JP2010192556A - 金属用研磨液、および化学的機械的研磨方法 - Google Patents

金属用研磨液、および化学的機械的研磨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとを両立させることができる金属用研磨液および研磨方法の提供。
【解決手段】半導体デバイス製造工程における化学的機械的研磨に用いられ、以下(A)〜(D)を含む金属用研磨液:
(A)下記一般式(1)で表される化合物、
(X1)n−L 一般式(1)
(一般式(1)中、X1は、少なくとも一つの窒素原子を含有するヘテロ環を含む基を表し、nは2以上の整数で、Lは二価以上の連結基を表す。ただし、n個のX1はそれぞれ同じでも異なっていても良い。)
(B)1,2,3,4−テトラゾール、5−アミノ−1,2,3,4−テトラゾール、5−メチル−1,2,3,4−テトラゾール、1,2,3−トリアゾール、4−アミノ−1,2,3−トリアゾール、4,5−ジアミノ−1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾールおよびベンゾトリアゾールから選択される少なくとも一つの化合物、
(C)酸化剤、および
(D)有機酸。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体デバイスの製造工程において、化学的機械的な平坦化を行う際に用いられる金属用研磨液、およびこれを用いた研磨方法に関する。
近年、半導体集積回路(以下LSIと記す)で代表される半導体デバイスの開発においては、小型化・高速化のため、配線の微細化と積層化による高密度化・高集積化が求められている。このための技術として化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing、以下CMPと記す)等の種々の技術が用いられてきている。
このCMPは層間絶縁膜等の被加工膜の表面平坦化、プラグ形成、埋め込み金属配線の形成等を行う場合に必須の技術であり、この技術を用いて、基板の平滑化や配線形成時の余分な金属薄膜の除去を行っている(例えば、特許文献1、2参照)。
CMPの一般的な方法は、円形の研磨常盤(プラテン)上に研磨パッドを貼り付け、研磨パッド表面を研磨液で浸して、パッドに基板(ウエハ)の表面を押しつけ、その裏面から所定の圧力(研磨圧力)を加えた状態で、研磨常盤および基板の双方を回転させ、発生する機械的摩擦により基盤の表面を平坦化するものである。
CMPに用いる金属用研磨溶液は、一般には、砥粒(例えばアルミナ、シリカ)と酸化剤(例えば過酸化水素)とが含まれる。基本的なメカニズムは、酸化剤によって金属表面を酸化し、その酸化皮膜を砥粒で除去することで研磨していると考えられており、その方法は、例えば、非特許文献1に記載されている。
しかしながら、このような固体砥粒を含む金属用研磨液を用いてCMPを行うと、研磨傷(スクラッチ)、研磨面全体が必要以上に研磨される現象(シニング)、研磨金属面が皿状にたわむ現象(ディッシング)、金属配線間の絶縁体が必要以上に研磨されたうえ、配線金属面が皿状にたわむ現象(エロージョン)などが発生することがある。
この弊害を抑止する手段として、例えば特許文献3および4には、1,2,3−ベンゾトリアゾールや2−アミノチアゾールを研磨液に含ませることが効果的であるとの記載がある。
米国特許第4944836号明細書 特開平2−278822号公報 特開平8−64594号公報 特開平8−83780号公報
ジャーナル・オブ・エレクトロケミカルソサエティ誌(Journal of Electrochemical Society)、1991年、第138巻、第11号、3460〜3464頁
しかしながら本発明者がディッシング現象に対して研究を行ったところ、1,2,3−ベンゾトリアゾールや2−アミノチアゾールではディッシング現象の抑止は十分に改良されないことを見出した。
高速研磨とディッシングの低減との両立は未だ不十分であり、本発明は、この問題点に鑑みなされたもので、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明の目的は、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとの両立を可能とする金属用研磨液、およびそれを用いた化学的機械的研磨方法を提供することにある。
本発明者は上記課題に対し鋭意検討した結果、下記の金属用研磨液およびそれを用いる研磨方法により、前記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の金属用研磨液およびそれを用いた研磨方法は、以下の通りである。
<1>化学的機械的研磨に用いられ、以下(A)〜(D)を含む金属用研磨液。
(A)下記一般式(1)で表される化合物
(X1)n−L 一般式(1)
(一般式(1)中、X1は、少なくとも一つの窒素原子を含有するヘテロ環を含む基を表し、nは2以上の整数、Lは二価以上の連結基を表す。ただし、n個のX1はそれぞれ同じであっても異なっていても良い。)
(B)1,2,3,4−テトラゾール、5−アミノ−1,2,3,4−テトラゾール、5−メチル−1,2,3,4−テトラゾール、1,2,3−トリアゾール、4−アミノ−1,2,3−トリアゾール、4,5−ジアミノ−1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾールおよびベンゾトリアゾールから選択される少なくとも一つの化合物
(C)酸化剤、および、
(D)有機酸
<2>前記一般式(1)中、Lで表される連結基が、ウレイド基、アミド基およびエーテル基、からなる群から選ばれる少なくとも1つの基を含有することを特徴とする<1>に記載の金属用研磨液。
<3>前記一般式(1)中、Xで表されるヘテロ環が、テトラゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアゾール、もしくは、ベンゾトリアゾールであることを特徴とする<1>または<2>のいずれかに記載の金属用研磨液。
<4>下記一般式(2)で表される界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求項<1>〜<3>のいずれかに記載の金属用研磨液。
2−Ar−O−Ar−SO3 -+ 一般式(2)
(一般式(2)中、R2は、炭素数8〜20の直鎖または分岐のアルキル基を表し、Arは、アリール基を表し、M+は、水素イオン、アルカリ金属イオン、またはアンモニウムを表す。)
<5>さらにコロイダルシリカを含有することを特徴とする<1>〜<4>のいずれかに記載の金属用研磨液。
<6>前記コロイダルシリカが、一次粒子径20〜40nm、且つ、平均会合度が2以下のコロイダルシリカであることを特徴とする<5>に記載の金属用研磨液。
<7>前記有機酸が、アミノ酸であることを特徴とする<1>〜<6>のいずれかに記載の金属用研磨液。
<8>研磨パッドを載置する研磨定盤を回転させ、<1>〜<7>のいずれかに記載の金属用研磨液を研磨パッドに供給し、被研磨体の被研磨面を該研磨パッドに接触させつつ相対運動させて被研摩体を研磨することを特徴とする化学的機械的研磨方法。
<9>前記被研磨体が銅または銅合金の配線および・または電極を有する基板である<8>に記載の化学的機械的研磨方法。
<10><9>に記載の化学的機械的研磨方法で製造された銅または銅合金の配線および・または電極を有する基板。
本発明の金属用研磨液は、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとを両立させることができる。特に、高い研磨速度とディッシング抑制を両立できるので、シリコン貫通電極の研磨に適する。
また、本発明の化学的機械的研磨方法によれば、研磨速度を高くし、基盤の表面のディッシング現象を抑制することができる。
<金属用研磨液>
本発明の金属用研磨液について以下に説明する。
本発明の金属用研磨液は、半導体デバイス製造工程における化学的機械的研磨に用いられ、下記一般式(1)で表される化合物、特定のテトラゾールまたはトリアゾール、酸化剤および有機酸を含有することを特徴とする金属用研磨液である。
本発明の金属用研磨液は、構成する各成分については以下に詳述するが、それぞれの成分は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
〔一般式(1)で表される化合物〕
本発明の金属用研磨液は、下記一般式(1)で表される化合物を含有する。
(X1n−L 一般式(1)
(一般式(1)中、Xは、少なくとも一つの窒素原子を含有するヘテロ環を表し、nは2以上の整数で、2〜6が好ましく、Lは二価以上の連結基を表す。ただし、n個のXはそれぞれ同じであっても異なっていても良い。)
この化合物は、半導体デバイス製造工程における化学的機械的研磨剤の添加剤として有用である。1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。特に、CMPにおける不動態膜形成剤として有用である。
上記一般式(1)中、Xで表される含窒素ヘテロ環としては、例えば、ピラン環、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピロリジン環、ピラゾリジン環、イミダゾリジン環、イソオキサゾリジン環、イソチアゾリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、チオモルホリン環、インドリン環、イソインドリン環、ピリンジン環、インドリジン環、インドール環、インダゾール環、プリン環、キノリジン環、イソキノリン環、キノリン環、ナフチリジン環、フタラジン環、キノキサリン環、キナゾリン環、シンノリン環、プテリジン環、アクリジン環、ペリミジン環、フェナントロリン環、カルバゾール環、カルボリン環、フェナジン環、アンチリジン環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、トリアジン環、1,2,3−トリアゾール環、1,2,4−トリアゾール環、テトラゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾオキサゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾチアジアゾール環、ベンゾフロキサン環、ナフトイミダゾール環、ベンゾトリアゾール環、テトラアザインデン環等が挙げられる。
なかでも、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができるという観点から、好ましくはテトラゾール環、1,2,4−トリアゾール環、1,2,3−トリアゾール環、もしくは、ベンゾトリアゾール環であり、より好ましくは、テトラゾール環、1,2,4−トリアゾール環、1,2,3−トリアゾール環であり、さらに好ましくはテトラゾール環である。
また、n個のXはそれぞれ同じであっても異なっていても良く、nの個数は2〜6が好ましい。
上記一般式(1)中、連結基Lは、n個のX1をつなぐことができる基という意味で用いる。Lで表される二価以上の連結基としては、例えば、アルキレン基(例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、1,4−シクロヘキシレン基、1,1,3−トリメチルへキシレン基等)、アリーレン基(例えば、p−フェニレン基、m−フェニレン基、ナフタレン基等)、ウレイド基、アミド基、エーテル基等のような連結基であり、これにより、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができる。
また、連結基は、これらの基が二つ以上連結してなる二価以上の連結基でも良く、一般式(1)中のLは、可能な限り更に置換基を有することができる。
一般式(1)中のLで表される二価の連結基としてより好ましくは、ウレイド基、アミド基およびエーテル基、からなる群から選ばれる少なくとも1種が含有される連結基が好ましい。
以下に本発明の金属用研磨液に含有される一般式(1)で表される化合物の具体例を挙げる。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
Figure 2010192556

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一般式(1)で表される化合物は、なかでも、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができるという観点から、I−7、I―12、I−37、I−47、I―48、I―49、I―50、I−51、I−61が挙げられ、中でもI−7、I―12、I―48、I―49、I―50がより好ましい。
一般式(1)で表される化合物は、その製法について特に制限されない。製造方法としては、例えば、nが二価の場合、下記式(4)で表される反応で製造される例が挙げられる。
3−A1 + B1−R1−B2 + A2−X4 → X3−L−X4 式(4)
(式(4)中、X3およびX4は、例えば、テトラゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアゾール、もしくは、ベンゾトリアゾールを表し、R1は単結合、炭化水素基、ヘテロ環基またはこれらの組合せを示し、A1、A2はそれぞれ独立にB1、B2と反応して、ウレイド基、チオウレイド基、アミド基、エステル基、スルホンアミド基、スルホンウレイド基、エーテル基、アミノ基、スルホ基を形成することができる官能基を示し、Lは、ウレイド基、チオウレイド基、アミド基、エステル基、スルホンアミド基、スルホンウレイド基、ヒドロキシ基、エーテル基、アミノ基、カルボキシ基、スルホ基、および、ヘテロ環基からなる群から選ばれる少なくとも一つの基が含有されている二価の連結基を表す。ただし、X3およびX4は同じであっても異なっていても良く、AおよびA2は同じであっても異なっていても良く、BおよびB2は同じであっても異なっていても良い。)
nが3以上である場合も、R1に3以上のBが結合した化合物を用いて、3以上のX3−A1 等の化合物と反応させれば同様に製造することが出来る。
炭化水素基は上記と同義である。A1、A2としては、例えば、アミノ基、カルボキシ基、チオカルボキシ基、ヒドロキシ基、スルホ基、−NH−CO−O−R、−NH−CS−O−R、−NH−CO−NH−NH、−NH−CO−NH−OH、−CO−O−R、−CO−O−CO−R、−CO−Cl、−CO−NH−CO−O−R、−N=C=O、−N=C=S、−OCN、−SCN、−O−CO−OR等が挙げられる。
1、B2としては、例えば、アミノ基、カルボキシ基、チオカルボキシ基、ヒドロキシ基、スルホ基、−NH−CO−O−R、−NH−CS−O−R、−NH−CO−NH−NH、−NH−CO−NH−OH、−CO−O−R、−CO−O−CO−R、−CO−O−SO−R、−CO−Cl、−CO−NH−CO−O−R、−N=C=O、−N=C=S、−OCN、−SCN、−O−CO−OR等が挙げられる。
−NH−CO−O−、−NH−CS−O−、−CO−O−、−CO−NH−CO−O−、−O−CO−Oに結合しているRは炭化水素基であり、Rとしての炭化水素基は特に制限されない。例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル基等のようなアルキル基;フェニル基のような芳香族基が挙げられる。
1、A2とB1、B2との組合せとしては、例えば、A1、A2がアミノ基でありB1、B2が−NH−CO−O−R、−N=C=O、−CO−O−R、−CO−O−CO−R、もしくは、−CO−Cl、であるもの、A1、A2が−NH−CO−O−RでありB1、B2がアミノ基、ヒドロキシ基であるもの等が挙げられる。
1−R1−B2で表される化合物としては、例えば、下記のものが挙げられる。
Figure 2010192556

Figure 2010192556
M−1中、nは1〜12の整数である。
M−2中、nは1〜12の整数である。
M−4中、nは1〜12の整数である。
M−5中、nは1〜12の整数である。
なお、M−1〜M−16は、L−1〜L−16に対応しており、L−1〜L−16を製造する際に使用することができる。
M−17はI−8を製造する際に使用することができる。同様に、M−18はI−15を、M−19はI−19を、M−20はI−33を、M−21はI−37を、M−22はI−38を、M−23はI−39を、M−24はI−18を製造する際に使用することができる。
M−25は、I−53,I−56を、M−26は、I−47,I−50,I−55を、M−27は、I−49,I−61を製造する際に使用することができる。
M−28は、I−48,I−51を、
M−29は、I−52,I−54,I−57を、
M−30は、I−65,I−66を、
M−31は、I−58,I−59,I−60を、
M−32は、I−67,I−68,I−69を、
M−33は、I−70,I−71,I−72を、
M−34は、I−73,I−74を、
M−35は、I−62,I−63,I−64を、それぞれ製造する際に使用することができる。
3−A1、A2−X4で表される化合物としては、例えば、下記のものが挙げられる。
Figure 2010192556
3−A1、A2−X4とB1−R1−B2との反応としては、例えば、A1およびA2のモル数と、B1およびB2のモル数とが当量となるような量でX3−A1、A2−X4とB1−R1−B2を使用し、これらをアセトニトリルやN−メチルピロリドンのような溶媒中で0〜100℃の条件下で反応させる方法が挙げられる。
3−A1、A2−X4とB1−R1−B2との反応には、例えば、酸(ルイス酸を含む)、塩基(ルイス塩基を含む)のような触媒や、ジシクロヘキシルカルボジイミドのような縮合剤を使用することができる。
また、X3−A1、A2−X4とB1−R1−B2との反応後に、例えば加水分解反応などにより、置換基を変換させてもよい。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、その用途としては、例えば、半導体デバイス製造工程における化学的機械的研磨に用いられる金属用研磨液に使用することができる。
本発明の化合物を半導体デバイス製造工程における化学的機械的研磨に用いられる金属用研磨液に含有させることによって、金属用研磨液を被研磨体(ウエハ)を研磨する際に高い研磨速度と低ディッシングとを両立させることが可能なものとすることができる。
本発明で用いる一般式(1)で表される化合物の添加量は、総量として、研磨に使用する際の金属用研磨液1L中、1×10−8〜1×10−1molの範囲が好ましく、より好ましくは1×10−7〜1×10−2molの範囲、更に好ましくは1×10−6〜1×10−3molの範囲である。
さらに、本発明の金属用研磨液は、一般式(1)で表される化合物以外の以下の複素環化合物を含有する。具体的には、1,2,3,4−テトラゾール、5−アミノ−1,2,3,4−テトラゾール、5−メチル−1,2,3,4−テトラゾール、1,2,3−トリアゾール、4−アミノ−1,2,3−トリアゾール、4,5−ジアミノ−1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアゾールまたはその誘導体がベンゼン環と縮環を形成したベンゾトリアゾールであり、好ましくは1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾールであり、より好ましくは1,2,4−トリアゾールである。
一般式(1)で表される化合物(A)の濃度と、前項の複素環化合物(B)の濃度との比は、好ましくは、0.001〜1、より好ましくは0.005〜0.8であり、更に好ましくは0.01〜0.5である。また一般式(1)で表される化合物(A)の濃度と、前項の複素環化合物(B)の濃度との合計の好ましい範囲は、100mg/kg〜4000mg/kg、より好ましくは200mg/kg〜3000mg/kg、更に好ましくは300mg/kg〜2500mg/kgである。
以上のような範囲にあると、研磨速度が高くかつディッシングを抑制するので好ましい。
(酸化剤)
本発明の金属用研磨液は酸化剤を含有する。本発明において酸化剤は、研磨対象の金属を酸化できる化合物であれば特に制限されない。
酸化剤としては、例えば、過酸化水素、過酸化物、硝酸塩、ヨウ素酸塩、過ヨウ素酸塩、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、過硫酸塩、重クロム酸塩、過マンガン酸塩、オゾン水および銀(II)塩、鉄(III)塩が挙げられる。
中でも、研磨速度とディッシングに優れるという観点から、過酸化水素が好ましい。
酸化剤の添加量は、研磨に使用する際の金属用研磨液の1L中、0.003mol〜8molとすることが好ましく、0.03mol〜6molとすることがより好ましく、0.1mol〜4molとすることが特に好ましい。即ち、酸化剤の添加量は、金属の酸化が十分で高いCMP速度を確保する点で0.003mol以上が好ましく、研磨面の荒れ防止の点から8mol以下が好ましい。
(有機酸)
本発明の金属用研磨液は、有機酸を含有する。ここでいう有機酸は、金属を酸化するための酸化剤とは構造が異なる化合物である。
有機酸としては、水溶性のものが望ましく、例えば、アミノ酸やそれ以外の酸が挙げられる。中でも水溶性に優れるという観点から、アミノ酸が好ましい。
アミノ酸としては、例えば、以下の群から選ばれたものがより適している。グリシン、α―アラニン、β−アラニン、N−メチルグリシン、L−2−アミノ酪酸、L−ノルバリン、L−バリン、L−ロイシンまたはその誘導体、L−プロリン、L−オルニチン、L−リシン、タウリン、L−セリン、L−トレオニン、L−アロトレオニン、L−ホモセリン、L−チロシン、L−チロキシン、4−ヒドロキシ−L−プロリン、L−システィン、L−メチオニン、L−エチオニン、L−シスチンまたはその誘導体、L−システィン酸、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、4−アミノ酪酸、L−アスパラギン、L−グルタミン、アザセリン、L−アルギニン、L−カナバニン、L−シトルリン、δ−ヒドロキシ−L−リシン、クレアチン、L−キヌレニン、L−ヒスチジンまたはその誘導体、L−トリプトファン、等のアミノ酸等が挙げられる。
アミノ酸以外の有機酸としては、例えば、以下の群から選ばれたものが適している。ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、2−メチル酪酸、n−ヘキサン酸、3,3−ジメチル酪酸、2−エチル酪酸、4−メチルペンタン酸、n−ヘプタン酸、2−メチルヘキサン酸、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、安息香酸、グリコール酸、サリチル酸、グリセリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、マレイン酸、フタル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、およびそれらのアンモニウム塩やアルカリ金属塩等の塩が挙げられる。
これらの中では、グリシン、α―アラニンが実用的なCMP速度を維持しつつ、エッチング速度を効果的に抑制できるという点で好ましい。
有機酸の添加量は、研磨に使用する際の研磨液の1L中、0.0005〜0.5molとすることが好ましく、0.01mol〜0.4molとすることがより好ましく、0.1mol〜0.3molとすることが特に好ましい。即ち、酸の添加量は、エッチングの抑制の点から0.5mol以下が好ましく、充分な効果を得る上で0.0005mol以上が好ましい。
(砥粒)
本発明の金属用研磨液は研磨効果に優れるという観点から、さらに砥粒を含有することが好ましい。
好ましい砥粒としては、例えば、シリカ(沈降シリカ、フュームドシリカ、コロイダルシリカ、合成シリカ)、セリア、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ゲルマニア、酸化マンガン、炭化ケイ素、ポリスチレン、ポリアクリル、ポリテレフタレートなどが挙げられる。
特に、コロイダルシリカを用いると、本発明の顕著な効果である、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができ、好ましい。
また、砥粒は平均粒径5〜200nmが好ましく、特に平均粒径20〜70nmの砥粒を用いると本発明の効果が顕著に得られ、好ましい。
本発明の金属用研磨液に含有させることができる砥粒としては、一次粒子径が20〜40nmであり、且つ、平均会合度が2以下のコロイダルシリカが好適に用いられる。このようなコロイダルシリカを含有する場合、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができる金属用研磨液となるので好ましい。
また、被研磨体(ウエハ)を研磨する際に、高い研磨速度と低ディッシングとをより効果的に両立させることができるという観点から、コロイダルシリカの一次粒子径が20nm〜30nmであるのがより好ましい。
本発明における粒子の一次粒子径とは動的光散乱法から得られた粒度分布において求められる平均粒子径を表す。
ここで、会合度とは、一次粒子が凝集してなる二次粒子の径を一次粒子の径で除した値(二次粒子の径/一次粒子の径)を意味する。会合度が1とは、単分散した一次粒子のみのものを意味する。
なお、二次粒子径は電子顕微鏡等で測定することができる。
砥粒の添加量としては、使用する際の金属用研磨液1L中に0.05〜20gの砥粒を含むことが好ましく、特に0.2〜5gの砥粒を含むと本発明の効果が顕著に得られ、好ましい。
また、砥粒を含有しないか、濃度0.01質量%未満で砥粒を含有する場合、好ましくはpH3.5以上、特にはpH4.0以上とすることにより、研磨速度とディッシングの特性が向上する。
また、本発明の金属用研磨液は、さらに下記一般式(2)で表される界面活性剤を含有することができる。下記一般式(2)で表される界面活性剤を含有すれば更にディッシングを低減する場合があるので好ましい。
2−Ar−O−Ar−SO3 -+ 一般式(2)
(一般式(2)中、R2は、炭素数8〜20の直鎖または分岐のアルキル基を表し、Arは、アリール基を表し、M+は、水素イオン、アルカリ金属イオン、またはアンモニウムを表す。)
上記一般式(2)において、R2は、炭素数8〜20の直鎖または分岐のアルキル基を表す。
このアルキル基としては、炭素数10〜20であるものが好ましく、炭素数12〜20であるものがより好ましい。なお、R2で表されるアルキル基は、直鎖、および分岐のいずれであってもよいが、直鎖であるものが好ましい。
2で表されるアルキル基としては、例えば、具体的には、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基が挙げられる。
中でも、ディッシング現象をより抑制できるという観点から、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基が好ましい。
また、前記一般式(2)において、Arは、アリール基を表す。Arで表されるアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル等が挙げられる。
中でも、ディッシング現象をより抑制できるという観点から、フェニル基が好ましい。
なお、一般式(2)中に存在する複数のArは、同じであっても異なっていてもよく、同じものであることが好ましい。
前記アルキル基、または、アリール基は、更に置換基を有していてもよい。
導入可能な置換基としては、特に限定されないが、スクラッチに優れるという観点から、アルキル基、スルホ基が好ましい。
更に、前記一般式(2)において、M+は、水素イオン、アルカリ金属イオン、またはアンモニウムを表す。
+で表されるアルカリ金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオンが好ましく、ナトリウムイオンがより好ましい。
また、M+で表されるアンモニウム(NH4 +)には、アンモニウムの水素原子をアルキル基で置換したものも含まれる。例えば、メチルアンモニウム、エチルアンモニウム等が挙げられる。
としては、より好ましくは、水素イオン、またはアンモニウムであり、特に、水素イオンが好ましい。
前記一般式(2)で表される界面活性剤としては、具体的には、例えば、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸、テトラデシルジフェニルエーテルジスルホン酸、ヘキサデシルジフェニルエーテルジスルホン酸、オクタデシルジフェニルエーテルジスルホン酸、エイコシルジフェニルエーテルジスルホン酸、オクタデシルモノフェニルエーテルジスルホン酸、エイコシルモノフェニルエーテルジスルホン酸等のアルキルモノ(またはジ)フェニルエーテルジスルホン酸およびその塩;ドデシルジフェニルエーテルモノスルホン酸、テトラデシルジフェニルエーテルモノスルホン酸、ヘキサデシルジフェニルエーテルモノスルホン酸等のアルキルジフェニルエーテルモノスルホン酸およびその塩;ドデシルジナフチルエーテルジスルホン酸、ドデシルジアントリルエーテルジスルホン酸、ドデシルジナフチルエーテルモノスルホン酸、ドデシルジアントリルエーテルモノスルホン酸、およびそれらの塩等が挙げられる。
中でも、前記一般式(2)で表される界面活性剤としては、ディッシングを低減する点から、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸またはその塩を含むことが好ましく、また、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸とアルキルジフェニルエーテルモノスルホン酸との混合物、または、これらの塩の混合物であることが好ましい。
なお、上記のような混合物である場合、アルキルジフェニルエーテルモノスルホン酸が混合物中10モル%以上含まれることが好ましく、より好ましくは30モル%以上含まれ、更に好ましくは50モル%以上含まれる。
前記一般式(2)で表される界面活性剤は、使用する際の金属用研磨液中、0.0001質量%〜0.1質量%含まれることが好ましく、0.0003質量%〜0.05質量%含まれることがより好ましく、0.0005質量%〜0.01質量%含まれるが更に好ましい。
前記一般式(2)で表される界面活性剤の合成方法は、特に限定されず、市販品を好ましく用いることができる。
一般式(2)で表される界面活性剤とは別に、他の界面活性剤および親水性ポリマーを併用することができる。例えば、陰イオン界面活性剤としては、例えば、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩が挙げられる。
陽イオン界面活性剤としては、例えば、脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン型、アミノカルボン酸塩、イミダゾリニウムベタイン、レシチン、アルキルアミンオキサイドが挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、エーテル型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型が挙げられる。
また、フッ素系界面活性剤も用いることもできる。
また、親水性ポリマーとしては、例えば、ポリエチレングリコール等のポリグリコール類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルギン酸等の多糖類、ポリメタクリル酸等のカルボン酸含有ポリマー等が挙げられる。
なお、上記のものは、酸若しくはそのアンモニウム塩の方が、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン化物等による汚染がなく望ましい。
上記例示化合物の中でも、スクラッチと研磨速度に優れるという観点から、シクロヘキサノール、ポリアクリル酸アンモニウム塩、ポリビニルアルコール、コハク酸アミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーがより好ましい。
これらの界面活性剤や親水性ポリマーの重量平均分子量としては、500〜100000が好ましく、特には2000〜50000が好ましい。
前記一般式(2)で表される界面活性剤以外の界面活性剤および/または親水性ポリマーの添加量は、使用する際の金属用研磨液中、0.0001質量%〜1.0質量%含まれることが好ましく、0.0005質量%〜0.5質量%含まれることがより好ましく、0.001質量%〜0.1質量%含まれることが更に好ましい。
〔他の成分〕
本発明の金属用研磨液は、更に他の成分を含有してもよく、例えば、pH調整剤、キレート剤のような添加剤を挙げることができる。
(pH調整剤)
本発明の金属用研磨液は、所定のpHとすべく、酸剤、アルカリ剤、または緩衝剤を添加されることが好ましい。
酸剤としては、無機酸が用いられ、この無機酸としては、硫酸、硝酸、ホウ酸、燐酸などが挙げられる。中でも硫酸が好ましい。
アルカリ剤および緩衝剤としては、例えば、アンモニア、水酸化アンモニウムおよびテトラメチルアンモニウムハイドロキサイドなどの有機水酸化アンモニウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのようなアルカノールアミン類などの非金属アルカリ剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、リン酸三ナトリウムなどのリン酸塩、ホウ酸塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩などを挙げることができる。
特に好ましいアルカリ剤としては、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムおよびテトラメチルアンモニウムハイドロキサイドである。
pH調整剤の添加量としては、pHが好ましい範囲に維持される量であればよく、研磨に使用する際の金属用研磨液の1L中、0.0001mol〜1.0molとすることが好ましく0.003mol〜0.5molとすることがより好ましい。
研磨に使用する際の金属用研磨液のpHはディッシング現象をより抑制できるという観点、および、研磨速度や研磨液の安定性から、3〜12が好ましく、より好ましくは4〜9であり、特に5〜8が好ましい。上記酸剤、アルカリ剤、緩衝剤を用いることで、本発明の金属用研磨液のpHを上記好ましい範囲に調整することができる。
(キレート剤)
本発明に係る金属用研磨液は、混入する多価金属イオンなどの悪影響を低減させるために、必要に応じてキレート剤(即ち、硬水軟化剤)を含有していてもよい。
キレート剤としては、例えば、カルシウムやマグネシウムの沈澱防止剤である汎用の硬水軟化剤やその類縁化合物を用いることができ、必要に応じてこれらを2種以上併用してもよい。
キレート剤の添加量は混入する多価金属イオンなどの金属イオンを封鎖するのに充分な量であればよく、例えば、研磨に使用する際の金属用研磨液の1L中、0.0003mol〜0.07molになるように添加することが好ましい。
本発明の金属用研磨液は、その製造について特に制限されない。例えば、一般式(1)で表される化合物(A)、特定のテトラゾールまたはトリアゾール化合物(B),酸化剤および有機酸と、必要に応じて使用することができる砥粒、一般式(2)で表される界面活性剤、一般式(2)で表される界面活性剤と併用することができる界面活性剤および親水性ポリマー、一般式(1)で表される化合物以外の複素環化合物、添加剤、水とを混合することによって製造することができる。
また、本発明の金属用研磨液を、酸化剤を含有する構成成分(X)と、他の構成成分(Y)とに分けて製造することもできる。
なお、本発明において「金属用研磨液」とは、研磨に使用する組成(濃度)の研磨液のみならず、使用時に必要により希釈して用いる研磨濃縮液も本発明では特に断りのない限り、研磨液と称する。濃縮液は研磨に使用する際に、水または水溶液などで希釈して、研磨に使用されるもので、希釈倍率は一般的には1〜20体積倍である。
<化学的機械的研磨方法>
本発明の化学的機械的研磨方法は、本発明の金属用研磨液を研磨定盤上の研磨パッドに供給し、該研磨定盤を回転させることで、該研磨パッドを前記被研磨体の被研磨面と接触させつつ相対運動させて研磨することを特徴とする。
以下、本発明の化学的機械的研磨方法について詳細に説明する。
(研磨装置)
まず、本発明の研磨方法を実施できる装置について説明する。
本発明に適用可能な研磨装置としては、被研磨面を有する被研磨体(半導体基板等)を保持するホルダーと、研磨パッドを貼り付けた(回転数が変更可能なモータ等を取り付けてある)研磨定盤と、を備える一般的な研磨装置が使用でき、例えば、FREX300(荏原製作所)を用いることができる。
(研磨圧力)
本発明の研磨方法では、研磨圧力、即ち、被研磨面と前記研磨パッドとの接触圧力が3000〜25000Paで研磨を行うことが好ましく、6500〜14000Paで研磨を行うことがより好ましい。
(研磨定盤の回転数)
本発明の研磨方法では、研磨定盤の回転数が50〜200rpmで研磨を行うことが好ましく、60〜150rpmで研磨を行うことがより好ましい。
(研磨液供給方法)
本発明では対象金属を研磨する間、研磨定盤上の研磨パッドに金属用研磨液をポンプ等で連続的に供給する。この供給量に制限はないが、研磨パッドの表面が常に金属用研磨液で覆われていることが好ましい。
本発明の研磨方法において使用される金属用研磨液は、本発明の金属用研磨液であれば特に制限されない。
本発明の研磨方法には、金属用研磨液として、濃縮された金属用研磨液に水または水溶液を加え希釈したものを用いることもできる。希釈方法としては、例えば、濃縮された金属用研磨液を供給する配管と、水または水溶液を供給する配管とを途中で合流させて混合し、希釈された金属用研磨液を研磨パッドに供給する方法などを挙げることができる。その場合の混合は、圧力を付した状態で狭い通路を通して液同士を衝突混合する方法、配管中にガラス管などの充填物を詰め液体の流れを分流分離、合流させることを繰り返し行う方法、配管中に動力で回転する羽根を設ける方法など、通常に行われている方法を用いることができる。
また、他の希釈方法としては、金属用研磨液を供給する配管と水または水溶液を供給する配管とをそれぞれ独立に設け、それぞれから所定量の液を研磨パッドに供給し、研磨パッドと被研磨面の相対運動により混合する方法も本発明に用いることができる。
更に、1つの容器に、所定量の濃縮された金属用研磨液と水または水溶液を入れて混合し、所定の濃度に希釈した後に、その混合液を研磨パッドに供給する方法も、本発明に適用することができる。
これらの方法以外に、金属用研磨液が含有すべき成分を少なくとも2つの構成成分に分けて、それらを使用する際に、水または水溶液を加え希釈して研磨パッドに供給する方法も、本発明に用いることができる。この場合、酸化剤を含有する成分と、一般式(1)で表される化合物および有機酸を含有する成分とに分割して供給することが好ましい。
具体的には、酸化剤を1つの構成成分(I)とし、一般式(1)で表される化合物、特定のテトラゾールまたはトリアゾール化合物および有機酸と、必要に応じて使用することができる砥粒、一般式(2)で表される界面活性剤、一般式(2)で表される界面活性剤と併用することができる界面活性剤および親水性ポリマー、一般式(1)で表される化合物以外の複素環化合物、添加剤ならびに水を含有して1つの構成成分(II)とすることが好ましい。
また、これらを使用する際に水または水溶液で構成成分(I)と構成成分(II)を希釈して使用するのが好ましい態様の1つとして挙げられる。この場合、構成成分(I)と構成成分(II)と水または水溶液とをそれぞれ供給する3つの配管が必要であり、3つの配管を研磨パッドに供給する1つの配管に結合し、その配管内で混合してもよく、2つの配管を結合してから他の1つの配管を結合して混合してもよい。例えば、溶解しにくい添加剤を含む構成成分と他の構成成分を混合し、混合経路を長くして溶解時間を確保してから、更に水または水溶液の配管を結合することで金属用研磨液を供給することも可能である。
また、上記の3つの配管をそれぞれ研磨パッドに導き研磨パッドと被研磨面の相対運動により混合して供給してもよいし、1つの容器に3つの構成成分を混合した後に、その混合液を研磨パッドに供給してもよい。更に、金属用研磨液を濃縮液とし、希釈水を別にして研磨面に供給してもよい。
(研磨液の供給量)
本発明の研磨方法において、金属用研磨液の研磨定盤上への供給量は50〜500ml/minとすることが好ましく、100〜300ml/minであることがより好ましい。
(研磨パッド)
本発明の研磨方法において用いられる研磨パッドは、特に制限はなく、無発泡構造パッドでも発泡構造パッドでもよい。前者はプラスチック板のように硬質の合成樹脂バルク材をパッドに用いるものである。また、後者は更に独立発泡体(乾式発泡系)、連続発泡体(湿式発泡系)、2層複合体(積層系)の3つがあり、特には2層複合体(積層系)が好ましい。発泡は、均一でも不均一でもよい。
本発明の研磨方法において用いられる研磨パッドは、更に研磨に用いる砥粒(例えば、セリア、シリカ、アルミナ、樹脂など)を含有したものでもよい。また、それぞれに硬さは軟質のものと硬質のものがあり、どちらでもよく、積層系ではそれぞれの層に異なる硬さのものを用いることが好ましい。材質としては不織布、人工皮革、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート等が好ましい。また、研磨面と接触する面には、格子溝/穴/同心溝/らせん状溝などの加工を施してもよい。
次に、本発明の研磨方法において研磨が施される被研磨体(基板、ウエハ)について説明する。
(配線、または電極金属材料)
本発明の研磨方法において用いられる被研磨体は、銅または銅合金からなる配線および・または電極を持つ基板(ウエハ)であることが好ましい。配線、または電極金属材料としては、銅合金の中でも銀を含有する銅合金が適している。銅合金に含有される銀含量は、10質量%以下、更には1質量%以下で優れた効果を発揮し、0.00001〜0.1質量%の範囲である銅合金において最も優れた効果を発揮する。電極の形態はシリコン貫通電極であってもよい。
(配線の太さ)
本発明の研磨方法において使用される被研磨体は、例えば、DRAMデバイス系では、ハーフピッチで、好ましくは0.15μm以下、より好ましくは0.10μm以下、更に好ましくは0.08μm以下の配線を有することが好ましい。
一方、MPUデバイス系では、好ましくは0.12μm以下、より好ましくは0.09μm以下、更に好ましくは0.07μm以下の配線を有することが好ましい。
このような配線を有する被研磨体に対して、本発明に使用される金属用研磨液は特に優れた効果を発揮する。
(バリア金属材料)
本発明の研磨方法に使用される被研磨体において、銅配線と絶縁膜(層間絶縁膜を含む)との間には、銅の拡散を防ぐためのバリア層が設けられる。このバリア層を構成するバリア金属材料としては、低抵抗のメタル材料、例えば、TiN、TiW、Ta、TaN、W、WNが好ましく、中でもTa、TaNが特に好ましい。
以下に合成例と実施例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
合成例1(例示化合物(I-7)の合成)
Figure 2010192556
5−アミノテトラゾール(I−A)(8.5g、東京化成工業製)をN−メチルピロリドン(200ml)に溶解し、氷冷下、クロロ炭酸フェニル(17.1g)をゆっくり滴下した。反応液を40℃に昇温させたのち、2時間攪拌した。反応液を2Lの氷水中に攪拌しながら添加し、析出物を吸引ろ過、更に、水(1L)で掛け洗いをおこなった。ろ過物を乾燥し、I−B(18.3g)を得た。得られたI−Bをアセトニトリル(100ml)に溶解させ、ビス(2-アミノエトキシ)エタン(6.5g)を添加し、60℃で3時間攪拌した。反応液を1Lの氷水中に攪拌しながら添加し、析出物を吸引ろ過、更に、水(0.5L)で掛け洗いをおこなった。更にろ過物をメタノールで再結晶させ、I−7(12.5g)を得た。
合成例2(例示化合物(I-12)の合成)
Figure 2010192556
上記と同様にして得られたI−B(20.5g)をアセトニトリル(100ml)に溶解させ、1,3-ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン(4.5g)を添加し、60℃で3時間攪拌した。反応液を1Lの氷水中に攪拌しながら添加し、析出物を吸引ろ過、更に、水(0.5L)で掛け洗いをおこなった。更にろ過物をメタノールで再結晶させ、I−12(11.3g)を得た。
合成例17(例示化合物(I-49)の合成)
Figure 2010192556
上記合成例1に記載の方法で得られたI−B(42.8g)をNMP(200ml)に溶解させ、トリエチレンテトラミン(7.6g、東京化成社製)を添加し、100℃で1時間攪拌した。反応液を0.4Lの水中に攪拌しながら添加し、析出物を吸引ろ過、更に、水(0.4L)、アセトニトリル(0.4L)で掛け洗いを行い、無色固体のI-49(23.0g)を得た。
合成例18(例示化合物(I-48)の合成)
Figure 2010192556
上記合成例1に記載の方法で得られたI−B(56.0g)をNMP(250ml)に溶解させ、テトラエチレンペンタミン(10.35g、東京化成社製)を添加し、100℃で1時間攪拌した。反応液を1.5Lの水中に攪拌しながら添加し、析出物を吸引ろ過、更に、水(1L)、アセトニトリル(1L)で掛け洗いを行い、無色固体のI-48(37.0g)を得た。
[実施例1〜8、比較例1、2]
下記表に示す研磨液を調製し、研磨試験および評価を行った。なお、以下の化合物の番号は、上述の一般式(1)で表される化合物の例示化合物の番号に対応している。
(金属用研磨液の調製)
下記組成を混合し、各金属用研磨液を調製した。
・一般式(1)で表される化合物(表に記載)
・1,2,3-または1,2,4-トリアゾール化合物(表に記載)
・有機酸:表に示す化合物・・・0.26mol/kg
・砥粒:コロイダルシリカ(一次粒子径:25nm,会合度2) 1g/kg
・界面活性剤:表に示す化合物・・・0.01g/kg
・酸化剤:過酸化水素 10g/kg
純水を加えて全量を1000kgとし、また、アンモニア水で調整してpH7.0とした。
(研磨試験)
以下の条件で研磨を行い、研磨速度およびディッシングの評価を行った。
・研磨装置:Reflexion(アプライド・マテリアルズ社製)
・被研磨体(ウエハ):
(1)研磨速度算出用;シリコン基板上に厚み1.5μmのCu膜を形成した直径300mmのブランケットウエハ
(2)ディッシング評価用;直径300mmの銅配線ウエハ(パターンウエハ)
(マスクパターン754CMP(ATDF社))
・研磨パッド:IC1010(ロデール社製)
・研磨条件;
研磨圧力(被研磨面と前記研磨パッドとの接触圧力):7000Pa
研磨液供給速度:200ml/min
研磨定盤回転数:110rpm
研磨ヘッド回転数:100rpm・研磨方法;本研磨試験では、第一研磨工程、第二研磨工程から成る研磨方法で前記(2)のパターンウエハを研磨した。
第一研磨工程:銅または銅合金からなる導体膜を残膜2000Åまで研磨する工程
第二研磨工程:非配線部の銅が完全に研磨されるまでの時間に加え、更にその時間の25%分だけ余分に研磨する工程
(評価方法)
研磨速度の算出:前記(1)のブランケットウエハを60秒間研磨し、ウエハ面上の均等間隔の49箇所に対し、研磨前後での金属膜厚を電気抵抗値から換算して求め、それらを研磨時間で割って求めた値の平均値を研磨速度とした。
ディッシングの評価:前記(2)のパターンウエハに対し、非配線部の銅が完全に研磨されるまでの時間に加え、更にその時間の25%分だけ余分に研磨を行い、ラインアンドスペース部(ライン10μm、スペース10μm)の段差を、接触式段差計DektakV320Si(Veeco社製)で測定した。
Figure 2010192556
○花王製ペレックスSSL:主成分はアルキル部分がドデシル
表1に示す結果から、実施例1〜8に示すように、高い研磨速度においてもディッシングを抑制できた。(A)/(B)濃度比および(A)+(B)濃度の和が好ましい範囲において特に高い研磨速度でディッシングを抑制できた。

Claims (10)

  1. 化学的機械的研磨に用いられ、以下(A)〜(D)を含む金属用研磨液:
    (A)下記一般式(1)で表される化合物、
    (X1)n−L 一般式(1)
    (一般式(1)中、X1は、少なくとも一つの窒素原子を含有するヘテロ環を含む基を表し、nは2以上の整数で、Lは二価以上の連結基を表す。ただし、n個のX1はそれぞれ同じでも異なっていても良い。)
    (B)1,2,3,4−テトラゾール、5−アミノ−1,2,3,4−テトラゾール、5−メチル−1,2,3,4−テトラゾール、1,2,3−トリアゾール、4−アミノ−1,2,3−トリアゾール、4,5−ジアミノ−1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾールおよびベンゾトリアゾールから選択される少なくとも一つの化合物、
    (C)酸化剤、および
    (D)有機酸。
  2. 前記一般式(1)中、Lで表される連結基が、ウレイド基、アミド基およびエーテル基、からなる群から選ばれる少なくとも1つの基を含有することを特徴とする請求項1に記載の金属用研磨液。
  3. 前記一般式(1)中、Xで表されるヘテロ環が、テトラゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアゾール、もしくは、ベンゾトリアゾールであることを特徴とする請求項1または2に記載の金属用研磨液。
  4. 下記一般式(2)で表される界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属用研磨液:
    2−Ar−O−Ar−SO3 -+ 一般式(2)
    (一般式(2)中、R2は、炭素数8〜20の直鎖または分岐のアルキル基を表し、Arは、アリール基を表し、M+は、水素イオン、アルカリ金属イオン、またはアンモニウムを表す。)
  5. さらにコロイダルシリカを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の金属用研磨液。
  6. 前記コロイダルシリカが、一次粒子径20〜40nm、且つ、平均会合度が2以下のコロイダルシリカであることを特徴とする請求項5に記載の金属用研磨液。
  7. 前記有機酸が、アミノ酸であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の金属用研磨液。
  8. 研磨パッドを載置する研磨定盤を回転させ、請求項1〜7のいずれかに記載の金属用研磨液を研磨パッドに供給し、被研磨体の被研磨面を該研磨パッドに接触させつつ相対運動させて被研磨体を研磨することを特徴とする化学的機械的研磨方法。
  9. 前記被研磨体が銅または銅合金の配線および・または電極を有する基板である請求項8に記載の化学的機械的研磨方法。
  10. 請求項9に記載の化学的機械的研磨方法で製造された銅または銅合金の配線および・または電極を有する基板。
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