JP2010176882A - 電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法 - Google Patents

電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電線の接続部分における接続信頼性を高めることが可能な電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法を提供する。
【解決手段】電線20に接続される電線接続部31と表面に凸部または凹部32が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなる補助端子30と、前記圧着補助部33を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなる。これにより、電線20に接続された補助端子30の圧着補助部33と、この電線20に接続する他の電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入してスリーブ40をかしめ付けると、圧着補助部33に形成された凸部または凹部32が、スリーブ40内に挿入された電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部33とが接触した状態になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法に関する。
例えば車両工場やディーラー等においてワイヤハーネスの取り回しの際に電線が切断されてしまった場合などには、その修繕をするために電線の継ぎ足しがなされることが多い。電線を継ぎ足す方法としては、金属製のシームレスパイプ(スリーブ)を用いて電線を接続する方法が知られている(例えば特許文献1)。この方法は、一方の電線の導体をスリーブの一端に挿入し、他方の電線の導体をスリーブの他端に挿入して、両電線の導体にスリーブを圧着させる方法である。
特開2008−66034公報
ところで、導体とスリーブとの間に、導体の表面に形成された酸化皮膜が介在すると、導体とスリーブとの間の接触抵抗が大きくなって、電線の接続部分の接続信頼性が低下する傾向がある。
また、近年においては、主に自動車のワイヤハーネス等の分野で従来より一般的に用いられていた銅合金からなる導体に替えて、電線の軽量化等のため、アルミニウム合金からなる導体を用いることが多くなっている。アルミニウム合金は、銅合金に比べて酸化皮膜の除去が難しいという事情もあるため、導体の酸化皮膜を除去して電線の接続部分における接続信頼性を高めたいという要望が強くなっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の接続部分における接続信頼性を高めることが可能な電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法を提供することを目的とする。
本発明の電線接続端子は、電線に接続される電線接続部と表面に凸部または凹部が形成された圧着補助部とが一体に設けられてなる補助端子と、前記圧着補助部を挿入可能な筒状をなすスリーブと、を備えてなる。このような構成によれば、電線に接続された補助端子の圧着補助部と、この電線に接続する他の電線の導体とをスリーブ内に挿入してスリーブをかしめ付けると、圧着補助部に形成された凸部または凹部が、スリーブ内に挿入された電線の導体の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部とが接触した状態になる。これにより、電線と電線接続端子との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線の接続部分における接続信頼性を高めることができる。
また、前記圧着補助部は、板面が弧状をなすものとしてもよい。
また、前記圧着補助部は柱状をなし、その全周に前記凸部または凹部が形成されているものとしてもよい。
本発明のリペア電線は、前記電線接続端子の補助端子が、予め電線に接続されてなる。
本発明の電線の接続方法は、前記リペア電線を使用して電線を接続する電線の接続方法であって、前記圧着補助部と前記電線の導体とを前記スリーブに挿入して圧着することを経る。
また、前記電線の導体は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるものとしてもよい。
本発明によれば、電線の接続部分における接続信頼性を高めることが可能な電線接続端子、リペア電線および電線の接続方法を提供することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1について、図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態における電線接続端子10は、電線20に接続される補助端子30と、補助端子30を挿入可能なスリーブ40と、を備えてなる。以下、各構成部材において、図1の左下側を前方、右上側を後方として説明する。
補助端子30は、金属板材をプレス加工することにより所定の形状に形成したものであり、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部32が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなる。
電線接続部31は、電線20の絶縁被覆21の端部にかしめ付けられるインシュレーションバレル34と、電線20の端末部のうち絶縁被覆21の端部から突出する導体22にかしめ付けられるワイヤバレル36とを有している。インシュレーションバレル34とワイヤバレル36とは前後に連なって設けられている。
インシュレーションバレル34は、絶縁被覆21にかしめ付けられる前の状態では、底板35の両側縁から一対のかしめ片34Aが対向して起立した形状をなしている。そして、インシュレーションバレル34は、絶縁被覆21にかしめ付けられた状態では、一対のかしめ片34Aの突出端部がそれぞれ底板35側に屈曲されて絶縁被覆21に食い込んでいる。
ワイヤバレル36は、インシュレーションバレル34と同様、導体22にかしめ付けられる前の状態では、底板35の両側縁から一対のかしめ片36Aが対向して起立した形状をなし、導体22にかしめ付けられた状態では、一対のかしめ片36Aの突出端部がそれぞれ底板35側に屈曲されて導体22に食い込んでいる。
圧着補助部33は、電線接続部31の底板35から前方に突出して設けられている。圧着補助部33は、前後方向に長い略矩形の板状をなし、その長さ寸法は、ワイヤバレル36の長さ寸法よりも大きく、幅寸法は、ワイヤバレル36の幅寸法と略同等とされている。なお、圧着補助部33の板面と底板35の板面とは段差のない平坦な面を構成している。
圧着補助部33の板面(表裏両面)には、圧着に伴って電線20の導体22が食い込む複数の凹部32(セレーション)が設けられている。凹部32は、圧着補助部33の板面から凹んだドット状をなし、圧着補助部33の幅方向および長さ方向に所定の間隔を空けて、規則的に配置されている。凹部32は、圧着補助部33の幅方向に一定ピッチで並べられた列が、圧着補助部33の長手方向に複数並んで配置された形態をなしている。圧着補助部33の長さ方向に隣り合う凹部32同士は、互いに幅方向の位置がずれて配置されている。詳しくは、圧着補助部33の幅方向に隣り合う凹部32の中央に、長さ方向に隣り合う凹部32が位置するように配置されている。なお、全ての凹部32は略同形・同大をなし、各凹部32は、圧着補助部33の板面に対して垂直方向から見ると、略正方形状をなしている。
スリーブ40は、圧着補助部33よりも一回り大きい略円筒状をなすシームレスパイプであり、導電性金属材により成形されている。スリーブ40の厚さ寸法および開口寸法は、軸方向に略一定とされている。また、スリーブ40の軸方向寸法は、補助端子30の圧着補助部33の長さ寸法よりも若干大きい寸法とされている。
次に、電線接続端子10の補助端子30が予め電線20に接続されてなるリペア電線23を用いた電線20の接続方法について説明する。ここでは、リペア電線23に対して、アルミ電線20A(アルミニウム製又はアルミニウム合金製の多数本の素線を撚り合わせた導体22Aを絶縁被覆21Aで覆ってなる電線)を接続する場合について説明する。なお、アルミ電線20Aの端末部は、絶縁被覆21Aが剥離されて導体22Aが露出している。
リペア電線23は、電線20の端末部に補助端子30の電線接続部31が予め接続されてなるものである。なお、リペア電線23として用いられる電線20(予め圧着される電線20)は、銅製または銅合金製の導体22を有する銅電線20であってもよく、また上記のようなアルミ電線20Aであってもよい。
まず、スリーブ40の両端のうち一方から、補助端子30の圧着補助部33をスリーブ40内に挿入し、その略全体をスリーブ40内に収容するようにする。また、スリーブ40の両端のうち他方から、アルミ電線20Aの導体22Aをスリーブ40内に挿入し、アルミ電線20Aの導体22Aが、スリーブ40内において圧着補助部33の周りに配置されるようにする。
そして、スリーブ40の中間部をかしめ付けてアルミ電線20Aの導体22Aに圧着させる。すると、アルミ電線20Aの導体22Aは、スリーブ40に押圧されて圧着補助部33に押し付けられ、その板面に形成された凹部32に落ち込み、導体22Aの表面に形成された酸化皮膜が凹部32の開口縁に擦られることで剥離し新生面が露出する。そして、この新生面と圧着補助部33とが接触した状態になり、アルミ電線20Aと補助端子30とが電気的に接続される。こうして、リペア電線23とアルミ電線20Aとが、電線接続端子10を介して電気的に接続された状態になる。
なお、本実施形態では、スリーブ40を、圧着補助部33の板面に対して垂直方向に押し潰すようにしており、スリーブ40をかしめ付けた状態では、スリーブ40の両端部を除く中間部が、圧着補助部33の板面に対して略平行方向に扁平な長円形状をなしている(図5参照)。
次に、上記のように構成された実施形態1の作用および効果について説明する。
本実施形態の電線接続端子10は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部32が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなる補助端子30と、圧着補助部33を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなる。これにより、電線20に接続された補助端子30の圧着補助部33と、この電線20に接続する他の電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入して圧着させると、圧着補助部33に形成された凹部32が、スリーブ40内に挿入された電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部33とが接触した状態になる。これにより、電線20と電線接続端子10との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線20の接続部分における接続信頼性を高めることができる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2にかかる電線接続端子10を図6および図7によって説明する。本実施形態の電線接続端子10は、補助端子50の圧着補助部51の板面が弧状をなしている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる電線接続端子10は、実施形態1と同様に、補助端子50とスリーブ40とを備えてなり、補助端子50は、電線20に接続される電線接続部31と、板面に凹部32が形成された圧着補助部51とが一体に設けられてなるものである。
圧着補助部51は、実施形態1と同様、電線接続部31の底板35から前方に突出して設けられている。圧着補助部51は、前後方向に長い略矩形の板状をなし、その長さ寸法は、ワイヤバレル36の長さ寸法よりも大きく、幅寸法は、ワイヤバレル36の幅寸法と略同等とされている。この圧着補助部51は、スリーブ40への挿入方向と交差する方向の断面形状が弧状をなしている。詳しくは、電線接続部31にかしめ付けられる電線20が配置される側が、その反対側へ凹む弧状をなしている。そして、圧着補助部51の表裏両面は、互いに略平行をなす弧状とされている。なお、圧着補助部51の曲率は、かしめ付けられる前のスリーブ40の曲率に比べて小さいものとされている。
そして、本実施形態においては、電線接続端子10は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部32が形成された圧着補助部51とが一体に設けられてなる補助端子50と、圧着補助部51を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなるから、実施形態1と同様、補助端子50の圧着補助部51と電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入して圧着させると、圧着補助部51に形成された凹部32が電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部51とが接触した状態になる。したがって、実施形態1と同様、電線20と電線接続端子10との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線20の接続部分における接続信頼性を高めるという効果を得ることができる。
また、圧着補助部51は、板面が弧状をなすものであるから、例えば圧着補助部の板面が真っ直ぐな場合に比べて、平面視したときの圧着補助部の幅寸法を等しくしたまま、板面の面積を大きくすることができる。すなわち、スリーブ40内の限られた空間内で、圧着補助部51と電線20の導体22との接触面積を大きくすることができるから、さらに接続信頼性の向上を図ることができる。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3にかかる電線接続端子10を図8および図9によって説明する。本実施形態の電線接続端子10は、補助端子60の圧着補助部61が柱状をなし、その全周に凹部32が形成されている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる電線接続端子10は、実施形態1と同様に、補助端子60とスリーブ40とを備えてなり、補助端子60は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部32が形成された圧着補助部61とが一体に設けられてなるものである。
圧着補助部61は、実施形態1と同様、電線接続部31の底板35から前方に突出して設けられている。圧着補助部61は、前後方向に長い略円柱状をなし、その長さ寸法は、ワイヤバレル36の長さ寸法よりも大きくされている。圧着補助部61の断面形状(スリーブ40への挿入方向と交差する方向の断面形状)は、かしめ付けられる前のスリーブ40よりも一回り小さい略円形をなしている。
凹部32は、実施形態1と同様にドット状をなし、圧着補助部61の周方向および軸方向に所定の間隔を空けて、規則的に配置されている。凹部32は、圧着補助部61の周方向の全周にわたり一定ピッチで並べられた列が、圧着補助部61の軸方向に複数並んで配置された形態をなしている。圧着補助部61の軸方向に隣り合う凹部32は、互いに周方向の位置がずれて配置されている。
そして、本実施形態においては、電線接続端子10は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部32が形成された圧着補助部61とが一体に設けられてなる補助端子60と、圧着補助部61を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなるから、実施形態1と同様、補助端子60の圧着補助部61と電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入して圧着させると、圧着補助部61に形成された凹部32が電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部61とが接触した状態になる。したがって、実施形態1と同様、電線20と電線接続端子10との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線20の接続部分における接続信頼性を高めるという効果を得ることができる。
また、圧着補助部61が柱状をなし、その全周に凹部32が形成されているから、例えば圧着補助部が、その表裏両面のみに凹部が形成された板状をなす場合に比べて、平面視したときの幅寸法を等しくしたまま、凹部32の形成範囲の面積を大きくすることができ、さらに接続信頼性の向上を図ることができる。
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4にかかる電線接続端子10を図10によって説明する。本実施形態の電線接続端子10は、補助端子70の圧着補助部33に形成された凹部71の形状が異なる点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる電線接続端子10は、実施形態1と同様に、補助端子70とスリーブ40とを備えてなり、補助端子70は、電線20に接続される電線接続部31と、板面に凹部71が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなるものである。
凹部71は、圧着補助部33の幅方向(スリーブ40への挿入方向に対して略直交方向)に延びる溝である。各凹部71の長さ寸法は、圧着補助部33の板面の略全幅にわたる寸法とされ、複数の凹部71は、圧着補助部33の板面の軸方向に所定のピッチ(本実施形態では一定ピッチ)で並べられている。
そして、本実施形態においては、電線接続端子10は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部71が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなる補助端子70と、圧着補助部33を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなるから、実施形態1と同様、補助端子70の圧着補助部33と電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入して圧着させると、圧着補助部33に形成された凹部71が電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部33とが接触した状態になる。したがって、実施形態1と同様、電線20と電線接続端子10との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線20の接続部分における接続信頼性を高めるという効果を得ることができる。
<実施形態5>
次に、本発明を具体化した実施形態5にかかる電線接続端子10を図11によって説明する。本実施形態の電線接続端子10は、補助端子80の圧着補助部33に形成された凹部81の形状が異なる点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる電線接続端子10は、実施形態1と同様に、補助端子80とスリーブ40とを備えてなり、補助端子80は、電線20に接続される電線接続部31と、板面に凹部81が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなるものである。
凹部81は、圧着補助部33の長手方向に対して傾斜する(約45度をなす)一の方向に延びる第1溝82と、圧着補助部33の長手方向に対して傾斜するとともに一の方向とは異なる他の方向に延びる第2溝83とからなる。第1溝82および第2溝83は複数ずつ設けられ、第1溝82同士および第2溝83同士は互いに略平行をなしている。第1溝82と第2溝83とは互いに交差するように形成されており、本実施形態では、第1溝82と第2溝83とは直交している。
そして、本実施形態においては、電線接続端子10は、電線20に接続される電線接続部31と、表面に凹部81が形成された圧着補助部33とが一体に設けられてなる補助端子80と、圧着補助部33を挿入可能な筒状をなすスリーブ40と、を備えてなるから、実施形態1と同様、補助端子80の圧着補助部33と電線20の導体22とをスリーブ40内に挿入して圧着させると、圧着補助部33に形成された凹部81が電線20の導体22の酸化皮膜を突き破って新生面を露出させ、新生面と圧着補助部33とが接触した状態になる。したがって、実施形態1と同様、電線20と電線接続端子10との間の接触抵抗を小さくすることができるから、電線20の接続部分における接続信頼性を高めるという効果を得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電線接続部31はインシュレーションバレル34とワイヤバレル36とを有するものとされているが、電線接続部は電線と電気的に接続可能であればどのような形態をなしていてもよく、例えば、ワイヤバレルのみを有するものであってもよい。
(2)上記実施形態では、凹部32(71)(81)を規則的に配置しているが、これに限らず、凹部を不規則に配置してもよい。
(3)上記実施形態では、圧着補助部33には凹部32が設けられているが、これに限らず、圧着補助部には、板面から突出する凸部を設けてもよく、また凸部および凹部の両方を設けるようにしてもよい。
(4)実施形態2では、圧着補助部51の断面形状は弧状をなし、その表裏両面が弧状をなすものとされているが、これに限らず、例えば、圧着補助部の断面形状を半月形とし、表裏両面のうち一方の面を平らな面、他方の面を弧状をなす面としてもよい。
実施形態1にかかる電線接続端子および電線の端末部を表す斜視図 同一部切欠縦断面図 電線を接続した状態を表す斜視図 同一部切欠縦断面図 同横断面図 実施形態2にかかるリペア電線の斜視図 電線を接続した状態を表す横断面図 実施形態3にかかるリペア電線の斜視図 電線を接続した状態を表す横断面図 実施形態4にかかるリペア電線の斜視図 実施形態5にかかるリペア電線の斜視図
10…電線接続端子
20…電線
22…導体
23…リペア電線
30,50,60,70,80…補助端子
31…電線接続部
32,71,81…凹部
33,51,61…圧着補助部
40…スリーブ

Claims (6)

  1. 電線に接続される電線接続部と表面に凸部または凹部が形成された圧着補助部とが一体に設けられてなる補助端子と、前記圧着補助部を挿入可能な筒状をなすスリーブと、を備えてなる電線接続端子。
  2. 前記圧着補助部は、板面が弧状をなすものである請求項1に記載の電線接続端子。
  3. 前記圧着補助部は柱状をなし、その全周に前記凸部または凹部が形成されている請求項1に記載の電線接続端子。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電線接続端子の補助端子が、予め電線に接続されてなるリペア電線。
  5. 請求項4に記載のリペア電線を使用して電線を接続する電線の接続方法であって、
    前記圧着補助部と前記電線の導体とを前記スリーブに挿入して圧着することを経る電線の接続方法。
  6. 前記電線の導体は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる請求項5に記載の電線の接続方法。
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