JP2008256623A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図上の所定位置に経由地マークと最終目的地マークを表示するとき、これらのマークが密集し、また広域地図を表示するときでも、マーク表示が重なって見にくくならない「ナビゲーション装置」とする。
【解決手段】経由地及び最終目的地マークの表示の際に、マーク表示重合検出部でマークが重なって表示されることを検出したとき、マーク表示変更処理部において、例えば走行する道順に経由地マークが前面に表示されるようにし、或いはマークが重ならないように回転して表示し、或いは地図の3D表示の時マークが重ならないように表示高さを変更する。また、経由地や最終目的地の初期表示時に、道順に経由地マークが前面になるように表示しておき、経由地に到着したときその経由地のマークを最も後側に表示されるようにしても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は車両等に搭載するナビゲーション装置に関し、特に地図上に目的地や経由地のマークを表示する際、広域地図表示時にマークが重なって見にくくなることを防止するように表示可能としたナビゲーション装置に関する。
車両等に搭載する一般のナビゲーション装置においては、地図を描画するための地図データ及び施設等を検索するための施設情報データを記録したCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の地図・情報データ記憶媒体と、この地図・情報データ記憶媒体のデータを取り込むデータ取込装置と、地図等を表示するモニタと、GPS受信機及び走行距離センサやジャイロ等を用いた自立航法装置を用い、車両の現在位置及び進行方向の方位を検出する車両位置検出装置を有し、車両の現在位置を含む地図データを地図・情報データ記憶媒体から取り込み、この地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像をモニタの画面に描画すると共に、車両位置マークをモニタ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示し、或いは地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させ、車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるようにしている。
また、このナビゲーション装置においては、利用者が所望の目的地或いは経由地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるようにするための経路誘導機能を備えている。この経路誘導機能によれば、種々の手段により目的地を設定し、出発地から目的地まで、これらの地点を結ぶ経路のうち各種の条件を加味して複数の誘導経路を演算して提示するようになっている。また、利用者が選択した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他の経路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離以内に近づいたときに、交差点を拡大表示し、進路を変更すべき方向を示す矢印等を描画して画面表示したり、音声で右左折の誘導を行うことで、利用者を目的地まで案内することができるようにしている。
前記の地図画面表示に際しては、道路に関するデータによって道路を表示する道路レイヤに対して、大きな建築物、公共の建築物、交差点での右左折で目安になる建築物等をその形状と建築物の種別に応じた色彩で表す家形図表示レイヤ、また、公園、河川、田畑、山の平面を各種の色と模様のテキスチャーで表現する背景レイヤ、また、地名、施設名、駅名、交差点名等の各種名称、及び予め定めている各種施設等のマークを表示する文字・マークレイヤ、更にはナビゲーション装置で演算した誘導経路やVICSによる渋滞情報を道路に合わせて表示する等の各種の情報を適宜のレイヤで表示、これを重ねて1画面上に表示している。
また、前記のような目的地或いは経由地を設定して誘導経路に沿って走行するとき、地図上に表示する経由地マークや最終目的地マークも、上記のような地図画像の別のレイヤに表示し、地図の拡大や縮小に応じて地図上の所定の位置にマークの起点が位置するように表示している。この経由地マークや最終目的地マークは種々の態様で表示されるが、多くの場合例えば図13(a)に示すように、経由地はその経由順の数字の入った旗で示され、最終目的地は同図のような二重丸状に示されることとなる。
なお、ナビゲーション装置の画面に複数のアイコンを表示するに際してそれらが重なるとき、優先度の低いアイコンを表示しないようにする技術は下記特許文献1及び2に開示され、また、重なる表示を所定時間毎に順に切り替える技術は特許文献3に開示されている。
特開2004−144721号公報 特開2002−107155号公報 特開2001−317955号公報
ナビゲーション装置において例えば図13(a)のように第1経由地マーク〜4や最終目的地マークを表示するとき、例えば図13(b)のように更に離れた地点にある第5経由地が存在するとき、これらの経由地を全て表示するため、図示のようにより広域の地図を表示すると、図示するように最終目的地マークの陰に第1経由地マークの数字が隠れ、また近接する第2〜4経由地のマークが重なり、図示の例では第4経由地のマークのみが明瞭に視認されることとなる。
これは、経由地及び最終目的地のマーク表示に際して、最終目的地の表示の重要性が高いことにより、常に他のマークよりも前面になるように表示し、また経由地マークについてはマークを付けた順に表示するため、図示の例では第4経由地が最も前面に表示され、その下に第3経由地が、最も下に第2経由地が表示されることとなる。
上記のような表示がなされる結果、これから車両が各経由地を経由して最終目的地まで走行しようとするとき、図13(b)のような表示では、最初に行く第1経由地が、最終目的地の陰に隠れている経由地マーク部分であるか、或いは3つの経由地マークが重なって見えなくなっている部分にあるのかがわからず、ナビゲーションの案内に不安になることがある。更にナビゲーション装置の案内により第1経由地を過ぎ、第2経由地に向かおうとするときも、どの地点に第2経由地があるのかわからず不安になる。
その対策として前記特許文献1及び2に開示されているような優先度の低いアイコンを表示しない技術を採用し、例えば経由地及び最終目的地マークが重なるとき、これから行く経由地のマークに重なるアイコンを表示しないようにすると、図13(b)に示す状態で第1経由地のマークに重なる最終目的地が表示されなくなり、これから走行しようとしている全体の経路を把握することができなくなる。
また、前記特許文献3に開示されているような重なる表示を所定時間毎に順に切り替える技術を採用すると、その切り替え時間が短いときには運転者が前方に注意しながらこの画面を短時間見るとき、タイミングが合わないと自分の見たい第1経由地マークや最終目的地マークを見ることができず、その切り替え時間が長いときにも、タイミングが合わないと所望のマークを見ることができないほか、複数の箇所で所定時間毎にマーク表示が切り替わっていると、どの部分を見たらよいのかわからず、全体の経路が見にくい表示とならざるを得ない。
したがって本発明は、経由地マーク及び最終目的地マークが重なること無く、且つ全体の経路を見やすく表示することができるナビゲーション装置を提供することを主たる目的とする。
本発明に係るナビゲーション装置は、上記課題を解決するため、設定した経由地と最終目的地に対応する地図上の位置に経由地マークと最終目的地マークを表示するマーク表示処理手段と、マーク表示重合検出手段でマークが重なって表示されることを検出したとき、マークが重ならないように表示変更処理を行うマーク表示変更処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る他のナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置において、前記マーク表示変更処理手段が、車両走行の経由順にマークが前面に順に表示されるようにマーク表示階層を設定し、経由地に到着したとき到着した経由地のマークを最も後側に表示するように表示変更処理することを特徴とする。
本発明に係る他のナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置において、前記マーク表示変更処理手段は、マークが互いに重ならない位置にマークを回転するマーク回転表示処理手段であることを特徴とする。
本発明に係る他のナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置において、地図表示が3D表示を行っていることを検出する地図3D表示検出手段を備え、前記マーク表示変更処理手段は、前記地図3D表示検出手段で地図表示が3D表示を行っていることを検出し、且つ前記マーク表示重合検出手段でマークが重なって表示されることを検出したとき、マークが互いに重ならない位置にマークの表示高さを変更するマーク表示高さ変更処理手段であることを特徴とする。
本発明に係る他のナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置において、設定した経由地と最終目的地に対応する地図上の位置に経由地マークと最終目的地マークを、車両走行の経由順にマークが前面になるように順に表示するマーク表示処理手段と、
車両走行後に経由地に到着したとき、到着した経由地のマークを最も後側になるように表示変更処理するマーク表示変更処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は上記のように構成したので、地図縮尺を広域地図に変更しても、経由地マーク及び最終目的地マークが重なって表示されること無く、且つ従来の技術のように経由地や最終目的地マークを表示しない処理を行うことがないので、全体の経路がわかり易くなる。
本発明は、ナビゲーション装置の経由地マーク及び最終目的地マークが重なること無く、且つ全体の経路を見やすく表示するという目的を、設定した経由地と最終目的地に対応する地図上の位置に経由地マークと最終目的地マークを表示するマーク表示処理手段と、マーク表示重合検出手段でマークが重なって表示されることを検出したとき、マークが重ならないように表示変更処理を行うマーク表示変更処理手段とを備えることによって実現した。
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1(a)は本発明による経由地及び最終目的地マークを適切に表示処理を行う機能部を備えたナビゲーション装置の機能ブロック図である。図1に示すナビゲーション装置においては、従来のものと同様に、システム制御部10に各種の所定の機能を総合的に行うためのソフトウェアを記録したROM、そのソフトウェアを処理するためのCPU及びRAM等を備え、これと接続した各機能部の制御を行っている。図示のナビゲーション装置においては、このシステム制御部10に車両位置検出部13が接続し、GPS受信器11の位置データを入力し、更に必要に応じて車速センサや角度センサによる走行距離・方位検出部12からの車両の移動データを入力することによって、車両の現在位置を正確に検出している。
また、VICS受信器を備えたVICS情報入力部14を備え、ビーコン、FM放送等からVICS情報を取り込んでいる。指示信号入力部17においては、このナビゲーション装置での利用者によるリモコン15等の指示信号を入力している。更に必要に応じて利用者の音声を認識する処理によって利用者の指示信号を入力する音声認識部16の信号も、この指示信号入力部17に入力している。
またデータ取込部19においては、CD−ROM、DVD−ROM、或いはハードディスク等の地図・情報データ記録媒体18から必要な地図データ、施設情報等を取り込み、更にそのデータ記録媒体がハードディスクのように容易にデータの書き込みができるような場合には、外部から取り込んだデータや、他の機能部で処理したデータを後に読み取って利用することができるように、そのデータ記録媒体にデータ入力もできるようにしている。
このナビゲーション装置においては音声出力部21からの案内音声等をスピーカ20から音声出力し、地図や案内情報を画像出力部23からモニタ22に画像表示している。誘導経路演算部24においては、車両位置検出部3で検出した車両の現在地を取り込み、また、画面に表示されるカーソルの操作による地図のスクロールにより、或いは住所を入力することにより、更には電話番号を入力する等の種々の手法により設定された経由地及び最終目的地を取り込み、最短所要時間、最短距離、一般道路優先等の種々の条件において最適の誘導経路を演算して提示する。誘導経路案内部25では、前記のようにして演算された誘導経路について、利用者が最終的に選択した誘導経路を記憶し、現在位置から経由地を経て最終目的地まで、安全に且つ間違いなく走行できるように、音声及び画面によって案内を行う。
経由地・最終目的地マーク表示処理部26においては、前記誘導経路の演算に際して利用者が入力した経由地及び最終目的地のマークをモニタ22に表示する処理を行うものであり、例えば図1(b)に示すような機能ブロックからなる。図1(b)の例においては、本発明を種々の態様で実施することができるようにした例を示しており、実際にはこれらの機能部の内任意のものを用いて実施することができる。
図1(b)の経由地及び最終目的地マーク表示処理部26においては、経由地及び最終目的地が図13(b)のように重なって表示されるか否かを検出するマーク重合検出部27を備えている。このマーク重合検出部27においては、同じ誘導経路で同じ経由地及び最終目的地であっても、図13(a)に示すような縮尺の地図ではこれらが重なることが無くても、同図(b)のように広域表示縮尺の地図としたときに重なる場合、これを検出することができるようにする。そのためには、各マークについて現在表示している地図縮尺において、各マークが表示される位置及び範囲を演算し、それらのマークが重なるか否かを判別することにより検出することができる。その際には例えばマークの主要部について所定の割合以上重合しているとき、マーク表示が重合していると判別するようにしても良い。また、マークが重合するか否かは、マークに経由地番号等のデータが表示される部分のみについて判断しても良い。
図1(b)に示す経由地・最終目的地マーク表示処理部26においては3D表示検出部26を備えており、後述するように本発明の一つの態様として、地図が3D表示しているときにおいて、経由地及び最終目的地のマークが重なっているときの対応処理を行うことができるようにしている。
マーク表示変更処理選択部29においては、本発明における各種実施の態様を任意に選択するものであり、マークの表示階層を変更することにより最も上に表示されるマークを選択することができるようにしたマーク表示階層変更処理部30と、表示するマークを任意の位置に回転することによりマークが重ならないように表示するマーク回転表示処理部31と、前記地図3D表示検出部28で現在の地図が3D表示しており、しかもマーク重合検出部27でマーク表示が重合することを検出したとき、後述するようにマークの高さを変更して重合をなくすマーク表示高さ変更処理部32とを任意に選択することができるようにしている。
上記のような機能ブロックからなる本発明においては、後述するような各種作動フローによる処理を行うことにより、本発明を各種の態様で実施することができる。図2に示す経由地・最終目的地設定・表示処理においては、後述する図3に示すような経由地及び最終目的地の設定と、それらのマーク表示出力処理を行う(ステップS1)。次いで表示地図縮尺の読み込みを行い(ステップS2)、経由地及び最終目的地マークは重なるか否かを判別する(ステップS3)。この判別は図1(b)のマーク表示重合検出部27において前記のようにして行う。その判別の結果それらのマークが重なると判別したときには、例えば後述する図4に示すような経由地及び最終目的地マークの表示変更処理を行い、マークの重合による問題を解決する(ステップS4)。
ステップS4で前記処理を行った後、及び前記ステップS3において経由地及び最終目的地のマークが重ならないと判別したときにはステップS5に進み、前記のようにして処理されて出力された経由地がある時にこれを表示し、また少なくとも最終目的地マークを表示する(ステップS5)。その後表示地図の縮尺を変更したか否かを判別し(ステップS6)、表示地図の縮尺が変更されたときには前記ステップS2に戻って表示地図の縮尺の読み込みを行い、その後ステップS3において再び経由地及び最終目的地マークが重なるか否かの判別を行う。
この判別に際しては、各マークが重ならないことにより標準表示を行っていた状態から広域地図表示になることによりマークが重なるようになったか、或いはマークが重なっていたことにより表示変更処理を行っていた状態から詳細地図への縮尺変更により標準表示でも重ならない状態になったか否か、或いは、マークが重なっていたことにより表示変更処理を行っていた状態で、より広域地図への縮尺変更によって更に重なるようになったか等の判別を行い、以降前記と同様の処理を行う。
ステップS6において表示地図の縮尺変更が行われなかったと判別したときには、最終目的地に到着したか否かを判別し(ステップS7)、未だ到着していないときにはステップS2に戻って前記作動を繰り返し、最終目的地に到着したと判別したときにはこの処理を終了する(ステップS9)。
図2のステップS1で行う経由地及び最終目的地の設定及びそのマーク表示の出力処理は例えば図3に示すようにして行うことができる。図3に示す経由地・最終目的地設定・マーク表示出力処理においては、最初最終目的地迄の走行予定経路を決定する(ステップS11)。この処理は図1(a)の誘導経路演算部24において、入力した経由地及び最終目的地に基づき、地図データにより行われる。その後図示の例では、マーク表示する経由地を設定するか否かの判別を行っている。即ち、前記走行予定経路の決定に際して、経由地の設定がないときにはマーク表示する経由地がないとしてステップS15に進む。
ステップS12においてマーク表示する経由地があると判別したときには、マーク表示する第1経由地の設定を行う(ステップS13)。即ち、ここでは一つの経由地しかない場合はその経由地の設定を行い、複数の経由地があるときには従来と同様に、最初に経由する地点の設定を行う。また、最終目的地に行く迄に海岸沿いの道路を通って行きたいと思ったとき、その道路の任意の地点を経由地として経路設定を行ったとき、その地点に経由地マークを表示する必要がない、と思ったときにはここではマーク表示を行わない経由地とされる。次いでマーク表示する経由地は他にあるか否かの判別を行い(ステップS14)、他にあるときにはマーク表示する他の経由地の設定を行い(ステップS17)、再びステップS14に戻って前記作動を繰り返す。
ステップS14においてマーク表示する経由地は他に無いと判別したとき、及びステップS12においてマーク表示する経由地が無いと判別したときには、ステップS15において最終目的地を設定する。即ち、経由地についてはこれを全く設定しない場合及びそのマークを表示しない場合があっても、最終目的地についてはマーク表示を行うこととする。その後前記のように設定された経由地及び最終目的地について、マーク表示を行うためのデータ出力をし(ステップS16)、前記図2のステップS2に進む。
図2のステップS4で行う経由地及び最終目的地マークの表示変更処理に際しては、例えば図4に示すようにして行うことができる。なお、図4には本発明を各種の態様で実施をすることができるようにした例を示し、任意の処理を選択して実施する例を示しているが、その一部の処理のみによっても本発明は実施可能である。
図示の例では最初に3D地図表示中であるか否かを判別している(ステップS21)。ここで3D地図表示を行っていないと判別したときには、マーク表示階層の変更処理を行うか否かの判別を行う(ステップS22)。この判別でマーク表示階層を変更することにより、例えば表示階層が上にあるほど画面表示では上に表示することとしている場合、表示階層の変更によって重なったマークのうち上に表示されるマークを変更することができる。
ステップS22においてそのマーク表示階層変更処理を行うと判別したとき、即ち予めそのような処理を行うことをナビゲーション装置に設定しているときにはステップS23に進み、経由地及び最終目的地マークを道順に、即ち経由順に別階層に移動して、階層順に表示出力を行う。それにより最初に行く経由地ほど上の階層に設定することによって、マークが重なっているときでも、車両が走行する順序に沿い、例えば最初に行く経由地が最も前面に表示され、道順に対応して経由地マークが重なって表示されることとなる。
その後経由地に到着する毎に順に到着した経由地マークの表示階層を最下層に移動して表示する(ステップS24)。それにより、最初は最も前面に表示されていた第1経由地でも、そこに到着した後は最下層に移動し、次に行く第2経由地が最上階層となり、マークが重なったときでも第2経由地マークが最前面に表示される。なお、この例においては図2におけるステップS1で経由地及び最終目的地を設定してマーク表示の出力を行うとき、後述するように特定の階層への設定入力を行わない場合であり、特定の階層への設定入力を行うときには、後述するようにステップS23における処理の必要が無くなる。
図4のステップ23及び24の処理の状態は、マーク表示例として図9及び図10に示す。即ち、前記ステップS23において経由地及び最終目的地マークを道順に別階層に移動して階層順に表示することにより、最初の設定時に例えば図13(b)のように表示される階層設定になっていても、図9(a)のように第1経由地が最終目的地よりも前面に表示され、更に第2経由地がこの部分で重なっている他のマークよりも前面に表示されることとなる。このような表示を見ることにより、従来の図13(b)のマーク表示のように、最終目的地の陰に隠れて第1経由地のマークが見えなくなり、また後で設定した経由地である第4経由地の陰に第2経由地が隠れて見えなくなる問題を解消することができる。また、前記特許文献1及び2の技術のように、重なった表示を消去することがないので、マークの重なりが存在することを見ることができ、また前記特許文献3の技術のように所定時間毎にマーク表示を変えることによって全体の経由地や最終目的地の状態を把握できなくなる問題も解消することができるようになる。
図9(a)のように表示した後は、車両の走行によって第1経由地に到着すると同図(b)のように第1経由地のマークは最下層に移動することによって最終目的地マークの後に隠れ、以降走行することとなる最終目的地の状態を容易に見ることができるようになる。また、このとき第2経由地のマークが明瞭に表示されているので、安心してこの第2経由地への走行を行うことができる。その後第2経由地に到着すると、図10(a)のように第2経由地のマークが最下層となり、その下の階層にあった第3経由地のマークが最も前面に表示される。同様に第3経由地に到着すると、第3経由地のマークが最下層となり、その下に表示されていた第4経由地のマークが最も前面に表示される。
一方、前記図4のステップS22においてマーク表示する階層の変更処理を行わないと判別したとき、即ち、予め以下のような処理を行うと設定しているときにはステップS26に進む。ステップS26では最終目的地マークを優先しながら、重なるマークの一つを基準マークとして選択する。その後この基準マーク以外の重なるマークを各々重ならない位置まで回転した表示出力をする(ステップS27)。
図4のステップS27の処理の結果、例えば図11(a)のように表示される。即ち、最も優先される最終目的地マークを基準マークとして固定し、第1経由地マークについて、その地点を示すマークの下端部を中心に図示のように反時計回りに、最終目的地マークと重ならない位置まで回転する。また、標準の表示では重なって表示される第2、3、4経由地については、例えば図11(b)に示すような回転処理を行い、第3経由地のマークは時計回りに、第4経由地のマークを反時計回りに回転して、基準の第2経由地のマークに重ならないように表示する。このように3つの経由地マークが重なるとき、どのマークを基準にし、どのマークをどの方向に回転するかは必要に応じて任意に設定することができるが、予め種々の重なる態様を用意しておき、その時の重なりの状態に応じていずれかを選択し、回転処理を行うようにしても良い。
また、図4のステップS21において3D地図表示が行われていると判別したときには、前記処理と同様に最終目的地マークを優先しながら、重なるマークの一つを基準マークに選択し(ステップS28)、その後基準マーク以外の経由地マークを各々重ならない位置まで高さを変えて表示出力をする。図4のステップS29の処理の結果、例えば図12(b)に一部拡大図を示している同図(a)のように、最終目的地マークを固定した状態で第1経由地のマークを上方に伸ばし、また、最も手前側の経由地である第4経由地のマークを固定した状態で第2経由地のマークを縮め、第3経由地のマークを伸ばして表示する。同図の例においては、第3経由地のマークがあまりにも上方にかけ離れて表示されないように、最終目的地マークの上部に位置させ、それに伴って第1経由地のマークをその上に伸ばして表示する例を示している。
図4の処理においては上記のように種々の態様で実施することができるようにしたものであるが、ナビゲーション装置において例えばステップS24の処理のみを行うように設定しておくことができ、同様にステップS27の処理のみを行うように設定して、各々の場合においてステップS29の処理を追加の処理として行うか否かも任意に選択しておくことができる。図4の各処理を終了した後は、図2のステップS5に進んで、前記のような表示データ出力に基づいて、実際に地図上にマーク表示を行うこととなる。
前記の例においては、図1(b)のマーク表示重合検出部27において図2ステップS3のように、表示する経由地及び最終目的地マークが重なるかどうかを判別し、重なるときに前記の処理を行う例を示したが、それ以外に例えば図5に示すような機能ブロック図、及び図6〜8に示すような作動フローに従って処理を行うことにより、そのような判別処理を行うことなく本発明を実施することもできる。
図5に示す経由地・最終目的地マーク表示処理部26の例においては、車両が走行する前に経由地や最終目的地を設定するときに処理を行う車両走行前マーク表示処理部35を備え、そこでは経由地及び最終目的地の設定入力を行う経由地及び最終目的地設定入力部36のデータに基づいて、マーク表示階層設定部37が図7に示すような特定の表示階層設定を行う。また、車両走行中マーク表示変更処理部38においては、車両走行後において経由地に到着したか否かを検出する経由地到着検出部39の検出出力によって、到着経由地マーク表示階層移動設定部40によって、到着した経由地のマークの表示階層を最も下層に移動するマーク表示変更処理を行う。
これらの処理に際して、マーク表示階層記録部41が車両走行前マーク表示処理部35で階層設定したマークの表示階層を、マーク表示階層記憶部44に記録する。また、マーク表示階層変更記録部42では、車両走行中マーク表示変更処理部38で変更したマーク表示階層について、前記のようにしてマーク表示階層記憶部44に記憶している各マークの表示階層を変更して記録する。
これらの実際の処理に際しては、図6に示すような基本作動フローに従って処理を行う。図6に示す経由地・最終目的地マーク表示設定・表示処理の例においては、最初図3のステップS11〜15、17と同様の経由地・最終目的地設定処理を行い(ステップS41)、次いで図7に示すような経由地及び最終目的地の初期表示処理を行う(ステップS42)。その後図8に示すような、車両が走行した後の処理である、経由地及び最終目的地の走行時表示変更処理を行う(ステップS43)。
図6に示すように、前記図3のステップS11〜15、17の処理によって、地図上に表示する経由地を順に設定し、最終目的地を設定した後は、図7に示す経由地・最終目的地初期設定・表示処理を行うこととなるが、その際には図示の例では、最初にマーク表示する経由地を設定したか否かの判別を行う(ステップS51)。この判別では図3のステップS12においてマーク表示する経由地がないと判別し、ステップS15で最終目的地のみを設定したとき、図7のステップS54に進む。それ以外の時はステップS52に進み、第1経由地マークを所定表示階層に設定する。
次いで他のマーク表示経由地を設定したか否かを判別し(ステップS53)、第1経由地マークのみであるときにはステップS54に進む。それ以外の時はステップS57に進み、次の経由地マークを先の経由地のマーク表示階層より下位の階層に設定する。この処理の後ステップS53に戻って前記判別を繰り返すことにより、全ての経由地マークについて道順、即ち経由順に下位方向の階層に設定されることとなる。
ステップS53で他のマーク表示経由地がないと判別したときには、ステップS54において最終目的地マーク表示階層を、前記全ての経由地マークの表示階層より下である最下層に設定する。このときステップS51から直接進んできた、経由地マーク表示を設定していない場合には、特に最終目的地マークの最下層設定は必要ないが、その後経由地が追加された場合でも常に最下層になるように設定しておくことにより、種々の態様に対応することができるようになる。
次いで前記のようにして設定した経由地及び最終目的地マークの表示階層を全て記憶し(ステップS55)、これらの経由地及び最終目的地マークについて、上記のように設定した順に全てを表示した後(ステップS56)、図8に示す経由地・最終目的地走行時表示変更処理を行う。前記のような初期表示処理により、前記のように経由地及び最終目的地マークが重合することを検出したときに行う図4のステップS23と同様に、即ち図9(a)のような表示を自動的に行うことができる。
その後図6のステップS43であり、また図7のステップS58に示す経由地・最終目的地走行時表示変更処理を行うこととなるが、この処理は実質的に前記図4のステップS24における、経由地到着毎に順に到着した経由地マークの表示階層を最下層に移動して表示する処理と同様の処理となる。即ち、図8の例では最初に車両は走行したか否かを判別し(ステップS61)、走行したときには以降の処理を行うものとする。
車両が走行したときには、経由地マーク表示は設定されているか否かの判別を行い(ステップS61)、経由地マークが設定されているときには第1経由地に到着した後(ステップS63)、第1経由地マークを最下層に設定変更して表示する(ステップS64)。次いで他の経由地マーク表示は設定されているか否かを判別し(ステップS65)、設定されているときには次の経由地に到着した後(ステップS67)、到着した経由地の経由地マークを再下層に設定変更して表示する(ステップS68)。その後ステップS65に戻り、他の経由地マーク表示は設定されているか否かを同様に判別し、全ての経由地を走行するまでこの処理を繰り返し、他の経由地マークが設定されていないと判別するとき、即ち全ての経由地を走行したと判別したときには最終目的地に到着したか否かを判別し(ステップS66)、最終目的地に到着したと判別したときにこの処理を終了する(ステップS69)。
本発明のナビゲーション装置の機能ブロック図であり、(a)はナビゲーション装置全体の機能ブロック図、(b)は同ナビゲーション装置における経由地・最終目的地マーク表示処理部の内部の機能ブロック図である。 本発明における経由地・最終目的地設定・表示処理を行う作動フロー図である。 図2の作動フローにおける経由地・最終目的地設定・マーク表示出力処理を行う作動フロー図である。 図3の経由地・最終目的地マーク表示変更処理を行う作動フロー図である。 本発明の他の実施例における経由地・最終目的地マーク表示処理部の内部の機能ブロック図である。 図5の経由地・最終目的地マーク表示設定・表示処理を行う基本作動フロー図である。 図6の経由地・最終目的地初期設定・表示処理を行う作動フロー図である。 図6の経由地・最終目的地走行時表示変更処理を行う作動フロー図である。 本発明の実施例の処理によって行われる表示の状態を示す説明図である。 同実施例の処理によって行われる表示の他の状態を示す説明図である。 本発明のたの実施例の処理によって行われる表示の状態を示す説明図である。 本発明の更に他の実施例の処理によって行われる表示の状態を示す説明図である。 従来例の処理によって行われる表示の状態を示す説明図である。
符号の説明
26 経由地・最終目的地マーク表示処理部
27 マーク表示重合検出部
28 地図3D表示検出部
29 マーク表示変更処理選択部
30 マーク表示階層変更処理部
31 マーク回転表示処理部
32 マーク表示高さ変更処理部

Claims (5)

  1. 設定した経由地と最終目的地に対応する地図上の位置に経由地マークと最終目的地マークを表示するマーク表示処理手段と、
    マーク表示重合検出手段でマークが重なって表示されることを検出したとき、マークが重ならないように表示変更処理を行うマーク表示変更処理手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記マーク表示変更処理手段は、車両走行の経由順にマークが前面に順に表示されるようにマーク表示階層を設定し、経由地に到着したとき到着した経由地のマークを最も後側に表示するように表示変更処理することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記マーク表示変更処理手段は、マークが互いに重ならない位置にマークを回転するマーク回転表示処理手段であることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 地図表示が3D表示を行っていることを検出する地図3D表示検出手段を備え、
    前記マーク表示変更処理手段は、前記地図3D表示検出手段で地図表示が3D表示を行っていることを検出し、且つ前記マーク表示重合検出手段でマークが重なって表示されることを検出したとき、マークが互いに重ならない位置にマークの表示高さを変更するマーク表示高さ変更処理手段であることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  5. 設定した経由地と最終目的地に対応する地図上の位置に経由地マークと最終目的地マークを、車両走行の経由順にマークが前面になるように順に表示するマーク表示処理手段と、
    車両走行後に経由地に到着したとき、到着した経由地のマークを最も後側になるように表示変更処理するマーク表示変更処理手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014718A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社ゼンリンデータコム 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
JP2017083350A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社ゼンリンデータコム 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
CN109410626A (zh) * 2017-08-17 2019-03-01 杭州海康威视系统技术有限公司 站点标示方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质

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