JP2010176922A - 基板用コネクタ及び該基板用コネクタを実装したコネクタ付プリント基板 - Google Patents

基板用コネクタ及び該基板用コネクタを実装したコネクタ付プリント基板 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント基板に位置決め用の貫通孔を形成しなくても、プリント基板に対する位置決めを行うことが出来る、新規な構造の基板用コネクタ及びそれが装着されたコネクタ付プリント基板を提供する。
【解決手段】ハウジング20に対して、プリント基板16の表面に当接可能な複数の支持部28,30を設けると共に、プリント基板16の外周部分でプリント基板16の裏面まで延出すると共にプリント基板16の外周面に対して位置決めされる位置決め突部27を少なくとも1つ設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板に実装される基板用コネクタ及びかかる基板用コネクタが実装されたコネクタ付プリント基板に関するものである。
従来から、プリント基板に実装される基板用コネクタとして、プリント基板の表面に印刷された導電路に対して、端子を半田付けして実装する表面実装タイプのコネクタが知られている。かかる表面実装コネクタでは、端子と導電路の半田付けによる電気接続を確実に行うために、基板表面上において、端子と導電路の位置決めを正確に行うことが要求される。
そのために、従来では、特許文献1(実開平6−60067号公報)に記載のように、プリント基板に貫通孔を設ける一方、コネクタハウジングの底面から基板側に突出する脚部を設けて、かかる脚部を貫通孔に挿通固定することにより、コネクタの基板表面上での位置決めを行っていた。
ところが、このような従来構造では、プリント基板において、貫通孔を形成するスペースが必要であり、基板表面上での回路配索の自由度が制限されるという問題があった。
実開平6−60067号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、プリント基板に位置決め用の貫通孔を形成しなくても、プリント基板に対する位置決めを行うことが出来る、新規な構造の基板用コネクタ及びそれが装着されたコネクタ付プリント基板を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
基板用コネクタに関する本発明は、プリント基板に形成された導電路に対して一方の端部で半田付けされる複数の端子が各中間部分においてハウジングで支持されており、ハウジングがプリント基板に対して位置決めされて装着される基板用コネクタにおいて、ハウジングには、プリント基板の表面に当接可能な複数の支持部が設けられていると共に、プリント基板の外周部分でプリント基板の裏面まで延出すると共にプリント基板の外周面に対して位置決めされる位置決め突部が少なくとも1つ設けられていることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた基板用コネクタにおいては、プリント基板に対する位置決めがプリント基板の外周面で為されることから、プリント基板に位置決め用の貫通孔を形成しなくても、プリント基板に対する位置決めを行うことが出来る。
なお、本発明における基板用コネクタには、表面実装タイプの基板用コネクタだけでなく、スルーホールタイプの基板用コネクタも含まれる。
また、コネクタ付プリント基板に関する本発明は、上述の如き本発明に係る基板用コネクタを装着したコネクタ付プリント基板であって、プリント基板の外周面には切欠部が形成されており、この切欠部に対して位置決め突部が嵌合されることにより基板用コネクタがプリント基板に対して位置決めされていることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされたコネクタ付プリント基板においては、基板用コネクタのプリント基板に対する位置決めがプリント基板の外周面で為される。これにより、基板用コネクタをプリント基板に位置決めするための位置決め用の貫通孔をプリント基板に形成する必要がなくなる。その結果、プリント基板における回路配索の自由度を向上させることが出来る。
また、コネクタ付プリント基板に関する本発明においては、プリント基板が、導電路が設けられた本体基板と、最終製品において本体基板から分離される分離基板とを含んで構成されており、本体基板と分離基板の間に設けられた隙間に対して基板用コネクタにおけるハウジングの位置決め突部が差し入れられていると共に、隙間を挟んで対向する本体基板の外周面と分離基板の外周面との少なくとも一方において、位置決め突部が嵌合される切欠部が形成されている態様が、好適に採用される。
かかる態様においては、切欠部に嵌合される位置決め突部が本体基板と分離基板の間に設けられた隙間に差し入れられていることから、本体基板の外周面と分離基板の外周面の対向方向での位置決め突部の切欠部からの抜け出しを阻止することが出来る。これにより、位置決め突部と切欠部の嵌合状態を安定して実現することが可能となる。その結果、基板用コネクタのプリント基板に対する位置決めを一層確実に且つ精度良く行うことが出来る。
なお、分離基板には、本体基板に基板用コネクタが実装された後に廃棄される基板(所謂捨て基板)や、他の基板用コネクタ等が実装される基板(所謂共取り基板)が含まれる。
さらに、コネクタ付プリント基板に関する本発明においては、複数の支持部が、位置決め突部の外周面に突出形成された外周突部と、一対の柱状脚部とによって構成されている態様が、好適に採用される。かかる態様においては、支持部を構成する外周突部が位置決め突部の外周面に突出形成されていることから、複数の支持部を効率よく形成することが出来る。
更にまた、コネクタ付プリント基板に関する本発明において、上述の如き態様を採用するのであれば、プリント基板と平行に広がり、複数の端子が貫通状態で固着された端子固着部と、端子固着部の両側において、端子固着部からそれぞれ反対方向に延出する腕部を有し、端子固着部の一方側に位置する一対の腕部の各先端部にプリント基板に対して垂直方向に延在する位置決め突部と外周突部を設けると共に、端子固着部の他方側に位置する一対の腕部の各先端部にプリント基板に対して垂直方向に延在する柱状脚部を設けている態様が、好適に採用される。かかる態様においては、各支持部の端子固着部からの離隔距離を大きくすることが可能となる。その結果、基板用コネクタをプリント基板表面に安定して載置することが出来る。
また、コネクタ付プリント基板に関する本発明においては、プリント基板の裏面側に配設されてプリント基板に固定される別体のケース部材を用い、ケース部材に対して、位置決め突部の先端部分を保持させた態様を、採用しても良い。かかる態様においては、位置決め突部の先端がケース部材に保持されていることから、基板用コネクタにおける端子の半田付け部分への外力の作用を回避することが出来る。
なお、位置決め突部の先端部分をケース部材に保持させる方法は、位置決め突部の切欠部からの抜け出し、延いては、端子の半田付け部分への外力の作用を回避することが出来る方法であれば、特に限定されない。例えば、接着や圧入等、従来から公知の各種固着方法や、位置決め突部の先端部分とケース部材の当接作用に基づいて位置決め突部の切欠部からの抜け出しを阻止する方法であっても良い。
本発明の第一の実施形態としてのコネクタ付プリント基板を示す斜視図。 同コネクタ付プリント基板の側面図。 同コネクタ付プリント基板を構成する本発明の第一の実施形態としての基板用コネクタを示す斜視図。 同基板用コネクタの平面図。 同基板用コネクタの側面図。 同基板用コネクタが実装される前のプリント基板を示す斜視図。 同プリント基板に基板用コネクタが実装された状態を示す斜視図。 位置決め突部の切欠部への嵌合状態を示す底面図。 基板用コネクタの端子が導電路に半田付けされた状態を拡大して示す側面図。 本発明の第二の実施形態としてのコネクタ付プリント基板を示す斜視図。 同コネクタ付プリント基板の縦断面図。 同コネクタ付プリント基板に実装された本発明の第二の実施形態としての基板用コネクタを示す斜視図。 同基板用コネクタの縦断面図。 同基板用コネクタの平面図。 プリント基板に固定されるケース部材を示す平面図。 図15におけるXVI−XVI断面図。 同基板用コネクタがプリント基板に実装された状態を示す斜視図。 位置決め突部の切欠部への嵌合状態を示す底面図。 基板用コネクタの端子が導電路に半田付けされた状態を拡大して示す側面図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の第一の実施形態としてのコネクタ付プリント基板10が示されている。このコネクタ付プリント基板10は、本発明の第一の実施形態としての基板用コネクタ12が、後述するプリント基板14を構成する本体基板16に実装された構造とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、本体基板16の表面に垂直な方向である、図2中の上下方向をいうものとする。
より詳細には、基板用コネクタ12は、図3乃至5に示されているように、複数の端子18がハウジング20で支持された構造とされている。複数の端子18は、それぞれ、線状部材を適当な長さで切断した線材端子で構成されている。また、各端子18は長さ方向の中間部分で直角に曲げられており、全体としてL字乃至は鉤状を呈している。
一方、ハウジング20は、複数の端子18が固着された端子固着部22を備えている。端子固着部22は、非導電性の合成樹脂材料で形成されており、厚肉平板形状乃至は矩形ブロック形状を呈している。そして、複数の端子18は、端子固着部22の長手方向中間部分において、端子固着部22の長手方向に2列に並んで、端子固着部22を厚さ方向に貫通する状態で、端子固着部22に固着されている。なお、端子固着部22に端子18を固着する方法は、端子固着部22に端子18をインサート成形する方法であっても良いし、端子固着部22に形成された貫通孔に端子18を圧入固定する方法であっても良い。
また、上述の如く端子固着部22に固着された状態で、各端子18の端子固着部22よりも下側に位置する端部は屈曲されて表面実装部23を構成している。ここで、端子固着部22の幅方向一方側の列を構成する各端子18の表面実装部23は、端子固着部22の下端面と平行に端子固着部22の幅方向一方側へ延び出している。また、端子固着部22の幅方向他方側の列を構成する各端子18の表面実装部23は、端子固着部22の下端面と平行に端子固着部22の幅方向他方側へ延び出している。なお、本実施形態では、各端子18における表面実装部23の端子固着部22からの離隔距離は互いに同じとされている。
さらに、本実施形態では、端子固着部22の長手方向両端近くにおいて、それぞれ、肉抜孔24が形成されている。これにより、複数の端子18は、一対の肉抜孔24,24に挟まれる位置において、端子固着部22に固着されている。なお、上述の如く端子固着部22に肉抜孔24が形成されていることで、端子固着部22と腕部26との接続部分が細くされて、かかる接続部分の剛性が低くされている。これにより、半田付けの際の加熱による合成樹脂の熱膨張に起因する、端子18と後述する接続部44の半田付け部分への外力の作用を小さくすることが出来て、半田クラックの発生を防止することが出来る。
このような端子固着部22の長手方向両端には、それぞれ、端子固着部22の幅方向外方へ延び出す腕部26が一体形成されている。また、端子固着部22の幅方向一端から幅方向外方へ延び出す各腕部26の先端には、腕部26の延出方向に直交する方向へ延び出す位置決め突部27が設けられている。かかる位置決め突部27は、腕部26の高さ方向の両側へ延び出している。更に、端子固着部22の幅方向他端から幅方向外方へ延び出す各腕部26の先端には、腕部26の延出方向に直交する方向へ延び出す柱状脚部28が設けられている。かかる柱状脚部28は、腕部26の高さ方向の両側へ延び出している。また、各位置決め突部27の腕部26からの延出寸法は、各柱状脚部28の腕部26からの延出寸法よりも大きくされている。なお、各位置決め突部27の長手方向両端及び各柱状脚部28の長手方向両端には、それぞれ、長手方向外方へ行くに従って次第に縮径するテーパ状傾斜面が形成されている。
また、各位置決め突部27,27には、厚肉平板形状乃至は矩形ブロック形状を呈する外周突部30が一体形成されている。そこにおいて、本実施形態では、各外周突部30が腕部26の基端側に向かって突出して、且つ、位置決め突部27の長手方向に延びている。特に本実施形態では、腕部26を高さ方向に挟んだ両側に外周突部30が設けられている。
さらに、本実施形態では、各外周突部30の位置決め突部27の長手方向での延出寸法は、位置決め突部27の腕部26からの延出寸法よりも小さくされている。特に本実施形態では、各外周突部30の位置決め突部27の長手方向での延出寸法が、各柱状脚部28の腕部26からの延出寸法と同じとされている。
このような構造とされた基板用コネクタ12は、プリント基板14に実装される。そこにおいて、本実施形態のプリント基板14は、図6に示されているように、硬質の絶縁基板32の表面に導電路34が形成された本体基板16と、最終的に本体基板16から分離される分離基板としての捨て基板36とを含んで構成されている。なお、図示は省略するが、本体基板16には、必要に応じて各種電子部品が実装されて、導電路34と電気的に接続されるようになっている。また、本体基板16と捨て基板36の間に形成された隙間38には、図示しない接続片が設けられている。そして、かかる接続片を介して、本体基板16と捨て基板36が接続されている。
また、本実施形態では、本体基板16の外周面のうち隙間38を挟んで捨て基板36の外周面と対向する部分に二つの切欠部40が形成されている。そこにおいて、本実施形態では、各切欠部40は本体基板16の外周面に開口して本体基板16を厚さ方向に円弧形状で切り欠くように形成されている。特に本実施形態では、各位置決め突部27の外周形状に対応した円弧形状でもって、各切欠部40が形成されている。
続いて、このようなプリント基板14に基板用コネクタ12を実装する方法について、説明する。先ず、基板用コネクタ12を、図7に示されているように、本体基板16に位置決めした状態で、本体基板16の表面に載置する。具体的には、図8に示されているように、基板用コネクタ12のハウジング20に設けられた位置決め突部27を、本体基板16と捨て基板36の間に形成された隙間38に差し入れて、本体基板16の外周面に形成された切欠部40に嵌合させることで、基板用コネクタ12のハウジング20を本体基板16に位置決めする。かかる状態下、切欠部40に嵌合された位置決め突部27は、本体基板16の表面に垂直な方向で本体基板16の裏面まで延び出している。
また、上述の如く基板用コネクタ12がプリント基板14に位置決めされた状態で、基板用コネクタ12の端子18における表面実装部23が、クリーム半田42を介して、導電路34に設けられた、端子18との接続部44に重ね合わせられている。かかる状態下、クリーム半田42を溶かすことにより、端子18と導電路34が電気的に接続される。
更にまた、クリーム半田42を溶かした状態では、図9に示されているように、基板用コネクタ12における一対の位置決め突部27,27のそれぞれに設けられた外周突部30と、基板用コネクタ12における一対の柱状脚部28,28とが、本体基板16の表面に対して垂直に当接することとなる。その結果、基板用コネクタ12が本体基板16に位置決めされた状態で本体基板16の表面に載置される。なお、このことから明らかなように、本実施形態では、一対の外周突部30,30と一対の柱状脚部28,28によって、複数の支持部が構成されている。また、上述の如く基板用コネクタ12が本体基板16に載置された状態で、端子固着部22の下端面は、本体基板16と平行に広がっている。
そして、上述の如く基板用コネクタ12が本体基板16の表面に実装された状態で、捨て基板36を本体基板16から切り離す。その後、本体基板16に実装された基板用コネクタ12に対して、第二のプリント基板46を装着する。具体的には、第二のプリント基板46に形成されたスルーホール(図示せず)に対して、基板用コネクタ12に設けられた端子18の長手方向他端部を挿通した状態で、基板用コネクタ12における一対の位置決め突部27,27のそれぞれに設けられた外周突部30と、基板用コネクタ12における一対の柱状脚部28,28に対して、第二のプリント基板46を重ね合わせる。かかる状態下、図面上では明示されていないが、基板用コネクタ12における各位置決め突部27は、第二のプリント基板46の外周面に形成された切欠部に嵌合されている。そして、上述の如く第二のプリント基板46が基板用コネクタ12に重ね合わされた状態で、各端子18の長手方向他端部を第二のプリント基板46に形成されたランドに半田付けすることにより、第二のプリント基板46に形成された導電路48と端子18が電気的に接続される。その結果、目的とするコネクタ付プリント基板10が製造される(図1及び図2参照)。
このような構造とされたコネクタ付プリント基板10においては、プリント基板14を構成する本体基板16の外周面に形成された切欠部40に対して、基板用コネクタ12の位置決め突部27が嵌合されることで、本体基板16に対する位置決めが為される基板用コネクタ12が、本体基板16に実装されている。これにより、基板用コネクタ12を本体基板16に位置決めするための貫通孔を本体基板16に形成する必要がなくなる。その結果、本体基板16の有効面積を確保して、本体基板16上での回路配索の自由度を向上させることが出来る。
そこにおいて、本実施形態では、位置決め突部27の切欠部40への嵌合状態が、本体基板16と捨て基板36の間に形成された隙間38に位置決め突部27を差し入れた状態で実現されるようになっていることから、位置決め突部27の切欠部40からの離脱を位置決め突部27の捨て基板36への当接によって阻止することが出来る。これにより、位置決め突部27の切欠部40に対する嵌合状態の安定化を図ることが可能となる。その結果、基板用コネクタ12のプリント基板14に対する位置決め精度を向上させることが出来る。
また、本実施形態では、一対の位置決め突部27,27のそれぞれに設けられた外周突部30と、一対の柱状脚部28,28とによって、複数の支持部が構成されていることから、複数の支持部(一対の外周突部30,30と一対の柱状脚部28,28)を端子固着部22から離れた位置に設けることが出来る。その結果、複数の支持部による基板用コネクタ12のプリント基板14への載置状態の安定化を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態では、第二のプリント基板46に形成された切欠部と位置決め突部27の嵌合作用に基づく第二のプリント基板46に対する基板用コネクタ12の位置決め効果を得ることが出来るので、端子18が第二のプリント基板46に形成されたスルーホールに挿通される前において、端子18とスルーホールの位置合わせを行うことが出来る。その結果、端子18の先端で第二のプリント基板46の裏面を引っ掻く等の不具合を回避することが可能となる。
更にまた、本実施形態では、各位置決め突部27の長手方向両端部分のそれぞれにテーパ状傾斜面が形成されていることから、テーパ状傾斜面によるガイド作用によって本体基板16に形成された切欠部40や第二のプリント基板46に形成された切欠部に位置決め突部27を確実に嵌合させることが出来る。その結果、本体基板16に形成された切欠部40と位置決め突部27の嵌合状態の安定化や第二のプリント基板46に形成された切欠部と位置決め突部27の嵌合状態の安定化、延いては、基板用コネクタ12の本体基板16や第二のプリント基板46に対する位置決め状態の安定化を図ることが可能となる。
次に、本発明の第二の実施形態としてのコネクタ付プリント基板50について、図10及び図11に基づいて、説明する。なお、以下の説明において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態のコネクタ付プリント基板50は、本発明の第二の実施形態としての基板用コネクタ52がプリント基板14(本体基板16)に実装された構造とされている。基板用コネクタ52は、図12乃至14に示されているように、複数の端子54がそれぞれの中間部分においてハウジング56に固着された構造とされている。そこにおいて、端子54は、第一の実施形態の端子(18)と同様に、線材端子で構成されている。特に本実施形態では、各端子54がクランク状に折り曲げられている。これにより、各端子54の長手方向両端部分が互いに平行とされている。
一方、ハウジング56は、非導電性の合成樹脂材料で形成されており、略一定の断面形状でストレートに延びる筒状部58の一端側の開口が奥壁部60によって覆蓋された構造とされている。そして、本実施形態では、複数の端子54が、奥壁部60の幅方向に2列に並んで、奥壁部60を厚さ方向に貫通した状態で、奥壁部60に固着されている。なお、端子54の奥壁部60への固着方法としては、端子54を奥壁部60にインサート成形する方法であっても良いし、奥壁部60に形成された貫通孔に端子54を圧入固定する方法であっても良い。
また、上述の如く奥壁部60に固着された状態で、各端子54の筒状部58内に位置する部分は、筒状部58の開口方向にストレートに延びている。更にまた、各端子54のクランク状に曲げられた部分は、ハウジング56の外側に位置している。
さらに、ハウジング56の奥壁部60には、複数の端子54が固着されている部分よりも幅方向両側において、筒状部58と反対側へ延び出す一対の延出腕部62,62が設けられている。かかる一対の延出腕部62,62の延出端には、それぞれ、支持部64が設けられている。
更にまた、ハウジング56の筒状部58の外周面には、一対の位置決め突部66,66が設けられている。各位置決め突部66は、全体として円柱形状乃至は円形ブロックを呈している。特に本実施形態では、各位置決め突部66の突出端部には、突出端側へ行くに従って次第に縮径するテーパ状傾斜面が形成されている。
また、本実施形態では、本体基板16の裏側に配された状態で本体基板16に対して接着やネジ止め等の従来から公知の固定手段で固定されるケース部材68が設けられている。このケース部材68は、非導電性の合成樹脂材料で形成されており、図15及び図16に示されているように、厚肉の長手平板形状を呈している。また、ケース部材68の幅方向一方の側には、本体基板16の裏面の外周縁部に重ね合わせられる段差面70が形成されている。更にまた、ケース部材68には、上面に開口する凹所72が、ケース部材68の長手方向に適当な間隔をあけて二つ形成されている。そして、本体基板16に実装された基板用コネクタ52に設けられた位置決め突部66の先端部分が、凹所72に嵌め入れられている。かかる状態下、位置決め突部66の先端部分を、接着等の従来から公知の固着手段でケース部材68に固着しても良い。
続いて、基板用コネクタ52の本体基板16への実装方法について、説明する。先ず、基板用コネクタ52を、図17に示されているように、本体基板16に位置決めした状態で、本体基板16の表面に載置する。具体的には、図18に示されているように、基板用コネクタ52のハウジング56に設けられた位置決め突部66を、本体基板16と捨て基板36の間に形成された隙間38に差し入れて、本体基板16の外周面に形成された切欠部40に嵌合させることで、基板用コネクタ52のハウジング56を本体基板16に位置決めする。かかる状態下、切欠部40に嵌合された位置決め突部66は、本体基板16の表面に垂直な方向で本体基板16の裏面まで延び出している。
また、上述の如く基板用コネクタ52が本体基板16に位置決めされた状態で、基板用コネクタ52の端子54においてハウジング56の外側に位置するほうの先端部分が、クリーム半田74を介して、接続部44に重ね合わせられている。かかる状態下、クリーム半田74を溶かすことにより、端子54と導電路34が電気的に接続される。更にまた、クリーム半田74を溶かした状態では、図19に示されているように、基板用コネクタ52の筒状部58と支持部64が本体基板16の表面に対して垂直に当接することとなる。その結果、基板用コネクタ52が本体基板16に位置決めされた状態で本体基板16の表面に載置される。
そして、上述の如く基板用コネクタ52が本体基板16の表面に実装された状態で、捨て基板36を本体基板16から切り離す。その後、本体基板16に対して、裏側からケース部材68を接着やネジ止め等で固定する。かかる状態下、ケース部材68に形成された凹所72に対して、基板用コネクタ52の位置決め突部66が嵌め入れられることにより、位置決め突部66の先端部分がケース部材68によって保持されている。これにより、目的とするコネクタ付プリント基板50が製造される(図10及び図11参照)。
このような構造とされたコネクタ付プリント基板50においても、プリント基板14を構成する本体基板16の外周面に形成された切欠部40に対して、基板用コネクタ52の位置決め突部66が嵌合されることで、本体基板16に対する位置決めが為される基板用コネクタ52が、本体基板16に実装されていることから、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
そこにおいて、本実施形態では、基板用コネクタ52の位置決め突部66の先端部分が本体基板16に固定されたケース部材68に保持されていることから、本体基板16の上方へ引き離す方向の外力や本体基板16の表面に平行な方向の外力が、基板用コネクタ52に作用したとしても、端子54の半田付け部分にクラックが発生することを防止出来る。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、例えば、位置決め突部の断面は円形に限定されるものではない。多角形や楕円形であっても良い。それに伴い、切欠部の形状も円弧状に限定されるものではなく、位置決め突部の外周形状に対応していれば、多角形や楕円形を採用することも出来る。
さらに、切欠部は、捨て基板と本体基板の両方に形成されていても良い。あるいは、捨て基板だけに切欠部が形成されていても良い。
更にまた、前記第一の実施形態において、プリント基板14の裏面側に配設されてプリント基板14に固定される別体のケース部材を用い、かかるケース部材に対して、位置決め突部27の先端部分を保持させるようにしても良い。
加えて、前記第一及び第二の実施形態では、表面実装タイプの基板用コネクタ12,52が実装されたコネクタ付プリント基板10,50について説明したが、本発明は、スルーホールタイプの基板用コネクタ及びそれが実装されたコネクタ付プリント基板に対しても、勿論、適用可能である。スルーホールタイプの基板用コネクタに対して、本発明を適用した場合、端子をスルーホールに挿通する前において、端子をスルーホールに対して位置決めすることが出来る。その結果、端子の先端でプリント基板に形成された導電路を傷つける等の不具合を回避することが可能となる。
10:コネクタ付プリント基板,12:基板用コネクタ,14:プリント基板,16:本体基板,18:端子,20:ハウジング,22:端子固着部,26:腕部,27:位置決め突部,28:柱状脚部(支持部),30:外周突部(支持部),34:導電路,36:捨て基板,38:隙間,40:切欠部,50:コネクタ付プリント基板,52:基板用コネクタ,54:端子,56:ハウジング,64:支持部,66:位置決め突部,68:ケース部材

Claims (6)

  1. プリント基板に形成された導電路に対して一方の端部で半田付けされる複数の端子が各中間部分においてハウジングで支持されており、該ハウジングが前記プリント基板に対して位置決めされて装着される基板用コネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記プリント基板の表面に当接可能な複数の支持部が設けられていると共に、前記プリント基板の外周部分で該プリント基板の裏面まで延出すると共に該プリント基板の外周面に対して位置決めされる位置決め突部が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 請求項1に記載の基板用コネクタを装着したコネクタ付プリント基板であって、
    前記プリント基板の外周面には切欠部が形成されており、この切欠部に対して前記位置決め突部が嵌合されることにより前記基板用コネクタが前記プリント基板に対して位置決めされていることを特徴とするコネクタ付プリント基板。
  3. 前記プリント基板が、前記導電路が設けられた本体基板と、最終製品において該本体基板から分離される分離基板とを含んで構成されており、該本体基板と該分離基板の間に設けられた隙間に対して前記基板用コネクタにおける前記ハウジングの前記位置決め突部が差し入れられていると共に、該隙間を挟んで対向する該本体基板の外周面と前記分離基板の外周面との少なくとも一方において、前記位置決め突部が嵌合される前記切欠部が形成されている請求項2に記載のコネクタ付プリント基板。
  4. 前記複数の支持部が、前記位置決め突部の外周面に突出形成された外周突部と、一対の柱状脚部とによって構成されている請求項2又は3に記載のコネクタ付プリント基板。
  5. 前記プリント基板と平行に広がり、前記複数の端子が貫通状態で固着された端子固着部と、
    該端子固着部の両側において、前記端子固着部からそれぞれ反対方向に延出する腕部を有し、
    前記端子固着部の一方側に位置する一対の腕部の各先端部に前記プリント基板に対して垂直方向に延在する前記位置決め突部と前記外周突部を設けると共に、前記端子固着部の他方側に位置する一対の腕部の各先端部に前記プリント基板に対して垂直方向に延在する前記柱状脚部を設けている請求項4に記載のコネクタ付プリント基板。
  6. 前記プリント基板の裏面側に配設されて該プリント基板に固定される別体のケース部材を用い、該ケース部材に対して、前記位置決め突部の先端部分を保持させた請求項2乃至5の何れか1項に記載のコネクタ付プリント基板。
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