JP2010190992A - プロセスユニット及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスユニットを画像形成装置に装着する際に、未使用のものが使用済みであると誤検知されることを確実に防止する。
【解決手段】プロセスユニット11が、未使用であることを示す第1の位置と、使用済みであることを示す第2の位置との間を移動可能な使用状態表示部材52と、使用状態表示部材を第1の位置に係止するとともに、プロセスユニット装着時に係止を解除するシャッタ部材63と、第1の位置と第2の位置との間に位置する第3の位置において使用状態表示部材に係合可能に設けられ、プロセスユニット装着時に、画像形成装置からの動力により駆動されて使用状態表示部材を第3の位置から第2の位置に向けて移動させるギア61とを備えた構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、感光体や現像器などを筐体に組み込んでユニット化したプロセスユニット及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスにより記録紙に画像を形成する画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ、複写機、及び複合機など)においては、感光体、帯電器、現像器、トナー収納部、廃トナー収納部、及びクリーナなどの消耗部品を筐体に組み込んでユニット化したプロセスユニットを、装置本体に対して着脱自在に設けたものが普及している。この種のプロセスユニットを用いることで、オペレータは各消耗部品の交換時の取り扱いが容易となる。その一方で、プロセスユニットが新品であるか否かの判断が困難な場合があり、使用済みのプロセスユニットを誤って装置に再装着したり、新品のプロセスユニットを使用できないと判断してしまったりするというトラブルが生じていた。
そこで、例えば、プロセスユニットに、上下一対の遮蔽部材を有する移動部材を設ける一方、装置本体側に、移動部材の上下移動にともなってその検知光路が遮蔽部材により遮蔽または開放されるフォトインタラプタを設け、上記移動部材は、プロセスユニットが新品である場合には、そのラック部がトナー回収部材の軸に設けられたギアに噛み合った状態で第1の位置に置かれるとともに、プロセスユニットの装着後に上記ギアが回転駆動されることで第2の位置(プロセスユニットが使用済みであることを示す位置)に送られ、プロセスユニットの装着後にフォトインタラプタが発生する信号(すなわち、検知光路の遮蔽または開放)に基づき、プロセスユニットが新品であるか否かを判定するようにした画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
また、例えば、プロセスユニットが、装置本体側からの動力で回転駆動されるギアと、このギアと噛み合った状態で初期位置(プロセスユニットが新品であることを示す位置)から不可逆位置(プロセスユニットが使用済みであることを示す位置)まで移動する可動部材と、可動部材を不可逆位置に保持するように付勢するバネと、可動部材が初期位置にある場合に、フォトセンサによって検知可能な反射板とを備え、プロセスユニットが装置本体に装着された際に、フォトセンサが反射板を検知可能か否かにより、プロセスユニットが新品であるか否かを判定するようにした画像形成装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平7−160173号公報 特開2006−163304号公報
上記特許文献1に記載された従来技術では、第2の位置に一旦移動させた移動部材を、第1の位置側に再び移動させようとすると、所定の負荷抵抗を有するギアによりラック部の移動が規制されるため、使用済みのプロセスユニットが誤って新品として取り付けられることが防止される。しかしながら、新品のプロセスユニットは、その移動部材のラック部がトナー回収部材の軸に設けられたギアに噛み合った状態にあるため、輸送時における振動や落下、或いは交換作業時等における周辺部材との不適切な係合等によりギアが回転してしまうと、移動部材が第1の位置から第2の位置に移動し、画像形成装置に対する装着時に使用済みであると誤検知されてしまうという問題があった
また、上記特許文献2に記載された従来技術では、不可逆位置に移動した可動部材は、ギアとの噛み合いが解除された状態でバネの付勢力により保持されるため、再びギアと噛み合うことはなく、使用済みのプロセスユニットが誤って新品として取り付けられることが防止される。しかしながら、新品のプロセスユニットは、その可動部材が装置本体側からの動力で回転駆動されるギアに噛み合った状態にあるため、輸送時における振動や落下、或いは交換作業時等における周辺部材との不適切な係合等によりギアが回転してしまうと、移動部材が初期位置から不可逆位置に移動し、画像形成装置に対する装着時に使用済みであると誤検知されてしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、画像形成装置への装着の際に、未使用のものが使用済みであると誤検知されることを確実に防止するプロセスユニット及びこれを備えた画像形成装置を提供することを主目的とする。
本発明のプロセスユニットは、感光体、帯電器、現像器、トナー収納部、廃トナー収納部、及びクリーナのうちの少なくとも1つを有し、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられたプロセスユニットであって、前記プロセスユニットが未使用であることを示す第1の位置と、前記プロセスユニットが使用済みであることを示す第2の位置との間を移動可能な使用状態表示部材と、前記使用状態表示部材を前記第1の位置に係止するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に前記係止を解除する第1の移動規制部材と、前記第1の位置と前記第2の位置との間にある第3の位置で前記使用状態表示部材に係合するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、当該使用状態表示部材を前記第3の位置から前記第2の位置に向けて駆動する駆動部材とを備えたことを特徴とする。
このように本発明によれば、未使用のプロセスユニットの画像形成装置への装着前は、使用状態表示部材は、第1の移動規制部材によって第1の位置に係止されて駆動部材と非係合状態にあるため、第1の移動規制部材の規制が誤って解除され、かつ駆動部材が誤って駆動されない限りは、輸送時や交換作業時等において第2の位置に移動することはない。従って、プロセスユニットの画像形成装置への装着の際に、未使用のプロセスユニットが使用済みであると誤認されることを確実に防止できるという優れた効果を奏する。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、感光体、帯電器、現像器、トナー収納部、廃トナー収納部、及びクリーナのうちの少なくとも1つを有し、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられたプロセスユニットであって、前記プロセスユニットが未使用であることを示す第1の位置と、前記プロセスユニットが使用済みであることを示す第2の位置との間を移動可能な使用状態表示部材と、前記使用状態表示部材を前記第1の位置に係止するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に前記係止を解除する第1の移動規制部材と、前記第1の位置と前記第2の位置との間にある第3の位置で前記使用状態表示部材に係合するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、当該使用状態表示部材を前記第3の位置から前記第2の位置に向けて駆動する駆動部材とを備えた構成とする。
この構成によると、未使用のプロセスユニットの画像形成装置本体への装着前は、使用状態表示部材は、第1の移動規制部材によって第1の位置に係止されて駆動部材と非係合状態にあるため、第1の移動規制部材の規制が誤って解除され、かつ駆動部材が誤って駆動されない限りは、輸送時や交換作業時等において第2の位置に移動することはない。従って、プロセスユニットの画像形成装置本体への装着の際に、未使用のプロセスユニットが使用済みであると誤認されることを確実に防止できる。
また、第2の発明は、前記第1の移動規制部材は、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、当該画像形成装置本体に設けられた係合部材と係合することにより、前記使用状態表示部材を前記第1の位置に係止する初期位置から、前記係止を解除する解除位置に移動する構成とすることができる。
この構成によると、画像形成装置本体に設けられた係合部材との係合により第1の移動規制部材の係止が解除されるため、プロセスユニットの画像形成装置本体への装着の際に、使用状態表示部材の係止を容易に解除することが可能となる。
また、第3の発明は、 前記第1の移動規制部材は、前記廃トナー収納部から廃トナーを装置本体側に送る廃トナー排出管を開閉するシャッタ部材であり、前記係合部材は、前記廃トナー通路に接続される廃トナー輸送管である構成とすることができる。
この構成によると、廃トナー収納部を備えたプロセスユニットにおいて、プロセスユニットの画像形成装置本体への装着の際に、使用状態表示部材の係止を容易に解除することが可能となる。
また、第4の発明は、前記第1の移動規制部材を前記初期位置に向けて付勢する第1の付勢部材を更に備えた構成とすることができる。
この構成によると、第1の付勢部材の付勢により、輸送時や交換作業時等に第1の移動規制部材が解除位置に移動することが防止されるため、プロセスユニットの画像形成装置本体への装着の際に、未使用のプロセスユニットが使用済みであると誤認されることをより確実に防止できる。
また、第5の発明は、前記使用状態表示部材を前記第1の位置から前記第3の位置に向けて付勢する第2の付勢部材を更に備えた構成とすることができる。
この構成によると、第2の付勢部材の付勢により、第1の移動規制部材の係止が解除された後に使用状態表示部材が再び第1の位置に戻ることが防止されるため、第3の位置において駆動部材を使用状態表示部材に対して確実に係合させることが可能となる。
また、第6の発明は、前記使用状態表示部材を前記第2の位置に係止する第2の移動規制部材を更に備えた構成とすることができる。
この構成によると、第2の移動規制部材により、第2の位置に移動した後の使用状態表示部材が再び第1の位置側に戻ることが防止されるため、使用状態表示部材を第2の位置に確実に保持することが可能となる。従って、画像形成装置本体に一旦装着されたプロセスユニットが未使用であると誤認されることを防止できる。
また、第7の発明は、前記駆動部材および前記第1の付勢部材は、前記画像形成装置本体に対する前記プロセスユニットの装着方向の手前側に配置された構成とすることができる。
この構成によると、駆動部材および第1の付勢部材を奥側に配置する場合に比べて、装置構成を簡略化することが可能となるため、装置の組み立て工数やメンテナンス工数を低減し、装置コストを低減することが可能となる。
また、第8の発明は、上記第1から第7の発明のいずれかに係るプロセスユニットを備えた画像形成装置とする。
また、第9の発明は、前記第2の位置にある前記使用状態表示部材を検出するセンサを備え、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、前記センサの出力が前記使用状態表示部材を検出しない状態から検出する状態に変化した場合に、前記プロセスユニットを未使用であると判定する構成とすることができる。
この構成によると、画像形成装置において、使用状態表示部材を検出するセンサを利用することにより、プロセスユニットが未使用であるか否かを確実に判定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置1は、帯電、露光、現像、転写、及び定着の各プロセスを経て用紙に画像を形成する画像形成部2を備え、この画像形成部2には、給紙カセット3に収容された用紙Sが用紙搬送部4を介して逐次送り込まれ、画像形成部2にて所要の画像が形成された用紙Sが排紙部5に排出される。画像形成装置1の各部の処理は、制御部6によって統括的に制御される。
画像形成部2は、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の各色ごとのトナー像を形成する複数のプロセスユニット11〜14と、この各プロセスユニット11〜14内の各感光体ドラム(像担持体)11a〜14aの作像面に対して露光用の光束を走査するレーザ・スキャニング・ユニット(以下LSUという)16と、各プロセスユニット11〜14内の各感光体ドラム11a〜14a上に作像された各色ごとのトナー像が順次転写されて合成される中間転写ベルト17とを有し、各色ごとの感光体ドラム11a〜14aが中間転写ベルト17に沿って並んで配置されたタンデム型の構造となっている。
各プロセスユニット11〜14内では、各帯電器11b〜14bにより均一に帯電させた各感光体ドラム11a〜14aの作像面に対してLSU16から露光用の光束が走査されることで静電潜像が形成され、この各感光体ドラム11a〜14aの静電潜像が、各現像器11c〜14cから供給される各色のトナーで現像されて各色ごとの単色トナー像が各感光体ドラム11a〜14aの作像面に形成される。感光体ドラム11a上に残留するトナーは、クリーナ11d〜14dによって清掃される。
中間転写ベルト17は、駆動ローラ21、従動ローラ22に巻き掛けられており、この中間転写ベルト17の内側には、中間転写ベルト17を加圧して各感光体ドラム11a〜14a上のトナー像を中間転写ベルト17に転写する各色ごとの1次転写ローラ24〜27が設けられている。また中間転写ベルト17の端部側方には、中間転写ベルト17上のトナー像を用紙Sに転写する2次転写ローラ28が配設されている。この2次転写ローラ28によりトナー像が転写された用紙Sは、定着器19に搬送されて熱及び圧力によりトナー像を用紙Sに定着させる処理が行われる。
図2はプロセスユニットの平面図であり、図3は図2中のIII−III線断面図であり、図4はプロセスユニットの一端側を示す斜視図である。プロセスユニット11(以下、プロセスユニット12〜14も同様)は、感光体ドラム11a、帯電器11bと、及びクリーナ11dが組み込まれた状態で一体化されている。
帯電器11bは、図3に示すように、感光体ドラム11aの外周面に接触した帯電ローラ31に所要の帯電電圧を印加することで感光体ドラム11a上に均一な電荷を与える。これにより、LSU16(図1参照)によりレーザ光が感光体ドラム11a上で走査されると、光電変換作用により感光体ドラム11a上に静電潜像が形成される。帯電ローラ31には、その表面に付着したトナーや埃などを除去するためのクリーニングローラ32が付設されている。
クリーナ11dは、感光体ドラム11aの表面に当接し、1次転写後にその表面に残留したトナーを拭き取って回収するクリーニングブレード41と、回収されたトナーを搬送する搬送スクリュー42とを有している。搬送スクリュー42によって搬送される廃トナーは、廃トナー排出管43(図2参照)を通して画像形成装置体(以下、装置本体という。)1a側に送られる。
プロセスユニット11は、装置本体1aに対して着脱自在に設けられ、その装着時には装置本体1aに対して図2中の矢印で示す方向(以下、装着方向という。)に挿入される。プロセスユニット11の装着方向の手前側に設置されたハウジング50内には、プロセスユニット11が未使用(すなわち、新品や使用可能な再生品)であるか否かを判別するための使用状態確認機構51(図5〜図10参照)が設けられている。使用状態確認機構51は、ハウジング50から出没自在に設けられた使用状態表示部材52を有しており、その出没状態によりプロセスユニット11が未使用であるか否かを確認可能とする。
次に、図5〜図10を参照して未使用のプロセスユニットにおける使用状態確認機構の動作を説明する。図5は装置本体への装着途中のプロセスユニットの要部平面図であり、図6は図5中のVI−VI線断面図であり、図7は装置本体への装着完了直後のプロセスユニットの要部平面図であり、図8は図7中のVIII−VIII線断面図であり、図9は装置本体への装着完了後に規定時間が経過した後のプロセスユニットの要部平面図であり、図10は図9中のX−X線断面図である。なお、図5,図7,及び図9では、使用状態確認機構51の動作を示すためにハウジング50は省略してある。また、以下では、方向を示す用語は、図5、図7、図9中に示す上下、左右の方向に対応するものとする。
プロセスユニット11が装着される装置本体1a側には、使用状態表示部材52を検出する透過型フォトセンサ55と、その上端側が廃トナー排出管43に接続される廃トナー輸送管56とが設置されている。図6に示すように、透過型フォトセンサ55は、所定間隔をもって対向配置された発光部57と受光部58とを有する。図示を省略した廃トナー輸送管56の下端側は、装置本体1aに設置された廃トナー収容器(図示せず)に接続されている。
使用状態確認機構51において、使用状態表示部材52は、感光体ドラム11aの右端に設けられたギア(駆動部材)61に対して噛み合うことが可能な歯を有する噛合片62を備えている。使用状態表示部材52は、プロセスユニット11が未使用であることを示す第1の位置(図5及び図6参照)と、プロセスユニット11が使用済みであることを示す第2の位置(図9及び図10参照)との間を上下方向に移動可能に設けられている。また、使用状態表示部材52は、第1の位置と第2の位置との間に位置する第3の位置(図7及び図8参照)において、その噛合片62がギア61に対して噛み合う。
図5及び図6に示すように、装置本体1aへの装着途中(装着前も同様)のプロセスユニット11では、第1の位置にある使用状態表示部材52は、その中間部に接続されたバネ(第2の付勢部材)65によって上方に付勢された状態で、その下端に設けられた係止溝66が、シャッタ部材63に設けられた規制爪68によって係止されている。シャッタ部材63は、その左右方向の移動により廃トナー排出管43の管路を開閉する。図5及び図6において、シャッタ部材63は、その左端部に接続されたバネ(第1の付勢部材)69によって左方向に付勢された状態で、廃トナー排出管43の管路を閉鎖する閉鎖位置(初期位置)にある。また、使用状態表示部材52の噛合片62は、ギア61とは噛み合わずにその下方に離間されている。
使用状態表示部材52は、バネ65により上方に付勢されているため、規制爪68による係止が解除された後は第3の位置に移動する。従って、使用状態表示部材52は、第3の位置においてその噛合片62がギア61に対して確実に係合するとともに、再び第1の位置に戻ることが防止される。シャッタ部材63は、バネ69により左方向に付勢されているため、輸送時や交換作業時等に右方向に移動して開放されることが防止される。
プロセスユニット11は、図5及び図6の状態から更に左方向に挿入されることで、図7及び図8に示す装着完了位置に移動する。このとき、シャッタ部材63は、プロセスユニット11とともに左方向に移動するが、その移動途中において、開口部63aの右側に突設されたブロック片71が廃トナー輸送管56のフランジ部56bに当接すると、その移動が規制される。この状態でプロセスユニット11がさらに左方向に移動すると、シャッタ部材63は、右方向に相対移動し、図7に示すように、廃トナー排出管43の管路を開放する開放位置(解除位置)まで到達する。
シャッタ部材63の開放位置への移動により、使用状態表示部材52は、規制爪68による係止溝66の規制が解除され、バネ65の付勢力により第3の位置まで上方に移動する。これにより、図8に示すように、噛合片62が静止状態のギア61に噛み合い、使用状態表示部材52の更なる上方への移動が規制される。また、廃トナー排出管43の管路は廃トナー輸送管56の管路と連通する。
プロセスユニット11の装着完了がすると、装置本体1a側に設置された感光体駆動モータ(図示せず)が作動し、ギア61(すなわち、感光体ドラム11a)が図8中の矢印方向に回転駆動される。このとき、ギア61に噛み合った噛合片62は、ギア61の回転により上方に送られる。そして、最終的にギア61と噛合片62との噛み合いが解除されると、図9及び図10に示すように、使用状態表示部材52は、バネ65の付勢力により上方に押されて第2の位置まで移動する。
これにより、使用状態表示部材52の上端に設けられた遮蔽部52aは、ハウジング50の開口50aを通って、透過型フォトセンサ55の発光部57と受光部58との間に進入し、発光部57から受光部58への光を遮る(すなわち、フォトセンサ55によって使用状態表示部材52が検出される)。また、このとき、使用状態表示部材52の側部から斜め下方に延設された係止爪72が、ハウジング50の内壁に固定された係止突起(第2の移動規制部材)73の上縁に係止され、使用状態表示部材52の下方(すなわち、第1,第3の位置側)への移動が規制される。
このように、係止爪72に対する係止突起73の係止と、上記使用状態表示部材52に対するバネ65の付勢とが相俟って、第2の位置に移動した使用状態表示部材52が再び第1の位置側に戻ることが確実に防止される。従って、画像形成装置1に一旦装着されたプロセスユニット11が未使用であると誤認されることはない。
また、使用状態確認機構51を構成するギア61やバネ65等は、画像形成装置1に対するプロセスユニット11の装着方向の手前側に配置されるため、これらを奥側に配置する場合に比べて、装置構成を簡略化することが可能となり、装置の組み立て工数やメンテナンス工数を低減し、装置コストを低減することが可能となる。
図11はプロセスユニット交換時の画像形成装置の使用状態確認動作を示すフロー図であり、図12は感光体ドラムの駆動とフォトセンサからの出力信号の関係を示す図である。図11に示すように、画像形成装置1の制御部6は、所定のセンサによってプロセスユニット11の装着完了を検出すると(S101:Yes)、感光体駆動モータを作動させて感光体ドラム11aを回転駆動する(S102)。これと同時に、制御部6は、図12に示すように、透過型フォトセンサ55の出力値(第1出力値)を取得する(S103)。
その後、制御部6は、内蔵するタイマによって経過時間を計測し、規定時間(ここでは、500msec)が経過した後に(S104:YES)、透過型フォトセンサ55の出力値(第2出力値)を再び取得する(S105)。この規定時間は、第3の位置にある使用状態表示部材52が、感光体ドラム11aの回転駆動により第2の位置に移動する時間よりも長く設定される。
次に、制御部6は、取得したフォトセンサ55の第1出力値および第2出力値が、受光部58への光が遮断されていないことを示すL信号(ロー信号)と受光部58への光が遮断されていることを示すH信号(ハイ信号)とのいずれであるかに基づき、プロセスユニット11が未使用であるか否かを判断する(S106〜S110)。
すなわち、図12にも示すように、プロセスユニット11が未使用品の場合、透過型フォトセンサ55の第1出力値はL信号となり(S106:NO)、また、第2出力値はH信号となる(S107:Yes)。このフォトセンサ55の出力結果に基づき、制御部6は、装着されたプロセスユニット11が未使用品であると判定する(S108)。
また、プロセスユニット11が使用済みである場合、第2位置にある使用状態表示部材52によって受光部58への光が遮断されるため、フォトセンサ55の第1出力値はH信号となる(S106:Yes)、このフォトセンサ55の出力結果に基づき、制御部6は、装着されたプロセスユニット11が使用済みであると判定する(S109)。
さらに、透過型フォトセンサ55の第1出力値および第2出力値がともにL信号である場合には(S106:NO、S108:NO)、制御部6は、プロセスユニット11が装着されていない、或いはプロセスユニット11の装着に異常が発生したと判定する(S110)。
このように、プロセスユニット11では、画像形成装置1への装着前は、使用状態表示部材52が、規制爪68によりギア61と噛み合わない第1の位置に係止されるため、規制爪68の規制が誤って解除され、かつギア61が誤って駆動されない限りは、輸送時や交換作業時等において第2の位置に移動することはない。従って、プロセスユニット11の画像形成装置1への装着の際に、未使用のプロセスユニット11が使用済みであると誤認されることを確実に防止できる。
また、シャッタ部材63と廃トナー輸送管56との係合により、使用状態表示部材52に対する規制爪68の規制を解除する構成としたため、画像形成装置1への装着の際に、未使用のプロセスユニット11が使用済みであると誤認されることをより確実に防止できる。
本発明に係るプロセスユニット及びこれを備えた画像形成装置は、プロセスユニットの画像形成装置への装着の際に、未使用のものが使用済みであると誤検知されることを確実に防止することができ、感光体や現像器などを筐体に組み込んでユニット化したプロセスユニット及びこれを備えた画像形成装置として有用である。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図 実施形態に係るプロセスユニットの平面図 図2中のIII−III線断面図 実施形態に係るプロセスユニットの一端側を示す斜視図 装置本体への装着途中のプロセスユニットの要部平面図 図5中のVI−VI線断面図 装置本体への装着完了直後のプロセスユニットの要部平面図 図7中のVIII−VIII線断面図 装置本体への装着完了後に規定時間が経過した後のプロセスユニットの要部平面図 図9中のX−X線断面図 実施形態に係るプロセスユニット交換時の画像形成装置の使用状態確認動作を示すフロー図 感光体ドラムの駆動とフォトセンサからの出力信号の関係を示す図
1 画像形成装置
6 制御部
11 プロセスユニット
11a 感光体ドラム
11b 帯電器
11d クリーナ
31 帯電ローラ
32 クリーニングローラ
41 クリーニングブレード
42 搬送スクリュー
43 廃トナー排出管
50 ハウジング
50a 開口
51 使用状態確認機構
52 使用状態表示部材
52a 遮蔽部
55 フォトセンサ
56 廃トナー輸送管(係合部材)
57 発光部
58 受光部
61 ギア(駆動部材)
62 噛合片
63 シャッタ部材(第1の移動規制部材)
65 バネ(第2の付勢部材)
66 係止溝
68 規制爪
69 バネ(第1の付勢部材)
71 ブロック片
72 係止爪
73 係止突起(第2の移動規制部材)

Claims (9)

  1. 感光体、帯電器、現像器、トナー収納部、廃トナー収納部、及びクリーナのうちの少なくとも1つを有し、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられたプロセスユニットであって、
    前記プロセスユニットが未使用であることを示す第1の位置と、前記プロセスユニットが使用済みであることを示す第2の位置との間を移動可能な使用状態表示部材と、
    前記使用状態表示部材を前記第1の位置に係止するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に前記係止を解除する第1の移動規制部材と、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間にある第3の位置で前記使用状態表示部材に係合するとともに、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、当該使用状態表示部材を前記第3の位置から前記第2の位置に向けて駆動する駆動部材と
    を備えたことを特徴とするプロセスユニット。
  2. 前記第1の移動規制部材は、前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、当該画像形成装置本体に設けられた係合部材と係合することにより、前記使用状態表示部材を前記第1の位置に係止する初期位置から、前記係止を解除する解除位置に移動することを特徴とする、請求項1に記載のプロセスユニット。
  3. 前記第1の移動規制部材は、前記廃トナー収納部から廃トナーを装置本体側に送る廃トナー排出管を開閉するシャッタ部材であり、前記係合部材は、前記廃トナー通路に接続される廃トナー輸送管であることを特徴とする、請求項2に記載のプロセスユニット。
  4. 前記第1の移動規制部材を前記初期位置に向けて付勢する第1の付勢部材を更に備えたことを特徴とする、請求項3または請求項4に記載のプロセスユニット。
  5. 前記使用状態表示部材を前記第1の位置から前記第3の位置に向けて付勢する第2の付勢部材を更に備えたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロセスユニット。
  6. 前記使用状態表示部材を前記第2の位置に係止する第2の移動規制部材を更に備えたことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のプロセスユニット。
  7. 前記駆動部材および前記第1の付勢部材は、前記画像形成装置本体に対する前記プロセスユニットの装着方向の手前側に配置されたことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載のプロセスユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のプロセスユニットを備えた画像形成装置。
  9. 前記第2の位置にある前記使用状態表示部材を検出するセンサを備え、
    前記プロセスユニットが前記画像形成装置本体に装着された際に、前記センサの出力が前記使用状態表示部材を検出しない状態から検出する状態に変化した場合に、前記プロセスユニットを未使用であると判定することを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
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