JP2010175030A - 液化ガス供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】実際に供給した液化ガスの供給量を正確に計測することを可能とした液化ガス供給システムを提供する。
【解決手段】供給量演算部150は、燃料タンク30への液化ガス供給前の燃料タンク内の圧力検出値P11を供給前圧力として圧力検知器130より読み込むとともに、燃料タンクへの供給完了後の圧力検出値P12を供給後圧力として圧力検知器より読み込み、供給前圧力と供給後圧力と容積式流量計64により計測された流量より演算される燃料タンクへの液化ガスの供給量とから、気相部均圧配管経路40を流れるベーパ移動量を演算し、容積式流量計により計測された供給量からベーパ移動量を減算して燃料タンクに供給された液化ガスの実供給量を演算する。
【選択図】図2

Description

本発明は液化ガス供給システムに係わり、特に液化ガスの被供給容器への供給量をより正確に計測可能とした液化ガス供給システムに関する。
自動車などの車両用燃料として使用される液化ガスとして、例えば、ブタン・プロパンなどを主成分とするLPG(Liquefied petroleum gas)、酸素含有率が高く黒煙が出ないディーゼル燃料として使用されるDME(ジメチルエーテル)がある。この種の液化ガスは、気体燃料を圧縮することにより液化できるため、タンク内においては、液相領域と気相領域とが併存する。
上記液化ガスを供給するための液化ガス供給システムとしては、液化ガスの貯蔵元である液化ガス貯槽と被供給容器との間を供給ラインと均圧化ラインの2つの配管経路で連通して効率良く液化ガスを供給する方式が行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、従来の供給方式を用いた液化ガス供給システムの系統図である。図1に示されるように、液化ガス供給システム10は、液化ガス貯槽20と、液化ガス供給配管経路(供給ライン)40と、気相部均圧配管経路(均圧化ライン)50とを有する。液化ガス貯槽20は、液化ガスを貯蔵する容量の大きい大型タンクである。
液化ガス供給配管経路40は、一端が液化ガス貯槽20の液相領域に接続され、他端が液化ガスを供給される燃料タンク(被供給容器)30の接続口32に接続される供給用接続カップリング34を有する。気相部均圧配管経路50は、一端が液化ガス貯槽20の気相領域に接続され、他端が燃料タンク30の気相側接続口36に接続される均圧用接続カップリング38を有する。
また、液化ガス供給配管経路40は、ディスペンサ60を介して燃料タンク30に接続されている。液化ガス貯槽20とディスペンサ60との間を連通する部分には、液化ガスを圧送する供給手段としてのポンプ70が設けられている。
また、ディスペンサ60の筐体内部には、セパレータ62と、容積式流量計64と、背圧弁66と、電磁弁からなる第1の開閉弁V1(液化ガス供給用開閉弁)とが設けられている。セパレータ62は、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスから気泡を分離する気液分離装置である。
容積式流量計64は、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスの流量を計測し、計測した容積流量に応じた流量パルスを出力する。また、容積式流量計64は、所謂ピストン式流量計とも呼ばれる流量計であり、例えば、特開平8−94408号公報にみられるように4つのピストンが90°の位相差で往復動し、各ピストンの往復動に伴う回転力が回転軸に伝達され、回転軸の回転角に応じた容積分(ピストンの移動により押し出された液化ガスの体積)に比例する流量パルスを生成する流量パルス生成部を有する。従って、回転軸の回転角に応じてピストンによって吐出された容積分の体積流量に比例する流量パルスを積算することにより液化ガスの供給量を演算することが可能になる。
供給用接続カップリング34は、ディスペンサ60から引き出された液化ガス供給配管経路40を構成する供給ホース42の先端(他端)に設けられている。また、均圧用接続カップリング38は、ディスペンサ60から引き出された気相部均圧配管経路50を構成する均圧ホース52の先端(他端)に設けられている。そして、燃料タンク30が搭載された車両80には、接続口32を開または閉とする手動式の開閉弁V2と、気相側接続口36を開または閉とする手動式の開閉弁V3とが設けられている。
ここで、接続口32及び36の接続構造が、接続カップリング34及び38を接続口32及び36に接続したときには、内部通路を開とし、一方、接続カップリング34及び38を離脱したときには、内部通路(開口部)を閉とする弁構造を有する場合は、上記開閉弁V2、開閉弁V3は、必ずしも必要ではない。
背圧弁66は、気相部均圧配管経路50から分岐された背圧管68を介して気相領域の均圧化された圧力が背圧として導入されており、均圧化された圧力よりポンプ70により加圧された液圧が大きくなったときに開弁するように構成されている。
すなわち、背圧弁66は、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスが容積式流量計64において気化しないように、ポンプ70により加圧された供給圧力が液化ガスの飽和蒸気圧力よりも上回る設定値以上になったとき開弁するように設定されている。
ここで、上記のように構成された液化ガス供給システム10による液化ガスの供給終了後の流量演算について説明する。
液化ガスの供給は、燃料タンク30内の過供給防止弁の所定供給量検知による弁閉止により終了する。供給終了に伴い作業員がディスペンサ60に設けられた供給停止スイッチ釦96を押してオンにする。制御回路90は、供給停止信号によりポンプ70を停止し、第1の開閉弁V1を閉弁する。次いで、制御回路90は、容積式流量計64より出力された流量パルスを読み込むことで燃料タンク30に供給された液化ガス(液)の流量を供給量として演算し、演算結果の供給量を記憶すると共に、流量表示器92に供給量を表示する。
この液化ガス供給システム10においては、供給開始前に液化ガス貯槽20の気相領域と燃料タンク30の気相領域との間が気相部均圧配管経路50により連通されるため、液化ガス貯槽20と燃料タンク30との圧力差がなくなり、ポンプ70の吐出圧力を供給するための圧力として有効に活かせる。
また、ポンプ70の吐出圧力により液供給が行われると共に、供給量に等しい体積の燃料タンク30内のベーパが気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20に移動する。そのため、燃料タンク30の気相領域におけるベーパの液化は発生せず、ベーパの液化潜熱による内圧上昇は発生しない。従って、液化ガス貯槽20内の液化ガスを燃料タンク30に供給する過程における供給流量の低下は、防止されることになる。
この図1に示す均圧供給方式は、特にプロパンやDMEのような温度上昇に伴う飽和蒸気圧力の上昇が大きい液化ガスを供給する場合に適した供給方式である。
特願平11−99258号公報
上記均圧供給方式の液化ガス供給システムでは、液化ガスが燃料タンク30内に供給されるにつれて、燃料タンク30内の液面上昇に伴って上部空間(気相領域)が狭くなる現象によって、当該空間内に存在するベーパ(気化した液化ガス)が気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20に移動することになり、燃料タンク30に実際に供給した液化ガスの供給量を正確に計測することができないという問題があった。
また、上記問題を解決するために気相部均圧配管経路50に流量計を設けてベーパの流量を計測することも考えられる。しかし、気相部均圧配管経路50内において管路抵抗により圧力が降下してベーパが液化、或いはベーパと液体とが混ざった状態となる可能性があり、当該流量計を流通する液化ガスの性状が気体、液体、或いはこれらの混合状態の何れとなっているのか分からない。このため、当該流量計で液化ガス貯槽20に移動する液化ガスの流量を計測することは非常に難しいという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、実際に供給した液化ガスの供給量を正確に計測することを可能とした液化ガス供給システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)請求項1の本発明は、液化ガスが貯蔵された液化ガス貯槽と、
一端が前記液化ガス貯槽の液相領域に接続され、他端が被供給容器に接続される液化ガス供給経路と、
該液化ガス供給経路の途中に順次設けられ、液化ガスを前記被供給容器に供給する供給器、流量計、及び、液化ガス供給用開閉弁と、
一端が前記液化ガス貯槽の気相領域に接続され、他端が前記被供給容器の気相領域に接続される気相部均圧経路と、
前記気相部均圧経路に設けられた均圧経路用開閉弁と、
前記気相部均圧経路のうち、前記均圧経路用開閉弁と前記被供給容器との間に配置された圧力検知器と、
制御回路とを備えた液化ガス供給システムであって、
前記制御回路は、
前記液化ガス供給用開閉弁と均圧経路用開閉弁とを開閉制御することにより前記被供給容器への液化ガスの供給制御を行う供給制御部と、
前記流量計から出力される流量パルスを積算して前記被供給容器に供給された液化ガスの供給量を演算する供給量演算部と、を有し、
該供給量演算部は、前記被供給容器へ液化ガスを供給する前の当該被供給容器内の圧力を供給前圧力として前記圧力検知器より読み込むとともに、当該被供給容器への供給完了後の当該被供給容器内の圧力を供給後圧力として前記圧力検知器より読み込み、当該供給前圧力と当該供給後圧力と前記流量計により計測された流量より演算される前記被供給容器への液化ガスの供給量とから、前記気相部均圧配管経路を流れるベーパ移動量を演算し、前記流量計により計測された供給量から前記ベーパ移動量を減算して前記被供給容器に供給された液化ガス供給量を演算することを特徴とする。
(2)請求項2の本発明は、前記供給量演算部は、
前記均圧経路用開閉弁が閉弁された状態で前記圧力検知器により測定された圧力値を供給前圧力として読み込む供給前圧力読み込み手段と、
前記均圧経路用開閉弁と液化ガス供給用開閉弁とが開弁されることにより前記被供給容器へ供給された液化ガスの供給量を前記流量計より出力された流量パルスより演算する液化ガス供給量演算手段と、
前記均圧経路用開閉弁と液化ガス供給用開閉弁とが閉弁されて前記被供給容器への液化ガスの供給が終了した際に、前記圧力検知器により測定された圧力値を供給後圧力として読み込む供給後圧力読み込み手段と、
前記供給前圧力と前記供給後圧力と前記供給量とに基づいてベーパ移動量を演算するベーパ移動量演算手段と、
前記供給量から前記ベーパ移動量を減算することにより前記被供給容器への液化ガス供給量を演算する液化ガス供給量補正手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、被供給容器への液化ガスの供給前圧力と供給後圧力と流量計により計測された流量より演算される液化ガスの供給量とから、気相部均圧配管経路を流れるベーパ移動量を演算することで被供給容器に液化ガスを供給する際に被供給容器から液化ガス貯槽に移動するベーパ(気化した液化ガス)の量を求めることができると共に、流量計により計測された供給量からベーパ移動量を減算して被供給容器に供給された液化ガス供給量を演算することで、気相部均圧配管経路にベーパ計測用流量計を設けることなく被供給容器に供給された液供給量を正確に求めることが可能になる。
従来の供給方式を用いた液化ガス供給システムの系統図である。 本発明による液化ガス供給システムの一実施例を示す系統図である。 ディスペンサ60の制御回路90が実行する液化ガス供給制御処理1を説明するためのメインフローチャートである。 制御回路90が実行する液化ガス供給量演算処理を説明するためのフローチャートである。 制御回路90が実行する供給量補正演算処理を説明するためのフローチャートである。 本発明による液化ガス供給システムの変形例を示す系統図である。 変形例の制御回路90が実行する液化ガス供給制御処理2を説明するためのメインフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図2は本発明による液化ガス供給システムの一実施例を示す系統図である。尚、図2において、前述した図1に示す部分と共通部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図2に示されるように、液化ガス供給システム100は、ディスペンサ60の内部に配された液化ガス供給配管経路40に、容積式流量計64に流入する液化ガスの温度T1を検知する温度検知器110と、第1の開閉弁V1(液化ガス供給用開閉弁)の上流側と下流側とをバイパスするバイパス管路44に配された電磁弁からなる第3の開閉弁V5(液化ガス供給用開閉弁)とを有する。さらに、気相部均圧配管経路50には、電磁弁からなる第2の開閉弁V4と、液化ガス貯槽20と第2の開閉弁V4との間に配された逆流防止弁120と、第2の開閉弁V4と燃料タンク(被供給容器)30との間に配された圧力検知器130とが設けられている。
逆流防止弁120は、燃料タンク30の圧力が液化ガス貯槽20よりも高い状態のとき燃料タンク30で発生したベーパを液化ガス貯槽20に移動させる場合に開弁し、これとは逆に液化ガス貯槽20の圧力が燃料タンク30よりも高い状態のときは、圧力差により閉弁してベーパの逆流を防止する。
また、第1の開閉弁V1と第3の開閉弁V5は、液化ガス供給配管経路40に並列接続されており、時間差をもって個別に開弁または閉弁するように開閉制御される。また、第3の開閉弁V5の流路(口径)は、第1の開閉弁V1よりも小径であるので、供給可能な流量Q5が第1の開閉弁V1の流量Q1よりも少ない(Q5<Q1)。
そのため、燃料タンク30への液化ガスの供給開始時は、第3の開閉弁V5のみが開弁されて小流量Q5で供給され、所定時間経過後に第1の開閉弁V1に開弁すると流量が(Q5+Q1)に増大し、最大流量による供給が行なわれる。また、供給停止時は、第1の開閉弁V1が先に閉弁されて供給流量が最大流量(Q5+Q1)から小流量Q5に減少され、所定時間経過後に第3の開閉弁V5が閉弁されることで供給流量がゼロになる。よって、第1の開閉弁V1と第3の開閉弁V5の開弁及び閉弁のタイミングを所定時間ずつずらすことにより、段階的に供給流量を増大または減少させる二段開閉弁と同様な流量制御が行なわれる。
制御回路90は、液化ガス供給用開閉弁としての第1の開閉弁V1、第3の開閉弁V5及び均圧経路用開閉弁としての第2の開閉弁V4を開閉制御することにより燃料タンク30への液化ガスの供給制御を行う供給制御部140と、容積式流量計64から出力される流量パルスを積算して燃料タンク30に供給された液化ガスの供給量を演算する供給量演算部150とを有する。
供給量演算部150は、第2の開閉弁V4が閉弁された状態で圧力検知器130により測定された圧力値を供給前圧力として読み込む手順(供給前圧力読み込み手段)と、第2の開閉弁V4と第1、3の開閉弁V1,V5とが開弁されることにより燃料タンク30へ供給された液化ガスの供給量を容積式流量計64より出力された流量パルスより演算する手順(液化ガス供給量演算手段)とを有する。
さらに、供給量演算部150は、第2の開閉弁V4と第1、3の開閉弁V1,V5とが閉弁されて燃料タンク30への液化ガスの供給が終了した際に、圧力検知器130により測定された圧力値を供給後圧力として読み込む手順(供給後圧力読み込み手段)と、供給前圧力と供給後圧力と供給量とに基づいてベーパ移動量を演算する手順(ベーパ移動量演算手段)と、供給量からベーパ移動量を減算することにより被供給容器への液化ガス供給量を演算する手順(液化ガス供給量補正手段)とを有し、各手順を実行する。
また、制御回路90は、例えば、磁気ディスク装置あるいはICメモリなどの記憶手段を有する記憶部180に接続されており、記憶部180に格納された各制御プログラム及び各データやパラメータを読み込み、演算処理を行なう。
また、記憶部180は、容積式流量計64から入力される流量パルスを積算記憶する積算流量記憶部182と、液化ガス供給時の温度に基づいて一定温度(本実施の形態においては基準温度15°C)の体積に温度補正した流量積算値を温度補正積算流量記憶部184と、圧力−ガス密度テーブル186と、補正係数テーブル188とを有する。
また、燃料タンク30には、液面センサ190が設けられている。液面センサ190により計測された液面検出信号は、例えば、ケーブルやコネクタを介して制御回路90に送信する方法、または無線で送信可能な無線装置を介して制御回路90に送信する方法等を用いて制御回路90に入力される。
ここで、液化ガス供給システム100において、燃料タンク30へ液化ガスを供給する際の操作手順及び制御処理について説明する。
車両80への液化ガスを供給する際の作業としては、まず、作業員が供給用接続カップリング34を燃料タンク30の接続口32に接続し、さらに均圧用接続カップリング38を燃料タンク30の気相側接続口36に接続する。そして、作業員は、開閉弁V2,V3を開弁操作する。これで、液化ガス供給開始前の準備作業が終わり、異常がないことを確認してディスペンサ60の供給開始スイッチ釦94をオンに操作する。
次に、ディスペンサ60の制御回路90が実行する液化ガス供給制御処理1について説明する。図3はディスペンサ60の制御回路90が実行するメイン制御処理を説明するためのメインフローチャートである。
図3に示されるように、制御回路90は、S11で供給開始スイッチ釦94を押圧してオンに操作されたか否かをチェックしており、供給開始スイッチ釦94がオンに操作されると、S12に進む。S12では、圧力検知器130によって検知された供給開始前の検出値P11を読み込んで記憶部180に記憶させ(供給前圧力読み込み手段)、続いて次のS13では、読み込まれた検出値P11の安定性が確認されるか否かをチェックする。S13においては、供給開始前の検出値P11が一定の範囲内で安定するまで待機しており、例えば、検出値P11の変動幅が所定値以下になったかを監視、あるいは検出値P11の変動幅が所定値以下になるまでの時間が経過したかを監視している。また、S13において、圧力変動が生じた場合には、S12に戻り、変動した圧力を記憶部180に記憶させ、検出値P11を更新する。圧力変動が検出される度にS11,S12の処理を繰り返すことにより、安定した供給前圧力を記憶部180に記憶させることができる。この結果、S12で記憶部180に記憶させた圧力値P11を液化ガスの供給開始前における燃料タンク30内の圧力とすることができる。
S13において、検出値P11が一定値で安定することが確認されると、S14に進む。S14では、気相部均圧配管経路50に設けられた第2の開閉弁V4を開弁させる。
これにより、液化ガス貯槽20の気相領域と燃料タンク30の気相領域との間が連通されて高圧側のベーパが低圧側に移動する。ベーパの圧力は、温度と関連しており、例えば、車両80が夏季のように道路から高熱の輻射熱を受ける場合は、燃料タンク30の飽和蒸気圧力が液化ガス貯槽20の圧力よりも高くなっている。そのため、第2の開閉弁V4が開弁されると、燃料タンク30のベーパが液化ガス貯槽20に移動して燃料タンク30と液化ガス貯槽20との均圧化が行なわれる。
次のS15では、圧力検知器130によって検知された均圧後供給開始前の検出値P11を読み込んで検出値P11の安定度を確認する。すなわち、検出値P1の単位時間当たりの圧力変化ΔP1が予め設定された設定値ΔPs以下か否かをチェックする。尚、設定値ΔPsは、任意の値に変更可能である。
S15において、圧力変化ΔP1が設定値ΔPs以下の場合(ΔP1<ΔPs)は、検出値P11が安定しているものと判断してS16に進み、ポンプ70を起動させる。続いて、S17においては、液化ガス供給配管経路40の第3の開閉弁V5を開弁させる(第1段開弁)。これにより、液化ガス貯槽20の液化ガスが液化ガス供給配管経路40及びバイパス管路44を介して供給開始される。このように、燃料タンク30への液化ガスの供給開始と共に、制御回路90では、供給制御部140による燃料タンク30の供給制御を行なうと共に、後述する供給量演算部150による液化ガスの供給量の演算処理を実行する。
また、供給手段としてのポンプ70によって加圧された液化ガスの供給圧力が、気相部均圧配管経路50の圧力(燃料タンク30の圧力)よりも高くなった時点で背圧弁66が開弁する。これにより、液化ガス貯槽20の液化ガスがポンプ70により圧送されて液化ガス供給配管経路40及びバイパス管路44を介して燃料タンク30に供給開始されると共に、容積式流量計64から流量に比例した流量パルスFnが出力される。この後は、各バルブの開閉による供給制御処理を行うと共に、流量計測値の演算処理を並列処理で行う。
次のS18では、予め設定された所定時間N1(例えば、1〜2秒間)が経過したか否かをチェックする。S18において、所定時間N1が経過すると、S19に進み、第1の開閉弁V1を開弁させる(第2段開弁)。これにより、ポンプ70によって加圧された液化ガス貯槽20の液化ガスは、液化ガス供給配管経路40及びバイパス管路44を介して最大流量(Q5+Q1)で燃料タンク30に供給される。本実施例では、第3の開閉弁V5を開弁させてから、所定時間経過後に第1の開閉弁V1を開弁させることにより、燃料タンク30への供給圧力が段階的に上昇することになり、急激な圧力上昇による配管系統の負担を軽減することができる。
本実施例では、供給手段としてポンプを用いているが、気相部自体の圧力を高めて供給する、あるいは、気相部に移動隔壁を設け、この移動隔壁により仕切られた液化ガス貯槽20室内により高圧のガスを供給して、この移動隔壁を介して液化ガス貯槽20内の液化ガスを供給するようにしても良い。
次のS20では、燃料タンク30の液面センサ190から供給率75%の液面検出信号Lが入力されたか否かをチェックする。S20において、液面センサ190の供給率75%の液面検出信号Lが入力された場合には、S21に進み、第1の開閉弁V1を閉弁させる(第1段閉弁)。これにより、燃料タンク30に供給される液化ガスの供給量は、バイパス管路44を介して供給される小流量Q5に絞られる。
次のS22では、燃料タンク30の液面センサ190から供給率85%の液面検出信号H(供給停止の第1条件)が入力されたか否かをチェックする。S22において、液面センサ190の供給率85%の液面検出信号Hが入力されるまでは当該S22の処理を繰り返し、液面検出信号Hが入力されると後述のS23の処理に移行し、燃料タンク30への液化ガスの供給停止が行なわれる。
なお、本実施の形態においては、燃料タンク30の液面センサ190から供給率85%の液面検出信号H(供給停止の第1条件)が入力されたことを検出した場合に液化ガスの供給を停止するようにしているが、これに限るものではない。
例えば、燃料タンク30への供給率が85%付近に達して、燃料タンク30内に設けられ、当該燃料タンク30内が所定の量で満たされた場合に当該燃料タンク30内への液化ガスの供給を阻止する弁(過剰供給防止弁または遮断弁)が作動することにより、燃料タンク30への液化ガスの供給が不能となる。この結果、容積式流量計64より出力される流量がゼロとなったことを検出した場合に、燃料タンク30への液化ガスの供給が終了したことを検出するようにしても良い。より具体的には、燃料タンク30に液化ガスを供給している際に容積式流量計64より出力される流量パルスの周期が1秒以下であることが予め経験的に分かっている場合には、所定時間N2を1秒以上に設定することにより、液面センサ190から液面検出信号Hが入力されなくても供給完了になったときを検知することが可能になる。
上記S22において、液面センサ190の供給率85%の液面検出信号が入力された場合には、燃料タンク30内が液化ガスで満タン(燃料タンク20内に供給された結果、燃料タンク20の容積の所定率(85%)を液化ガスが占めるよう状態となったこと)と判断してS23に進み、第3の開閉弁V5を閉弁させる(第2段閉弁)。これで燃料タンク30への液化ガスの供給が停止する。
次のS24では、供給停止後の圧力値P12を圧力検知器130から読み込み、記憶部180に記憶させ(供給後圧力読み込み手段)、続いて、S25に進み、圧力検知器130から読み込んだ供給停止後の圧力値P12が一定値で安定するか否かを確認する。なお、S25においては、上記S13と同様に供給開始前の検出値P12が一定の範囲内で安定するまで待機しており、例えば、検出値P12の変動幅が所定値以下になったかを監視、あるいは検出値P12の変動幅が所定値以下になるまでの時間が経過したかを監視している。また、S25において、圧力変動が生じた場合には、S24に戻り、変動した圧力を記憶部180に記憶させ、検出値P12を更新する。圧力変動が検出される度にS24,S25の処理を繰り返すことにより、安定した供給後圧力を記憶部180に記憶させることができる。この結果、S24で記憶部180に記憶させた圧力値P12を液化ガスの供給終了後における燃料タンク30内の圧力とすることができる。
S25において、検出値P12が一定値で安定することが確認されると、S26に進む。S26では、供給完了処理を行う。すなわち、S26では、容積式流量計64により計測された燃料タンク30への供給量から燃料タンク30の気相より液化ガス貯槽20に移動したベーパ量を減算した演算結果の値を燃料タンク30に供給された液化ガスの供給量を記憶部180から読み込み、読み込まれた供給量の数値を流量表示器92に表示する。
次に図4を参照して制御回路90が実行する液化ガス供給量演算処理について説明する。尚、図4に示す液化ガス供給量演算処理は、燃料タンク30への液化ガス供給開始に伴って容積式流量計64から流量パルスが出力されることにより実行され、液化ガス供給停止により容積式流量計64から流量パルスが出力されないときは、待機状態になる。
図4のS31では、容積式流量計64から流量パルスFnが入力されたか否かをチェックする。容積式流量計64の流量パルスFnは、前述したようにピストンの往復動により押し出された容積分の液化ガスの流量を示している。容積式流量計64の構成が例えば、4つのピストンが90°の位相差で往復動する場合には、各ピストンの移動量による容積を加算した流量(容積)に相当する流量パルスが出力される。
S31において、容積式流量計64からの流量パルスFnが入力されると、S32に進み、記憶部180に設けられた積算流量記憶部182に流量パルスを加算した積算流量(ΣFn)を記憶させる(液化ガス供給量演算手段)。
次のS33では、温度検知器110によって計測された液化ガス供給配管経路40を流れる液化ガスの液温(Tn)を読み込む。
続いて、S34に進み、燃料タンク30に供給された液化ガスの液温(Tn)に対応する容積換算係数(αn)を記憶部180から読み込む。そして、S35において、流量パルスFnに容積換算係数(αn)を乗算して温度補正された流量(Fn×αn)を演算する。
次のS36では、記憶部180に設けられた温度補正積算流量記憶部184に温度補正流量(Fn×αn)を加算して得られた温度補正積算流量(Σ(Fn×αn))を記憶させる。この後は、再びS31の処理に戻る。
このように、制御回路90は、容積式流量計64からの流量パルスが入力されると上記S31〜S36の処理を実行して温度補正積算流量(Σ(Fn×αn))を逐次更新する。
次に図5を参照して制御回路90が実行する供給量補正演算処理について説明する。尚、図5に示す供給量補正演算処理は、図4に示す容積式流量計64による液化ガスの積算流量が計測された供給完了後に行なわれる。
図5に示すS41では、供給前の燃料タンク30の圧力P11に該当するガス密度ρ1を記憶部180に格納された圧力−ガス密度テーブル(圧力−ガス密度のデータを格納)186から読み込む。あるいは、記憶部180に格納された演算式を読み込み、当該演算式に供給前の燃料タンク30の圧力P11を代入してガス密度ρ1を演算によって求めても良い。
次のS42では、供給後の燃料タンク30の圧力P12に該当するガス密度ρ2を記憶部180に格納された圧力−ガス密度テーブル(圧力−ガス密度のデータを格納)186から読み込む。あるいは、記憶部180に格納された演算式を読み込み、当該演算式に供給前の燃料タンク30の圧力P12を代入してガス密度ρ2を演算によって求めても良い。
S43では、上記S41、S42で得られたガス密度ρ1とガス密度ρ2との密度比r=ρ2/ρ1を演算する。
続いて、S44に進み、密度比rに該当する補正係数f1を記憶部180の補正係数テーブル188から読み込む。
次のS45では、次式(1)を用いて液化ガス供給配管経路40を移動したベーパ移動量ΔVG1を演算する。ベーパ移動量ΔVG1は、燃料タンク30の気相領域から液化ガス供給配管経路40を介して液化ガス貯槽20に移動したベーパ量である(ベーパ移動量演算手段)。
ΔVG1=f1×ΣFn×ρ1・・・(1)
S46において、ベーパ移動量ΔVG1に当該液化ガスの基準温度(15°C)の密度γを除算して基準温度(15°C)における液量ΔVL1に換算する。
続いて、S47に進み、温度補正積算流量記憶部184に記憶された温度補正積算流量(Σ(Fn×αn))を読み出し、温度補正積算流量(Σ(Fn×αn))から液量ΔVL1を減算して燃料タンク30に供給された基準温度(15°C)における実際の供給量V01を演算する(液化ガス供給量補正手段)。
このように、容積式流量計64により計測された供給量(Σ(Fn×αn))から燃料タンク30の気相領域より液化ガス貯槽20に移動したベーパ量を液量に換算したΔVL1を減算したV01が燃料タンク30に供給された液化ガスの実供給量となる。従って、本実施例では、液化ガス供給配管経路40に流量計を設けなくても、上記S41〜S47の演算処理を行なうことにより、燃料タンク30の気相領域より液化ガス貯槽20に移動したベーパ量を演算することができると共に、容積式流量計64により計測された流量パルスの積算流量(Σ(Fn×αn))から燃料タンク30の気相領域より液化ガス貯槽20に移動したベーパ量を液量に換算したΔVL1を減算することで、燃料タンク30に供給された実供給量V01を正確に求めることができる。
ここで、変形例について説明する。
図6は本発明による液化ガス供給システムの変形例を示す系統図である。尚、図6において、上記図2と同じ部分には、同じ符合を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、変形例の液化ガス供給システム200は、図2に示す実施例に対してバイパス管路44、第3の開閉弁V5、車両80の液面センサ190が削除されている。また、液化ガス供給システム200では、燃料タンク30の液化ガスの供給が完了したことを作業員が判断して供給停止操作を行なうための供給停止スイッチ釦96が設けられている。
また、燃料タンク30には、供給された液化ガスの液面高さ(液位)を示す液面計210が設けられている。ガス供給作業を行なう作業員は、供給開始後、液面計210により液面が目標供給位置に達したことを確認できた場合には、供給停止スイッチ釦96をオンに操作して液化ガスの供給を停止させる。
図7は変形例の制御回路90が実行する液化ガス供給制御処理2を説明するためのメインフローチャートである。図7において、S51〜S56の処理は、図3のS11〜S16と同じ処理であるので、説明を省略する。以下、上記実施例と異なる処理について説明する。
本変形例では、S57において、第1の開閉弁V1の開弁により燃料タンク30への液化ガスの供給が開始される。作業員は燃料タンク30に設けられた液面計210の指針が目標供給位置に達したか否かを目視しており、液面計210の指針が目標供給位置に達したとき、供給停止スイッチ釦96をオンに操作する。
次のS58では、供給停止スイッチ釦96がオンに操作されたか否かをチェックする。S58において、供給停止スイッチ釦96がオンに操作されたときは、S59に進み、第1の開閉弁V1を閉弁する。この後のS60〜S62の処理は、図3のS21、S25〜S27の処理と同じ処理である。
また、本変形例においても、上記図4に示す液化ガス供給量演算処理、及び図5に示す供給量補正演算処理は、同様に実行される。従って、本発明において、図2に示すバイパス管路44、第3の開閉弁V5、車両80の液面センサ190は、必須ではなく、少なくとも図6に示すように、液化ガス供給配管経路40及び気相部均圧配管経路50に第1の開閉弁V1、第2の開閉弁V4、容積式流量計64、温度検知器110、圧力検知器130が配されていればよい。
本実施例では、車両の燃料タンクに液化ガスを供給する際の液化ガス供給システムについて説明したが、これに限らず、他の装置(例えば、液化ガスを燃料として使用する発電機など)で使用される燃料タンクに供給する場合にも適用することは勿論である。
また、上記実施例では、ピストン式流量計を用いて液化ガスの供給量を計測する場合を例に挙げて説明したが、これ以外の容積式流量計(例えば、一対の楕円歯車を回転子として噛合させる構成の流量計、あるいは一対のまゆ型の回転子を組み合わせた構成の流量計)でも良い。
また、容積式流量計以外の流量計(例えば、タービン式流量計やコリオリ式質量流量計など)でも液化ガスの流量を計測することができるのは勿論である。なお、流量計にコリオリ式質量流量計を使用する場合には、当該流量計で計測される流量は温度補正の要らない質量流量であることを考慮すればよい。即ち、前述のS45におけるベーパ移動量演算処理を燃料タンク20に供給した積算質量流量から燃料タンク20内のガス密度を考慮して、燃料タンク20内より流出するベーパ移動量ΔVG1を算出し、S46の処理を省略し、このベーパ移動量ΔVG1をS47における液量ΔVL1として利用し、また、S33乃至S35の処理を省略すればよい。この場合、積算流量記憶部182と温度補正積算流量記憶部184に記憶される質量流量は当然ながら同じ値となるので、この場合には積算流量記憶部182のみで良いので、温度補正積算流量記憶部184を省略することができる。
30 燃料タンク
40 液化ガス供給配管経路
44 バイパス管路
50 気相部均圧配管経路
60 ディスペンサ
64 容積式流量計
90 制御回路
94 供給開始スイッチ釦
96 供給停止スイッチ釦
100、200 液化ガス供給システム
110 温度検知器
120 逆流防止弁
130 圧力検知器
140 供給制御部
150 供給量演算部
180 記憶部
182 積算流量記憶部
184 温度補正積算流量記憶部
186 圧力−ガス密度テーブル
188 補正係数テーブル
190 液面センサ
210 液面計
V1 第1の開閉弁
V4 第2の開閉弁
V5 第3の開閉弁

Claims (2)

  1. 液化ガスが貯蔵された液化ガス貯槽と、
    一端が前記液化ガス貯槽の液相領域に接続され、他端が被供給容器に接続される液化ガス供給経路と、
    該液化ガス供給経路の途中に順次設けられ、液化ガスを前記被供給容器に供給する供給器、流量計、及び、液化ガス供給用開閉弁と、
    一端が前記液化ガス貯槽の気相領域に接続され、他端が前記被供給容器の気相領域に接続される気相部均圧経路と、
    前記気相部均圧経路に設けられた均圧経路用開閉弁と、
    前記気相部均圧経路のうち、前記均圧経路用開閉弁と前記被供給容器との間に配置された圧力検知器と、
    制御回路とを備えた液化ガス供給システムであって、
    前記制御回路は、
    前記液化ガス供給用開閉弁と均圧経路用開閉弁とを開閉制御することにより前記被供給容器への液化ガスの供給制御を行う供給制御部と、
    前記流量計から出力される流量パルスを積算して前記被供給容器に供給された液化ガスの供給量を演算する供給量演算部と、を有し、
    該供給量演算部は、前記被供給容器へ液化ガスを供給する前の当該被供給容器内の圧力を供給前圧力として前記圧力検知器より読み込むとともに、当該被供給容器への供給完了後の当該被供給容器内の圧力を供給後圧力として前記圧力検知器より読み込み、当該供給前圧力と当該供給後圧力と前記流量計により計測された流量より演算される前記被供給容器への液化ガスの供給量とから、前記気相部均圧配管経路を流れるベーパ移動量を演算し、前記流量計により計測された供給量から前記ベーパ移動量を減算して前記被供給容器に供給された液化ガス供給量を演算することを特徴とする液化ガス供給システム。
  2. 前記供給量演算部は、
    前記均圧経路用開閉弁が閉弁された状態で前記圧力検知器により測定された圧力値を供給前圧力として読み込む供給前圧力読み込み手段と、
    前記均圧経路用開閉弁と液化ガス供給用開閉弁とが開弁されることにより前記被供給容器へ供給された液化ガスの供給量を前記流量計より出力された流量パルスより演算する液化ガス供給量演算手段と、
    前記均圧経路用開閉弁と液化ガス供給用開閉弁とが閉弁されて前記被供給容器への液化ガスの供給が終了した際に、前記圧力検知器により測定された圧力値を供給後圧力として読み込む供給後圧力読み込み手段と、
    前記供給前圧力と前記供給後圧力と前記供給量とに基づいてベーパ移動量を演算するベーパ移動量演算手段と、
    前記供給量から前記ベーパ移動量を減算することにより前記被供給容器への液化ガス供給量を演算する液化ガス供給量補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の液化ガス供給システム。
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