JP2010179964A - 飲料を提供するための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料、特にコーヒーを提供するための装置1であって、抽出ユニット3が設けられており、抽出ユニット3を通って湯が案内されて抽出が行われるようになっており、飲料注出部15が設けられており、飲料注出部15で、容器14に、準備された飲料が充填されるようになっている、飲料提供装置を改良して、抽出飲料の効果的な冷却が実現され、一定の飲料品質が達成されるものを提供する。
【解決手段】集合容器9に氷を供給するための装置2が設けられており、抽出された飲料は、集合容器9を通って、氷と共に、飲料注出部15に案内されるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料、特にコーヒーを提供するための装置であって、抽出ユニットが設けられており、抽出ユニットを通って湯が案内されて抽出が行われるようになっており、飲料注出部が設けられており、飲料注出部で、容器に、準備された飲料が充填されるようになっている、飲料提供装置に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2243882号明細書においてドリンクディスペンサが公知であり、ここでは貯蔵氷が貯蔵容器に配置されており、貯蔵容器は、アイスディスペンサを介して時間単位あたり所定量の氷を提供することができる。氷は、容器内で飲料と混合することができる。このようなドリンクディスペンサの欠点によれば、固体が飲料内に残存し、使用者によって不快である。さらに氷塊はゆっくりとしか溶けないので、冷却に時間が掛かるか、または氷の過度の調量が飲料の味を低下させる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3405396号明細書において、抽出装置が公知であり、ここでは飲料を冷却するために、フィルタ装置とボトルとの間に冷却容器が設けられている。手動で充填可能な追加的な冷却容器における冷却は、固体の粒の分離を実現するが、正確な氷量の調量は困難である。なぜならば抽出されるコーヒーの温度、周辺温度および氷塊の大きさに応じて、効果の大小する冷却が行われるからである。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2243882号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第3405396号明細書
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような飲料提供装置を改良して、抽出飲料の効果的な冷却が実現され、一定の飲料品質が達成されるものを提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、飲料、特にコーヒーを提供するための装置であって、抽出ユニットが設けられており、該抽出ユニットを通って湯が案内されて抽出が行われるようになっており、飲料注出部が設けられており、該飲料注出部で、容器に、準備された飲料が充填されるようになっている、飲料提供装置において、集合容器に氷を供給するための装置が設けられており、抽出された飲料は、集合容器を通って、氷と共に、飲料注出部に案内されるようになっている。
好適には、集合容器は、出口を備えており、該出口に、閉鎖可能な弁が設けられている。
好適には、抽出飲料は、抽出ユニットから、選択的に直に飲料注出部に案内されるか、または集合容器を介して案内されるようになっている。
好適には、氷供給装置は、氷を細かく砕くための手段を備えている。
好適には、自動の氷の調量装置が、氷供給装置に設けられている。
好適には、氷供給装置は、容器を備えており、該容器に、氷を細かく砕くための、被駆動式のディスクが配置されている。
好適には、氷供給装置は、氷を、選択的に集合容器に供給するか、または直に飲料注出部に供給するようになっている。
好適には、制御装置が設けられており、該制御装置によって、ホット飲料またはコールド飲料を自動的に提供するための様々なプログラムが選択されるようになっている。
好適には、集合容器は、ホッパ状に形成されている。
好適には、氷供給装置は、集合容器の上方に配置されており、該集合容器は、飲料注出部の上方に配置されている。
好適には、集合容器は、当該飲料提供装置から取出可能に配置されている。
本発明によれば、集合容器に氷を供給するための装置が設けられており、抽出された飲料は、集合容器を通って、氷と共に、飲料注出部に案内されるようになっている。これによって氷提供装置は、氷を所望量に調量することができるので、調節された飲料量に応じて氷を必要量だけ集合容器に送り出すことができる。さらに提供される飲料の温度は、氷の混合量によって予め設定することができる。提供される飲料の再現可能な品質結果が得られ、このことはとりわけ自動コーヒーマシンまたは別の飲料提供装置において好適である。
本発明の好適な形態では、集合容器が、出口を備えており、出口に、閉鎖可能な弁が設けられている。これによって集合容器における氷と抽出飲料との滞留時間を予め設定することができる。好適には、抽出飲料は、集合容器に送り出され、そこで、冷却された飲料が飲料注出部に送り出されるまえに、5秒〜30秒、好適には10秒〜20秒の時間長さで滞留する。これによって依然として固体である粒が冷却された飲料に残存する、ということが回避される。滞留時間は、制御装置によって自動的に設定することができ、特に飲料準備に関する特定のプログラムを選択する際に設定することができる。
飲料提供装置を特にフレキシブルに構成するために、抽出飲料は、抽出ユニットから、選択的に直に飲料注出部に案内されるか、または集合容器を介して案内されるようになっている。これによって使用者は、抽出されたホット飲料を受け取るか、または冷却された飲料を受け取るか決定することができる。
本発明の別の形態によれば、氷供給装置は、氷を細かく砕くための手段を備えている。大きな氷塊は冷却に長時間必要であり、ゆっくりとしか融解しない。氷の表面積を拡大するために、好適には、氷塊を小さな氷粒に砕くための装置が設けられているので、氷は、簡単に集合容器に調量することができる。このために氷供給装置は、容器を備えており、容器に、氷を細かく砕くための、被駆動式のディスクが配置されており、ディスクは、対応するブレードと協働する。ブレードは、調節可能に形成されており、これによって砕かれる氷粒の大きさを調節することができる。
好適には、自動式の氷調量装置が、氷供給装置に設けられている。したがって、多すぎる氷が氷供給装置に送り出される、ということが回避され、この場合必要量の氷しか調量装置を通って氷供給装置に送り出されない。調量装置は、たとえば氷塊のための貯蔵容器または収容装置を備えることができ、貯蔵容器または収容装置は、氷供給装置への単数または複数の氷塊の自動的な送り出しを実現する。
本発明の別の形態によれば、氷供給装置は、氷を、選択的に集合容器に供給するか、または直に飲料注出部に供給するようになっている。これによって使用者は、飲料に氷を付けるか、またはコールド飲料だけを受け取るか決定することができる。
本発明の別の形態によれば、飲料提供装置に制御装置が設けられており、制御装置によって、ホット飲料またはコールド飲料を自動的に提供するための様々なプログラムが選択可能である。さらに使用者は、制御装置を介して、細かく砕かれた氷だけを飲料注出部で取り出すように設定することもできる。さらに香料、特にシロップを調量するための手段を設けてもよい。これによって飲料提供装置は、様々な温度および嗜好の多様の飲料を提供することができる。
効果的な冷却のために、集合容器は、ホッパ状に形成することができるので、出口に切換可能な弁を設けるために、重力を利用することができる。これによって、飲料を提供する際に、洗浄に関して問題となり得る不要なポンプを省略することができる。さらに氷供給装置は、集合容器の上方に配置されており、集合容器は、飲料注出部の上方に配置されているので、重力を用いて、製作プロセスの範囲内で飲料提供を行うことができる。
集合容器の簡単な洗浄のために、集合容器は、飲料提供装置から取出可能に配置されており、たとえば集合容器は、取出可能な引出内に配置することができる。
本発明による飲料提供装置を示す概略図である。 氷供給装置付近で、本発明による飲料提供装置を詳しく示す図である。 氷供給装置の展開図である。
次に図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
飲料、特にコーヒーを提供するための装置1は、氷を供給するための装置2を備えており、氷供給装置2は、ホット飲料を作るための抽出ユニット3と共に飲料提供装置1に収容されている。抽出ユニット3に、略示した湯用の供給部4と、抽出物(特にコーヒー)用の調量装置5とから供給が行われる。コーヒーは、ミル装置を介して、所望量で抽出ユニット3に供給することができる。抽出ユニット3から、送出管路6が分岐7に通じており、分岐7は、切換可能に形成されていて、選択的に、抽出飲料は、管路13を通って飲料注出部15に案内されるか、または集合容器9に通じる供給路8に案内される。集合容器9は、下位部分でホッパ状に形成されていて、出口10に切換可能な弁11を備えており、弁11は、飲料注出部15に通じる排出路12を開閉する。
飲料注出部15は、集合装置として略示しており、集合装置は、出口を備えており、出口の下方に容器14、特にカップが置かれるようになっている。
氷供給装置2の上方に、調量装置16が設けられており、調量装置16は、自動運転可能であり、単数または複数の氷塊を氷供給装置2に送り込む。調量装置16は、氷塊用の集合容器または集合装置または製氷ための装置であってよい。
氷供給装置2は、容器を備えており、容器内に氷を破砕するためのディスク17が配置されている。ディスク17は、軸18によって駆動され、軸18は、モータ19を介して回動可能であり、ここでは選択的に伝動装置および/または継手が設けられていてよい。ディスク17に、突出する掻き回しエレメント20が設けられており、掻き回しエレメント20によって、容器内に存在する氷塊は略示したブレード23に向かって移動させられるので、矢印21で示唆したように、氷塊は細かく砕かれた状態で集合容器9に送り込むことができる。ブレード23は、容器に調節可能に配置されているので、細かく砕かれた氷塊の大きさを設定することができる。自動調節の場合、制御装置を介して、選択された飲料に応じて、砕かれる氷粒の大きさを選択することができる。
容器14に細かく砕かれた氷粒を提供するよう所望される場合、砕かれた氷粒を直に氷供給装置2から飲料出口15に送るために、切換可能な出口を作動させることができ、これについては略示した管路22で示唆した。
ホット飲料を提供するために、抽出ユニット3に湯および抽出物が充填され、管路6および管路13を介して抽出飲料が飲料注出部15に送り込まれる。
コールド飲料、たとえばアイスコーヒーまたはアイスティーを提供するよう所望される場合、抽出飲料の冷却が飲料提供装置1内で行われ、このために同時に抽出ユニット3が作動させられ、これに並行して氷調量装置16を介して単数または複数の氷塊が氷供給装置2に送られる。氷供給装置2内で、単数または複数の氷塊が破砕され、集合容器9に送り込まれる。集合容器9では、管路8からの抽出飲料と、氷供給装置2からの細かく砕かれた氷粒とが集められ、ここでは弁11は、所定時間、たとえば10秒〜60秒閉じることができる。この時間内で、細かく砕かれた氷粒が集合容器9内で融解し、抽出飲料は、所望の温度に冷却することができる。この時間が経過すると、弁11は、調節エレメントを介して開かれ、抽出飲料は、提供管路12を通って飲料注出部15に供給され、容器14に供給される。抽出ユニット3、氷供給装置2ならびに弁11は、飲料提供装置1の中央制御ユニットを介して制御される。制御ユニットは、様々な飲料を提供するためのプログラムメニューに関する操作部および表示部を備えることができる。
図2および図3には、飲料提供装置1の氷供給装置2を詳しく示した。モータ19は、軸18を駆動し、軸18は、氷供給装置2の容器の底部を貫通して、そこでディスク17を回転させ、ディスク17は、氷塊を掻き回すための単数または複数の突出部を備えている。また容器にブレード23が取り付けられており、ブレード23は、保持手段24と一体的に形成されており、保持手段24は、容器の壁に取り付けられている。氷供給装置2の容器は、蓋25を介して閉じられており、ここでは選択的に氷塊の手動供給も、調量装置16による氷塊の自動供給も実現可能である。
氷供給装置2に隣接して、僅かにその下方に、集合容器9が配置されているので、出口21を通って容器に細かく砕かれた氷を直に集合容器9に送り込むことができる。集合容器9も同様に蓋26を介して閉じることができ、蓋26に、抽出飲料のための供給管路27が形成されている。
集合容器9の下面に出口10が設けられており、出口10に弁11が可動に配置されている。弁11を作動させるために、アクチュエータ30が設けられており、アクチュエータ30は、押圧バー31および押圧ディスク32を介して弁11を運動させる。さらに弁のハウジング33が出口10に配置されている。
飲料の機能性を高めるために、香料、特にシロップのための調量装置を設けてもよい。この調量装置は、たとえば飲料注出部15付近に設けることができ、これによって香料は直に容器14に調量される。
1 飲料提供装置、 2 氷供給装置、 3 抽出ユニット、 4 供給部、 5 調量装置、 6 送出管路、 7 分岐、 8 供給路、 9 集合容器、 10 出口、 11 弁、 12 流出路、 13 管路、 14 容器、 15 飲料注出部、 16 調量装置、 17 ディスク、 18 軸、 19 モータ、 20 掻き回しエレメント、 21 矢印、出口 22 管路、 23 ブレード、 24 保持手段、 25 蓋、 26 蓋、 27 供給路、 30 アクチュエータ、 31 押圧バー、 32 押圧ディスク、 33 ハウジング

Claims (11)

  1. 飲料、特にコーヒーを提供するための装置(1)であって、
    抽出ユニット(3)が設けられており、該抽出ユニット(3)を通って湯が案内されて抽出が行われるようになっており、飲料注出部(15)が設けられており、該飲料注出部(15)で、容器(14)に、準備された飲料が充填されるようになっている、飲料提供装置において、
    集合容器(9)に氷を供給するための装置(2)が設けられており、抽出された飲料は、集合容器(9)を通って、氷と共に、飲料注出部(15)に案内されるようになっていることを特徴とする、飲料提供装置。
  2. 集合容器(9)は、出口(10)を備えており、該出口(10)に、閉鎖可能な弁(11)が設けられている、請求項1記載の装置。
  3. 抽出飲料は、抽出ユニット(3)から、選択的に直に飲料注出部(15)に案内されるか、または集合容器(9)を介して案内されるようになっている、請求項1または2記載の装置。
  4. 氷供給装置(2)は、氷を細かく砕くための手段(20)を備えている、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 自動の氷の調量装置(16)が、氷供給装置(2)に設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 氷供給装置(2)は、容器を備えており、該容器に、氷を細かく砕くための、被駆動式のディスクが配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 氷供給装置(2)は、氷を、選択的に集合容器(9)に供給するか、または直に飲料注出部(15)に供給するようになっている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 制御装置が設けられており、該制御装置によって、ホット飲料またはコールド飲料を自動的に提供するための様々なプログラムが選択されるようになっている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 集合容器(9)は、ホッパ状に形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 氷供給装置(2)は、集合容器(9)の上方に配置されており、該集合容器(9)は、飲料注出部(15)の上方に配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 集合容器(9)は、当該飲料提供装置から取出可能に配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
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