JP2010197445A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で簡易な構成でありながら、高精度にレンズを光軸方向に移動させることができるレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置1は、レンズ11を中央部に保持するレンズ保持体12と、レンズ保持体12の両側に形成されたガイド孔17およびU字溝18にそれぞれ挿通された一対のガイド軸21,22と、リードスクリュー25に対して弾性的に噛合係合する弾性押圧部材31とを備えている。弾性押圧部材31の一方の端部は、レンズ保持体12におけるガイド孔17とU字溝18との中間の部位に固定されている。また、他方の端部にはラック部34が形成され、このラック部34が一対のガイド軸21,22を結ぶ基準線L1に対して垂直にリードスクリュー25を押圧付勢するように弾性押圧部材31が構成されている。そして、ガイド孔17の断面形状を正方形とし、その対角線L2の方向を基準線L1に直交させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関し、詳しくは、リードスクリューの回転運動をラックによりレンズの直線運動に変換するタイプのレンズ駆動装置に関する。
リードスクリューを用いたレンズ駆動装置が、小型でありながら比較的長い駆動範囲が得られることから、デジタルカメラなどの光学機器に広く使用されている。リードスクリューを用いた従来のレンズ駆動装置として、例えば、図5に示すレンズ駆動装置100が知られている(特許文献1参照。)。
図5は、レンズ駆動装置100を光軸方向から見た側面図である。レンズ駆動装置100は、フォーカスレンズ101を中心部に保持するレンズ保持枠102を備えている。そのレンズ保持枠102両端側には、レンズの光軸に平行な一対のガイド軸103,104の各々を挿通するためのガイド孔105およびU字溝106がそれぞれ形成されている。また、レンズ保持枠102のガイド孔105が形成されている側には弾性的に変位可能な薄板状突起部107が設けられ、同薄板状突起部107の外面にラック部108が形成されている。そして、ラック部108は、光軸と平行に配置されたリードスクリュー109に弾性的に噛合係合されている。
このようにレンズ駆動装置100を構成することにより、パルスモータ110を駆動してリードスクリュー109を回転させると、リードスクリュー109の回転力がラック部108を介して光軸方向の直線駆動力に変換され、レンズ保持枠102を光軸方向に移動させることができる。
また、レンズ駆動装置100は、ラック部108をリードスクリュー109に弾性的に噛合係合させていることから、リードスクリュー109のガイド軸103に対する平行度のずれが許容される。さらに、薄板状突起部107の弾性復元力によりU字溝106の内面がガイド軸104の表面に押し付けられる(片寄せられる)ことによって、レンズ保持枠102の光軸と直交する方向に対するガタを防止することができる。これにより、レンズ保持枠102が一対のガイド軸103,104に沿って直線移動する際の光軸のブレを防止することができる。
特許第3186543号公報
しかしながら、近時の画像表示装置の高精細度化に対応するには、レンズ駆動装置の高性能化は必須であり、特に画像の揺れなどの原因となるガタの更なる低減が求められているという問題がある。また、レンズ駆動装置100は、後述するように、薄板状突起部107の具体的な構成によっては、ガタの低減効果が余り認められない場合があった。
このガタをより低減するために、薄板状突起部107の弾性力を大きくすることが考えられる。しかし、弾性力を大きくした場合には、ラック部108とリードスクリュー109との間の摩擦力が大きくなり過ぎ、摩擦熱の発生によるラック部108の劣化や、パルスモータ110の負荷が大きくなることが懸念される。
また、薄板状突起部107がレンズ保持枠102の外側に設けられていることから、レンズ駆動装置100の小型化が困難であるという問題もある。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、小型で簡易な構成でありながら、表示画像の高精細度化に適したレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、中央部にレンズを保持するレンズ保持体と、前記レンズの光軸に平行に配置される一対のガイド軸と、前記レンズ保持体の両側にそれぞれ形成され、前記ガイド軸の各々をそれぞれ挿通する第1のガイド軸受部および第2のガイド軸受部と、前記一対のガイド軸に平行に配設されるリードスクリューと、一方の端部が前記レンズ保持体に固定され、他方の端部にラック部が形成され、同ラック部を前記リードスクリューに弾性的に押圧して噛合係合させる弾性押圧部材と、を備えて、前記レンズ保持体を光軸方向に移動可能にするレンズ駆動装置において、前記弾性押圧部材の前記一方の端部が前記レンズ保持体に固定される位置が、前記第1のガイド軸受部と前記第2のガイド軸受部との間であり、前記弾性押圧部材が前記リードスクリューを押圧する方向が、前記ガイド軸の各々を結ぶ直線の垂直方向に対して±45度以内とするものである。
ところで、図5に示す従来技術においては、ラック部の押圧方向が、一対のガイド軸を結ぶ直線(以下、基準線という)に対して平行に近い方向(基準線に対して45度以内)である。平行に近い方向に押圧する場合には、ラック部がリードスクリューを押圧する箇所が基準線に近づくほど、ガイド孔に挿通されたガイド軸を中心とする回転モーメントが小さくなることから、U字溝の内面をガイド軸の内面に押し付ける力が弱くなる。このため、従来技術における薄板状突起部の具体的な構成によっては、ガタの防止効果が余り認められない場合があったものと考えられる。
これに対して、本発明は、弾性押圧部材のラック部がリードスクリューを押圧する方向が、基準線の垂直方向に対して±45度以内としている。さらに、弾性押圧部材の一方の端部(ラック部が設けられている側とは反対側の端部)を、レンズ保持体の第1のガイド軸受部(ガイド孔)と第2のガイド軸受部(U字溝)との間のいずれかの部位に固定させている。これらにより、弾性押圧部材がリードスクリューを押圧する力の反力を、第1のガイド軸受部および第2のガイド軸受部のいずれをも対応するガイド軸に片寄せる力として働かせることができる。この効果は、従来技術とは異なり、ラック部がリードスクリューを押圧する箇所が基準線に近い場合であっても同様に得ることができる。このため、小さい押圧力でガタを防止することができ、また、レンズ駆動装置の設計の自由度を大きくすることができる。
また、弾性押圧部材の一方の端部を、レンズ保持体の第1のガイド軸受部と第2のガイド軸受部との間の部位に固定したことから、弾性押圧部材が比較的長い寸法を要する場合であっても、レンズ駆動装置全体を小型に維持することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記第1のガイド軸受部の内面が、V溝を構成する一対の平面を有し、前記V溝を断面視して2等分割する方向が、前記弾性押圧部材の前記ラック部が前記リードスクリューを押圧する前記方向と略一致することである。
この場合、前記一対の平面を有する第1のガイド軸受部の断面形状が略正方形であり、 前記略正方形の対角方向が、前記弾性押圧部材の前記ラック部が前記リードスクリューを押圧する前記方向と略一致するのが好ましい。
かかる発明によれば、V溝を構成する一対の平面を第1のガイド軸受部の内面が有し、そのV溝を2等分割する方向を、弾性押圧部材のラック部がリードスクリューを押圧する方向と略一致させている。これにより、V溝を構成する2つの平面を略均等にガイド軸の表面に押し当てることができる。このため、第1のガイド軸受部における、ラック部の押圧方向と直交する方向のガタも有効に抑制される。
本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置の全体構成を示す斜視図である。 同レンズ駆動装置を光軸方向から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るガイド孔を説明するための側面図である。 本発明の実施形態に係る弾性押圧部材を説明するための図であり、(a)が側面図であり、(b)は斜視図である。なお、破線はリードスクリューに取り付ける前の状態を示し、実線はリードスクリューに取り付けた後の状態を示す。 従来のレンズ駆動装置の一例を示す概念図である。
以下、本発明に係るレンズ駆動装置の好ましい実施形態の一例について、図面を参照して説明する。なお、各図においては、発明の理解を容易にするため、部分的に適宜省略したり、隙間などの大きさについて適宜誇張して示している。
レンズ駆動装置10は、図1に示すように、中央部にレンズ11を保持するレンズ保持体12を備えている。レンズ保持体12は、概ね円環状で内部にレンズ11を保持する円環部13と、円環部13の両側から外側(レンズ11の光軸Cと直交する方向)に向かって張り出して形成された平板状の一対の突片部(第1突片部14および第2突片部15)とを有している。
円環部13は、本実施形態では、外径が異なる2つのリングから構成されており、一対の突片部14,15より前方(図の左側)に位置するリングの方が、後方に位置するリングよりも外径が小さく形成されている。
第1突片部14には、その先端側に、光軸C方向に沿って円筒状に前方に突き出す軸受としての筒状部16が形成されている。筒状部16の軸中心には、開口形状が正方形で光軸C方向に延びる貫通孔からなるガイド孔(第1のガイド軸受部)17が形成されている。
ガイド孔17は、図2に示すように、光軸Cを通り第1突片部14と第2突片部15とを結ぶ直線である基準線L1(後述する一対のガイド軸21,22を結ぶ直線、および、ガイド孔17の中心とU字溝18の中心とを結ぶ直線でもある)に対して、開口の一方の対角線L2の方向(対角方向)が垂直となるように形成されている。(この場合、開口の他方の対角線の方向は、基準線L1と平行となる。)
図3を参照して具体的に説明すると、ガイド孔17は、その内面が4つの平面17a〜17dから構成され、左下側(第3象限に相当)の第1平面17aおよび右下側(第4象限に相当)の第2平面17bにより、図示上方に向かって広がるV溝17eが形成されている。対角線L2の方向は、このV溝17eを断面視して2等分割する方向である。
一方、第2突片部15には、その先端側から基準線L1に沿って切り欠いてなるU字溝(第2のガイド軸受部)18が形成されている。図2を参照して具体的に説明すると、U字溝18は、基準線L1に平行な平面状の下面18aと、下面18aと対向し基準線L1に平行な平面状の上面18bと、下面18aおよび上面18bを連結する半円筒面状の曲面18cとで構成されている。なお、U字溝18は、光軸Cを中心として、ガイド孔17の略対称位置に形成されている。
このように形成されたガイド孔17およびU字溝18には、円柱状の第1ガイド軸21および第2ガイド軸22がそれぞれ挿通(遊嵌)されている。この一対のガイド軸21,22は、光軸Cと平行に配置され、それぞれの両端部が図示していないフレームに固定されている。これにより、レンズ保持体12の光軸C方向に対する移動が可能となる。なお、ガイド孔17は、レンズ保持体12の光軸C方向に対する傾きを規制するために、光軸C方向に対して所定の長さを必要とされる。これに対して、U字溝18は、レンズ保持体12の光軸Cと直交する面内での回動を規制するためのものであるから、ガイド孔17ほど光軸C方向の長さを必要とされない。
次に、筒状部16の近傍(図2において右斜め下側)には、リードスクリュー25が第1ガイド軸21(すなわち光軸C)と平行に配置されている。リードスクリュー25は、その一端側がモータ26(本実施形態では、PMモータ)の出力軸に取り付けられている。なお、本実施形態では、リードスクリュー25の下部側には、リードスクリュー25およびモータ26を保持する矩形平板状のベース部27が配設されている。
リードスクリュー25は、図1および図2に示すように、弾性押圧部材31を介してレンズ保持体12と連結されている。この弾性押圧部材31は、図4(a)(b)に示すように、長矩形平板状のバネ部材を所定形状に折り曲げ加工して形成された板バネ部32と、板バネ部32の一端側(図示右側)の一方の長辺から垂直に切り起され中心部に円孔を有する矩形平板状の固定部33と、板バネ部32の他端側の平面に固定されたラック部34とから構成されている。なお、図4(a)(b)において、破線は弾性押圧部材31がレンズ駆動装置10に組み込まれる前の状態を示し、実線はレンズ駆動装置10に組み込まれた後の状態を示している。
板バネ部32は、本実施形態では、長矩形平板状のバネ性ステンレス鋼を用いて形成され、第1突片部14の下部側に光軸C(リードスクリュー25)と直交するように配置されている。板バネ部32は、図4(a)の側面図に示すように、3つの部分から構成されている。すなわち、レンズ駆動装置10に組み込まれる前の状態において、上側がわずかに凸となるように湾曲する比較的長さの長い第1バネ部32aと、下側が凸となるように湾曲する第2バネ部32bと、下側に傾斜するように折り曲げて形成された平担状の第3バネ部32cとから構成されている。
固定部33は、図2に示すように、レンズ保持体12における円環部13の中心(光軸C)の下部側の平面に面接触させた状態において、例えば、図示しないネジを用いて固定されている。一方、ラック部34は、板バネ部32を上方に向かって反らした状態で、リードスクリュー25の上部側において噛合係合されている。
このとき、板バネ部32は、第1板バネ部32aが側面視して基準線L1と略平行になる。また、第2板バネ部32bが上側に向かって略1/4円弧を描くように湾曲し、第3板バネ部32cが基準線L1と平行になる。このように板バネ部32が弾性変形することにより、ラック部34がリードスクリュー25の上部側を下方に向かって弾性的に押圧付勢する。この押圧付勢の方向は、基準線L1に対して垂直である。
次に、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置10の作用効果について説明する。駆動回路(不図示)からの駆動信号がモータ26に通電されると、モータ26に流れる電流に応じてリードスクリュー25が所定の方向に所定の角度だけ回転する。このリードスクリュー25の回転力が、弾性押圧部材31のラック部34を介して、レンズ保持体12を光軸C方向に移動させる駆動力に変換される。これにより、レンズ保持体12をモータ26の回転角に応じた所定の位置に直線移動させることができる。
また、本実施形態においては、弾性押圧部材31の一方の端部である固定部33が、レンズ保持体12の円環部13の中心、すなわち、ガイド孔17とU字溝18との略中間位置の下部側に固定されている。一方、弾性押圧部材31の他方の端部であるラック部34が、リードスクリュー25の上部側を下方に向かって押圧している。これにより、弾性押圧部材31は、リードスクリュー25から基準線L1に垂直で上向きの反力(弾性復元力)を受ける。そして、この反力が固定部33を介してレンズ保持体12に伝達され、ガイド孔17側およびU字溝18側にバランスよく分散される。
このため、第1ガイド軸21に対してガイド孔17が下側から押し当てられ、第2ガイド軸22に対してU字溝18の下面18aが下側から押し当てられる。すなわち、一対のガイド軸21,22に対してガイド孔17およびU字溝18のいずれをも下側から片寄せさせることができる。この結果、レンズ保持体12の基準線L1と垂直な方向のガタが確実に防止される。この効果は、ラック部34がリードスクリュー25を押圧する箇所が基準線L1上にある場合であっても得ることができる。
また、本実施形態では、ガイド孔17の開口形状を正方形とするとともに、対角線L2の方向を基準線L1の垂直方向に一致させている。このため、ガイド孔17の内面を構成しV溝17eをなす一対の平面(第1平面17aおよび第2平面17b)を第1ガイド軸21の表面に均等に押し当てることができる。これにより、基準線L1と平行な方向に対するレンズ保持体12のガタが防止される。
これらのことから、本実施形態に係るレンズ駆動装置10は、光軸Cと直交する面内の2軸方向(基準線L1方向、およびそれと直交する方向)に対するガタが防止される。これにより、振動が抑制された状態でレンズ11を光軸C方向に安定して移動させることができる。
また、弾性押圧部材31の一方の端部である固定部33を、レンズ保持体12の基準線L1方向の中央寄りの下部側に固定したことから、弾性押圧部材31が比較的長い寸法を要する場合であっても、レンズ駆動装置10全体を小型に維持することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態の一例について説明したが、実施の形態については上記に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更および組み合わせが可能である。
例えば、上記実施形態では、弾性押圧部材31のラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向が、基準線L1に対して垂直として説明したが、これに限定されない。押圧する方向が、基準線L1の垂直方向に対して±45度以内であれば、一対のガイド軸21,22に対してガイド孔17およびU字溝18をそれぞれ片寄せすることができる。なお、好ましい角度範囲は、±15度以内である。
また、上記実施形態では、弾性押圧部材31の固定部33を、ガイド孔17とU字溝18との中間の部位において固定させているが、これに限定されない。固定部33は、基準線L1方向に対して、ガイド孔17とU字溝18との間のいずれかの部位において固定されていればよい。例えば、弾性押圧部材31が更に長い寸法を要する場合には、ガイド孔17とU字溝18との中間の部位よりもU字溝18寄りの部位において固定してもよい。また、固定部33を、円環部13の下部側に代えて上部側に固定してもよい。
また、上記実施形態では、ガイド孔17の開口形状を正方形としたが、これに限定されない。正方形に代えて、例えば、菱形であってもよい。菱形であっても、一方の対角線の方向を基準線L1の垂直方向に一致させれば、同様の効果を得ることができる。また、V溝の谷部は、稜線が明瞭に見える構成でなくてもよく、例えば、谷部に第1ガイド軸21と接触しない程度のR形状部が形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、ガイド孔17の対角線L2の方向を基準線L1の垂直方向としたが、これらに限定されない。弾性押圧部材31のラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向が基準線L1の垂直方向から外れている場合には、ラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向に一致させるようにしてもよい。これにより、V溝17eを構成する一対の平面17a,17bを第1ガイド軸21に均等に片寄せすることができ、ラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向に直交する方向のガタを防止することができる。
なお、ガイド孔17の対角線L2の方向は、基準線L1の垂直方向に一致させる場合であっても、それに代えてラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向と一致させる場合であっても、それらの方向に厳密に一致させる必要はない。許容できる角度範囲は±22.5度であり、好ましくは、±10度以内である。
また、ガイド孔17の開口形状は、従来構成のように円であってもよい。この場合には、基準線L1と平行な方向、またはラック部34がリードスクリュー25を押圧する方向と直交する方向のガタを低減する効果が期待できないが、基準線L1と垂直な方向のガタの低減効果を十分に得ることができる。
また、U字溝18は、切り欠き構造である必要はなく、端部側が閉ざされた構造であってもよい。開口形状についても、第2ガイド軸22に当接する面を有していればU字形状に限定されない。
10 レンズ駆動装置
11 レンズ
12 レンズ保持体
13 円環部
14 第1突片部
15 第2突片部
16 筒状部
17 ガイド孔(第1のガイド軸受部)
17a 第1平面
17b 第2平面
17c 第3平面
17d 第4平面
17e V溝
18 U字溝(第2のガイド軸受部)
18a 下面
18b 上面
18c 曲面
21 第1ガイド軸
22 第2ガイド軸
25 リードスクリュー
26 モータ
27 ベース部
31 弾性押圧部材
32 板バネ部
32a 第1板バネ部
32b 第2板バネ部
32c 第3板バネ部
33 固定部
34 ラック部
C レンズの光軸
L1 基準線
L2 対角線

Claims (3)

  1. 中央部にレンズを保持するレンズ保持体と、
    前記レンズの光軸に平行に配置される一対のガイド軸と、
    前記レンズ保持体の両側にそれぞれ形成され、前記ガイド軸の各々をそれぞれ挿通する第1のガイド軸受部および第2のガイド軸受部と、
    前記一対のガイド軸に平行に配設されるリードスクリューと、
    一方の端部が前記レンズ保持体に固定され、他方の端部にラック部が形成され、同ラック部を前記リードスクリューに弾性的に押圧して噛合係合させる弾性押圧部材と、を備えて、前記レンズ保持体を光軸方向に移動可能にするレンズ駆動装置において、
    前記弾性押圧部材の前記一方の端部が前記レンズ保持体に固定される位置が、前記第1のガイド軸受部と前記第2のガイド軸受部との間であり、
    前記弾性押圧部材が前記リードスクリューを押圧する方向が、前記ガイド軸の各々を結ぶ直線の垂直方向に対して±45度以内であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記第1のガイド軸受部の内面が、V溝を構成する一対の平面を有し、
    前記V溝を断面視して2等分割する方向が、前記弾性押圧部材の前記ラック部が前記リードスクリューを押圧する前記方向と略一致する請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記一対の平面を有する第1のガイド軸受部の断面形状が略正方形であり、
    前記略正方形の対角方向が、前記弾性押圧部材の前記ラック部が前記リードスクリューを押圧する前記方向と略一致する請求項2に記載のレンズ駆動装置。
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