JP2010179721A - 車輪ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】違法にロックアームを強制的に開放状態にしようとした場合にであっても、駆動軸が変形しにくくなる構造とする車輪ロック装置を提供する。
【解決手段】複数枚のプレートを有するハウジング11、101と、車輪の有無を検知する検知手段30と、ハウジング11に取り付けられ、検知手段30により検知する車輪の有無に基づいて駆動するモータ41と、モータ41の出力軸に連結され、複数枚のプレートにより軸方向に隔てた複数箇所にて回転可能に支持される駆動軸50と、駆動軸50に対して回転規制されて設けられ、且つ、ハウジング11、101に対して回転可能に設けられるカム61、62と、ハウジング11、101に回転可能に支持され、カム61、62の回転に伴ってハウジング11に対して揺動することにより車輪のロックとアンロックとを切り替える一対のロックアーム70、80とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、駐輪場システムなどにおいて自転車や自動二輪車などの車輪をロックする車輪ロック装置に関するものである。
従来、車輪ロック装置として、例えば特開2006-143142号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1には、モータを駆動することにより、モータの出力軸に連結されている駆動軸およびカムを回転させ、該カムの回転によりロックアームを駆動することで車輪のロックとアンロックを行うことが記載されている。
特開2006-143142号公報
ところで、車輪ロック装置は、違法な強行脱出を防止する必要がある。つまり、車輪をロックしている状態において、ロックアームを強制的に開放状態にしようとすると、カムを支持し且つモータの出力軸に連結されている駆動軸が変形するおそれがある。これは、車両ロック装置の故障の原因となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、違法にロックアームを強制的に開放状態にしようとした場合であっても、駆動軸が変形しにくくなる構造とする車輪ロック装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の車輪ロック装置は、
ハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられたモータと、
前記モータの出力軸に連結され、前記ハウジングにより回転可能に支持される駆動軸と、
前記駆動軸と一体的に回転可能に設けられるカムと、
前記ハウジングに回転可能に支持され、前記カムの回転に伴って前記ハウジングに対して揺動することにより前記車輪のロックとアンロックとを切り替えるロックアームと、
を備えるものである。
本発明の構成によれば、駆動軸は、ロックアームではなく、ハウジングにより回転可能に支持されている。このように、駆動軸をハウジングにより回転可能に支持することで、違法にロックアームを強制的に開放状態(アンロック)にしようとした場合に、駆動軸はハウジングにより位置を規制される。従って、駆動軸は変形しにくくなり、違法な強行脱出を防止することにつながると共に、駆動軸の変形による故障を抑制できる。
また、上記した本発明の車輪ロック装置において、前記ハウジングは、複数枚のプレートを有し、前記駆動軸は、複数枚の前記プレートにより軸方向に隔てた複数箇所にて回転可能に支持されるようにしてもよい。
この場合には、駆動軸が、複数枚のプレートにより、駆動軸の軸方向に隔てた複数箇所にて支持されるため、より安定した駆動軸の支持を実現できる。つまり、駆動軸の軸方向に隔てた複数箇所にて駆動軸を支持することにより、駆動軸の撓み変形を抑制する効果を確実に発揮できる。
また、請求項1に係る車輪ロック装置は、
複数枚のプレートを有するハウジングと、
車輪の有無を検知する検知手段と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記検知手段により検知する前記車輪の有無に基づいて駆動するモータと、
前記モータの出力軸に連結され、複数枚の前記プレートにより軸方向に隔てた複数箇所にて回転可能に支持される駆動軸と、
前記駆動軸に対して回転規制されて設けられ、且つ、前記ハウジングに対して回転可能に設けられるカムと、
前記ハウジングに回転可能に支持され、前記カムの回転に伴って前記ハウジングに対して揺動することにより前記車輪のロックとアンロックとを切り替える一対のロックアームと、
を備えるものである。
この構成によれば、複数枚のプレートにより、駆動軸の軸方向に隔てた複数箇所にて駆動軸を支持することで、駆動軸の撓み変形を抑制する効果を確実に発揮できる。つまり、安定的に駆動軸を支持することできる。従って、一対のロックアームを強制的に開放状態にしようとした場合に、駆動軸が変形することを確実に抑制できる。
また、請求項2に係る車輪ロック装置は、請求項1の車輪ロック装置において、前記カムは、2枚の前記プレートの間に配置されるものである。このように、カムが、駆動軸を支持する複数のプレートの間に配置されることで、違法にロックアームを強制的に開放状態(アンロック)にしようとした場合に、複数のプレートは、駆動軸が撓み変形することをより抑制することができる。
また、請求項3に係る車輪ロック装置は、請求項2の車輪ロック装置において、前記駆動軸は、非真円形状の軸直交断面形状からなり、工具により前記駆動軸を回転するための工具係止部を有し、前記工具係止部は、前記カムが間に配置される2枚の前記プレートの外側に配置されるものである。
この構成によれば、工具係止部を2枚のプレートの外側に配置することで、工具を工具係止部に確実に係止することができる。そして、モータなどが故障の際に、工具を工具係止部に係止して回転することにより、ロックアームをロックからアンロックに切り替えることができる。なお、この工具係止部の軸方向長さを、汎用のモンキーレンチの幅よりも短く設定し、且つ、幅の狭い特殊工具のみを挿入可能な長さに設定することで、違法な脱出を抑制することができる。
請求項4に係る車輪ロック装置は、請求項3の車輪ロック装置において、前記ハウジングに着脱可能に設けられ、前記工具係止部を被覆する被覆カバーを備えるものである。この構成によれば、被覆カバーを備えることにより、工具係止部を容易に外部から視認することを防止でき、結果として違法な脱出を抑制することができる。
請求項5に係る車輪ロック装置は、請求項3または4の車輪ロック装置において、前記工具係止部は、前記駆動軸のうち前記プレートよりも前記モータに連結される基端側に設けられるものである。これにより、工具係止部を容易に外部から視認することを防止でき、且つ、工具係止部に工具を挿入することを比較的難しくすることができる。その結果、違法な脱出を抑制できる。
請求項6に係る車輪ロック装置は、上述した車輪ロック装置において、前記ロックアームを前記カムに対して常時押圧状態にする付勢部材を備えるものである。この構成によれば、ロックアームの揺動位置を常に所望の位置に位置決めすることができる。
請求項7に係る車輪ロック装置は、請求項6の車輪ロック装置において、一対の前記ロックアームは、前記カムを挟んで押圧するように設けられているものである。これにより、違法な強行脱出をしようとした場合に、一対のロックアームがカムを挟圧するため、ロックアームの強行動作によってカムが回転することを抑制できる。従って、違法な強行脱出を抑制できる。
請求項8に係る車輪ロック装置は、請求項6または7の車輪ロック装置において、
前記ロックアームは、
前記プレートに回転可能に支持される回転支持部と、
前記回転支持部より前記ロックアームの一端側に設けられ、前記車輪をロック時に前記車輪に係止する車輪係止部と、
前記回転支持部より前記ロックアームの他端側に設けられ、前記カムに当接するカム当接部と、
前記カム当接部より前記ロックアームの他端側に設けられ、前記付勢部材を支持する付勢部材支持部と、
を備えるものである。
これにより、付勢部材によりロックアームをカムに対して常時押圧状態にする構成を、確実に実現できる。
請求項9に係る車輪ロック装置は、上述した車輪ロック装置において、
前記カムは、
一方の前記ロックアームに係合する第一のカムと、
他方の前記ロックアームに係合する第二のカムと、
を備えるものである。
これにより、それぞれのロックアームを確実に所望の位置に位置決めできる。つまり、車輪のロック、アンロックを確実に行うことができる。また、第一のカムと第二のカムを設けることにより、付勢部材を設けた際に、確実に、一対のロックアームによりカムを挟圧する構成とすることができる。
本発明の車輪ロック装置によれば、違法にロックアームを強制的に開放状態(アンロック)にしようとした場合であっても、駆動軸は変形しにくくなり、違法な強行脱出を防止することにつながると共に、駆動軸の変形による故障を抑制できる。
ロックアーム70、80が閉状態で且つ車輪検知部30が未検知状態における車輪ロック装置の平面図を示す。図1(a)は、本体カバー12および角度検出体100を除いた状態の車輪ロック装置の平面図であり、図1(b)は、角度検出体100のみの平面図である。 ロックアーム70、80が閉状態で且つ車輪検知部30が未検知状態における車輪ロック装置の断面図であって、図1(a)のA−Aの位置における車輪ロック装置の断面図である。 ロックアーム70、80が閉状態で且つ車輪検知部30が検知状態における車輪ロック装置の断面図であって、図1(a)のB−Bの位置における車輪ロック装置の断面図である。 図1(a)のC−Cの位置における車輪ロック装置の断面図である。 ロックアーム70、80が開状態で且つ車輪検知部30が未検知状態における車輪ロック装置の平面図を示す。図5(a)は、本体カバー12および角度検出体100を除いた状態の車輪ロック装置の平面図であり、図5(b)は、角度検出体100のみの平面図である。
以下、本発明の車輪ロック装置を具体化した実施形態について図1〜図5を参照しつつ説明する。
ここで、車輪ロック装置は、例えば、無人化された駐輪場システムにおいて用いられ,自転車または自動二輪車の車輪(主として前輪)をロックする装置である。この車輪ロック装置は、ほぼコの字型をなしており、車輪をガイドするガイドレールの端部に設けられ、ガイドレールに沿ってコの字型の開口部に進入してきた車輪をロックする。具体的には、車輪ロック装置は、上方から見た場合にほぼコの字型をなしており、コの字型の開口部にてロックアームが開閉することにより、コの字型の開口部に進入させた車輪をロックする装置である。
そして、車輪ロック装置において、車輪のロックとアンロックを行うためのロックアーム70、80、および、車輪の進入を検知するスイッチレバー33が動作する。そこで、図1にてロックアーム70、80の開状態を示し、図5にロックアーム70、80の閉状態を示す。また、図2にて、スイッチレバー33の車輪の未検知状態を示し、図3にてスイッチレバー33の車輪の検知状態を示す。
また、車輪ロック装置の実際の搭載状態において、車輪の進入方向から見た場合に、図1(a)(b)および図5(a)(b)の紙面法線方向が上側、図1(a)(b)および図5(a)(b)の上側が奥側、図2および図3の右側が下側、図2および図3の上側が奥側、図4の上側が下側となる。以下の説明において、特に断らない限り、上方、奥側などの方向については搭載状態の方向を意味する。
以下に、車輪ロック装置の詳細な構成について説明する。車輪ロック装置は、本体ハウジング11と、本体カバー12と、ロックアームスライド支持体13、14と、モータ支持部20と、車輪検知部30と、駆動体40と、駆動軸50と、カム部60と、一対のロックアーム70、80と、引張りコイルバネ90と、角度検出体100とを備える。
本体ハウジング11は、図1(a)に示すように、上方から見た場合にコの字型で平板状のプレート(本発明の「ハウジングのプレート」に相当する)と、プレートの左右縁および奥縁のそれぞれから上方に向かって屈曲された屈曲部を備えている。この本体ハウジング11のプレートのコの字型の開口部に、自転車または自動二輪車の車輪が進入してくる。本体ハウジング11のプレートのうち、コの字型連結部に位置する部位に、円形孔が形成されている。この円形孔は、後述する駆動軸50を挿通し、駆動軸50を回転可能に支持する。
本体カバー12は、図2および図3に示すように、本体ハウジング11の立設部に固定され、本体ハウジング11の上方を被覆するように設けられている。この本体カバー12も、上方から見た場合に、本体ハウジング11のプレートと同様のコの字型をなしている。つまり、本体カバー12のコの字型の開口部は、本体ハウジング11のプレートの開口部に対応した位置にあり、車輪が進入可能となるように形成されている。
ロックアームスライド支持体13、14は、図1(a)、図2、図3および図5(a)に示すように、本体ハウジング11のプレートのうち、コの字型の各端部の上面に固定されており、右側から見た場合に(図2および図3に示すように)、三角突状に形成されている。このロックアームスライド支持体13、14は、それぞれのロックアーム本体72、82が揺動する際に、ロックアーム本体72、82をスライドさせながら支持する。
モータ支持部20は、図2および図3に示すように、本体ハウジング11の下面に固定され、図示しないガイドレールに固定される部材である。また、このモータ支持部20は、後述する駆動体40を支持する部材でもある。詳細には、モータ支持部20は、モータベース21と、第一ステー22と、第二ステー23と、被覆カバー24とを備える。
モータベース21は、平板状をなし、本体ハウジング11のプレートの下面から距離を隔てて平行に、且つ、本体ハウジング11のプレートのコの字型連結部の下方に設けられている。つまり、モータベース21は、本体ハウジング11のコの字型の開口部の下方に位置しないように設けられている。このモータベース21には、本体ハウジング11のプレートに設けられている円形孔と同じ大きさの円形孔が設けられ、当該円形孔は本体ハウジング11のプレートに設けられている円形孔と同軸状に位置している。この円形孔は、後述する減速機42の出力軸を挿通し、減速機42の出力軸を回転可能に支持する。
第一、第二ステー22、23は、モータベース21と本体ハウジング11のプレートとを連結する部材であって、ブロック状をなしている。詳細には、図1(a)および図5(a)に示すように、第一ステー22は、モータベース21の奥端部と本体ハウジング11のプレートの奥端部とを連結固定し、第二ステー23は、モータベース21の手前端部と本体ハウジング11のプレートのコの字型内側部とを連結固定している。
そして、第一ステー22と第二ステー23とは、前後方向において距離を隔てて設けられており、両者の対向空間には後述する駆動軸50が位置している。
被覆カバー24は、図1(a)および図2に示すように、第一ステー22と第二ステー23との対向空間を被覆している。つまり、第一、第二ステー22、23の対向空間に位置する駆動軸50は、被覆カバー24により被覆されている状態となる。この被覆カバー24は、細長い金属板をコの字型に屈曲させて形成されている。そして、被覆カバー24は、第一ステー22にボルトにより固定されている。つまり、この被覆カバー24は、他の部材全てが本体ハウジング11に固定されている状態において、本体ハウジング11に対して着脱可能に設けられている。
車輪検知部30(本発明の「検知手段」に相当する)は、本体ハウジング11のコの字型の開口部において車輪の有無を検知する。この車輪検知部30は、スイッチレバーブラケット31と、スイッチレバー基軸32と、スイッチレバー33と、スイッチ34と、スイッチレバー端軸35と、ローラ36と、スイッチバネ37とを備える。
スイッチレバーブラケット31は、本体ハウジング11のコの字型連結部の開口部側に固定され、左右方向に対向するフランジ部を有している。一対のフランジ部は、本体ハウジング11の開口部の最も奥側に位置している。そして、対向する一対のフランジ部には、同軸状に円形孔が形成されている。
スイッチレバー基軸32は、スイッチレバーブラケット31の一対のフランジ部の円形孔に支持されている。つまり、スイッチレバー基軸32は、左右方向を中心軸とするように設けられている。
スイッチレバー33は、一端をスイッチレバー基軸32に回転可能に支持されており、本体ハウジング11の開口部に設けられている。詳細には、スイッチレバー33は、車輪を検知していない状態において、図2に示すように、スイッチレバー基軸32を基準として手前下側の斜め方向に延びるように位置している。また、スイッチレバー33は、車輪を検知している状態において、すなわち車輪により押圧された状態において、図3に示すように、スイッチレバー基軸32を基準として直下に延びるように位置している。このように、スイッチレバー33は、初期状態を図2の状態として、車輪により押圧されることで図3の状態に揺動する。
スイッチ34は、L字型をなしており、スイッチレバー33の一端に固定されている。このスイッチ34は、スイッチレバー33が揺動することに伴って、後述する車輪検知近接スイッチ105に対して接近したり遠ざかったりする。具体的には、スイッチ34は、図2に示す状態、すなわち車輪が進入していない状態(未検知状態)において車輪検知近接スイッチ105に最も近接しており、一方、図3に示す状態、すなわち車輪が開口部に進入した状態(検知状態)において車輪検知近接スイッチ105から最も遠ざかっている。
スイッチレバー端軸35は、スイッチレバー33の一対のフランジ部のうち他端(下端)に固定され、左右方向を中心軸とするように設けられている。
ローラ36は、スイッチレバー端軸35に挿通され、スイッチレバー端軸35に対して回転可能に支持されている。つまり、ローラ36が、本体ハウジング11の開口部に進入してきた車輪により押圧される。
スイッチバネ37は、ねじりコイルバネからなり、スイッチレバー基軸32に挿通支持されている。そして、スイッチバネ37の一端が第二ステー23の手前面を奥側に向かって押圧し、スイッチバネ37の他端がスイッチレバー33の奥面を手前側に向かって押圧している。つまり、スイッチバネ37は、スイッチレバー33が図2に示す状態となるようにスイッチレバー33を付勢している。
駆動体40は、モータ41と、減速機42とから構成されている。この駆動体40は、モータベース21の下面に固定されている。モータ41の出力軸が減速機42を介して減速され、減速機42の出力軸がモータベース21の円形孔に回転可能に挿通されている。モータ41は、上述したスイッチレバー33が車輪を検知した場合に、車輪検知近接スイッチ105からの情報に基づいて駆動する。具体的には、スイッチレバー33が車輪を検知した場合には、減速機42の出力軸が180°回転するようにモータ41が駆動する。この動作によって、後述する一対のロックアーム本体72、82により車輪をロックする。
一方、一対のロックアーム本体72、82により車輪をロックしている状態において、駐輪料金を徴収した後には、減速機42の出力軸が180°回転するように当該情報に基づいてモータ41が駆動する。この動作に伴って、一対のロックアーム本体72、82による車輪のロック状態をアンロックにする。
駆動軸50は、図1(a)および図5(a)に示すように、軸方向下端部に位置する円柱部と、円柱部の上方に位置する非円形部とからなる。非円形部は、円柱軸の外周面を平面状に4カ所切り欠いた、非真円形状の軸直交断面形状からなる。具体的には、駆動軸50の非円柱部の軸直交断面形状は、4つの直線部と、外接円に沿った4つの円弧部とが、周方向に交互に位置する形状からなる。つまり、断面直線部、すなわち平面部が、工具を係止可能となる部位であって、工具により駆動軸を回転可能とする形状をなしている。
この駆動軸50は、減速機42の出力軸に一体的に連結され、本体ハウジング11の円形孔、後述する第二ハウジング101および近接スイッチ搭載板103の円形孔に挿通され、回転可能に支持されている。つまり、非円形部のうち4つの円弧部が、本体ハウジング11、第二ハウジング101および近接スイッチ搭載板103に支持されている。そして、駆動軸50の非円柱部は、本体ハウジング11の下面よりも、駆動軸50のうち駆動体40に連結される基端側(カム61、62が間に配置される2枚のプレート(本体ハウジング11、第二ハウジング101)の外側)に僅かに位置している。この部位が、工具を係止して駆動軸を回転させる部位となり、本発明における「工具係止部」に相当する。この工具係止部の軸方向長さは、汎用のモンキーレンチの幅よりも短く設定され、且つ、幅の狭い特殊工具のみを挿入可能な長さに設定されている。
この駆動軸50は、本体ハウジング11に加えて、後述する第二ハウジング101および第二カバー102によっても、回転可能に支持されている。つまり、駆動軸50は、3枚のプレートにより軸方向にそれぞれ隔てた3箇所にて回転可能に支持されている。
カム部60は、駆動軸50の非円柱部の先端側に回転規制されて設けられており、後述するロックアーム70、80を揺動する。このカム部60は、詳細には、第一のカム61と、第二のカム62と、中間カラー63と、端部カラー64とを備える。
第一のカム61は、図1(a)および図5(a)に示すように、上方から見た場合に、非真円形の外周面を有しており、中央にほぼ四角形の貫通孔を有している。特に、第一のカム61の外周面は、所定の角度範囲90°において貫通孔の中心からの距離(半径)が小さな小径円弧部(図1(a)の左下側)、その軸対象の角度範囲90°において半径が大きな大径円弧部(図1(a)の右上側)、小径円弧部と大径円弧部の間をそれぞれ連続的に変化させる曲率可変部(図1(a)の右下側、左上側)とから構成される。この第一のカム61は、駆動軸50の非円柱部に嵌合され、駆動軸50に対して回転規制されて設けられている。この第一のカム61は、本体ハウジング11に対しては回転可能に設けられている。
第二のカム62は、第一のカム61と同一の形状からなる。ただし、第二のカム62は、第一のカム61に対して90°ずれるように、且つ、駆動軸50の非円柱部のうち基端側に設けられている。つまり、図1(a)において、左下側に第二のカム62の小径円弧部が位置し、右上側に第二のカム62の大径円弧部が位置し、左上側および右下側に第二のカム62の曲率可変部が位置する。
中間カラー63および端部カラー64は、円形の外周面からなり、中央にほぼ四角形の貫通孔が形成されている。中間カラー63および端部カラー64の外径は、第一のカム61および第二のカム62の小径円弧部の曲率半径よりも小さくされており、中間カラー63および端部カラー64の板厚は第一のカム61および第二のカム62の板厚よりも薄く形成されている。そして、中間カラー63は、駆動軸50の非円柱部に回転規制されて嵌合されており、第一のカム61と第二のカム62の間に挟まれている。端部カラー64は、駆動軸50の非円柱部に回転規制されて嵌合されており、第二のカム62と本体ハウジング11の間に挟まれている。
一対のロックアーム70、80は、本体ハウジング11に回転可能に支持され、第一、第二のカム61、62の回転に伴って本体ハウジング11に対して揺動するように設けられている。この一対のロックアーム70、80は、本体ハウジング11のコの字型の開口部に位置する車輪に対してロックとアンロックとを切り替える。
ロックアーム70は、ロックアーム軸71と、ロックアーム本体72と、カム当接板73と、補強板74と、ローラ75を備える。
ロックアーム軸71は、本体ハウジング11のプレートの上面のうち、図1(a)における右側であって図1(a)の上下方向の中央付近に固定されている。このロックアーム軸71は、円柱状をなしている。
ロックアーム本体72は、金属板によりほぼL字状に形成されている。このロックアーム本体72は、ロックアーム軸71に揺動可能に支持されており、本体ハウジング11の上面のうちコの字型の右側部分に、前後方向に延びるように位置している。ロックアーム本体72は、前後方向に延びるような長尺状部と、長尺状部の手前端(図1(a)の下側)から本体ハウジング11の開口部側に突出する開口側突出部とを備えている。この開口側突出部が、車輪をロック軸に、車輪に係止する車輪係止部として機能する。また、ロックアーム本体72の奥端側は、後述する引張りコイルバネ90を係止する。
カム当接板73は、金属板によりほぼL字状に形成されている。このカム当接板73は、ロックアーム本体72の長手方向長さが半分程度の長尺状部と、長尺状の奥端(図1(a)の上側)から本体ハウジング11の左右幅方向中央に向かって突出する突出部とを備えている。このカム当接板73は、ロックアーム本体72の下面に一体的に固定されており、ロックアーム軸71に揺動可能に支持されている。そして、カム当接板73の突出部が、第二のカム62の外周面に当接している。
補強板74は、金属板からなり、ロックアーム本体72の長手方向長さが半分程度のほぼ長方形の平板からなる。このカム当接板73は、ロックアーム本体72の上面に一体的に固定されており、ロックアーム軸71に揺動可能に支持されている。
ローラ75は、ロックアーム本体72の手前端の開口側突出部の先端に回転可能に支持されている。このローラ75は、車輪が本体ハウジング11の開口部に進入する際や、本体ハウジング11の開口部から離脱する際に当接したとしても、滑らかな動作を行うことを可能としている。
つまり、ロックアーム70は、本体ハウジング11に回転可能に支持される回転支持部(ロックアーム軸71の部位)と、回転支持部よりロックアーム70の手前端側に設けられ、車輪をロック時に車輪に係止する車輪係止部(ロックアーム本体72の開口側突出部)と、回転支持部よりロックアーム70の奥端側に設けられ、第二のカム62に当接するカム当接部(カム当接板73の突出部の部位)と、カム当接部よりロックアーム70の奥端側に設けられ引張りコイルバネ90を支持するバネ支持部とを備えることになる。
ロックアーム80は、ロックアーム軸81と、ロックアーム本体82と、カム当接板83と、補強板84と、ローラ75を備える。ロックアーム80の各構成部材は、ロックアーム70の各構成部材と同一形状からなり、実質的に左右対称に配置されている。ただし、カム当接板83は、ロックアーム本体82の上面に固定されており、補強板84は、ロックアーム本体82の下面に固定されている点が相違する。従って、カム当接板83の突出部が、第一のカム61の外周面に当接している。そして、一対のロックアーム70、80は、カム部60を挟んで押圧している。
引張りコイルバネ90の両端が、一方のロックアーム本体72の奥端部と他方のロックアーム本体82の奥端部とのそれぞれに係止されており、ロックアーム本体72、82の奥端部同士を近づけ合う方向に力を発揮する。つまり、引張りコイルバネ90は、カム当接板73を第二のカム62の外周面に対して常時押圧状態にしており、且つ、カム当接板83を第一のカム61の外周面に対して常時押圧状態にしている。
角度検出体100は、図1(b)、図2〜図4および図5(b)に示すように、本体ハウジング11のコの字型連結部と本体カバーとの間であって、ロックアーム70、80よりも上方に設けられている。この角度検出体100は、駆動軸50の回転角度を検出するためのユニットである。角度検出体100は、第二ハウジング101と、第二カバー102と、近接スイッチ搭載板103と、角度近接スイッチ104と、車輪検知近接スイッチ105と、角度センサードグ106とを備える。
第二ハウジング101は、金属板からなり、主プレートと、主プレートの左右縁の4カ所にてL字状に上方に向かって立設されている。この第二ハウジング101は、全体として手前から見た場合に(図3参照)、コの字型をなし、上方から見た場合に(図1(b)参照)、長方形をなしている。この第二ハウジング101の中央には、円形孔が形成されており、駆動軸50の先端側を挿通し、駆動軸50を回転可能に支持する。さらに、カム部60は、本体ハウジング11のプレートと第二ハウジング101の主プレートとの間に挟まれている。つまり、駆動軸50は、カム部60を挟んだ2枚のプレートにより、駆動軸50の軸方向に隔てた2カ所にて回転可能に支持されている。
第二カバー102は、第二ハウジング101の上端部に固定され、第二ハウジング101の主プレートに対して距離を隔てて平行に設けられている。
近接スイッチ搭載板103は、第二ハウジング101の主プレートと第二カバー102との対向空間に設けられ、第二ハウジング101の上面に対して距離を隔てた状態で固定されている。この近接スイッチ搭載板103には、円形孔が形成されており、駆動軸50の先端側を挿通し、駆動軸50を回転可能に支持する。つまり、駆動軸50は、本体ハウジング11のプレート、第二ハウジング101の主プレートおよび近接スイッチ搭載板103からなる、3枚のプレートにより軸方向に距離を隔てた3カ所にて支持されている。
角度近接スイッチ104は、近接スイッチ搭載板103の上面のうち駆動軸50の回転中心よりも右側に距離を隔てた位置に固定されている。この角度近接スイッチ104は、後述する角度センサードグ106の半周弧部材が近接する位置に位置しているか、それとも、半周弧部材が遠ざかったかの情報を出力する。
車輪検知近接スイッチ105は、近接スイッチ搭載板103の上面のうち、駆動軸50の回転中心よりも左前端に固定されている。この車輪検知近接スイッチ105は、上述したスイッチ34が近接したか、それとも遠ざかったかの情報を出力する。つまり、車輪検知近接スイッチ105は、車輪が本体ハウジング11の開口部に進入していない状態か、それとも車輪が本体ハウジング11の開口部に進入した状態かの情報を出力する。この情報に基づいて、モータ41が駆動する。
角度センサードグ106は、駆動軸50の中心軸に直交するように駆動軸50の先端に固定された取付プレートと、取付プレートの外周縁に下方に垂れ下がるように設けられた半周弧部材とを備えている。半周弧部材は、駆動軸50の中心軸を中心として180°の角度範囲に設けられている。つまり、残りの180°の角度範囲には、半周弧部材も何も存在していない状態となる。そして、角度近接スイッチ104が、角度近接スイッチ104の場所に半周弧部材の有無を判断することができる。
次に、上述した車輪ロック装置の動作について説明する。まず、車輪が本体ハウジング11の開口部に存在していない状態(初期状態)について説明する。この場合、一対のロックアーム70、80およびカム部60は、図5(a)に示す状態となる。つまり、第一のカム61の小径円弧部がロックアーム80のカム当接板83に当接し、第二のカム62の小径円弧部がロックアーム70のカム当接板73に当接している。従って、一対のロックアーム70、80は、本体ハウジング11の開口部を開放している状態となる。この状態において、図5(b)に示すように、角度近接スイッチ104の位置に、角度センサードグ106の半周弧部材の存在しない角度範囲の周方向端部が位置している。
また、この状態において、車輪検知部30は、図2に示す状態となる。車輪が本体ハウジング11の開口部に存在しないため、スイッチレバー33が、スイッチバネ37によって手前側へ付勢された状態となる。このとき、車輪検知近接スイッチ105の位置に、スイッチ34が位置している。
続いて、初期状態から、車輪が本体ハウジング11の開口部に進入してきた場合について説明する。この場合、まず、車輪によってスイッチレバー33が奥側に向かって押圧される。そうすると、車輪検知部30は、図3に示す状態となる。この動作に伴って、スイッチ34が、車輪検知近接スイッチ105から遠ざかる。その結果、車輪検知近接スイッチ105は、スイッチ34が遠ざかったことの情報を出力する。
車輪検知近接スイッチ105から出力された情報に基づいて、モータ41が回転駆動する。具体的には、駆動軸50を図5(a)において時計回りに回転させる。モータ41による駆動に伴って、カム部60および角度センサードグ106が図5(a)(b)の時計回りに回転する。角度センサードグ106が時計回りに180°回転すると、図1(b)に示すように、角度近接スイッチ104の位置に、角度センサードグ106の半周弧部材の周方向端部が位置する。
モータ41は、角度近接スイッチ104から角度センサードグ106が位置したことの情報を受け取ると、回転駆動を停止する。従って、角度センサードグ106は、図1(b)に示す状態で停止する。この状態におけるカム部60は、図1(a)に示す状態となる。つまり、第一のカム61の大径円弧部がロックアーム80のカム当接板83に当接し、第二のカム62の大径円弧部がロックアーム70のカム当接板73に当接している。従って、一対のロックアーム70、80は、本体ハウジング11の開口部を閉塞している状態となる。つまり、一対のロックアーム70、80は、車輪をロックする。
続いて、車輪が本体ハウジング11の開口部にてロックされている状態において、駐輪料金を徴収した後には、その情報に基づいて、モータ41が回転駆動を開始する。具体的には、駆動軸50を図1(a)において時計回りに回転させる。モータ41による駆動に伴って、カム部60および角度センサードグ106が図1(a)(b)の時計回りに回転する。角度センサードグ106が時計回りに180°回転すると、図5(b)に示すように、角度近接スイッチ104から、角度センサードグ106の半周弧部材が遠ざかる。
モータ41は、角度近接スイッチ104から角度センサードグ106が遠ざかったことの情報を受け取ると、回転駆動を停止する。従って、角度センサードグ106は、図5(b)に示す状態で停止する。この状態におけるカム部60は、図5(a)に示す状態となる。つまり、一対のロックアーム70、80は、本体ハウジング11の開口部を閉塞している状態となる。つまり、一対のロックアーム70、80は、車輪をアンロックする。そうすると、自転車または自動二輪車の所有者は、車輪を車輪ロック装置から取り出すことができる。
次に、車輪のロック状態において、例えばモータ41や減速機42などが故障した場合に、車輪をアンロックする操作について説明する。まず、作業者は、被覆カバー24を第一ステー22から取り外し、本体ハウジング11のプレートとモータベース21との対向空間が外部から視認できる状態にする。そして、作業者は、この対向空間に張り出している駆動軸50の非円柱部に、特殊工具を係止させて、強制的に、駆動軸50を180°回転させる。この強制的な動作に伴って、カム部60が180°回転するため、図5(a)に示す状態となる。つまり、一対のロックアーム70、80は車輪をアンロックする。
ここで、特殊工具とは、汎用のモンキーレンチの幅よりも短く、且つ、幅の狭いレンチである。つまり、汎用工具を用いることができないようにして、特殊工具のみを用いることで強制的な駆動軸50の回転を行うことができるようにすることで、違法な脱出を抑制することができる。また、このように被覆カバー24を備えることで、駆動軸50の工具係止部を容易に外部から視認することを防止でき、結果として違法な脱出を抑制することができる。
また、駆動軸50の工具係止部が、本体ハウジング11のプレートとモータベース21との間、すなわち、本体ハウジング11のプレートよりも駆動軸50のうちモータ41に連結される基端側に設けられている。これにより、駆動軸50の工具係止部を容易に外部から視認することを防止でき、且つ、工具係止部に工具を挿入することを比較的難しくすることができる。その結果、違法な脱出を抑制できる。
また、違法な脱出をしようとして、一対のロックアーム70、80が強制的に閉塞状態から開放状態にさせられると、駆動軸50に曲げ荷重がかかる。しかし、駆動軸50は、本体ハウジング11のプレート、第二ハウジング101の主プレートおよび近接スイッチ搭載板103により、駆動軸50の軸方向に隔てた3箇所にて支持されている。これにより、駆動軸50の撓み変形を抑制する効果を確実に発揮できる。つまり、安定的に駆動軸50を支持することできる。
特に、駆動軸50において、違法な脱出に伴う曲げ荷重がかかる位置は、第一のカム61および第二のカム62が設けられている部位である。そして、本実施形態においては、第一のカム61および第二のカム62は、本体ハウジング11のプレートと第二ハウジング101の主プレートとの間に挟まれている。従って、駆動軸50において違法な脱出に伴う曲げ加重がかかる位置に対して、その両側にて駆動軸50は支持されている。これにより、駆動軸50が曲げ変形することをより抑制することができる。
さらに、一対のロックアーム70、80を第一、第二のカム61、62に対して常時押圧状態にする引張りコイルバネ90を備える。これにより、ロックアーム70、80の揺動位置を常に所望の位置に位置決めすることができる。
さらに、一対のロックアーム70、80は、カム部60を挟んで押圧するように設けられている。これにより、違法な強行脱出をしようとした場合に、一対のロックアーム70、80がカム部60を挟圧するため、ロックアーム70、80の強行動作によってカム部60が回転することを抑制できる。従って、違法な強行脱出を抑制できる。
11:本体ハウジング、 12:本体カバー
13、14:ロックアームスライド支持体
20:モータ支持部、 21:モータベース、 22:第一ステー
23:第二ステー、 24:被覆カバー
30:車輪検知部、 31:スイッチレバーブラケット、 32:スイッチレバー基軸
33:スイッチレバー、 34:スイッチ、 35:スイッチレバー端軸
36:ローラ、 37:スイッチバネ
40:駆動体、 41:モータ、 42:減速機
50:駆動軸
60:カム部、 61:第一のカム、 62:第二のカム、 63:中間カラー
64:端部カラー
70、80:ロックアーム、 71、81:ロックアーム軸
72、82:ロックアーム本体、 73、83:カム当接板、 74、84:補強板
75、85:ローラ
90:引張りコイルバネ
100:角度検出体
101:第二ハウジング、 102:第二カバー、 103:近接スイッチ搭載板
104:角度近接スイッチ、 105:車輪検知近接スイッチ
106:角度センサードグ

Claims (9)

  1. 複数枚のプレートを有するハウジングと、
    車輪の有無を検知する検知手段と、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記検知手段により検知する前記車輪の有無に基づいて駆動するモータと、
    前記モータの出力軸に連結され、複数枚の前記プレートにより軸方向に隔てた複数箇所にて回転可能に支持される駆動軸と、
    前記駆動軸に対して回転規制されて設けられ、且つ、前記ハウジングに対して回転可能に設けられるカムと、
    前記ハウジングに回転可能に支持され、前記カムの回転に伴って前記ハウジングに対して揺動することにより前記車輪のロックとアンロックとを切り替える一対のロックアームと、
    を備えることを特徴とする車輪ロック装置。
  2. 前記カムは、2枚の前記プレートの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車輪ロック装置。
  3. 前記駆動軸は、非真円形状の軸直交断面形状からなり、工具により前記駆動軸を回転するための工具係止部を有し、
    前記工具係止部は、前記カムが間に配置される2枚の前記プレートの外側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の車輪ロック装置。
  4. 前記ハウジングに着脱可能に設けられ、前記工具係止部を被覆する被覆カバーを備えることを特徴とする請求項3に記載の車輪ロック装置。
  5. 前記工具係止部は、前記駆動軸のうち前記プレートよりも前記モータに連結される基端側に設けられることを特徴とする請求項3または4に記載の車輪ロック装置。
  6. 前記ロックアームを前記カムに対して常時押圧状態にする付勢部材を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の車輪ロック装置。
  7. 一対の前記ロックアームは、前記カムを挟んで押圧するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の車輪ロック装置。
  8. 前記ロックアームは、
    前記プレートに回転可能に支持される回転支持部と、
    前記回転支持部より前記ロックアームの一端側に設けられ、前記車輪をロック時に前記車輪に係止する車輪係止部と、
    前記回転支持部より前記ロックアームの他端側に設けられ、前記カムに当接するカム当接部と、
    前記カム当接部より前記ロックアームの他端側に設けられ、前記付勢部材を支持する付勢部材支持部と、
    を備えることを特徴とする請求項6または7に記載の車輪ロック装置。
  9. 前記カムは、
    一方の前記ロックアームに係合する第一のカムと、
    他方の前記ロックアームに係合する第二のカムと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の車輪ロック装置。
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