JP2010184138A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
保留された可変表示動作が実行される直前に疑似可変表示動作を行う遊技機を提供すること。
【解決手段】
遊技球が第1種始動口18に入賞すると近接スイッチ18aが遊技球の通過を検出する。CPUはその通過回数を蓄積し、その蓄積数に応じて可変表示装置15に可変表示動作をさせるとともに、可変表示動作毎に蓄積数を1つ減じる。このとき、遊技状況に応じてCPUは可変表示装置15の可変表示動作に先だって前記可変表示装置15に第1種始動口18の入賞に基づく可変表示動作とは無関係の疑似可変表示動作をさせる。疑似可変表示動作が行われても蓄積数の減少はない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技球の所定領域の通過、例えば始動口への遊技球の入賞或いは始動ゲートの通過に基づいて可変表示装置に可変表示動作をさせるとともに、可変表示動作中に新たな遊技球の始動ゲート等の通過があった場合にこれを保留することのできる遊技機に関するものである。
従来から所定の条件の成立、例えばパチンコ機では遊技領域に配置された始動口への遊技球の入賞或いは始動ゲートの通過に基づいて可変表示装置に可変表示動作を行わせる遊技機があった。可変表示は数秒〜数十秒間に渡って行われ、その後停止する。可変表示としては例えばスロットルマシンのように表示画面に並列に3つの図柄列が表示されこの図柄列の図柄がスクロール状に表示され、次々と図柄が上縁から出現し下縁から退場するようなものがある。このタイプではスクロールが終了した状態で停止した図柄が特定の配列の場合に遊技者にいわゆる大当たり状態のような特別な遊技モードが与えられる。この例に挙げたタイプ以外にも可変表示動作には多くの種類があるが、共通するのは可変表示動作が終了した後に停止した図柄の配置状態で特別の遊技モードが与えられるかどうかが決定されることである。
ここに、上記可変表示中であっても次の遊技球が始動口へ入賞したり始動ゲートを通過する場合がある。通常パチンコ機ではこの可変表示中の始動口への遊技球の入賞等についてカウントしておき、カウント数に応じて順次可変表示動作をさせるようになっている。可変表示中に通過した遊技球がカウントされた状態を保留状態として所定回数に限り可変表示動作が保留(例えば4回)されるようになっている。この保留数は遊技者には通常保留ランプの点灯数によって表示されるようになっている。したがって、すべての保留ランプが点灯している状態でさらに遊技球が通過ゲート等を通過しても保留はされず、逆に保留ランプが点灯している限り遊技球が通過ゲート等を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ次々と可変表示動作が行われる。
ところで、遊技者にいわゆる大当たり状態のような特別な遊技モードを与えるかどうかは一般的には遊技球が始動口へ入賞したり始動ゲートを通過したりしたタイミングで乱数を取り出し、その乱数の値に基づいて決定されるものである。そのため、保留状態においてはその保留に応じた可変表示動作の結果が特別な遊技モードを獲得するものかどうかは既に確定している。例えば、可変表示動作中に2つの遊技球が始動口へ入賞(或いは通過ゲート等を通過)して2つの保留がある場合に、その2つ目の保留において特別な遊技モードを獲得しているのであれば、現在の可変表示動作から数えて3回目の可変表示動作が終了すると自動的に遊技者に特別な遊技モードが与えられることとなる。
しかしながら、このようにある保留に基づく可変表示動作においては既にその可変表示動作の結果がどうなるかは分かっているにもかかわらずその情報は遊技者に伝えられることはなかった。すなわち、特別な遊技モードが与えられる場合も与えられない場合も可変表示装置や保留ランプ等に格別変化はなかった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、保留された可変表示動作が実行される直前に疑似可変表示動作を行う遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、上記発明では、遊技球が所定領域を通過するとその通過動作を検出する通過遊技球検出手段と、同通過遊技球検出手段からの遊技球を検出した旨の検出信号の出力回数を蓄積する蓄積演算手段と、同蓄積演算手段内に蓄積がある場合にその蓄積数に応じて可変表示装置に可変表示動作をさせるとともに、可変表示動作毎に同蓄積演算手段の蓄積数を1つ減じさせる可変表示制御手段と、前記蓄積演算手段内の蓄積数とは無関係に前記可変表示装置に疑似可変表示動作をさせる疑似可変表示制御手段とを設け、前記可変表示制御手段により前記可変表示装置に可変表示動作をさせる場合に同動作に先だって前記疑似可変表示制御手段により前記可変表示装置に疑似可変表示動作をさせるようにしたことを要旨とする。
このように構成すると、通過遊技球検出手段によって遊技球が所定領域を通過するとその通過が検出される。一方、通過遊技球検出手段が遊技球が所定領域を通過したことをその検出するとその通過回数をカウントして蓄積演算手段に蓄積する。そして、その回の可変表示動作が終了して蓄積演算手段に蓄積があれば、可変表示制御手段は可変表示装置に可変表示動作を実行させ、蓄積演算手段の蓄積数を1つ減じさせる。また、蓄積演算手段の蓄積数とは無関係に疑似的に可変表示を可変表示装置に実行させる疑似可変表示制御手段を用意し、本来の遊技球が所定領域を通過したこと(蓄積数)に基づく可変表示動作の前にこの疑似可変表示制御手段による疑似可変表示動作を実行させる。
この疑似可変表示動作では例えば画面上に一見して通常の可変表示と同じ可変表示がされる場合もあり、異なる可変表示がされる場合もある。いずれにしろ、この疑似可変表示動作が行われ又終了したとしても蓄積演算手段の蓄積数は減らず蓄積数報知手段による蓄積数の報知内容も変化はない。また、疑似可変表示動作を複数回行ってもよく、1回でもよい。
更に、疑似可変表示動作をさせる状況は自由に設定できる。例えば、常に疑似可変表示動作を実行させてもよいし、所定の確率で疑似可変表示動作を実行させるようにしてもよい。また、その回の通常の可変表示の結果がいわゆる大当たり状態のような特別な遊技モードを得る場合に疑似可変表示動作をさせる期待値を大きく設定するようにしてもよい。
また、特別な遊技モードを得る場合にはその結果が既にわかっているため、いわゆるリーチ目(その図柄が出現すると特別な遊技モードを既に獲得していることを遊技者が分かる特別な図柄)を疑似可変表示動作の開始〜停止の間に表示するようにしてもよい。
請求項1の発明では、保留された可変表示動作を実行する直前に通常の可変表示動作に対して擬似的な可変表示動作を行うようにしたため、従来にない可変表示を楽しむことができ、遊技の興趣が増す。
本発明の実施の形態のパチンコ機の遊技盤の正面図。 同じパチンコ機の表示画面であって図柄が下方にスクロールされてくる動作を説明する説明図。 同じパチンコ機の表示画面であって停止ラインを説明する説明図。 同じパチンコ機の電気的構成を説明するブロック図。 乱数値に応じてリーチを振り分ける乱数テーブル。 乱数値に応じてリーチを振り分ける乱数テーブル。 エリア格納処理ルーチンを説明するフローチャート。 特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチャート。 停止図柄決定サブルーチンを説明するフローチャート。 図柄変動処理サブルーチンを説明するフローチャート。 疑似可変表示サブルーチンを説明するフローチャート。 大当たり図柄表示サブルーチンを説明するフローチャート。
以下、本発明の1実施の形態である第1種始動口付きパチンコ機(以下単にパチンコ機という)を図1〜図12に基づいて説明する。
図1はパチンコ機の遊技盤3の遊技面上の構成である。遊技盤3の中央には可変表示装置たる特別図柄表示装置(以下単に表示装置という)15が組み込まれている。表示装置15については後述する。表示装置15の上部には普通図柄表示装置16が併設されている。普通図柄表示装置16は発光ダイオード(LED)よりなる保留表示部たる4つの保留ランプ16a〜16dとLEDよりなる7セグ表示部17を有している。
表示装置15の下方には第1種始動口18が配置されている。第1種始動口18には通過遊技球検出手段としての近接スイッチ18aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。第1種始動口18の入り口には一対の開閉羽根19が併設されており、遊技球を案内する開放位置と、第1種始動口18内に遊技球が入りにくくなる閉塞位置を採りうる。第1種始動口18への入賞に基づいて前記表示装置15が駆動される。本実施の形態では第1種始動口18への入賞による賞球は7個/入賞球である。開閉羽根19は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド19aによって駆動される。
表示装置15の両側方には一対の通過ゲート20が配置されている。同ゲート20には遊技球の通過を検出する球検出手段たる近接スイッチ20aが埋設されている(遊技盤3の裏面側)。通過ゲート20を遊技球が通過すると前記普通図柄表示装置16が作動する。普通図柄表示装置16は本実施の形態では「0」から「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部17にセグメント表示させ、所定の数字(本実施の形態では「7」)で停止した場合第1種始動口18の開閉羽根19を一定時間継続的に開放させる。普通図柄表示装置16は遊技球の通過ゲート20の通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ16a〜16dでその保留数を表示する。したがって、4つの保留ランプ16a〜16dが点灯している状態で遊技球が通過ゲート20を通過してもカウントされず、保留ランプ16a〜16dが点灯している限り遊技球が通過ゲート20を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置16は作動する。
各通過ゲート20の下方には普通入賞口21が配置されている。普通入賞口21には球検出手段たる近接スイッチ21aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。本実施の形態では普通入賞口21への入賞による賞球は10個/入賞球である。
前記第1種始動口18の下方には大入賞口22が配置されている。大入賞口22は常時はシャッタ23が閉塞されており、前記表示装置15が作動されて特別遊技状態となると開放される。シャッタ23は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド23aによって駆動される。大入賞口22の通路内にはVゾーン24が設けられている。同Vゾーン24には同ゾーン24を通過する遊技球を検出する球検出手段たる近接スイッチ24aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。また、大入賞口22へ入賞する遊技球全体を検出する球検出手段たる近接スイッチ22aが併設されている。本実施の形態では大入賞口22への入賞による賞球は15個/入賞球である。
遊技盤3上には遊技面及び表示装置15を包囲するように電光装飾部25が配置されている。電光装飾部25は透明又は半透明のプラスチック製のパネルであって、パネルの裏面にLEDよりなる装飾ランプ25a〜25oが所定間隔で配置されている。各装飾ランプ25a〜25oは遊技状態に応じて点滅する。
次に、前記表示装置15について更に詳しく説明する。
表示装置15は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示画面15aを備えている。第1種始動口18への遊技球の入賞に基づいて表示画面15aにおいて可変表示が行われる。表示画面15aの上部にはLEDよりなる4つの蓄積数報知手段たる保留ランプ34a〜34dが配設されている。保留ランプ34a〜34dは表示装置15の取付基板の裏面に組み込まれている。保留ランプ34a〜34dは可変表示中に新たな遊技球が第1種始動口18へ入賞した場合にカウントされた入賞回数を遊技者に表示するものである。
表示装置15の可変表示動作中において次の遊技球が第1種始動口18へ入賞するとその入賞は記憶される。記憶された入賞回数は4回までカウントされ、各入賞に基づく可変表示動作が順に行われる。このように可変表示動作中にあった入賞に基づいて後から可変表示動作を行うためこのカウントを「保留」という。4回カウントされた状態、すなわち4つすべての保留ランプ34a〜34dが点灯している状態で新たな遊技球が第1種始動口18に入賞してもカウントはされない。一方、入賞が記憶されている限り、すなわち保留ランプ34a〜34dが点灯している限り遊技球が第1種始動口18に入賞しなくとも保留数に応じた回数だけ可変表示動作が行われる。保留分の可変表示動作が開始すると保留ランプ34a〜34dは1つ消灯する。例えば、3つの保留ランプ34a〜34cが点
灯している状態(つまり、可変表示動作中に3個の入賞があった場合)で次の入賞がない場合には、新たな可変表示動作が開始すると3番目の保留ランプ34cは消灯する。
尚、この保留される可変表示動作は本実施の形態では保留最大回数は4回に設定されているが、変更可能である。
図2及び図3に示すように、表示画面15aには左図柄列表示領域30、右図柄列表示領域31及び中図柄列表示領域32の3つの表示領域が形成されている。各図柄列表示領域30〜32には数字図柄が直列に配置された図柄列が表示される。各図柄列の図柄は図2に示すようにあたかもスロットルマシンのドラムが回転して図柄が上方から下方に向かって次々と変わっていくように、表示画面15a上方から下方に向かってスクロールされる。図3に示すように、表示画面15aには各図柄列表示領域30〜32において図柄の変動が終了して確定した段階で図柄が停止して横3列、斜め2列の5列つの停止ラインLが形成される。
図柄列の変動は遊技球が第1種始動口18に入賞することで開始し、本実施の形態では所定の時間変動すると左図柄列、右図柄列及び中図柄列の順に停止させられる。
ここに、変動が終了して各図柄列表示領域30〜32の図柄列が停止した状態で、いずれかの停止ラインL上の3つの停止図柄が揃った場合を「大当たり状態」という。大当たり状態とは本実施の形態では大入賞口22が開放されて入賞が格段に増える状態であって、利益として多くの賞球を獲得できる状態である。
また、ある停止ラインLに上記左図柄列及び右図柄列の2つの図柄が揃って停止した状態を「リーチ」という。このリーチ状態から同じ図柄で3つ目の中図柄列の図柄が停止ラインL上に停止すると上記大当たり状態となる。
一方、3つ目の中図柄列の停止図柄が上記左図柄列及び右図柄列の2つの停止図柄と異なった場合にはリーチではあったが大当たり状態とならなかったということでそのときのリーチを「外れリーチ」という。
また、いずれの停止ラインLにおいても左図柄列の停止図柄と右図柄列の停止図柄が異なる場合には中図柄列の停止図柄を確認するまでもなくこの段階で大当たり状態とならないことが確実である。このときを「外れ」の状態という。尚、本実施の形態では変動開始から図柄が止まるまでの1回の可変表示は8秒に設定されている。
更に、本実施の形態ではリーチの種類としてノーマルリーチの外に期待値の異なるスーパーリーチが用意されている。スーパーリーチはノーマルリーチに比べて大当たり状態になる期待値の高いリーチである。スーパーリーチの可変表示動作における表示画面15aではノーマルリーチと異なる背景画面、キャラクターが画像として出現し、また音声報知も異なるため遊技者において区別が可能である。
また、本実施の形態では上記ノーマルリーチ及びスーパーリーチとは別にスペシャルリーチが用意されている。スペシャルリーチはスーパーリーチよりも更に大当たり状態になる期待値の高いリーチである。スペシャルリーチとは保留された可変表示動作が順番が来て実行される場合にその直前に行われる入賞によらない疑似的な可変表示動作をさせる場合をいう。本実施の形態では保留された可変表示動作に先だってこの疑似可変表示動作が8秒間×2回行われるように設定されている。この疑似可変表示動作においても通常の可変表示と同様に図柄列の図柄が表示画面15a上方から下方に向かって次々と位置が変動するようになっている。そして、表示画面15aには各図柄列表示領域30〜32において図柄の変動が終了して確定した段階で図柄が停止して横3列、斜め2列の5列つの停止ラインLが形成される。
各図柄列の図柄は所定の時間変動すると左図柄列、右図柄列及び中図柄列の順に停止させられる。このときいずれかの停止ラインL上、例えば図3に示すように停止ラインL2上の3つの停止図柄が左図柄列、中図柄列及び右図柄列の順に「3」「4」「1」の図柄となって停止する。スペシャルリーチにおける疑似可変表示動作はノーマルリーチとは一見して区別が困難であるが、このように「3」「4」「1」の停止図柄が画面に表示されること、及び疑似可変表示動作中には保留ランプ34a〜34dが消灯されないことからスペシャルリーチ状態であることが分かる。更に、この疑似可変表示動作における図柄は入賞による可変表示動作と区別するため停止しているものの、CRTにおいて1ドットだけ上下方向に行ったり来たりを繰り返す戻り変動をして停止しており停止状態をよく見れば入賞による図柄の停止とは区別することが可能である。
この疑似可変表示動作を経た後に保留された可変表示動作が実行され同時に保留ランプ34a〜34dが消灯する。
表示画面15a上の停止ラインLに3つの停止図柄が揃った場合には、改めて遊技者に大当たり状態を報知するための上記の可変表示動作の画面に代わって「大当たり報知画面」が表示される。
「大当たり報知画面」では遊技者の注目を集めるため表示画面15aには「大当たり」の文字図柄が大きく表示される。そして大入賞口22が開放される。
大入賞口22は一旦開放された後、29.5秒経過か、あるいは29.5秒以内に大入賞口22に遊技球が10個入賞した場合のいずれかに閉鎖される。この大入賞口22が開放されてから閉鎖されるまでを1ラウンドとする。Vゾーン24を遊技球が通過する限りは次のラウンドに移行できるが、遊技球が通過しなかった場合には大当たり状態はそのラウンドで終了する。本実施の形態では最高16ラウンドまで大当たり状態が続く。
次に、図4に基づいて本実施の形態のパチンコ機の電気的構成について説明する。
図示しない制御装置ユニット内にはリードオンリーメモリ(ROM)41、ランダムアクセスメモリ(RAM)42、中央処理装置(CPU)43が配設されている。第1の主記憶装置としてのROM41はパチンコ機の制御プログラムや制御プログラムを実行するための初期データをあらかじめ記憶する。第2の主記憶装置としてのRAM42は新たな入力データやCPU43による演算結果を一旦記憶する。制御手段としてのCPU43はこれらメモリのプログラムやデータ、更に検出手段たる近接スイッチ18a,20a,21a,22a,24aの検出値等に基づいて各種演算処理を実行する。また、CPU43はスピーカ8、表示画面15a、7セグ表示部17、ソレノイド19a,23a、保留ランプ16a〜16d、34a〜34d、装飾ランプ25a〜25oを制御する。
第1の可変表示制御手段、蓄積演算手段、可変表示制御手段及び疑似可変表示制御手段としてのCPU43は補助記憶装置としての図柄乱数バッファB1〜B6及び入賞判定フラグFEを有している。図柄乱数バッファB1〜B6は左、中、右の3つの外れ図柄乱数バッファB1〜B3と、左、中、右の3つの外れリーチ図柄乱数バッファB4〜B6とによって構成されている。
また、CPU43は各種カウンタCを有する。カウンタCにはラウンドカウンタCRと、入賞カウンタCVと、保留カウンタCHと、内部乱数カウンタCIと、外れリーチ乱数カウンタCOと、大当たり図柄乱数カウンタCBと、左、中、右の3つの図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDRと、リーチ種別決定カウンタCLとを有する。
ここに、ラウンドカウンタCRはラウンド回数をカウントするためのものである。入賞カウンタCVは大入賞口22への入賞球をカウントするためのものである。保留カウンタCHは変動表示動作の保留回数をカウントするためのものであり、「0」「1」「2」「3」「4」の値を順に採る。CH=0のときは保留されていない状態、または現在変動表示動作中であることを意味する。内部乱数カウンタCIは大当たりを決定するためのものである。外れリーチ乱数カウンタCOは、外れリーチの表示をするか否かを決定するためのものである。大当たり図柄乱数カウンタCBは大当たり図柄を決定するためのものである。
これらのカウンタCI,CO,CBはそれぞれ所定時間(本実施の形態では2ms)毎に更新される。CPU43は上記カウンタCI,CO,CBが加算される毎にROM41内の乱数テーブルから各カウンタに応じた乱数を取り出す。各カウンタCI,CO,CBはループを形成しておりそれぞれ1巡すると初期値に戻される。
左、中、右の3つの図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDRは停止図柄を決定するためのものである。左図柄乱数カウンタCDLは所定時間(本実施の形態では2ms)毎に更新される。左図柄乱数カウンタCDLはループを形成しておりそれぞれ1巡すると初期値に戻される。中図柄乱数カウンタCDCは左図柄乱数カウンタCDLが1巡して初期値に戻される度に更新される。また右図柄乱数カウンタCDRは中図柄乱数カウンタCDCが1巡して初期値に戻される度に更新される。すなわち、中図柄乱数カウンタCDCは左図柄乱数カウンタCDLの桁上がりとなり、右図柄乱数カウンタCDRは中図柄乱数カウンタCDCの桁上がりとなる。
また、CPU43は左、中、右の3つの図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDRが更新される度にその組み合わせをチェックし、外れの組み合わせであると判断すると前記図柄乱数バッファB1〜B6のうち、3つの外れ図柄乱数バッファB1〜B3に格納し、外れリーチの組み合わせであると判断すると3つの外れリーチ図柄乱数バッファB4〜B6に格納する。
リーチ種別決定カウンタCLは複数種類存在するリーチ種別(パターン)のうち1つを選択するために用いられるものである。リーチ種別決定カウンタCLは左図柄乱数カウンタCDLが1巡して初期値に戻される度に更新される。
前記RAM42はその内部に図柄乱数エリア及び停止乱数図柄エリアを有している。図柄乱数エリアは内部乱数エリアR1と、外れリーチ乱数エリアR2と、左、中、右の3つの外れ図柄乱数エリアR3〜R5とによって構成されている。各エリアR1〜R5は前記保留カウンタCHの「0」「1」「2」「3」「4」の値に応じて各々の内部で5つの領域に区画されている。例えば、保留カウンタCHの値が「1」を示しているときは内部乱数エリアR1の乱数値は「1」に対応したアドレスの領域に格納される。停止乱数図柄エリアは左、中、右の3つの停止図柄が格納されるエリアを有しており、大当たりの場合には大当たり図柄乱数カウンタCBから、外れ図柄を停止図柄とする場合には外れ図柄乱数エリアR3〜R5から、外れリーチ図柄を停止図柄とする場合には外れリーチ図柄乱数バッファB4〜B6から値を取り込む。
また図5に示すように、ROM41内部には大当たり時のリーチ種別を決定するためのテーブルT1が格納されている。本実施の形態ではこのテーブルT1の内容はアドレスnn〜nn+2に格納されている。一方、CPU43は乱数取り出し回路を備えており、大当たり時にこの乱数取り出し回路に基づいて00〜99までの数字を乱数値として任意に取り出す。
アドレスnnは00〜04のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はノーマルリーチの可変表示をさせる。アドレスnn+1は05〜54のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はスーパーリーチの可変表示をさせる。アドレスnn+2は55〜99のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はスペシャルリーチの可変表示をさせる。すなわち大当たり時にはノーマルリーチは5%の出現率となり、スーパーリーチは50%の出現率となり、スペシャルリーチは45%の出現率となる。
また図6に示すように、ROM41内部には外れリーチ時のリーチ種別を決定するためのテーブルT2が格納されている。本実施の形態ではこのテーブルT1の内容はアドレスnn+3〜nn+5に格納されている。一方、CPU43は乱数取り出し回路を備えており、外れリーチ時にこの乱数取り出し回路に基づいて100〜199までの数字を乱数値として任意に取り出す。
アドレスnn+3は100〜169のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はノーマルリーチの可変表示をさせる。アドレスnn+4は170〜194のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はスーパーリーチの可変表示をさせる。アドレスnn+5は195〜199のいずれかの乱数値が選択された場合に呼び出され、これらの乱数値の場合はスペシャルリーチの可変表示をさせる。すなわち外れリーチ時にはノーマルリーチは70%の出現率となり、スーパーリーチは25%の出現率となり、スペシャルリーチは5%の出現率となる。更に、これらの出現率からスペシャルリーチでの大当たりとなる期待値は90%となり、一旦スペシャルリーチとなれば極めて高い確率で大当たりとなる。
次に、このように構成されたパチンコ機の作用について説明する。
まず、図7に基づいてCPU43により実行される「エリア格納処理ルーチン」について説明する。同ルーチンは遊技球が第1種始動口18へ入賞する度に乱数カウンタCI,CO,CDL,CDC,CDRの乱数値を保留カウンタCHの保留数に対応した図柄エリアに格納するものである。
まず、CPU43はステップS11において、第1種始動口18の近接スイッチ18aの検出結果に基づいて第1種始動口18に遊技球が入賞したか否かを判定する。この判定条件が成立しない場合には一旦処理を終了する。
この判定条件が成立されている場合にはステップS12において保留カウンタCHの値が最大保留回数「4」よりも小さいか否かを判定する。この判定条件が成立するとCPU43はステップS13で保留カウンタCHに「1」を加算する(更新する)。一方、この判定条件が成立しない場合には保留カウンタCHは入賞を4回までしか保留しないため、一旦処理を終了する。
次いで、ステップS14で内部乱数カウンタCIの乱数値を内部乱数エリアR1に格納する。ステップS15で外れリーチ乱数カウンタCOの乱数値を外れリーチ乱数エリアR2に格納する。そして、ステップS16で左、中、右の3つの外れ図柄乱数バッファB1,B2,B3の乱数値を左、中、右の3つの外れ図柄乱数エリアR3〜R5に格納し、一旦処理を終了する。
次に、図8に基づいて「特別電動役物制御ルーチン」について説明する。同ルーチンは前述の「エリア格納処理ルーチン」の演算結果に基づいて特別電動役物を制御するためのものである。このルーチンはCPU43により実行され、本実施の形態ではパチンコ機の所定タイミングで行われる。
CPU43はステップS21で保留カウンタCHの値が「0」でないか否かを判定する。「0」の場合には現状において第1種始動口18への入賞がないとして一旦処理を終了する。一方、ステップS21の条件が成立されていると判定した場合(CH=1,2,3,4)には、ステップS22で内部乱数エリアR1、外れリーチ乱数エリアR2、及び左、中、右の3つの外れ図柄乱数エリアR3〜R5の各エリアの格納領域のアドレスを一旦「0」に設定する。
次いで、ステップS23で保留カウンタCHの値が各エリアR1〜R5内の格納領域のアドレス(「0」〜「4」)と同じか否かを判定する。この判定条件が成立しない場合(つまり、保留カウンタCHの値と各エリアR1〜A5内の格納領域のアドレス値とが同じではない場合)には、ステップS24で各エリアR1〜R5内のアドレスを「1」加算させるとともに、ステップS25で各エリアR1〜R5内の格納領域の値を1つ前のアドレスにシフトさせてステップS23の処理に戻す。
一方、ステップS23で判定条件が成立する場合(つまり、保留カウンタCHの値と各エリアR1〜A5内の格納領域のアドレス値とが同じである場合)には、CPU43はステップS26で保留ランプ34a〜34dを1つ消灯させる。次いで、ステップS27で保留カウンタCHの保留数を1つ減じステップS28で停止図柄を決定する処理を実行する。CPU43により実行される停止図柄決定処理の補助ルーチンについて図9に基づいて説明する。
まず、CPU43はステップS101で内部乱数エリアR1のアドレス0における乱数値が「大当たり」の値であるか否かを判定する。ここで「大当たり」の値であると判定するとステップS102で大当たり図柄乱数カウンタCBの値に対応した図柄を停止図柄として各停止図柄エリアS1〜S3に格納し処理を一旦終了する。
一方、ステップS101の条件が成立しない場合、ステップS103で外れリーチ乱数エリアR2のアドレス0における乱数値が「外れリーチ」の値であるか否かを判定する。ここで「外れリーチ」の値であると判定されるとステップS104で外れリーチ図柄バッファB4,B5,B6の値に対応した図柄を停止図柄として各停止図柄エリアS1〜S3に格納し処理を一旦終了する。
ステップS103の条件が成立しない場合、ステップS105で外れ図柄乱数エリアR3〜R5の値に対応した図柄を停止図柄として各停止図柄エリアS1〜S3に格納し処理を一旦終了する。
続いて、ステップS29に戻り上記決定された停止図柄に応じて実行される図柄変動処理の補助ルーチンについて図10に基づいて説明する。
ステップS201でまずCPU43はリーチ報知するか否か、すなわち「大当たり」か「外れリーチ」のいずれかであるかを判断する。この条件が成立する場合はテーブルT1或いはテーブルT2に基づいてリーチの種別を決定し、ステップS202でスペシャルリーチか否かを判断する。「大当たり」の場合にはテーブルT1に基づき、「外れリーチ」の場合にはテーブルT2に基づいてリーチ種別が決定される。一方、ステップS201の条件が成立しない場合、すなわち「外れ」である場合にはステップS203でCPU43は表示装置15に外れの場合の可変表示動作をさせる。
一方、ステップS202で条件が成立した場合にはスペシャルリーチであるとしてステップS204で疑似可変表示動作の補助ルーチンが行われる。図11に基づいてこの疑似可変表示動作の補助ルーチンについて説明する。
まず、ステップS301で表示画面15aの各図柄列表示領域30〜32に図柄がスクロールするような可変表示を開始させる。同時に音声もそれまでのものと異なる用意された他の音声に変えて報知させる。そして、ステップS302で5つの停止ラインL1〜L5のいずれかを左図柄列、中図柄列及び右図柄列の順に「3」「4」「1」の図柄が停止するラインとする。次いで、ステップS303で決定された停止ライン(例えば図3では停止ラインL2)に左図柄列、右図柄列及び中図柄列の順に「3」「1」「4」の数字図柄を停止させる。
本実施の形態ではステップS301の変動開始からこの図柄の停止まで8秒とされている。次いで、ステップS304で今回の疑似可変表示動作が2回目か否かを判断する。この条件が成立すると処理を一旦終了させて図柄変動処理の補助ルーチンに戻る。
一方、条件が成立しなければまだ1回しか疑似可変表示動作を行っていないと判断し、処理はステップS301に戻る。このような疑似可変表示動作は遊技者からすれば一見すると通常の入賞に基づく可変表示動作が行われているかのような感じをうける。しかし、実際には疑似可変表示動作中には保留ランプ34a〜34dは消灯しないため注意深く保留ランプ34a〜34dを確認していれば疑似可変表示動作中であることが分かる。
疑似可変表示動作が終了するとCPU43はステップS205で通常の可変表示動作として表示装置15にノーマルリーチの可変表示動作をさせる。このノーマルリーチの可変表示動作は変動開始からこの図柄の停止まで上記疑似可変表示動作と画面表示や音声は同じに設定され、動作時間は8秒とされている。すなわち、2回の疑似可変表示動作と1回の入賞に基づく可変表示動作が連続的に行われることとなる。
これに対し、前記ステップS202での条件が成立しない場合にはスペシャルリーチではないとしてステップS206でテーブルT1或いはテーブルT2に基づいたリーチの種別がスーパーリーチか否かを判断する。この条件が成立するとステップS207で表示装置15にスーパーリーチの可変表示動作をさせる。このスーパーリーチの可変表示動作は変動開始からこの図柄の停止まで上記ノーマルリーチの可変表示動作と画面表示や音声は違うものに設定される。但し、本実施の形態では動作時間は8秒とされている。更に、ステップS206の条件が成立しない場合にはノーマルリーチであるとして処理はステップS205に移行する。また、前記外れの場合の可変表示動作も変動開始からこの図柄の停止まで上記ノーマルリーチやスーパーリーチの可変表示動作と画面表示や音声は違うもの
に設定される。但し、本実施の形態では動作時間は8秒とされている。尚、可変表示動作及び疑似可変表示動作の変動時間や画面における画像の所作は適宜変更可能である。
続いて、処理はステップS3に戻りCPU43により実行される大当たり処理の補助ルーチンについて図12に基づいて説明する。本ルーチンは表示画面15aにおける変動停止後に行われる。
まず、CPU43は、ステップS401でラウンドカウンタCRを「0」に設定するとともに、表示画面15aに大当たり表示をさせる。続いて、ステップS402で入賞カウンタCV、入賞判定フラグFEをそれぞれ「0」に設定する。
次いで、ステップS403でCPU43はソレノイド23aを励磁させ大入賞口24(シャッタ23)を開放させ、ステップS404でラウンドカウンタCRに「1」を加算する。
次に、ステップS405で入賞カウンタCVが所定値(入賞球の数に対応、本実施の形態では10に設定)よりも小さいか否かを判定する。この条件が成立する場合には、ステップS406で大入賞口24の開放時間(本実施の形態では29.5秒)が経過したか、つまり閉鎖時期がきたかどうかが判定される。このように、大入賞口24が開放された後所定の入賞球数がカウントされるか、さもなければ閉鎖時期がこない限り大入賞口24の開放は継続する。一方、ステップS405の判定条件が成立しない場合又はステップS406の判定条件が成立した場合には、ステップS407でCPU43はソレノイド23aを消磁させ大入賞口24(シャッタ23)を閉塞させる。
次いで、ステップS408でラウンドカウンタCRが所定値(ラウンド数に対応、本実施の形態では16に設定)よりも小さいか否かを判定する。この条件が成立する場合には、ステップS409で入賞判定フラグFEが「1」であるか否かが判定される。この判定条件が成立する場合には処理はステップS401に戻る。
一方、ステップS408の判定条件が成立しない場合には最後のラウンドまで遊技が続けられたこととなり、本ルーチンは一旦終了する。また、ステップS409の判定条件が成立しない場合にはそのラウンドにおいてVゾーン24への入賞がなかったということとなりラウンド継続条件を充足しないため、やはり本ルーチンは一旦終了する。
このように構成することにより本実施の形態は次のような効果を奏する。
・保留された入賞に基づく可変表示動作の直前に、入賞に基づかない疑似的な可変表示動作を挿入することで見た目の可変表示回数が増し、遊技者において遊技の興趣が増す。
・保留ランプ34a〜34dが消灯しない可変表示動作(つまり疑似可変表示動作)の場合には大当たりとなる場合が多いという経験則が生じ、従来に比べて遊技の興趣が増す。
・スペシャルリーチにおける大当たり期待値は極めて高い(90%)ため、疑似可変表示動作であることに遊技者が気付けば大当たりとなる期待感が増し、遊技の興趣も増す。
・疑似可変表示動作であることは保留ランプ34a〜34dが消灯しないことと、「3」「4」「1」の組み合わせの停止図柄がわずかに振動していることでわかるに過ぎず、通常の可変表示と区別しにくくなっている。逆に、このような疑似可変表示動作の特徴を注意深くチェックすることも遊技を楽しむ上で重要な要因となり遊技の興趣が増す。
・大当たり或いは外れリーチの場合に疑似可変表示動作をさせるため、結果として疑似可変表示動作があるとまもなくリーチがかかると遊技者が期待するため遊技の興趣が増す。
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態ではCPU43はエリアR1〜R5内のアドレス0における値をチェックして大当たり或いは外れリーチであるか否かを判断することで疑似可変表示動作をさせるかどうかの判断をしていた。このように、保留された入賞に基づく可変表示動作の実行直前に疑似可変表示動作をさせるかどうかを判断するだけでなくその他のタイミング、例えばアドレス4に値が格納された段階(入賞があった直後)に判断するようにしてもよい。
・上記実施の形態ではスペシャルリーチは外れリーチであっても5%の出現率で行われるようになっていた。しかし、スペシャルリーチは外れリーチでは出現させないようにして大当たり時だけのリーチ種別としても構わない。このようにすれば上記「3」「4」「5」の停止図柄の組み合わせはいわゆる「リーチ目」となって、この目が出れば必ず大当たりになることを保証した状態となる。「リーチ目」となったことを遊技者に知らしめることによって大当たりになることを望むパチンコ遊技においてより一層興趣が盛り上がる。
・上記実施の形態では保留ランプ34a〜34dの点灯と消灯によって保留状態と保留分の実行状態が報知されるようになっていた。これの代わりに、或いはこれと同時に保留分の可変表示動作が実行される時に特有の音声を報知するようにしてもよい。すなわち、CPU43は音声報知があると保留分が減って次々可変表示動作がされるように制御してもよい。そのような構成であれば疑似可変表示動作ではその特有の音声報知がされないため(音声報知自体はあってもよい)、通常の入賞に基づく可変表示動作とは区別することが可能である。
・上記実施の形態の疑似可変表示動作では図柄は停止した状態で1ドットの細かな上下動を行うように制御されていた。しかし、CPU43はこれを完全に停止させてもよく(つまり、通常の可変表示における停止とは区別がつかない状態)、逆に一見して容易に通常の可変表示における停止と区別がつくようにもっと大きく上下動を行うようにしてもよい。また、疑似可変表示動作の停止時の動作は上下動には限定されない。更に、通常の可変表示における停止と区別がつく停止態様と区別がつかない停止態様とを混交させてもよい。また、大当たり期待値が高い場合に通常の可変表示における停止と区別がつくような停止表示の出現率を大きくするようにしてもよい。つまり、大当たり期待値に応じて混交した停止態様の出現率を変えてもよい。
・上記実施の形態における疑似可変表示動作の結果としての停止図柄は2回の変動とも「3」「4」「1」の組み合わせであったが、この数字図柄に限定されるものではない。また、疑似可変表示動作の結果としての停止図柄の組み合わせを複数種類用意してそれらが出た場合の通常の可変表示における停止(最終停止図柄)の期待値を変えてもよい。例えば、疑似可変表示動作の結果としての停止図柄は2回の変動とも「3」「4」「1」の組み合わせの場合は100%の大当たり期待値とし、疑似可変表示動作の結果としての停止図柄は2回の変動とも「1」「1」「1」の場合は50%の大当たり期待値とする如くである。また、2回の変動のうち、いずれか1回が「3」「4」「1」の組み合わせとなれば75%の大当たり期待値とする如く、組み合わせと回数によって期待値を変えてもよい。
・上記実施の形態では疑似可変表示動作は通常の可変表示と(保留ランプ34a〜34dの消灯と停止図柄の細かな上下動を除き)一見して可変表示動作は同じとされていた。しかし、異なる所作としてもよい。更に、大当たり期待値が高い場合に通常の可変表示動作と区別のつく疑似可変表示動作の出現率を大きくするようにしてもよい。つまり、大当たり期待値に応じて通常の可変表示動作と区別できる疑似可変表示動作の出現率を変えてもよい。
・疑似可変表示動作を一種の遊びと位置づけて様々な組み合わせの停止態様とすることが可能である。例えば、左右中の図柄が同じとなる全回転リーチの疑似可変表示動作をさせるようにしたり、スクロールの方向を下から上に逆回転させるようにしたりする等が考えられる。
・上記実施の形態では疑似可変表示動作終了後に保留ランプ34a〜34dを消灯させていた。しかし、疑似可変表示動作前、開始と同時或いは途中に消灯させてもよい。
・上記疑似可変表示動作は8秒2回とされていたが、これら時間、回数の設定は自由である。また疑似可変表示動作には音声報知も含まれるが、音声報知は無くとも構わない。
・上記実施の形態のテーブルT1,T2における各リーチ種別の出現率は変更可能である。また、上記実施の形態では大当たり及び外れリーチだけにスペシャルリーチが設定されていたが、外れの場合でもスペシャルリーチをさせるように設定しても構わない。また、スーパーリーチはなくともよく、更に他の様々なリーチパターンと組み合わせてもよく、その場合のスペシャルリーチの出現率も設定は自由である。
・パチンコ機から匂いを放出させたりして疑似可変表示動作状態である(或いは予告)することも可能である。また、特定の遊技モード(例えば時短モード等)を与えるような場合にスペシャルリーチを行うようにしてもよい。
・本発明はパチンコ機以外にもアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。
・表示装置15の表示画面15aは上記実施の形態ではLCDであったが、これ以外にもCRT、ドットマトリクス、LEDエレクトロルミネッセンス(EL)、蛍光表示管等を用いることも可能である。また、表示手法も3Dやポリゴンで表わすようにしてもかまわない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について、下記に説明する。
(1) 請求項1において、前記蓄積演算手段によって蓄積された検出信号の出力回数を遊技者に報知する報知手段を備え、同報知手段は前記可変表示制御手段により蓄積数を1つ減じるとこれと呼応して蓄積数を1つ減じた旨の報知をさせるとともに、前記疑似可変表示制御手段により前記可変表示装置に疑似可変表示動作をさせた場合にはその疑似可変表示動作後に前記報知をさせることを特徴とする遊技機。
(2)請求項1において、前記蓄積演算手段の蓄積数を報知する蓄積数報知手段を備えること。
15…可変表示装置、15a…表示画面、18a…通過遊技球検出手段としての近接スイッチ、34a〜34d…蓄積数報知手段としての保留ランプ、43…可変表示制御手段、蓄積演算手段、疑似可変表示制御手段たるCPU。

Claims (1)

  1. 遊技球が所定領域を通過するとその通過動作を検出する通過遊技球検出手段と、
    同通過遊技球検出手段からの遊技球を検出した旨の検出信号の出力回数を蓄積する蓄積演算手段と、
    同蓄積演算手段内に蓄積がある場合にその蓄積数に応じて可変表示装置に可変表示動作をさせるとともに、可変表示動作毎に同蓄積演算手段の蓄積数を1つ減じさせる可変表示制御手段と、
    前記蓄積演算手段内の蓄積数とは無関係に前記可変表示装置に疑似可変表示動作をさせる疑似可変表示制御手段とを設け、
    前記可変表示制御手段により前記可変表示装置に可変表示動作をさせる場合に同動作に先だって前記疑似可変表示制御手段により前記可変表示装置に疑似可変表示動作をさせることを特徴とした遊技機。
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