JP2010189106A - 浮上搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板Wの搬送効率の向上を図りつつ、基板Wと搬送ローラ37との接触による衝撃を緩和して、搬送ローラ37の受傷(損傷)及び基板Wの破損等を十分に抑えること。
【解決手段】
各搬送ローラユニット27における搬送ローラ37の上流側近傍に基板Wが位置したことを検出する複数の反射型光電センサ41と、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27におけるローラケース31の内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えるように制御するコントローラ43と、を具備したこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラス基板等の基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置に関する。
近年、クリーン搬送の分野では浮上搬送装置について種々の開発がなされており、基板の表面の清浄度を考慮した浮上搬送装置の先行技術として特許文献1に示すものがある。以下、先行技術に係る浮上搬送装置の構成等について説明する。
先行技術に係る浮上搬送装置は、搬送方向へ延びた装置フレームをベースとして具備しており、この装置フレームの搬送領域には、浮上ガスとしての圧縮空気(エア)の圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットが搬送方向に沿って設けられている。また、各浮上ユニットの内部は、圧縮空気を供給する供給ファン等の圧縮空気供給源(浮上ガス供給源の一例)に接続されており、各浮上ユニットの上面には、圧縮空気を噴出するノズルが形成されている。
装置フレームの搬送領域における搬送幅方向の両側部(一側部及び他側部)には、基板を搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニットが搬送方向に沿ってそれぞれ配設されており、各搬送ローラユニットの具体的な構成は、次のようになる。
即ち、装置フレームの搬送領域における搬送幅方向の側部(一側部又は他側部)には、ローラケースが設けられており、このローラケースの上側は、開口(開放)されてあって、ローラケースの下面には、空気を吸入可能な吸入穴が形成されている。また、ローラケースの下面には、吸入穴からローラケースの内部の空気を吸引する吸引ファンが設けられており、吸引ファンを稼動させたり又は吸引ファンの稼動を停止したりすることにより、ローラケースの内部は負圧状態と常圧状態とに切り替え可能になっている。そして、ローラケースの内部には、基板の裏面を支持する搬送ローラが搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、ローラケースの適宜位置には、搬送幅方向に平行な軸心周りに搬送ローラを回転させる回転モータが設けられている。
従って、各浮上ユニットの内部へ圧縮空気を供給して、各浮上ユニットのノズルから圧縮空気を噴出させる。また、各吸引ファンを稼動させて、各ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えると共に、各回転モータによって各搬送ローラを搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板の裏面と複数の搬送ローラとの接触を保ちつつ、基板を搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1の他に、特許文献2及び特許文献3に示すものがある。
特開2008−254918号公報 特開2005−154040号公報 特開2005−154041号公報
ところで、基板の搬送効率の向上を図るには、ローラケースの内部の負圧を高めて、基板の裏面と搬送ローラの接触圧を十分に確保する必要がある。
一方、基板の大型・薄型化の傾向に伴い、基板は変形し易く、ローラケースの内部の負圧を高めると、基板の浮上搬送中に、基板の先端部が搬送ローラの最上部から離れた箇所に接触することになって、基板との接触点(接触箇所)を通る搬送ローラの周面の接線方向に対する基板の先端部の接触角が大きくなる。そのため、基板の浮上搬送中に、基板と搬送ローラとの接触による衝撃が大きくなり、搬送ローラの受傷(損傷)又は基板の破損等を招くことがある。
つまり、先行技術に係る浮上搬送装置にあっては、基板の搬送効率の向上を図りつつ、搬送ローラの受傷及び基板の破損等を抑えることを抑えることは容易ではないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の浮上搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、装置フレームの搬送領域に配設され、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、前記装置フレームの前記搬送領域に前記搬送方向に沿ってそれぞれ配設され、上側が開口(開放)されかつ内部が負圧状態と常圧状態とに切り替え可能なローラケース、及び前記ローラケースの内部に前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられかつ基板の裏面を支持する搬送ローラを備え、基板を前記搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニットと、複数の前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる回転アクチュエータと、各搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの上流側近傍に基板が位置したことを検出する複数のセンサと、各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えるように制御するコントローラと、を具備したことを要旨とする。
ここで、前記回転アクチュエータは、前記搬送ローラユニットの一部を構成するものであっても構わない。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、ブラケット等の介在部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、同様に、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、ブラケット等の介在部材を介して間接的に配設されたことを含む意である。また、「支持する」とは、直接的に支持することの他に、間接的に支持することも含む意である。更に、「浮上ガス」とは、圧縮空気(エア)、アルゴンガス、窒素ガス等の含む意であって、「搬送幅方向」とは、搬送方向に直交する方向のことをいう。
第1の特徴によると、各浮上ユニットの内部へ浮上ガスを供給して、各浮上ユニットの前記ノズルから浮上ガスを噴出させる。また、各ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態に適宜に切り替えると共に、前記回転アクチュエータによって複数の前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板の裏面と複数の前記搬送ローラとの接触を保ちつつ、基板を搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
ここで、各センサが検出信号を出力すると、前記コントローラによって対応する前記搬送ローラユニットにおける前記ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えるように制御しているため、各ローラケースの内部の負圧を高めても、基板の浮上搬送中に、基板の先端部が前記搬送ローラの最上部から近い箇所に接触することになって、基板との接触点(接触箇所)を通る前記搬送ローラの周面の接線方向に対する基板の先端部の接触角(前記搬送ローラとの接触時における基板の先端部の曲がり角)を小さくすることができる。
本発明の第2の特徴は、基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、装置フレームの搬送領域に配設され、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、前記装置フレームの前記搬送領域に前記搬送方向に沿ってそれぞれ配設され、上側が開口(開放)されかつ内部が負圧状態と常圧状態とに切り替え可能なローラケース、及び前記ローラケースの内部に前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられかつ基板の裏面を支持する搬送ローラを備え、前記搬送ローラの高さ位置が基板の搬送高さ位置(換言すれば、基板のパスライン又は基板の浮上高さ位置)と前記搬送高さ位置よりも低い待避位置とに変更できるようになってあって、基板を前記搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニットと、複数の前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる回転アクチュエータと、各搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの上流側近傍に基板が位置したことを検出する複数のセンサと、各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの高さ位置を前記待避位置から前記搬送高さ位置に変更するように制御するコントローラと、を具備したこと要旨とする。
ここで、前記回転アクチュエータは、前記搬送ローラユニットの一部を構成するものであっても構わない。
第2の特徴によると、各浮上ユニットの内部へ浮上ガスを供給して、各浮上ユニットの前記ノズルから浮上ガスを噴出させる。また、各ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態に適宜に切り替えると共に、前記回転アクチュエータによって複数の前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板の裏面と複数の前記搬送ローラとの接触を保ちつつ、基板を搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
ここで、各センサが検出信号を出力すると、前記コントローラによって対応する前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの高さ位置を前記待避位置から前記搬送高さ位置に変更するように制御しているため、各ローラケースの内部の負圧を高めても、基板の浮上搬送中に、基板の先端部が前記搬送ローラの最上部から近い箇所に接触することになって、基板との接触点(接触箇所)を通る前記搬送ローラの周面の接線方向に対する基板の先端部の接触角(前記搬送ローラとの接触時における基板の先端部の曲がり角)を小さくすることができる。
本発明によれば、各ローラケースの内部の負圧を高めても、基板の浮上搬送中に、前記接線方向に対する基板の先端部の接触角を小さくすることができるため、基板の搬送効率の向上を図りつつ、基板と前記搬送ローラとの接触による衝撃を緩和して、前記搬送ローラの受傷(損傷)及び基板の破損等を十分に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る浮上搬送装置の部分平面図である。 図1におけるII-II線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る浮上搬送装置の正面図である。 図1におけるIV-IV線に沿った断面図である。 本発明の実施形態の作用を説明する図である。 本発明の実施形態の変形例1に係る浮上搬送装置の要部を示す断面図であって、図1におけるII-II線に沿った断面図に相当する図である。 本発明の実施形態の変形例2に係る浮上搬送装置の要部を示す断面図であって、図1におけるII-II線に沿った断面図に相当する図である。
本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向(搬送方向の下流)を、「FR」は、後方向(搬送方向の上流)を、「L」は、左方向を、「R」は、右方向をそれぞれ指してある。
図1、図3、及び図4に示すように、本発明の実施形態に係る浮上搬送装置1は、例えばガラス基板等の基板Wを搬送方向へ浮上搬送する装置であって、搬送方向へ延びた装置フレーム(支持フレーム)3を具備している。また、装置フレーム3は、搬送方向へ延びた支持台5と、この支持台5の下側に一体的に設けられた複数の支柱7と、複数の支柱7に連結するように設けられた複数の補強部材9とを備えている。なお、装置フレーム3は、搬送方向に沿って分割されてあっても構わない。
支持台5には、搬送幅方向(本発明の実施形態にあっては、左右方向)へ延びかつ浮上ガスとしての圧縮空気(エア)を収容する複数のチャンバー11が搬送方向へ間隔を置いて設けられており、各チャンバー11の後部の左右両側には、コーナ凹部13がそれぞれ形成されている。また、各チャンバー11の下面の中央には、圧縮空気を導入可能な導入穴15が形成されており、各チャンバー11の上面には、複数の連絡穴17が形成されている。更に、各チャンバー11における導入穴15の周縁部には、圧縮空気をチャンバー11の内部へ供給する浮上ガス供給源としての供給ファン(本発明の実施形態にあっては、ファンフィルタユニット)19がブラケット21を介して設けられている。
各チャンバー11における各連絡穴17の周縁部には、圧縮空気の圧力を利用して基板Wを浮上させる中空状の浮上ユニット23が設けられており、換言すれば、支持台5の搬送領域Aには、複数の浮上ユニット23が複数のチャンバー11等を介して設けられている。また、浮上ユニット23全体の正面視形状(図3参照)及び側面視形状(図2参照)は、それぞれT字形状を呈してあって、各浮上ユニット23の内部は、チャンバー11を介して供給ファン19に接続されている。また、各浮上ユニット23の上面には、圧縮空気を噴出する枠状のノズル25が浮上ユニット23の平面視形状に沿って形成されており、各ノズル25は、特開2006−182563号公報に示すように、垂直方向(浮上ユニット23の上面に垂直な方向)に対してユニット中心側(浮上ユニット23の中心側)へ傾斜するようになっている。なお、各浮上ユニット23の上面に枠状のノズル25が浮上ユニット23の平面視形状に沿って形成されるの代わりに、スリット状又は丸穴状の複数のノズルが浮上ユニット23の平面視形状に沿って形成されるようにしても構わない。
図1及び図2に示すように、支持台5の搬送領域Aにおける搬送幅方向の両側部(左側部及び右側部)には、基板Wを搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニット27が搬送方向に沿ってそれぞれ配設されており、各搬送ローラユニット27は、チャンバー11のコーナ凹部13の内側に位置している。そして、各搬送ローラユニット27の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、支持台5の搬送領域Aにおける搬送方向の側部(左側部又は右側部)には、ローラケース29がブラケット31を介して設けられており、このローラケース29の上側は、開口(開放)されてあって、ローラケース29の下面には、空気を吸入可能な吸入穴33が形成されている。また、ローラケース29の下面には、吸入穴33からローラケース29の内部の空気を吸引する吸引ファン35が設けられており、吸引ファン35を稼動させたり又は吸引ファン35の稼動を停止したりすることにより、ローラケース29の内部は負圧状態と常圧状態とに切り替え可能になっている。
ローラケース29の内部には、基板Wの裏面を直接的に支持する搬送ローラ37が搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、この搬送ローラ37は、ローラケース29の最上部に対して上方向へ突出してある。そして、ローラケース29の適宜位置には、搬送ローラ37を搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる回転モータ(回転アクチュエータの一例)39が設けられており、この回転モータ39の出力軸は、搬送ローラ37の回転軸に連動連結してある。
なお、搬送ローラユニット27の一部を構成する回転モータ39を省略して、支持台5の適宜位置に複数の搬送ローラユニット27における搬送ローラ37を搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる別の回転モータ等が設けられるようにしても構わない。
複数のチャンバー11の適宜位置には、複数の反射型光電センサ41が搬送方向に沿って設けられており、各反射型光電センサ41は、投光した信号光Pの反射を監視することによって、各搬送ローラユニット27における搬送ローラ37の上流側近傍に基板Wが位置したことを検出するものである。また、装置フレーム3の近傍には、コントローラ43が配設されており、このコントローラ43には、複数の搬送ローラユニット27における吸引ファン35及び複数の反射型光電センサ41が電気的に接続されている。そして、コントローラ43は、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27における吸引ファン35を稼動させるように、換言すれば、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27におけるローラケース29の内部を常圧状態から負圧状態に切り替えるように制御するものである。なお、コントローラ43は、複数の反射型光電センサ41のうちのいずれかの反射型光電センサ41が基板Wの後端部(先端部と反対側の端部)を検出すると、各搬送ローラユニット27における吸引ファン35の稼動を停止するように制御するものである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
各供給ファン19を稼動させて、各浮上ユニット23の内部へ圧縮空気を供給して、各浮上ユニット23のノズル25から圧縮空気を噴出させる。また、各吸引ファン35を稼動させて、各ローラケース29の内部を常圧状態から負圧状態に適宜に切り替えると共に、各回転モータ39によって各搬送ローラ37を搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板Wの裏面と複数の搬送ローラ37との接触を保ちつつ、基板Wを搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。なお、各浮上ユニット23のノズル25が垂直方向に対してユニット中心側へ傾斜するようになっているため、基板Wの浮上搬送中に、基板Wと複数の浮上ユニット23との間に略均一な圧力溜まり層(空気溜まり層)S(図2及び図4参照)を生成することができる。
ここで、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、コントローラ43によって対応する搬送ローラユニット27におけるローラケース29の内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えるように制御しているため、各ローラケース29の内部の負圧を高めても、図5に示すように、基板Wの浮上搬送中に、基板Wの先端部が搬送ローラ37の最上部から近い箇所に接触することになって、基板Wとの接触点(接触箇所)を通る搬送ローラ37の周面の接線方向(接線)Dに対する基板Wの先端部の接触角(搬送ローラ37との接触時における基板Wの先端部の曲がり角)θを小さくすることができる。
従って、本発明の実施形態によれば、各ローラケース29の内部の負圧を高めても、基板Wの浮上搬送中に、接線方向Dに対する基板Wの先端部の接触角θを小さくすることができるため、基板Wの搬送効率の向上を図りつつ、基板Wと搬送ローラ37との接触による衝撃を緩和して、搬送ローラ37の受傷(損傷)及び基板Wの破損等を十分に抑えることができる。
(変形例1)
本発明の実施形態の変形例1について図6を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向(搬送方向の下流)を、「FR」は、後方向(搬送方向の上流)を、「L」は、左方向を、「R」は、右方向をそれぞれ指してある。
前述のように、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、コントローラ43によって各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27における吸引ファン35を稼動させるように制御する代わりに、変形例1として、次のように構成しても構わない。
即ち、図6に示すように、各搬送ローラユニット27におけるローラケース29には、ローラケース29の吸入穴33を開閉するシャッター45が設けられている。また、各搬送ローラユニット27におけるローラケース29の適宜位置には、シャッター45の開閉動作(開放方向へ移動)させるロッドレス型の開閉シリンダ(開閉アクチュエータの一例)47が設けられており、各開閉シリンダ47は、開閉方向へ移動可能な可動子49を備えてあって、各開閉シリンダ47における可動子49は、シャッター45の適宜位置に連結してある。
装置フレーム3の近傍には、コントローラ51が配設されており、このコントローラ51には、複数の搬送ローラユニット27における開閉シリンダ47及び複数の反射型光電センサ41が電気的に接続されている。そして、コントローラ51は、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27におけるシャッター45によってローラケース29の吸入穴33を開くように、換言すれば、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27におけるローラケース29の内部を常圧状態から負圧状態に切り替えるように開閉シリンダ47を制御するものである。
ここで、本発明の実施形態の変形例1においても、前述の本発明の実施形態の作用及び効果と同様の作用及び効果を奏する。
(変形例2)
本発明の実施形態の変形例2について図7を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向(搬送方向の下流)を、「FR」は、後方向(搬送方向の上流)を、「L」は、左方向を、「R」は、右方向をそれぞれ指してある。
前述のように、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27におけるローラケース29の内部を常圧状態から負圧状態に切り替えるように制御する代わりに、変形例2として、次のように構成しても構わない。
即ち、図7に示すように、各搬送ローラユニット27におけるローラケース29は、ガイドロッド53により支持台5に対して昇降可能(上下方向へ移動可能)であって、各搬送ローラユニット27における搬送ローラ37の高さ位置は、基板Wの搬送高さ位置(換言すれば、パスライン又は浮上高さ位置)と搬送高さ位置よりも低い待避高さ位置に変更できるようになっている。また、各搬送ローラユニット27におけるローラケース29の近傍には、ローラケース29を昇降させる昇降シリンダ(昇降アクチュエータの一例)55が設けられており、各昇降シリンダ55は、昇降可能な可動ロッド57を備えてあって、各昇降シリンダ55における可動ロッド57は、ローラケース29に連結部材59を介して連結してある。
装置フレーム3の近傍には、コントローラ61が配設されており、このコントローラ61には、複数の搬送ローラユニット27における昇降シリンダ55及び複数の反射型光電センサ41が電気的に接続されている。そして、コントローラ61は、各反射型光電センサ41が検出信号を出力すると、各反射型光電センサ41に対応する搬送ローラユニット27における搬送ローラ37の高さ位置を待避位置から搬送高さ位置に変更するように昇降シリンダ55を制御するものである。
ここで、本発明の実施形態の変形例2においても、前述の本発明の実施形態の作用及び効果と同様の作用及び効果を奏する。
なお、搬送ローラ37をローラケース29と一体的に上昇させて、搬送ローラ37の高さ位置を待避位置から搬送高さ位置に変更する代わりに、搬送ローラ37とは独立してローラケース29の高さ位置を変更するようにしても構わない。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、複数の反射型光電センサ41を用いる代わりに、各搬送ローラユニット27における搬送ローラ37の上流側近傍に基板Wが位置したことを検出する複数の別のセンサを用いる等、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
W 基板
A 搬送領域
P 信号光
θ 曲がり角
D 接線方向
1 浮上搬送装置
3 装置フレーム
5 支持台
7 支柱
9 補強部材
11 チャンバー
13 コーナ凹部
19 供給ファン
23 浮上ユニット
25 ノズル
27 搬送ローラユニット
29 ローラケース
33 吸入穴
35 吸引ファン
37 搬送ローラ
39 回転モータ
41 反射型光電センサ
43 コントローラ
45 シャッター
47 開閉シリンダ
49 可動子
51 コントローラ
53 ガイドロッド
55 昇降シリンダ
57 可動ロッド
59 連結部材
61 コントローラ

Claims (5)

  1. 基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、
    装置フレームの搬送領域に配設され、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、
    前記装置フレームの前記搬送領域に前記搬送方向に沿ってそれぞれ配設され、上側が開口されかつ内部が負圧状態と常圧状態とに切り替え可能なローラケース、及び前記ローラケースの内部に前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられかつ基板の裏面を支持する搬送ローラを備え、基板を前記搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニットと、
    複数の前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる回転アクチュエータと、
    各搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの上流側近傍に基板が位置したことを検出する複数のセンサと、
    各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記ローラケースの内部を常圧状態から負圧状態とに切り替えるように制御するコントローラと、を具備したことを特徴とする浮上搬送装置。
  2. 各浮上ローラユニットは、前記ローラケースに形成された吸入穴から前記ローラケースの内部の空気を吸引する吸引ファンを備え、
    前記コントローラは、各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記吸引ファンを稼動させように制御することを特徴とする請求項1に記載の浮上搬送装置。
  3. 各浮上ローラユニットは、前記ローラケースに形成された吸入穴から前記ローラケースの内部の空気を吸引する吸引ファン、及び前記ローラケースの前記吸入穴を開閉するシャッターを備え、
    前記コントローラは、各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記シャッターにより前記ローラケースの前記吸入穴を開くように制御することを特徴とする請求項1に記載の浮上搬送装置。
  4. 基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、
    装置フレームの搬送領域に配設され、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、
    前記装置フレームの前記搬送領域に前記搬送方向に沿ってそれぞれ配設され、上側が開口されかつ内部が負圧状態と常圧状態とに切り替え可能なローラケース、及び前記ローラケースの内部に前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられかつ基板の裏面を支持する搬送ローラを備え、前記搬送ローラの高さ位置が基板の搬送高さ位置と前記搬送高さ位置よりも低い待避位置とに変更できるようになってあって、基板を前記搬送方向へ搬送する複数の搬送ローラユニットと、
    複数の前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる回転アクチュエータと、
    各搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの上流側近傍に基板が位置したことを検出する複数のセンサと、
    各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの高さ位置を前記待避位置から前記搬送高さ位置に変更するように制御するコントローラと、を具備したこと特徴とする浮上搬送装置。
  5. 各搬送ローラユニットにおける前記ローラケースが前記装置フレームに対して昇降可能であって、各搬送ローラユニットは、前記ローラケースを昇降させる昇降アクチュエータを備え、
    前記コントローラは、各センサが検出信号を出力すると、各センサに対応する前記搬送ローラユニットにおける前記搬送ローラの高さ位置を前記待避位置から前記搬送高さ位置に変更するように前記昇降アクチュエータを制御することを特徴とする請求項4に記載の浮上搬送装置。
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