JP2010202049A - タイヤ性能解析システム、トレッドパターン性能解析システム、タイヤ性能解析方法、トレッドパターン性能解析方法、タイヤ性能解析プログラム及びトレッドパターン性能解析プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析システムにおいて、前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化するタイヤモデル化手段と、路面を有限個の要素で路面モデル化し、前記路面の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する路面モデル化手段と、前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させるモデル接触手段と、接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する解析手段と、を具える。
【選択図】図4
Description
(1)トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析システムにおいて、
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化するタイヤモデル化手段と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する路面モデル化手段と、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させるモデル接触手段と、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する解析手段と、
を具えることを特徴とするタイヤ性能解析システム。
前記路面モデル化手段は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のタイヤ性能解析システム。
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化するトレッドパターンモデル化手段と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する路面モデル化手段と、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させるモデル接触手段と、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析する解析手段と、
を含むことを特徴とするトレッドパターン性能解析システム。
前記路面モデル化手段は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれかに記載のタイヤ性能解析システム。
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化するステップと、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化するステップであって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成するステップと、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させるステップと、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析するステップと、
を含むことを特徴とするタイヤ性能解析方法。
前記路面モデル化ステップは、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(10)〜(12)のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化するステップと、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成するステップと、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させるステップと、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析するステップと、
を含むことを特徴とするトレッドパターン性能解析方法。
前記路面モデル化ステップは、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(15)〜(17)のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。
コンピュータに、
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化する命令と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化する命令であって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令と、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させる命令と、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する命令と、
を実行させるためのタイヤ性能解析プログラム。
前記路面モデル化命令は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(19)〜(21)のいずれかに記載のタイヤ性能解析プログラム。
コンピュータに、
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化する命令と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化する命令であって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令と、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させる命令と、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析する命令と、
を実行させるためのトレッドパターン性能解析プログラム。
前記路面モデル化命令は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする上記(24)〜(26)のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。
本発明の第1の実施形態に係るタイヤ性能解析システムは、図1に示すように、トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析システムであって、中央処理装置(CPU)10、主記憶装置11、タイヤモデル記憶装置12、路面モデル記憶装置13、入力装置14、及び出力装置15を備える。CPU10は、タイヤモデル化手段100aと、路面モデル化手段101と、モデル接触手段102と、解析手段103とを備える。また、CPU10は、図示を省略した記憶装置管理手段を備える。尚、数値解析には、有限要素法解析(FEM)を用いる。
通常の路面は、図4(a)に示すように、表層31、基層32、路盤33(上層路盤33Uおよび下層路盤33Lからなる)、路床34、路体35からなる。この路面をモデル化する際には、それぞれを別個にして5層にすることもできるし、従来行われている方法として、図4(b)に示すように、表層31と基層32が同じ場合は両者で1層とし、路盤33を1層、路床34を1層とした合計3層に簡素化したソリッド要素とすることもできる。
ここで、それぞれの層を詳細に解析すると、表層31および基層32にはアスファルト混合物およびコンクリートが広く使われている。これらのアスファルト混合物およびコンクリートは、砂利、砂等を骨材として、アスファルト、セメント等をバインダーとして混合したものである。
そこで、本発明では、より詳細なシミュレーションを行うために、路面を有限個の要素で路面モデル化し、前記路面の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるようにモデル化を行う。具体的には、図4(c)に一例を示すように、骨材AとバインダーBを分けて路面をソリッド要素でモデル化している。
路面モデル化手段101は、路面モデル30のデータを路面モデル記憶装置13に送信し記憶させる。
のとき、路面は剛体なので変形しないが、実際の路面は剛体ではなく、表層31はもとより路盤33を含めて弾性を持っている。タイヤのような弾性を持つ物体と、路面のようにタイヤよりは剛性が明らかに大きいが弾性を持つ物体が接触する場合、近似的には剛性の大きい路面を剛体としてモデル化することは可能である。しかし、本来はタイヤおよび路面の双方とも弾性を持つので、より精度良くタイヤ側の変形、応力、歪みを解析するためには路面側も弾性体としてモデル化する必要がある。
そこで、図6(a)に、路面を剛体シェルでモデル化した場合のタイヤ側の接地圧分布を示し、図6(b)に、路面を弾性体としてモデル化した場合のタイヤ側の接地圧分布を示す。図6(a)に示す剛体路面上では、タイヤ幅方向中央部付近で接地圧が高いが、路面を弾性体としてモデル化することにより、この部分の路面変形量が大きくなり、その結果、図6(b)に示すように均等な接地圧分布へと変化する。
さらに、路面を均質な弾性体あるいは粘弾性体としてモデル化するだけでなく、弾性率や粘性が異なる骨材とバインダーとを考慮することにより、さらに精度の良い解析を行うことができる。例えば、骨材の方がバインダーと比較して剛性が高いため、骨材密度が高い部分ではタイヤの接地圧が高くなる。このように路面を詳細にモデル化することで、より実使用条件に近い状態でのタイヤの接地圧分布を解析することが可能となる。
骨材の密度、配置によりこの応力、歪が変化することから、骨材を詳細にモデル化すればより精度良く変形量が分かる。このような時間変化を含めてより精度良くタイヤ側の変形、応力、歪を解析するためには路面側の弾性に加えて粘性を考慮することが好適である。
(a)空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化する命令
(b)路面を有限個の要素で路面モデル化する命令であって、路面の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令
(c)タイヤモデルを路面モデルに接触させる命令
(d)接触させたタイヤモデルと路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する命令
等は、図7と等価なアルゴリズムのプログラム(タイヤ性能解析プログラム)により、図1に示したCPU10を制御して実行できる。プログラムは、図1に示したタイヤ性能解析システムを構成するコンピュータシステムの主記憶装置11等に記憶させれば良い。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、保存した記録媒体を主記憶装置11に読み込ませることにより、本発明の第1の実施形態に係る一連の命令を実行することができる。
本発明の第2の実施形態に係るタイヤ性能解析システムを図8に示す。本発明の第2の実施形態に係るタイヤ性能解析システムは、図1に示したタイヤ性能解析システムがタイヤモデルを用いた性能解析であるのに対し、トレッドパターンモデルを用いた解析である点が異なる。したがって、第2の実施形態に係るタイヤ性能解析システムは、図1に示したタイヤモデル化手段100aの代わりにトレッドパターンモデル化手段100bを備える。その他は図1に示したタイヤ性能解析システムと実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
(a)トレッド部21のトレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化する命令
(b)路面を有限個の要素で路面モデル化する命令であって、路面の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令
(c)トレッドパターンモデルを路面モデルに接触させる命令
(d)接触させたトレッドパターンモデルと路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する命令
等は、図10と等価なアルゴリズムのプログラム(タイヤ性能解析プログラム)により、図1に示したCPU10を制御して実行できる。プログラムは、図1に示したタイヤ性能解析システムを構成するコンピュータシステムの主記憶装置11等に記憶させれば良い。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、保存した記録媒体を主記憶装置11に読み込ませることにより、本発明の第2の実施形態に係る一連の命令を実行することができる。
本発明の第3の実施形態に係るタイヤ性能解析方法は、ゴムブロック210a,210b,210c・・・の単体を解析して、より精度良くゴムブロックの変形、応力、歪みを予測する。
図11(a)は、ゴムブロックを剛体路面上に押し付けた際の接地圧分布であり、図11(b)は、均質弾性体路面上に押し付けた際の接地圧分布である。図11(a)に示す剛体路面上で接地圧が高い部分は、図11(b)に示す均質弾性体路面では、路面の変形量が増えるため、ゴムブロックの押しつぶされる量が減り、接地圧が低くなっていることが分かる。
さらに、図11(c)は、路面を骨材とバインダーでモデル化し、バインダーを弾性体でモデル化した場合に、ゴムブロックを路面上に押し付けた際の接地圧分布であり、剛性の高い骨材部分(図中円で表した部分)でブロックの接地圧が高くなっていることが分かる。さらに、図11(d)は、バインダーを粘弾性体でモデル化した場合に、ゴムブロックを路面上に押し付けてから1秒経過後の接地圧分布であり、図11(c)に示した骨材部分の接地圧が、時間経過と共に低下し、結果としてゴムブロックの接地圧分布が変化していることがわかる。
このように、トレッド部のゴムブロック単体を解析する場合も、路面の骨材とバインダーをモデル化し、さらに、路面の弾性および粘性を考慮することにより、精度良くゴムブロックの変形、応力、歪を予測することができる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
実測例は、タイヤ(PSR195/65R15)をリム(リム幅6J)に組み付けてタイヤ車輪とし、タイヤ内圧を210kPaに調整した後、荷重4.41kNを与えた。30℃のアスファルト路面上に富士フィルム製感圧紙を敷き、その上から上記条件でタイヤを押し付けて接地する部分の圧力を測定した。接地圧の最大値、平均値から偏差を求めた。
解析例は、実測例と同様の条件でタイヤモデルを作成した。そして、従来例1として剛体平坦路面と、発明例1として骨材とバインダーをモデル化した弾性体の平坦路面から、それぞれ路面モデルを作成した。作成したモデルを用いて、弾性体路面はシェル要素でモデル化し、厚さは実測例の表層と同じにし、弾性率も実測から求めた。
作成したタイヤモデルと路面モデルを用いて、接地圧の最大値、平均値からの偏差を求めた。実測結果を100として指数にて評価した結果を表1に示す。表1より、骨材とバインダーをモデル化した弾性体路面(発明例1)では、剛体路面(従来例1)より実測に近い結果が得られたことが分かる。
実測例は、図9に示したタイヤのタイヤ幅方向中央部のトレッドブロックを切り出し、図12に示すようにゴムブロック単体(20mm×22mm×高さ8.2mm)として加工した。30℃のアスファルト路面上に富士フィルム製感圧紙を敷き、その上にゴムブロック単体を配置した。ゴムブロック単体を13kgfの荷重をかけて押し付けて接地する部分の圧力を測定した。測定は5秒後と1日放置後に実施した。測定した接地圧より、接地圧の最大値、平均値からの偏差を求めた。
解析例は、実測例と同様の条件でトレッドパターンモデルを作成した。そして、従来例2として剛体平坦路面と、発明例2Aとして骨材とバインダーをモデル化した弾性体の平坦路面と、発明例2Bとして骨材とバインダーをモデル化した粘弾性体の平坦路面とから、それぞれ路面モデルを作成した。作成したトレッドパターンモデルと路面モデルを用いて、接地圧の最大値、平均値からの偏差を求めた。5秒後と1日放置後の実測結果を100として指数にて評価した結果を表2に示す。表2より、粘弾性体路面(発明例2B)では、剛体路面(従来例2)、弾性体路面(発明例2A)より実測に近い結果が得られたことがわかる。
11 主記憶装置
12 タイヤモデル記憶装置
13 路面モデル記憶装置
14 入力装置
15 出力装置
20 タイヤモデル
21 トレッド部
22 溝
23 ショルダー部
24 サイド部
25 ビード部
26 ビードワイヤ
30 路面モデル
31 表層
32 基層
33 路盤
34 路床
35 路体
100a タイヤモデル化手段
100b トレッドパターンモデル化手段
101 路面モデル化手段
102 モデル接触手段
103 解析手段
200a,200b,200c 要素
210a,210b,210c ゴムブロック
Claims (27)
- トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析システムにおいて、
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化するタイヤモデル化手段と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する路面モデル化手段と、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させるモデル接触手段と、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する解析手段と、
を具えることを特徴とするタイヤ性能解析システム。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ性能解析システム。
- 路面モデル化手段は、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ性能能解析システム。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化手段は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ性能解析システム。 - 前記タイヤモデル化手段は、前記トレッド部のパターンを有限個の要素でモデル化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ性能解析システム。
- タイヤのトレッドパターンの少なくとも一部を路面に接触させた状態の前記トレッドパターンの性能を数値解析するトレッドパターン性能解析システムにおいて、
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化するトレッドパターンモデル化手段と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する路面モデル化手段と、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させるモデル接触手段と、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析する解析手段と、
を含むことを特徴とするトレッドパターン性能解析システム。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項6に記載のトレッドパターン性能解析システム。
- 路面モデル化手段は、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項6または7に記載のトレッドパターン性能解析システム。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化手段は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のタイヤ性能解析システム。 - トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析方法において、
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化するステップと、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化するステップであって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成するステップと、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させるステップと、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析するステップと、
を含むことを特徴とするタイヤ性能解析方法。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項10に記載のタイヤ性能解析方法。
- 路面モデル化ステップは、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項10または11に記載のタイヤ性能能解析方法。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化ステップは、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。 - 前記有限個の要素でタイヤモデル化するステップが、前記トレッド部のパターンを有限個の要素でモデル化することを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。
- タイヤのトレッドパターンの少なくとも一部を路面に接触させた状態の前記トレッドパターンの性能を数値解析するトレッドパターン性能解析方法において、
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化するステップと、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化し、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成するステップと、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させるステップと、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析するステップと、
を含むことを特徴とするトレッドパターン性能解析方法。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項15に記載のトレッドパターン性能解析方法。
- 路面モデル化ステップは、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項15または16に記載のトレッドパターン性能能解析方法。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化ステップは、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。 - トレッド部を有する空気入りタイヤの性能を数値解析するタイヤ性能解析プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記空気入りタイヤを有限個の要素でタイヤモデル化する命令と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化する命令であって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令と、
前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させる命令と、
接触させた前記タイヤモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてタイヤ性能を数値解析する命令と、
を実行させるためのタイヤ性能解析プログラム。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項19に記載のタイヤ性能解析プログラム。
- 路面モデル化命令は、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項19または20に記載のタイヤ性能解析プログラム。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化命令は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載のタイヤ性能解析プログラム。 - 前記タイヤモデル化する命令は、前記トレッド部のパターンを有限個の要素でモデル化することを特徴とする請求項19〜22のいずれかに記載のタイヤ性能解析プログラム。
- タイヤのトレッドパターンの少なくとも一部を路面に接触させた状態の前記トレッドパターンの性能を数値解析するトレッドパターン性能解析プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記トレッドパターンを有限個の要素でトレッドパターンモデル化する命令と、
少なくとも1層の路面層からなる路面の少なくとも1層の路面層を有限個の複数の要素で路面モデル化する命令であって、前記複数の要素の少なくとも2つは互いに異なる物性を具えるように構成する命令と、
前記トレッドパターンモデルを前記路面モデルに接触させる命令と、
接触させた前記トレッドパターンモデルと前記路面モデルに基づき、有限要素法解析を用いてトレッドパターン性能を数値解析する命令と、
を実行させるためのトレッドパターン性能解析プログラム。 - 前記物性が骨材とバインダーの物性を含むことを特徴とする請求項24に記載のトレッドパターン性能解析プログラム。
- 路面モデル化命令は、前記路面を粘弾性体としてモデル化することを特徴とする請求項24または25に記載のトレッドパターン性能能解析プログラム。
- 前記路面は複数の路面層からなり、
前記路面モデル化命令は、少なくとも2層の路面層を有限個の複数の要素に分割し、複数の要素の少なくとも2つが互いに異なる物性を具える少なくとも2層の路面層を路面モデル化し、前記少なくとも2層の路面層が具える要素の物性の少なくとも1つが、前記少なくとも2層の路面層間で互いに異なるように構成される、
ことを特徴とする請求項24〜26のいずれかに記載のタイヤ性能解析方法。
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2009
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