JP2010185624A - 通気式回転乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物が滞留して変質を引き起こすデッドスペースがなく、リフタの目視確認や清掃など容易なメンテナンス性に優れ、円筒体の外にこぼれ落ちる被処理物を低減できる装置の開発を技術課題とした。
【解決手段】円周状に配列された棒状体と、当該棒状体の両側に当該棒状体を連結する円筒板により構成された円筒体の内側に、断面が三角状の山形を成すリフタが具えられ、当該リフタの掻上げ面には通気孔がなく、反対側の面にのみ通気孔を具え、円筒体の開放端を排気経路としたことを特徴とする通気式回転乾燥機により、被処理物の変質を起こすデッドスペースを解消し、リフタの目視確認や清掃などが容易なメンテナンス性が確保でき、被処理物のこぼれ落ちを低減することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は被処理物の乾燥を行う通気式回転乾燥に関するものであり、熱の加わる円筒体の周面部への被処理物の残留を解消しメンテナンス性を向上させると共に、円筒体の外部への被処理物のこぼれ落ちを低減できる通気式回転乾燥機に係るものである。
図8に示すように、通気式回転乾燥機1´は、箱体6´に囲まれた円筒体2´を適宜な速度で回転させ、本円筒体2´に投入された被処理物W´をリフタ3´で攪拌しつつ、熱風G1´を円筒体2´の周面部から供給して乾燥を行うものである。
ここで筒状体2´は、通気孔H´の明けられた厚板のロール成形と溶接により形成されたもので、通気孔H´を通して熱風G1´が円筒体2´の内部に供給される。
本円筒体2´の厚板は、通気孔H´が穿孔された状態で、投入される被処理物の重量を支え、且つ、被処理物を含めた円筒体の回転を担うので、通常5mm以上から十数mmの板厚である。
本通気孔H´は、孔加工の経済的合理性を鑑み、孔の径は少なくとも板厚寸法以上の直径寸法を加工寸法として通常採用される。
また、前記通気式回転乾燥機1´は、リフタ3´により被処理物W´の攪拌を行うため、比較的分散性の高い粉粒状や繊維状の被処理物が適している。
本リフタ3´の断面は、図8に示すように、例えば三角状の山形である。また、リフタ3´の板厚は通常0.5mmから3.0mmの薄板であり、熱風G1´を吹き出すために全面に多数の通気孔が明けられている。この通気孔の径も経済的合理性により板厚寸法と同じ直径寸法である。また、リフタ3´は円筒体2´の内面全体を囲うように具えられており、これは被処理物W´が円筒体2´と直接接しないようにするためでもある。もしも直接接した場合、円筒体2´の通気孔H´から被処理物W´が多量にこぼれ落ちる。
このように通気式回転乾燥機1´は、大きな通気孔の明いた円筒体2´と、小さな通気孔の明いた薄板のリフタ3´から成り、被処理物W´の乾燥を行う。
しかしながら、被処理物W´は往々にして粒度にばらつきがあるため、リフタ3´の通気孔が小さくとも、この通気孔を通過するものがある。この通過した被処理物W´は、そのまま円筒体2´の通気孔H´から円筒体2´の外にこぼれ落ちるわけではなく、いくらかがリフタ3´と円筒体2´の成すデッドスペースS´に溜まる。
特に、被処理物W´が熱に敏感な物質であると、前記デッドスペースS´で長時間に渡り熱風G1´を受けて変質し、その後円筒体2´の回転により、逆にリフタ3´の通気孔を通過して中に戻り、正規な乾燥を受けて正常な品質の被処理物W´に混入することがあった。あるいは、融解してリフタ3´の通気孔を塞ぐことがあった。
そこで、前記デッドスペースS´に滞留する被処理物W´を取除く作業を行うには、リフタ3´を取り外さなければならず、またそれを目視確認することもできなかった。清掃後は、リフタ3´を取り付ける作業が必要であった。
一方、供給された熱風G1´は、被処理物W´と接触した後排気ガスG2´となるが、図8に示すように、円筒体2´の周面の上方からリフタ3´を通過して通常排気される。
この時、攪拌された被処理物W´の一部は排気ガスG2´に同伴されるので、このような排気経路からも前記デッドスペースS´に被処理物W´が溜まることがあった。
久保田濃監修、「乾燥装置」財団法人省エネルギーセンター、昭和60年11月20日発行、p.44
本発明はこのような背景を認識して成されたものであり、被処理物が滞留して変質を引き起こすデッドスペースのない円筒体であると共に、リフタの目視確認が容易に行え、清掃や洗浄作業が容易でメンテナンス性に優れ、円筒体の外にこぼれ落ちる被処理物を低減できる装置の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の通気式回転乾燥機は、円筒体の周面から熱風が供給され、円筒体の内部に断面が三角状の山形を成すリフタを具え、当該リフタが通気孔を具えた通気式回転乾燥機において、
前記円筒体が、円周状に配列された棒状体と、当該棒状体の両側に当該棒状体を連結する円筒板により構成された円筒体であることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の通気式回転乾燥機は、前記要件に加え、前記リフタは、被処理物を掻上げる面とは反対側の面にのみ通気孔を具えたことを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の通気式回転乾燥機は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記円筒体の被処理物を排出する側の開放端に排気ガスを通過させることを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、リフタの通気孔を通過した被処理物は、一時的に棒状体の表面に載ったとしても、回転しているのですぐに円筒体の外にこぼれ落ち、熱風に長時間晒されることがない。よって、被処理物は変質してリフタの通気孔を塞いだり、円筒体の中に戻る恐れがない。
また、円周状に配列された棒状体の配置間隔が広いため、リフタを棒状体側から容易に目視でき、清掃や洗浄も容易に行うこができる。
また請求項2記載の発明によれば、リフタの被処理物を掻上げる側の面に通気孔がないので、掻上げ時にこの面から被処理物が通気孔を通過することがない。よって、円筒体の外にこぼれ落ちる被処理物を低減できる。
加えて、被処理物を掻上げる側とは反対側の面にしか通気孔がないため、通気孔からの熱風の突出速度を早くでき、攪拌作用を促進させ、乾燥効率を高める効果がある。
また請求項3記載の発明によれば、従来のようにリフタの通気孔を経由して排気しないので、排気ガスに同伴されて通気孔を通過して円筒体の外に被処理物がこぼれ落ちることがなく、製品化効率を高める効果がある。
本発明の通気式回転乾燥機の外形を示す側面図である。 本発明の通気式回転乾燥機の投入端側から見た外形図である。 本発明の通気式回転乾燥機の開放端側から見た外形図であり、一部切欠き断面を図示している。 (a)は本発明の通気式回転乾燥機の図2のY−Y断面図であり、一部円筒体の外面を図示している。(b)は、棒状体及び円筒板のみを一部描いた斜視による模式図である。 本発明の通気式回転乾燥機の図1のX−X断面図である。 本発明の通気式回転乾燥機の図5の一部を拡大した図である。 本発明の通気式回転乾燥機の、投入端側に円錐体を具える場合の断面図である。 発明の背景で述べた従来の通気式回転乾燥機における断面図である。
本発明の通気式回転乾燥機の最良の形態は以下の実施例に示すとおりであるが、本実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において技術的改変を加えることも可能である。
以下、本発明である通気式回転乾燥機の形態に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例である通気式回転乾燥機1の外形図であり、このものは円筒体2の投入端24から投入された被処理物Wを、図5に示すように、回転する円筒体2のリフタ3(31)により攪拌しながら、熱風G1を円筒体2の周面から供給して乾燥し、乾燥した被処理物Wを円筒体2の開放端25から排出するものである。
また、供給する熱風G1は、被処理物Wと接触した後排気ガスG2となり、本排気ガスG2は円筒体2内を開放端25に向けて移動し、出口室8の上部から排気されるものである。
まず円筒体2について説明すると、このものは図5に示すように、適宜の間隔を空けて円周状に配列された棒状体21と、図4(a)及び(b)に示すように、これら棒状体21の両側に、これら棒状体21を連結する円筒板22と円筒板23により固定して、全体として見ると円筒状の外形を成すものである。ここで棒状体21は一例としてパイプである。
本棒状体21は、平板状のリング体4によっても互いに連結される。本リング体4は、少なくとも後述する仕切板63の位置に合せて具えられる。また、リング体4は、図6に示すように、内側はリフタ31の三角状の山形に内接する形状であり、外側は円筒板22(23)の外径に等しい円形を成している。
本円筒体2の内部には、図5に示すように、断面が三角状の山形のリフタ31が円周上に一例として連続的に具えられている。
また、図6に示すように、リフタ31の回転方向を向く面31aには通気孔がなく、その反対の面31bには通気孔Hが具えられている。
本実施例のリフタ31は板厚が1mmの薄板であり、通気孔Hの直径も経済的に合理的な板厚寸法と同じ直径寸法を採用した。
隣接するリフタ31の間には隔壁5が具えられ、本隔壁5のリフタ31側の部分でリフタ31を固定し、その反対側の隔壁端51は円筒板22(23)の外径に等しい位置にあり、これはまた前記リング体4の外径に等しい位置でもある。本隔壁5とリング体4は連結され、外観上はいわゆる格子状を呈している。
また、リフタ31は、図4に示すように、円筒板22と円筒板23の間に渡り具えられる。
本実施例では、図5に示すように、リフタ31の一つの山形の範囲に一本の棒状体21を配して成るが、通気式回転乾燥機1を運転するのに支障のない範囲で本数を減じてかまわない。また逆に、本発明の技術的思想の範囲において増やしてもかまわない。また、棒状体21に中実棒、角パイプ、あるいは角棒を用いてもかまわないが、清掃等におけるメンテナンス性や、装置の経済性から本実施例の丸パイプが好ましい。
以上の構成により、円筒体2の外側からはリフタ31の面を容易に目視することができ、被処理物Wが溜まるデッドスペースがないので、後述する箱体6の点検口64から容易にこの部分の清掃や洗浄等のメンテナンスが行える。
一方、図4に示すように、円筒板22の内側にはリフタ32が具えられ、本リフタ32は通気孔のない平板から成り、リフタ31と連続性を保つように断面形状と配列が同じである。リフタ32は投入端24まで具えられ、また、リフタ31と本リフタ32との境界にリング体4を具えることにより、本リフタ32、投入端24、円筒板22及びリング体4で囲まれた空間は被処理物Wがその内部に侵入しない構造を成している。
尚、リフタ32の代わりに、図7に示すように、通気孔のない板を円錐状にロールして成る円錐体28を設けてもかまわない。
一方、図4に示すように、円筒板23の内側にはリフタ33が具えられ、本リフタ33は通気孔のない平板から成り、リフタ31と連続性を保つように断面形状と配列が同じである。また、開放端25には堰板26が具えられ、本堰板26はリフタ33と円筒板23に連結している。
本堰板26には、図3に示すように、乾燥した被処理物Wを排出するように切欠部26aが設けられており、本切欠部26aには円筒体2内での被処理物Wの滞留量を調整するための排出調整板27が具えられている。本排出調整板27は、堰板26に取付け・取外し可能に具えられている。尚、切欠部26aに面するリフタ33の端部には、図示しないが、蓋板が具えられる。
そして、図4に示すように、リフタ31と本リフタ33との境界にリング体4を具え、リフタ33、堰板26、円筒板23、上記蓋板及びリング体4で囲まれた空間には被処理物Wが侵入することがない。
一方、投入端24には投入口24aが具えられ、本投入口24aに投入装置71を挿通し、被処理物Wが円筒体2内に投入される。
一方、開放端25は出口室8により囲繞され、本出口室8の上部には排気ガスG2を排気する排気口81が具えられている。また、出口室8の下部には移送装置72が具えられ、開放端25から排出される被処理物Wが移送される。
尚、本実施例では、投入装置71と移送装置72にスクリュコンベヤを採用した。
また、図示していないが、排気口81にはダクトにより接続された排気ファンが具えられ、排気ガスG2は排気ファンに吸引される。
一方、円筒体2には、円筒板22の一部から円筒板23の一部に渡り囲繞する箱体6が具えられている。本箱体6には熱風吹込口61が具えられ、図示していないが、本熱風吹込口61にはダクトが接続され、当該ダクトには熱風発生源からの熱風G1が供給される。
本箱体6の熱風吹込口61とは反対側に、円筒体2や箱体6内部を点検するための点検口64が具えられている。
また、円筒体2が箱体6を挿通している部分には、図示していないが、シールが具えられ、円筒体2の回転を妨げずに箱体6の外部と内部を遮断している。
また、箱体6の下部には回収装置73が具えられ、円筒体2からこぼれ落ちた被処理物Wを、本回収装置73で回収し、図示していない被処理物Wの回収設備に移送される。
尚、本実施例では回収装置73にスクリュコンベヤを採用した。
また、箱体6の内部には、図5に示すように、シール板62が円筒体2の左側面と下面の2箇所に具えられ、本シール板62はシール板部62aとシール板部62bから成る。シール板部62bは、円筒板22(23)の外径よりも若干外側の同心円位置上にある湾曲した板であり、隔壁端51から隣の隔壁端51までを覆う以上の湾曲長さを有している。
また、箱体6の内部には、両隣の熱風吹込口61間に仕切板63が具えられ、本仕切板63、シール板部62a及び箱体6により囲まれた空間を作り、また、シール板部62bにより、この空間が面している円筒体2の周面に熱風G1が集中して供給される。
尚、本実施例では熱風吹込口61は3箇所であるが、被処理物Wの性状に合せて1箇所の場合もあり、逆に増やす場合もある。また、各熱風吹込口61に供給する熱風G1の温度や風量は、被処理物Wの性状に合せて各熱風吹込口61毎に適宜変えることができる。
一方、箱体6の外側の円筒板23の外周面上にはタイヤ91とスプロケット92aが具えられ、円筒板22にはタイヤ91が具えられている。さらに本タイヤ91を支えるように基台Bに支持ローラRが軸支され、円筒体2は回転自在に載置される。そして、スプロケット92aと、基台Bに載置された駆動モータMにはスプロケット92bが具えられ、チェーン93とを巻回することで円筒体2を回転する。回転方向は、図5に示すように、開放端25側から見て時計回りである。
本発明の通気式回転乾燥機1は、一例として上述のように構成されるものであり、以下その作動態様について説明する。
まず円筒体2を回転させ、熱風吹込口61から熱風G1を供給し、次いで被処理物Wを投入装置71により円筒体2に投入する。被処理物Wは、円筒体2の回転とリフタ32の攪拌作用によりリフタ31の領域に送られ、リフタ31の攪拌作用を受けつつ、面31bの通気孔31cら吹き出す熱風G1と接触し、乾燥される。
ここで被処理物Wの円筒体2内の滞留量は、図5に示すように、熱風G1が供給される領域のリフタ31の範囲で攪拌運動が主に生じるように排出調整板27で調整される。
この攪拌運動が起きている領域では、被処理物Wは面31aで掻上げられる。被処理物Wは往々にして粒度にばらつきがあるので、面31aに通気孔31cがあると、熱風G1が脈動して一時的に突出風速が減じる時に通気孔31cを被処理物Wが通過する。
そこで面31aを通気孔31cのない構成にすれば、この面から被処理物Wが円筒体2の外にこぼれ落ちることはない。またこれによれば、面31aから吹き出す分の熱風G1を、面31bから吹き出させることになるので、通気孔31cからの突出風速が早くなり、より確実に面31bからのこぼれ落ちを防ぐと共に、攪拌作用を強めて乾燥効率を向上する効果がある。
一方、被処理物Wの投入量が一時的に増加して滞留量が増し、攪拌運動の起きていない領域まで被処理物Wが達する運転状況が起り得る。あるいは、通気孔31cからの熱風G1の吹き出しにより、被処理物Wが攪拌運動の起きていない領域に弾き飛ばされる運転状況が起り得る。攪拌運動の起きていない領域とは、具体的には熱風G1が集中して供給されていない領域であり、このため通気孔31cからの熱風G1の吹き出しがなく、通気孔31cを被処理物Wが通過し易い。
このようにして通気孔31cを通過する被処理物Wは、そのまま円筒体2の外にこぼれ落ちたり、隔壁5の面に載ったり、あるいは棒状体21の表面に載るが、回転しているので、いずれも短時間の内に円筒体2の外にこぼれ落ち、回収装置73により移送される。よって被処理物Wは熱風G1に長時間晒されることがないので、変質して通気孔31cを塞ぐことがなく、また、通気孔31cを再び通過して円筒体2の内側に戻ることがない。また、被処理物Wを変質なく回収もできる。
また一方、被処理物Wと接触した熱風G1は排気ガスG2となり、排気ファンの吸引作用により開放端25に向けて移動するが、被処理物Wは激しい攪拌作用で動いているので排気ガスG2に同伴され易い。従来は、図8に示すように、円筒体2の周面から供給された熱風が、円筒体2の断面方向を短距離移動して円筒体2の外に排気されるので、排気ガスG2に同伴されて円筒体2の外にこぼれ落ちる被処理物Wが多かった。しかし、本発明によれば、排気ガスG2に同伴されるほとんどの被処理物Wは、開放端25に向けて長距離を移動するので、途中で失速して円筒体2の滞留部分に大部分が戻る。このように排気ガスG2の排気経路が開放端25を経由するので、被処理物Wの製品化効率が向上した。
リフタ31の領域を経た被処理物Wは、リフタ33に移動し、攪拌作用を受けながら開放端25に達し、排出調整板27を乗り越え、乾燥した被処理物Wとして排出される。
以上のように本発明によれば、被処理物Wを滞留させて変質を引き起こすデッドスペースのない円筒体であると共に、リフタの目視確認が容易に行え、清掃や洗浄作業が容易でメンテナンス性に優れ、品質が良く高い製品化効率で乾燥運転が行える通気式回転乾燥機が提供できる。
本発明は被処理物の乾燥に供する通気式回転乾燥機としたが、熱風の代わりに高い湿度の風や蒸気を供給して被処理物Wを加湿する通気式回転加湿機として用いたり、あるいは、温度の高い被処理物Wに冷風を供給して冷却を行う通気式回転冷却機として用いても、品質良く、製品化効率の高い運転のできる装置として利用可能である。
1 通気式回転乾燥機
2 円筒体
21 棒状体
22 円筒板
23 円筒板
24 投入端
24a 投入口
25 開放端
26 堰板
26a 切欠部
27 排出調整板
28 円錐体
3 リフタ
31 リフタ
31a 面
31b 面
31c 通気孔
32 リフタ
33 リフタ
4 リング体
5 隔壁
51 隔壁端
6 箱体
61 熱風吹込口
62 シール板
62a シール板部
62b シール板部
63 仕切板
64 点検口
71 投入装置
72 移送装置
73 回収装置
8 出口室
81 排気口
91 タイヤ
92a スプロケット
92b スプロケット
93 チェーン
W 被処理物
M 駆動モータ
G1 熱風
G2 排気ガス
B 基台
R 支持ローラ
H´ 通気孔
S´ デッドスペース

Claims (3)

  1. 円筒体の周面から熱風が供給され、円筒体の内部に断面が三角状の山形を成すリフタを具え、当該リフタが通気孔を具えた通気式回転乾燥機において、
    前記円筒体が、円周状に配列された棒状体と、当該棒状体の両側に当該棒状体を連結する円筒板により構成された円筒体であることを特徴とする通気式回転乾燥機。
  2. 前記リフタは、被処理物を掻上げる面とは反対側の面にのみ通気孔を具えたことを特徴とする請求項1記載の通気式回転乾燥機。
  3. 前記円筒体の被処理物を排出する側の開放端に排気ガスを通過させることを特徴とする請求項1または2記載の通気式回転乾燥機。
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