JP2010203092A - 型枠用保持具、及びコンクリート型枠の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート壁の構築に用いる型枠を強固に並列状に連結することができる型枠用保持具、及びコンクリート型枠の構築方法を提供する。
【解決手段】本発明の型枠用保持具は、面板21の片面に少なくとも左右に側板22,22を備え、該側板22には長さ方向に一定間隔の挿通孔222を備える型枠2を連結するものであり、前記型枠2の前記挿通孔222に挿入可能な突状部12と、前記側板22,22を挟持する一対の挟持部13と、横架材3を支持する支持部11とを有し、前記支持部11が型枠2の面板21に対して略鉛直状であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の型枠用保持具は、面板21の片面に少なくとも左右に側板22,22を備え、該側板22には長さ方向に一定間隔の挿通孔222を備える型枠2を連結するものであり、前記型枠2の前記挿通孔222に挿入可能な突状部12と、前記側板22,22を挟持する一対の挟持部13と、横架材3を支持する支持部11とを有し、前記支持部11が型枠2の面板21に対して略鉛直状であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート壁の構築に用いる型枠を強固に並列状に連結することができる型枠用保持具、及びコンクリート型枠の構築方法に関する。
従来、土木建築工事において、縦長の面板の片側に、左右及び上下の端部に面板と直交する側板を備え、さらに左右の端部間にも略平行状の該側板を設けた構成の型枠が広く用いられている。この型枠を連結具などを用いて並列状に連結して利用されている。
前記型枠を並列状に連結するための連結具としては、例えば特許文献1に提案される連結具が用いられている。
この連結具は、略平行状の2本の角棒材の基端が連結され、一方の角棒材の先端に挿入軸部が形成された構成であり、この挿入軸部を型枠の取付孔に挿入した状態で回動させ、2本の角棒材間に型枠の側板を挟み込む構成である。
この連結具は、略平行状の2本の角棒材の基端が連結され、一方の角棒材の先端に挿入軸部が形成された構成であり、この挿入軸部を型枠の取付孔に挿入した状態で回動させ、2本の角棒材間に型枠の側板を挟み込む構成である。
しかしながら、前記特許文献1には、型枠の裏面に横架材を配するケースについては何等言及されていない。すなわち型枠として用いた場合には、面板側にコンクリートが打設され、そのコンクリートの打設圧力によって型枠が形状を維持できなくならないように、別途型枠の裏面に横架材を配する必要があるが、この横架材を配するためには、新たに型枠の側板などに別の取付治具を取り付ける必要があった。さらに、型枠への打設圧力を連結具の「点」で受けるため、一箇所に圧力がかかり連結具が破損する恐れもあった。
そこで、本発明は、前述のような問題を解消でき、横架材などを容易に配設することができる型枠用保持具、及びコンクリート型枠の構築方法を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、面板の片面に少なくとも左右に側板を備え、該側板には長さ方向に一定間隔の挿通孔を備える型枠を連結するための保持具であって、前記型枠の前記挿通孔に挿入可能な突状部と、前記側板を挟持する一対の挟持部と、横架材を支持する支持部とを有し、前記支持部が型枠の面板に対して略鉛直状であることを特徴とする型枠用保持具に関するものである。
さらに、本発明は、前記型枠用保持具において、挟持部が曲面状に形成されることを特徴とする型枠用保持具も提案するものである。
さらに、本発明は、前記型枠用保持具において、長腕部と短腕部とを連結する連結部からなり、連結部内壁が型枠の側板上面に接面状に当接することを特徴とする型枠用保持具も提案するものである。
また、本発明は、面板の片面に少なくとも左右に側板を備え、該側板には長さ方向に一定間隔の挿通孔を備える型枠を並列状に連結して用いるコンクリート型枠の構築方法であって、前記保持具は、前記型枠の前記挿通孔に挿入可能な突状部と、前記側板を挟持する一対の挟持部と、配設時に型枠の面板に対して略鉛直状である支持部を備え、型枠を横方向に並列させる工程と、保持具の突状部を型枠の挿通孔に挿通させる工程と、保持具を回動させて挟持部にて側板を挟持させて型枠同士を連結する工程と、連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に横架材を支持する工程とを含むことを特徴とするコンクリート型枠の構築方法をも提案するものである。
本発明の型枠用保持具は、配設時(取付完了状態)に型枠の面板に対して略鉛直状である支持部を備えるので、連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に容易に横架材を容易に配設することができる。
したがって、本発明の型枠用保持具は、型枠間の開きを防止して並列状に連なるようにするばかりでなく、横架材を容易に配設できるものである。
したがって、本発明の型枠用保持具は、型枠間の開きを防止して並列状に連なるようにするばかりでなく、横架材を容易に配設できるものである。
また、挟持部が曲面状に形成される場合、突状部を並列させた型枠の挿通孔に挿通させた状態で回動させてスムーズに挟持部にて側板を挟持する状態にすることができる。
また、長腕部と短腕部とを連結する連結部からなり、連結部内壁が型枠の側板上面に接面状に当接する場合には、保持具の取付安定性及び強度が向上するものとなる。
さらに、本発明のコンクリート型枠の構築方法は、横架材を、保持具の型枠の面板に対して略鉛直状である支持部に容易に且つ安定に配設することができる。そのため、前記従来の型枠への打設圧力を連結具の「点」で受ける場合に比べ、本発明では型枠への打設圧力を横架材の「線」で受けることになるため、保持具が破損する可能性を著しく低下させることができる。
本発明の型枠用保持具は、後述する型枠の挿通孔に挿入可能な突状部と、型枠の側板を挟持する一対の挟持部と、横架材を支持する支持部とを有し、前記支持部が型枠の面板に対して略鉛直状である。
前記突状部は、型枠の挿通孔に側方から挿入されるものであって、後述する図示実施例のように、一方の側板の内側に配される長腕部の先端に突状部を形成することが多く、長腕部は屈曲状に設けても折曲状に設けても或いは直線棒状に設けてもよい。
前記挟持部は、型枠の側板を挟持するものであって、前記突状部が先端に形成される長腕部と対向状に設けられる短腕部にてこの挟持部が形成される。そして、これらの長腕部と短腕部のそれぞれの内側面、すなわち挟持面は曲面状に形成されることが望ましく、突状部を並列させた型枠の挿通孔に挿通させた状態で回動させる際に、スムーズに挟持部にて側板を挟持する状態にすることができる。すなわち挟持部が平面状である場合には、隣り合う型枠の側板の端部が挟持部の端部に当接して挟持できない場合があるが、挟持部が曲面状に形成される場合には、例えば重ね合わせた側板が十分に重合していない場合にも、これを挟持して安定な挟持状態を得ることができる。
前記支持部は、1)後述する図示実施例のように連結部が支持部となる態様、2)両腕部が支持部となる態様(連結部が支持部とならずに、両腕部が連結部より外側に延びて支持部となる態様)、3)連結部と両腕部が支持部となる態様(1と2の組み合わせ)がある。そして、保持具の取付(完了)状態において支持部が型枠の面板に対して略鉛直状であるため、横架材をこの支持部に安定に支持することができる。また、後述する図示実施例のように前記1)の態様にて断面矩形状の四角柱状に形成した連結部の上面(支持部)が、型枠の面板に対して略鉛直状である状態では、連結部の内壁は型枠の面板に対して略平行状に保持されることになるため、側板の上端面に接面状に当接することになり、取付安定性及び強度が向上するものとなる。
なお、前記の長腕部と短腕部と連結部とは、後述する図示実施例のように連結部(の内側)から延在(延出)するように設けられる態様、両腕部の端部から一定距離(支持部分)のところで連結する態様(連結部より外側に両腕部が延びる態様)、もしくは両者を組み合わせた態様等が想定される。
そして、この保持具を型枠に取り付けた状態では、長腕部が一方の側板の内側に配され、短腕部が他方の側板の内側に配され、それらを連結する連結部が側板の上端に沿うように配される。
そして、この保持具を型枠に取り付けた状態では、長腕部が一方の側板の内側に配され、短腕部が他方の側板の内側に配され、それらを連結する連結部が側板の上端に沿うように配される。
このような構成を有する保持具は、特にその材質を特定するものではなく、例えばFRP等の合成樹脂の成形品でもよいし、アルミの押出成形品でもよく、鋼材やパイプ状材を変形して成形したものでもよい。
前記保持具により連結される型枠は、面板の片面に少なくとも左右に側板を備え、該側板には長さ方向に一定間隔の挿通孔を備える構成である。
この型枠は、後述する図示実施例のように縦長に形成されることが多く、面板も側板も縦長に形成されることが多い。また、後述する図示実施例のように両側板間の空間を分割するように且つ前記側板と平行状に仕切板を設けてもよく、その仕切板も一枚に限らず複数を設けるようにしてもよい。
なお、面板の上下の端部には、前記側板や前記仕切板と同様に垂直状に立ち上がる上側板及び下側板を設けて箱状の型枠としてもよい。
この型枠は、後述する図示実施例のように縦長に形成されることが多く、面板も側板も縦長に形成されることが多い。また、後述する図示実施例のように両側板間の空間を分割するように且つ前記側板と平行状に仕切板を設けてもよく、その仕切板も一枚に限らず複数を設けるようにしてもよい。
なお、面板の上下の端部には、前記側板や前記仕切板と同様に垂直状に立ち上がる上側板及び下側板を設けて箱状の型枠としてもよい。
また、前記型枠の側板は、面板から上端までが同一厚であってもよいし、上端を厚肉に形成してもよいし、或いは面板と略平行状に内側へのフランジを有するように形成してもよい。前記上端を厚肉に形成した場合や面板と略平行状に内側へのフランジを形成した場合には、側板自体の強度が向上し、前記連結部の内壁を接面状に当接させる効果と相俟って型枠全体としての強度も向上する。
このような構成を有する型枠は、特にその材質を特定するものではなく、例えばFRP等の合成樹脂の成形品でもよいし、アルミの押出成形品でもよく、鋼板、又はプレキャストコンクリート板、或いはそれらの複合製品でもよい。
本発明のコンクリート型枠の構築方法は、前記構成の型枠を前記構成の保持具によって並列状に連結して用いるものであって、以下の第1〜第4の工程を含むものである。
型枠を横方向に並列させる第1の工程
保持具の突状部を型枠の挿通孔に挿通させる第2の工程
保持具を回動させて挟持部にて側板を挟持させて型枠同士を連結する第3の工程
連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に横架材を支持する第4の工程
型枠を横方向に並列させる第1の工程
保持具の突状部を型枠の挿通孔に挿通させる第2の工程
保持具を回動させて挟持部にて側板を挟持させて型枠同士を連結する第3の工程
連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に横架材を支持する第4の工程
まず、型枠を横方向に並列させる工程では、隣り合う型枠の側板同士が対向するように重合させる。
次に、保持具の突状部を型枠の挿通孔に挿通させる工程では、型枠を並列させて側板同士を重合させた状態で、一方の側板の内側から長腕部を臨ませ、側板の挿通孔に側方から突状部を挿入(枢着)する。この時、短腕部は側板の上端よりも上方に位置しているため、前記長腕部の突状部の挿通を阻害することがない。
続いて、保持具を回動させて挟持部にて側板を挟持させて型枠同士を連結する工程では、長腕部の先端(突状部)を側板(挿通孔)に枢着したので、この挿通孔を支点として長腕部を回動し、短腕部を他方側の側板の内側に位置させる。すなわちこれらの長腕部と短腕部で挟持部が形成されるので、挟持部に一方側の側板及び他方側の側板が挟持されることになる。そして、更に長腕部を回動して連結部の内壁を側板の上端に当接させる。前述のように保持具の取付完了状態において、支持部は型枠の面板に対して略鉛直状となるので、言い換えれば、この工程では、支持部(連結部上面)が型枠の面板に対して略鉛直状(連結部内壁が型枠の面板に対して略平行状)になるように長腕部を回動する。
そして、連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に横架材を支持する工程では、型枠の面板に対して略鉛直状の上面に横架材を支持させればよいので、容易に且つ安定に横架材を支持させることができる。
このように、本発明のコンクリート型枠の構築方法は、前記型枠を前記構成の保持具によって並列状に連結して用いる方法であって、横架材を型枠の面板に対して略鉛直状に配設された支持部に容易に且つ安定に配設することができる。
本発明の型枠用保持具1は、図1(a)に示すように型枠2の挿通孔222に挿入可能な突状部12と、型枠2,2の側板22,22を挟持する一対の挟持部13と、横架材を支持する支持部11とを有し、配設時(取付完了状態)において前記支持部11が型枠2の面板21に対して略鉛直状である。
図示実施例の保持具1は、略対向状に設けられる長腕部1aと短腕部1bとそれらを繋ぐ連結部1cとからなる。前記長腕部1aと短腕部1bとは、その取付完了状態において型枠2の側板22に対して略平行状に延在(延出)し、更に長腕部1aは上方へ折曲状に延在する形状であり、前記連結部1cは、矩形状断面を有する四角柱状である。
前記突状部12は、前記長腕部1aの先端に内側へ突出するように設けられている。
また、前記挟持部13は、前記長腕部1aと前記短腕部1bにて形成され、それぞれの内側面、すなわち挟持面131a,131bは曲面状に形成されている。
前記支持部11は、前記連結部1cにて形成されている。
前記突状部12は、前記長腕部1aの先端に内側へ突出するように設けられている。
また、前記挟持部13は、前記長腕部1aと前記短腕部1bにて形成され、それぞれの内側面、すなわち挟持面131a,131bは曲面状に形成されている。
前記支持部11は、前記連結部1cにて形成されている。
前記保持具1にて連結される型枠2は、図2(a)に示すように面板21の片面に、左右に側板22,22を備え、それぞれの側板22には長さ方向に一定間隔の挿通孔222が設けられている。
図示実施例の型枠2は、縦長の面板21の左右の端部から垂直状に側板22,22が立ち上がり、これら側板22,22間の空間を3分割するように二枚の仕切板23,23が側板22と平行状に設けられている。前記側板22,22には、一定間隔の挿通孔222が長さ方向に6箇所形成されている。なお、図示しないが、二枚の仕切り板23,23の略中央の面板21には、セパレータ等の型枠間の間隔を保持する部材が突出するための貫通孔が予め形成されている。
また、側板22,22の上端221,221は、内側に向かって厚肉に形成され、仕切板23,23の上端231,231は、外側に向かって厚肉に形成されている。
また、側板22,22の上端221,221は、内側に向かって厚肉に形成され、仕切板23,23の上端231,231は、外側に向かって厚肉に形成されている。
図2(b)には、前記型枠2を横方向に並列させた状態を示すが、図面の面板21の奥側がコンクリートの打設空間になる。この打設空間には、セパレータと称される間隔保持部材が配設され、その外側にはフォームタイと称されるボルト材を配した状態でコンクリートを打設するものである。
そして、前記二枚の仕切り板23,23の略中央の面板21には、予め貫通孔が形成されているので、該貫通孔に前記フォームタイと称されるボルト材4を挿通させて型枠2の裏面側に突出させた状態が示されている。
そして、前記二枚の仕切り板23,23の略中央の面板21には、予め貫通孔が形成されているので、該貫通孔に前記フォームタイと称されるボルト材4を挿通させて型枠2の裏面側に突出させた状態が示されている。
前記構成の型枠2を前記構成の保持具1によって図3に示すように並列状に連結するには、まず第1の工程として、型枠2,2を並列(図面では4枚)させて隣り合う型枠2,2の側板22,22同士を重合させる。その際、面板21には、仕切り板23,23の略中央に貫通孔が形成されているため、該貫通孔にボルト材4を挿通するように配設する。
次に、第2の工程として、一方の側板22の内側から長腕部1aを臨ませ、側板22の挿通孔222に側方から突状部12を挿入(枢着)する。この時、短腕部1bは、側板22の上端221よりも上方に位置しているため、前記長腕部1aの突状部12の挿通を阻害しない。
前記第2の工程にて、保持具1は、長腕部1aの先端(突状部12)を側板22(挿通孔222)に枢着しているため、続いて、第3の工程として、この状態で挿通孔222を支点として長腕部1aを回動させ、短腕部1bを他方側の板材22の内側に位置させる。すなわちこれらの長腕部1aと短腕部1bとで挟持部13を形成しているので、挟持部13に一方側及び他方側の側板22,22が挟持されることになる。
図1(b)を用いて前記第2の工程及び第3の工程を説明すると、図面では下方に位置する挿通孔222に対して突状部12を枢着し、次に長腕部1aが起きあがるように(支持部11を上方に位置するように)回動させ、長腕部1aの内側面と短腕部1bの内側面にて形成される挟持部13に側板22,22を挟持させる。この状態で、連結部1cの内壁14は、略垂直面状であるため、側板22の上端面、すなわち上端221の先端面と接面状に当接するため、取付安定性及び強度が向上する。
図1(c)は、側板22'が面板21から上端までが同一厚である型枠2',2'を連結する保持具1'を示しており、この場合の側板22',22'の上端221',221'は、側板22'と同一厚であるため、これを狭持する狭持部13'もそれに応じた狭い間隔に形成されている。そして、長腕部1a'及び短腕部1b'は、前記実施例における長腕部1a及び短腕部1bとほぼ同一であり、連結部1c'は、前記実施例における連結部1cより長さが短く形成されている。この場合にも、連結部1c'の内壁14'は、側板22'の上端221'の先端面と接面状に当接するが、当接面積が前記態様よりも小さい。
図1(d)は、側板22"の上端に面板21"と略平行状に内側へのフランジを有する型枠2",2"を連結する保持具1"を示しており、この場合の側板22",22"の上端221",221"は、側板22"に比べて明らかに厚肉(広幅)であるため、これを狭持する狭持部13"もそれに応じた広い間隔に形成されている。そして、長腕部1a'は、突状部12"が長く形成されている以外は、前記前記実施例における長腕部1aとほぼ同一であり、短腕部1b"は、前記実施例における短腕部1bとほぼ同一であり、連結部1c"は、前記実施例における連結部1cより長さが著しく長く形成されている。この場合にも、連結部1c"の内壁14"は、側板22"の上端221"のフランジ状先端面と接面状に当接し、当接面積が前記態様よりも広いため、取付安定性及び強度はより向上する。
図1(e)に、側板22,22の狭持状態を示すが、前記のように挟持面131a,131bは曲面状に形成されているため、スムーズに挟持部13にて側板22,22を挟持する状態にできる。
図1(f)は、挟持面131a',131b'が二重突面を呈する曲面状に形成されているため、スムーズに狭持できる効果に加え、側板22,22との接触箇所及び接触面積が増加するため、より安定な狭持状態を維持するものとなる。
こうして保持具1を取り付けた状態では、図3に示すように連結されて並列状に連なる型枠2の裏面側には、保持具1の支持部11が配設され、各支持部11は型枠2の面板21に対して略鉛直状に維持されている。
その後、前記保持具1の支持部11には、第4の工程として図4(a)及び図5に示すように、横架材3を支持させる。なお、この横架材3には、予め前記フォームタイと称されるボルト材4を挿通させる通孔31が設けたので、ボルト材4を通孔31に挿通させながら横架材3を配設すればよい。
図示実施例の横架材3は、角パイプ状の角鋼材であるが、支持部11に支持できるものであれば、特にこれに限定されるものではない。
図示実施例の横架材3は、角パイプ状の角鋼材であるが、支持部11に支持できるものであれば、特にこれに限定されるものではない。
図4(c)には、横架材3を支持するバリエーションを示したが、要するに支持具1の長腕部1aの形状バリエーションを示す。
長腕部1axは、略垂直状部分と略円弧状部分と略水平状部分とで形成される構成であり、長腕部1ayは、略円弧状部分のみで形成される構成であり、長腕部1azは、略傾斜状部分と略水平状部分とで形成される構成であるが、支持部11が型枠2の面板21に対して略鉛直状であればどのような形状でもよい。
長腕部1axは、略垂直状部分と略円弧状部分と略水平状部分とで形成される構成であり、長腕部1ayは、略円弧状部分のみで形成される構成であり、長腕部1azは、略傾斜状部分と略水平状部分とで形成される構成であるが、支持部11が型枠2の面板21に対して略鉛直状であればどのような形状でもよい。
1,1',1” (型枠用)保持具
1a,1a',1a” 長腕部
1b,1b',1b” 短腕部
1c,1c',1c” 連結部
11,11',11” 支持部
12,12',12” 突状部
13,13',13” 挟持部
131a,131b 挟持面
14,14',14” (連結部)内壁
2,2',2” 型枠
21 面板
22,22',22” 側板
221,221',221” 上端
222 挿通孔
3 横架材
4 ボルト材(フォームタイ)
1a,1a',1a” 長腕部
1b,1b',1b” 短腕部
1c,1c',1c” 連結部
11,11',11” 支持部
12,12',12” 突状部
13,13',13” 挟持部
131a,131b 挟持面
14,14',14” (連結部)内壁
2,2',2” 型枠
21 面板
22,22',22” 側板
221,221',221” 上端
222 挿通孔
3 横架材
4 ボルト材(フォームタイ)
Claims (4)
- 面板の片面に少なくとも左右に側板を備え、該側板には長さ方向に一定間隔の挿通孔を備える型枠を連結するための保持具であって、
前記型枠の前記挿通孔に挿入可能な突状部と、前記側板を挟持する一対の挟持部と、横架材を支持する支持部とを有し、前記支持部が型枠の面板に対して略鉛直状であることを特徴とする型枠用保持具。 - 挟持部が曲面状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の型枠用保持具。
- 長腕部と短腕部とを連結する連結部からなり、連結部内壁が型枠の側板上面に接面状に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠用保持具。
- 面板の片面に少なくとも左右に側板を備え、該側板には長さ方向に一定間隔の挿通孔を備える型枠を並列状に連結して用いるコンクリート型枠の構築方法であって、
前記保持具は、前記型枠の前記挿通孔に挿入可能な突状部と、前記側板を挟持する一対の挟持部と、配設時に型枠の面板に対して略鉛直状となる支持部を備え、
型枠を横方向に並列させる工程と、保持具の突状部を型枠の挿通孔に挿通させる工程と、保持具を回動させて挟持部にて側板を挟持させて型枠同士を連結する工程と、連結されて並列状に連なる型枠の複数の支持部に横架材を支持する工程とを含むことを特徴とするコンクリート型枠の構築方法。
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