JP2010180948A - 変速機のクラッチ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】締結・締結解除の切換頻度の少ないハイ側クラッチの劣化を抑制可能な変速機のクラッチ制御装置を提供すること。
【解決手段】モータジェネレータMGと左右駆動輪LT,RTとの駆動伝達経路に介在されて、低速ギヤ段と高速ギヤ段との少なくとも2つの変速比を有した自動変速機ATと、低速ギヤ段への変速時に締結されるロークラッチLCと、高速ギヤ段への変速時に締結されるハイクラッチHCと、走行状態に基づいて自動変速機ATの変速を制御する通常変速制御を実行する統合コントローラ14と、を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、統合コントローラ14は、通常変速制御において、高速ギヤ段に変速する状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行することを特徴とする変速機のクラッチ制御装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速機のクラッチ制御装置に関し、特に、締結頻度の少ないクラッチの耐久性を向上させる技術に関する。
従来、変速機において、変速比の大きな低速ギヤ段と、変速比の小さな高速ギヤ段とで、締結させるクラッチが異なるものが、例えば、特許文献1などにより知られている。この特許文献1には、二組の遊星歯車機構を組み合わせ、4つの回転要素を有する歯車機構が示されている。そして、歯車機構において、各回転要素のいずれかを内燃機関からトルクが入力される入力要素とし、他のいずれかの回転要素を、発電機から反力が入力される反力要素とし、適宜、ドグクラッチを架けかえて複数の変速比を得るようにしている。
特開2005−155891号公報
一般に、変速機では、車速およびアクセル開度に基づいて、最適の変速比を得るようにしているが、例えば、街中での走行時などのように、比較的低速の走行が主体となる走行を行なった場合などには、高速走行用の、高速ギヤ段に変速されない場合が生じる。特に、駆動源として、トルク制御性や回転数制御性に優れるモータを用いた場合、内燃機関を駆動源とする場合と比較して、高速ギヤ段へ変速される機会が低くなりがちである。
このようにして、長期間、高速ギヤ段へ変速が行なわれない場合、この高速ギヤ段を形成する際に締結されるハイ側クラッチが、長期間締結されず、このハイ側クラッチおよびこのハイ側クラッチの駆動伝達経路の構成要素に、錆びや局所的磨耗などの劣化が生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、締結頻度の少ないハイ側クラッチの劣化を抑制可能な変速機のクラッチ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の変速機のクラッチ制御装置は、走行状態に基づいて前記変速機の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段と、を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、前記制御手段は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行することを特徴とする変速機のクラッチ制御装置とした。
本発明の変速機のクラッチ制御装置にあっては、通常変速制御において、高速ギヤ段への変速条件の非成立時に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立した場合は、一時的に、ハイ側クラッチを締結させて高速ギヤ段に変速する。
このように、強制変速条件が成立した場合には、高速ギヤ段への変速条件が成立しなくても、強制的にハイ側クラッチを締結させて高速ギヤ段に変速するため、長期間に亘り高速ギヤ段に変速されないことを原因とする、ハイ側クラッチなどの劣化を抑制することができる。
実施例1のクラッチ制御装置が適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両(車両の一例)を示す全体システム図である。 実施例1のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の自動変速機ATの一例を示す概略図である。 図2に示す自動変速機ATの遊星歯車PGの共線図である。 実施例1のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の自動変速機ATにおける変速特性図である。 実施例1のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の統合コントローラ14にて実行される強制変速処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の統合コントローラ14にて実行される強制変速処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の統合コントローラ14にて実行される強制変速処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4のクラッチ制御装置が適用されたハイブリッド車両の統合コントローラ14にて実行される強制変速処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の電気自動車への適用例を示す概略図である。 本発明のシリーズ式のハイブリッド車両への適用例を示す概略図である。 本発明のシリーズパラレル式のハイブリッド車両への適用例を示す概略図である。 本発明のシリーズパラレル式のハイブリッド車両への適用例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態のクラッチ制御装置は、駆動輪(LT,RT)に駆動力を与える駆動源(Eng,MG)と、この駆動源(Eng,MG)と前記駆動輪(LT,RT)との駆動伝達経路に介在されて、少なくとも相対的に変速比の大きな低速ギヤ段と、相対的に変速比の小さな高速ギヤ段との2つの変速比を有した変速機(AT)と、前記変速機に設けられ、前記低速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源(Eng,MG)から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するロー側クラッチ(LC)と、前記変速機(AT)に設けられ、前記高速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源(Eng,MG)から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するハイ側クラッチ(HC)と、走行状態に基づいて前記変速機(AT)の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段(14)と、を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、前記制御手段(14)は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行することを特徴とする変速機のクラッチ制御装置である。
図1〜図5に基づき、この発明の最良の実施の形態の実施例1のクラッチ制御装置について説明する。
まず、図1の実施例1のクラッチ制御装置が適用された後輪駆動式のハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す概略図に基づき、駆動系および制御系の構成を説明する。
実施例1を適用したハイブリッド車両の駆動系は、図1に示すように、駆動源としてエンジンEngと、モータジェネレータMGと、を備えている。そして、エンジンEngとモータジェネレータMGとを結ぶ駆動伝達経路の途中に、第1クラッチCL1が設けられ、また、モータジェネレータMGと自動変速機ATとの駆動伝達経路の途中に、第2クラッチCL2が設けられている。また、自動変速機ATの出力側には、ファイナルギヤFGと、左駆動輪LTと、右駆動輪RTと、が設けられている。
実施例1を適用したハイブリッド車両の駆動系は、電気自動車走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、準電気自動車走行モード(以下、「準EVモード」という。)と、等の走行モードを有する。
「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。
「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータアシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。「準EVモード」は、第1クラッチCL1が締結状態であるがエンジンEngをOFFとし、モータジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。
エンジンEngは、希薄燃焼可能であり、スロットルアクチュエータによる吸入空気量とインジェクタによる燃料噴射量と、点火プラグによる点火時期の制御により、エンジントルクが指令値と一致するように制御される。
第1クラッチCL1は、エンジンEngとモータジェネレータMGとの間の位置に介装される。この第1クラッチCL1としては、例えば、ダイアフラムスプリングによる付勢力にて常時締結(ノーマルクローズ)の乾式クラッチが用いられ、エンジンEng〜モータジェネレータMG間の締結/半締結/開放を行なう。この第1クラッチCL1が完全締結状態ならモータトルク+エンジントルクが第2クラッチCL2へと伝達され、開放状態ならモータトルクのみが、第2クラッチCL2へと伝達される。なお、半締結/開放の制御は、油圧アクチュエータに対するストローク制御にて行われる。
モータジェネレータMGは、交流同期モータ構造であり、発進時や走行時に駆動トルク抑制制御や回転数制御を行うと共に、制動時や減速時に回生ブレーキ制御による車両運動エネルギーのバッテリー9への回収を行なうものである。
第2クラッチCL2は、モータジェネレータMG側の入力側部材101と自動変速機AT側(駆動輪側)の出力側部材102とが噛み合ってトルク伝達を行なうドグクラッチであり、油圧(押付力)に応じて噛合状態と切断状態とに切り換えられる。この第2クラッチCL2は、自動変速機ATおよびファイナルギヤFGを介し、モータジェネレータMG側から入力軸IPSへ出力されたトルクを左右駆動輪LT,RTへと伝達する。なお、第2クラッチCL2としては、ドグクラッチに限定されるものではなく、乾式、湿式の単板、多板クラッチを用いてもよい。
自動変速機ATは、図2に示すように、遊星歯車PG、ロークラッチLC、ハイクラッチHCを備えている。遊星歯車PGは、入力軸IPSが第2クラッチCL2の出力側部材102に結合され、サンギヤSgが入力軸IPSに結合され、キャリアCaが出力軸OTSに結合されている。そして、リングギヤRgは、ロークラッチLCによりハウジングに結合および結合解除可能であるとともに、ハイクラッチHCによりサンギヤSg(入力軸IPS)と結合および結合解除可能となっている。
したがって、本実施例1に用いた自動変速機ATは、Lowギヤ(低速ギヤ段)とHiギヤ(高速ギヤ段)との2段階に変速することができる。すなわち、Lowギヤは、ハイクラッチHCを解放させる一方で、ロークラッチLCを締結して形成することができる。この場合、リングギヤRgが固定され、図3の共線図に示すように、サンギヤSgが、入力軸IPSと一体に回転し、キャリアCaは出力軸OTSと一体に減速回転される。
Hiギヤは、ハイクラッチHCを締結させる一方で、ロークラッチLCを解放させて形成することができる。この場合、サンギヤSg、キャリアCa、リングギヤRgが、一体に等速回転される。
実施例1を適用したハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、インバータ8と、バッテリー9と、統合コントローラ(制御手段)14と、変速機コントローラ15と、クラッチコントローラ16と、エンジンコントローラ17と、モータコントローラ18と、バッテリーコントローラ19と、を備えている。さらに、ハイブリッド車両の制御系は、走行状態を検出する手段として、第2クラッチ入力回転数センサ6(=モータ回転数センサ)と、第2クラッチ出力回転数センサ7と、アクセルセンサ10と、エンジン回転数センサ11と、クラッチ油温センサ12と、ストローク位置センサ13と、車速センサ30と、車輪速センサ31と、ブレーキセンサ32と、パーキングブレーキセンサ33と、を備えている。
インバータ8は、直流/交流の変換を行ない、モータジェネレータMGの駆動電流を生成する。バッテリー9は、モータジェネレータMGからの回生エネルギーを、インバータ8を介して蓄積する。
統合コントローラ14は、バッテリー状態、アクセル開度、車速(変速機出力回転数に同期した値)、車輪速度、ブレーキ状態から目標駆動トルクなどの指令値を演算する。そして、この演算結果に基づき、各アクチュエータ(モータジェネレータMG、エンジンEng、第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、自動変速機AT)に対する指令値を、各コントローラ15,16,17,18,19へと送信する。
変速機コントローラ15は、統合コントローラ14からの変速指令を達成するように変速制御を行なう。
クラッチコントローラ16は、第2クラッチ入力回転数センサ6と第2クラッチ出力回転数センサ7とクラッチ油温センサ12とからのセンサ情報を入力すると共に、統合コントローラ14からの第1クラッチ油圧指令値と第2クラッチ油圧指令値に対して、クラッチ油圧(電流)指令値を実現するようにソレノイドバルブの電流を制御する。
エンジンコントローラ17は、エンジン回転数センサ11からのセンサ情報を入力するとともに、統合コントローラ14からのエンジントルク指令値を達成するようにエンジントルク抑制制御を行なう。モータコントローラ18は、統合コントローラ14からのモータトルク指令値やモータ回転数指令値を達成するようにモータジェネレータMGの制御を行なう。さらに、エンジンコントローラ17とモータコントローラ18とで協調し、加速の際に、駆動輪にいわゆるホイールスピンが生じた場合に、エンジントルクおよびモータトルクを制御して、ホイールスピンを抑えるトルク抑制制御を実行する。
バッテリーコントローラ19は、バッテリー9の充電状態(SOC)を管理し、その情報を統合コントローラ14へと送信する。
ブレーキコントローラ20は、車輪速センサ31やブレーキセンサ32などの入力に基づいて、ブレーキ装置21の油圧を制御して、いわゆるABS制御や、車両姿勢制御を実行する。
アクセルセンサ10は、図外のアクセルペダルの操作伝達系に設けられ、アクセル開度を検出する。車速センサ30は、自動変速機ATの出力軸OTS側に設けられ、車速を検出する。車輪速センサ31は、車両の4輪にそれぞれ設けられ、各輪の回転速度を、独立して検出する。ブレーキセンサ32は、ブレーキペダル(図示省略)の踏込ストロークを検出する。パーキングブレーキセンサ33は、図外のパーキングブレーキ操作レバーが設定量以上操作されたことを検出する。
次に、実施例1の統合コントローラ14において実行される通常変速制御について簡単に説明する。統合コントローラ14では、アクセル開度Apoと車速Vspとに基づき、図4に示す変速特性に従って、ギヤ段を、LowギヤとHiギヤとに切り換える処理(通常変速制御)を行なう。また、統合コントローラ14は、自動変速機ATの変速動作中は、第2クラッチCL2を切断状態とし、変速終了後に、入力側部材101と出力側部材102との回転数を一致させた上で、第2クラッチCL2を噛合させる。
次に、統合コントローラ14の変速制御において、本発明の特徴である、強制変速処理の流れを、図5のフローチャートに基づいて説明する。この強制変速処理は、図外のイグニッションスイッチをONとした時点から開始され、かつ、あらかじめ設定された制御周期(例えば、10〜30msec)毎に実行される。
まず、ステップS1では、統合コントローラ14の起動直後であるか否か、すなわち、図外のイグニッションスイッチがONとなった後の、あらかじめ設定された時間(第1設定時間であり、例えば、数msec〜数sec)後内であるか否か判定され、起動直後の場合はステップS2に進み、起動直後でない場合は、1回の処理を終了する。
ステップS2では、Hiギヤに変速、すなわち、ハイクラッチ(ハイ側クラッチ)HCを締結させるとともに、ロークラッチ(ロー側クラッチ)LCを解放させた後、次のステップS3に進む。そして、ステップS3では、ハイクラッチHCの動作確認が成されたか否か判定し、動作確認が成された場合はステップS4に進み、動作確認が成されない場合は、1回の処理を終了し、次回の処理で動作確認が成されるのを待つ。
ここで、動作確認は、第2クラッチ出力回転数センサ7で検出される自動変速機ATの入力軸IPSの回転数と、車速センサ30で得られる自動変速機ATの出力軸OTSの回転数とが一致した場合に、締結と確認する。
ステップS4では、Lowギヤに変速、すなわち、ハイクラッチHCを解放させるとともに、ロークラッチLCを締結させ、1回の処理を終える。
次に、実施例1の作用について説明する。
(始動時)
運転者が、図外のイグニッションスイッチをONとして、統合コントローラ14が起動した直後は、ステップS1→S2の処理に基づいて、強制変速を行なって、ハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、この状態で運転者が発進操作、すなわち、図外のアクセルペダルの踏み込みを行なうと、モータジェネレータMG側の回転が、左右駆動輪LT,RT側に伝達される。
このとき、第2クラッチ出力回転数センサ7が検出する自動変速機ATの入力側の回転数と、車速センサ30が検出する自動変速機ATの出力側の回転数とが一致すると、Hiギヤの変速比であるから、ハイクラッチHCが締結されていると確認される。このハイクラッチHCの締結確認が成されると、直ちに、Lowギヤに変速される。したがって、この変速後は、小さな変速比の大トルクで、高い加速感で発進することができる。なお、この処理により、ハイクラッチHCの自己診断も行うことができる。
(通常時)
上述の発進後は、統合コントローラ14は、運転者の操作に基づくアクセル開度Apoおよび車速Vspに基づいて、図4に示す変速特性に従って、自動変速機ATのギヤ段を決定する通常変速制御を実行する。
したがって、街中や極近距離の使用が主体で、図4の特性において、車速が変速閾値Vthを超える走行を行なう機会がほとんどない場合、自動変速機ATは、Lowギヤに固定されたままとなる。
(実施例1の効果)
以上のように、街中や近距離の低速走行が主となる使用の場合、通常変速制御のみでは、長期間、Hiギヤに変速されず、ハイクラッチHCが、長期間締結されない場合があり得る。この場合、ハイクラッチHCの回転部分のギヤや軸受で潤滑油の油膜切れが起こって錆が発生したり、車両走行時の振動などによってギヤ歯面に局所摩耗が生じたりして、劣化するおそれがある。
それに対して、本実施例1では、イグニッションスイッチをONとした直後の、発進時に、必ず、ハイクラッチHCが締結され、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、潤滑油を供給できる。したがって、ハイクラッチHCが長期間締結されないことで、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、油膜切れが起こって錆が発生したり、磨耗が発生したりするなどの劣化を抑制することができる。
しかも、強制変速処理時には、ハイクラッチHCが締結されたか否かの締結確認が成されるため、ハイクラッチHCを確実に締結させて、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、確実に潤滑油を供給できる。
また、モータジェネレータMGを駆動源に有する構成では、エンジンEngのみを駆動源として用いるものと比較して、トルク特性に優れるとともに、回転数制御性に優れるため、自動変速機ATとして、必ずしも多段に変速する必要は無く、小さな変速比のHiギヤに変速する機会が少なくなるおそれがある。本実施例1は、特に、このような車両において有効である。
(他の実施例)
以下に、他の実施例について説明するが、これら他の実施例は、実施例1の変形例であるため、その相違点についてのみ説明し、実施例1あるいは他の実施例と共通する構成については共通する符号を付けることで説明を省略する。
実施例2は、実施例1の変形例であり、統合コントローラ14の変速制御において実行される強制変速処理の流れが、実施例1と異なる。この実施例2の強制変速処理を、図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートの説明において、実施例1で説明した処理と同じ処理については、実施例1と同じステップ符号を付けて説明を省略する。
統合コントローラ14の起動直後には、ステップS1からステップS20に進んで、クリープ走行中であるか否か判定し、クリープ走行中であれば、ステップS2に進み、クリープ走行中でなければ、1回の処理を終了する。
ここで、クリープ走行中の判定は、ブレーキセンサ32がOFFとなった直後に、ブレーキアクセル開度Vpo=0で、車速Vspが、0よりも大きい場合に、クリープ走行中と判定する。なお、ステップS2以降の処理は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
(実施例2の作用)
実施例2では、統合コントローラ14の起動直後に、発進直前に、ブレーキから足を離してクリープ走行が行なわれた時点で、強制的にハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、ハイクラッチHCの締結を確認した直後の時点で、Lowギヤに変速する。
(実施例2の効果)
以上のように、実施例2では、運転者の加速要求の無い、クリープ走行中にHiギヤへの強制変速を行なうため、Hiギヤへの強制変速が、運手者の加速意図に反して行なわれることが無い。したがって、Hiギヤへの強制変速が、運転者の加速意図に反して行なわれるものと比較すると、運転者に違和感を与えることが無く、制御品質を高めることができる。
なお、強制変速を行なうことにより、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、油膜切れが起こって錆が発生したり、磨耗が発生したりするなどの劣化を抑制することができる効果を有する点は、実施例1と同様である。
実施例3は、実施例1の変形例であり、統合コントローラ14の変速制御において実行される強制変速処理の流れが、実施例1と異なる。この実施例3の強制変速処理を、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートの説明において、実施例1で説明した処理と同じ処理については、実施例1と同じステップ符号を付けて説明を省略する。
統合コントローラ14の起動直後に、ステップS1からステップS30に進んで、車速Vspが、あらかじめ設定された加速判定設定車速VSを越えた後に、アクセルOFF(Apo=0)としたか否か判定し、加速判定設定車速VSを越えた後のアクセルOFF時には、ステップS2に進み、加速後のアクセルOFFでなければ、1回の処理を終了する。なお、ステップS2以降の処理は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
(実施例3の作用)
実施例3では、統合コントローラ14の起動直後に、加速判定設定車速VSまで加速された後にアクセルOFFとなった時点で、強制的にハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、ハイクラッチHCの締結を確認した直後の時点で、Lowギヤに変速しなおす。
(実施例3の効果)
以上のように、実施例3では、始動後の加速は、Lowギヤで行なわれるため、運転者の強い加速要求に応えることができる。そして、この加速判定設定車速VSを超える加速後に、アクセルがOFFとなって運転者に加速要求の無い時点で、Hiギヤへの強制変速を行なうため、Hiギヤへの強制変速が、運手者の加速意図に反して行なわれることが無い。したがって、Hiギヤへの強制変速が、運転者の加速意図に反して行なわれるものと比較すると、運転者に違和感を与えることが無く、制御品質を高めることができる。
なお、強制変速を行なうことにより、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、油膜切れが起こって錆が発生したり、磨耗が発生したりするなどの劣化を抑制することができる効果を有する点は、実施例1と同様である。
実施例4は、実施例1の変形例であり、統合コントローラ14の変速制御において実行される強制変速処理の流れが、実施例1と異なる。この実施例4の強制変速処理を、図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートの説明において、実施例1で説明した処理と同じ処理については、実施例1と同じステップ符号を付けて説明を省略する。
最初のステップS40では、図外のイグニッションスイッチをONとして走行を開始してから、あらかじめ設定された長時間走行設定時間(第2設定時間)Tth(例えば、0.5〜1時間)以内にHiギヤに変速したか否か判定し、Hiギヤへの変速を行なっていない場合にはステップS41に進み、一方、Hiギヤの変速を行なった場合は1回の処理を終了する。
ステップS41では、停止後の発進時と判定された場合に、ステップS2に進み、それ以外で、1回の処理を終了する。ここで、停止後の発進時は、ブレーキONかつ車速Vsp=0km/の状態から、ブレーキOFFとなった場合に、停止後の発進と判定する。
また、ステップS3において、ハイクラッチHCの動作確認がなされた場合には、ステップS42に進む。このステップS42では、アクセル開度Apoに基づいて、運転者が高トルク要求を行なっているか、あるいはアクセルOFFとしたか判定し、高トルク要求あるいはアクセルOFFの場合に、ステップS4に進み、そのいずれでもない場合は、1回の処理を終える。
(実施例4の作用)
実施例4では、長時間走行設定時間Tthを越えて、Hiギヤに変速するような高速走行が行なわれなかった場合、次の停止後の発進時には、強制的にHiギヤへ変速する(ステップS40→S41→S2の処理)。その後、ハイクラッチHCの締結を確認した後に、高トルクが要求された時、またはアクセルOFFを検知した時点で、Lowギヤへ変速する。
(実施例4の効果)
以上のように、実施例4では、長時間走行設定時間を越えてHiギヤへの変速がない場合、停止後の発進時に、強制的にHiギヤへ変速するため、実施例1と同様に、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、油膜切れが起こって錆が発生したり、磨耗が発生したりするなどの劣化を抑制することができる。
そして、始動後に毎回強制変速処理を行なうものと比較して、強制変速処理の回数を少なくでき、強制変速により運転者に違和感を与えることを、抑制できる。
さらに、強制的にHiギヤへ変速するタイミングを、停止後の発進時としたため、走行中にHiギヤへ変速する場合と比較して、運転者に違和感を与えることなく、強制変速を行うことができる。
しかも、強制的に変速したHiギヤから、Lowギヤへ戻すタイミングを、高トルクが要求された時またはアクセルOFFを検知したタイミングとした。このため、高トルク要求時には、Lowギヤに変速されて、高トルクが得られ、この高トルク要求時に、Hiギヤのままとなっているものと比較して、運転者に違和感を与えることが無い。また、アクセルOFFでは、いわゆるエンジンブレーキを得ることができ、運転者に違和感を与えることの無い変速を行うことができる。
以上、本発明のクラッチ制御装置を、実施の形態および実施例1〜4に基づき説明してきたが、具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1〜4では、駆動源として、エンジンEngとモータジェネレータMGとを備えたものを示したが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、駆動源としてモータジェネレータMGのみを備えた電気自動車にも適用できる。
また、実施例1,2では、ハイブリッド車両として、エンジンEngとモータジェネレータMGの両方の駆動力を駆動輪に伝達できる、いわゆるパラレル式のものを示したが、モータMOの駆動力のみを駆動輪に伝達し、エンジンEngはジェネレータGEの発電に用いるいわゆる図10に示すようなシリーズ式のものにも適用することができる。
あるいは、図11および図12に示すような、シリーズパラレル式のものにも適用することができる。なお、図11,図12において、PGは遊星歯車を示している。
また、実施例1〜4において、変速機として、低速ギヤ段として、Lowギヤ、高速ギヤ段としてHiギヤの、2段階の有段変速機を示したが、この有段の数は、2に限らず、3以上の複数段であってもよい。その場合、低速ギヤ段は、1速に限らず、高速ギヤ段に対して、相対的に低いギヤ段であればよい。同様に、高速ギヤ段も、最も高いギヤに限らず、低速ギヤ段に対して、相対的に高いギヤ段であればよい。
また、実施例1〜4では、ハイ側クラッチとしてハイクラッチHC、ロー側クラッチとしてロークラッチLCと、それぞれ1個のクラッチを示したが、その数は、これに限定されない。すなわち、ハイ側クラッチ、ロー側クラッチとして、それぞれ、複数のクラッチを用いるようにしてもよい。
また、実施例2では、始動直後のクリープ走行中に、強制変速処理を行なうようにした例を示したが、クリープ走行中であれば、始動直後以外に、強制変速処理を行なうようにしてもよい。
実施例1〜4では、FRハイブリッド車両に適用した例を示したが、例えば、FFハイブリッド車両や電気自動車や燃料電池車に対しても本発明の制御装置を適用することができる。
14 統合コントローラ(制御手段)
30 車速センサ(車両状態検出手段)
AT 自動変速機
CL2 第2クラッチ(ドグクラッチ)
Eng エンジン(駆動源)
MG モータジェネレータ(駆動源)
LT 左駆動輪
RT 右駆動輪
MO モータ(駆動源)
HC ハイクラッチ(ハイ側クラッチ)
LC ロークラッチ(ロー側クラッチ)

Claims (6)

  1. 駆動輪に駆動力を与える駆動源と、
    この駆動源と前記駆動輪との駆動伝達経路に介在されて、少なくとも相対的に変速比の大きな低速ギヤ段と、相対的に変速比の小さな高速ギヤ段との2つの変速比を有した変速機と、
    前記変速機に設けられ、前記低速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するロー側クラッチと、
    前記変速機に設けられ、前記高速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するハイ側クラッチと、
    走行状態に基づいて前記変速機の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段と、
    を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、
    前記制御手段は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行することを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。
  2. 前記強制変速処理における前記強制変速条件として、イグニッションスイッチをONとした後の、あらかじめ設定された第1設定時間内であるときという条件が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の変速機のクラッチ制御装置。
  3. 前記強制変速処理における前記強制変速条件として、前記イグニッションスイッチをONとした後、車速が設定車速以上となった後に、アクセルペダルが踏み戻されたときという条件が含まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機のクラッチ制御装置。
  4. 前記強制変速処理では、前記強制変速を行なった後、前記ハイ側クラッチが締結されたことを確認する動作確認処理を行ない、前記動作確認が成立した場合に、前記低速ギヤ段に戻す処理が含まれていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の変速機のクラッチ制御装置。
  5. 前記強制変速処理における前記強制変速条件として、前記ハイ側クラッチの締結が成されない状態が、前記第1設定時間よりも長い第2設定時間を越えて連続した後において、車両停止後の発進時という条件が含まれていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の変速機のクラッチ制御装置。
  6. 請求項5に記載の変速機のクラッチ制御装置において、前記強制変速処理では、前記強制変速後に、前記動作確認処理を行ない、さらに、運転者の高トルク出力要求が成されるか、アクセル戻し操作が成された場合に、前記低速ギヤ段に戻すことを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。
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