JP2010161042A - 基板用コネクタ及び基板用コネクタ連続体 - Google Patents

基板用コネクタ及び基板用コネクタ連続体 Download PDF

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Abstract

【課題】要求される端子の数にあわせて、任意の連結部で切断することにより、そのまま所望の基板用コネクタとして用いることが出来る汎用性のある新規な構造の基板用コネクタ及びかかる基板用コネクタの製造に用いることが出来る基板用コネクタ連続体を提供することを、目的とする。
【解決手段】端子12が貫通固定される端子保持部34が端子保持部34よりも断面の小さい連結部32を介して連なった帯状の連続構造体14が、連結部32において適当な長さで切断されることにより、複数の端子保持部34が連なった所定長さをもって台座16が形成される。また、各端子保持部34には、台座16の幅方向両側でそれぞれプリント基板38に向かって突出する脚部36が一体成形されており、脚部36が何れも台座16の長さ方向で各端子12間に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板用コネクタ及び適当な長さで切断されることによって基板用コネクタを形成する基板用コネクタ連続体に関するものである。
従来から、特許文献1(特開2002−270986号公報)や特許文献2(特開2008−35669号公報)に記載されているように、複数本の端子が合成樹脂製の台座に貫通固定された構造の基板用コネクタが知られている。かかる基板用コネクタは、台座がプリント基板の実装面上に載置された状態で、端子がプリント基板に形成された挿通孔に挿通される。この状態で、端子がプリント基板の導体パターンに半田付けされることにより、基板用コネクタがプリント基板に組み付けられる。
ところで、特許文献1や特許文献2に記載の如き従来構造の基板用コネクタにおいては、基板用コネクタに要求される端子の数、即ち、基板用コネクタの種類にあわせて、専用品として製造する必要があった。それ故、製品毎に専用の金型を準備しなければならず、製造コストが高くなるという問題があった。また、多種類の基板用コネクタが存在することになるので、製品管理が煩雑になったり、保管スペースの確保が難しくなる等の問題もあった。
特開2002−270986号公報 特開2008−35669号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、要求される端子の数にあわせて、任意の連結部で切断することにより、そのまま所望の基板用コネクタとして用いることが出来る汎用性のある新規な構造の基板用コネクタ及びかかる基板用コネクタの製造に用いることが出来る基板用コネクタ連続体を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
基板用コネクタに関する本発明は、合成樹脂製の台座に対して複数本の端子が貫通固定されており、台座がプリント基板の実装面上に載置されると共に、端子がプリント基板に形成された挿通孔に挿通されて半田付けされることによりプリント基板に組み付けられる基板用コネクタにおいて、端子保持部が端子保持部よりも断面の小さい連結部を介して連なった帯状の連続構造体が、連結部において適当な長さで切断されることにより、複数の端子保持部が連なった所定長さをもって台座が形成されていると共に、各端子が台座の長さ方向に対して直交する方向で各端子保持部に貫通固定されており、更に、各端子保持部には、台座の幅方向両側でそれぞれプリント基板に向かって突出する脚部が一体成形されており、脚部が何れも台座の長さ方向で各端子間に位置していることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた基板用コネクタにおいては、連続構造体が連結部において適当な長さに切断されることで形成される台座を備えていることから、連結構造体を必要な端子の数にあわせて任意の連結部で切断することによって、そのまま基板用コネクタとして用いることが出来る。これにより、基板用コネクタの汎用化が可能となる。その結果、基板用コネクタの種類毎に各別の金型を必要とした従来の基板用コネクタに比して、製造工程や製品管理の大幅な簡略化を実現することが出来る。加えて、製造コストを大幅に削減することが出来る。
また、各端子保持部に脚部が一体形成されているので、連結構造体を何れの連結部で切断した場合であっても、プリント基板上での基板用コネクタの安定した設置状態を同じ条件で実現することが出来る。
さらに、何れの脚部も台座の長さ方向で各端子間に位置していることから、脚部を端子の半田付け部分から離隔させることが出来る。これにより、端子の半田付けに際して、脚部が半田の熱で溶ける等の不具合を防止することが可能となる。また、プリント基板に形成された挿通孔を通じての半田上がりを許容することも出来るし、かかる半田上がりの目視での確認も容易になる。
なお、本発明において、「断面」とは、連続構造体の長手方向に直交する方向での断面をいう。また、本発明において、連結部の断面を端子保持部の断面よりも小さくする方法としては、連結部における連続構造体の幅方向での寸法と高さ方向(連続構造体の長さ方向と幅方向の両方に直交する方向)での寸法の少なくとも一方を端子保持部の当該寸法よりも小さくすることが考えられる。
また、本発明において、脚部は、連続構造体の幅方向両側面に沿った状態で設けられていても良いが、連続構造体の幅方向両側面から幅方向外方に突出した状態で設けられていてもよい。これにより、連続構造体の幅方向寸法を必要以上に大きくすることなく、端子保持部の幅方向両側に設けられた脚部の離隔距離を確保することができる。その結果、プリント基板上での基板用コネクタの設置状態の安定性を向上させることが可能となる。
さらに、本発明において、端子を端子保持部に貫通固定する方法としては、端子保持部と端子をインサート成形する方法や、端子保持部とは別体で形成された端子を端子保持部に圧入固定する方法が採用され得る。
更にまた、基板用コネクタに関する本発明においては、端子保持部において、台座の幅方向両側に設けられた脚部が、端子を挟んで、台座の長さ方向に対して斜交して対向位置している態様が、好適に採用される。これにより、各脚部を端子の半田付け部分から出来るだけ遠くに離すことが出来る。その結果、端子の半田付けに際して、各脚部が半田の熱で溶ける等の不具合を防止することが可能となる。また、プリント基板上での基板用コネクタの安定した設置状態を実現し得る。
さらに、基板用コネクタに関する本発明においては、連続構造体には、隣り合う二つの端子保持部間において幅方向両側からそれぞれ内方に向かって切れ込む括れ状の切欠部が設けられており、切欠部で連続構造体の幅方向寸法が小さくされることによって連結部が形成されている態様が、好適に採用される。かかる態様を採用すれば、連続構造体を任意の切欠部で曲げることが容易に出来る。その結果、連続構造体をリール状に巻き取って保存することが可能となる。
なお、切欠部は、幅方向内方に向かって切れ込む括れ状であれば、特に限定されるものではないが、成形性や連結部の切断容易性の観点から、連続構造体の高さ方向(連続構造体の長さ方向と幅方向の両方に直交する方向)全長に亘って、略一定の断面形状でストレートに延びる凹溝形状が、好適に採用される。
そこにおいて、連続構造体の幅方向両側に設けられた切欠部が何れも断面が直角三角形状とされており、両側の直角三角形状の一辺が連続構造体の幅方向に延びる一つの直線上でそれぞれ内方に向かって延びる幅方向切込辺とされていると共に、両側の直角三角形状の他辺が各幅方向切込辺の先端から連続構造体の長さ方向で互いに反対側に向かってそれぞれ傾斜して延びる傾斜辺とされている一方、各切欠部における幅方向切込辺に接する位置にそれぞれ脚部が突設されている態様が、好適に採用される。
かかる態様においては、端子保持部の体積を確保しつつ、連続構造体の連結部での切断が容易となるように切欠部を設けることが出来る。その結果、端子保持部の剛性確保と連続構造体の連結部での切断のし易さを両立することが可能となる。
また、幅方向切込辺に接する位置に脚部が設けられていることから、端子保持部の幅方向における脚部の離隔距離を十分に確保することが出来る。その結果、基板用コネクタのプリント基板上での安定した設置が容易になる。また、端子の半田付けに際して、脚部が半田の熱による悪影響を受け難くすることが出来る。
さらに、幅方向切込辺と傾斜辺の為す角度は、30°〜60°の範囲が望ましい。即ち、幅方向切込辺と傾斜辺の為す角度が30°よりも小さい場合には、連続構造体の成形が難しくなると共に、連結部における切断が行い難くなる。一方、幅方向切込辺と傾斜辺の為す角度が60°よりも大きい場合には、端子保持部の体積が小さくされることから、端子保持部による端子保持力が充分に確保し難くなる場合がある。特に、端子の半田付けに際して、端子保持部が加熱される場合に、端子保持力が問題となるおそれがある。
また、基板用コネクタに関する本発明においては、各端子保持部において、複数の端子が台座の幅方向に並列状態で貫通固定されている態様を、採用しても良い。
更にまた、基板用コネクタ連続体に関する本発明は、端子保持部が端子保持部よりも断面の小さい連結部を介して連なった合成樹脂製の帯状の連続構造体を有していると共に、端子保持部にそれぞれ端子が貫通固定されており、連結部において適当な長さで切断されることによって、複数の端子保持部が連なった所定長さの台座を備えた基板用コネクタを形成し得る、基板用コネクタ連続体であって、各端子保持部には、連続構造体の幅方向両側でそれぞれ下側に向かって突出する脚部が一体形成されており、脚部が何れも連続構造体の長さ方向で各前記端子間に位置していることを、特徴とする。
このような本発明に従う構造とされた基板用コネクタ連続体を採用すれば、前述の如き本発明の基板用コネクタを容易に形成することが出来る。
なお、本発明における各構成は、前述の如き基板用コネクタに関する本発明において対応する各構成と同様に定義される。
第一の実施形態としての基板用コネクタ連続体の正面図。 同基板用コネクタ連続体の平面図。 同基板用コネクタ連続体の底面図。 図2におけるIV−IV方向の断面図。 同基板用コネクタ連続体の要部拡大平面図。 同基板用コネクタ連続体を切断することで形成された基板用コネクタを示す正面図。 同基板用コネクタが基板に実装された状態を示す側面図。 第二の実施形態としての基板用コネクタ連続体の正面図。 同基板用コネクタ連続体の平面図。 同基板用コネクタ連続体の底面図。 同基板用コネクタ連続体の要部拡大平面図。 第三の実施形態としての基板用コネクタ連続体の正面図。 同基板用コネクタ連続体の平面図。 同基板用コネクタ連続体の底面図。 連続構造体の高さ方向の端面に切欠部が形成された態様を示す正面図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1乃至5には、本発明の第一の実施形態としての基板用コネクタ連続体10が示されている。基板用コネクタ連続体10は、多数の端子12が連続構造体14に貫通固定された構造とされている。そして、連続構造体14が適当な位置で切断されることにより、図6に示されているように、複数の端子12が台座16に貫通固定された構造の基板用コネクタ18が形成される。
より詳細には、端子12は、略一定断面で長手方向に連続して延びる線状部材を適当な長さで切断した線材端子であり、導電性材料で形成されている。本実施形態の端子12は、銅製であって、長さ方向の中間部分が正方形断面でストレートに延びている。
一方、連続構造体14は、長さ方向(図1中の左右方向)の寸法が、高さ方向(図1中の上下方向)や幅方向(図1において、紙面に垂直な方向)の寸法よりも、十分に大きくされた帯状を呈しており、非導電性の合成樹脂材料で形成されている。
かかる連続構造体14には、長さ方向に適当な間隔をあけて、幅方向両側からそれぞれ内方に向かって切れ込む括れ状の切欠部22が形成されている。より詳しくは、切欠部22は、連続構造体14の幅方向両側面に開口して、連続構造体14の高さ方向の全長に亘って略一定の直角三角形状でストレートに延びている。
図5に示されるとおり、連続構造体14の高さ方向から見た切欠部22は、連続構造体14の幅方向内方向かって延びる幅方向切込辺24と、かかる幅方向切込辺24の一端(連続構造体14の幅方向の内方端)から連続構造体14の長さ方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜辺26とを備えた直角三角形状とされている。即ち、本実施形態の切欠部22は、幅方向切込辺24を構成する幅方向平坦面28と、傾斜辺26を構成する傾斜面30によって、形成されている。
さらに、連続構造体14の幅方向両側に形成された切欠部22は、それぞれの幅方向切込辺24が連続構造体14の幅方向に延びる一つの直線上に位置しており、各切欠部22を構成する幅方向平坦面28が連続構造体14の長さ方向で対応する位置に形成されている。一方、それぞれ傾斜辺26は、幅方向切込辺24の内方端から、連続構造体14の長さ方向で互いに反対側に向かって延びており、傾斜面30が、それぞれ幅方向平坦面28から反対側に向かって広がっている。
なお、各切欠部22を構成する幅方向平坦面28と傾斜面30の為す角度:αは、30°〜60°の範囲に設定されていることが望ましい。即ち、幅方向平坦面28と傾斜面30の為す角度:αが、30°よりも小さいと、連続構造体14の成形が困難となると共に、連結部32における切断容易性が悪くなる。一方、幅方向平坦面28と傾斜面30の為す角度:αが、60°よりも大きいと、端子保持部34の体積が小さくされることから、端子保持部34による端子12を保持する力が十分に発揮され難くなる。特に、端子12を後述するプリント基板38に対して半田付けする際に、端子保持部34が加熱される場合には、かかる端子保持力が問題となるおそれがある。因みに、本実施形態では、幅方向平坦面28と傾斜面30の為す角度:αが45°に設定されている。即ち、本実施形態では、切欠部22の溝幅方向(連続構造体14の長さ方向)の寸法と深さ方向(連続構造体14の幅方向)の寸法が同じとされている。
上述の如く、連続構造体14の幅方向両側に切欠部22が形成されることにより、連続構造体14の幅方向寸法が、幅方向切込辺24が対向位置する部位で最も小さくされており、かかる部位により連結部32が構成されている。この連結部32が連続構造体14の長さ方向で、適当な間隔で多数設けられることにより、それら連結部32間において、端子保持部34が形成されている。即ち、連続構造体14は、端子保持部34と連結部32が交互に並んだ構造とされている。
そこにおいて、連結部32の幅方向寸法:L2は、端子保持部34の幅方向寸法:L1の半分よりも小さくされていることが望ましい。これにより、連続構造体14の連結部32での切断を容易にすることが出来ると共に、連続構造体14の幅方向に十分な可撓性を与えることが出来る。因みに、本実施形態では、連結部32の幅方向寸法:L2は、後述の如く端子保持部34に貫通固定される端子12の幅方向寸法(連続構造体14の幅方向での寸法)より若干大きくされている。
また、各端子保持部34には、連続構造体14の幅方向両側のそれぞれにおいて、一つの脚部36が一体形成されている。一対の脚部36,36は、それぞれ、略一定の断面形状で端子保持部34の高さ方向にストレートに延びており、端子保持部34の高さ方向一方(図1における下方)の側に突出している。
そこにおいて、各脚部36は、図5に示されているとおり、端子保持部34の幅方向(連続構造体14の幅方向)の端面よりも幅方向外方に突出している。本実施形態では、端子保持部34の幅方向での脚部36の突出高さ:H1は、脚部36における端子保持部34の幅方向での寸法:H2の略半分の大きさとされている。これにより、各脚部36のプリント基板38(図7参照)への当接面積を必要以上に大きくすることなく、端子保持部34の幅方向両側での脚部36,36の離隔距離を大きく確保して、プリント基板38上に端子保持部34を安定して載置することが可能となる。
更にまた、一対の脚部36,36は、連続構造体14の長さ方向に対して斜交して対向位置している。特に本実施形態では、連続構造体14の高さ方向から見た切欠部22における幅方向切込辺24に接する位置に脚部36が位置している(図5参照)。
このような連続構造体14を構成する各端子保持部34に対して、1本の端子12が連続構造体14(端子保持部34)を高さ方向に貫通する状態で固定されている。これにより、多数本の端子12が連続構造体14の長さ方向に所定の間隔(コネクタピッチ)で整列された基板用コネクタ連続体10が形成される。特に本実施形態では、各端子保持部34の中央部分を高さ方向に貫通するようにして、1本の端子12が固定されている。これにより、各端子保持部34に設けられた一対の脚部36,36が、端子12の固定位置を中心に点対称となる位置に存在している。即ち、本実施形態では、各端子保持部34に設けられた一対の脚部36,36は、端子12を挟んで、連続構造体14の長さ方向に対して斜交して対向位置している。また、各端子保持部34に設けられた一対の脚部36,36は、連続構造体14の長さ方向で隣に位置する端子保持部34に貫通固定された端子12の間に位置している。更にまた、連続構造体14の幅方向両側に形成された切欠部22は、それぞれ、連続構造体14の長さ方向で隣り合う二つの端子12,12の間に位置している。
そこにおいて、端子12を連続構造体14(端子保持部34)に貫通固定する方法としては、端子12を連続構造体14にインサート成形する方法が好適に採用される。なお、多数の端子保持部34が連なった連続構造体14の成形は、例えば、所定数の端子12が設けられた成形品を成形可能なキャビティを有する成形金型を用い、先の成形で得られた成形品の端部を蓋として利用して、連続成形すること等によって、有利に為される。
そして、上述の如き構造とされた基板用コネクタ連続体10を、ニッパーやカッター、分断金型等の適当な切断手段によって任意の連結部32で切断することにより、図6に示されているように、複数の端子保持部34が連なった構造の台座16を有する基板用コネクタ18が形成される。
このようにして形成された基板用コネクタ18は、図7に示されているように、端子12がプリント基板38に形成された挿通孔40に挿通された状態で、台座16がプリント基板38の実装面上に載置されることにより、プリント基板38に組み付けられる。そして、この状態で、端子12がプリント基板38の導体パターンに半田付けされることにより、基板用コネクタ18とプリント基板38の導体パターンが電気的に接続される。
なお、プリント基板38は、従来から公知のプリント基板である。因みに、本実施形態のプリント基板38は、絶縁基板の表裏両面に導体パターンが形成された両面プリント基板で構成されている。
上述の如き構造とされた基板用コネクタ連続体10においては、任意の連結部32で連続構造体14を切断するだけで、そのままプリント基板38に実装可能な基板用コネクタ18を得ることが出来る。従って、本実施形態の基板用コネクタ18は、従来構造の基板用コネクタ、即ち、専用品として製造される基板用コネクタに比して、非常に汎用性に優れている。その結果、製造工程や製品管理の簡略化を飛躍的に進歩させることが出来る。加えて、製造コストの大幅な削減を図ることも可能となる。
また、基板用コネクタ18の台座16を構成する各端子保持部34において、一対の脚部36,36が設けられていることから、何れの連結部32で連続構造体14を切断した場合であっても、得られた基板用コネクタ18のプリント基板38上での安定した設置状態を実現することが出来る。
さらに、何れの脚部36も、台座16の長さ方向で、隣り合う二つの端子12,12間に位置していることから、脚部36を端子12の半田付け部分から離すことが出来る。その結果、脚部36が端子12の半田付けの際に熱による被害を受け難くすることが可能となる。また、プリント基板38の挿通孔40を通じての半田上がりを許容することが出来ると共に、かかる半田上がりを目視で確認することも容易になる。
また、本実施形態では、連続構造体14の幅方向両側に切欠部22が設けられていることから、連続構造体14が幅方向に曲げ易くなっている。これにより、基板用コネクタ連続体10をリール状に巻き取って保存することが可能となる。
さらに、図5に示すとおり、連続構造体14の幅方向両側に設けられた切欠部22が何れも直角三角形状とされており、それら切欠部22の幅方向切込辺24が連続構造体14の幅方向に延びる一つの直線上でそれぞれ内方に向かって延びる一方、傾斜辺26が、連続構造体14の長さ方向で互いに反対側に向かって延びている。これにより、端子保持部34の体積を確保しながら、連続構造体14の連結部32を脆弱化できる。その結果、端子保持部34の剛性の確保と連続構造体14の連結部32における切断の容易さを両立させることが出来る。
次に、本発明の第二の実施形態としての基板用コネクタ連続体42について、図8乃至11に基づいて、説明する。なお、以下に記載の第二の実施形態及び後述する第三の実施形態において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態の基板用コネクタ連続体42は、第一の実施形態の基板用コネクタ連続体(10)に比して、脚部36の形状が異なっている。より詳細には、本実施形態の脚部36は、連続構造体14の幅方向両側面から幅方向外方に突出することなく設けられている。
また、本実施形態では、各脚部36は、突出方向に直交する方向での断面(横断面)が直角三角形状とされている。そして、本実施形態では、脚部36を突出方向から見た際の斜辺を構成する側面44が端子12を挟んで対向するように、一対の脚部36,36が設けられている。
さらに、本実施形態では、端子12を挟んで対向位置する一対の側面44,44の離隔距離が、連続構造体14から離れるに従って次第に大きくなっている。これにより、本実施形態では、各脚部36の横断面が基端側から突出端側へ行くに従って次第に小さくなっている。
このような構造とされた基板用コネクタ連続体42においても、任意の連結部32で連続構造体14を切断することによって、そのまま用いることが可能な基板用コネクタを形成することが出来る。従って、本実施形態でも、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
そこにおいて、本実施形態では、各脚部36が端子保持部34の幅方向両側面と面一の状態で端子保持部34の高さ方向一方の側へ突出していることから、基板用コネクタとしての幅方向寸法を小さくすることが出来る。その結果、基板用コネクタのプリント基板38上での配設スペースを確保し易くなる。
また、本実施形態では、端子12を挟んで対向位置する一対の側面44,44の離隔距離が、連続構造体14から離れるに従って次第に大きくなっていることから、各脚部36を端子12の半田付け部分から離すことが出来る。その結果、端子12の半田付けに際して、脚部36が半田の熱で溶ける等の不具合を回避することが可能となる。また、端子12の半田付けに際しての半田上がりを許容することが出来ると共に、かかる半田上がりの目視での確認も容易になる。加えて、各脚部36のプリント基板38への当接面積も小さくされることから、プリント基板38の回路配索面積を確保することができる。
続いて、本発明の第三の実施形態としての基板用コネクタ連続体46について、図12乃至14に基づいて、説明する。
本実施形態の基板用コネクタ連続体46においては、各端子保持部34に端子12が2本ずつ連続構造体14を高さ方向に貫通する状態で固定されている。各端子保持部34に貫通固定された2本の端子12は、連続構造体14の幅方向に延びる1つの直線上で並んで設けられている。これにより、基板用コネクタ連続体46においては、多数本の端子12が、連続構造体14の長さ方向に所定の間隔で2列設けられている。
このような構造とされた基板用コネクタ連続体46においても、任意の連結部32で連続構造体14を切断することによって、そのまま用いることが可能な基板用コネクタを形成することが出来る。従って、本実施形態でも、第一の実施形態と同様な効果を得ることが出来る。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一乃至第三の実施形態において、切欠部22が連続構造体14の幅方向一方の側だけに設けられていても良い。更に、前記第一乃至第三の実施形態において、連続構造体14の幅方向両側に設けられた切欠部22は、端子12の並ぶ方向に延びる直線を挟んで対称とされていても良い。
更にまた、切欠部22は、図15に示されているように、連続構造体14の高さ方向の端面に形成されていても良い。このような態様であっても、連結部32の断面を端子保持部34の断面よりも小さくすることが出来る。なお、理解を容易にするために、図15では、第一の実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付してある。
また、前記第一乃至第三の実施形態において、端子保持部34に適当な貫通孔を形成しておき、かかる貫通孔に端子12を圧入固定することで、端子保持部34に端子12を貫通固定しても良い。
10:基板用コネクタ連続体,12:端子,14:連続構造体,16:台座,18:基板用コネクタ,22:切欠部,24:幅方向切込辺,26:傾斜辺,32:連結部,34:端子保持部,36:脚部,38:プリント基板,40:挿通孔,42:基板用コネクタ連続体,46:基板用コネクタ連続体

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の台座に対して複数本の端子が貫通固定されており、前記台座がプリント基板の実装面上に載置されると共に、前記端子が前記プリント基板に形成された挿通孔に挿通されて半田付けされることにより該プリント基板に組み付けられる基板用コネクタにおいて、
    端子保持部が該端子保持部よりも断面の小さい連結部を介して連なった帯状の連続構造体が、前記連結部において適当な長さで切断されることにより、複数の前記端子保持部が連なった所定長さをもって前記台座が形成されていると共に、各前記端子が前記台座の長さ方向に対して直交する方向で各前記端子保持部に貫通固定されており、更に、各前記端子保持部には、前記台座の幅方向両側でそれぞれ前記プリント基板に向かって突出する脚部が一体成形されており、前記脚部が何れも前記台座の長さ方向で各前記端子間に位置していることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 前記端子保持部において、前記台座の幅方向両側に設けられた前記脚部が、前記端子を挟んで、前記台座の長さ方向に対して斜交して対向位置している請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 前記連続構造体には、隣り合う二つの前記端子保持部間において幅方向両側からそれぞれ内方に向かって切れ込む括れ状の切欠部が設けられており、該切欠部で前記連続構造体の幅方向寸法が小さくされることによって前記連結部が形成されている請求項1又は2に記載の基板用コネクタ。
  4. 前記連続構造体の幅方向両側に設けられた前記切欠部が何れも断面が直角三角形状とされており、両側の直角三角形状の一辺が該連続構造体の幅方向に延びる一つの直線上でそれぞれ内方に向かって延びる幅方向切込辺とされていると共に、両側の直角三角形状の他辺が各前記幅方向切込辺の先端から該連続構造体の長さ方向で互いに反対側に向かってそれぞれ傾斜して延びる傾斜辺とされている一方、前記各切欠部における前記幅方向切込辺に接する位置にそれぞれ前記脚部が突設されている請求項3に記載の基板用コネクタ。
  5. 各前記端子保持部において、複数の端子が前記台座の幅方向に並列状態で貫通固定されている請求項1乃至3の何れか1項に記載載の基板用コネクタ。
  6. 端子保持部が該端子保持部よりも断面の小さい連結部を介して連なった合成樹脂製の帯状の連続構造体を有していると共に、前記端子保持部にそれぞれ端子が貫通固定されており、前記連結部において適当な長さで切断されることによって、複数の前記端子保持部が連なった所定長さの台座を備えた基板用コネクタを形成し得る、基板用コネクタ連続体であって、
    各前記端子保持部には、前記連続構造体の幅方向両側でそれぞれ下側に向かって突出する脚部が一体形成されており、前記脚部が何れも前記連続構造体の長さ方向で各前記端子間に位置していることを特徴とする基板用コネクタ連続体。
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