JP2012160393A - コネクタ付きプリント基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタの基板端子が上下で複数列に配列されてプリント基板の外周側に延び出されているコネクタ付きプリント基板において、部品点数を削減して製造コストの低減を図ることの出来る、新規な構造のコネクタ付きプリント基板を提供すること。
【解決手段】上下の複数列の基板端子18,20において、該基板端子18,20が挿通される支持部材16の挿通孔28,30の出口からプリント基板12の半田付け部分58に至る屈曲形状を異ならせることによって、それら上下の複数列の基板端子18,20を互いに同一の部材36から形成した。
【選択図】図1
【解決手段】上下の複数列の基板端子18,20において、該基板端子18,20が挿通される支持部材16の挿通孔28,30の出口からプリント基板12の半田付け部分58に至る屈曲形状を異ならせることによって、それら上下の複数列の基板端子18,20を互いに同一の部材36から形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、外部の電気部品と接続するためのコネクタが設けられたコネクタ付きプリント基板に係り、特に、コネクタの基板端子が上下の複数列に配列されて、プリント基板の外周側に延び出されているコネクタ付きプリント基板に関するものである。
従来から、自動車等に搭載される電気接続箱において、コネクタ付きプリント基板が用いられている。コネクタ付きプリント基板は、電気接続箱の内部回路を構成するプリント基板を外部の電気部品と接続可能とするために、プリント基板に半田付けされる複数の基板端子が樹脂製の支持部材の挿通孔に挿通されてなるコネクタがプリント基板に搭載された構造とされている。
ところで、コネクタ付きプリント基板には、特開2000−3746号公報(特許文献1)に記載されているように、外部の電気部品がコネクタに対して、プリント基板の外周側から接続されるものがある。このようなコネクタ付きプリント基板は、コネクタの基板端子が上下の複数列に配列されて、支持部材の挿通孔を通じてプリント基板の外周側に延び出されている。
ところが、特許文献1に記載の如きコネクタ付きプリント基板においては、支持部材における挿通孔の出口から、プリント基板において基板端子が半田付けされる部分までの距離が、基板端子の上下の各列において相互に異なる。それ故、上下の各列に応じて複数種類の基板端子を用意しなければならず、部品点数の増加を招いていた。特に、生産予定数が少ない場合には、基板端子の種類が増加すると基板端子を成形する金型数が増加して金型費も無視出来なくなり、コスト効率の低下を招き易いという問題があった。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、コネクタの基板端子が上下で複数列に配列されてプリント基板の外周側に延び出されているコネクタ付きプリント基板において、部品点数を削減して製造コストの低減を図ることの出来る、新規な構造のコネクタ付きプリント基板を提供することにある。
本発明の第一の態様は、一方の端部がプリント基板に半田付けされた複数の基板端子が、樹脂製の支持部材の挿通孔に挿通されて上下の複数列に配列されていると共に、前記基板端子の他方の端部が前記挿通孔を通じて前記プリント基板の外周側に延び出されているコネクタを備えたコネクタ付きプリント基板において、前記上下の複数列の基板端子において、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分に至る屈曲形状を互いに異ならせることによって、それら上下の複数列の基板端子が互いに同一部材から形成されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされたコネクタ付きプリント基板によれば、基板端子の屈曲形状を異ならせることによって、コネクタにおいて上下の各列に設けられる基板端子を、何れも同一の部材から形成することが出来る。これにより、基板端子を形成するための成形金型の種類を削減することが出来て、製造コストを低減することが出来る。更に、部品点数の削減による製造コストの低減も図ることが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記基板端子が上列と下列の2列に配列されていると共に、前記上列の前記基板端子は、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分にかけて、前記プリント基板に対して傾斜して直線的に延び出された傾斜直線形状とされている一方、前記下列の基板端子は、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分にかけて、前記支持部材の背面に沿って前記プリント基板に向けて延び出してから直角に屈曲されて前記プリント基板に沿って延び出された直角屈曲形状とされているものである。
本態様によれば、上列の基板端子と下列の基板端子の何れも、簡易な屈曲形状で容易に形成することが出来る。また、上列の基板端子を、挿通孔の出口とプリント基板における半田付け部分とを結ぶ最短経路に沿う傾斜直線形状としたことによって、基板端子の必要長さを小さくして、材料費の削減を図ることも出来る。
本発明によれば、コネクタを構成する基板端子において、支持部材の挿通孔の出口からプリント基板における半田付け部分に至る屈曲形状を上下の複数列の各列で異ならせることによって、上下の複数列の基板端子を同じ部材で形成した。これにより、基板端子を形成するための金型の種類数を削減することが出来ると共に、部品点数を削減することが出来て、製造コストの低減を図ることが出来る。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としてのコネクタ付きプリント基板10の要部を示す。コネクタ付きプリント基板10は、プリント基板12の外周部分にコネクタ14が設けられた構造とされている。
コネクタ14は、支持部材としてのハウジング16に複数の基板端子としての上段端子18a,18bおよび下段端子20a,20bが貫通状態で組み付けられた構造とされている。ハウジング16は、フード部22の両側に取付板部24,24が形成された、非導電性の合成樹脂からなる一体成形品とされている。フード部22は、プリント基板12の外周側(図2中、左側)に開口すると共に底部26を有する長手矩形の筒形状とされている。
図3に示すように、ハウジング16には、挿通孔としての複数の上段挿通孔28a,28bおよび下段挿通孔30a,30bが形成されている。これら挿通孔28,30はフード部22の底部26を貫通する貫通孔とされており、複数の上段挿通孔28a,28bが、プリント基板12に対して遠位となる上方(図2中、上方)の一直線上に配列して形成されていると共に、複数の下段挿通孔30a,30bが、プリント基板12に対して近位となる下方(図2中、下方)の一直線上に配列して形成されている。これにより、本実施形態におけるハウジング16には、複数の挿通孔28,30が、上下の2列に配列して形成されている。
上段挿通孔28aと下段挿通孔30aは互いに同形状とされており、後述する上段端子18aおよび下段端子20aの断面形状と略等しい正方形断面をもってフード部22の底部26を貫通して形成されている。上段挿通孔28aおよび下段挿通孔30aのそれぞれには、一対の収容凹所34,34が形成されている。収容凹所34,34は、上段挿通孔28aおよび下段挿通孔30aの両外側に突出すると共に、ハウジング16の背面32に開口する有底の凹所とされている。
一方、上段挿通孔28bと下段挿通孔30bは、互いに同形状とされている。上段挿通孔28bおよび下段挿通孔30bは、その断面形状が後述する上段端子18bおよび下段端子20bの断面形状と略等しい長手矩形断面とされている点を除いて、前記上段挿通孔28aおよび下段挿通孔30aと略同様の構造とされていることから、上段挿通孔28aおよび下段挿通孔30aと同様の部位について図中に同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
さらに、フード部22の長手方向(図3中、左右方向)両側には、取付板部24,24が一体形成されている。取付板部24は矩形板形状とされており、中央部分にネジ孔35(図1参照)が形成されている。
そして、ハウジング16の上段挿通孔28aに上段端子18aが、下段挿通孔30aに下段端子20aが、それぞれ挿通されている。図4に、上段端子18aを示すと共に、図5に、下段端子20aを示す。これら上段端子18aおよび下段端子20aは、何れも、図6に示す切断線材36aから形成されている。
切断線材36aは、正方形断面をもって延びる金属線材が所定長さで切断されて形成された、一直線状に延びるストレート形状とされている。切断線材36aは、両端縁部が潰し加工等によって先細テーパ形状とされることにより、一方の端部に接続部38が、他方の端部に半田付け部40が形成されている。更に、接続部38と半田付け部40の間において、接続部38寄りの位置には、部分的に潰し加工が施されることによって、切断線材36aの両外側に突出する一対の位置決め突起42,42が形成されている。
そして、図4に示したように、切断線材36aが、位置決め突起42,42から半田付け部40までの間において、位置決め突起42,42側に位置する第一屈曲部44と、半田付け部40側に位置する第二屈曲部46の2箇所で屈曲されることにより、上段端子18aが形成されている。上段端子18aは、第一屈曲部44と第二屈曲部46のそれぞれにおいて、直角に至らない斜めに屈曲されることにより、第一屈曲部44と第二屈曲部46の間に一直線上に延びる傾斜直線部48を有している。そして、傾斜直線部48を挟んで、接続部38と半田付け部40が互いに直交して延び出されている。
一方、図5に示したように、切断線材36aが、位置決め突起42,42から半田付け部40までの間において、位置決め突起42,42側に位置する第一屈曲部50と、半田付け部40側に位置する第二屈曲部52、および第一屈曲部50と第二屈曲部52の間の第三屈曲部54の3箇所で屈曲されることにより、下段端子20aが形成されている。下段端子20aは、第一屈曲部50、第二屈曲部52、第三屈曲部54のそれぞれにおいて直角に屈曲されることにより、第一屈曲部50と第二屈曲部52の間に、直角に屈曲された直角屈曲部56を有している。そして、直角屈曲部56を挟んで、接続部38と半田付け部40が互いに直交して延び出されている。なお、上段端子18aにおける第一屈曲部44および第二屈曲部46と下段端子20aにおける第一屈曲部50および第二屈曲部52は、便宜上同一名称を用いているものであって、両第一屈曲部44,50と、両第二屈曲部46,52の切断線材36a上での位置は、後述する挿通孔28,30からスルーホール58までの距離に応じて適宜に設定されるものであり、必ずしも切断線材36a上の同位置に形成されるものではない。
また、ハウジング16の上段挿通孔28bに上段端子18bが、下段挿通孔30bに下段端子20bが、それぞれ挿通される。図7に、上段端子18bを示すと共に、図8に、下段端子20bを示す。これら上段端子18bおよび下段端子20bは、何れも、図9に示す切断線材36bが、前記上段端子18aおよび下段端子20aと同様に屈曲されて形成されている。以下の説明において、前記上段端子18aおよび下段端子20a、切断線材36aと略同様の構造とされた部位には、図中に上段端子18aおよび下段端子20a、切断線材36aと同一の符号を付すことにより、その説明を適宜に省略する。
切断線材36bは、長手矩形断面をもって延びる金属線材が所定長さで切断されて形成されている。これにより、切断線材36bの接続部38は、切断線材36aの接続部38よりも幅広とされている。一方、切断線材36bの半田付け部40は、両側縁部が切り落とされることによって、切断線材36aの半田付け部40と等しい大きさの正方形断面形状とされている。
そして、図7に示したように、切断線材36bが、第一屈曲部44と第二屈曲部46で屈曲されることによって、傾斜直線部48を備えた上段端子18bが形成されている。また、図8に示したように、切断線材36bが、第一屈曲部50、第二屈曲部52、第三屈曲部54で屈曲されることによって、直角屈曲部56を備えた下段端子20bが形成されている。
なお、切断線材36aの長さ寸法と、切断線材36bの長さ寸法は互いに等しくされている。また、切断線材36bの厚さ寸法となる、長手矩形断面の短辺の長さ寸法は、切断線材36aの正方形断面の一辺の長さ寸法と等しくされている。これにより、上段端子18aと上段端子18bが、側面視において互いに同一形状とされている一方、下段端子20aと下段端子20bが、側面視において互いに同一形状とされている。
そして、ハウジング16の上段挿通孔28a,28bに上段端子18a,18bがそれぞれ挿通されると共に、下段挿通孔30a,30bに下段端子20a,20bがそれぞれ挿通される。図2にも示したように、上段端子18aを例にすると、接続部38が、上段挿通孔28aに対して、ハウジング16の背面32の開口部分から挿通される。上段端子18aの挿通量は、位置決め突起42,42が上段挿通孔28aの収容凹所34,34に収容されて収容凹所34,34の底面に係止されることによって規定される。これにより、上段端子18aの接続部38が、上段挿通孔28aを通じてフード部22の底部26を貫通して、フード部22内に突出される。上段端子18aは、上段挿通孔28aに圧入されるようになっており、ハウジング16に圧入保持される。このようにして、各基板端子18a,18b,20a,20bがハウジング16に組み付けられて、コネクタ14が構成されている。
なお、各基板端子18,20のハウジング16への組み付けは、予め切断線材36を屈曲して上段端子18および下段端子20を形成した後に各挿通孔28,30に挿通しても良いし、切断線材36(図6,図9参照)の状態で挿通孔28,30に挿通した後に屈曲して、基板端子18,20を形成しても良い。更には、図10に示すように、切断線材36(図10においては、下段挿通孔30a,30bに挿通される切断線材36a,36b)を部分的に屈曲した状態でハウジング16に組み付けた後に、残りの屈曲加工を行なう等しても良い。
このようなコネクタ14が、プリント基板12に取り付けられている。図2に示したように、プリント基板12には、半田付け部分としての複数の上段用スルーホール58aと下段用スルーホール58bが形成されている。上段用スルーホール58aと下段用スルーホール58bは、プリント基板12の外周部分において、プリント基板12の端縁部60に沿って2列に並んで形成されており、端縁部60に遠位となる直線上に上段用スルーホール58aが配列して形成されていると共に、端縁部60に近位となる直線上に下段用スルーホール58bが配列して形成されている。
そして、コネクタ14がプリント基板12の表面62上に載置されて、取付板部24,24のネジ孔35,35が、プリント基板12に貫設された図示しないボルト挿通孔と重ね合わされる。更に、ボルト挿通孔にプリント基板12の裏面64側からボルト66が挿通されて、取付板部24のネジ孔35に螺着されることにより、ハウジング16がプリント基板12に固定される。それと共に、上段端子18の半田付け部40が上段用スルーホール58aに挿通されると共に、下段端子20の半田付け部40が下段用スルーホール58bに挿通されてそれぞれ半田付けされることにより、コネクタ14がプリント基板12に取り付けられて、コネクタ付きプリント基板10が構成されている。
プリント基板12への取付状態で、上段端子18が、プリント基板12に対して遠位となる上方に配列されると共に、下段端子20が、プリント基板12に対して近位となる下方に配列されており、上段端子18と下段端子20が、上下に2列で配設されている。そして、コネクタ14のフード部22がプリント基板12の外周側(図2中、左側)に開口されて、フード部22内に突出された各上段端子18および下段端子20の接続部38が、プリント基板12の外周側に延び出されている。これにより、上段端子18および下段端子20の接続部38に対して、プリント基板12の外周側から図示しない電気部品としてのコネクタが接続可能とされている。また、上段端子18が、傾斜直線部48において、ハウジング16における上段挿通孔28の出口から上段用スルーホール58aにかけて、プリント基板12に対して傾斜して一直線状に延び出された傾斜直線形状とされている。一方、下段端子20が、直角屈曲部56において、下段挿通孔30の出口から下段用スルーホール58bにかけて、第一屈曲部50から第三屈曲部54の間でハウジング16の背面32に沿ってプリント基板12に向けて延びると共に、第三屈曲部54で直角に屈曲されて、第三屈曲部54から第二屈曲部52の間でプリント基板12に沿って延び出された直角屈曲形状とされている。
本実施形態に従う構造とされたコネクタ付きプリント基板10によれば、コネクタ14において上方に配列される上段端子18aと、下方に配列される下段端子20aを、何れも同一の切断線材36aから形成することが出来る。同様に、上方に配列される上段端子18bと、下方に配列される下段端子20bを、同一の切断線材36bから形成することが出来る。即ち、図2に上段端子18aと下段端子20aを例に示すように、上段端子18aが挿通される上段挿通孔28aの出口:Poと上段用スルーホール58a:Piとの離隔距離:L1に比して、下段端子20aが挿通される下段挿通孔30aの出口:Po’と下段用スルーホール58b:Pi’との離隔距離:L2は短い。そこで、上段端子18aは傾斜直線部48において上段挿通孔28aの出口:Poと上段用スルーホール58a:Piとを結ぶ直線に略沿う形状とすることによって、ハウジング16に対して遠位の上段用スルーホール58aに半田付け部40を挿通可能とする一方、下段端子20aは直角屈曲部56において下段挿通孔30aの出口:Po’と下段用スルーホール58b:Pi’とを結ぶ直線から外れた形状に屈曲させて距離を稼ぐことにより、ハウジング16に対して近位の下段用スルーホール58bに半田付け部40を挿通することが可能とされている。このように、本実施形態によれば、上段端子18aと下段端子20aを同一の切断線材36aから形成すると共に、上段端子18bと下段端子20bを同一の切断線材36bから形成することが可能となり、基板端子を成形するための金型の種類数を削減すると共に、部品点数の削減を図ることが出来て、製造コストの低減を図ることが出来る。
また、上段端子18と下段端子20が同一の切断線材36で形成されていることから、上段端子18における接続部38側の端縁部から位置決め突起42までの距離:Lc1(図4参照)と、下段端子20における接続部38側の端縁部から位置決め突起42までの距離:Lc2(図5参照)とを、精度良く同一に設定することが出来る。これにより、上段端子18の接続部38のフード部22内への突出寸法:Lf1と、下段端子20の接続部38のフード部22内への突出寸法:Lf2とを精度良く揃えることが出来て、図示しないコネクタの接続を安定的に行なうことが出来る。更に、本実施形態においては、上段端子18に傾斜直線部48を形成し、下段端子20に直角屈曲部56を形成して上段端子18と下段端子20の屈曲形状を相互に異ならせたことにより、上段端子18における半田付け部40の上段用スルーホール58aへの挿通量(プリント基板12からの突出量):Lt1と、下段端子20における半田付け部40の下段用スルーホール58bへの挿通量(プリント基板12からの突出量):Lt2も、互いに略等しく設定されている。これにより、上段端子18および下段端子20の半田付けも安定的に行なうことが出来る。このように、本発明によれば、接続部38のフード部22からの突出量と、半田付け部40のスルーホール58への挿通量を上段端子18と下段端子20で同一に設定しつつ、上段端子18と下段端子20を同一の切断線材36から形成することが出来る。
加えて、上段端子18は傾斜直線部48において接続部38と半田付け部40に対して斜め方向に延びる直線形状、下段端子20は直角屈曲部56においてL字形状の何れも簡易な形状であることから、切断線材36の曲げ加工も容易に行なうことが出来る。また、上段端子18は傾斜直線部48において、上段挿通孔28の出口と上段用スルーホール58aとを結ぶ直線(図2におけるL1)に沿う形状とされていることによって、切断線材36の必要長さ寸法を短くして、材料費を削減することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、基板端子は、金属板を打ち抜いて形成したもの等でも良い。また、接続部および半田付け部の具体的形状もあくまでも例示であって、例えば接続部として、従来からリレーやヒューズ等との接続に用いられている、一対の圧接刃を備えた所謂音叉形状等としても良いし、1つの基板端子に、2つの半田付け部を形成する等しても良い。更にまた、基板端子は、スルーホールに挿通されるものに限定されず、プリント基板の表面に形成されたランドに重ね合わされて表面実装されるものでも良い。
また、支持部材としても各種形状が適宜に採用可能であって、例えば、前記実施形態の如きフード部22を有さない、単純なブロック形状等であっても良い。更に、基板端子の支持部材への組み付け態様としては、従来公知の態様が適宜に採用可能であって、例えば支持部材と基板端子を、インサート成形で相互に固着する等しても良い。更にまた、基板端子は、支持部材に対して上下で3列以上の多数列に配列されていても良い。
10:コネクタ付きプリント基板、12:プリント基板、14:コネクタ、16:ハウジング(支持部材)、18:上段端子(基板端子)、20:下段端子(基板端子)、28:上段挿通孔、30:下段挿通孔、32:背面、36:切断線材、38:接続部、40:半田付け部、48:傾斜直線部、56:直角屈曲部、58a:上段用スルーホール(半田付け部分)、58b:下段用スルーホール(半田付け部分)
Claims (2)
- 一方の端部がプリント基板に半田付けされた複数の基板端子が、樹脂製の支持部材の挿通孔に挿通されて上下の複数列に配列されていると共に、前記基板端子の他方の端部が前記挿通孔を通じて前記プリント基板の外周側に延び出されているコネクタを備えたコネクタ付きプリント基板において、
前記上下の複数列の基板端子において、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分に至る屈曲形状を互いに異ならせることによって、それら上下の複数列の基板端子が互いに同一部材から形成されている
ことを特徴とするコネクタ付きプリント基板。 - 前記基板端子が上列と下列の2列に配列されていると共に、前記上列の前記基板端子は、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分にかけて、前記プリント基板に対して傾斜して直線的に延び出された傾斜直線形状とされている一方、前記下列の基板端子は、前記挿通孔の出口から前記プリント基板の半田付け部分にかけて、前記支持部材の背面に沿って前記プリント基板に向けて延び出してから直角に屈曲されて前記プリント基板に沿って延び出された直角屈曲形状とされている
請求項1に記載のコネクタ付きプリント基板。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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