JP2010199362A - 半導体チップの組付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気部品に組付けられた半導体チップ間の電気的特性の差を小さくすることのできる半導体チップの組付け方法を実現する。
【解決手段】 パワーMOSFETの寄生ダイオードD1〜D4の順方向電圧VFが近似しているN型MOSFETチップ21,22を特定し、それらをペアにして、半導体ウエハ1の分断後、直接回路基板3に組付ける。また、同様にP型MOSFETチップ61,62を直接回路基板3に組付ける。モータ制御装置のHブリッジ回路を構成する各パワーMOSFETの寄生ダイオードの順方向電圧VFが近似しているため、モータ制御装置をバッテリに逆接続した場合に流れる逆電流がHブリッジ回路の一方に偏るおそれがないので、回路やモータが破壊され難い。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体ウエハから取得した半導体チップを電気部品へ組付ける方法に関する。
従来は、半導体ウエハから取得した半導体チップを一旦チップトレイに収納し、そのチップトレイから任意の半導体チップを選択し、それを回路基板などの電気部品に組み付けている。特に、ハイブリッドICは多種類の半導体チップを使用するため、半導体チップを多数のチップトレイから選択し、それを回路基板に組付けている。
従来の半導体チップの組付け方法を具体的に説明する。図7は、半導体チップをチップトレイから取り上げて回路基板に組付ける過程を示す模式図である。図8は、図7に示す回路基板を用いたモータ制御装置の回路図である。
図8に示すように、モータ制御装置は、P型MOSFET36,37およびN型MOSFET32,33からなるHブリッジ回路を有する。図中に符号D1〜D4で示すダイオードは、各パワーMOSFETが有する寄生ダイオード(ボディダイオード)である。
図7に示すように、N型MOSチップトレイ30には、複数の半導体ウエハから取得した複数のN型MOSFETチップ31が収納されている。また、P型MOSチップトレイ34には、複数の半導体ウエハから取得した複数のP型MOSFETチップ35が収納されている。
そして、チップマウンタ(図示せず)が、N型MOSチップトレイ30およびP型MOSチップトレイ34に収納されているMOSFETチップを順番に回路基板3にマウントする。たとえば、N型MOSチップトレイ30の右下角部に収納されているN型MOSFETチップ32を取り上げ、それを回路基板3にマウントする。続いて、チップマウンタが、N型MOSFETチップ32の左側に隣接しているN型MOSFETチップ33を回路基板3にマウントする。図中符号40で示すものは、アルミニウムなどにより形成された配線である。
特開2002−40095号公報(第2段落、図7)。
ところで、同じ半導体ウエハから取得した半導体チップであっても、製造上のばらつきにより、半導体チップ毎に電気的特性が異なる。
したがって、Hブリッジ回路や3相ブリッジ回路など、2個または3個など、複数の半導体チップを並列で使う用途では、並列回路を構成する回路間で電気的特性の差が大きくなり、ブリッジ回路の電気的特性が悪くなるという問題がある。
また、図8に示したモータ制御装置をバッテリに逆接続してしまった場合に、各パワーMOSFETのドレイン・ソース間に形成される寄生ダイオードD1〜D4に電流を流すことにより、モータ6が破壊されないようになっている。ここで、逆接続とは、モータ制御装置に接続すべきプラスおよびマイナスの極性を反対にしてバッテリを接続することである。
しかし、寄生ダイオードD1,D3間または寄生ダイオードD2,D4間の順方向電圧VFの差が大きいと、バッテリを逆接続したときに流れる電流が、寄生ダイオードの順方向電圧が低い方のパワーMOSFETに偏るため、そのパワーMOSFETが破壊されてしまう。
図7,8において符号50,51で示す矢印は、バッテリを逆接続したときの電流経路を示す。図8において太い破線および大きい矢印で示す電流経路50は、細い破線および小さい矢印で示す電流経路51よりも大きい電流が流れることを示す。この場合、大きい電流が流れる電流経路50を構成するN型MOSFET33およびP型MOSFET37の少なくとも一方が破壊するおそれがある。
本願発明者らは、寄生ダイオードの順方向電圧VFの差と電流差との関係を調べる実験を行った。この実験では、図9に示すように、P型MOSFET37,36を並列接続し、さらに、ドレイン側を定電流源10に接続し、ソース側をグランド5に接続した回路を用い、バッテリを逆接続した状態を作った。P型MOSFET37,36が有する寄生ダイオードの順方向電圧VFは、それぞれ0.758V,0.769Vであり、両者の電圧差は、0.011Vである。
そして、定電流源10から1Aのドレイン電流Idを流し、各P型MOSFET37,36のソースに流れた電流を計測した。その結果、図10(a)に示すように、P型MOSFET37,36のソースに流れた電流値がそれぞれ180秒後に0.57A,0.43Aであり、P型MOSFET37の方が電流値が大きかった。また、電流値の差は、0.14Aであった。
また、2Aのドレイン電流Idを流した場合は、図10(b)に示すように、P型MOSFET37,36のソースに流れた電流値がそれぞれ180秒後に1.2A,0.8Aであり、P型MOSFET37の方が電流値が大きかった。また、電流値の差は、0.4Aであった。
つまり、寄生ダイオードの順方向電圧VFの小さい方が、大きい方よりも大きな電流が流れ、順方向電圧VFの差が大きくなるほど、流れる電流の差が大きくなることが分かった。
そこでこの発明は、上述の諸問題を解決するためになされたものであり、電気部品に組付けられた半導体チップ間の電気的特性の差を小さくすることのできる半導体チップの組付け方法を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、半導体ウエハ(1)を分断して得た半導体チップを電気部品(3)に組付ける半導体チップの組付け方法において、前記半導体ウエハにおいて前記半導体チップを得る予定の領域である各チップ領域(2,60)の電気的特性を測定する測定工程と、前記測定工程により測定された電気的特性が近似している複数のチップ領域を特定する特定工程と、前記半導体ウエハを分断して前記チップ領域毎に半導体チップが配置された状態を作る分断工程と、前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程により特定された複数のチップ領域において分断された各半導体チップ(21,22,61,62)を、前記配置された状態から取り上げて前記電気部品に組付ける組付け工程と、を有することにある。
上記の第1の特徴によれば、電気的特性が近似している半導体チップを電気部品に組付けることができるため、電気部品に組付けられた半導体チップ間の電気的特性の差を小さくすることができる。
したがって、半導体チップ間の電気的特性の差が原因となる不具合が発生するおそれがない。
しかも、各半導体チップを、半導体ウエハ上のチップ領域に配置された状態から取り上げて電気部品に組付けるため、取り上げた半導体チップを一旦チップトレイなどに収納してから電気部品に組付ける方法よりも、半導体チップの組付け時間を短縮することができる。
また、この発明の第2の特徴は、前記の第1の特徴において、前記特定工程は、前記電気的特性が近似している複数のチップ領域(2,60)を特定し、その特定したチップ領域同士をグループ化する工程であり、前記組付け工程は、前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程によりグループ化されたチップ領域から分断された各半導体チップ(21,22,61,62)を、前記配置された状態から取り上げてグループ単位で前記電気部品(3)に組付ける工程であることにある。
上記の第2の特徴によれば、電気的特性が近似しているチップ領域同士をグループ化し、グループ単位で管理することができる。
さらに、この発明の第3の特徴は、前記の第1または第2の特徴において、前記特定工程は、前記測定工程により測定された電気的特性が近似している複数のチップ領域(2,60)を特定し、かつ、基準の電気的特性から外れたチップ領域は特定の対象としない工程であることにある。
上記の第3の特徴によれば、基準の電気的特性から外れたチップ領域は特定の対象としないため、基準の電気的特性から外れた半導体チップを電気部品に組付けるおそれがない。
さらに、この発明の第4の特徴は、前記の第1ないし第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記電気部品(3)は、ブリッジ回路を備えており、前記組付け工程は、前記配置された状態から取り上げた各半導体チップ(21,22,61,62)を前記ブリッジ回路に組付ける工程であることにある。
上記の第4の特徴によれば、電気的特性の近似している半導体チップをブリッジ回路に組付けることができるため、ブリッジ回路の相対向する回路間における電気的特性の差を小さくすることができる。
さらに、この発明の第5の特徴は、前記の第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記電気的特性の少なくとも1つは、耐圧であることにある。
上記の第5の特徴によれば、少なくとも耐圧の近似している半導体チップを電気部品に組付けるため、電気部品間の耐圧の差が原因となる不具合が発生するおそれがない。
さらに、この発明の第6の特徴は、前記の第5の特徴において、前記特定工程は、前記耐圧の大きさ順に前記複数のチップ領域を特定する工程であることにある。
複数のチップ領域の中から任意のチップ領域を選択し、そのチップ領域と耐圧が近似している半導体チップを特定する方法を採用すると、耐圧の差が大きい半導体チップの組が余るおそれがある。
しかし、前記の第6の特徴によれば、耐圧の大きさ順に半導体チップを電気部品に組付けるため、上記のような耐圧の差が大きい半導体チップの組が余るおそれがない。
したがって、総ての半導体チップを耐圧の差が小さい組に分けることが可能である。
さらに、この発明の第7の特徴は、前記の第1ないし第4の特徴のいずれか1つにおいて、前記電気的特性の少なくとも1つは、電流能力であることにある。
上記の第7の特徴によれば、少なくとも電流能力の近似している半導体チップを電気部品に組付けるため、電気部品間の電流能力の差が原因となる不具合が発生するおそれがない。
さらに、この発明の第8の特徴は、前記の第7の特徴において、前記特定工程は、前記電流能力の大きさ順に前記複数のチップ領域を特定する工程であることにある。
複数のチップ領域の中から任意のチップ領域を選択し、そのチップ領域と電流能力が近似している半導体チップを特定する方法を採用すると、電流能力の差が大きい半導体チップのグループが余るおそれがある。
しかし、前記の第8の特徴によれば、電流能力の大きさ順に半導体チップを電気部品に組付けるため、上記のような電流能力の差が大きい半導体チップの組が余るおそれがない。
したがって、総ての半導体チップを電流能力の差が小さいグループに分けることが可能である。
さらに、この発明の第9の特徴は、前記の第1ないし第8の特徴のいずれか1つにおいて、前記電気的特性は、前記チップ領域に備えられたトランジスタの電気的特性であることにある。
上記の第9の特徴によれば、トランジスタの電気的特性が近似している半導体チップを電気部品に組付けることができるため、トランジスタの電気的特性の差が原因となる不具合が発生するおそれがない。
さらに、この発明の第10の特徴は、前記の第9の特徴において、前記トランジスタは、パワーMOSFET(21,22,61,62)であることにある。
上記の第10の特徴によれば、パワーMOSFETの電気的特性が近似している半導体チップを電気部品に組付けることができるため、パワーMOSFETの電気的特性の差が原因となる不具合が発生するおそれがない。
さらに、この発明の第11の特徴は、前記の第1ないし第10の特徴のいずれか1つにおいて、前記半導体ウエハ(1)の一面には、シートが貼着されており、前記分断工程は、前記シートを切断しないように前記半導体ウエハを分断し、前記チップ領域毎の半導体チップ(21,22,61,62)を前記シートの上に作成する工程であり、前記組付け工程は、前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程により特定された複数のチップ領域において分断された各半導体チップを、前記シートから取り上げて直接前記電気部品(3)に組付ける組付ける工程であることにある。
上記の第11の特徴によれば、半導体ウエハの一面にシートが貼着された状態で、半導体チップをシートから取り上げて直接電気部品に組付けるため、シートから半導体チップを外す工程を省略することができる。
したがって、半導体チップの組付け時間を短縮することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
この発明の実施形態において半導体チップを半導体ウエハから取り上げて回路基板に組付ける過程を示す模式図である。 図1に示す回路基板を用いたモータ制御装置の回路図である。 半導体ウエハの一部を省略して示す平面図であり、(a)はチップ領域の説明図、(b)は各チップ領域を構成するパワーMOSFETの寄生ダイオードの順方向電圧を示す説明図である。 記憶媒体の記憶状態を示す説明図であり、(a)はチップ番号順に順方向電圧が格納された状態の説明図、(b)は順方向電圧の近似しているチップ番号がペアで格納された状態の説明図である。 半導体チップを取り上げる順番を示す説明図である。 回路をバッテリに逆接続したときにP型MOSFET62,61の各ソースに流れた電流値を示す説明図であり、(a)はドレイン電流Idが1Aのときの説明図、(b)はドレイン電流Idが2Aのときの説明図である。 従来、半導体チップをチップトレイから取り上げて回路基板に組付ける過程を示す模式図である。 図7に示す回路基板を用いたモータ制御装置の回路図である。 実験で用いた回路を示す回路図である。 回路をバッテリに逆接続したときにP型MOSFET36,37の各ソースに流れた電流値を示す説明図であり、(a)はドレイン電流Idが1Aのときの説明図、(b)はドレイン電流Idが2Aのときの説明図である。
〈第1実施形態〉
この発明に係る半導体チップの組付け方法の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、この実施形態において半導体チップを半導体ウエハから取り上げて回路基板に組付ける過程を示す模式図である。図2は、図1に示す回路基板を用いたモータ制御装置の回路図である。
図2に示すように、モータ制御装置はHブリッジ回路を有し、Hブリッジ回路を構成する一方の直列回路は、P型MOSFET61およびN型MOSFET21を直列接続して構成されている。その一方の回路と対になる他方の直列回路は、P型MOSFET62およびN型MOSFET22を直列接続して構成されている。
P型MOSFET61,62のソースはそれぞれバッテリ4に接続されており、ドレインはそれぞれN型MOSFET21,22のソースと接続されている。N型MOSFET21,22のドレインはそれぞれグランド5と接続されている。P型MOSFET61のドレインおよびN型MOSFET21のソース間と、P型MOSFET62のドレインおよびN型MOSFET22のソース間との間には、モータ6が接続されている。
図中に符号D1〜D4で示すダイオードは、各パワーMOSFETが有する寄生ダイオード(ボディダイオード)である。図1,2において符号7,8で示す矢印は、このモータ制御装置をバッテリ4に逆接続したときに流れる電流の経路を示す。
図1に示すように、N型MOSFETチップを取得する半導体ウエハ(以下、N型MOSウエハという)1には、N型MOSFETチップを得る予定の領域であるチップ領域2が複数形成されている。また、P型MOSFETチップを取得する半導体ウエハ(以下、P型MOSウエハという)10には、P型MOSFETチップを得る予定の領域であるチップ呂域60が複数形成されている。Hブリッジ回路は回路基板3に搭載された一対のN型MOSFETチップ21およびP型MOSFETチップ61と、一対のN型MOSFETチップ22およびP型MOSFETチップ62とにより構成される。
次に、半導体チップの組付け方法について説明する。ここでは、N型MOSFETチップの組付け方法を例に挙げて説明する。
(測定工程)
まず、N型MOSウエハ1の各チップ領域2の電気的特性を測定するとともに、半導体チップが基準の電気的特性を有するか否かの判定を行う。パワーMOSFETの電気的特性としては、寄生ダイオードの順方向電圧(VF)およびオン抵抗(Ron)などがあるが、ここでは、寄生ダイオードの順方向電圧VFを例にして説明する。
図3(b)は、N型MOSウエハ1におけるNo1〜15のチップ領域と測定された順方向電圧VFとの対応関係を示す。図3(a)において●印を付したチップ領域は、N型MOSウエハ1において順方向電圧VFが基準範囲外であったもの、あるいは、測定不可能であったものを示す。
そして、測定された各順方向電圧VFを、図4(a)に示すように、チップ番号(No1〜15)と対応付けて記憶媒体9に記憶する。
(特定工程)
次に、記憶媒体9に記憶した各順方向電圧VFの中で最大の順方向電圧VFを検索する。続いて、その検索した最大の順方向電圧VFと最も近似している、つまり最も差の小さい順方向電圧VFのチップ番号を検索し、先に検索した最大の順方向電圧VFのチップ番号とをペアにする。
図4(a)に示す例では、チップ番号No1の0.769Vが最大であり、それと最も差の小さいもの、つまり全体で2番目に高いものは、チップ番号No2の0.768Vであるから、チップ番号No1およびNo2をペアにする。以降、残った順方向電圧VFに対して同様の検索を行い、チップ番号のペアを作って行く(図4(b))。
つまり、順方向電圧VFの高い順または低い順に順方向電圧VFを並べ、最も高い電圧から、あるいは、最も低い電圧から順に2つずつ選択してペアを作って行く。なお、順方向電圧VFが同一である場合もペアにすることができる。
(分断工程)
次に、N型MOSウエハ1の裏面に公知のダイシングフィルム(ダイシングシート、または、ダイシングテープ、または、エキスパンドテープともいう)を貼着する。そして、公知のダイシング装置およびダイシング方法により、N型MOSウエハ1をダイシングフィルムを切断しないようにチップ領域2単位にダイシング(分断)する。これにより、チップ領域2毎にN型MOSFETチップ21,22が配置された状態が作られる。
そして、ダイシングフィルムをエキスパンドし、て各半導体チップ間の間隔を拡張する。これにより、N型MOSFETチップのピックアップ時の近接チップとの干渉によるチッピングを防止するとともに、各半導体チップの認識性を高めることができる。
(組付け工程)
次に、公知のチップマウンタまたはダイボンダなどの装置を用い、先の特定工程において作ったペア単位で半導体チップを半導体ウエハ1からピックアップし、それを回路基板3に組付ける。ピックアップする順番は、順方向電圧VFの低いペアから、あるいは、順方向電圧VFの高いペアからでもよい。また、各ペアのうち、ピックアップする順番も、順方向電圧VFの低い方から、あるいは、順方向電圧VFの高い方からでもよい。
図4(b)は、順方向電圧VFの低いものを上から順に並べた状態を示す。図5は、図4(b)に示す低い順に従って半導体チップをピックアップする場合のピックアップの順番を示す。同図に示す例では、チップ番号No13,12(1個目,2個目)の順にピックアップする。たとえば、図2に示すHブリッジ回路では、チップ番号No13,12をN型MOSFET21,22として用いる。また、P型MOSウエハ10についても上記のN型MOSウエハ1と同様に各工程を経て回路基板3に組付ける。
このように、順方向電圧VFの差が小さい半導体チップ同士をペアで回路基板3に組付けてHブリッジ回路を製造することができる。
したがって、回路基板3をバッテリ4に逆接続した場合であっても、Hブリッジ回路を構成する並列回路に流れる電流の偏りを小さくすることができるため、Hブリッジ回路またはモータ6が破壊するおそれを低くすることができる。
[実験]
この出願の発明者らは、上記実施形態を適用した回路をバッテリに逆接続したときに各半導体チップに流れる電流の大きさを調べる実験を行った。この実験は、P型MOSFET61,62を用いて図9に示した回路と同じ回路を構成して行った。その結果、図6(a)に示すように、ドレイン電流Idが1AのときはP型MOSFET61,62に流れるソース電流には僅かに差が出たのみであり、ドレイン電流Idが2Aのときには殆ど差が出なかった。
つまり、上記実施形態を適用して半導体チップを回路基板に組み付ければ、Hブリッジ回路を構成する半導体チップの順方向電圧の差を極力小さいすることができる。
したがって、回路基板をバッテリに逆接続してしまった場合であっても、グランドからバッテリに流れる逆電流の一方の回路に対する偏りを小さくすることができるので、回路や負荷の破壊が生じ難くすることができる。
〈他の実施形態〉
(1)パワーMOSFETのオン抵抗(Ron)が近似している半導体チップ同士をペアにして回路基板などの電気部品に組付けることもできる。この方法によれば、半導体チップの電流能力の差を原因とする不具合が発生し難くすることができる。
(2)または、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)、または、バイポーラトランジスタのコレクタ・エミッタ飽和電圧(Vcesat)が近似している半導体チップ同士をペアにして回路基板などの電気部品に組付けることもできる。この方法によれば、半導体チップの電流能力の差を原因とする不具合が発生し難くすることができる。
(3)電気的特性が近似しているチップ領域同士を3つ以上集めたものを1つのグループとし、各チップ領域をグループ化する。そして、そのグループ単位で回路基板などの電気部品に組付けることもできる。
(4)この発明は、前述のHブリッジ回路の他、3相ブリッジ回路などのブリッジ回路にも適用することができる。
1・・N型MOSウエハ、2・・チップ領域、3・・回路基板、4・・バッテリ、
5・・グランド、6・・モータ、10・・P型MOSウエハ、
21,22・・N型MOSFETチップ、61,62・・P型MOSFETチップ。

Claims (11)

  1. 半導体ウエハを分断して得た半導体チップを電気部品に組付ける半導体チップの組付け方法において、
    前記半導体ウエハにおいて前記半導体チップを得る予定の領域である各チップ領域の電気的特性を測定する測定工程と、
    前記測定工程により測定された電気的特性が近似している複数のチップ領域を特定する特定工程と、
    前記半導体ウエハを分断して前記チップ領域毎に半導体チップが配置された状態を作る分断工程と、
    前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程により特定された複数のチップ領域において分断された各半導体チップを、前記配置された状態から取り上げて前記電気部品に組付ける組付け工程と、
    を有することを特徴とする半導体チップの組付け方法。
  2. 前記特定工程は、前記電気的特性が近似している複数のチップ領域を特定し、その特定したチップ領域同士をグループ化する工程であり、
    前記組付け工程は、前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程によりグループ化されたチップ領域から分断された各半導体チップを、前記配置された状態から取り上げてグループ単位で前記電気部品に組付ける工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップの組付け方法。
  3. 前記特定工程は、前記測定工程により測定された電気的特性が近似している複数のチップ領域を特定し、かつ、基準の電気的特性から外れたチップ領域は特定の対象としない工程であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体チップの組付け方法。
  4. 前記電気部品は、ブリッジ回路を備えており、
    前記組付け工程は、前記配置された状態から取り上げた各半導体チップを前記ブリッジ回路に組付ける工程であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の半導体チップの組付け方法。
  5. 前記電気的特性の少なくとも1つは、耐圧であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の半導体チップの組付け方法。
  6. 前記特定工程は、前記耐圧の大きさ順に前記複数のチップ領域を特定する工程であることを特徴とする請求項5に記載の半導体チップの組付け方法。
  7. 前記電気的特性の少なくとも1つは、電流能力であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の半導体チップの組付け方法。
  8. 前記特定工程は、前記電流能力の大きさ順に前記複数のチップ領域を特定する工程であることを特徴とする請求項7に記載の半導体チップの組付け方法。
  9. 前記電気的特性は、前記チップ領域に備えられたトランジスタの電気的特性であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の半導体チップの組付け方法。
  10. 前記トランジスタは、パワーMOSFETであることを特徴とする請求項9に記載の半導体チップの組付け方法。
  11. 前記半導体ウエハの一面には、シートが貼着されており、
    前記分断工程は、
    前記シートを切断しないように前記半導体ウエハを分断し、前記チップ領域毎の半導体チップを前記シートの上に作成する工程であり、
    前記組付け工程は、
    前記配置された半導体チップのうち、前記特定工程により特定された複数のチップ領域において分断された各半導体チップを、前記シートから取り上げて直接前記電気部品に組付ける組付ける工程であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の半導体チップの組付け方法。
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