JP2010196607A5 - - Google Patents

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特許文献1(特開2001−123967号公報)には、ポンプハウジングの収容孔に、内歯を有するリング状の内歯歯車を回転自在に収容し、この内歯歯車の内歯と内接噛み合いする外歯を有する外歯歯車を内歯歯車の内部に偏心して収容し、両歯車の側面が摺接するポンプハウジングの摺接面としての収孔の底面には、両歯車の回転に伴い両歯間の噛み合い隙間が増加する吸入域空間に連通して吸入ポートを開口すると共に、両歯間の噛み合い隙間が減少する吐出域空間に連通して、両歯車の回転方向に離間して二つの吐出ポートを開口して形成し、吸入域空間と吐出域空間との間に両歯間の噛み合い隙間が最大となる最大容積空間を形成する。そして、二つの吐出ポートのうちで、両歯車の回転方向の後方側に位置する一方の吐出ポート(特許文献1では第3吐出ポートと記載されている。)を潤滑や冷却のための低圧の油圧回路に連通して低圧にし、また、一方の吐出ポートより両歯車の回転方向の前方側に位置する他方の吐出ポート(特許文献1では第2吐出ポートと記載されている。)をシフトコントロールバルブ等の高圧の油圧回路に連通して高圧にし、二つの吐出ポート間に備える離壁上に位置する内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯との間には、高圧となる吐出ポートに連通するポンプ室と低圧となる吐出ポートに連通するポンプ室との間を仕切る仕切隙間を形成した内接歯車ポンプが開示されている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加え、両歯車の回転方向の後方側に位置する一方の吐出ポートの圧力を高圧にし、両歯車の回転方向の前方側に位置する他方の吐出ポートの圧力を一方の吐出ポートの圧力より低圧にする。このため、高圧となる一方の吐出ポートが開口する箇所では、内歯歯車の内周側に作用する圧力が、高圧となる一方の吐出ポートから内歯車の側面を介して外周側に漏出して内歯歯車の外周側に作用する圧力より高くなり、内歯歯車は内周側に作用する圧力と外周側に作用する圧力との圧力差に基づく作用力で二つの吐出ポートが位置する側に向けて収孔内周面に押圧される。また、外歯歯車は、外周側に作用する吸入ポートの圧力と二つの吐出ポートの圧力との圧力差に基づく作用力で吸入ポートが位置する側に向けて押圧される。よって、内歯歯車と外歯歯車とは相反する反対方向に押圧されるから、内歯歯車と外歯歯車とが同一方向に押圧されて、内歯と外歯との噛み合い位置が、両歯間の噛み合い隙間が最小となる位置近傍にある最適噛み合い位置より回転方向の前方側にずれ易くなる従来のポンプに比し、内歯と外歯との噛み合い位置が、両歯間の噛み合い隙間が最小となる位置近傍にある最適噛み合い位置に安定して位置でき、騒音、振動を低減することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2に記載の発明の効果に加え、離壁上に位置して高圧となる吐出ポートに連通するポンプ室と低圧となる吐出ポートに連通するポンプ室との間を仕切る第1の仕切隙間の隙間寸法は、最大容積空間と吐出域空間との間を内歯歯車の内歯と外歯歯車の外歯とで仕切る第2の仕切隙間の隙間寸法より小さく設定する。ここで、高圧となる一方の吐出ポートが開口する箇所では、内歯歯車の内周側に作用する圧力が、高圧となる一方の吐出ポートから内歯車の側面を介して外周側に漏出して内歯歯車の外周側に作用する圧力より高くなり、内歯歯車は内周側に作用する圧力と外周側に作用する圧力との圧力差に基づく作用力で二つの吐出ポートが位置する側に向けて収孔内周面に押圧される。また、外歯歯車は、外周側に作用する吸入ポートの圧力と二つの吐出ポートの圧力との圧力差に基づく作用力で吸入ポートが位置する側に向けて押圧される。よって、内歯歯車と外歯歯車とは相反する反対方向に押圧され、すなわち、二つの吐出ポートに連通するポンプ室間を仕切る第1の仕切隙間の隙間寸法が大きくなる方向に押圧される。そして、前述の如き、第1の仕切隙間の隙間寸法を第2の仕切隙間の隙間寸法より小さく設定しているため、第1の仕切隙間の隙間寸法が必要以上に大きくなることを抑制でき、ポンプの容積効率を一層向上することができる。なお、第2の仕切隙間は、第1の仕切隙間より両歯車の回転方向の後方側に位相した位置にあり、第1の仕切隙間に比し、前述の内歯歯車と外歯歯車との相反する反対方向への押圧による隙間寸法が大きくなる影響を受け難くできる。
以下、自動車の自動変速機のポンプに適用した本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1および図2において、1はポンプ本体で、有底の収容孔2を一端面に開口形成している。3は蓋部材で、収容孔2の開口を閉じるようポンプ本体1にボルト部材4で締結している。そして、ポンプ本体1と蓋部材3とでポンプハウジング5を構成している。6はリング状の内歯歯車で、10個の内歯6Aを有し、収容孔2へ回転自在に収容している。7は外歯歯車で、内歯6Aと内接噛み合いする9個の外歯7Aを有し、内歯歯車6の内部に偏心して収容している。そして、両歯車6、7の軸方向一側面は有底の収孔2の底面2Aに、また、両歯車6、7の軸方向他側面は収容孔2の開口を閉じる蓋部材3の一側面3Aにそれぞれ摺接可能とする。収孔2の底面2Aおよび蓋部材3の一側面3Aを両歯車6、7の側面が摺接するポンプハウジング5の摺接面としている。外歯歯車7は中心に貫通孔71を軸方向へ貫通形成し、貫通孔71には潤滑性に優れ焼き付き難くするよう銅合金から成した円筒状の軸受ブッシュ部材8を圧入して固定している。また、貫通孔71の径方向へ対向する2箇所に凹部72を窪み形成している。
また、両歯車6、7の回転方向Bの後方側に位置する一方の吐出ポート14A、14Bの圧力を高圧にし、両歯車6、7の回転方向Bの前方側に位置する他方の吐出ポート15A、15Bの圧力を後方側に位置する一方の吐出ポート14A、14Bの圧力より低圧にする。このため、高圧となる吐出ポート14A、14Bが開口する箇所では、内歯歯車6の内周側に作用する圧力が、高圧となる吐出ポート14A、14Bから内歯歯車6の側面を介して外周側に漏出して内歯歯車6の外周側に作用する圧力より高くなり、内歯歯車6は内周側に作用する圧力と外周側に作用する圧力との圧力差に基づく作用力で二つの吐出ポート14A、14Bと15A、15Bが位置する側、すなわち図2の左方向側に向けて矢印Cで示す如き収孔2内周面に押圧される。また、外歯歯車7は、外周側に作用する吸入ポート12A、12Bの圧力と二つの吐出ポート14A、14Bと15A、15Bの圧力との圧力差に基づく作用力で吸入ポート12A、12Bが位置する側、すなわち図2の右方向側に向けて矢印Dで示す如き押圧される。よって、内歯歯車6と外歯歯車7とは相反する反対方向に押圧されるから、両歯間6、7の噛み合い隙間が最小となる位置近傍にある最適噛み合い位置より回転方向Bの前方側にずれ易くなる従来のポンプに比し、内歯6Aと外歯7Aとの噛み合い位置が、両歯6A、7A間の噛み合い隙間が最小となる位置近傍にある最適噛み合い位置Eに安定して位置でき、騒音、振動を低減することができる。
また、離壁18A、18B上に位置して高圧となる吐出ポート14A、14Bに連通するポンプ室V1と低圧となる吐出ポート15A、15Bに連通するポンプ室V2との間を仕切る第1の仕切隙間Xの隙間寸法は、最大容積空間Mと吐出域空間Pとの間を内歯歯車6の内歯6Aと外歯歯車7の外歯7Aとで仕切る第2の仕切隙間Yの隙間寸法より小さく設定する。ここで、高圧となる一方の吐出ポート14A、14Bが開口する箇所では、内歯歯車6の内周側に作用する圧力が、高圧となる一方の吐出ポート14A、14Bから内歯車6の側面を介して外周側に漏出して内歯歯車6の外周側に作用する圧力より高くなり、内歯歯車6は内周側に作用する圧力と外周側に作用する圧力との圧力差に基づく作用力で二つの吐出ポート14A、14Bと15A、15Bが位置する側に向けて収孔2内周面に押圧される。また、外歯歯車7は、外周側に作用する吸入ポート12A、12Bの圧力と二つの吐出ポート14A、14Bと15A、15Bの圧力との圧力差に基づく作用力で吸入ポート12A、12Bが位置する側に向けて押圧される。よって、内歯歯車6と外歯歯車7とは相反する反対方向に押圧され、すなわち、二つの吐出ポート14A、14Bと15A、15Bに連通するポンプ室V1とV2間を仕切る第1の仕切隙間Xの隙間寸法が大きくなる方向に押圧される。そして、前述の如き、第1の仕切隙間Xの隙間寸法を第2の仕切隙間Yの隙間寸法より小さく設定しているため、第1の仕切隙間Xの隙間寸法が必要以上に大きくなることを抑制でき、ポンプの容積効率を一層向上することができる。なお、第2の仕切隙間Yは、第1の仕切隙間Xより両歯車6、7の回転方向Bの後方側に位相した位置にあり、第1の仕切隙間Xに比し、前述の内歯歯車6と外歯歯車7との相反する反対方向への押圧による隙間寸法が大きくなる影響を受け難くできる。
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