JP4478582B2 - サッシュ部材把持位置決め装置 - Google Patents

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本発明は、自動車用ドアにサッシュ部材を取付ける際のサッシュ部材把持位置決め装置に関するものである。
従来の自動車用ドアのドアガラスをガイドするサッシュ部材として、ドアガラスの前縁と後縁をガイドするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−69865号公報
特許文献1の図2を以下の図13で説明する。なお、符号は振り直した。
図13は従来の自動車用ドアの組立途中の状態を示す側面図であり、自動車用ドア200は、アウタパネル部201と、このアウタパネル部201の車室側に取付けるインナパネル部202とからなる。
アウタパネル部201は、下部を構成するドアアウタパネル204と、このドアアウタパネル204の上部に取付けたドアフレーム205とを備え、ドアアウタパネル204に、インナパネル部202を挿入するための切欠き206を形成したものである。
インナパネル部202は、ドアインナパネル207を備え、このドアインナパネル部207に、ドアガラス212、ドアガラス212の前縁をガイドするドアガラスガイド214が組付けられる。
ドアガラス212は、後縁にコーナーピース216を備え、アウタパネル部201にインナパネル部202を取付けた状態では、コーナーピース216がドアフレーム205内のドアガラスランに嵌合することで、昇降時のドアガラス212がガイドされる。
ドアガラス212は、その後縁上部がコーナーピース216を介してドアフレーム205側にガイドされるが、ドアガラス212の後縁下部はガイドされていないため、ドアガラス212の後縁下部が、例えば紙面の表裏方向に振れてドアガラス212の昇降に支障をきたしたり、異音の発生の原因となることがある。
そこで、ドアガラス212の後縁下部のガイドを確実にするためにドアフレーム205の後部下方に、例えば、想像線で示すロアサッシュ220を設けることが考えられる。
このロアサッシュ220をドアアウタパネル204に、例えば、ロボットを用いて取付ける場合、ドアガラス212のガイドがスムーズになるように、ロアサッシュ220を、ドアフレーム205の組付け誤差を吸収しながらドアフレーム205側の下端と連続するように位置決めする必要があり、しかも、コスト、生産性の観点から、その位置決め装置の構造が簡単で、且つ容易に位置決めできることが求められる。
本発明の目的は、予め設けられたサッシュ部材に別のサッシュ部材を連結するときに、予め設けられたサッシュ部材の組付誤差を吸収でき、構造が簡単で位置決めが容易なサッシュ部材把持位置決め装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、自動車用ドアに取付けた第1サッシュ部材に、第2サッシュ部材を連結した状態で自動車用ドアに取付けるためのサッシュ部材把持位置決め装置において、搬送手段に取付けた機台と、この機台に第2サッシュ部材を把持するために取付けた第1把持手段と、この第1把持手段の中間部にフローティング自在に且つ原位置復帰自在に取付けたフローティング機構と、このフローティング機構に取付けた第2把持手段と、これらの第1把持手段及び第2把持手段で把持した状態の第2サッシュ部材の端部を第1サッシュ部材の端部に対して位置決めするために、第1サッシュ部材に設けた連結部に嵌合自在にフローティング機構に設けた嵌合位置決め部材と、を備えたことを特徴とする。
第1把持手段及び第2把持手段で把持した第2サッシュ部材を、第1把持手段の中間部を支点としてフローティング機構でフローティングさせた状態で、嵌合位置決め部材を第1サッシュ部材の連結部に嵌合させて第2サッシュ部材の端部を位置決めする。
請求項1に係る発明では、第1把持手段の中間部にフローティング自在に且つ原位置復帰自在に取付けたフローティング機構と、第1把持手段及び第2把持手段で把持した状態の第2サッシュ部材の端部を第1サッシュ部材の端部に対して位置決めするために、第1サッシュ部材の連結部に嵌合自在にフローティング機構に設けた嵌合位置決め部材と、を備えるので、第1把持手段及び第2把持手段で把持した第2サッシュ部材を簡単な構造でフローティングさせることができるとともに、第2サッシュ部材を、フローティング機構でフローティングすることで、第1サッシュ部材の自動車用ドアに対する組付誤差を吸収しながら嵌合位置決め部材で第1サッシュ部材に対して容易に位置決めすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るサッシュ部材把持位置決め装置及び自動車用ドアの側面図(図中の矢印(FRONT)は自動車用ドアを取付ける車両の前方を表す。)であり、自動車用ドア10の内側にロアサッシュ11をサッシュ部材把持位置決め装置12(以下、単に「位置決め装置12」と記す。)で取付けることを示す。
位置決め装置12は、ロアサッシュ11を把持する第1把持装置26及び第2把持装置33を備える(詳細は後述する)。
自動車用ドア10は、アウタパネル14と、このアウタパネル14の車室側に取付けたインナパネル15と、これらのアウタパネル14及びインナパネル15の上部に取付けたアッパサッシュ16とを備える。
ロアサッシュ11は、昇降時のドアガラス(不図示)の後縁をガイドするために、アッパサッシュ16の後辺16aの延長上に連続するようにアウタパネル14とインナパネル15との間に配置するとともに、上端を後辺16aに連結し、下端をインナパネル15の後壁15aに取付けた部材である。
位置決め装置12は、搬送装置21の先端に取付けたものであり、ロアサッシュ11を把持した状態の位置決め装置12を搬送装置21で、矢印で示すように、インナパネル15に開けた開口部15bから内部に挿入し、位置決め装置12でロアサッシュ11をアッパサッシュ16の後辺16aに対して位置決めする。ロアサッシュ11の位置決め後は、ボルトでロアサッシュ11をインナパネル15に固定する。
図2は本発明に係る位置決め装置の側面図であり、位置決め装置12は、搬送装置21に力覚センサ23を介して取付けた機台25と、ロアサッシュ11を把持するために機台25の端部に取付けた第1把持装置26と、この第1把持装置26に設けた回転軸27にスイング自在に取付けた第1フローティング機構28と、回転軸27に球面滑り軸受31により可動自在に取付けた第2フローティング機構32と、ロアサッシュ11を把持するために第2フローティング機構32の端部に取付けた第2把持装置33と、この第2把持装置33の近傍の第2フローティング機構32から延ばした延長部材34と、この延長部材34の先端部に取付けた嵌合位置決め部材36とからなる。
力覚センサ23は、互いに直交する3つの軸のそれぞれの軸方向の力及びそれらの軸回りのトルクを検出するものであり、この力覚センサ23で検出した各軸方向の力、各軸回りのトルクに基づいて搬送装置21の作動を図示せぬ制御装置で制御し、位置決め装置12の姿勢を制御する。
図3は本発明に係る位置決め装置の要部を示す断面図であり、位置決め装置12の機台25は、平板状のベース部41と、このベース部41に一体に形成した筒状部42とからなる。
第1把持装置26は、機台25のベース部41に取付けた油圧モータ44と、この油圧モータ44の出力軸45に止めねじ46,46で取付けた回転軸27と、この回転軸27の先端に取付けた把持片47と、油圧モータ44に接続した油圧配管48,48(一方の符号48のみ示す。)とからなり、回転軸27は、機台25の筒状部42にブッシュ51を介して保持される。
第1フローティング機構28は、機台25の筒状部42にブッシュ53を介してスイング自在に取付けた本体部54と、この本体部54に取付けた第1ロック機構56、第2ロック機構57及びセンタリング機構58とからなる。
第1ロック機構56は、機台25に対する第1フローティング機構28のフローティング(スイング)をロックするものであり、機台25にボルト61で取付けた第1ロックピン62と、本体部54に取付けた第1シリンダ部63と、この第1シリンダ部63で駆動されるとともに第1ロックピン62に係合する第1ロック部材64と、第1シリンダ部63に油圧を供給する油圧配管66,66(一方の符号66のみ示す。)とからなる。なお、67は本体部54に開けた円弧状長穴であり、第1ロックピン62に対する本体部54のスイングを許容する部分である。
第2ロック機構57は、第1フローティング機構28に対する第2フローティング機構32のフローティングをロックするものであり、第2フローティング機構32にボルト68で取付けた第2ロックピン71と、第1フローティング機構28の本体部54に取付けた第2シリンダ部72と、この第2シリンダ部72で駆動されるとともに第2ロックピン71に係合する第2ロック部材73と、第2シリンダ部72に油圧を供給する油圧配管74,74とからなる。
センタリング機構58は、第1フローティング機構28に対する第2フローティング機構32のセンタリングを行うものであり、本体部54に設けた凹部76と、この凹部76の開口部に取付けたテーパ部材77と、このテーパ部材77に接するテーパ面を備え、第2フローティング機構32に取付けたセンタリング片78と、このセンタリング片78をテーパ部材77に押し付けるために凹部76の底とセンタリング片78との間に介在させたスプリング81とからなる。なお、83は第2フローティング機構32にセンタリング片78を取付けるボルトである。
第2フローティング機構32は、回転軸27に取付けた球面滑り軸受31と、この球面滑り軸受31に止め機構85を介して取付けた本体部86とからなる。
球面滑り軸受31は、内輪91と、この内輪91の外面(球面の一部を構成する部分である)に内面(球面の一部を構成する部分である)を滑り自在に嵌合させた外輪92とからなる。なお、93,93は内輪91を回転軸27に固定する止め輪である。
止め機構85は、本体部86に開けた穴部86aに外輪92を嵌合させたときに外輪92及び本体部86を挟み込む2枚の環状プレート95,95と、これらの環状プレート95,95を本体部86に固定する複数のリベット96とからなる。なお、97,97は本体部86に延長部材34を取付けるボルトである。
第2把持装置33は、本体部86に取付けた油圧モータ101と、この油圧モータ101の出力軸102に止めねじ103,103で取付けた回転軸104と、この回転軸104の先端に取付けた把持片47とからなる。なお、107,107(一方の符号107のみ示す。)は油圧モータ101に接続した油圧配管、108は回転軸104を回転自在に保持する保持部材である。
図4は図2の4矢視図であり、第1フローティング機構28及び第2フローティング機構32のフローティングの軸となる回転軸27と、機台25に対する第1フローティング機構28のフローティング(スイング)をロックする第1ロック機構56と、第1フローティング機構28に対する第2フローティング機構32のフローティングをロックする第2ロック機構57とを示す。
第1ロック機構56の第1ロック部材64は、V字形状の切欠き64aを備え、この切欠き64aに第1ロックピン62を係合させて第1フローティング機構28をロックする。第2ロック機構57の第2ロック部材73は、V字形状の切欠き73aを備え、この切欠き73aに第2ロックピン71を係合させて第2フローティング機構32をロックする。
図5(a),(b)は本発明に係る把持装置の説明図であり、(a)は図3の5−5線断面図、(b)は(a)のb−b線断面図である。(a)では、ロアサッシュ11を実線と二点鎖線で表した。
(a)において、第1把持装置26の把持片47は、回転軸27に2本の止めねじ111,111で取付けたものであり、把持片47は、ロアサッシュ11を把持しないときには、ロアサッシュ11の側壁11a,11bにほぼ平行な位置で停止している。
把持片47の全長をLとし、側壁11a,11b間の距離をDとすると、L>Dとなる。なお、47a,47aは把持片47の端部に設けた傾斜部であり、把持するときに側壁11a,11bに当たる部分である。
(b)において、把持片47は、回転軸27の先端に設けた凹部27aに嵌合した部材であり、把持片47を貫通する2本の止めねじ111,111で回転軸27に固定する。
ロアサッシュ11は、側壁11a,11bと、回転軸27又は把持片47を当てる底壁11cとからなる断面がほぼコ字形状の部材であって、凹字形状の溝112を有し、内側にドアガラスと摺動するゴム製のランチャンネルを嵌めたときにそのランチャンネルの抜け止めとする突部11d,11eを側壁11a,11bにそれぞれ形成したものである。
図6は本発明に係る位置決め装置の先端部を示す側面図(一部断面図)であり、嵌合位置決め部材36は、延長部材34にボルト113,113で取付けた支持部材114と、この支持部材114で支持した円柱状のバー115と、このバー115の先端にボルト116で取付けた位置決め片117とからなる。
支部部材114は、第1部材121と、この第1部材121の端部にバー115を挟むために2本のボルト122,122(一方の符号122のみ示す。)で取付けた第2部材123とからなり、ボルト122,122を弛めたときにバー115の軸心回りの取付角度が変えられるようにしたものであり、これにより、位置決め片117の向きを変更することが可能となる。
位置決め片117は、矩形断面部117aと、四角錐の一部を構成するテーパ部117bとからなり、矩形断面部117aがロアサッシュ11の一端部11hに嵌合する。
図7は図6の7矢視図であり、位置決め片117の矩形断面部117aの側面117fがロアサッシュ11の側壁11aに当たった状態を示す。矩形断面部117aの側面117gとロアサッシュ11の側壁11bとの間には小さな隙間がある。
ここでは、ロアサッシュ11の形状が図5(b)に示したものと異なるが、これは、ロアサッシュ11の各部の形状が長さ方向に徐々に異なるからである。
図8は図2の8矢視図であり、ロアサッシュ11は、曲面状に形成したドアガラスをガイドするために湾曲した形状に形成した部材であるため、第1把持装置26の回転軸27と第2把持装置33の回転軸104とのそれぞれの軸心を結ぶ直線を直線126とし、回転軸104の軸心と位置決め片117の矩形断面部117aの中心とを結ぶ直線を直線127としたときに、直線126と直線127とは角度θだけ傾いた状態にある。
即ち、図2に戻って、第2フローティング機構32の延長部材34は、本体部86に角度θだけ傾けて取付けてある。このように、第2フローティング機構32では、湾曲の程度の異なるロアサッシュに対応できるように、本体部86と延長部材34との角度が変更可能な構造を採用する。
以上に述べた第1フローティング機構28と第1ロック機構56、第2フローティング機構32と第2ロック機構57の作用を次に説明する。
図9(a),(b)は本発明に係る第1フローティング機構及び第1ロック機構の作用を示す作用図である。
(a)は、機台25に対して、第1フローティング機構28が回転軸27を中心にして角度αだけフローティング、即ち、スイングした状態を示す。このとき、第1ロックピン62は円弧状長穴67の端部に当たった状態にあり、上記の角度αが第1フローティング機構28の最大スイング角である。
(b)は、第1ロック機構56を作動させる、即ち、第1シリンダ部63に油圧を供給し、第1ロック部材64を前進、即ち、図の上方に移動させ、第1ロック部材64の切欠き64aを第1ロックピン62に係合させ、第1ロックピン62をV字形状の切欠き64aの中心に移動させ、機台25に対して第1フローティング機構28を所定位置に移動させるとともに、第1フローティング機構28をロック、即ちフローティングを解除した状態を示す。
図10(a),(b)は本発明に係る第2フローティング機構及び第2ロック機構の作用を示す作用図である。
(a)は、第1フローティング機構28、詳しくは本体部54に対して、第2フローティング機構32が回転軸27を中心にして角度βだけフローティング、即ち、スイングした状態を示す。このとき、第2ロックピン71は本体部54の端部に設けたU字状切欠き部54aの内面54bに当たった状態にあり、上記の角度βが第1フローティング機構28に対する第2フローティング機構32の最大スイング角である。
また、第2フローティング機構32は、機台25及び第1フローティング機構28に対して、球面滑り軸受31(図3参照)を支点として紙面の表裏方向にもフローティング可能としたものである。
(b)は、第2ロック機構57を作動させる、即ち、第2シリンダ部72に油圧を供給し、第2ロック部材73を前進、即ち、図の上方に移動させ、第2ロック部材73の切欠き73aを第2ロックピン71に係合させ、第2ロックピン71をV字形状の切欠き73aの中心に移動させ、本体部54に対して第2フローティング機構32を所定位置に移動させるとともに、第2フローティング機構32をロック、即ちフローティングを解除した状態を示す。
次に、ロアサッシュ11の位置決め要領を説明する。
図11(a)〜(c)は本発明に係るロアサッシュの位置決め要領を示す第1作用図である。
(a)において、第1把持装置の油圧モータを作動させ、回転軸27を矢印で示すように回転させて把持片47の傾斜部47a,47aでそれぞれロアサッシュ11の側壁11a,11bを押付け、ロアサッシュ11を把持する。
(b)は(a)に示したロアサッシュ11の把持状態を示す。ロアサッシュ11には突部11d,11eが形成されているため、把持状態にあるロアサッシュ11が把持片47から外れることがない。上記の(a),(b)に示したのと同様に、第2把持装置でロアサッシュ11を把持する。
(c)は、位置決め片117の側面117fがロアサッシュ11の側壁11a、詳しくは突部11dに当たった状態を示す。
図12(a)〜(d)は本発明に係るロアサッシュの位置決め要領を示す第2作用図である。
(a)において、アッパサッシュ16の後辺16aの下端部に備える連結片131に、把持状態のロアサッシュ11の位置決め片117を近接させる。このとき、第1フローティング機構28(図9参照)及び第2フローティング機構32(図10参照)はフローティングをロックさせた状態にある。
(b)において、第1フローティング機構28及び第2フローティング機構32のフローティングロックを解除(即ち、フローティング状態とする)し、位置決め片117をアッパサッシュ16内に挿入する。(a)に示したように、ロアサッシュ11側の中心線135とアッパサッシュ16側の中心線136とにずれ(δはずれ量である。)がある場合には、第1フローティング機構及び第2フローティング機構のフローティングによって、矢印Aで示すように、ロアサッシュ11及び位置決め片117が角度γだけ傾く。このとき、ロアサッシュ11の一端部11hは、連結片131の雌テーパ部131aに当たった状態にある。
ロアサッシュ11及び位置決め片117を更に、アッパサッシュ16側へ移動させると、(c)に示すように、ロアサッシュ11の一端部11hは連結片131に嵌合する。ここで、第1フローティング機構28及び第2フローティング機構32のフローティングをロックすると、ロアサッシュ11に大きな反力が発生するために、この反力を検出した力覚センサからの信号によって、搬送装置は、ロアサッシュ11を矢印Bで示すようにスイングさせ、位置決め装置は、アッパサッシュ16の端部16bに対してロアサッシュ11の一端部11hを連続するように位置決めする。この状態でロアサッシュ11の他端部側を自動車用ドアのインナパネルにボルトで固定する。
(d)は(c)の状態から位置決め装置を待避させて、位置決め片117を外した状態を示す。
以上の図1〜図3で説明したように、本発明は、被取付部材としての自動車用ドア10に取付けた第1サッシュ部材としてのアッパサッシュ16に、第2サッシュ部材としてのロアサッシュ11を連結した状態で自動車用ドア10に取付けるためのサッシュ部材把持位置決め装置12において、搬送手段としての搬送装置21に取付けた機台25と、この機台25にロアサッシュ11を把持するために取付けた第1把持装置26と、この第1把持装置26の中間部にフローティング自在に且つ原位置復帰自在に取付けた第2フローティング機構32と、この第2フローティング機構32に取付けた第2把持装置33と、これらの第1把持装置26及び第2把持装置33で把持した状態のロアサッシュ11の一端部11h(図12(c)参照)をアッパサッシュ16の端部16b(図12(c)参照)に対して位置決めするために、アッパサッシュ16に設けた連結部としての連結片131(図12(c)参照)に嵌合自在に第2フローティング機構32に設けた嵌合位置決め部材36と、を備えたことを特徴とする。
サッシュ部材把持位置決め装置10は、ロアサッシュ11を把持する第1把持装置26及び第2把持装置33と、把持したロアサッシュ11をフローティング支持する第2フローティング機構32と、この第2フローティング機構32に設けた嵌合位置決め部材36、詳しくは位置決め片117とを備えるので、第1把持装置26及び第2把持装置33で把持したロアサッシュ11を簡単な構造でフローティングさせることができるとともに、ロアサッシュ11を、第2フローティング機構32でフローティングすることで、アッパサッシュ16の自動車用ドア10に対する組付誤差を吸収しながら位置決め片117でアッパサッシュ16に対して容易に位置決めすることができる。
尚、本実施形態では、図12(a)〜(d)で説明したように、第1フローティング機構28と第2フローティングロック機構32とを同時にフローティングしたが、これに限らず、第2フローティング機構32は常にロックさせた状態で、第1フローティングロック機構28のみフローティングさせてもよい。
本発明のサッシュ部材把持位置決め装置は、自動車用ドアのロアサッシュの取付けに好適である。
本発明に係るサッシュ部材把持位置決め装置及び自動車用ドアの側面図である。 本発明に係る位置決め装置の側面図である。 本発明に係る位置決め装置の要部を示す断面図である。 図2の4矢視図である。 本発明に係る把持装置の説明図である。 本発明に係る位置決め装置の先端部を示す側面図である。 図6の7矢視図である。 図2の8矢視図である。 本発明に係る第1フローティング機構及び第1ロック機構の作用を示す作用図である。 本発明に係る第2フローティング機構及び第2ロック機構の作用を示す作用図である。 本発明に係るロアサッシュの位置決め要領を示す第1作用図である。 本発明に係るロアサッシュの位置決め要領を示す第2作用図である。 従来の自動車用ドアの組立途中の状態を示す側面図である。
符号の説明
10…自動車用ドア、11…第2サッシュ部材(ロアサッシュ)、11h…第2サッシュ部材の一端部、12…サッシュ部材把持位置決め装置、16…第1サッシュ部材(アッパサッシュ)、16b…第1サッシュ部材の端部、21…搬送手段(搬送装置)、25…機台、26…第1把持手段(第1把持装置)、32…フローティング機構(第2フローティング機構)、33…第2把持手段(第2把持装置)、36…嵌合位置決め部材、131…連結部(連結片)。

Claims (1)

  1. 自動車用ドアに取付けた第1サッシュ部材に、第2サッシュ部材を連結した状態で前記自動車用ドアに取付けるためのサッシュ部材把持位置決め装置において、
    搬送手段に取付けた機台と、
    この機台に前記第2サッシュ部材を把持するために取付けた第1把持手段と、
    この第1把持手段の中間部にフローティング自在に且つ原位置復帰自在に取付けたフローティング機構と、
    このフローティング機構に取付けた第2把持手段と、
    これらの第1把持手段及び第2把持手段で把持した状態の前記第2サッシュ部材の端部を前記第1サッシュ部材の端部に対して位置決めするために、前記第1サッシュ部材に設けた連結部に嵌合自在に前記フローティング機構に設けた嵌合位置決め部材と、
    を備えたことを特徴とするサッシュ部材把持位置決め装置。
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