JP2010180935A - 車両用変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オートマチックトランスミッションにおいて、運転者の意図せぬ手動変速モードから自動変速モードへの切り替えが発生するのを確実に防止する。
【解決手段】 Sレンジの手動変速モードでの走行中に(ステップS1,S3)、走行レンジを検出するシフトポジションセンサの出力信号が途絶えた場合(ステップS4)、従来は無条件でDレンジの自動変速モードに切り替えるところ、本発明ではSレンジで現在確立している変速段と、Dレンジにおける現在の車両の運転状態に対応する変速段とが一致した場合に(ステップS6〜S9)、Sレンジでの手動変速モードからDレンジでの自動変速モードに切り替えるので(ステップS2)、前記切り替えによって変速段が変化することが防止される。これにより、運転者が意図せぬシフトチェンジが行われるのを防止し、車両挙動の乱れや運転者の違和感を防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、オートマチックトランスミッションの第1走行レンジおよび第2走行レンジを選択可能なシフトレバーと、前記シフトレバーが選択している走行レンジを検出するシフトポジションセンサと、運転者の操作により前記オートマチックトランスミッションを手動変速可能な変速スイッチと、車両の運転状態、前記シフトポジションセンサの出力信号および前記変速スイッチの出力信号に基づいて前記オートマチックトランスミッションの変速段、自動変速モードおよび手動変速モードを切り替える変速制御手段とを備える車両用変速制御装置に関する。
シフトレバーにより選択可能な自動変速用のP、R、N、D、S、Lの各レンジ位置をIパターンに沿って配置するとともに、Dレンジ位置でIパターンに交差するHパターンの4つの先端に手動変速用の1速、2速、3速、4速のシフト位置を配置し、シフトレバーを前記Iパターンに沿って移動させることで自動変速モードを選択するとともに、シフトレバーを前記Hパターンに沿って移動させることで手動変速モードを選択するオートマチックトランスミッションの制御装置が、下記特許文献1により公知である。
このオートマチックトランスミッションの制御装置では、手動変速モードにおいてシフトレバーがIパターンのDレンジ位置を横切ったときに直ちに手動変速モードから自動変速モードに切り替わらないように、シフトレバーが1速、2速、3速、4速のシフト位置を離れてHパターン上に存在する時間、あるいはIパターンのDレンジ位置に存在する時間をタイマでカウントし、その時間が所定値を超えた場合に運転者が手動変速モードから自動変速モードに切り替える意思があると判断し、スロットル開度あるいは車速が変化したときに前記切り替えを行うようになっている。
特許第2947544号公報
ところで上記従来のものは、手動変速モードにおいてシフトレバーがHパターンの1速、2速、3速、4速のシフト位置を離れている時間に基づいて、運転者が手動変速モードから自動変速モードに切り替える意思を持っているか否かを判断しているが、運転者によるシフトレバーの操作がスムーズに行われなかった場合に、運転者が意図していないにも関わらず、タイマーのカウントが進んで手動変速モードから自動変速モードに切り替わってしまう可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、オートマチックトランスミッションにおいて、運転者の意図せぬ手動変速モードから自動変速モードへの切り替えが発生するのを確実に防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、オートマチックトランスミッションの第1走行レンジおよび第2走行レンジを選択可能なシフトレバーと、前記シフトレバーが選択している走行レンジを検出するシフトポジションセンサと、運転者の操作により前記オートマチックトランスミッションを手動変速可能な変速スイッチと、車両の運転状態、前記シフトポジションセンサの出力信号および前記変速スイッチの出力信号に基づいて前記オートマチックトランスミッションの変速段、自動変速モードおよび手動変速モードを切り替える変速制御手段とを備える車両用変速制御装置において、前記変速制御手段は、前記第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に前記シフトポジションセンサの出力信号が途絶えた場合、前記第1走行レンジで現在確立している変速段と、前記第2走行レンジにおける現在の車両の運転状態に対応する変速段とが一致した場合に、前記オートマチックトランスミッションを前記第1走行レンジの手動変速モードから前記第2走行レンジの自動変速モードに切り替えることを特徴とする車両用変速制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、オートマチックトランスミッションの第1走行レンジおよび第2走行レンジを選択可能なシフトレバーと、前記シフトレバーが選択している走行レンジを検出するシフトポジションセンサと、運転者の操作により前記オートマチックトランスミッションを手動変速可能な変速スイッチと、車両の運転状態、前記シフトポジションセンサの出力信号および前記変速スイッチの出力信号に基づいて前記オートマチックトランスミッションの変速段、自動変速モードおよび手動変速モードを切り替える変速制御手段とを備える車両用変速制御装置において、前記変速制御手段は、前記第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に前記シフトポジションセンサの出力信号が途絶えた場合、前記オートマチックトランスミッションの変速段が所定値以下、あるいは車速が所定値以下の条件が成立したときに、前記オートマチックトランスミッションを前記第1走行レンジの手動変速モードから前記第2走行レンジの自動変速モードに切り替えることを特徴とする車両用変速制御装置が提案される。
尚、実施の形態のパドルスイッチSbは本発明の変速スイッチに対応し、実施の形態の電子制御ユニットUは本発明の変速制御手段に対応する。
請求項1の構成によれば、シフトレバーでオートマチックトランスミッションの第1走行レンジあるいは第2走行レンジを選択して自動変速モードで走行しているときに、運転者が変速スイッチを操作すると自動変速モードから手動変速モードに切り替わり、任意の変速段での走行が可能となる。第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に、走行レンジを検出するシフトポジションセンサの出力信号が途絶えた場合、従来は無条件で第2走行レンジの自動変速モードに切り替えるところ、本発明では第1走行レンジで現在確立している変速段と、第2走行レンジにおける現在の車両の運転状態に対応する変速段とが一致した場合に、第1走行レンジでの手動変速モードから第2走行レンジでの自動変速モードに切り替えるので、前記切り替えによって変速段が変化することが防止される。これにより、運転者が意図せぬシフトチェンジが行われるのを防止し、車両挙動の乱れや運転者の違和感を防止することができる。
また請求項2の構成によれば、シフトレバーでオートマチックトランスミッションの第1走行レンジあるいは第2走行レンジを選択して自動変速モードで走行しているときに、運転者が変速スイッチを操作すると自動変速モードから手動変速モードに切り替わり、任意の変速段での走行が可能となる。第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に、走行レンジを検出するシフトポジションセンサの出力信号が途絶えた場合、従来は無条件で第2走行レンジの自動変速モードに切り替えるところ、本発明ではオートマチックトランスミッションの変速段が所定値以下、あるいは車速が所定値以下の条件が成立した場合に、第1走行レンジでの手動変速モードから第2走行レンジでの自動変速モードに切り替えるので、前記切り替えによって変速段が変化することが防止される。これにより、運転者が意図せぬシフトチェンジが行われるのを防止し、車両挙動の乱れや運転者の違和感を防止することができる。
オートマチックトランスミッションのDレンジおよびSレンジの切り替えの説明図(第1の実施の形態)。 オートマチックトランスミッションの制御系のブロック図(第1の実施の形態)。 作用を説明するフローチャート(第1の実施の形態)。 作用を説明するフローチャート(第2の実施の形態)。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1はオートマチックトランスミッションのDレンジおよびSレンジの切り替えの説明、図2はオートマチックトランスミッションの制御系のブロック図、図3は作用を説明するフローチャートである。
図1および図2に示すように、オートマチックトランスミッションTのシフトレバーLは、運転者の操作によりPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、DレンジおよびSレンジを選択可能である。シフトレバーLがDレンジにあるとき、電子制御ユニットUは、車速センサScで検出した車速およびスロットル開度センサSdで検出したスロットル開度をパラメータとしてDレンジ用の変速マップから変速段を検索し、この変速段を確立すべくオートマチックトランスミッションTに変速指令信号を出力することで、通常の自動変速モードによる走行が可能になる。またシフトレバーLがDレンジにあって上述した自動変速が行われているとき、図示せぬステアリングホイールに設けられたパドルスイッチSbを運転者が操作すると、マニュアルトランスミッションのような手動変速が可能な手動変速モードに移行する。
即ち、運転者がシフトアップ用のパドルスイッチSbを押す度に変速段が1段ずつシフトアップし、運転者がシフトダウン用のパドルスイッチSbを押す度に変速段が1段ずつシフトダウンすることで、任意の変速段を選択して走行することができる。但し、例えばパドルスイッチSbの操作により切り替わる変速段でエンジン回転数がレッドゾーンに入るような場合や、エンジンがストールするような場合には、そのパドルスイッチSbの操作は無視される。
そして運転者が最後にパドルスイッチSbを操作した後に車両がクルーズ状態に移行したと判断されると、上述した手動変速モードから通常の自動変速モードに復帰する。
またシフトレバーLがSレンジにあるときにも、電子制御ユニットUは、車速センサScで検出した車速およびスロットル開度センサSdで検出したスロットル開度をパラメータとしてSレンジ用の変速マップから変速段を検索し、この変速段を確立すべくオートマチックトランスミッションTに変速指令信号を出力することで、自動変速モードによる走行が可能になる。但し、SレンジではオーバードライブOFF機能により、最高変速段へのシフトアップが禁止される。
またシフトレバーLがSレンジにあって上述した自動変速が行われているときに運転者がパドルスイッチSbを操作すると、Dレンジの場合と同様にパドルスイッチSbの操作によりマニュアルトランスミッションのような手動変速が可能な手動変速モードに移行する。しかしながら、Sレンジでは車両がクルーズ状態に移行したと判断された場合でも自動変速モードに復帰することはなく、手動変速モードが維持される。
図1から明らかなように、Dレンジの自動変速モード、Dレンジの手動変速モード、Sレンジの自動変速モードおよびSレンジの手動変速モードの切り替えは以下のように行われる。
Dレンジの自動変速モードからパドルスイッチSbを操作するとDレンジの手動変速モードに切り替えることができ、Sレンジの自動変速モードからパドルスイッチSbを操作するとSレンジの手動変速モードに切り替えることができる。DレンジからSレンジへの切り替えは、Dレンジの手動変速モードおよび自動変速モードの何れにある場合でも、シフトレバーLをSレンジに操作することで可能である。SレンジからDレンジへの切り替えは、Sレンジの自動変速モードおよび手動変速モードの何れにある場合でも、シフトレバーLをDレンジに操作することで可能である。
ところで、Sレンジの手動変速モードによる走行中に、運転者がDレンジに切り替えようとしてシフトレバーLに手を乗せているような場合に、運転者が未だDレンジへの切替操作を行っていないのに、シフトレバーLに力が加わってSレンジを検出していたシフトポジションセンサSaの検出信号がOFFしてしまう場合がある。
このような場合、従来は無条件でDレンジの自動変速モードに切り替わるように制御が行われていたため、Sレンジの手動変速モードの変速段からDレンジの自動変速モードの変速段にシフトチェンジが行われてしまい、この予期せぬシフトチェンジによって車両挙動が乱れたり運転者が違和感を感じたりする可能性があるだけでなく、トルクコンバータのロックアップクラッチが係合解除してショックが発生したり燃料消費率が増加したりする可能性あった。
上述した問題は、シフトポジションセンサSaに接触不良のような異常が発生し、Sレンジを検出していたシフトポジションセンサSaの検出信号がOFFしてしまう場合にも起こり得る。
そこで本実施の形態では、以下のような制御を行って上記問題を解決している。
図3のフローチャートにおいて、先ずステップS1でシフトポジションセンサSaがSレンジを検出していないとき、ステップS2で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされる。手動変速モード許可フラグF SURETが「1」のときは、Sレンジの手動変速モードが許可され、手動変速モード許可フラグF SURETが「0」のときは、Sレンジの手動変速モードが禁止される。
前記ステップS1でシフトポジションセンサSaがSレンジを検出しており、かつステップS1Aで手動変速モード許可フラグF SURETが「0」である場合には、ステップS3でパドルスイッチSbによるシフトアップあるいはシフトダウンの変速指令が入力されないとき、前記ステップS2で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされる。
前記ステップS1Aで手動変速モード許可フラグF SURETが「1」であるとき、あるいは前記ステップS3でパドルスイッチSbによるシフトアップあるいはシフトダウンの変速指令が入力されたとき、ステップS4でシフトレバーLへの手乗せ等によるシフトポジションセンサSaのS接点のOFFが発生しなければ、ステップS5で手動変速モード許可フラグF SURETが「1」にセットされ、Sレンジの自動変速モードから手動変速モードに切り替わり、運転者のパドルスイッチSbの操作によるシフトチェンジが可能になる。
前記ステップS4で運転者の意思に反してシフトポジションセンサSaのS接点が何らかの理由でOFFすると、ステップS6でDレンジ用の変速マップに車速センサScおよびスロットル開度センサSdで検出した現在の車速およびスロットル開度を適用し、Dレンジでの変速段SFTDを検索する。このDレンジでの変速段SFTDは、現在の車両の運転状態でDレンジにシフトチェンジされたと仮定した場合に、Dレンジの自動変速モードにおいて確立する変速段に相当する。
続くステップS7でDレンジでの変速段SFTDが現在確立している変速段GRATIOに一致していなければ、前記ステップS5に移行してSレンジの手動変速モードを継続する。前記ステップS7でDレンジでの変速段が現在確立している変速段GRATIOに一致していれば、前記ステップS2で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされ、Sレンジの手動変速モードが禁止されるため、Dレンジの自動変速モードに移行する。
つまり、Sレンジの手動変速モードにより走行しているときに、シフトポジションセンサSaのS接点が、運転者の意に反して何らかの理由でOFFした場合、現在の車速およびスロットル開度でDレンジの自動変速モードに切り替わったときにシフトチェンジが発生しない場合に限り、Sレンジの手動変速モードからDレンジの自動変速モードに切り替えるので、意図せぬシフトチェンジが行われて車両挙動が乱れたり運転者が違和感を感じたりするのを防止することができるだけでなく、トルクコンバータのロックアップクラッチが不必要に係合解除してショックが発生したり燃料消費量が増加したりするのを防止することができる。
次に、図4に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
先ずステップS11でシフトポジションセンサSaがSレンジを検出していないとき、ステップS12で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされる。手動変速モード許可フラグF SURETが「1」のときは、Sレンジの手動変速モードが許可され、手動変速モード許可フラグF SURETが「0」のときは、Sレンジの手動変速モードが禁止される。
前記ステップS11でシフトポジションセンサSaがSレンジを検出しており、かつステップS11Aで手動変速モード許可フラグF SURETが「0」である場合には、ステップS13でパドルスイッチSbによるシフトアップあるいはシフトダウンの変速指令が入力されないとき、前記ステップS2で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされる。
前記ステップS11Aで手動変速モード許可フラグF SURETが「1」であるとき、あるいは前記ステップS13でパドルスイッチSbによるシフトアップあるいはシフトダウンの変速指令が入力されたとき、ステップS14でシフトレバーLへの手乗せ等によるシフトポジションセンサSaのS接点のOFFが発生しなければ、ステップS15で手動変速モード許可フラグF SURETが「1」にセットされ、Sレンジの自動変速モードから手動変速モードに切り替わり、運転者のパドルスイッチSbの操作によるシフトチェンジが可能になる。
ここまでの制御は、上述した第1の実施の形態と同じである。
前記ステップS14で運転者の意思に反してシフトポジションセンサSaのS接点が何らかの理由でOFFすると、ステップS16で現在確立している変速段が所定変速段(実施の形態では、1速変速段)以下でなければ、前記ステップS15に移行してSレンジの手動変速モードを継続する。
そして前記ステップS16で現在確立している変速段が所定変速段以下(つまり1速変速段)であれば、前記ステップS12で手動変速モード許可フラグF SURETが「0」にリセットされ、Sレンジの手動変速モードが禁止されるため、Dレンジの自動変速モードに移行する。
このように、Sレンジの手動変速モードにより走行しているときに、シフトポジションセンサSaのS接点が、運転者の意に反して何らかの理由でOFFした場合、現在の変速段が最低変速段である1速変速段である場合に限り、Sレンジで手動変速モードからDレンジの自動変速モードに切り替える。1速変速段の確立時には車速が低く、かつそれ以下の変速段のシフトダウンする可能性もないため、Sレンジで手動変速モードからDレンジの自動変速モードに切り替わったとしても、変速ショックの発生や車速の急変が起きる虞がなく、意図せぬシフトチェンジによる車両挙動の乱れや運転者の違和感を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではオートマチックトランスミッションTとして有段式のものを例示したが、本発明はCVT(無断変速機)に対しても適用することができる。CVTには有段式のトランスミッションのような「変速段」は存在しないが、その変速比に応じた仮想的な変速段を設定することで、本発明を適用することができる。
また第2の実施の形態では、現在の変速段が1速変速段の場合にSレンジの手動変速モードからDレンジの自動変速モードへの切り替えを許可しているが、現在の変速段が2速変速段以下の場合にSレンジの手動変速モードからDレンジの自動変速モードへの切り替えを許可しても良い。
また第2の実施の形態では、現在の変速段が所定変速段以下の場合にSレンジの手動変速モードからDレンジの自動変速モードへの切り替えを許可しているが、現在の車速が所定値(例えば、10km/h)以下の場合にSレンジの手動変速モードからDレンジの自動変速モードへの切り替えを許可しても良い。
Sa シフトポジションセンサ
Sb パドルスイッチ(変速スイッチ)
L シフトレバー
T オートマチックトランスミッション
U 電子制御ユニット(変速制御手段)

Claims (2)

  1. オートマチックトランスミッション(T)の第1走行レンジおよび第2走行レンジを選択可能なシフトレバー(L)と、
    前記シフトレバー(L)が選択している走行レンジを検出するシフトポジションセンサ(Sa)と、
    運転者の操作により前記オートマチックトランスミッション(T)を手動変速可能な変速スイッチ(Sb)と、
    車両の運転状態、前記シフトポジションセンサ(Sa)の出力信号および前記変速スイッチ(Sb)の出力信号に基づいて前記オートマチックトランスミッション(T)の変速段、自動変速モードおよび手動変速モードを切り替える変速制御手段(U)と、
    を備える車両用変速制御装置において、
    前記変速制御手段(U)は、
    前記第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に前記シフトポジションセンサ(Sa)の出力信号が途絶えた場合、
    前記第1走行レンジで現在確立している変速段と、前記第2走行レンジにおける現在の車両の運転状態に対応する変速段とが一致した場合に、前記オートマチックトランスミッション(T)を前記第1走行レンジの手動変速モードから前記第2走行レンジの自動変速モードに切り替えることを特徴とする車両用変速制御装置。
  2. オートマチックトランスミッション(T)の第1走行レンジおよび第2走行レンジを選択可能なシフトレバー(L)と、
    前記シフトレバー(L)が選択している走行レンジを検出するシフトポジションセンサ(Sa)と、
    運転者の操作により前記オートマチックトランスミッション(T)を手動変速可能な変速スイッチ(Sb)と、
    車両の運転状態、前記シフトポジションセンサ(Sa)の出力信号および前記変速スイッチ(Sb)の出力信号に基づいて前記オートマチックトランスミッション(T)の変速段、自動変速モードおよび手動変速モードを切り替える変速制御手段(U)と、
    を備える車両用変速制御装置において、
    前記変速制御手段(U)は、
    前記第1走行レンジの手動変速モードでの走行中に前記シフトポジションセンサ(Sa)の出力信号が途絶えた場合、
    前記オートマチックトランスミッション(T)の変速段が所定値以下、あるいは車速が所定値以下の条件が成立したときに、前記オートマチックトランスミッション(T)を前記第1走行レンジの手動変速モードから前記第2走行レンジの自動変速モードに切り替えることを特徴とする車両用変速制御装置。
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