JP2010197579A - 無端ベルト、画像定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

無端ベルト、画像定着装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】耐傷性の良好な無端ベルトを提供すること。
【解決手段】基材及び表面離型層を有し、前記表面層の正接損失(tanδ)のピーク温度をT(℃)としたとき、T℃以上T+70℃以下における前記表面層の前記正接損失(tanδ)は、0.7以上1.0以下である、無端ベルトである。
【選択図】なし

Description

本発明は、無端ベルト、画像定着装置、及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えばドラム状に形成された感光体(感光体ドラム)を一様に帯電し、この感光体ドラムを画像情報に基づいて制御された光で露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像をトナーによって可視像(トナー像)とし、このトナー像を感光体ドラム上から中間転写ベルトに一次転写した後、さらに中間転写ベルトから記録紙に二次転写した後、定着装置によってこのトナー像を記録紙に定着する。
定着装置としては、例えば、加熱源を有し回転移動する加熱定着ロールと、この加熱定着ロールに接触し且つ共に回転移動する無端状の加圧ベルトと、この加圧ベルトの内側に配設されて、加圧ベルトを加熱定着ロールに向けて押圧して当該加圧ベルトと加熱定着ロールとの間に接触部を形成する押圧部材とを備え、この接触部にシートを通過させることで、当該シート上の未定着トナー像を加熱加圧定着するように構成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
定着装置に用いる上記加熱定着ロールとしては、例えば、離型性と耐摩耗性とを両立させるため、ローラ状基材の外面に、特定のフッ素樹脂混合物により形成されたフッ素樹脂層を有する定着ローラが開示されている(例えば特許文献2参照)。また、離型性と耐傷性を同時に満足させるため、芯金とプライマー層とフッ素樹脂製のトップ層とを具備し、プライマー層及びトップ層の少なくとも一方にガラス粒子が混入した定着用ローラが開示されている(例えば特許文献3参照)。
一方、特許文献4には、良好な摺動特性が得られる無端状の定着用ベルトとして、ポリイミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂およびポリエーテルケトン樹脂から選択された樹脂中に、導電性無機微粉末および低表面エネルギー樹脂微粉末を分散してなる樹脂組成物より形成され、表面における水滴との接触角が100°以上、裏面における水滴との接触角が90°未満、かつ、ヤング率が30000kg/cm以上である定着用ベルトが開示されている。
また特許文献4には、転写時のトナー飛散がなく良質の画質が得られ、かつ、除電機構が不要である中間転写ベルトとして、ポリイミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂およびポリエーテルケトン樹脂から選択された樹脂中に、導電性無機微粉末および低表面エネルギー樹脂微粉末を分散してなる樹脂組成物より形成され、低表面エネルギー樹脂微粉末が、中間転写体の内部よりも表面に多く分散されている中間転写体が開示されている。
特開平11−24457号公報 特開平10−142990号公報 特開2001−183935号公報 特開平11−231684号公報
本発明の目的は、表面離型層における正接損失の値を考慮しない場合に比べ、耐傷性の良好な無端ベルトを提供することである。
上記課題は、以下の本発明により達成される。
すなわち請求項1に係る発明は、
基材及び表面層を有し、
前記表面層の正接損失(tanδ)のピーク温度をT(℃)としたとき、T℃以上T+70℃以下における前記表面層の前記正接損失(tanδ)は、0.7以上1.0以下である、無端ベルトである。
請求項2に係る発明は、
前記表面層は、シロキサン系樹脂を有する、請求項1に記載の無端ベルトである。
請求項3に係る発明は、
第1の回転体と、
前記第1の回転体に接触して記録媒体を挟み込む挟込領域を形成する第2の回転体と、を有し、
前記第1の回転体及び前記第2の回転体の少なくとも一方は、請求項1又は請求項2に記載の無端ベルトを含む、画像定着装置である。
請求項4に係る発明は、
静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体表面上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着手段と、を備え、
前記定着手段は、請求項3に記載の画像定着装置である、画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、表面層における正接損失の値を考慮しない場合に比べ、耐傷性が良好である。
請求項2に係る発明によれば、シロキサン系樹脂を含有しない場合に比べ、離型性が良好である。
請求項3に係る発明によれば、無端ベルトの表面層における正接損失の値を考慮しない場合に比べ、無端ベルトの耐傷性が良好であることにより、無端ベルト表面の傷に起因する画像欠陥が抑制される。
請求項4に係る発明によれば、無端ベルトの表面層における正接損失の値を考慮しない場合に比べ、無端ベルトの耐傷性が良好であることにより、無端ベルト表面の傷に起因する画像欠陥が抑制される。
本発明の一実施形態に係る無端ベルトの概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る無端ベルトの端面図である。 本発明の一実施形態に係る無端ベルトを用いた画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無端ベルトを用いた画像定着装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無端ベルトを用いた他の画像定着装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無端ベルトを用紙搬送ベルトとして用いた画像形成装置を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、同一の作用・機能を有する部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明は省略することがある。
[無端ベルト]
図1は、本実施形態に係る無端ベルトを示す斜視図(一部、断面で表わしている)であり、図2は、図1において矢印Aの方向から見た、無端ベルトの端面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の無端ベルト1は、基材2と、基材2の表面に積層された表面層3と、を有する無端状のベルトであり、表面層3の正接損失の値(以下、「tanδ値」と称する場合がある)のピーク温度をT℃としたとき、T℃以上T+70℃以下における表面層3のtanδ値が0.7以上1.0以下である。
上記tanδ値は、粘弾性に属する特性であり、動的粘弾性測定により得られる。具体的には、測定装置としてレオバイブロン(エーアンドデイ社製)を用い、測定サンプルをパラレルプレートにセットし、ノーマルフォースを0とした後に、10Hzの振動周波数で正弦波振動を与え、−50℃から200℃で測定する。
本実施形態に係る無端ベルトが上記構成であることにより、無端ベルト表面の耐傷性が良好となる。その理由は定かではないが、以下のように推測される。
画像形成装置内の定着ベルト等として無端ベルトを用いると、記録媒体の先端などにより無端ベルトの表面に傷がつく場合がある。特に、無端ベルトの表面離型性を向上させるために、表面層の材料としてPFA(パーフロロアルコキシエチルエーテル共重合体)を用いる場合は、無端ベルト表面に傷がつきやすくなる場合がある。また、このように従来表面層として一般的に用いられてきた材料では、tanδ値のピーク温度よりも高温の領域(例えばPFAでは110℃以上の領域)において、tanδ値が大きく低下することが多い。
一方、本実施形態では、無端ベルト1における表面層3のT℃以上T+70℃以下におけるtanδ値が上記範囲である。ここでtanδ値は、貯蔵弾性率と損失弾性率の比率を表すものであり、tanδ値が大きいほど柔軟性が高い特性をもつことを意味する。すなわち本実施形態では、T+70℃においても、表面層3のtanδ値が大きく低下せずに上記範囲内であるため、温度の上昇と共に表面層のtanδ値が大きく低下する場合に比べ、表面層3の柔軟性が高く、表面に傷がついても自己修復性により傷が修復されると考えられる。そのため、無端ベルト1の耐傷性が高く、無端ベルト1を定着ベルト等に用いると、ベルト表面の傷に起因する画像欠陥等が抑制される。
上記tanδ値は、上記の通りT℃以上T+70℃以下において、0.7以上1.0以下であり、0.8以上1.0以下がより好ましい。
表面層3のT℃以上T+70℃以下におけるtanδ値を上記範囲とする方法としては、例えば、tanδ値が0.7以上1.0以下である樹脂を、表面層3を形成する材料として用いる方法が挙げられる。
表面層3に用いられる材料種としては、例えば、シロキサン系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられ、これらを1種単独で又は2種以上混合して用いてもよい。上記樹脂を2種以上混合して用いる形態としては、具体的には、例えば、シロキサン系樹脂にウレタン系樹脂を分散させて用いる形態等が挙げられる。
シロキサン系樹脂としては、具体的には、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)系の液状シリコーンを硬化させたものなどが挙げられ、その中でもシリコーンゴムが好ましい。該シリコーンゴムとしては、例えば、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴムなどが挙げられ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)などが挙げられる。
ウレタン系樹脂は、具体的には、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、カプロラクトンエステルポリオール、ポリカーボネートエステルポリオール、シリコーンポリオールなどを、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレンイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどと、ウレタン結合させることで得られる。
T℃以上T+70℃以下におけるtanδ値が上記範囲である樹脂としては、例えば、上記材料種の樹脂において、架橋の度合いを変えること(例えば、全体における架橋剤の割合を調整すること等)によって、tanδの値を調整されたもの等が挙げられる。
表面層3は、シロキサン系樹脂(シロキサン結合を有する高分子化合物)を有することが好ましい。シロキサン系樹脂の具体例は上記の通りである。表面層3がシロキサン樹脂を有することにより、無端ベルト1の表面における離型性が向上する。
表面層3のガラス転移温度としては、50℃以上150℃以下が好ましい。表面層3のガラス転移温度が上記範囲であることにより、表面層3の耐熱性が良好となる。
また表面層3の厚さとしては、例えば、5μm以上400μm以下が挙げられる。
無端ベルト1の用途としては、例えば、画像形成装置内における定着ベルト、中間転写ベルト、記録媒体搬送ベルト等が挙げられる。
以下、無端ベルト1を定着ベルトとして用いる場合について説明する。
基材2に用いられる材質としては、耐熱性の材料が好ましく、具体的には、公知の各種プラスチック材料および金属材料のものの中から選択して使用される。
プラスチック材料のなかでは一般にエンジニアリングプラスチックと呼ばれるものが適しており、例えばフッソ樹脂、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、全芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)などが好ましい。また、この中でも機械的強度、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性等に優れる熱硬化性ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、フッ素樹脂などが好ましい。
また、基材2に用いられる金属材料としては、特に制限は無く、各種金属や合金材料が使用され、例えばSUS、ニッケル、銅、アルミ、鉄などが好適に使用される。また、前記耐熱性樹脂や前記金属材料を複数積層してもよい。
以下、無端ベルト1を中間転写ベルト又は記録媒体搬送ベルトとして用いる場合について説明する。
基材2に用いる素材としては、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、これらの中でもポリイミド系樹脂およびポリアミドイミド系樹脂を用いることがより好ましい。なお、基材は環状(無端状)であればつなぎ目があってもなくてもよく、また基材2の厚さは、通常0.02から0.2mmが好ましい。
無端ベルト1を画像形成装置の中間転写ベルトや記録媒体搬送ベルトとして用いる場合、1×10Ω/□から1×1014Ω/□の範囲に表面抵抗率を、1×10から1×1013Ωcmの範囲に体積抵抗率を制御することが好ましい。そのため前記のように必要に応じて、基材2や表面層3に、導電剤として、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、ニッケル、銅合金などの金属または合金、酸化スズ、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化スズ−酸化インジウムまたは酸化スズ−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物、ポリアニリン、ポリピロール、ポリサルフォン、ポリアセチレンなどの導電性ポリマーなどを添加することが好ましい(ここで、前記ポリマーにおける「導電性」とは体積抵抗率が10Ω・cm未満を意味する)。これら導電剤は、単独または2種以上が併用して使用される。
ここで、上記表面抵抗率および体積抵抗率は、(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブを用いて、22℃、55%RHの環境下で、JIS−K6911に従い測定される。
いずれの用途の場合においても、無端ベルト1は、基材2と表面層3との間に弾性層を含んでもよい。弾性層の材料としては、例えば、各種ゴム材料が用いられる。各種ゴム材料としては、例えば、ウレタンゴム、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、シリコーンゴム、フッ素ゴム(FKM)などが上げられ、特に耐熱性、加工性に優れたシリコーンゴムが好ましい。該シリコーンゴムとしては、例えば、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴムなどが挙げられ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)などが挙げられる。
電磁誘導方式の定着装置における定着ベルトとして無端ベルト1を用いる場合は、基材2と表面層3との間に、発熱層を設けてもよい。
発熱層に用いられる材料としては、例えば非磁性金属が挙げられ、具体的には、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛、ビスマス、ベリリュウム、アンチモン、およびこれらの合金(これらを含む合金)等の金属材料が挙げられる。
発熱層の膜厚としては、5から20μmの範囲とすることが好ましく、7から15μmの範囲とすることがより好ましく、8から12μmの範囲とすることが特に好ましい。
[画像形成装置、画像定着装置]
<第1実施形態>
次に、前記実施形態の無端ベルトを用いた第1実施形態の画像形成装置について説明する。図3は、前記実施形態に係る無端ベルトを、定着装置の加圧ベルトとして備えたタンデム式の、画像形成装置の要部を説明する模試図である。
具体的には、画像形成装置101は、感光体79(静電潜像保持体)と、感光体79の表面を帯電する帯電ロール83と、感光体79の表面を露光し静電潜像を形成するレーザー発生装置78(静電潜像形成手段)と、感光体79表面に形成された潜像を、現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像器85(現像手段)と、現像器85により形成されたトナー像が感光体79から転写される中間転写ベルト86(中間転写体)と、トナー像を中間転写ベルト86に転写する1次転写ロール80(第1の転写手段)と、感光体79に付着したトナーやゴミ等を除去する感光体清掃部材84と、中間転写ベルト86上のトナー像を記録媒体に転写する2次転写ロール75(第2の転写手段)と、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置72(定着手段)と、を含んで構成されている。感光体79と1次転写ロール80は、図3に示すとおり感光体79直上に配置していてもよく、感光体79直上からずれた位置に配置していてもよい。
さらに、図3に示す画像形成装置101の構成について詳細に説明する。
画像形成装置101においては、感光体79の周囲に、反時計回りに帯電ロール83、現像器85、中間転写ベルト86を介して配置された1次転写ロール80、感光体清掃部材84が配置され、これら1組の部材が、1つの色に対応した現像ユニットを形成している。また、この現像ユニット毎に、現像器85に現像剤を補充するトナーカートリッジ71がそれぞれ設けられており、各現像ユニットの感光体79に対して、帯電ロール83の(感光体79の回転方向)下流側であって現像器85の上流側の感光体79表面に画像情報に応じたレーザー光を照射するレーザー発生装置78が設けられている。
4つの色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に対応した4つの現像ユニットは、画像形成装置101内において水平方向に直列に配置されており、4つの現像ユニットの感光体79と1次転写ロール80との転写領域を挿通するように中間転写ベルト86が設けられている。中間転写ベルト86は、その内面側に以下の順序で反時計回りに設けられた、支持ロール73、支持ロール74、および駆動ロール81により張架され、ベルト張架装置90を形成している。なお、4つの1次転写ロールは支持ロール73の(中間転写ベルト86の回転方向)下流側であって支持ロール74の上流側に位置する。また、中間転写ベルト86を介して駆動ロール81の反対側には中間転写ベルト86の外周面を清掃する転写清掃部材82が駆動ロール81に対して圧接するように設けられている。
また、中間転写ベルト86を介して支持ロール73の反対側には用紙供給部77から用紙経路76を経由して搬送される記録用紙の表面に、中間転写ベルト86の外周面に形成されたトナー像を転写するための2次転写ロール75が、支持ロール73に対して接触するように設けられている。
また、画像形成装置101の底部には記録媒体を収容する用紙供給部77が設けられ、用紙供給部77から用紙経路76を経由して2次転写部を構成する支持ロール73と2次転写ロール75との接触部を通過するように、記録媒体が供給される。この接触部を通過した記録媒体は、更に定着装置72の接触部を挿通するように不図示の搬送手段により搬送され、最終的に画像形成装置101の外へと排出される。
次に、図3に示す画像形成装置101を用いた画像形成方法について説明する。トナー像の形成は各現像ユニット毎に行なわれ、帯電ロール83により反時計方向に回転する感光体79表面を帯電した後に、レーザー発生装置78(露光装置)により帯電された感光体79表面に潜像(静電潜像)を形成し、次に、この潜像を現像器85から供給される現像剤により現像してトナー像を形成し、1次転写ロール80と感光体79との接触部に運ばれたトナー像を矢印C方向に回転する中間転写ベルト86の外周面に転写する。なお、トナー像を転写した後の感光体79は、その表面に付着したトナーやゴミ等が感光体清掃部材84により清掃され、次のトナー像の形成に備える。
各色の現像ユニット毎に現像されたトナー像は、画像情報に対応するように中間転写ベルト86の外周面上に順次重ね合わされた状態で、2次転写部に運ばれ2次転写ロール75により、用紙供給部77から用紙経路76を経由して搬送されてきた記録用紙表面に転写される。トナー像が転写された記録用紙は、更に定着装置72の接触部を通過する際に加圧加熱されることにより定着され、記録媒体表面に画像が形成された後、画像形成装置外へと排出される。
―定着装置(画像定着装置)―
図4は、本実施形態に係る画像形成装置101内に設けられた定着装置72の概略構成図である。図4に示す定着装置72は、回転駆動する回転体としての定着ロール610と、無端ベルト620(加圧ベルト)と、無端ベルト620を介して定着ロール610を加圧する圧力部材である圧力パッド640とを備えて構成されている。なお、圧力パッド640は、無端ベルト620と定着ロール610とが相対的に加圧されていればよい。従って、無端ベルト620側が定着ロール610に加圧されても良く、定着ロール610側が無端ベルト620に加圧されても良い。
定着ロール610は、金属製のコア(円筒状芯金)611の周囲に耐熱性の弾性層612及び離型層613を積層して構成されたものである。定着ロール610の内部には、挟込領域において未定着トナー像を加熱する加熱手段の一例としてのハロゲンランプ660が配設されている。加熱手段としては、ハロゲンランプに限られず、発熱する他の発熱部材を用いてもよい。
一方、定着ロール610の表面には感温素子690が接触して配置されている。この感温素子690による温度計測値に基づいて、ハロゲンランプ660の点灯が制御され、定着ロール610の表面温度が設定温度(例えば、150℃)に維持される。
無端ベルト620は、内部に配置された圧力パッド640とベルト走行ガイド630と、図示しないエッジガイドによって回転自在に支持されている。そして、挟込領域Nにおいて定着ロール610に対して加圧された状態で接触して配置されている。
圧力パッド640は、無端ベルト620の内側において、無端ベルト620を介して定着ロール610に加圧される状態で配置され、定着ロール610との間で挟込領域Nを形成している。圧力パッド640は、幅の広い挟込領域Nを確保するためのプレ挟込部材641を挟込領域Nの入口側に配置し、定着ロール610に歪みを与えるための剥離挟込部材642を挟込領域Nの出口側に配置している。
さらに、無端ベルト620の内周面と圧力パッド640との摺動抵抗を小さくするために、プレ挟込部材641及び剥離挟込部材642の無端ベルト620と接する面に低摩擦シート680が設けられている。そして、圧力パッド640と低摩擦シート680とは、金属製のホルダ650に保持されている。
さらに、ホルダ650にはベルト走行ガイド630が取り付けられ、無端ベルト620がスムーズに回転するように構成されている。すなわち、ベルト走行ガイド630は、無端ベルト620内周面と摺擦するため、静止摩擦係数の小さな材質で形成されている。また、ベルト走行ガイド630は、無端ベルト620から熱を奪い難いように熱伝導率の低い材質で形成されている。
そして定着ロール610は、図示しない駆動モータにより矢印C方向に回転し、この回転に従動して無端ベルト620は、定着ロール610の回転方向と反対の方向へ回転する。すなわち、定着ロール610が図4における時計方向へ回転するのに対して、無端ベルト620は反時計方向へ回転する。
未定着トナー像を有する用紙Kは、定着入口ガイド560によって導かれて、挟込領域Nに搬送される。そして、用紙Kが挟込領域Nを通過する際に、用紙K上のトナー像は挟込領域Nに作用する圧力と、定着ロール610から供給される熱とによって定着される。
本実施形態の定着装置72では、定着ロール610の外周面に倣う凹形状のプレ挟込部材641により、プレ挟込部材641がない構成に比して、広い挟込領域Nを確保される。
また、本実施形態に係る定着装置72では、定着ロール610の外周面に対し突出させて剥離挟込部材642を配置することにより、挟込領域Nの出口領域において定着ロール610の歪みが局所的に大きくなるように構成されている。
このように剥離挟込部材642を配置すれば、定着後の用紙Kは、剥離挟込領域を通過する際に、局所的に大きく形成された歪みを通過することになるので、用紙Kが定着ロール610から剥離しやすい。
また、剥離の補助手段として、定着ロール610の挟込領域Nの下流側に、剥離部材700が配設されている。剥離部材700は、剥離バッフル710が定着ロール610の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に定着ロール610と近接する状態でホルダ720によって保持されている。
以下、本実施形態に係る定着装置72に使用される無端ベルト620以外の部材について詳細に説明する。
定着部材としての定着ロール610としては、その形状、構造、大きさ等について特に制限はなく、目的に応じてそれ自体公知のものの中から選択して使用される。定着ロール610は、円筒状のコア611と、その表面に形成された弾性層612と、更にその弾性層の表面に形成された離型層613を備えてなる。
この定着ロール610は公知の製造方法で製造され、一般的には円筒状のコア611の周りに弾性層612を形成する為の金型を配置し、液状ゴムを金型と円筒状コア611の隙間に流し込んだ後に加硫し固め、その上で、表面にPFA等の樹脂スリーブを装着したものが使用される。
円筒状のコア611の材質としては、機械的強度に優れ、伝熱性が良好である材質ならば特に制限はないが、例えば、アルミニウム(例えば、A−5052材)、SUS、鉄、銅等の金属、合金、セラミックス、FRMなどが挙げられる。本実施形態の定着装置72では外径φ25mm、肉厚0.5mm、長さ360mmの円筒体で構成されている。
弾性層612の材質としては、公知の材質の中から選択されるが、耐熱性の高い弾性体であればどの材料を用いてもよい。特に、ゴム硬度が15から45°(JIS−A)程度のゴム、エラストマー等の弾性体を用いるのが好ましく、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどが挙げられる。
本実施形態においては、これらの材質の中でも、表面張力が小さく、弾性に優れる点でシリコーンゴムが好ましい。該シリコーンゴムとしては、例えば、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴムなどが挙げられ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)などが挙げられる。
なお、弾性層612の厚みとしては、3mm以下であることが好ましく、0.5から1.5mmの範囲であることがより好ましい。第1実施形態の定着装置72では、ゴム硬度が35°(JIS−A)のHTVシリコーンゴムを72μmの厚さでコアに被覆している。
離型層613の材質としては、トナー画像に対し、適度な離型性を示すものであれば特に制限はなく、例えば、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。これらの材質の中でもフッ素樹脂が好適に挙げられる。
フッ素樹脂としては、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロメチルビニルエーテル共重合体(MFA)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロエチルビニルエーテル共重合体(EFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリエチレン−テトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロ三フッ化エチレン(PCTFE)、フッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂挙げられる。
特に耐熱性、機械特性等の面からポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)テトラフルオロエチレン−パーフルオロメチルビニルエーテル共重合体(MFA)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロエチルビニルエーテル共重合体(EFA)が好適に用いられる。
離型層613の厚みとしては、好ましくは5から50μm、より好ましくは10から30μmである。離型層613の厚みが5μm未満であると、用紙端部での定着ロール610の歪みに基づく離型層のしわや摩滅が生じやすくなり、一方、50μmを超えると、離型層が硬くなり、画像に光沢ムラ等の欠陥が生じる場合が増え、ともに好ましくないからである。
離型層613の厚みとしては、通常、10から100μmであり、好ましくは20から30μmである。前記離型層613を前記コアの表面に形成する方法としては、特に制限はなく、例えば、押出し成型によって形成されたチューブを被覆する方法が挙げられる。本実施形態の定着装置72では、厚さ30μmのPFAを被覆している。
定着ロール610を加熱する加熱源としては、上述のように、例えばハロゲンランプ660が用いられ、上記コアの内部に収容する形状、構造のものであれば特に制限はなく、目的に応じて選択される。ハロゲンランプ660により加熱された定着ロール610の表面温度は、定着ロール610に設けられた感温素子690により計測され、制御手段によりその温度が一定に制御される。感温素子690としては、特に制限はなく、例えば、サーミスタ、温度センサなどが挙げられる。
無端ベルト620の内部に配置された圧力パッド640は、上述したように、プレ挟込部材641と剥離挟込部材642とで構成され、バネや弾性体によって定着ロール610を、例えば32kgfの荷重で押圧するようにホルダ650に支持されている。定着ロール610側の面は、定着ロール610の外周面に倣う凹状曲面で形成されている。また定着時の熱による劣化を防止するという観点からすれば、それぞれの材質は耐熱性を具備するもので構成することが好ましい。
なお、無端ベルト620の内部に配置された圧力パッド640は、無端ベルト620を介して定着ロール610を加圧し、無端ベルト620と定着ロール610との間に、未定着トナー像を保持する用紙Kが通過する挟込領域Nが形成する機能を有していれば形状や材質に特に制限はなく、さらには圧力パッド640に加え、定着ロール610に対して加圧しつつ回転する加圧ローラなどを並設してもよい。
プレ挟込部材641には、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性エラストマーや板バネ等の弾性体が用いられ、これらの材質の中でも、弾性に優れる点でシリコーンゴムが好ましい。該シリコーンゴムとしては、例えば、RTVシリコーンゴム、HTVシリコーンゴムなどが挙げられ、具体的には、ポリジメチルシリコーンゴム(MQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VMQ)、メチルフェニルシリコーンゴム(PMQ)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)などが挙げられる。硬度の点からJIS−A硬度10から40°のシリコーンゴムが好適に用いられる。弾性体の形状、構造、大きさ等については特に制限はなく、目的に応じて選択される。本実施形態の定着装置72では、幅10mm、厚さ5mm、長さ320mmのシリコーンゴムを用いている。
剥離挟込部材642は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属で形成されている。剥離挟込部材の形状としては、挟込領域Nにおける外面形状が一定の曲率半径を有する凸状曲面に形成されている。そして、本実施の形態の定着装置72では、無端ベルト620は、圧力パッドにより定着ロール610に40°の巻き付き角度でラップされ、8mm幅の挟込領域Nを形成している。
低摩擦シート680は、無端ベルト620内周面と圧力パッド640との摺動抵抗(摩擦抵抗)を低減するために設けられ、摩擦係数が小さく、耐摩耗性・耐熱性に優れた材質が適している。
この低摩擦シート680の材質としては、金属、セラミックス、樹脂等各種材料が採用されるが、具体的には、耐熱性樹脂であるフッ素樹脂、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の他、6−ナイロンあるいは6,6−ナイロンのナチュラル材や、これらにカーボンやガラス繊維等を添加した材料が用いられる。
この中でも無端ベルト620との接触面側が、無端ベルト620内面との摺動抵抗が小さくかつ潤滑剤が保持される表面に微細な凹凸形状を有するフッ素樹脂シートが好ましい。
具体的には、シンタード成型したPTFE樹脂シート、テフロン(登録商標)を含浸させたガラス繊維シート、またガラス繊維にフッ素樹脂からなるスカイブフィルムシートを加熱融着サンドした積層シートやあるいはフッ素樹脂シートに筋状の凹凸を設けたもの等が用いられる。
なお、低摩擦シート680は、プレ挟込部材641や剥離挟込部材642と別体に構成しても、プレ挟込部材641や剥離挟込部材642と一体的に構成しても、いずれでもよい。
さらに、ホルダ650には、定着装置72の長手方向に亘って潤滑剤塗布部材670が配設されている。潤滑剤塗布部材670は、無端ベルト620内周面に対して接触するように配置され、潤滑剤を適量供給する。これにより、無端ベルト620と低摩擦シート680との摺動部に潤滑剤を供給し、低摩擦シート680を介した無端ベルト620と圧力パッドとの摺動抵抗をさらに低減して、無端ベルト620の円滑な回転を図っている。また、無端ベルト620の内周面や低摩擦シート680表面の摩耗を抑制する効果も有している。
潤滑剤としてはシリコーンオイルが好ましく、シリコーンオイルとしてはジメチルシリコーンオイル、有機金属塩添加ジメチルシリコーンオイル、ヒンダードアミン添加ジメチルシリコーンオイル、有機金属塩およびヒンダードアミン添加ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、有機金属塩添加アミノ変性シリコーンオイル、ヒンダードアミン添加アミノ変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、シラノール変性シリコーンオイル、スルホン酸変性シリコーンオイル等が用いられるが、濡れ性に優るアミノ変性シリコーンオイルがより好ましい。
なお、本実施形態の画像定着装置72では、潤滑剤塗布部材670により無端ベルト620内周面に潤滑剤を供給しているが、潤滑剤塗布部材及び潤滑剤を用いない形態としてもよい。
また、耐熱性により優れた性能が必要な場合、メチルフェニルシリコーンオイルあるいはフッ素オイル(パーフルオロポリエーテルオイル、変性パーフルオロポリエーテルオイル)などを使用することも好適である。なお、耐熱性を向上させるためにシリコーンオイル中に酸化防止剤を添加してもよい。その他固形物質と液体とを混合させた合成潤滑油グリース、例えばシリコーングリス、フッ素グリス等、さらにはこれらを組み合わせたものも用いられる。本実施形態の定着装置72では、粘度300csのアミノ変性シリコーンオイル(KF96:信越化学(株)製)を用いている。
また、ベルト走行ガイド630は、上述したように、無端ベルト620の内周面と摺擦するため、摩擦係数が低く、かつ、無端ベルト620から熱を奪い難いように熱伝導率が低い材質が適しており、PFAやPPS等の耐熱性樹脂が用いられる。
なお、本実施形態の画像形成装置101では、定着装置72の無端ベルト620として上記実施形態の無端ベルトを用いているが、中間転写ベルト86として上記実施形態の無端ベルトが用いられてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態の画像形成装置は、上記第1実施形態の画像形成装置101内に備えられた定着装置72の代わりに、加熱源を備えた定着ベルト(前記実施形態の無端ベルト)と加圧ロールと備えた定着装置を用いた形態である。なお、定着装置が異なること以外の事項については、上記と同様であるため説明を省略する。
―定着装置(画像定着装置)―
図5は、本実施形態の定着装置の概略構成図である。なお、第1実施形態に係る定着装置と同様な構成については、同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態に係る定着装置900は、無端ベルトとしての定着ベルト920と、回転駆動する回転体の一例としての加圧ロール910とを備えて構成されている。定着ベルト920は、上述した無端ベルト620と同様に構成されている。
そして、定着ベルト920が用紙Kのトナー像保持面側に配置されるとともに、定着ベルト920の内側には、加熱手段の一例としての抵抗発熱体であるセラミックヒータ820が配設され、セラミックヒータ820から挟込領域Nに熱を供給するように構成している。
セラミックヒータ820は、加圧ロール910側の面がフラットに形成されている。そして、定着ベルト920を介して加圧ロール910に加圧される状態で配置され、挟込領域Nを形成している。したがって、セラミックヒータ820は圧力部材としても機能している。挟込領域Nを通過した用紙Kは、挟込領域Nの出口領域(剥離挟込部)において定着ベルト920の曲率の変化によって定着ベルト920から剥離される。
さらに、定着ベルト920内周面とセラミックヒータ820との間には、定着ベルト920の内周面とセラミックヒータ820との摺動抵抗を小さくするため、低摩擦シート680が配設されている。この低摩擦シート680は、セラミックヒータ820と別体に構成しても、セラミックヒータ820と一体的に構成してもよい。
一方、加圧ロール910は定着ベルト920に対向するように配置され、図示しない駆動モータにより矢印D方向に回転し、この回転に従動して定着ベルト920が回転するように構成されている。加圧ロール910は、コア(円柱状芯金)911と、コア911の外周面に被覆した耐熱性弾性層912と、さらに耐熱性樹脂被覆または耐熱性ゴム被覆による離型層913とが積層されて構成され、必要に応じて各層はトナーのオフセット対策としてカーボンブラックなどの添加により半導電性化されている。
また、剥離の補助手段として、定着ベルト920の挟込領域Nの下流側に、剥離部材700を配設してもよい。剥離部材700は、剥離バッフル710が定着ベルト920の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に定着ベルト920と近接する状態でホルダ720によって保持されている。
未定着トナー像を有する用紙Kは、図示しない定着入口ガイドによって定着装置900の挟込領域Nに導かれる。用紙Kが挟込領域Nを通過する際には、用紙K上のトナー像は、挟込領域Nに作用する圧力と、定着ベルト920側のセラミックヒータから供給される熱とによって定着される。
ここで、本実施形態の定着装置900においては、加圧ロール910は、両端部の外径が中央部の外径よりも大きい逆クラウン形状(フレア形状)に形成されるとともに、定着ベルト920も、内面に凹凸形状を有し、この凹凸形状は挟込領域においては前記加圧ロール910の表面形状に沿った形状に広がり変形するように構成されている。このように構成することによって、用紙が挟込領域を通過するに際して、加圧ロール910による用紙への中央部から両端部に向かって幅方向に引張力が作用することによって用紙が伸びるのとともに定着ベルト920の表面幅方向の長さも伸びる。
このため、本実施形態の定着装置900でも、中央部から両端部に亘る全領域において、定着ベルト920は用紙Kに対してスリップを抑制される。
なお、加熱源としてはセラミックヒータ820以外に、定着ベルト920内部に設けたハロゲンランプであったり、あるいは定着ベルト920内部あるいは外部に設けた電磁誘導コイルによる電磁誘導発熱を利用したものであったりしてもかまわない。
また、定着ベルト920内部にフラットな圧力部材に加え加圧ロール910に対して加圧しつつ回転する加圧ローラなどを並設してもよい。
<第3実施形態>
次に、前記実施形態の無端ベルトを、用紙搬送ベルトとして用いた第3実施形態の画像形成装置について説明する。
図6は、第3実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。図6に示す画像形成装置において、ユニットY、M、C、BKは、矢印の時計方向に回転するように、それぞれ感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKが備えられる。感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKの周囲には、帯電ロール202Y、202M、202C、202BKと、露光器203Y、203M、203C、203BKと、各色現像装置(イエロー現像装置204Y、マゼンタ現像装置204M、シアン現像装置204C、ブラック現像装置204BK)と、感光体ドラム清掃部材205Y、205M、205C、205BKとがそれぞれ配置されている。
ユニットY、M、C、BKは、用紙搬送ベルト206に対して4つ並列に、ユニットBK、C、M、Yの順に配置されているが、ユニットBK、Y、C、Mの順等、画像形成方法に合わせて適当な順序が設定される。
用紙搬送ベルト206は、ベルト支持ロール210、211、212、213によって内面側から張架され、画像形成装置用のベルト張架装置220を形成している。該用紙搬送ベルト206は、矢印の反時計方向に感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKと同じ周速度をもって回転するようになっており、ベルト支持ロール212、213の中間に位置するその一部が感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとそれぞれ接するように配置されている。用紙搬送ベルト206は、ベルト用清掃部材214が備えられている。
転写ロール207Y、207M、207C、207BKは、用紙搬送ベルト206の内側であって、用紙搬送ベルト206と感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとが接している部分に対向する位置にそれぞれ配置され、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKと、用紙搬送ベルト206を介してトナー画像を用紙(被転写体)216に転写する転写領域を形成している。転写ロール207Y、207M、207C、207BKは、図6に示すとおり、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKの直下に配置していても、直下からずれた位置に配置してもよい。
定着装置209は、用紙搬送ベルト206と感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとのそれぞれの転写領域を通過した後に搬送されるように配置されている。
用紙搬送ロール208により、用紙216は用紙搬送ベルト206に搬送される。
図6に示す第3の実施形態に係る画像形成装置において、ユニットBKにおいては、感光体ドラム201BKを回転駆動させる。これと連動して帯電ロール202BKが駆動し、感光体ドラム201BKの表面を目的の極性・電位に帯電させる。表面が帯電された感光体ドラム201BKは、次に、露光器203BKによって像様に露光され、その表面に静電潜像が形成される。
続いて該静電潜像は、ブラック現像装置204BKによって現像される。すると、感光体ドラム201BKの表面にトナー画像が形成される。なお、このときの現像剤は一成分系のものでもよいし二成分系のものでもよい。
このトナー画像は、感光体ドラム201BKと用紙搬送ベルト206との転写領域を通過し、用紙216が静電的に用紙搬送ベルト206に吸着して転写領域まで搬送され、転写ロール207BKから印加される転写バイアスによって形成される電界により、用紙216の表面に順次転写される。
この後、感光体ドラム201BK上に残存するトナーは、感光体ドラム清掃部材205BKによって清掃・除去される。そして、感光体ドラム201BKは、次の画像転写に供される。
以上の画像転写は、ユニットC、MおよびYでも上記の方法によって行われる。
転写ロール207BK、207C、207Mおよび207Yによってトナー画像を転写された用紙216は、さらに定着装置209に搬送され、定着が行われる。
以上により用紙上に所望の画像が形成される。
以下、実施例を交えて本発明を詳細に説明するが、以下に示す実施例のみに本発明は限定されるものではない。
[測定方法]
<tanδ値の測定方法>
測定装置としてレオバイブロン(エーアンドデイ社製)を用い、測定サンプルをパラレルプレートにセットし、ノーマルフォースを0とした後に、10Hzの振動周波数で正弦波振動を与え、−50℃から200℃で測定する。
なお、基材に表面層が形成された無端ベルトから、測定サンプルとして表面層を取り出す方法としては、例えば、表面層を剥ぎ取る方法がある。具体的には、例えば、剥ぎ取ったポリマー粉をあつめて、ティー・エイ・インスツルメント社製のRSAIIIなどでDMA測定(動的粘弾性測定)をすれば、tanδが求められる。
また、基材に表面層が形成された無端ベルトにおける、表面層のtanδ値を測定する方法としては、例えば、測定装置としてDMA(動的粘弾性)測定装置(例えば、上記ティー・エイ・インスツルメント社製のRSAIII等)を用い、基材と表面層とが重なったままの2つのピークのあるデータ(tanδ値)から、基材のデータ(tanδ値)ではないピークを見ることでも表面層のtanδが求まる。
[実施例A1]
<基材の製造>
芯体として、外径30.0mm、長さ500mm、肉厚2mmのアルミ製円筒を用い、この表面にブラスト処理を施した後、更に芯体表面にはシリコーン系離型剤(商品名:KS700、信越化学(株)製)を塗布して、270℃で1時間、焼き付け処理した。
次に芯体表面へ、PI(ポリイミド)前駆体のN−メチルピロリドン溶液(商品名:Uワニス、宇部興産(株)製、固形分濃度:18%、粘度:5Pa・s)をフローコーティング(螺旋巻き塗布)法により厚さ110μmに塗布した後、110℃で40分間回転させながら乾燥したのち、330℃で20分焼成することにより、膜厚60μmの基材(ポリイミド樹脂製)を製造した。
<表面層の形成>(シロキサン系、tanδ値が1.0に近い最適値)
―表面層用塗料の調整―
下記構造式(1)で示される化合物(A液、重量平均分子量:20000)、及び下記構造式(2)で示される化合物(B液、重量平均分子量:4000、y/z=2)を用意した。
上記A液75質量部と、上記B液25質量部と、を混合し、表面層用塗料を調整した。
Figure 2010197579

Figure 2010197579

―表面層の形成―
上記において製造したポリイミド樹脂製の基材の表面に、上記組成の表面層用塗料を、乾燥後の塗膜の厚さが30μmになるように塗布し、乾燥後、90℃で1時間、その後130℃で1時間保持することにより、表面層を焼成した。
室温(25℃)に冷却後、無端ベルトを芯体表面から取り外し、両端部をカットすることにより、基材の外周に膜厚30μmの表面層が形成された、幅360mmの無端状の無端ベルトA1を得た。無端ベルトの表面層のtanδピーク温度(T℃)及び各温度におけるtanδ値を表1に示す。
[比較例A2]
A液を55質量部、B液を45質量部、に変更した以外は、無端ベルトA1と同様にして無端ベルトA2を得た。無端ベルトの表面層のtanδピーク温度(T℃)及び各温度におけるtanδ値を表1に示す。
[実施例B1]
表面層用塗料を以下のように調整した以外は、無端ベルトA1と同様にして無端ベルトB1を得た。無端ベルトの表面層のtanδピーク温度(T℃)及び各温度におけるtanδ値を表1に示す。
―表面層用塗料の調整―
・ポリイソシアネート溶液(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名:コロネートHX) : 9.1質量部
・ポリオール溶液(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名:ニッポラン152) : 90.9質量部
上記成分を混合し、触媒としてジブチルチンジラウレートを100ppmとなるように添加し、表面層用塗料を調整した。
[比較例B2]
コロネートHXとニッポラン152の添加量をそれぞれ83.1質量部と16.9質量部に変更した以外は、無端ベルトB1と同様にして、無端ベルトB2を得た。無端ベルトの表面層のtanδピーク温度(T℃)及び各温度におけるtanδ値を表1に示す。
[評価方法]
<耐傷性の評価方法>
得られた無端ベルトの耐傷性は、以下のようにして評価した。
無端ベルトを用いて全面ベタの画像形成を10000枚行った。画像形成後、無端ベルト上における紙端傷の有無を目視で確認した。
なお、耐傷性の評価基準は以下の通りであり、評価結果を表1に示す。
―評価基準―
G1:傷がない
G2:0.5μm以下の浅い傷がある
G3:0.5μm以上の深さの傷あり
<離型性の評価方法>
得られた無端ベルトの離型性は、以下のようにして評価した。
無端ベルトを用いて全面ベタの画像形成を10000枚行った。画像形成後、形成された画像を目視で確認し、定着ローラに設置した剥離つめに引っかかった痕跡のあるものを×とし、ないものを○とした。
Figure 2010197579
表1の結果より、実施例では、比較例に比べ、耐傷性が良好であることが分かる。
1 無端ベルト
2 基材
3 表面層
72 定着装置
75 2次転写ロール
78 レーザー発生装置
79 感光体
80 1次転写ロール
83 帯電ロール
85 現像器
86 中間転写ベルト
101 画像形成装置
201Y、201M、201C、201BK 感光体ドラム
202Y、202M、202C、202BK 帯電ロール
203Y、203M、203C、203BK 露光器
204Y イエロー現像装置
204M マゼンタ現像装置
204C シアン現像装置
204BK ブラック現像装置
206 用紙搬送ベルト
207Y、207M、207C、207BK 転写ロール
209 定着装置
216 用紙
610 定着ロール
620 無端ベルト
900 定着装置
910 加圧ロール
920 定着ベルト
K 用紙

Claims (4)

  1. 基材及び表面層を有し、
    前記表面層の正接損失(tanδ)のピーク温度をT(℃)としたとき、T℃以上T+70℃以下における前記表面層の前記正接損失(tanδ)は、0.7以上1.0以下である、無端ベルト。
  2. 前記表面層は、シロキサン系樹脂を有する、請求項1に記載の無端ベルト。
  3. 第1の回転体と、
    前記第1の回転体に接触して記録媒体を挟み込む挟込領域を形成する第2の回転体と、を有し、
    前記第1の回転体及び前記第2の回転体の少なくとも一方は、請求項1又は請求項2に記載の無端ベルトを含む、画像定着装置。
  4. 静電潜像保持体と、
    前記静電潜像保持体表面上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着手段と、を備え、
    前記定着手段は、請求項3に記載の画像定着装置である、画像形成装置。
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