JP2009080477A - トナーカートリッジの着脱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】1回のレバー操作でトナーカートリッジを外すことができるトナーカートリッジの脱着構造を提供すること。
【解決手段】プリンタのトナーカートリッジの装着時に操作レバー66の第1の回動位置でかつロック部材114は第1のスライド位置で、係止部が係合部を係止し、操作レバー66の第3の回動位置で、ロック部材114は第1のスライド位置から第2のスライド位置にスライドさせる摺動手段によって、係止部が係合部の係止を解除するようにした。摺動手段は、カム部材50を設け、カム部材50が操作レバー66の第3の回動位置でロック部材114を第2のスライド位置に移動させるようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ及びこれらの複合機に備えられている現像装置にトナーを補給するためのトナーカートリッジの着脱構造に関する。
画像形成装置の現像装置においては、現像の遂行に応じてトナーが消費され、現像室内にトナーを適宜に補給することが必要である。そこで、通常、現像ハウジングにトナーカートリッジを着脱自在に装着し(図3参照)、かかるトナーカートリッジから現像室にトナーを補給するようにしている。
図16は、従来のトナーカートリッジのロック構造を示している。図中に示すロック手段112のロック部材114、操作レバー66は、各々単独で操作される。ロック手段112は、スライドレバー116でロック部材114の長手方向へスライドが可能であり、このロック部材114に図示しないトナーカートリッジの外表面に形成されているフック196(図9の符合196参照)が係止される。
すなわち、トナーカートリッジの装着時に、フック196(トナーカートリッジは図示せず)が係合部120に形成した傾斜面120aを介して上方から下方に押し込まれ、フック196が傾斜面120aを乗り越えて係合部120の底面に係止され、トナーカートリッジは現像ハウジングにロックされる。
トナーカートリッジのロックを解除するときは、ロック部材114の本体部から上方に突出しているスライドレバー116をスライドさせることによって、フック196と係合部120との係合を解除してからトナーカートリッジを取り外すことができる。又、トナーカートリッジの補給口の開閉動作は、操作レバー66に設けられるアーム68で行われ、トナーカートリッジのロック動作とは個別に行われる。
特開2001−235933号公報
トナーカートリッジを取り外すときには、トナーが飛散することなく行われることが必要であり、そのため、トナーカートリッジを外すときに、シャッタを閉塞し、トナーカートリッジのロックを外す、複数の操作が必要となっている。
図16に示すシャッタ開閉部材67がトナーカートリッジのシャッタに連結されているシャッタを開閉し、図16の(a)に示すようにシャッタ開閉部材67の直立(起立)した状態で、シャッタが閉状態となり、図16の(b)に示すシャッタ開閉部材67の傾倒した状態でシャッタが開状態となる。シャッタ開閉部材67を回転させるためには、アーム68を操作して操作レバー66を回動させることによって行う。したがって、トナーカートリッジを外すには、操作レバー66を図16の(b)に示す位置から、図16の(a)に示す位置に回動させ、さらにスライドレバー116をスライドさせて、ロック部材114の長手方向に突出した係止部120とフック196との係合を解除する2レバー操作方式である。
このように、トナーカートリッジの取り外し操作が複数になると、ユーザが手順を誤って誤操作を引き起こすことがあり、これを防止するため、画像形成装置に操作手順を明記したラベル等を貼る必要がある。
また、トナーカートリッジを取り外すには、ユーザは一方の手でトナーカートリッジの一端を掴み、他方の手でトナーカートリッジの他端を掴もうとするため、ロック部材114のスライドレバー116をスライドさせることが困難でもある。
さらに、トナーカートリッジを脱着する機構は、トナー供給口を精度よく固定するために、トナー供給口、すなわちシャッタ近傍に配置されることが多い。この場合、通常のレイアウトでは装置本体の奥側に配置されることになる。したがって、この機構をレバー操作にて動作させる場合は、奥側での操作となって操作性が悪くなる。
本発明はこのような事情に鑑みてされたものであって、1回のレバー操作でトナーカートリッジのシャッタを閉じてかつロック部材のロックを外すことができるようにするトナーカートリッジの脱着構造を提供することを目的とする。
本発明のトナーカートリッジの着脱構造は、上記目的を達成するために、画像形成装置に設けられる装着部に着脱可能に装着されるトナーカートリッジにおいて、前記トナーカートリッジがトナー供給を行う排出開口の開閉シャッタの開閉動作と、前記トナーカートリッジを前記装着部に係止されたロック部材のロック解除動作とを一つの操作レバーで操作し、前記トナーカートリッジを前記装着部から離脱させるときに、前記開閉シャッタの閉動作終了後に前記ロック部材のロック解除動作を開始させるようにした。
上記トナーカートリッジの着脱構造の前記装着部には、前記トナーカートリッジの装着方向に対して直角方向へスライド可能で、前記装着部に形成された係合部を係止させる係止部を設けた前記ロック部材と、前記開閉シャッタと連結されてシャッタの開閉時に開閉シャッタと協働するシャッタ開閉部材と、該シャッタ開閉部材を回転させて前記開閉シャッタを開閉する前記操作レバーとを備えることができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記トナーカートリッジが前記装着部に装着された状態では、前記操作レバーは第1の回動位置で、前記トナーカートリッジの前記開閉シャッタは前記排出開口を開状態とし、前記操作レバーの第2の回動位置で、前記トナーカートリッジの前記排出開口を前記開閉シャッタが閉状態とし、前記ロック部材には、前記トナーカートリッジを前記現像ハウジングに対してロック状態を可能にする第1のスライド位置から、前記トナーカートリッジを前記現像ハウジング対してロック解除する第2のスライド位置へ移動させるスライド手段が設けられ、該スライド手段は、前記操作レバーが第1の回動位置から第2の回動位置を超える第3の回動位置で、前記ロック部材を前記第1のスライド位置から前記第2のスライド位置に移動させることができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記ロック部材の一端部の前記操作レバーに臨む位置には入力部材を設け、前記操作レバーには、該操作レバーと協働して該操作レバーの第3の位置で、前記ロック部材の他端側へ前記入力部材を押圧移動させて、前記係合部と前記係止部の係合を解除する位置に前記ロック部材をスライドさせるカム部材を備えることができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造の前記操作レバーの外周部には、前記シャッタ開閉部材に形成した歯車を回転させて前記開閉シャッタを開閉させる歯車領域と、該歯車領域に連続し前記開閉シャッタを閉塞させた状態で前記シャッタ開閉部材の歯車と非係合状態にある歯車レス領域と、該歯車レス領域の終端位置に対応させて前記カム部材を回転させるカム駆動部を形成することができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記操作レバーの歯車領域の歯車レス領域側にある歯車の歯の終端位置に前記開閉部材の歯車領域の歯車が乗り越えない突部を形成することができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記カム部材の前記入力部材の押圧移動時に、前記カム部材が前記ロック部材をスライドさせることができる最大スライド長に到達するのを抑制するスライド抑制手段を設けることができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記スライド抑制手段は、前記ロック部材の他端部側の端面と、前記ロック部材を収容し、前記端面に対向する収容部の壁面とすることが好ましい。
上記トナーカートリッジの着脱構造は、前記操作レバーの前記歯車領域と前記歯車レス領域に対して、前記カム駆動部を前記操作レバーの軸方向外側へオフセットすることができる。
上記トナーカートリッジの着脱構造の前記カム部材には、前記ロック部材をスライドさせる出力傾斜面を形成するとともに前記ロック部材の一端部には前記出力傾斜面に当接する入力部を形成し、前記出力傾斜面が前記入力部を摺動して、前記ロック部材をスライドさせることができる。
本発明のトナーカートリッジの脱着構造は、ロック部材を第1のスライド位置から第2のスライド位置に移動させるカム部材を備え、操作レバーを前記第2の回動位置よりもさらに回動させた第3の回動位置への回動によって、前記カム部材が前記ロック部材を前記トナーカートリッジのロック解除方向へ移動させるようにしたので、従来のように2つの操作レバーを作動させることなく、操作レバーの1回の操作によって、トナーカートリッジを現像ハウジングから離脱させることができる。また、操作レバーが第1の回動位置から第2の回動位置に達したときに、カートリッジシャッタ開位置から閉位置に回転させるので、トナーカートリッジが脱着される第3の位置でも同様にシャッタが閉じ状態にあり、トナーカートリッジの脱着時にトナーを周囲に飛散させるようなことが防止される。
また、本発明のトナーカートリッジ着脱構造は、前記操作レバーの歯車領域の歯車レス領域側にある歯車の歯の終端位置に前記開閉部材の歯車領域の歯車が乗り越えない突部を形成したので、操作レバーの歯車とシャッタ開閉部材の歯車との噛合状態にズレが生じることを防止できる。
本発明のトナーカートリッジの着脱構造は、前記カム部材の前記入力部材の押圧移動時に、前記カム部材が前記ロック部材をスライドさせることができる最大スライド長に到達するのを抑制するスライド抑制手段を設けたので、ロック部材とカム部材との係合状態を常に維持させることができる。
以下、本発明に従って構成された画像形成装置のトナーカートリッジの脱着構造について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、画像形成装置としてのレーザプリンタ1(以下、単に「プリンタ1」と略称する)は、ほぼ直方体形状の装置本体としてのプリンタ本体2を備えている。なお、プリンタ本体2は図1中の右側を装置の前方として説明する。
プリンタ本体2の下部には、給紙カセット16が配設され、給紙カセット16内には、一端が軸21まわりに回動自在に支持された用紙載置板である底板22、底板22の他端を上方に押し上げる圧縮コイルばね28などが配設されている。底板22上に積層・収容された用紙Pの先端部における上面は、プリンタ本体2内に配設されたピックアップローラ23に圧接される。ピックアップローラ23は、用紙Pを給紙カセット16から搬送路15側へ引き出す役割を果たす。
搬送路15の入口には、分離ローラ対18が設けられ、下流側へ向かって、搬送ローラ対19及びレジストローラ対20が配設されている。レジストローラ対20の上流側には、搬送される用紙Pを検知することができる用紙検知センサSが配設されている。
レジストローラ対20の下流側でプリンタ本体2内のほぼ中央領域には、像担持体である感光体ドラム7が配設され、感光体ドラム7は、図1において時計方向に回転駆動される。感光体ドラム7の感光体としては、a−Si系又はOPC等が使用される。
感光体ドラム7の周囲には、主帯電ローラ8、現像装置の現像スリーブ9、転写ローラ10、クリーニングローラ11及びクリーニングブレード12、図示しない除電器などが備えられている。現像装置は、現像ハウジング39内に配設された現像スリーブ9及び現像室41、現像ハウジング39内にトナーを補給するトナーカートリッジ37を備えている(図2参照)。プリンタ本体2内の上部位置には、入力された画像情報をレーザ光に変換し、感光体ドラム7の表面に照射するレーザスキャニングユニットLSUが配設されている。
図示しない帯電バイアス電源装置により主帯電ローラ8に帯電バイアスが印加されると、感光体ドラム7の表面が一様に帯電させられる。実施形態においては正極性の帯電バイアスが印加され、感光体ドラム7の表面は一様に正帯電させられる。
現像バイアス電源装置により、現像スリーブ9に現像バイアスが印加されると、レーザスキャニングユニットLSUによって露光されることにより感光体ドラム7の表面に形成された静電潜像が現像される。実施形態においては、帯電バイアスの極性と同じ正極性の現像バイアスが印加され、磁性を有する一成分現像剤であるトナーが、感光体ドラム7の表面に形成された静電潜像に対し反転現像させられるよう構成されている。
搬送路15における感光体ドラム7の下流側には、定着装置24が配設されている。定着装置24は、熱ローラ25と、熱ローラ25に下方から圧接された圧ローラ26とを備えている。
搬送路15における定着装置24の下流側には、搬送ローラ対27が配設されている。搬送ローラ対27は、駆動ローラ30と、駆動ローラ30に圧接された従動ローラ31とを備えている。搬送ローラ対27の下流側には排出搬送路29が配設されている。排出搬送路29は、プリンタ本体2の、後壁の内側に沿って上方に延在し、上端部においてプリンタ本体2の前方側にカーブして上記排出口5に接続されている。排出搬送路29の、上下方向におけるほぼ中央位置には、搬送ローラ対32が配設され、上端(下流端)には排出ローラ対33が配設されている。搬送ローラ対32及び排出ローラ対33は、それぞれ、駆動ローラと、駆動ローラに圧接された従動ローラとで構成されている。
プリンタ本体2の上面には排紙トレイ4が形成されている。排紙トレイ4は、後方側が低く位置するように緩く傾斜した傾斜面とこの傾斜面の前方側へ続く平面とによって構成されている。排紙トレイ4は、後述するように画像形成後にシート排出口5から前方に排出されたシートを載置する。プリンタ本体2の、前面には、手差し用給紙トレイ蓋6が配設され、上端側が前方に開くように構成されている。
図2乃至図4には、本発明に従って構成されたトナーカートリッジの着脱構造の好適実施形態が図示されている。全体を番号35で示す図示の現像装置は、現像装置本体36とトナーカートリッジ37とから構成されている。
現像装置本体36は現像ハウジング39を含んでおり、現像ハウジング39は底壁42、両側壁43及び44並びに連結壁45を有する。連結壁45は、両側壁43及び44の間を延びている。現像ハウジング39の底壁42は、並列配置された3個の、横断面形状が円弧状である弧状部42a、42b及び42cを有する。弧状部42aと弧状部42bとの間には実質状鉛直に上方に延びる直立壁46が形成されており、かかる直立壁46の両側には直線状径路47a及び47bが設けられている。
図2に示す現像ハウジング39の側壁43には、図5〜図8に示す操作レバー66とシャッタ開閉部材67とが装着されている。操作レバー66は、現像ハウジング39に支持されている回動軸48を軸として回動(揺動)することができる。操作レバー66には、上方に突出するアーム68が形成され、その外周面には略90度の角度範囲に渡って存在する噛合歯70が形成されている。そして、さらに噛合歯70に隣接して、図6及び図8の(a)に示す歯車の歯のない部分であるニュートラル領域49が形成されている。
操作レバー66には、現像ハウジング39に支持される回動軸51に回動可能に配設されたシャッタ開閉部材67が併設されている。シャッタ開閉部材67の外側面には回転軸51の軸方向外側へ突出する部分が形成され、該突出部には、略90度の角度範囲に渡って存在する噛合歯72が形成されている。噛合歯72は、操作レバー66の噛合歯70と噛み合わされている。
シャッタ開閉部材67の外側面には、カム部材50がシャッタ開閉部材67の回動軸51を中心に回転可能に配設されている。カム部材50は、回動軸51を軸として回動可能であるが、シャッタ開閉部材67の回転とカム部材50の各々が独立して回転して、一体的には回動しない。カム部材50は、カム部材50の軸の半径方向外側へ突出する入力斜面50aを形成し、入力斜面50aは操作レバー66の軸方向外側に位置させている。操作レバー66には、上述したニュートラル領域49の終端位置に、噛合歯70よりも軸方向外側に突出する段差を設けた押し上げ部52を形成している。そして、操作レバー66の回動によって、入力斜面50aと押し上げ部52とが接触するように形成されている。カム部材50が入力斜面50aを形成した位置に対して周方向反対側、すなわちロック部材114の入力板114aに臨んだ位置には、出力斜面50bが形成されている。出力斜面50bは入力板114aに接し、図6の状態から、カム部材50を反時計回りに回転させると、出力斜面50bが下方へ下がり、ロック部材114を矢印方向へ移動させることができる。
なお、操作レバー66の回動動作について、図6及び図8の(a)に示すように、噛合歯70,72が噛合して、アーム68が図中における反時計回り方向へ最大に回動した位置を操作レバー66の第1の回動位置とし、図8の(b)に示すように、押し上げ部52と入力斜面50aとが当接する個所を操作レバー66の第2の回動位置とし、図7及び図8の(c)に示す押し上げ部52が入力斜面50aを押し上げ、時計回り方向へ最大に回動した位置を操作レバー66の第3の回動位置とする。
図5に示すように、シャッタ開閉部材67の内面には略U字形状の受入凹部74が形成されている。受入凹部74には弧状底面から上方に延びる係止突条76が形成されている。受入凹部74及び係止突条76の作用については、後に言及する。
図2乃至図4を参照して説明を続けると、現像ハウジング39には上面壁部材40が装着される。上面壁部材40は現像室41の上面を覆う上面壁80を有する。かかる上面壁80には幅方向に延びる細長い没入域82が形成されている。没入域82の横断面形状は弧状である。かかる没入域82には長方形のトナー受入開口60が形成されている。上面壁部材40は、図3及び図4において没入域82の左方を没入域82に沿って延びる直立壁84を有する。この直立壁84には、実質上水平に突出する一対の支持棒86が幅方向に間隔をおいて形成されている(図3及び図4には一対の支持棒86の一方のみを図示している)。
上面壁部材40には現像室シャッタ88が装着されている。現像室シャッタ88は平板状のシャッタ壁90を有する。シャッタ壁90の上面には一対の突条92が形成されている。突条92の各々の先端には被当接手段を構成する傾斜面94が形成されている。シャッタ壁90には、更に、その両端から前方に突出する一対の突起98が形成されている。
このような現像室シャッタ88は図3に図示する閉位置と、図4に図示する開位置との間を上面壁80の上面に沿って移動自在に上面壁部材40上に装着される。上面壁部材40における一対の支持棒86の各々と現像室シャッタ88における一対の突条92の延在部の各々との間には、現像室シャッタ88を閉位置に弾性的に偏倚するための、圧縮コイル100が介在されている。
現像ハウジング39に上面壁部材40が装着され、そして上面壁部材40に現像室シャッタ88が装着されている状態において、圧縮コイル100の弾性作用によって現像室シャッタ88が図3に示す閉位置に位置させられると、現像室シャッタ88の一対の突起98の先端が現像ハウジング39に形成されている直立壁102(図3)に当接され、かくして現像室シャッタ88が図3において右方に閉位置を越えて移動することが阻止される。現像室シャッタ88が閉位置に位置させられると、シャッタ壁90が上面壁部材40に形成されているトナー受入開口60を覆う。
図2に図示する如く、上面壁部材40における上面壁80の片端縁には上方に突出する直立壁106が形成されており、この直立壁106にはその上端から下方に延びる案内溝108が形成されている。上面壁80には、更に、幅方向に延びる収納壁部110が配設されている。そして、この収納壁部110にはロック手段112が収納されている。
図2乃至図4と共に図5a及び図5bを参照して説明すると、ロック手段112は幅方向に細長く延びるロック部材114を有する。ロック部材114にはその長さ方向に間隔をおいて一対のロック溝118が形成されている。
ロック溝118の各々は略L字状であり、該ロック溝118には、ロック溝118の内方へかつ横方向へ突出する係合部120を形成し、その係合部120の上部片縁は傾斜面120aが形成されている。このようなロック手段112は、図5aの実線に示すロック位置(以下、第1のスライド位置いう)と図5aの想像線(二点鎖線)に示す非ロック位置(以下、第2のスライド位置という)との間を移動自在に、収納壁部110(図2)に装着されている。収納壁部110とロック手段112の他端との間には、ロック手段112をロック位置に弾性的に偏倚するための、圧縮状態のコイルばね124(図5参照)が配設されている。
図6及び図7を参照して、ロック部材114の操作レバー66がある側の端部には、操作レバー66側に突出した入力板114aが形成されている。前述したように、入力板114aは、カム部材50の出力斜面50bに当接している。
上述した図8の(a)に示す操作レバー66の第1の回動位置から操作レバー66の時計回りの回転によって、図8の(b)に示す第2の回動位置に移動し、上述した押し上げ部52が、入力斜面50aに当接する。操作レバー66をさらに時計回り回転させると、押し上げ部52は、入力斜面50aを反時計回りに回動させる一方、出力斜面50bが反時計回りの下側へ移動(回動)するため、入力板114aが出力斜面50bの傾斜面によって案内されて、第1のスライド位置(図5のaの実線)にあるロック部材114が、カム部材50の軸方向へ該カム部材50と離れる方向へ移動する。こうして、操作レバー66が第2の回動位置から第3の回動位置に移動すると、ロック部材114が第1のスライド位置から第2のスライド位置(図5のaの想像線)に移動する。
この第3の回動位置で、操作レバー66のアーム68を離すと、コイルばね124の弾性力によって、ロック部材114が第2のスライド位置から第1のスライド位置に戻り、ロック部材114の入力板114aが出力斜面50bを押圧して、操作レバー66は第2の回動位置に戻る。
図2乃至図4と共に図9を参照して説明すると、トナーカートリッジ37はカートリッジケース126を含んでいる。カートリッジケース126は上面が開口した箱状ケース本体128とこのケース本体128に超音波溶接の如き適宜の手段によって固定される蓋体130とから構成されている。ケース本体128の底壁は横断面形状が弧状である2個の弧状部132a及び132bを有する。弧状部132aの曲率半径は比較的大きく、弧状部132bの曲率半径は比較的小さい。図9を参照することによって理解される如く、弧状部132bには下方に突出せしめられた突出域134が配設されている。突出域134には長方形のトナー排出開口136が形成されている。
図3及び図4と共に図10を参照して説明すると、カートリッジケース126内にはカートリッジシャッタ172が配設されている。図10に示す如く、カートリッジシャッタ172はシャッタ部材174と連結シャフト176とから構成されている。シャッタ部材174は円筒形状である両端部178及び180を有する、片端部178には略三角形状の突出部を有する2個のフランジ182が形成されている。シャッタ部材174の主部184は横断面形状が略200度の角度範囲に渡る弧状である。シャッタ部材174の主部184には、長方形のトナー通過開口186が形成されている。このトナー通過開口186の大きさはケース本体128に形成されている上記トナー排出開口136(図9)と実質上同一でよい。シャッタ部材174の主部184の外周面には、トナー通過開口186に沿って延びる長方形状のシール部材188(図3)が貼着されている。連結シャフト176の一端部は比較的小径にせしめられており、その外周面には複数個の係止片190が形成されている。連結シャフト176の他端部には該連結シャフト176の直径方向に延びる係止溝192が形成されている。
図9を参照して、シャッタ部材174はケース本体128の弧状部132bにおける上述した突出域134に配置され、連結シャフト176は、その一端部がケース本体128の側壁138に形成されている貫通穴を通してシャッタ部材174の片端部178内に配設される。シャッタ部材174の片端部178内には、連結シャフト176の係止片190に対応した係止片(図示していない)が形成されており、シャッタ部材174の片端部178内に連結シャフト176の一端部が挿入されると、連結シャフト176の係止片190とシャッタ部材174の係止片とが弾性的に変形することによって相互に連結される構造になっており、シャッタ部材174に連結シャフト176が固定される。係止溝192は、ケース本体128の側壁138から外方に突出するように配設されている。
図9に示すように、ケース本体128には、幅方向に間隔をおいて一対の被ロック手段194が配設されている。被ロック手段194の各々は横方向へ突出したフック196とフック196の上面の水平面198とを有する。
次に、本実施形態によるトナーカートリッジの脱着構造の作用について説明する。
図4に示すように、トナーカートリッジ37は現像装置本体36の現像ハウジング39に着脱自在に装着される。現像ハウジング39の所定位置にトナーカートリッジ37を装着する際には、図3と図4を比較参照することによって理解されるように、ケース本体128の底壁の弧状部132bにおける突出域134が、現像ハウジング39の現像室シャッタ88の一対の突条92に形成されている傾斜面94に当接し、現像室シャッタ88を図3に示す閉位置から図4に示す開位置に移動させ、現像室41のトナー受入開口60が露呈される。
図5、図8及び図9を参照して、現像装置本体36の現像ハウジング39にトナーカートリッジ37を装着する際には、操作レバー66は図8の(b)に示す第2の回動位置にあり、ロック部材114は図5の(a)の実線に示す第1のスライド位置にある。初期状態で操作レバー66が図8の(b)に示す位置にあるのは、ロック部材114のコイルばね124の付勢力が大きく、ロック部材114の端部にある入力板114aが出力斜面50bを押圧するからである。
また、シャッタ開閉部材67は、受入凹部74の係止突条76の向きが上下方向へ向いた状態となる(図5のA参照)。トナーカートリッジ37のカートリッジシャッタ172は連結シャフト176の係止溝192の向きが開口を下にして、上下方向に向いている(図9参照)。
トナーカートリッジ37におけるカートリッジシャッタ172は、図3に示す閉位置に位置しており、シール部材188がトナーカートリッジ37のトナー排出開口136を覆って、該トナー排出開口136を閉じている。
このような状態で、トナーカートリッジ37を現像ハウジング39の所要位置に装着すると、フック193が係合部120に形成した傾斜面120aを介して上方から下方に押し込まれ、被ロック手段198が傾斜面120aを乗り越えて係合部120の底面に係止され、トナーカートリッジ37の一対のフック196の各々が現像ハウジング39のロック部材114に形成されている一対の係止部120に係止されることによって、トナーカートリッジ37が現像ハウジング39にロックされる。
一方、カートリッジシャッタ172における連結シャフト176の係止溝192が形成されている端部は、現像ハウジング39における上面壁部材40の片端縁に形成されている直立壁106の案内溝108に案内されて下降し、現像ハウジング39の片端に配設されている図5の(a)に示すシャッタ開閉部材67の受入凹部74内に差し込まれる。
そして、シャッタ開閉部材67の受入凹部74に形成されている係止突条76が、カートリッジシャッタ172の連結シャフト176に形成されている係止溝192内に挿入される。
この状態では、操作レバー66は、図8の(b)の第2の回動位置にあり、トナーカートリッジ37は現像ハウジング39にロックされカートリッジシャッタ172は、閉鎖位置にある状態となる。
ここで操作レバー66を第2の回動位置から第1の回動位置に回動すると、シャッタ開閉部材67の噛合歯72は、操作レバー66の噛合歯70と噛み合わされた状態で回動し、シャッタ開閉部材67が図5の(a)に示す直立状態から図5の(b)に示すように傾倒し、カートリッジシャッタ172は図3に示す閉位置から図4に示す開位置に回転させられる。
カートリッジシャッタ172が開位置に回転すると、トナー通過開口186がトナー排出開口136と整合し、かくしてトナー排出開口136が開放される。従って、カートリッジケース126内のトナーがトナー通過開口186、トナー排出開口136及びトナー受入開口60を通して現像室41内に供給される。
カートリッジケース126内のトナーが消尽された場合には、トナーカートリッジ37を交換することが必要である。この場合には、先ず、操作レバー66を図8の(a)に示す第1の回動位置から図8の(c)に示す第3の回動位置まで回転させる。
この際、図8の(a)に示す状態では、トナーカートリッジ37のカートリッジシャッタ172は使用時における開位置にある。そして、操作レバー66の時計回りの回転によって、シャッタ開閉部材67の噛合歯72は、操作レバー66の噛合歯70との回動によって、シャッタ開閉部材67が図5の(b)に示す傾倒状態から図5の(a)に示す直立状態へ移行する回転が始まる。そして、図8の(b)に示すように、操作レバー66の時計回りの回転によって、カム部材50の入力斜面50aが、上述したニュートラル領域49の終端位置に形成した押し上げ部52と当接して、シャッタ開閉部材67が傾倒姿勢から直立姿勢となる。トナーカートリッジ37のカートリッジシャッタ172が閉状態となり、カートリッジケース126のトナー排出開口136が閉じられる。
なお、カートリッジシャッタ172の閉動作は、上述の開動作の逆の手順である。
操作レバー66が第2の回動位置を超えると、押し上げ部52は、図8の(c)に示すように、入力斜面50aを押し上げてカム部材50を反時計回りに回転させる。これによって、カム部材50の入力斜面50aと反対側の位置に形成された出力斜面50bが下側へ移動(回動)するため、出力斜面50bと当接している入力板114aが、カム部材50の出力斜面50bの傾斜面によって案内されて、第1のスライド位置に配置されているロック部材114が、カム部材50の軸方向へ該カム部材50と離れる方向へ移動し、操作レバー66が第2の回動位置から第3の回動位置に移動すると、ロック部材114が、コイルばね124の弾性力に抗して図5の(a)の想像線で示す第2のスライド位置に移動する。
すると、トナーカートリッジ37の一対の被ロック手段194のフック196の水平面198(図9参照)の各々が現像装置本体36のロック手段112に形成されている一対のロック溝118の係合部120との係合を解除し、トナーカートリッジ37を現像ハウジング39から離脱させることができる。この後、ロック部材114は、コイルばね124の弾性力によって、第1のスライド位置に戻る。
なお、操作レバー66の第2の回動位置では、トナーカートリッジ37が装着されていない状態では、図8の(b)の実線に示すように、シャッタ開閉部材67は直立状態にあり、トナーカートリッジの取り外し時では、シャッタ開閉部材67は図8の(b)の点線に示すように傾倒状態にある。
このように本実施形態によると、従来のように2つの操作レバーを作動させることなく、操作レバー66の1回のレバー操作によって、トナーカートリッジ37を現像ハウジング39から離脱させることができる。また、操作レバー66が第1の回動位置と第3の回動位置との間にある第2の位置に達したときに、カートリッジシャッタ172を閉位置に回転させるので、トナーを周囲に飛散させるようなことが防止される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、上記第1の実施形態のトナーカートリッジの脱着構造に対して、操作レバーとロック部材の一部が異なり、その他の構成は同じであるので、同一部分には、上記第1の実施形態と同じ符号を付して説明する。
図11の(a)は、本第2の実施形態の操作レバー66とその周辺のカム部材50を省略した側面図であり、図12の(a)は操作レバー66の周辺のカム部材50を装着している状態の斜視図である。
操作レバー66は、現像ハウジング39に支持されている回動軸48を軸として回動(揺動)することができる。操作レバー66には、上方に突出するアーム68が形成され、その外周面には任意の角度領域に渡って存在する噛合歯70が形成されている。そして、さらに噛合歯70に隣接して、歯車の歯のない部分であるニュートラル領域49が形成されている。
操作レバー66には、現像ハウジング39に支持されている回動軸51に回動可能に配設されたシャッタ開閉部材67が併設されている。シャッタ開閉部材67の外側面には回転軸51の軸方向外側へ突出する部分が形成され、該突出部には、略90度の角度範囲に渡って存在する噛合歯72が形成されている。噛合歯72は、操作レバー66の噛合歯70と噛合するように形成している。
操作レバー166には、上述したニュートラル領域49の終端位置に、噛合歯70よりも軸方向外側に突出する段差を設けた押し上げ部52を形成している。押し上げ部52は、噛合歯70が形成されている面よりも回動軸48の軸方向側にオフセットされ、カム部材50の入力斜面50aを押し上げることができる。
本第2の実施形態では、噛合歯70と押し上げ部52の間のニュートラル領域49が上記第1の実施形態とは異なっている。このニュートラル領域49には突部49aが形成されている。突部49aの高さは、噛合歯70の先端高さよりも低く、突部49aにカム部材50の噛合歯72が乗り上げて、シャッタ開閉部材67を回転させない高さに形成する必要がある。
図12の(a)に示す状態では、操作レバーが第1の回動位置にあり、これに対応させた図13の(a)は、ロック部材114が、該ロック部材114の一端側(入力板114a側)に戻された状態の斜視図である。また、図12の(b)に示す状態では操作レバーが第3の回動位置にある状態を示し、これに対応させた図13の(b)は、ロック部材114が、ロック部材114の他端側の最大ストローク位置にスライドされた状態の斜視図である。
図13の(a)及び(b)に示すように、ロック部材114は、現像ハウジング39の収容壁部110にその長手方向へ、スライド可能に配設されている。
操作レバー66が第3の回動位置(図12のb)にあるとき、操作レバー66によるカム部材50の反時計回りの回動によって、ロック部材114が他端側へ最大にスライドさせられた状態にある。本実施形態では、このときのロック部材114の他端側の突端部114bを、図13の(b)に示すように、収納壁部110のストッパ壁110aに当接させている。
したがって、図14に示すロック部材114の他端部の突端部114bの位置は、カム部材50によって、ロック部材114が最大にスライドさせられたときに当接する長さとし、ストッパ壁110aはロック部材114のストッパとしての役割を果たす。
図12の(a)に示すように、操作レバー66が第1の回動位置では、ロック部材114は一端側へ戻され、図13の(a)に示すように、現像ハウジング39の収納壁部114のストッパ壁110aとは、間隔を空けて配置される。
そして、ロック部材114の他端側へのスライド量は、トナーカートリッジ37に形成されている一対のフック196(図5参照)の各々がロック部材114に形成されている一対の係止部120から、解放させるストロークを必要とする。
次に、本第2の実施形態の作用について説明する。
なお、本第2の実施形態では、基本的な操作は、上記第1の実施形態における図8の(a)〜(c)と同じである。
図11の(b)は、上記第1の実施形態の操作レバー66が第2の回動位置にある状態を示し、図示の状態から時計回り方向へ回動した状態では、操作レバー66のニュートラル領域49の始端部がシャッタ開閉部材67の噛合歯72の位置にくる。シャッタ開閉部材67は、噛合歯72が操作レバー66の噛合歯70と噛合していない状態、例えば操作レバー66が第2の回動位置を越えた個所から第3の回動位置までの間では、シャッタ開閉部材67はフリーとなり、時計回りに回動できる状態となる。すなわち、噛合歯70と72との噛合が解除された状態となり、噛合歯72はニュートラル領域49と非係合状態または係合状態にあっても、ニュートラル領域49の表面をこする程度であるので、上述したように、時計回りに回動できる状態となる。
このような場合に、現像ハウジング39にトナーカートリッジ37が装着されていない状態で、メンテナンス時に操作者が誤って、シャッタ開閉部材67に触れたようなときに、シャッタ開閉部材67が傾くことがある。通常動作では起こり得ないが、そのようなシャッタ開閉部材67を回動させた状態で操作レバー66を回動させると、互いに噛み合う噛合歯70,72の噛合状態にズレが生じ、動作障害といった不具合が生じるおそれがある。本実施形態では、これを未然に防止するためのものである。
図11の(a)は、本第2の実施形態の操作レバー66が第2の回動位置にある状態を示し、この状態では、操作レバー66のニュートラル領域49の始端部がシャッタ開閉部材67の噛合歯72の端部位置にくる。この操作レバー66が第2の回動位置にあるときに、現像ハウジング39にトナーカートリッジ37が装着されていない状態である。
本実施形態では、図11の(a)に示すように、ニュートラル領域49に突部49aを形成している。このため、操作レバー66を図11の(a)の状態から、時計回りに第3の回動位置方向に回動させて、噛合歯72のニュートラル領域49側の端部にある歯72aがニュートラル領域49に載り上げる。歯72aは、ニュートラル領域49への載り上げは許容するが、ニュートラル領域49には突部49aが形成されているが、突部49aには歯が形成されていないので、シャッタ開閉部材67の図11の(a)の状態から時計回り方向への回転が阻止される。操作レバー66が第2の回動位置に戻されると、図11の(a)に示す状態となり、噛合歯70,72の噛み合いに対し位相がずれることを防止する。
図15は、ロック部材114の最大ストローク量が、カム部材50がロック部材114を他端側へスライドさせる長さよりも大きい場合を示している。このような場合、ロック部材114の入力板114aがカム部材50の出力斜面50bと離れた位置となる。通常操作ではおこりえないが、ロック部材114を、強制的に操作しさらにカム部材50を回転させたような場合に、入力板114aが出力斜面50bの上に乗り上げて、動作障害といった不具合が生じるおそれがある。
本実施形態では、図12の(a)に示すように、操作レバー66が第1の回動位置にあり、図13の(a)に示すようにロック部材114が第1のスライド位置にある。この状態から、操作レバー66を図12(b)に示すように、第1の回動位置から第3の回動位置に回動させる。
こうした操作レバー66の回動によって、操作レバー66の押し上げ部52が、カム部材50の入力斜面50aを押し上げ、入力斜面50aのほぼ180度反対側の出力斜面50bが入力板114aを押圧し、ロック部材114の他端側のX方向へスライドさせることができる。ロック部材114には、他端側に突端部114bを形成しているので、突端部114bがストッパ壁110aに当接し、それ以上のロック部材114のスライドを防止する。
したがって、ロック部材114をさらに他端側X方向へ移動させようとしても、ロック部材114のそれ以上のスライドは、ストッパ壁110aに規制されてすることができない。このロック部材114の最大スライド位置では、図12の(b)に示すように、入力部114aと出力斜面50bは係合状態にあり、この状態でカム部材50を時計回りに回動させようとしても、出力斜面50bが入力部材114aに規制されてカム部材50の回転を阻止する。その結果、出力斜面50bの上端部が入力部114aの下に潜り込むことがなくなる。
なお、出力斜面50bが反時計回りに最大移動させられた状態では、トナーカートリッジ37に形成されている一対のフック196(図5参照)の各々がロック部材114に形成されている一対の係止部120から、解放させるストロークを有するので、トナーカートリッジの装着、取り外しについては問題がない。
本発明の実施形態によるトナーカートリッジの着脱構造を採用している画像形成装置の断面図である。 図1の画像形成装置の現像装置の分解斜視図である。 図2に示す現像装置の分解断面図である。 図2に示す現像装置の断面図である。 (a)は図2に示す現像装置における操作レバー、シャッタ開閉部材及びロック手段を示し、ロック手段の実線は、該ロック手段の第1のスライド位置を示し、想像線は第2のスライド位置を示す斜視図(カム部材は省略している)、(b)は図2に示す現像装置における操作レバー、シャッタ開閉部材及びロック手段を、操作レバーが第1の回動位置にある状態で示す斜視図(カム部材は省略している)である。 図2の現像装置の操作レバーが第1の回動位置にある状態の斜視図である。 図2の現像装置の操作レバーが第3の回動位置にある状態の斜視図である。 (a)は、図2の現像装置の操作レバーが第1の回動位置にある状態(シャッタの閉状態にて)の側面図、(b)は図2の現像装置の操作レバーが第2の回動位置にある状態の断面図、(c)は図2の現像装置の操作レバーが第3の回動位置にある状態(シャッタの開状態にて)の側面図である。 図2に示す現像装置におけるトナーカートリッジの斜視図。 図2に示す現像装置におけるトナーカートリッジに配設されているカートリジシャッタの斜視図。 図11の(a)は、本発明の第2の実施形態のトナーカートリッジの着脱構造に用いられている操作レバー部周辺の側面図、図11の(b)は、上記第1の実施形態で用いられている操作レバー部周辺の側面図である。 図12の(a)は、操作レバーが第1の回動位置にある状態の斜視図、図12の(b)は操作レバーが第3の回動位置にある状態の斜視図である。 図13の(a)は、ロック部材が、該ロック部材の一端側に戻された状態の斜視図であり、図13の(b)は、本発明の第2の実施形態のロック部材が最大ストローク位置にスライドされた状態の斜視図である。 図14は、本発明の第2の実施形態のロック部材の他端側、すなわち、操作レバーがある位置と反対側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態と異なり、ロック部材の最大ストローク量が、カム部材がロック部材を他端側へスライドさせる長さよりも大きい状態の斜視図である。 (a)の実線は従来の現像装置におけるロック手段がロック位置にある状態(シャッタの閉状態にて)、想像線は従来の現像装置におけるロック手段が非ロック位置にある状態の斜視図、(b)はロック位置にある状態(シャッタの開状態にて)の斜視図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 プリンタ本体
35 現像装置
36 現像装置本体
37 トナーカートリッジ
39 現像ハウジング
49 ニュートラル領域
49a 突部
50 カム部材
50a 入力斜面
50b 出力斜面
52 押し上げ部
66 操作レバー
67 シャッタ開閉部材
110 収納壁部
110a ストッパ壁
112 ロック手段
114 ロック部材
114a 入力板
114b 突端部
118 ロック溝
120a 傾斜面
194 被ロック手段

Claims (10)

  1. 画像形成装置に設けられる装着部に着脱可能に装着されるトナーカートリッジにおいて、
    前記トナーカートリッジがトナー供給を行う排出開口の開閉シャッタの開閉動作と、前記トナーカートリッジを前記装着部に係止されたロック部材のロック解除動作とを一つの操作レバーで操作し、前記トナーカートリッジを前記装着部から離脱させるときに、前記開閉シャッタの閉動作終了後に前記ロック部材のロック解除動作を開始させることを特徴とするトナーカートリッジの着脱構造。
  2. 前記装着部には、前記トナーカートリッジの装着方向に対して直角方向へスライド可能で、前記装着部に形成された係合部を係止させる係止部を設けた前記ロック部材と、前記開閉シャッタと連結されてシャッタの開閉時に開閉シャッタと協働するシャッタ開閉部材と、該シャッタ開閉部材を回転させて前記開閉シャッタを開閉する前記操作レバーとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  3. 前記トナーカートリッジが前記装着部に装着された状態では、前記操作レバーは第1の回動位置で、前記トナーカートリッジの前記開閉シャッタは前記排出開口を開状態とし、前記操作レバーの第2の回動位置で、前記トナーカートリッジの前記排出開口を前記開閉シャッタが閉状態とし、
    前記ロック部材には、前記トナーカートリッジを前記現像ハウジングに対してロック状態を可能にする第1のスライド位置から、前記トナーカートリッジを前記現像ハウジング対してロック解除する第2のスライド位置へ移動させるスライド手段が設けられ、
    該スライド手段は、前記操作レバーが第1の回動位置から第2の回動位置を超える第3の回動位置で、前記ロック部材を前記第1のスライド位置から前記第2のスライド位置に移動させるようしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  4. 前記ロック部材の一端部の前記操作レバーに臨む位置には入力部材を設け、前記操作レバーには、該操作レバーと協働して該操作レバーの第3の位置で、前記ロック部材の他端側へ前記入力部材を押圧移動させて、前記係合部と前記係止部の係合を解除する位置に前記ロック部材をスライドさせるカム部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  5. 前記操作レバーの外周部には、前記シャッタ開閉部材に形成した歯車を回転させて前記開閉シャッタを開閉させる歯車領域と、該歯車領域に連続し前記開閉シャッタを閉塞させた状態で前記シャッタ開閉部材の歯車と非係合状態にある歯車レス領域と、該歯車レス領域の終端位置に対応させて前記カム部材を回転させるカム駆動部を形成したことを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  6. 前記操作レバーの歯車領域の歯車レス領域側にある歯車の歯の終端位置に前記開閉部材の歯車領域の歯車が乗り越えない突部を形成したことを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  7. 前記カム部材の前記入力部材の押圧移動時に、前記カム部材が前記ロック部材をスライドさせることができる最大スライド長に到達するのを抑制するスライド抑制手段を設けたことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  8. 前記スライド抑制手段は、前記ロック部材の他端部側の端面と、前記ロック部材を収容し、前記端面に対向する収容部の壁面であることを特徴とする請求項7に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  9. 前記操作レバーの前記歯車領域と前記歯車レス領域に対して、前記カム駆動部を前記操作レバーの軸方向外側へオフセットしたことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のトナーカートリッジの着脱構造。
  10. 前記カム部材には、前記ロック部材をスライドさせる出力傾斜面を形成するとともに前記ロック部材の一端部には前記出力傾斜面に当接する入力部を形成し、前記出力傾斜面が前記入力部を摺動して、前記ロック部材をスライドさせるようにしたことを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載のトナーカートリッジの着脱構造。
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