JP2010187752A - メダルゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 斬新なメダル排出演出を実現する。
【解決手段】 固定テーブル6の側部上方で、固定テーブル6の進退動方向に沿った揺動軸304で揺動自在に支持されたボーナスメダルを貯留するバケット302を、揺動させることで横倒しにして、貯留されていたメダルを排出する。バスケット302は、進退動方向に沿って自動的に往復動されており、バスケット302が横倒しされるタイミングでの往復動位置によって、排出されたメダルのうち、直接的にメダル獲得口4に入るメダル数と、固定テーブル6に落下するメダル数との割合が変化する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技媒体としてメダルを用いたゲームを実行するメダルゲーム装置に関する。
従来から、プッシャー型メダルゲーム装置と呼ばれる遊戯装置が知られている。プッシャー型メダルゲーム装置は、遊技空間に、前端がメダル獲得口の端に向かって設けられた固定テーブルと、固定テーブル後方に設けられた筐体の挿通孔(出入口)から固定テーブルの上面を滑るようにしてメダル獲得口方向に前後動するプッシャーテーブルとを備えている。そして、固定テーブルの上面並びにプッシャーテーブルの上面に多数のメダルが載置される。固定テーブル上面とプッシャーテーブルの下面との隙間はメダル厚さよりも小さく設定されており、プッシャーテーブルの前端面で固定テーブル上に載置されたメダルを押すことができるようになっている。
遊技者が新たなメダルをゲーム装置に挿入すると、挿入されたメダルと同数のメダルが遊技空間に投入されてプッシャーテーブルの上面に載置される。プッシャーテーブルが固定テーブルに沿ってスライドしながら後進すると、プッシャーテーブルは筐体の挿通孔(出入口)に引っ込む格好になる。プッシャーテーブルの引き込みに伴って、プッシャーテーブルの上面後ろ側に載置されているメダルは挿通孔の端部に当たって相対的に前方に押される。すると、プッシャーテーブルの上面に載置されていた他のメダルは次々に玉突き状に前方側に押され、プッシャーテーブルの前端側に載置されていたメダルが、プッシャーテーブルが後進してできた固定テーブルの上面の空き領域に落下する。そして次に、プッシャーテーブルが固定テーブル上をスライドして前進すると、新たに固定テーブル上に落下したメダルがプッシャーテーブルの前端面によって前方に押される。すると今度は固定テーブルの上面に載置されたメダルが次々に連鎖的に前方側に押される格好となる。そして、載置されていたメダルの一部が固定テーブルの前端からメダル獲得口に落下し、落下したメダルはメダル払出口から払い出される。このようにして、遊技者はいかに適切な位置にメダルを投入してより多くのメダルを払い出せるかを楽しむ。
また、特許文献1に開示されたメダルゲーム機に代表されるように、多くのプッシャー型メダルゲーム装置では、内部抽選によって当選役に当った場合にボーナスメダルを当選者のゲームフィールドに排出する構成を有している。
そして、中央の巨大なボーナスメダル供給皿によってボーナスメダルの振り分けを行うように構成するなど、ボーナスメダルの排出をより楽しく見せるための工夫がこらされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−181127号公報
メダルゲーム装置における内部抽選当選時のボーナスメダルの排出は大切なイベントであり、その仕掛けや演出手法が装置の魅力に大きく寄与するところである。従って、メーカ側としては斬新なメダル排出演出を実現することは常に念頭にある重要な課題であり、本発明についても同様である。
上記の課題を解決する第1の発明は、一端がメダル獲得口に面した固定テーブルと、前記固定テーブルの上面に沿って前記メダル獲得口方向へ進退動を繰り返すプッシャーテーブルとが配置されたゲームフィールドを備えたプッシャー型メダルゲーム装置であって、
前記固定テーブルの側部上方に設けられたメダル排出部(例えば、第2メダル排出部300)と、前記メダル排出部にメダルを排出させるとともに、排出されたメダルが前記ゲームフィールドに到達する予想領域である予想排出領域(例えば、図6,図7の予想排出領域AR2,AR3)を変位させる制御を行う制御部(例えば、図1の制御ユニット90、図12の処理部150)と、を備えたメダルゲーム装置である。
第1の発明によれば、固定テーブルの側部上方からバケットに貯留されていたメダルを排出する形式の斬新なメダル排出演出を実現することができる。また、排出されるメダルの到達範囲を可変することで、ゲーム状況に多様性をもたらすことができる。
なお、この場合、第2の発明として、前記制御部が、前記進退動方向に沿って前記予想排出領域を変位させる制御を行うメダルゲーム装置を構成することとしてもよい。
更に具体的な発明として、例えば、第3の発明として、前記メダル排出部は、前記進退動方向に沿った揺動軸で揺動自在に支持されたメダルを貯留するバケット部(例えば、図6のバケット302)を有し、前記バケット部を揺動させる揺動駆動部(例えば、図6の揺動軸304、ステッピングモータ306)と、前記バケット部を前記進退動方向に沿った所定の往復可動範囲で移動させる移動駆動部(例えば、図6の往復動機構部308)とを更に備え、
前記制御部は、前記揺動駆動部を制御して前記バケット部を揺動させて、貯留されていたメダルを排出させるメダル排出制御を行う手段と、前記移動駆動部を制御して前記バケット部を移動させることで前記予想排出領域を変位させるバケット移動制御を行う手段とを有する、第1又は第2の発明のメダルゲーム装置を構成することとしてもよい。
更に、第4の発明として、前記往復可動範囲において前記バケット部が最も前記メダル獲得口寄りに移動した場合に、前記メダル獲得口と重なる前記予想排出領域の大きさが最も大きくなるように配置構成されてなる第3の発明のメダルゲーム装置を挙げることができる。
この構成の場合、バケット部がメダル獲得口に寄れば寄るほど、排出されたメダルのうち、メダル獲得口に直接入るメダルの割合が大きくなることが見た目で分かりやすくなり、遊技者へのメダル排出に対する期待感を高めることができる。
また、第5の発明として、前記制御部は、前記バケット移動制御によって前記バケット部を前記往復可動範囲で繰り返し往復動させ、前記メダル排出制御を開始する際に当該往復動を停止して前記予想排出領域を定めた上で前記メダル排出制御を実行する第3又は第4の発明のメダルゲーム装置を挙げることができる。
この構成の場合、メダル排出時点におけるバケット部のその時々の位置によって排出されるメダルの到達範囲が変わるので、偶然性による多様性をゲームに盛り込むことができる。
また、第6の発明として、所定の抽選実行条件を満たした場合に抽選処理を実行する抽選処理部(例えば、図1の制御ユニット90、図12の処理部150、内部抽選部152、図13のステップS2〜S6)を更に備え、前記制御部が、前記抽選処理により当選した場合にメダルの排出制御を実行する、第3〜第5の何れかのメダルゲーム装置を構成することとしてもよい。
また、第7の発明として、所定の抽選実行条件を満たした場合に抽選処理を実行する抽選処理部を更に備え、前記制御部が、前記抽選処理により当選した場合に、前記往復可動範囲中の当選役に応じた位置に前記バケット部を移動させて前記メダル排出制御を実行する、第3の発明のメダルゲーム装置を構成することとしてもよい。
この第7の発明の場合、抽選に当選したボーナスとして排出されるメダルが、当選役に応じてメダル獲得口に入って遊技者に直接的に払い出される分と、ゲームフィールドに残される分とに分けられるが、その割合が、当選した当選役に応じて変わることとなるため、ゲームの興趣をより高めることができる。
第8の発明は、前記メダル排出制御により排出されるメダルの排出先をガイドするガイド部(例えば、図14のガイドフィン342)を更に備えた第3〜第7の何れかの発明のメダルゲーム装置である。
第8の発明によれば、第3〜第7の発明の何れかと同様の効果を奏するとともに、バケット部より排出されたメダルの排出される方向に更に変化をつけることができるので、メダル排出演出をより変化に富んだものにできる。
より具体的には、第9の発明として、前記ガイド部は、ガイド方向が可変に構成されており、前記ガイド部のガイド方向を変更するガイド方向変更部(例えば、図14のステッピングモータ340)を更に備えた第8の発明のメダルゲーム装置を挙げることができる。
この構成の場合、ガイド方向が可変するので、排出されたメダルの到達範囲が一層変化することになるので、メダル排出演出をより一層変化に富んだものにできる。
第10の発明は、少なくとも2つの前記ゲームフィールドを隣接配置して備え、前記バケット部が前記隣接配置されたゲームフィールドの間に配置され、当該隣接配置されたゲームフィールドのどちらへも揺動可能に構成された、第3〜第9の何れかの発明のメダルゲーム装置である。
第10の発明によれば、第3〜第9の発明の何れかと同様の効果を奏するとともに、メダル排出に係る構成を2つのゲームフィールドで共有化させ、メダルゲーム装置の構成を簡素化することができる。
メダルゲーム装置の構成の一例を示す斜視外観図。 メダルゲーム装置各部のレイアウト例を示す真俯瞰図。 第1メダル排出部の構成例を示す斜視外観図。 第1メダル排出部の構成例を示すための図2のA−A断面における縦断面図。 普通当たり当選に伴うボーナスメダルの排出時のメダルガイドの配置位置例を示す真俯瞰図。 第2メダル排出部の構成例を示す部分断面表示された側面図。 第2メダル排出部の構成例を示す部分断面表示された側面図。 大役当選に対応するボーナスメダルの排出動作の様子を示す斜視外観図。 大役当選に対応するボーナスメダルの排出動作の様子を示す斜視外観図。 大役当選に対応して排出されたボーナスメダルの補充動作の様子を示す斜視外観図。 大役当選に伴うボーナスメダルの排出並びに補充の際のメダルガイドの配置位置例とメダル供給ノズル配置位置例を示す真俯瞰図。 機能構成例を示す機能ブロック図。 主たる処理の流れを説明するためのフローチャート。 第2メダル排出部の第1の変形例を示す側面図。 第2メダル排出部の第2の変形例を示す斜視外観図。 第2メダル排出部の第2の変形例における偏向メダルガイド周辺位置における横断面図。
図面を参照しながら本発明を適用した実施形態について説明する。本実施形態では、遊技媒体として金属製のメダルを用いるプッシャー型のメダルゲーム装置を例に挙げて説明する。
[装置の構成]
図1は、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000の構成の一例を示す斜視外観図であり、図2はガラスケース内を真上から見た真俯瞰図である。
本実施形態におけるメダルゲーム装置1000は、透明なガラスケース2内に遊技空間GSを画成し、遊技空間GS内に、メダル獲得口4の上方に端部が位置するように配設された固定テーブル6と、この固定テーブル6の上面に沿って周期的に進退動されるプッシャーテーブル8とを備えたゲームフィールド10を4つ備える。一つのゲームフィールド10は、所謂「プッシャー型」と称されるメダルゲーム装置に分類される基本構成を有している。
本実施形態の各ゲームフィールド10は、図2に向かってそれぞれ装置左右方向(長手方向)外側にメダル獲得口4を備え、プッシャーテーブル8が装置左右方向に沿って進退動する。
尚、図3,図4では図示されていないが、使用に当っては、固定テーブル6並びにプッシャーテーブル8の上面には、多数のメダルがメダルゲーム装置1000の管理人らによって予め載置されるものとする。
メダルゲーム装置1000の前後側面には、テーブル12が延設されている。そして、各ゲームフィールド10の側方に当るテーブル12の上方には、ガイドレール内にメダルを挿入し、同ガイドレール内を転がし流下させることで遊技空間GS内にメダルを投入することのできるメダル投入器14がそれぞれ備えられている。
メダル投入器14は、取付位置が固定されているが左右所定範囲内で揺動自在に支持されている。遊技者は、メダル投入器14で新たなメダルを固定テーブル6或いはプッシャーテーブル8の上面に転がし入れて遊技を楽しむ。
プッシャーテーブル8は、固定テーブル6上にスライド移動可能に設置されたメダルが載置可能な板状体であって、筐体に搭載された公知の往復動機構16(図1参照)によって、装置左右方向に周期的に往復運動され、筐体に設けられた横向きの挿通口から出入する。
プッシャーテーブル8が、固定テーブル6上をスライドするようにして移動すると、その上面に載置されているメダルも載置されたまま一緒に移動する。そして、プッシャーテーブル8が挿通口に引き込まれると、その分だけプッシャーテーブル8の延出長が短くなり、プッシャーテーブル8の上面に載置されていたメダルが挿通口の周縁に当って相対的に反挿通口側に押される格好になる。すると、プッシャーテーブル8に載置されていた他のメダルも玉突き状に連鎖的に反挿通口側へ押され、ついには反挿通口側に載っているメダルが固定テーブル6上に落下する。
また、プッシャーテーブル8は、固定テーブル6の上面に落下して固定テーブル6に載置されたメダルを挿通口から出る動きに伴って反挿通口側の側端面で押してメダル獲得口4へ向けて移動させる。すると今度は、固定テーブル6に載置されているメダルが玉突き状にメダル獲得口4へ向けて押される格好になる。
固定テーブル6の反挿通口側の側端面には、メダル獲得口4の上方に向かって傾斜した傾斜部が設けられており、プッシャーテーブル8によって前方に押されたメダルはこの傾斜部に沿って登り、傾斜を乗り越えるに至るとメダル獲得口4に落下する。
メダル獲得口4に落下したメダルは、内部通路18を通って筐体中央下部に設けられたメダルストッカー20(図2参照)に収容・貯留される。各内部通路18には、通過するメダルを検知するためのメダル通過センサ22が備えられており、各メダル通過センサ22はゲームフィールド10と一対一に対応づけられている。
メダル通過センサ22でメダルの通過が検知されると、同じゲームフィールド10に対応づけられた筐体内の獲得メダルホッパー30から通過検知されたのと同数のメダルが排出され、同ゲームフィールドに対応づけられたメダル受皿24へ払い出される。
さて、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000は抽選機能を有する。
メダル獲得口4に落下したメダルが、チャッカー5に当ってこれを揺動させると、チャッカー5からメダルの検知信号が制御ユニット90に出力される。本実施形態において、このチャッカー5によるメダルの検知が内部抽選処理を発動させるための条件(抽選権獲得条件)である。
制御ユニット90は、いわゆる制御基板に相当し、CPU(中央演算装置)92やICメモリ94などの電子・電気部品が搭載されている。制御ユニット90は、ICメモリ94に予め記憶されていたプログラムに従ってCPU92が各種演算処理を実行してメダルゲーム装置1000の各部の制御を実行する。
チャッカー5は、各ゲームフィールド10に一対一で対応づけて設置されているので、制御ユニット90はどのチャッカー5から検知信号を受信したかによって、どのゲームフィールド10にて抽選権獲得条件が満たされたかを判断することができる。そして、チャッカー5からの検知信号を受信したならば、公知の乱数生成処理を用いた内部抽選処理と同様にして、生成された一つの乱数値に応じて抽選結果を決定する。尚、内部抽選の結果は、例えば3つのリールの図柄をそろえるスロットマシーン風の演出映像として、当選したゲームフィールド10に対応する液晶ディスプレイ320に表示制御することでプレーヤに示される。
本実施形態における内部抽選処理による抽選結果は、普通当たり、小役A、小役B、大役の合計4種類の当選役と、ハズレとが用意されている。普通当たり、小役A、小役B、大役に当選すると公知のメダルゲームと同様に、当選役に応じた枚数のボーナスメダルが当選したゲームフィールド10に排出される。本実施形態では、後者ほど当選時に付与されるボーナスメダルの数が多く設定されている。
ボーナスメダルは、普通当たりと小役(小役A、小役B)の場合には、装置中央に設置された第1メダル排出部200から排出され、大役の場合にはメダル獲得口4及び固定テーブル6の側方に配置された第2メダル排出部300(300R,300L)から排出される。
尚、本実施形態ではゲームフィールド10が4箇所存在するので、第2メダル排出部300は、同型の左方第2メダル排出部300Rと右方第2メダル排出部300Lとの2台が備えられている。尚、以下の記載では、2台の第2メダル排出部300R,300Lを区分する必要がない説明では「第2メダル排出部300」と言う場合もある。
[第1メダル排出部の構成の説明]
図3は、第1メダル排出部200の斜視外観図、図4は図2のA−A断面における縦断面図である。また、図5は第1メダル排出部200の制御に係わり設定されている各種位置の相対位置関係を示す真俯瞰図である。
尚、図3ではメダルMが補充された状態を示している。
第1メダル排出部200は、ターンテーブル202と、複数のガイドスロープ204と、外周壁206と、スクレーパ堰き止め部208と、メダルホッパー214の排出端を内在するメダル供給部210と、メダルガイド240とを備える。
ターンテーブル202は、垂直軸VA方向に立てられた円筒内壁202aと、その外周水平方向にフランジ状に延設されたに載置盤202bとを備え、載置盤202bの上面に小役(小役A、小役B)当選時に払い出されるボーナスメダルを載置・貯留する。
ターンテーブル202は、筐体フレーム1001に支持ローラ238によって、垂直軸VA周りに回転自在に支持されている。そして、制御ユニット90によって回転駆動制御されるステッピングモータ228によって回転駆動される。尚、ターンテーブル202の回転角度は、回転角度センサ230によって検出される。検知される回転角度は、垂直軸VAを回転中心とし、所定位置P0(小役補充時ノズル位置P0)を向いた場合を0°とする(図5参照)。この小役補充時ノズル位置P0は、ターンテーブル202へ新たなメダルを補給する際に、メダル供給ノズル218を向けるべき補給ポジションともなる。
ガイドスロープ204は、ターンテーブル202の上面外周端からこぼれ落ちたメダルを、対応するゲームフィールド10へ案内する傾斜通路部である。
本実施形態では、4つのゲームフィールド10が有るので、それぞれに一つずつガイドスロープ204が設けられている。各ガイドスロープ204の配置位置の情報は、垂直軸VAの回転中心、小役補充時ノズル位置P0を0°とした回転角度で、設置位置P1,P2,P3,P4として予め定義されており、制御ユニット90のICメモリ94にデータとして記憶されている(図5参照)。
外周壁206は、各ガイドスロープ204とターンテーブル202との連結位置に開口部を形成し、それ以外の外周部に壁を形成することで、ターンテーブル202の周回運動中に、載置盤202bの外周端からガイドスロープ204以外のところへメダルMがこぼれ落ちないように防ぐ。外周壁206の開口部は、ボーナスメダル排出の際にはターンテーブル202からの排出口となる。
メダル供給部210は、円筒ケース212の内部に、メダルホッパー214のメダル搬送路214a、及び排出端であるホッパーノズル214bを内蔵し、メダルホッパー214から供給されたメダルを、漏斗216で1つのメダル供給ノズル218へ導き、供給されたメダルを同ノズルで外壁沿い下向きに排出する。
円筒ケース212は、メダルゲーム装置1000の筐体フレーム1001に対して垂直軸VA周りに回転自在に支持ローラ220(或いはベアリング)で支持されている。そして、制御ユニット90によって回転制御されるステッピングモータ222によって垂直軸VA周りに回転駆動される。
尚、円筒ケース212の回転角度は、回転角度センサ232にて検出される。検知される回転角度は、垂直軸VAを回転中心として所定の小役補充時ノズル位置P0を向いた場合を0°とする(図5参照)。
メダルホッパー214は、メダルストッカー20に貯留されているメダルを順次取り出し、取り出したメダルをメダル搬送経路214aで上方に搬送しホッパーノズル214bよりはき出す公知のメダル払出ユニットである。
漏斗216の垂直軸VA周りには、メダルホッパー214のメダル搬送路214aを挿通することのできる挿通管224、226が設けられている。メダルホッパー214そのものは、メダルゲーム装置1000の筐体に固定されているが、挿通管224,226の中にメダル搬送路214aを通し、ホッパーノズル214bを円筒ケース212の内部に出すことで、メダル供給部210の回転駆動に係わらず、メダル供給部210として所望する方向へメダルを排出することができるようになっている。
堰き止め部208は、テフロン(登録商標)樹脂などで形成された板材であり、ターンテーブル202の載置盤202bの上面を滑走自在に載置されている。そして、堰き止め部208の上面には、メダルガイド240が取り付けられている。
メダルガイド240はメダル供給ノズル218より排出されたメダルを所定方向にガイドする。本実施形態では落下・移動するメダルを内部スロープ240aで受けて滑落させることによって、ターンテーブル202の半径方向へ案内する。
また、メダルガイド240は、ターンテーブル202の円筒内壁202aの内側で支持ローラ242によって垂直軸VA周りに回転自在に支持された支持盤244に、連結腕246で連結固定されている(図4参照)。また、支持盤244そのものは、制御ユニット90によって駆動制御されるステッピングモータ248によって回転駆動される。
尚、堰き止め部208並びにメダルガイド240の位置は、回転角度センサ250にて垂直軸VAを回転中心とし、小役補充時ノズル位置P0を0°とした回転角度として検出される(図5参照)。
[第2メダル排出部の構成の説明]
図6は、第2メダル排出部300の構成例を示す部分的に断面表記した側面図である。本実施形態における第2メダル排出部300は、併設された2つのゲームフィールド10の間に、プッシャーテーブル8の進退方向(図2で言うところ左右方向)に沿って配置されている。
第2メダル排出部300は、大役当選時のボーナスメダルを貯留するバケット302を備える。バケット302は、プッシャーテーブル8の進退方向に沿って長尺のバスタブ状の容器であり、プッシャーテーブル8の進退方向に沿った揺動軸304によって第2メダル排出部300のフレーム301で支持されている。
揺動軸304は、制御ユニット90によって回転駆動制御されるステッピングモータ306に連結されており、ステッピングモータ306を90°〜110°程度回転させることで、バケット302を併設されたゲームフィールド10の何れかへ向けて傾斜させ、バケット302に貯留されていたメダルを排出させることができる。
ステッピングモータ306は更に、制御ユニット90によって駆動制御される往復動機構308に支持されており、ステッピングモータ306並びにこれに連結する揺動軸304とバケット302を、プッシャーテーブル8の進退方向に沿って往復動させることができる。
バケット302の往復動範囲は、バケット302から排出されたメダルの到達予測領域である予測排出領域の一部が、併設されるゲームフィールド10のメダル獲得口4と固定テーブル6にまたがるように設定される。そのため、バケット302を傾けて貯留されていたメダルを排出しても、往復動されていたバケット302がどの位置で傾けられたかによって、排出され落下したメダルがメダル獲得口4に入るか固定テーブル6の上面に載るかその割合が変化する。
例えば、図6に示すバケット302の位置では、メダル獲得口4の右端(固定テーブル6との境界)を通る垂直面L2はバケット302の左端から全長の1/3程度の所を通る。また、図6に示すバケット302の位置でバケット302を傾斜させると、メダルが到達する予測領域は同図に示すような予測排出領域AR2となる。排出されたメダルのおよそ1/3程度がメダル獲得口4に入り、残り2/3程度が固定テーブル6に載ると予測される。勿論、固定テーブル6上に落下したが、跳ねたメダルがメダル獲得口4に入ることもあるが全体の比率を大きく変える程ではない。
一方、図7に示すバケット302の位置では、メダル獲得口4の右端を通る垂直面L3はバケット302の全長のほぼ中央を通ることになる。また、図7に示すバケット302の位置でバケット302を傾斜させると、同図に示すような予測排出領域AR3となり、予想排出領域AR3がメダル獲得口4と重なる範囲が最も大きくなる。排出されたメダルの内メダル獲得口4に入る分と固定テーブル6に載る分との比率が概ね50%ずつになると予測される。
また、本実施形態の第2メダル排出部300は、バケット302に新たに貯留するメダルを、第1メダル排出部200のメダル供給部210から取得するための補充補助スロープ310を備える。
補充補助スロープ310は、フレーム301の第1メダル排出部200寄りの上部に回転軸312にて枢支されている。回転軸312は、制御ユニット90によって回転駆動制御されるステッピングモータ314に歯車で連結されている。
補充補助スロープ310は、通常時は、第2メダル排出部300のフレーム301上部に収容されている(図7参照)が、バケット302からメダルを排出した後に展開される(図6参照)。
また、本実施形態の第2メダル排出部300は、制御ユニット90によって画像表示制御される液晶ディスプレイ320を備える。本実施形態では、公知のメダルゲーム装置のそれと同様にして内部抽選の結果を3連リールによる図柄のそろい具合で遊技者に示す演出表示を行う。
[第2メダル排出部の動作の説明]
図8及び図9は、大役当選に伴うボーナスメダルの排出動作の様子を示す部分斜視外観図である。内部抽選によって大役当選したならば、制御ユニット90は、当選したゲームフィールド10の横に設置されている当該ゲームフィールド10に対応する第2メダル排出部300の往復動機構308を停止させて、バケット302の往復動を一時的に中断させる(図8参照)。
そして、ステッピングモータ306を駆動させて、バケット302を大役に当選したゲームフィールド10の方へ横倒しに傾斜させて、貯留していたメダルを排出する(図9参照)。この時のバケット302の往復動可能領域のどこで排出されたかによって、排出され落下するメダルのうち、どの程度がメダル獲得口4に入り、固定テーブル6の上面に載るかその割合が変化する。
図10は、バケット302へのメダル補充動作の様子を示す部分斜視外観図である。バケット302からのメダルの排出を実行したならば、制御ユニット90はステッピングモータ306を駆動制御してバケット302を元の水平姿勢に戻すとともに、往復動機構308を駆動制御してバケット302を第1メダル排出装置200寄り一杯に移動させる。
次いで、ステッピングモータ314を駆動させて補充補助スロープ310を展開する。
更に、第1メダル排出部200のステッピングモータ222(図4参照)を駆動させて、メダル供給ノズル318を対応する大役補充時ノズル位置P10(又はP11;図11参照)に移動させる。この状態で、メダル供給ノズル318の下方には、補充補助スロープ310の端部が位置する。
次いで、制御ユニット90は、メダルホッパー214(図4参照)から大役当選時のボーナスメダル数だけ新たにメダルを供給させる。供給されたメダルはメダル供給ノズル318を通って排出され、補充補助スロープ310に落ち、補充補助スロープ310を転動或いは滑落しながら案内されてバケット302内へ補充される。
メダルホッパー214から所定数のメダルが供給されたならば、制御ユニット90はステッピングモータ314を反転駆動させて補充補助スロープ310を収容し、往復動機構308による往復運動を再開させる。
[機能構成の説明]
図12は本実施形態の機能構成例を示すためのブロック図である。
本実施形態のメダルゲーム装置1000は、第1チャッカー100〜第4チャッカー106と、第1獲得メダル検知部110〜第4獲得メダル検知部116と、第1獲得メダル払出部120〜第4獲得メダル払出部126と、処理部150と、第1メダル排出部200と、左方第2メダル排出部300Lと、右方第2メダル排出部300Rと、記憶部500とを備える。
第1チャッカー100〜第4チャッカー106は、メダルが載ったり衝突することで揺動する揺動スイッチや、金属センサ、遮光式通過検知センサなどで実現され、それぞれ対応するゲームフィールド10の所定位置にメダルが到達したり通過したり、貯留されたりしたことを検出する。図1の各チャッカー5がこれに該当する。本実施形態では、これらチャッカーによるメダルの検出が、内部抽選の抽選権獲得の条件となる。
第1獲得メダル検知部110〜第4獲得メダル検知部116は、メダルが載ったり衝突することで揺動する揺動スイッチや、金属センサ、遮光式通過検知センサなどで実現され、それぞれ対応するゲームフィールド10のメダル獲得口4に進入したメダルを検出する。図2の各メダル通過センサ22がこれに該当する。
第1獲得メダル払出部120〜第4獲得メダル払出部126は、第1獲得メダル検知部110〜第4獲得メダル検知部116で検出されたのと同数のメダルを、各検知部に対応するメダル受皿24へ排出し遊技者へ払い出す。本実施形態では、図1の各獲得メダルホッパー30がこれに該当する。
処理部150は、CPUやICメモリ、I/Oドライバ回路、画像生成LSIなどの電子機器によって実現されるいわゆる制御基板に相当する。そして、記憶部500に記憶されているプログラムや各種設定データを読み出して演算処理したり、各部からの信号を受信してメダルゲーム装置1000の各部を統合的に電子・電気制御する。本実施形態では、図1の制御ユニット90がこれに該当する。
そして、本実施形態における処理部150は、内部抽選部152と、獲得メダル払出管理部156と、ボーナスメダル排出管理部158と、演出表示制御部160とを備える。
内部抽選部152は、乱数発生処理を実行して乱数値を生成し、生成された値からハズレ、普通当たり、小役A、小役B、大役のいずれかの抽選結果を決定する。内部抽選部152の実現には、公知の演算処理による抽選技術を適宜利用すると良い。
獲得メダル払出管理部156は、第1獲得メダル検知部110〜第4獲得メダル検知部116によるメダル検知を契機として、それぞれに対応する第1獲得メダル払出部120〜第4獲得メダル払出部126を作動させて、検知されたのと同数のメダルを当該払出部から払い出させる。
ボーナスメダル排出管理部158は、第1メダル排出部200、左方第2メダル排出部300L並びに右方第2メダル排出部300Rを制御して、内部抽選結果に応じたボーナスメダルの排出や新たなメダルの補充をコントロールする。
演出表示制御部160は、公知のメダルゲーム装置と同様に内部抽選の結果を示す演出表示の画像を生成し、第1画像表示部358a〜第4画像表示部358dに生成した画像を表示させる。更に本実施形態では、ボーナスメダル排出管理部158によってボーナスメダルの排出待ちを受けているゲームフィールド10へ向いた第1画像表示部358a〜第4画像表示部358dの何れかに、排出待ちに関する情報を表示させる機能を有する。
本実施形態における第1メダル排出部200は、メダル供給部252と、メダル供給角度可変部254と、メダル供給角度検知部256とを備える。
メダル供給部252は、ボーナスメダルとしてゲームフィールド10に排出される元になるメダルをメダルの貯留部(例えば、メダルストッカー20)から一枚ずつ取り出して搬送し、所定位置から供給する。本実施形態では、図4のメダルホッパー214がこれに該当する。
メダル供給角度可変部254は、例えば、モータや電磁ソレノイドなどの各種アクチュエータによって実現され、メダル供給ノズル218の向く方向を変更する。本実施形態では、図4のステッピングモータ222がこれに該当する。
メダル供給角度検知部256は、メダル供給ノズル218の向いている角度を検知する。本実施形態では、図4の回転角度センサ232がこれに該当し、小役補充時ノズル位置P0を0°とする垂直軸VAの時計回り方向角度を検出する(図5参照)。尚、同検知部を角度センサによって実現する構成に限らず、メダル供給ノズル218が小役補充時ノズル位置P0や設置位置P1〜P4などの制御の基準となる各角度に向いているときに機械的なスイッチが入ることで検知する構成としても良い。
左方第2メダル排出部300Lは、併設された第1及び第2のゲームフィールド10に挟まれた位置に設けられており、左方排出配分変更部352Lと、左方メダル排出部354Lと、左方補充補助部356Lと、第1及び第2のゲームフィールド10それぞれに向けられた第1画像表示部358aと第2画像表示部358bとを備える。
同様に、右方第2メダル排出部300Rは、併設された第3及び第4のゲームフィールド10に挟まれた位置に設けられており、右方排出配分変更部352Rと、右方メダル排出部354Rと、右方補充補助部356Rと、同排出部を挟んで併設された第3及び第3のゲームフィールド10それぞれに向けられた第3画像表示部358cと第4画像表示部358dとを備える。
左方排出配分変更部352L及び右方排出配分変更部352Rは、貯留されているメダルを排出する際に、メダル獲得口4に落下するメダルと固定テーブル6上に落下するメダルとのおおよその配分を変更する。本実施形態では、図6の往復機構部308がこれに該当し、バケット302をメダル獲得口4と固定テーブル6に跨る範囲で往復動させて予想排出領域を可変することによってその機能を実現する。
左方メダル排出部354L及び右方メダル排出部354Rは、貯留されているメダルを予測排出領域に向けて放散・排出する。
左方補充補助部356L及び右方補充補助部356Rは、外部のメダル供給部252から新たに貯留するメダルの補充作業を補助する。本実施形態では、図6の補充補助スロープ310と、これを展開・収容するために駆動させるステッピングモータ314とがこれに該当する。
第1画像表示部358a〜第4画像表示部358dは、処理部150で生成された画像信号を受信して、各種画像を表示する。例えば、CRTや液晶ディスプレイといった画像を表示することの出来るデバイスによって実現される。本実施形態では、図6の液晶ディスプレイ320がこれに該当する。
記憶部500は、例えばハードディスクやICメモリ、光ディスクやメモリスティック及びそれらのリーダライター装置等によって実現され、処理部150が各種制御を実行するためのプログラムや各種データを記憶する。
本実施形態では、予め記憶されているものとして制御プログラム501と、演出表示パターンデータ508とを記憶している。また、その他にステッピングモータのステップ数のカウンタや、メダル供給部252から排出するメダル数のカウンタ、タイマーカウンタなどを適宜記憶することができる。
制御プログラム501は、処理部150が読み出して実行することによって、処理部150にメダルゲーム装置1000の統合的な制御機能を実現させる。
演出表示パターンデータ508は、内部抽選の結果を遊技者に提示する各種演出表示を行うためのデータを格納する。
[処理の流れの説明]
図13は、本実施形態における主たる制御の処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、これから説明する一連の処理は、処理部150が記憶部500から制御プログラム501を読み込んで実行することによって実現される。
先ず、処理部150(制御ユニット90)は、第1チャッカー100〜第4チャッカー106でメダルを検知した場合(ステップS2のYES)、内部抽選処理を実行する(ステップS6)。
次に、処理部150は、内部抽選の結果ハズレが出た場合(ステップS10のNO)、所定のハズレ演出をステップS2でメダルを検知したチャッカーの属するゲームフィールドに対応する液晶ディスプレイ320に表示させる(ステップS12)。
一方、内部抽選処理の結果、普通当たり、小役A、小役B、大役の何れかの当選役が出た場合は(ステップS10のYES)、抽選結果の種類に応じた抽選当たり演出をステップS2でメダルを検知したチャッカーの属するゲームフィールドに対応する液晶ディスプレイ320に表示させる(ステップS16)。
次に、処理部150は、内部抽選の当選が普通当たり又は小役の場合には(ステップS20の「普通当たり・小役」)、第1メダル排出部200より当選役に応じたボーナスメダルの排出を行い(ステップS22)、ステップS2に戻る。
当選役が大役の場合(ステップS20の「大役」)、処理部150は排出先とされるゲームフィールドに隣接する第2メダル排出部300(左方第2メダル排出部300L又は右方第2メダル排出部300R)のバケット302の往復動を停止させ(ステップS72)、バケット302を排出先とされるゲームフィールドへ向けて傾斜・横転させ、貯留されていたメダルを排出する(ステップS74)。
次に、処理部150は傾斜させていたバケット302を傾斜後一定時間の後に元の水平姿勢に戻すとともに(ステップS76)、バケット302を往復動可動範囲で第1メダル排出部200側一杯に寄せ(ステップS78)、当該第2メダル排出部300の補充補助スロープ310を展開させる(ステップS80)。
そして、処理部150はメダル供給ノズル218を当該第2メダル排出部300に対応する大役補充時ノズル位置P10又はP11に移動させ(ステップS82)、メダルホッパー214から補充分のメダルの供給を開始する(ステップS84)。
補充分のメダルの供給が完了したら(ステップS86のYES)、処理部150は展開されている補充補助スロープ310を収容し(ステップS88)、バケット302の往復動を再開させ、ステップS2に戻る。
以上、本実施形態によれば、第2メダル排出部300によって、斬新なメダル排出演出が実現される。しかも、バケット302は、プッシャーテーブル8の進退動方向に沿って往復動運動されていて、メダル排出のタイミングでその往復動が停止される。その偶然決まる位置によって、メダルの予測排出領域が決まることとなる。これにより、排出されるメダルの内、直接的にメダル獲得口4に入る数と、固定テーブル6に落下する数とが変化する。よって、内部抽選の結果に基づくメダル排出に更に偶発的な要素を加味することで、ゲームに多様性をもたらし興趣を高めることができる。
〔変形例の説明〕
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明の実施形態がこれに限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜構成要素の追加、変更、省略を行っても良い。
例えば、上記実施形態ではメダルゲーム装置は4つのゲームフィールドを備えているが、ゲームフィールドの数は適宜選択することができる。
また、図14に示すように、バケット302を傾斜させて排出したメダルの落下経路に、制御ユニット90によって動作制御されるステッピングモータ340の回転軸に連結され、往復動機構308の往復周期とは異なる周期で左右に傾斜方向が可変するガイドフィン342を追加する構成とすることができる。この場合、バケット302を傾斜させて排出したメダルは、落下中にその一部がガイドフィン342に当って傾斜方向に案内されて落下する。つまり、バケット302の往復動に加えてガイドフィン342のその時々の傾斜の影響によってΔSの分だけ、当選役毎に排出されたメダルがゲームフィールドに到達する予想排出領域を変位させ、メダル落下口4に落下するメダルの数と固定テーブル6に落下するメダルの数の比率とが偶発的に変化することになる。
よって、大役当選時のボーナスメダルの分布状態に更に多様性をもたらし、ゲームの興趣をより一層高めることができる。
また、上記実施形態ではバケット302でボーナスメダルを貯留する構成としたが、図15の第2メダル排出部300Cのように、ゲームフィールド10別に専用のメダルホッパー350を設けて、ボーナスメダルを各側面に開口した排出口352より排出する構成としても良い。その場合、バケット302の往復動によって実現されていた排出されるボーナスメダルの予想排出領域ARの変位を、排出口352の下方に設けられた偏向メダルガイド354によって実現する構成としても良い。
図16に示すように、偏向メダルガイド354は、両端それぞれがメダルを滑落案内するガイド部354aを形成し、その中央位置で第2メダル排出部300Cに内蔵されて制御ユニット90によって駆動制御されるステッピングモータ356の上向き駆動軸356aに連結されている。ステッピングモータ356は上記実施形態の往復動機構308に相当し、自動的に左右往復駆動を繰り返すように制御され、連結されている偏向メダルガイド354の向きを左右に周期的に変更する。
大役当選時には、制御ユニット90は、上記実施形態と同様にステッピングモータ356を一時停止させ、排出先のゲームフィールド10に対応するメダルホッパー350から所定数のボーナスメダルを排出させる。排出されたメダルMは、図15のように、偏向メダルガイド354に案内されて排出先のゲームフィールド10へ落下する。そして、ボーナスメダルの排出が終了したら、制御ユニット90は、ステッピングモータ356による周期駆動を再開させ、再び偏向メダルガイド354の向きを左右に周期的に変更させる。
よって、メダル排出タイミングにおける偏向メダルガイド354の向きによって、排出されたボーナスメダルが排出先のゲームフィールドに到達する予想排出領域を変化させることができる。
また、上記実施形態では第2メダル排出部300によってボーナスメダルの排出がなされる当選役を大役1つとしているが、これに限らない。
例えば、第2メダル排出部300に大役A、大役Bと言った具合に複数の当選役のボーナスメダルの排出を割り当てることとし、図13のステップS72とS74の間のメダル排出前のタイミングで、バケット302の停止位置を当選役毎に予め定義されている位置へ変化させるステップを実行する。こうした場合、当選役毎に予想排出領域ARを変化させ、当選役毎に排出されたメダルの内、直接的にメダル獲得口4に入る分とゲームフィールド10の残る分との比率が変化するので、例え同じ枚数のメダルがバケット302から排出されるとしても、直接的にメダル獲得口4に落下させるメダルの数を変えることができる。よって、メダル排出演出により多様性を持たせることができるので好ましい。
4 メダル獲得口
6 固定テーブル
8 プッシャーテーブル
10 ゲームフィールド
90 制御ユニット
100 第1チャッカー
110 第1獲得メダル検知部
120 第1獲得メダル払出部
150 処理部
152 内部抽選部
156 獲得メダル払出管理部
158 ボーナスメダル排出管理部
200 第1メダル排出部
202 ターンテーブル
204 ガイドスロープ
206 外周壁
208 堰き止め部
210 メダル供給部
214 メダルホッパー
218 メダル供給ノズル
222 ステッピングモータ
240 メダルガイド
300 第2メダル排出部
302 バケット
304 揺動軸
306 ステッピングモータ
308 往復動機構
310 補充補助スロープ
340 ステッピングモータ
342 ガイドフィン
350 メダルホッパー
354 偏向メダルガイド
356 ステッピングモータ
AR 予測排出領域
P0 小役補充時ノズル位置
P1,P2,P3,P4 普通当たりボーナスメダル排出時配置位置
P5,P6,P7,P8 小役ボーナスメダル排出時配置位置
P9 小役補充時ノズル位置
P10,P11 大役補充時ノズル位置

Claims (10)

  1. 一端がメダル獲得口に面した固定テーブルと、前記固定テーブルの上面に沿って前記メダル獲得口方向へ進退動を繰り返すプッシャーテーブルとが配置されたゲームフィールドを備えたプッシャー型メダルゲーム装置であって、
    前記固定テーブルの側部上方に設けられたメダル排出部と、
    前記メダル排出部にメダルを排出させるとともに、排出されたメダルが前記ゲームフィールドに到達する予想領域である予想排出領域を変位させる制御を行う制御部と、
    を備えたメダルゲーム装置。
  2. 前記制御部は、前記進退動方向に沿って前記予想排出領域を変位させる制御を行う、
    請求項1に記載のメダルゲーム装置。
  3. 前記メダル排出部は、前記進退動方向に沿った揺動軸で揺動自在に支持されたメダルを貯留するバケット部を有し、
    前記バケット部を揺動させる揺動駆動部と、
    前記バケット部を前記進退動方向に沿った所定の往復可動範囲で移動させる移動駆動部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記揺動駆動部を制御して前記バケット部を揺動させて、貯留されていたメダルを排出させるメダル排出制御を行う手段と、前記移動駆動部を制御して前記バケット部を移動させることで前記予想排出領域を変位させるバケット移動制御を行う手段とを有する、
    請求項1又は2に記載のメダルゲーム装置。
  4. 前記往復可動範囲において前記バケット部が最も前記メダル獲得口寄りに移動した場合に、前記メダル獲得口と重なる前記予想排出領域の大きさが最も大きくなるように配置構成されてなる請求項3に記載のメダルゲーム装置。
  5. 前記制御部は、前記バケット移動制御によって前記バケット部を前記往復可動範囲で繰り返し往復動させ、前記メダル排出制御を開始する際に当該往復動を停止して前記予想排出領域を定めた上で前記メダル排出制御を実行する請求項3又は4に記載のメダルゲーム装置。
  6. 所定の抽選実行条件を満たした場合に抽選処理を実行する抽選処理部を更に備え、
    前記制御部は、前記抽選処理により当選した場合にメダルの排出制御を実行する、
    請求項3〜5の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
  7. 所定の抽選実行条件を満たした場合に抽選処理を実行する抽選処理部を更に備え、
    前記制御部は、前記抽選処理により当選した場合に、前記往復可動範囲中の当選役に応じた位置に前記バケット部を移動させて前記メダル排出制御を実行する、
    請求項3に記載のメダルゲーム装置。
  8. 前記メダル排出制御により排出されるメダルの排出先をガイドするガイド部を更に備えた請求項3〜7の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
  9. 前記ガイド部は、ガイド方向が可変に構成されており、
    前記ガイド部のガイド方向を変更するガイド方向変更部を更に備えた請求項8に記載のメダルゲーム装置。
  10. 少なくとも2つの前記ゲームフィールドを隣接配置して備え、
    前記バケット部が前記隣接配置されたゲームフィールドの間に配置され、当該隣接配置されたゲームフィールドのどちらへも揺動可能に構成された、
    請求項3〜9の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
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