JP2010196366A - 建築用シャッター - Google Patents

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健二 細山
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真司 吉野
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Abstract

【課題】複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、騒音防止、部材の保護が図れるように構成する。
【解決手段】スラット2に端部材6を設け、該端部材6に、シャッターカーテン1の巻取り作動の過程で、スラット2が巻取りドラム3、または、該巻取りドラム3に既に巻装されたスラット2であるドラム側部材Dに当接する前の段階で、ドラム側部材Dに当接してスラット2とドラム側部材Dとの当接を緩衝する緩衝片部6gを形成する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の出入り口部等、躯体開口部に設けられる建築用シャッターの技術分野に関するものである。
一般に、建築物の出入り口部等の開口部に設けられる建築用シャッターのなかには、複数枚のスラットを揺動自在に連結してシャッターカーテンを構成するとともに、シャッターカーテンを巻取りドラムに連結し、該巻取りドラムの正逆回転に伴いシャッターカーテンを巻取り、巻出しすることにより開口部を開閉するように構成したものがある。このようなものにおいて、シャッターカーテン、シャッターカーテンの左右両側部の移動案内をするガイドレール、シャッターカーテンを巻取る巻取りドラムは、それぞれ金属製であるが故に、これらが互いに接触、干渉することにより騒音が発生するばかりでなく、損傷する惧れがあって問題がある。そこで、シャッターカーテンを構成する各スラットには、巻取りドラムに巻装される巻取り姿勢で巻取りドラム側の面となる内側面の左右両端部に位置して、樹脂製の基台部と、高弾性材料であるゴム製の緩衝部とを備えて構成される端部材を設け、スラットが、巻取りドラム、および、巻取りドラムに既に巻取られているドラム側部材に直接接触することがないようにして、騒音防止とともに各部材の保護が図れるようにしたものが提唱されている。
特開2005−113514号公報
しかしながら、前記従来の端部材は、基台とゴム製の緩衝部との二部材を用いる構成であるうえ、ゴム製の緩衝部とガイドレールとの摺動を確保するため、緩衝部に被覆層を別途形成する構成としている。このため、端部材の構成が複雑になって製造工程数が多くなり、コスト高になるという問題がある。さらには、端部材は、各スラットが巻取りドラムに当接することがないようスラットから内方に向けて突出するように設けられているが、緩衝部は高弾性ではあるものの圧縮性に乏しいため、シャッターカーテンが巻取りドラムに巻取られたとき、その巻径が、スラットから端部材が突出する分だけ大径となってしまい、シャッターケースを大型化せざるを得ないという別な問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、スラットには、シャッターカーテンの巻取り作動の過程で、スラットが巻取りドラム、または、該巻取りドラムに既に巻装されたスラットであるドラム側部材に当接する前の段階で、ドラム側部材に当接してスラットとドラム側部材との当接を緩衝する緩衝部材が設けられていることを特徴とする建築用シャッターである。
請求項2の発明において、緩衝部材は、弾性変形自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッター建築用シャッターである。
請求項3の発明において、シャッターカーテンは、長尺方向両端部が開口部両側に設けた凹溝状のガイドレールに移動案内されるものとし、緩衝部材は、スラットとガイドレール溝底との当接を防止する端部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッターである。
請求項4の発明において、シャッターカーテンは、長尺方向両端部が開口部両側に設けた凹溝状のガイドレールに移動案内されるものとし、緩衝部材は、スラットがガイドレールから抜出すのを防止する端部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッターである。
請求項1の発明とすることにより、スラットとドラム側部材との当接を緩衝することができて、騒音の低減を図ることができる。
請求項2の発明とすることにより、騒音をさらに低減できるものでありながら、巻取りドラムに巻取られたシャッターカーテンの巻径が大径になるようなことがない。
請求項3、4の発明とすることにより、緩衝部材が外部に露出することがなく、意匠性が損なわれないうえ、部材の兼用化がなされて構造の簡略化を図れる。
シャッター装置の一部を切欠いた断面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれスラットの屋内側からの正面図、側面図である。 図3(A)、(B)はスラットとガイドレールとの関係を説明する平面図、スラットの斜視図である。 スラットの巻取り作動の過程を説明する側面図である。 シャッターカーテンの巻取りドラムへの巻取り状態を説明する側面図である。 図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ第二の実施の形態の端部材の屋内側からの正面図、背面図、側面図、平面図である。 図7(A)、(B)、(C)、(D)、(E)はそれぞれ第三の実施の形態の端部材の屋内側からの正面図、背面図、側面図、平面図、スラットとガイドレールとの関係を説明する平面図である。
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築用シャッターを構成するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、複数枚の長尺状のスラット2をインターロック結合することにより互いに揺動自在となる状態で一連状に連結された構成となっている。前記シャッターカーテン1は、最上端に位置するスラット2が巻取りドラム3に連結される一方、各スラット2(シャッターカーテン1)の長尺方向両端部(左右両端部)が開口部の左右に立設したガイドレール4のガイド溝4aに嵌挿されている。そして、シャッターカーテン1は、前記巻取りドラム3が正逆回転することに伴い、ガイドレール4の移動案内を受けて上下昇降動(開閉作動)し、開口部に伸長して開口部を閉鎖する全閉姿勢と、巻取りドラム3に巻取られて開口部を開放する全開姿勢とに変姿するように構成されており、これらは何れも従来通りの構成となっている。
前記スラット2は、左右方向に長い長尺体に形成された金属材をロールフォーミングすることによって形成されるものであり、屋外側(外側)に向けて膨出するよう湾曲状に形成されたスラット片部2aと、該スラット片部2aの上下縁部(短尺方向両端部)に形成される側面視ロール形状の第一、第二連結片部(インターロック片)2b、2cとにより構成されている。そして、シャッターカーテン1は、下側に位置するスラット2の第一連結片部2bと、上側に位置するスラット2の第二連結部2cとを左右方向からスライド嵌入することにより、隣接するスラット2同士の揺動自在な連結(インターロック結合)がなされるように構成されている。
前記ガイドレール4は、屋内外方向に対向する一対の溝側片4bと、これらを連結する溝底片4cとにより、左右方向内方が開口する略コ字形状のガイド溝4aが形成されている。前記溝側片4bの開口側端部にはモヘアポケット4dがレール長方向に長く形成されており、該モヘアポケット4dにモヘア5が挿入されており、モヘア5がシャッターカーテン1の表裏面に当接することにより、溝側片4bとシャッターカーテン1との接触を回避して、騒音防止とシャッターカーテン1の保護を図るように構成されている。
尚、4eは、左右のガイドレール4の各一対の溝側片4bの上端部にそれぞれ設けられるガイド片であって、これらガイド片4eは、上方に向けて拡開するように設けられて、ガイドレール4と巻取りドラム3との間においてシャッターカーテン1をガイドするように構成されている。
ここで、シャッターカーテン1を巻取りドラム3に巻取る場合に、スラット2は上下方向に任意のスラット幅を有して形成される一方、巻取りドラム3、または、既に巻取りドラム3に巻装されているスラット2に相当するドラム側部材Dは曲面状の外周面となっている。このため、各スラット2は、ドラム側部材Dに巻取られる状態では、任意の部位がドラム側部材Dに当接することになり、前記任意の部位は、巻取りドラム3への巻取り作動の過程でドラム側部材Dに対して所定の振れ幅を存して当接することになり、その当接時の金属材同士の当接音が騒音となる。この場合に、スラット2のドラム側部材Dに当接する部位は、スラット2の内側の形状とドラム側部材D外周の曲率との関係から設定されるものであり、当接部位の間隔が長くなるほど該当接部位がドラム側部材Dに当接するときの振れ幅が大きくなって騒音も大きくなる。
一方、本実施の形態のスラット2は、スラット片部2aが外側に向けて膨出する形状に形成されているとともに、スラット片部2aの下方部位であって第二連結片部2cに近い部位に、内側に向けて鋭角状に突出する突片2dが形成されており、該突片2dがドラム側部材Dに当接する部位となって巻取られるように構成されている。
一方、各スラット2のスラット片部2aには、屋内側の面(内側面)の長尺方向両端部(左右両端部)であって、ガイドレール4のに嵌挿される部位に位置して本発明の端部材6がそれぞれ一体的に設けられている。ここで、端部材6は、左右勝手違いのものが各スラット2の両端部に設けられる構成となっており、ここでは、図2(A)の図面向かって左側に位置する端部材6に基づいて説明し、右側の端部材6については同様の符号を付すことにより説明を省略する。
前記端部材6は、樹脂材を一体型成形することにより、屋内側からの正面視で略四角形状に形成されており、上側半部を構成する第一片部6aと左側半部を構成する第二片部6bとにより略L字形の部位が固定片部6cとなって、スラット片部2aに固定されるように構成されている。前記固定片部6cは、スラット2側の面である外側面(屋外側の面)6dがスラット片部2aの内側面形状に沿う湾曲面となり上下方向中間部の板厚が厚くなるように形成されており、弾性変形することがない板厚に形成されている。
また、固定片部6cを構成する第一片部6a部位には、スラット片部2aに止着するための取付け孔6eが開設されているとともに、第二片部6bの左側端には、左側に向けて円弧状に膨出する膨出片部6fが一体形成されている。
さらに、端部材6には、第一片部6aの下端縁に続く状態で本発明の緩衝部材に相当する緩衝片部6gが一体に形成されている。前記緩衝片部6gは、固定片部6cよりも板厚が薄く(肉薄に)形成されていて、緩衝片部6gの弾性変形が自在となるように構成されているとともに、下端縁部6hが内側に向けて偏寄するよう第一片部6aに対して湾曲状に突出形成されている。これによって、緩衝片部6gは、内外方向の負荷を受けることにより外側に向けて変姿し、負荷がなくなることで内側に突出して元姿勢に復帰するような弾性変形が自在となるように構成されている。
このように構成された端部材6は、各スラット2のスラット片部2a左右両端部の内側面にそれぞれあてがわれ、第一片部6aに開設された取付け孔6eを介してリベット7を用いて止着することによりスラット片部2aに固定されている。このとき、端部材6は、スラット2の第二連結片部2c側に形成された突片2dの上方に位置するように設けられている。さらに、前記端部材6の固定状態において、第二片部6bに形成された膨出片部6fは、スラット片部2aの左右両端部よりも左右方向外方に突出するように設けられている。これによって、シャッターカーテン1がガイドレール4のガイド溝4a内において左右方向に位置ズレしたような場合であっても、溝底片4cに膨出片部6fが当接することでスラット2と溝底片4cとが直接当接することがないようになって、金属材同士の当接による異音の発生が防止されるとともに、スラット2とガイドレール4との保護が図れるように構成されている。
さらに、前記端部材6の取付け状態において、緩衝片部6gは、スラット2の上下方向中間部に位置しており、下端縁部6hは、シャッターカーテン1を巻取りドラム3に巻取る巻取り作動の過程で、緩衝片部6gよりも下方に位置する突片2dがドラム側部材Dに当接する前の段階でドラム側部材Dに当接するように構成されている。これによって、後述するように、突片2dとドラム側部材Dとの当接が緩衝されて、騒音防止とシャッターカーテン1の保護とが図れるように構成されている。
尚、図中、8は巻取りドラム3を収納するシャッターケースである。
つぎに、シャッターカーテン1の巻取り作動の過程を、図4、5の図面に基づいて説明する。
図4の細線で示されたシャッターカーテン1において、最上端スラット2は、第一連結片部2bが巻取りドラム3に連結され、該第一連結片部2bの下方部位は巻取りドラム3から離れて垂下した状態となっている。この状態から、巻取りドラム3の巻取り作動が開始されて、巻取りドラム3が時計回り方向に回転した場合では、最上端スラット2は、巻取りドラム3に外側から内側に向けて近付きながら引き上げられるような作動がなされることになり、スラット幅の上下方向中間部に位置する端部材6の緩衝片部6gが巻取りドラム3(ドラム側部材D)外周面に近付いて、図4の実線で示すように、下端縁部6hがスラット2の突片2dに先行して巻取りドラム3外周面に当接する状態となる。
前記状態からさらに巻取りドラム3の時計回り方向への回転がなされると、図4の二点鎖線で示すように、最上端スラット2の第二連結片部2c側が巻取りドラム3に近付きながら引き上げられるように作動する。これによって、緩衝片部6gは、巻取りドラム3により外側に向けて押圧される状態となって弾性変形する一方、突片2dは巻取りドラム3(ドラム側部材D)側に近付いて、図4の二点鎖線で示すように、突片2dが巻取りドラム3外周面に当接する状態となるように構成されている。
このように、各スラット2は最上端スラット2から順次巻取りドラム3に巻装されて、図5示すような巻取り状態となるが、この場合に、スラット2は、前述したように、突片2dに先行して緩衝片部6gが予めドラム側部材Dに当接し、その後、突片2dがドラム側部材Dに近付いて当接する状態で巻取られるように構成されている。この場合に、樹脂材で構成される緩衝片部6gとドラム側部材D(巻取りドラム3)との当接音は小さいうえ、該当接により、スラット2のドラム側部材Dへの当接力が緩和され(弱められ)、突片2dとドラム側部材Dとの金属材同士の当接音が小さくなって騒音低減が図れるように構成されている。
そのうえ、緩衝片部6gは、スラット2がドラム側部材Dに巻取られる過程でドラム側部材Dに押しやられる状態で弾性変形するように構成されているので、突片2dとドラム側部材Dとの当接力を吸収することができて、さらなる騒音低減が図れるように構成されている。
しかも、この場合に、緩衝片部6gはスラット2の第二連結片部2c側が巻取りドラム3に巻取られることにより弾性変形するので、シャッターカーテン1の巻き取りドラム3への巻径が大きくなってしまうような不具合がないように構成されている。
尚、緩衝片部6gは、ドラム側部材D側の外周形状に基づいて弾性変形するものであり、図5に示すように、ドラム側部材Dの外周形状にそって異なる変形量で弾性変形するように構成されている。そして、シャッターカーテン1が閉鎖作動して巻取りドラム3から巻出されると、緩衝片部6gに対するドラム側部材Dからの負荷がなくなり、図2(B)に示すように、下端縁部6hが内側に向けて突出する元姿勢に復帰するように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、シャッターカーテン1を構成するスラット2には、ガイドレール4に嵌挿される左右両端部に位置して端部材6が設けられ、該端部材6に、巻取りドラム3に巻装されたとき内側となる方向に突出する緩衝片部6gが形成されている。そして、シャッターカーテン1を巻取りドラム3に巻取る巻取り作動の過程で、端部材6の緩衝片部6gがスラット2に先行してドラム側部材Dに当接するので、突片2dとドラム側部材Dとの当接を緩衝することができて、金属材同士の当接音が小さくなって、シャッターカーテン1の開放時の騒音を低減することができる。
このように、本発明が実施されたものにあっては、樹脂製の端部材6に設けた緩衝片部6gにより、シャッターカーテン1の巻取り作動の過程での騒音低減を図れるようにしたものであるが、このものでは、緩衝片部6gが弾性変形自在に形成されていて、突片2dがドラム側部材Dに当接するべく巻取られる過程で弾性変形するので、突片2dとドラム側部材Dとの当接をさらに緩衝して当接音を小さくできるうえ、巻取りドラム3に巻取られたシャッターカーテン1の巻径が大きくなってしまうことがなく、シャッターケース8が大型化するような不具合がない。
さらに、このものでは、緩衝片部6gが形成された端部材6をスラット2の左右両端部であって、ガイドレール4に嵌挿される部位に設ける構成としたので、緩衝片部6gが外部に露出することがなく、意匠性を損なうことがない。
そのうえ、このものでは、シャッターカーテン1とガイド溝4aの溝底片4cとの干渉による騒音防止と部材保護を図るために設けられる膨出片部6fを備えた端部材6に緩衝片部6gを設ける構成としたので、部材の兼用化がなされて構造の簡略化が図れる。
尚、本発明は前期実施の形態に限定されないことは勿論であって、図6に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態の緩衝部材は、前記第一の実施の形態と同様の構成のシャッター装置に同様の構成で取付けられる端部材9に設けられている。前記端部材9は第一、第二片部9a、9bによりL字形に形成される固定片部9cと、シャッターカーテンとガイドレールとの干渉を防止する膨出片部9dと、緩衝部材である緩衝片部9eとを備えて構成されている。このものでは、緩衝片部9eは、固定片部9cの第二片部9bに続いて左右方向内方に向けて延出形成され、固定片部9cよりも肉薄で弾性変形自在に形成されている。そして、緩衝片部9eは、左右方向内側となる端縁部9fが、ドラム側部材への巻取り状態で内側となる方向に突出して形成されており、シャッターカーテンの巻取り作動の過程で、緩衝片部9eがスラット(突部)に先行してドラム側部材に当接し、内外方向に弾性変形することにより、前記第一の実施の形態と同様に、スラットとドラム側部材との金属材同士の当接を緩衝して、騒音低減の効果を発揮する構成となっている。
さらに、図7に示す第三の実施の形態では、緩衝部材は、シャッターカーテンを構成するスラット10の左右両端部に設けられて、スラット10がガイドレール11から抜出すのを防止するための端部材12に一体形成されている。
前記端部材12は、第一、第二片部12a、12bによりL字形に形成される固定片部12cを備えて構成されており、スラット10の左右方向外端部よりも外方に突出して設けられる第二片部12bの外端縁部に、ガイドレール11のガイド溝11aの溝奥側に設けられた抜止め片11bに係止する係止片12dが一体形成されている。そして、上側半部を構成する第一片部12aに続いて下方に延出する状態で、肉薄状となって弾性変形自在な緩衝片部12eが形成されている。前記緩衝片部12eは、下端縁部12fが、ドラム側部材への巻取り状態で内側となる方向に突出して形成されており、シャッターカーテンの巻取り作動の過程で、緩衝片部12eがスラット(突部)に先行してドラム側部材に当接し、内外方向に弾性変形することにより、前記第一の実施の形態と同様に、スラット10とドラム側部材との金属材同士の当接を緩衝して、騒音低減の効果を発揮する構成となっている。
このように、緩衝部材はシャッターカーテンの巻取り作動の過程で、スラットに先行してドラム側部材に当接する部材であればよく、前記各実施の形態のように、端部材に緩衝部材を設ける場合では、緩衝部材の端縁部の突出方向が、上下、左右等、何れの方向であってもよく、要は、内外方向への弾性変形が自在となるように設けられればよい。
本発明は、複数枚のスラットを連結したシャッターカーテンを巻取りドラムに巻装してなる建築用シャッターに利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 スラット
2a スラット片部
2d 突片
3 巻取りドラム
4 ガイドレール
4a ガイド溝
6 端部材
6c 固定片部
6f 膨出片部
6g 緩衝片部
6h 下端縁部

Claims (4)

  1. 複数枚のスラットを一連状に連結したシャッターカーテンを、巻取りドラムに巻取り、巻出ししてなる建築用シャッター装置において、スラットには、シャッターカーテンの巻取り作動の過程で、スラットが巻取りドラム、または、該巻取りドラムに既に巻装されたスラットであるドラム側部材に当接する前の段階で、ドラム側部材に当接してスラットとドラム側部材との当接を緩衝する緩衝部材が設けられていることを特徴とする建築用シャッター。
  2. 緩衝部材は、弾性変形自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッター建築用シャッター。
  3. シャッターカーテンは、長尺方向両端部が開口部両側に設けた凹溝状のガイドレールに移動案内されるものとし、緩衝部材は、スラットとガイドレール溝底との当接を防止する端部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッター。
  4. シャッターカーテンは、長尺方向両端部が開口部両側に設けた凹溝状のガイドレールに移動案内されるものとし、緩衝部材は、スラットがガイドレールから抜出すのを防止する端部材に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッター。
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