JP2010184696A

JP2010184696A - 自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車

Info

Publication number: JP2010184696A
Application number: JP2009052648A
Authority: JP
Inventors: Taketo Shimoyama; 岳人下山; Seiju Sano; 清珠佐野
Original assignee: GALLERY GOKKO KK; NICHIYO CO Ltd
Current assignee: GALLERY GOKKO KK; NICHIYO CO Ltd
Priority date: 2009-02-10
Filing date: 2009-02-10
Publication date: 2010-08-26

Abstract

【課題】従来の自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車において、キャスターの一定方向回転止め装置は専用部品を製作する必要があり、コスト高である。また、専用部品であるラチェット機構のような構造は手工具などでも採用されており、それらは回転するときに音が出てうるさいものであった。本発明は、これらの問題を解決しようとするもので、お年寄りや子供のように力の弱い人でも容易に操作でき、動作が静かな人力駆動の４輪車を提供する。安いコストで製作が可能であり、また操作感も軽いことからお年寄りや子供、あるいは手足に多少の不自由のある人のリハビリ運動用としての利用も可能である。
【解決手段】回転自在の前フレームに左、右前自在キャスターを備え、ハンドルを前後に動かして前進する自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車において、左、右前自在キャスターのそれぞれに両方向回転角度を規制するストッパーを備えたものである。前フレーム左右両端に足乗せ台を形成したものである。
【選択図】図１

Description

本発明は手もしくは足を利用し前進する４輪車に関する。

ハンドルを手で前後に動かして、ハンドルが手前になった側のキャスターの一方向（前進方向）の回転を止めることにより前進するハンドカーというものがある（例えば特許文献１参照。）。

実開平２−１４９３９５号公報

従来のハンドカーの一定方向回転止め装置は専用部品を製作する必要があり、コスト高である。

また、このラチェット機構である一定方向回転装置のような構造は手工具などでも採用されており、それらは回転するときに音が出てうるさいものである。さらに手だけで動かすため、操作に腕力を必要とする。

本発明の自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車は、上記目的を達成するために、回転自在の前フレームに左、右前自在キャスターを備え、ハンドルを前後に動かして前進する４輪車において、左、右前自在キャスターのそれぞれの両方向回転角度を規制するストッパーを備えたものである。

また、前記前フレーム左右両端に足乗せ台を形成したものである。

本発明は、これらの問題を解決しようとするもので、お年寄りや子供のように力の弱い人でも容易に操作でき、動作が静かな人力駆動の４輪車を提供することを目的とする。

安いコストで製作が可能であり、また操作感も軽いことからお年寄りや子供、あるいは手足に多少の不自由のある人のリハビリ運動用としての利用も可能である。

以下に本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
前フレーム２の左右両端に、それぞれ右前自在キャスター４及び左前自在キャスター５を取り付ける。

前フレーム２には、それぞれ右前自在キャスター４と左前自在キャスター５の両方向回転角度を規制するストッパー４ａ、４ｂ及び５ａ、５ｂを取り付ける。

前フレーム２の両端には足乗せ台２ａ、２ｂを形成する。前フレーム２とハンドル１はハンドルフレーム３でつなげる。メインフレーム８にはシート７を取り付ける。後フレーム９はメインフレーム８に固定されており、後フレーム９の左右両端に一対の後キャスター１０を取り付ける。

メインフレーム８と前フレーム２はステアリングピボット５を介して、ハンドル１が車両進行方向前後に回転するよう取り付けられる。

次に使用方法を、図面を用いて説明する。静止状態のハンドルと左右前自在キャスターの位置を図２（イ）とする。次に図２（ロ）のごとく、ハンドル１の右側を前に押し出すように回転（方向Ａ）させると右前自在キャスター４が前進方向に転がり、車両が前進する。

このとき左前自在キャスター５は逆に後方に押し戻される力が加わり後ろ向きに回転を始めるが、左前キャスターストッパー５ａ、５ｂがあるために左前自在キャスター５はストッパー５ａまたは５ｂに当たって向きを真後ろに回転することができず、その場にとどまる作用が働く。

今度は図２（ハ）のごとく、ハンドル１の左側を前に押し出すように回転（方向Ｂ）させると左前自在キャスター５が前進方向に転がり、車両が前進する。このとき右前自在キャスター４は逆に後方に押し戻される力が加わり後ろ向きに回転を始めるが、右前キャスターストッパー４ａ、４ｂがあるために右前自在キャスター４はストッパー４ａまたは４ｂに当たって向きを真後ろに回転することができず、その場にとどまる作用が働く。

以上の動作を交互に繰り返すことによって車両が前進する仕組みである。なお、手ではなく足乗せ台２ａ、２ｂに乗せた足でハンドル１を前後方向に動かして車両を前進させることもできる。

本発明の実施形態を示す四輪車の斜視図（イ）、（ロ）および（ハ）は前フレームと左、右自在キャスターの動作説明図

１ハンドル
２前フレーム
２ａ足乗せ台
２ｂ足乗せ台
３ハンドルフレーム
４右前自在キャスター
４ａ右前自在キャスターストッパー
４ｂ右前自在キャスターストッパー
５左前自在キャスター
５ａ左前自在キャスターストッパー
５ｂ左前自在キャスターストッパー
６ステアリングピボット
７シート
８メインフレーム
９後フレーム
１０後キャスター

Claims

回転自在の前フレームに左、右前自在キャスターを備え、ハンドルを前後に動かして前進する４輪車において、左、右前自在キャスターのそれぞれの両方向回転角度を規制するストッパーを備えたことを特徴とする自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車。
前記前フレーム左右両端に足乗せ台を形成したことを特徴とする請求項１記載の自在キャスターを利用した人力駆動の４輪車。