている。
図2(b)のような可動ノーズ21の起立状態からスライダ23を前進させ、可動ノーズ21の下部がスライダ23と共に前進し、可動ノーズ21の上部は下降し、全体として可動ノーズ21は次第に傾倒していく。
図2(c)は、可動ノーズ21が最大角度まで傾倒した状態を示している。この状態まで傾倒すると、前面パネル25のメディア挿入口が露出し、この挿入口にCDやDVD等のメディアを挿入・排出することができる。
ナビゲーション装置本体10は以下のものから構成されている。11はDVD−ROMドライブ1を介してDVD−ROM1aから読み出された地図データを一時的に格納するバッファメモリを示す。
12はマイクロコンピュータにより構成される制御部を示す。制御部12は、ナビゲーション用のプログラムを内蔵しており、このプログラムに従い、GPS受信機3から出力される信号や、自立航法センサ4から出力される信号に基づいて自車の現在位置を算出したり、表示させたい地図のデータをDVD−ROMドライブ1を介してDVD−ROM1aからバッファメモリ11に読み出したり、バッファメモリ11に読み出された地図データを用いて設定された探索条件で出発地から目的地までの誘導径路を探索するなど、種々の処理を実行する。また、後述するように、自車位置から案内ポイントまでの距離を検出し、距離に応じて可動ノーズのオープン操作を制限したり、開状態の可動ノーズを強制的に閉じるなどの処理を行う。また、案内ポイント通過前の可動ノーズの状態を取得して記憶部17に保存したり、案内ポイント通過後に可動ノーズを通過前の元の状態に戻す処理を行う。
13はバッファメモリ11に読み出された地図データを用いて地図画像を生成する地図描画部、14は動作状況に応じた各種メニュー画面(操作画面)や車両位置マーク及びカーソル等の各種マークを生成する操作画面・マーク発生部である。
15は制御部12で探索した誘導経路を記憶する誘導経路記憶部、16は誘導経路を描画する誘導経路描画部を示す。誘導経路記憶部15には、制御部12によって探索された誘導経路の全ノードが出発地から目的地まで記憶される。誘導経路描画部16は、地図を表示する際に、誘導経路記憶部15から誘導経路情報を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及び線幅で描画する。
17はハードディスク等で構成される記憶部を示し、可動ノーズの状態を示すデータや、自車が走行中の道路の情報等が保存される。
18は音声出力部を示し、制御部12からの信号に基づいて音声信号をスピーカー8に供給する。19は画像合成部を示し、地図描画部13で描画された地図画像に、操作画面・マーク発生部14で生成した各種マークや操作画面、誘導経路描画部22で描画した誘導経路などを重ね合わせて表示部7に表示させる。
このように構成された車載用ナビゲーション装置100において、制御部12は、案内ポイントが近づいたときに、自車位置から案内ポイントまでの距離を検出するとともに、可動ノーズの開閉状態を検出し、開状態の可動ノーズを閉じるように警告を出力したり、開状態の可動ノーズを強制的に閉じるようにしている。
以下、図3を参照しながら、車両走行中の可動ノーズの開閉処理について説明する。
図3(a)は、自車位置CMで示した車両が案内ポイント31(図3では、交差点)に近づき、自車位置から交差点31まで所定の距離X1の地点になった状態を示している。この時点で、一体機24に設けられた可動ノーズ21が閉状態であるときに、CDディスクの取り換え等のために可動ノーズ21をオープンする指示があったとしても、可動ノーズ21をオープンすることなく、可動ノーズ21に配置された表示画面に、「まもなく交差点のため、しばらくお待ちください」等、オープンが制限されている旨の警告メッセージを表示する。このとき、音声によるメッセージを同時に出力するようにしてもよい。なお、オープンする指示を記憶しておき、自車が交差点31を通過した後に可動ノーズ21を開状態にするようにしてもよい。
また、自車位置が交差点までX1の距離になったときに、可動ノーズ21が開状態であったときは、可動ノーズ21を閉じる旨の警告を画面に表示したり、音声により出力する。
図3(b)は、自車位置が図3(a)のときよりも交差点31に接近し、案内ポイントの案内(交差点の拡大表示等)が開始される距離X2になったときの可動ノーズの開閉処理を示している。
自車位置が交差点までX1の距離になった時点で、可動ノーズ21が開状態であり、CDやDVD等のディスク34がディスク挿入口に置かれた状態であったとする。このX1の地点では、可動ノーズ21を閉じる警告を出力するが、意識的に可動ノーズ21を開状態のままにしたり、又は運転操作に集中している等の事情により可動ノーズ21を閉じることができずに可動ノーズ21を開状態のままで案内が開始される距離X2の地点に車両が到達したものとする。このX2の地点になると、制御部12はディスク34を強制的にディスク挿入口に挿入して可動ノーズ21を閉じるようにディスクドライブ(不図示)や可動ノーズ駆動部42を制御する。そして、可動ノーズ21が閉じられた状態で表示画面に交差点案内表示を出力する。
さらに、車両が交差点31を通過した後は、可動ノーズ21の状態を交差点31通過前の状態に戻すようにしている。
なお、交差点から次の案内ポイントまでの距離が短く、ディスク34を取り外す等の余裕がない状況と判断される場合には、可動ノーズを閉状態に維持して次の案内ポイントに進入するようにしてもよい。
(車両走行中のノーズ開閉処理)
以下、本実施形態の車載用ナビゲーション装置100における車両走行中の可動ノーズ開閉制御処理について、その処理フローの一例を示した図4から図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、案内ポイントとして交差点を例にとって説明する。
図4は、自車が案内ポイントの手前であって案内が開始される距離よりも手前を走行しているときの処理を示している。
先ず、ステップS11において、自車位置を検出する。GPS受信機3の出力から自車位置の経度及び緯度を取得する。また、地図データを参照して、自車が走行している道路の情報を取得する。
次のステップS12において、自車位置が、案内ポイントである交差点までの所定の距離の地点(第1の地点)以内に入ったか否かを検出する。所定の距離は、例えば交差点まで200mの距離とする。自車が走行している道路の先に案内ポイントがあるか否かを地図データを基に検出して、案内ポイントまでの距離を検出する。第1の地点以内でなければステップS11に戻り、第1の地点以内であれば、ステップS13に移行する。
次のステップS13において、可動ノーズ21の状態を検出する。可動ノーズ21の状態としては、可動ノーズ21が開いた状態であり表示画面が水平になっている状態と、可動ノーズ21が閉じた状態であり表示画面が起立姿勢になっている状態とがある。これらのいずれの状態であるかを、ノーズ開閉検出部43を介して取得する。
次のステップS14において、ノーズ開閉検出部43で検出された信号を基に、可動ノーズ21が開状態か否かを判定する。開状態でなければステップS15に移行し、開状態であればステップS17に移行する。
次のステップS15において、可動ノーズ21をオープンする操作が行われたか否かを判定する。可動ノーズ21をオープンする操作は、可動ノーズ21の前面に配置された操作パネルのうちのオープンボタン(不図示)が選択され、その信号を制御部12が受信したか否かによって判定する。オープンボタンが選択されたときは、ステップS16において、可動ノーズ21を開く操作を制限している旨のメッセージを表示部7に表示したり、音声により出力する。
一方、ステップS14において可動ノーズ21が開状態であると判定されたときは、ステップS17に移行して、可動ノーズ21を閉じる旨のメッセージを表示部7に表示したり、音声により出力して、本処理は終了する。
次に、図5を参照して、案内ポイントである交差点の案内が行われる状況での可動ノーズ開閉制御処理について説明する。
先ず、ステップS21において、自車位置を検出する。GPS受信機3の出力から自車位置の経度及び緯度を取得する。また、地図データを参照して、自車が走行している道路の情報を取得する。なお、図4のステップS11において、自車が走行している道路の情報をすでに取得しているときは、その情報を使用するようにしてもよい。
次のステップS22において、自車位置が交差点案内を表示または音声出力する地点(第2の地点)に入ったか否かを検出する。自車が第2の地点に入ったか否かは、交差点案内の開始を検出して判定するようにしてもよく、案内が開始される距離に自車が入ったことによって判定するようにしてもよい。第2の地点以内でなければステップS21に戻り、第2の地点以内であれば、ステップS23に移行する。
次のステップS23において、可動ノーズ21の状態を検出する。この処理は図4のステップS13と同様である。
次のステップS24において、ノーズ開閉検出部43で検出された信号を基に可動ノーズ21が開状態か否かを判定する。可動ノーズ21が開状態であると判定されたときは、ステップS25に移行し、可動ノーズ21が閉状態であると判定されたときはステップS28に移行する。
次のステップS25において、一体機24のディスク挿入口にディスク34が置かれているか否かを判定する。ディスク34が有ればステップS26に移行してディスクドライブ(不図示)にディスク34を挿入させる。ディスク34がないときは、ステップS27に移行する。
次のステップS27において、可動ノーズ駆動部42を介して可動ノーズ21を閉じ、表示画面を起立状態にさせる。
次のステップS28において、表示画面に交差点の案内画像を表示して本処理は終了する。
上記処理では、可動ノーズ21の状態が閉状態又は開状態の2状態を対象としたが、可動ノーズ21を開状態と閉状態の途中の傾斜させた状態の場合にも適用可能である。例えば、可動ノーズ21が閉状態でない場合は傾斜している状態であっても開状態と同一とみなして、開状態の場合に適用される処理を行うようにしてもよい。
また、傾斜状態が閉状態に近く、表示画面に表示される案内画像がユーザにとって見づらくない場合、例えば傾斜角度が45度以上の場合には、閉じる操作を行わず、その傾斜状態を維持するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、車両が交差点を通過した後のノーズ開閉制御処理について説明する。
まず、図6のステップS31において、第2の地点におけるノーズの状態(元の状態とする)を検出して、記憶部17に記憶しておく。
次のステップS32において、自車が案内ポイント(交差点)を通過したか否かを判定する。交差点を通過するまで待機し、交差点を通過したと判定したときはステップS33に移行する。
次のステップS33において、記憶部17に格納した交差点通過前の可動ノーズ21の状態を抽出し、可動ノーズ駆動部42を介して可動ノーズ21を元の状態に戻す。また、元の状態において可動ノーズ21が開状態であり、ディスク34が挿入されていない状態であったときは、ディスク34を挿入口から排出するようにディスクドライブを制御する。
なお、自車が交差点を通過した場合であっても、次の案内ポイントまでの距離を検出し、その距離が短くディスクを取り外す等の処理が困難な状況であると判定したときには、強制的に閉じられた可動ノーズ21の状態を維持し、次の案内ポイントまでに余裕があるときに可動ノーズ21を元の状態に戻すようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る車載用ナビゲーション装置100においては、車両が案内ポイントに接近したときに可動ノーズ21の開閉状態を検出し、可動ノーズ21が閉じられているときにはオープン操作をしないように警告をしている。また、可動ノーズ21が開いた状態で交差点案内が出力される地点以内に入ると、強制的に可動ノーズ21を閉じて交差点案内を画面に表示するようにしている。これにより、交差点案内時に慌てて可動ノーズ21の処理をすることなく交差点案内を画面により確認することができ、安全走行に寄与することが可能となる。
なお、本実施形態では、案内ポイントとして交差点を例にとって説明したが、それに限定されず、音声案内だけでは状況把握が困難であり、画面に案内表示が出力される分岐点等のポイントであれば適用可能である。
100…車載用ナビゲーション装置、
1a…DVD−ROM(地図データ記憶手段)、
3…GPS受信機(自車位置検出手段)、
7…表示部(表示手段)、
8…スピーカー(音声出力手段)、
11…バッファメモリ(地図データ記憶手段)、
12…制御部(制御手段)、
17…記憶部、
18…音声出力部(音声出力手段)、
21…可動ノーズ、
42…可動ノーズ駆動部、
43…ノーズ開閉検出部(ノーズ開閉検出手段)。

Claims (6)

  1. 可動ノーズに配置された表示手段と、
    案内ポイントの情報を含んだ地図データが格納されている地図データ記憶手段と、
    自車の現在位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記可動ノーズの開閉状態を検出するノーズ開閉検出手段と、
    自車の現在位置から案内ポイントまでの距離を検出する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記案内ポイントまでの所定の距離の範囲にあり、前記可動ノーズが開状態であるときに、当該可動ノーズを開状態から閉状態に移行させるか、又は開状態から閉状態への移行を促す警告メッセージを前記表示手段の画面に表示することを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われる前の位置にあり、前記可動ノーズが開状態であるとき、当該可動ノーズを閉状態に移行させる旨の警告メッセージを前記表示手段の画面に出力することを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われる前の位置にあり、閉状態の前記可動ノーズを開状態に操作する旨の信号を受信したとき、当該操作を制限する旨の警告メッセージを前記表示手段の画面に出力することを特徴とする請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
  4. 更に、音声出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記警告メッセージを前記表示手段の画面に表示するとともに、当該メッセージを前記音声出力手段を介して音声出力させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載用ナビゲーション装置。
  5. 前記制御手段は、前記自車の現在位置が前記所定の距離の範囲内であって前記案内ポイントの案内が行われている位置にあり、前記可動ノーズが開状態であるとき、当該可動ノーズが設けられた筐体の媒体挿入口に置かれている媒体を前記媒体挿入口に挿入して前記ノーズを閉状態に移行させることを特徴とする請求項3に記載の車載用ナビゲーション装置。
  6. 前記制御手段は、前記案内ポイントを通過した後、前記可動ノーズの状態を前記案内ポイント通過前の状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
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