JP2010203016A - ループヤーン - Google Patents

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Abstract

【課題】高次加工して、衣服などに使用する際、スパンライクな外観、マイクロパウダータッチの風合いを有し、ストレッチ性に優れた布帛を供給することが可能な被覆弾性糸を提供する。
【解決手段】芯糸に繊度が10〜235dtexの弾性繊維(イ)が、鞘糸に繊度が10〜167dtexのフィラメント繊維(ロ)が配されたループヤーン(Y)であって、前記弾性繊維(イ)および前記フィラメント繊維(ロ)は互いにループ(ハ)およびタルミ(ニ)によって交絡し、糸表面から0.35mm以上のループ(ハ)およびタルミ(ニ)の合計個数が120個/m以上であるループヤーン(Y)。
【選択図】図1

Description

本発明は、高次通過性に優れ、スパンライクな外観、マイクロパウダータッチの風合いを有し、ストレッチ性に優れた布帛を得るのに好適なループヤーンに関する。
従来より、スパンライクな外観、風合いを有するフィラメント糸として、マルチフィラメント糸条に流体乱流処理を施したループヤーン、いわゆるタスラン糸が広く知られている。このような、ループヤーンは糸表面に細かい極小ループが形成され、布帛を形成したとき、いわゆるピーチタッチ、マイクロパウダータッチなどと呼ばれる風合いを有している(特許文献1、2参照)。しかし、糸自体に伸縮性がなく、例えば、高密度織物を製織する場合、全くストレッチを有さない。近年のストレッチブームを反映し、ピーチタッチの風合いを有しながらも、伸縮性に優れた布帛が消費者より求められている。
一方、ストレッチに優れ、梳毛調の風合いを有するものとしてファンシーヤーンが知られている(特許文献3参照)。ファンシーヤーンとは、主に、ダブルカバリング機上でポリウレタン系弾性繊維を芯糸として、花糸、押糸になる糸条を被覆旋回して製造される。このようにして製造された糸は、花糸による粗大なループを有しており、このため意匠性に優れるが、ループが粗大であるため、マイクロパウダータッチは再現できず、さらに、ファスナー現象による糸パッケージからの高速解除に問題があり、工業的に使用されることが少なかった。
さらに、近年ではポリトリメチレンテレフタレート繊維を用いた複合加工糸やループヤーンが多数提案されており(特許文献4参照)、好風合いと伸縮性を兼備するものとして扱われているが、消費者からのさらなる伸縮性の要望は強く、伸縮性を改善したループヤーンの開発が急務となっている。
特公昭36−13120号公報 特開昭56−68130号公報 特開2001−214338号公報 特開2004−270124号公報
本発明の目的は、高次通過性に優れ、スパンライクな外観、マイクロパウダータッチの風合いを有し、ストレッチ性に優れた布帛を得るのに好適なループヤーンを提供することにある。
本発明のループヤーンは、前記課題を解決するため、以下の構成を有する。すなわち、芯糸に繊度が10〜235dtexの弾性繊維が、鞘糸に繊度が10〜167dtexのフィラメント繊維が配されたループヤーンであって、前記弾性繊維および前記フィラメント繊維は互いにループおよびタルミによって交絡し、糸表面から0.35mm以上のループおよびタルミの合計個数が120個/m以上であることを特徴とするループヤーンである。
本発明によれば、スパンライクな外観、マイクロパウダータッチの風合いを有し、ストレッチ性に優れた布帛を供給することが可能なループヤーンを得ることができる。
本発明のループヤーンの一実施形態を示す模式図である。 本発明のループヤーンの製造工程の一例を示す概略模式図である。
図1は、本発明のループヤーンの形態をモデル的に示したものである。本発明のループヤーンYは、芯糸に弾性繊維(イ)、鞘糸にフィラメント繊維(ロ)が配されたループヤーンYであって、糸表面からループ(ハ)およびタルミ(ニ)が浮いた糸形態を有している。
そして、0.35mm以上のループ(ハ)およびタルミ(ニ)の合計個数が120個/m以上である。0.35mm以上のループ(ハ)およびタルミ(ニ)の合計個数が120個/m未満であれば、スパンライクな外観、さらにはマイクロパウダータッチの風合いを再現することができず、生糸調の単調な外観、風合いとなる。0.35mm以上のループ(ハ)およびタルミ(ニ)の合計個数は、スパンライクな外観やマイクロパウダータッチの風合いの点では多いほうが好ましいが、技術的な理由から500個/mが現実的な上限であるといえる。
一方、糸表面から2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数は2個/m以下が好ましく、さらに好ましくは0.25個/m以下である。2.0mm以上となる粗大ループが2個/mより多くなると、糸パッケージからの解除時にファスナー現象を起こしやすくなり、工程通過性に問題を生じやすくなる。さらに、布帛外観を悪くするだけでなく、風合い面でも粗さが強調されるため、細かいパウダー調の風合いが再現できない。
なお、本発明におけるループおよびタルミの個数は、走行しているループヤーンに側面から光を投光し、ループおよびタルミが光を横切った回数をカウントする。測定法をより詳細に説明する。まず、光が走行糸側面にあたるようにセットする。その状態から、0.01mmずつ光の位置を上方にずらしながらカウントを続き、カウント数が極大値を示す光の位置を糸表面とする。この糸表面からさらに上方にずらした寸法が、糸表面から突出したループおよびタルミの長さであり、ここでは、0.35mm以上および2.0mm以上突出したループおよびタルミを測定する。
ここで、本発明のループヤーンの芯糸について説明する。
芯糸には弾性繊維が用いられるが、本発明における弾性繊維とはゴム状弾性をもっている繊維のことをいう。
芯糸の弾性繊維の繊度は10〜235dtex、好ましくは20〜78dtexの範囲である。芯糸の繊度が10dtexより小さいと十分なストレッチパワーを得ることが出来ない。一方、235dtexより大きいと布帛が厚くなり、その着圧も課題となるため衣料用途として不適である。さらに、ループヤーン交絡時に、強いパワーで鞘糸を引き込むため、鞘糸が交絡しながらも粗大なループを形成してしまい、多数の細かいループによるマイクロパウダー調の風合いを再現することが難しくなる。
本発明のループヤーンの芯糸である前記弾性繊維はポリウレタン系弾性繊維またはポリオレフィン系弾性繊維であることが好ましい。ポリウレタン系弾性繊維およびポリオレフィン系弾性繊維は、一般的に破断伸度が300%以上であり、十分な伸縮性を求められる加工糸の芯糸となる素材として好適なのである。
例えば、ポリウレタン系弾性繊維の場合、ポリマージオールと有機ジイソシアネートを主体とするイソシアネートと多官能活性水素化合物とを反応させて得られるポリウレタン重合体を紡糸して得られたものが好ましい。
本発明で用いるポリマージオールとしては、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール、プロピレンエーテルグリコールのようなポリエーテル系グリコール類、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールなどのグリコール類の少なくとも一種とアジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、β−メチルアジピン酸、イソフタル酸などのジカルボン酸の少なくとも一種を反応させて得られるポリエステル系グリコール類、ポリカプロラクトングリコール、ポリヘキサメチレンジカーボネートグリコールのようなポリマージオールの一種または二種以上の混合物または共重合物が例示できる。
また、本発明で用いる有機ジイソシアネートとしては、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4´−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートのような有機ジイソシアネートの一種または二種以上の混合物が例示できる。さらにトリイソシアネートを少量併用してもよい。
本発明で用いる多官能活性水素化合物としては、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミン、4,4´−ジフェニルメタンジアミン、ヒドラジン、1,4−ジアミノピペラジン、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、水などの一種またはこれらの二種以上の混合物が例示できる。
所望により、これらの化合物に、モノアミン、モノアルコールのような停止剤を少量併用してもよい。また、2,6−ジテトラブチルパラクレゾール、亜リン酸エステルなどの酸化防止剤、ヒドロキシベンゾフェノン系またはヒドオキシベンゾチアゾールなどの光または紫外線の吸収剤、1,1−ジアルキル置換セミカルバジド、ジチオカルバミン酸塩などのガス黄変、劣化防止剤、および酸化チタン、酸化亜鉛などの白色顔料を適宜使用してもよい。
一方、ポリオレフィン系弾性繊維の場合、均一に分枝を有し、実質的に線状であるオレフィンをいい、好ましくは耐熱性等の諸物性を向上せしめる観点から、架橋処理が施されてなる繊維である。ここで均一に分枝していて実質的に線状であるオレフィン繊維とは、オレフィン系モノマーを重合させた重合物であり、その重合物の分岐度合いが均一であるものを言う。
例えばαオレフィンを共重合させた低密度ポリエチレンや特表平8−509530号公報記載の弾性繊維がこれに当たる。また架橋処理の方法としては、例えばラジカル開始剤やカップリング剤などを用いた化学架橋や、エネルギー線を照射することによって架橋させる方法等が挙げられる。製品となった後の安定性を考慮するとエネルギー線照射による架橋が好ましいが、本発明はこれらの方法に限定されるものではない。
次に、本発明のループヤーンの鞘糸について説明する。
本発明のループヤーンの鞘糸の繊度は10〜167dtexの範囲である。鞘糸の繊度が10dtexより小さいと十分な被覆性が得られず、芯糸が外に露出するため、高次加工で糸切れが発生したり、外観面でも不染部分が露出した状態になり好ましくない。一方、鞘糸の繊度が167dtexより大きいと鞘糸が芯糸である弾性繊維と強く交絡し、外側から拘束しているため、ループヤーンの伸縮性が減じることとなる。さらに、鞘糸の単繊維繊度は2dtex以下であることが好ましい。鞘糸の単繊維繊度は2dtex以下となることにより、各フィラメントの曲げ剛性が小さくなり、ループが小さくなるだけでなく、布帛を形成したとき、風合いがよりソフトなものとなる。
本発明のループヤーンの鞘糸は、フィラメント繊維である。鞘糸には複数糸条のフィラメント繊維を用いることが好ましく、その場合は鞘糸同士で20%以上の糸長差を付与することがさらに好ましい。20%以上の糸長差を付与することにより、糸表面から細かいループ、タルミを形成しやすくなり、高次通過性を阻害することなく生地にしたとき、マイクロパウダータッチの風合いを有する。同等の効果を有する方法として鞘糸同士の熱水収縮率差を10%以上のものを使用することが好ましい。熱水収縮率差を10%以上有することで、染色工程にて、低収縮のフィラメント繊維が糸表面から浮き、ループ、タルミを形成する。
フィラメント繊維の態様は原糸、仮ヨリ加工糸、もしくは先染め糸などのいずれであってもよく、また、これらの複合糸であってもよい。
本発明のループヤーンの鞘糸としては、ポリアミドフィラメント繊維またはポリエステルフィラメント繊維などの非弾性繊維が好ましい。非弾性繊維であることで、弾性繊維に対してループやタルミを形成しやすくなる。
本発明で用いるポリアミドフィラメント繊維としては、ナイロン6繊維、ナイロン66繊維、ナイロン46繊維等の通常のポリアミド繊維であればよいが、なかでも、透明性や光沢感が特に優れるナイロン6繊維が、繊維自体の透明性や光沢感が優れており、特に好ましい。
そのポリアミドは、実質的に、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46等のポリマ単位のいずれか1種類のみからなるポリアミドであることが好ましいが、その機械的特性や透明性等を阻害しない程度の少量、例えば3モル%以下程度であれば、他のポリマ単位が共重合されていてもよい。また同様にその機械的特性や透明性等を阻害しない程度の少量、例えば3重量%以下程度であれば、他のポリマがブレンドされていてもよい。
そのポリアミドの添加剤として、必要に応じて光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性向上剤、酸化チタンで代表される艶消し剤や顔料等が添加されていてもよい。
一方、本発明で用いるポリエステルフィラメント繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸など何れのフィラメント繊維であってもよいが、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。
ポリエチレンテレフタレートとしては、例えば、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコ−ル成分として得られるポリエステルが好ましい。ただし、他のエステル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以下の割合で含まれるものも好ましく、10モル%以下の割合で含まれるものはより好ましい。
共重合可能な化合物として、たとえばスルフォン酸、ナトリウムスルフォン酸、硫酸、硫酸エステル、硫酸ジエチル、硫酸エチル、脂肪族スルフォン酸、エタンスルフォン酸、クロロベンゼンスルフォン酸、脂環式スルフォン酸、イソフタル酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、アジピン酸、シュウ酸、デカンジカルボン酸などのジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクトンなどのヒドロキシカルボン酸などのジカルボン酸類、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ハイドロキノン、ビスフェノールAなどのジオール類が好ましく使用される。
また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などを添加してもよい。
上記発明のループヤーンは、例えば次のように製造することができる。
すなわち、芯糸である弾性繊維1と鞘糸であるフィラメント繊維2、3を図2に示す工程に通し、本発明のループヤーンを得る。図2に示す工程では、まず、弾性繊維1を送り出しローラー4とフィードローラー5の間で解除しながらプレドラフトする。同時に、フィラメント繊維2を解除しながらフィードローラー5上で弾性繊維1と引き揃える。引き揃えられた糸条は、フィードローラー5によりノズル7に過供給される。一方、フィラメント繊維3をフィードローラー6によりノズル7に直接過供給する。このとき、フィラメント2に対し、20%以上の糸長差をつけるべく、フィードローラー5とフィードローラー6のスピードを20%以上異なるように設定するのが好ましい。ノズル7では、弾性繊維1とフィラメント繊維2、3に流体が噴射され、ループやタルミが形成される。ループやタルミの個数、大きさは、弾性繊維とフィラメント繊維との糸長差やノズル7による流体圧の大きさを調整することで適宜変化させることができる。ノズルは、多数の極小ループ、タルミを形成する観点から、流体乱流ノズル、いわゆるタスランノズルを使用することが好ましい。ノズル7により、極小のループ、タルミが形成され交絡された糸条は、デリベリーローラー8を経て、ワインダー9によりパッケージ10として巻き取る。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明がこれら実施例により限定されるものではない。
<ループおよびタルミの合計個数>
ループヤーンの糸表面から0.35mm以上および2.0mm以上突出したループおよびタルミの個数を光電型毛羽測定機(東レエンジニアリング株式会社製hairness counter DT-104型)を用い、糸速度50m/min、走行張力0.88cN/dtexの条件で20分間測定し、1m当たりのループおよびタルミの合計個数を求めた。
<インナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いの評価>
出来上がったインナーのストレッチ性、サポート力、生地つっぱり感について、20代から50代の女性モニター5名に着用してもらい官能評価を実施した。ストレッチ性、サポート力、生地つっぱり感の評価点数結果の平均点を各評価点数として示す。
ストレッチ性評価点 3:ストレッチ性が優れている
2:ストレッチ性がやや欠ける
1:ストレッチ性が欠ける
生地つっぱり感評価点 3:常時、生地つっぱり感がない
2:運動時のみ生地つっぱり感を感じる
1:常時生地つっぱり感を感じる
生地風合い評価点 3:さらさらとしたマイクロパウダー調のタッチ
2:パウダータッチがやや欠ける。
1:パウダータッチがなく、さらさら感がない。
[実施例1]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を、フィラメント繊維3として33デシテックス68フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて、下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル7 :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+25%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[実施例2]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として22デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2およびフィラメント繊維3として56デシテックス72フィラメントのポリエチレンテレフタレート仮ヨリ加工糸を用いて、実施例1と同様に下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+25%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の分散染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[実施例3]
図2に示す工程上で弾性繊維1として44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を、フィラメント繊維3として33デシテックス68フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて、下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :交絡ノズル(スライドジェットノズル)
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+15%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[実施例4]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として78デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として青色に先染めした56デシテックス24フィラメントのサイドバイサイド型ポリエステル複合繊維(一方の構成成分はポリエチレンテレフタレートが主成分、他方の構成成分はポリトリメチレンテレフタレートが主成分)を、フィラメント繊維3として56デシテックス48フィラメントのナイロン6フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて、下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+25%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料で黄色に染色を行った。
得られたインナーはシャンブレー調の外観を有した。このインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[実施例5]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として44デシテックスのポリオレフィン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を、フィラメント繊維3として33デシテックス68フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+15%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[実施例6]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として200デシテックスのポリオレフィン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2およびフィラメント繊維3として83デシテックス144フィラメントのポリエチレンテレフタレートフィラメント仮ヨリ加工糸を用いて、下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+25%
エアー圧力:0.55MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の分散染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[比較例1]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を、フィラメント繊維3として33デシテックス68フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
エアー圧力:0.25MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[比較例2]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用い、フィラメント繊維3を用いずに下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+25%
エアー圧力:0.4MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[比較例3]
図2に示す工程上で、弾性繊維1として44デシテックスのポリウレタン系弾性繊維を用い、フィラメント繊維2として33デシテックス10フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を、フィラメント繊維3として33デシテックス68フィラメントのナイロン66フィラメント仮ヨリ加工糸を用いて下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
弾性繊維のプレドラフト:2.4
ノズル :交絡ノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+3%
エアー圧力:0.25MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の酸性染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
[比較例4]
図2に示す工程上で、弾性繊維1を用いず、フィラメント繊維2として一方の構成成分がポリエチレンテレフタレートを主成分とし、他方の構成成分がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とするサイドバイサイド型の56デシテックス24フィラメントのポリエステル系複合繊維を、フィラメント繊維3として75デシテックス144フィラメントのポリエチレンテレフタレート仮ヨリ加工糸を用いて下記条件によりエアー加工を施し、ループヤーンを得た。
糸速 :250m/min(デリベリーローラー8)
ノズル :タスランノズル
フィードローラー5とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+5%
フィードローラー6とデリベリーローラー8間のオーバーフィード:+27%
エアー圧力:0.45MPa
得られたループヤーンの0.35mm以上および2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数を表1に示す。
このループヤーン糸を用いてサントニー社製フライス成形ガーメントレングス丸編機サントニーSM88(8口給糸、13インチ(≒33cm)、28ゲージ)で丸編地の婦人インナーを編成し、通常の分散染料による染色を行った。
得られたインナーのストレッチ性、サポート力、生地風合いを表2に示す。
Figure 2010203016
Figure 2010203016
本発明のループヤーンは、高次通過性に優れ、衣服などに使用する際、スパンライクな外観、マイクロパウダータッチの風合いを有し、ストレッチ性に優れた布帛を得られることができる。衣料用として、特に、アウター、スポーツウェアなどのストレッチ素材を提供することができるが、その応用範囲はこれらに限られるものではない。
Y 本発明のループヤーン
(イ)弾性繊維
(ロ)フィラメント繊維
(ハ)ループ
(ニ)タルミ
1 弾性繊維
2 フィラメント繊維
3 フィラメント繊維
4 送り出しローラー
5 フィードローラー
6 フィードローラー
7 ノズル
8 デリベリーローラー
9 ワインダー
10 パッケージ

Claims (5)

  1. 芯糸に繊度が10〜235dtexの弾性繊維が、鞘糸に繊度が10〜167dtexのフィラメント繊維が配されたループヤーンであって、前記弾性繊維および前記フィラメント繊維は互いにループおよびタルミによって交絡し、糸表面から0.35mm以上のループおよびタルミの合計個数が120個/m以上であることを特徴とするループヤーン。
  2. 前記弾性繊維がポリウレタン系弾性繊維またはポリオレフィン系弾性繊維であることを特徴とする請求項1記載のループヤーン。
  3. 複数糸条の鞘糸からなることを特徴とする請求項1または2記載のループヤーン。
  4. 糸表面から2.0mm以上のループおよびタルミの合計個数が2個/m以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のループヤーン。
  5. 鞘糸がポリアミドフィラメント繊維またはポリエステルフィラメント繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のループヤーン。
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