JP5087356B2 - 液化ガス充填システム - Google Patents

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Description

本発明は液化ガス充填システム及び液化ガス充填量演算方法に係わり、特に液化ガスを被充填容器に充填する際の気相部分の均圧化に伴う流量変化を測定するよう構成された液化ガス充填システムに関する。
自動車などの車両用燃料として使用される液化ガスとして、例えば、ブタン・プロパンなどを主成分とするLPG(Liquefied petroleum gas)、酸素含有率が高く黒煙が出ないディーゼル燃料として使用されるDME(ジメチルエーテル)がある。この種の液化ガスは、気体燃料を圧縮することにより液化できるため、タンク内においては、液相部分と気相部分とが併存する。
液化ガス充填システムでは、液化ガス貯槽のLPGをポンプ等の加圧装置で加圧して車両に搭載された燃料タンク(被充填容器)に押し込みながら流量計により充填された流量を計測して燃料タンクに充填された積算流量(充填量)を求めている(例えば、特許文献1参照)。
この液化ガス充填方式では、車両の燃料タンク内のLPGベーパ(気相)がポンプにより加圧されることにより液化され、体積が減少するため、燃料タンク内にLPG(液相)が充填される。この押し込み充填方式には、以下のような問題点がある。
(1)ポンプによる加圧に伴い自動車の燃料タンクでは、液化ガスのベーパ(気相)の液化が発生しており、ベーパの体積が減少することより液化ガスが燃料タンクに充填される。この加圧によるベーパの液化に伴って液化潜熱が発生するため、燃料タンクの温度が上昇する。この温度上昇に伴い燃料タンク内の飽和蒸気圧力(容器内圧力)が上昇することになる。従って、一定吐出圧力のポンプで充填を行なっていると、充填が進行するのに伴って発生する燃料タンクの圧力上昇によって充填流量が徐々に低下する現象が発生する。
(2)自動車の走行等に伴って燃料タンクの温度が上昇したり、夏季に道路からの輻射熱によって燃料タンクの温度が上昇することがある。この状態で液化ガスを充填する場合、燃料タンクの温度が充填所の液化ガス貯槽の温度よりも高いため、燃料タンクの圧力が貯槽圧力よりも高くなる。この状態で液化ガスの充填を行なうと、ポンプ吐出圧力が圧力差分だけ実質的に減少したことになり、充填開始時から充填流量が低くなってしまう現象が発生する。この現象に上記(1)の現象が加わると充填流量が著しく低下する現象が発生する。
(3)例えば、プロパンやジメチルエーテル(以下、DMEと言う)のように物性的に温度上昇に伴う飽和蒸気圧力の上昇が大きい液化ガスの場合、上記(1)(2)の現象は顕著となるため、流量低下量は大きくなる。このため、充填に非常に長時間を要する問題や燃料タンクの圧力が高くなるといった問題が生じる。
このような問題を解消する充填方式としては、例えば、液化ガスの貯蔵元である液化ガス貯槽と被充填容器との間を充填ラインと均圧化ラインの2つの配管経路で連通して効率良く液化ガスを充填する方式がある(例えば、特許文献2参照)。
図1は、従来の充填方式を用いた液化ガス充填システムの系統図である。図1に示されるように、液化ガス充填システム10は、液化ガスが貯蔵された液化ガス貯槽20と、一端が液化ガス貯槽20の液相部分に接続され、他端が液化ガスを充填される燃料タンク(被充填容器)30の接続口32に接続された充填用接続カップリング34を有する液化ガス供給配管経路(充填ライン)40と、一端が液化ガス貯槽20の気相部分に接続され、他端が燃料タンク30の気相側接続口36に接続される均圧用接続カップリング38を有する気相部均圧配管経路(均圧化ライン)50とを有する。
液化ガス供給配管経路40は、ディスペンサ60を介して燃料タンク30に接続されており、液化ガス貯槽20とディスペンサ60との間には、液化ガスを圧送する供給手段としてのポンプ70が設けられている。また、ディスペンサ60の筐体内部には、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスから気泡を分離するセパレータ62と、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスの流量を計測する流量計64と、液化ガス供給配管経路40により供給される液化ガスが流量計の位置において気化しないように、圧力が液化ガスの飽和蒸気圧力よりも上回る設定値以上になったとき開弁する背圧弁66と、電磁弁からなる第1の開閉弁V1とが設けられている。
充填用接続カップリング34は、ディスペンサ60から引き出された液化ガス供給配管経路40を構成する充填ホース42の先端(他端)に設けられている。また、均圧用接続カップリング38は、ディスペンサ60から引き出された気相部均圧配管経路50を構成する均圧ホース52の先端(他端)に設けられている。そして、燃料タンク30が搭載された車両80には、接続口32を開または閉とする手動式の開閉弁V2と、気相側接続口36を開または閉とする手動式の開閉弁V3とが設けられている。
ここで、接続口32及び36の構造が、接続カップリング34及び38を接続口32及び36に接続したときには、通路を開とし、一方、接続カップリング34及び38を離脱したときには、通路(開口部)を閉とする構造である場合は、上記開閉弁V2、開閉弁V3は、必ずしも必要ではない。
また、背圧弁66は、気相部均圧配管経路50から分岐された背圧管68を介して気相部分の均圧化された圧力が背圧として導入されており、均圧化された圧力よりポンプ70により加圧された液圧が大きくなったときに開弁するように構成されている。
液化ガス充填は、燃料タンク30内の過充填防止弁の所定充填量検知による弁閉止により終了する。充填終了に伴いオペレータが充填停止釦を押してディスペンサ60に設けられた、制御回路90によりポンプ70を停止し第1の開閉弁V1を閉弁する。次いで流量計64により計測された積算流量を読み込むことで燃料タンク30に充填された液化ガス(液)の流量を充填量として記憶すると共に、流量表示器92に充填量を表示する。
この液化ガス充填システム10によれば、充填開始前に液化ガス貯槽20の気相部分と燃料タンク30の気相部分との間が気相部均圧配管経路50により連通されるため、液化ガス貯槽20と燃料タンク30との圧力差がなくなり、ポンプ70の吐出圧力を充填するための圧力として有効に活かせる。
また、ポンプ70の吐出圧力により液充填が行われ、これに伴い充填量に等しい体積の燃料タンク30内のベーパが気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20に流出されるため、燃料タンク30におけるベーパの液化は発生せず、液化潜熱による内圧上昇は発生しない。従って、上記(1)(2)に記載した充填流量の低下は、防止されることになる。
この図1に示す均圧充填方式は、特にプロパンやDMEのような温度上昇に伴う飽和蒸気圧力の上昇が大きい液化ガスを充填する場合に適した充填方式である。
特開平7−270211号公報 特願平11−99258号公報
上記均圧充填方式の液化ガス充填システムでは、液充填開始時の圧力差によって燃料タンク30内のベーパが気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20に移動したり、あるいは液化ガス貯槽20のベーパが気相部均圧配管経路50を介して燃料タンク30に移動することで均圧化するため、液化ガス供給配管経路40の流量計64でベーパの移動量を測定することができないという問題があった。
さらに、気相部均圧配管経路50にベーパ計測用流量計を設ける構成としてもベーパの移動方向が液化ガス貯槽20と燃料タンク30との圧力差によって逆転するため、何れか一方の流量しか計測できず、正確にベーパ量を計測するには、各流れ方向を計測するための流量計を2台設けなければならず、製造コストが大幅にアップしてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した液化ガス充填システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、液化ガスが貯蔵された液化ガス貯槽と、液化ガスが充填される被充填容器と、一端が前記液化ガス貯槽の液相部分に接続され、他端が前記被充填容器に接続される液化ガス供給配管経路と、該液化ガス供給配管経路の途中に順次設けられた、液化ガスを被充填容器に供給する供給手段、流量計、及び、第1の開閉弁と、一端が前記液化ガス貯槽の気相部分に接続され、他端が前記被充填容器の気相部分に接続される気相部均圧配管経路と、前記気相部均圧配管経路に設けられた第2の開閉弁と、前記気相部均圧配管経路のうち、前記第2の開閉弁と前記液化ガス貯槽との間に配置された第1の圧力検知器と、前記気相部均圧配管経路のうち、前記第2の開閉弁と前記被充填容器との間に配置された第2の圧力検知器と、前記液化ガス供給配管経路のうち、供給手段より下流側に設けられた温度検知器と、前記第2の開閉弁の開弁により前記気相部均圧配管経路を介して前記被充填容器と前記液化ガス貯槽とを均圧し、前記第1の開閉弁の開弁により前記液化ガス供給配管経路を介して前記液化ガス貯槽から前記被充填容器に液化ガスを充填すると共に、前記流量計、前記第1の圧力検知器、前記第2の圧力検知器、前記温度検知器からの各検出値に基づいて前記気相部均圧配管経路を流れるベーパ移動量を演算し、前記流量計により計測された液相流量から前記ベーパ移動量を減算して前記被充填容器に充填された液充填量を演算する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1、第2の開閉弁が閉弁された状態で前記第1、第2の圧力検知器により測定された充填開始前の圧力値P11、P21を読み込み記憶する手段と、前記第2の開閉弁が開弁され、前記第1の開閉弁が開弁され充填が開始された後に、前記流量計からの流量信号、前記温度検知器により検出された温度T1を読み込み記憶する手段と、前記第2の開閉弁の開弁後から、前記被充填容器への充填が終了し前記第1の開閉弁が閉弁された時点までの間に、前記第1又は第2の圧力検知器により検出された圧力値P230を読み込み記憶する手段と、前記充填開始前の圧力値P11、P21、前記圧力値P230、温度T1、および流量信号に基づいてベーパ移動量を演算する手段と、前記流量信号から求めた液積算流量から前記ベーパ移動量を減算する手段とを有する。
本発明によれば、液積算流量から充填開始前の圧力値P11、P21、圧力値P230、温度T1、および流量信号に基づいて演算されたベーパ移動量を減算するため、気相部均圧配管経路にベーパ計測用流量計を設けることなく被充填容器に充填された液充填量を正確に求めることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図2は本発明による液化ガス充填システムの一実施例を示す系統図である。尚、図2において、前述した図1に示す部分と共通部分には、同一符号を付してその説明を省略する。図2に示されるように、液化ガス充填システム100は、ディスペンサ60の内部に、液化ガス供給配管経路40を流れる液の温度(流量計64に流入する液化ガスの温度T1)を検知する温度検知器110を有する。さらに、気相部均圧配管経路50には、電磁弁からなる第2の開閉弁V4と、第2の開閉弁V4と液化ガス貯槽20との間でベーパの圧力(液化ガス貯槽の気相部圧力)を検知する第1の圧力検知器120と、第2の開閉弁V4と燃料タンク30との間に配置された第2の圧力検知器130とが設けられている。
ここで、液化ガス充填システム100において、燃料タンク30へ液化ガスを充填する際の操作手順及び制御処理について説明する。車両80への液化ガスを充填する際の作業としては、まず、作業員が充填用接続カップリング34を燃料タンク(被充填容器)30の接続口32に接続し、さらに均圧用接続カップリング38を燃料タンク30の気相側接続口36に接続する。そして、作業員は、開閉弁V2,V3を開弁操作する。これで、液化ガス充填開始前の準備作業が終わり、異常がないことを確認してディスペンサ60の充填開始スイッチ94をオンに操作する。
次に、ディスペンサ60の制御回路90が実行する制御処理について図3A、図3Bのフローチャートを参照して説明する。制御回路90は、図3AのS11で充填開始スイッチ94がオンに操作されたか否かをチェックしており、充填開始スイッチ94がオンになると、S12に進む。S12では、第1の圧力検知器120、第2の圧力検知器130によって検知された充填開始前の各検出値P11、P21を読み込んで記憶する。
次のS13では、気相部均圧配管経路50に設けられた第2の開閉弁V4を開弁させる。これにより、液化ガス貯槽20の気相と燃料タンク30の気相との間が連通されて高圧側のベーパが低圧側に移動する。ベーパの圧力は、温度と関連しており、例えば、車両80が夏季のように道路から高熱の輻射熱を受ける場合は、燃料タンク30の飽和蒸気圧力が液化ガス貯槽20の圧力よりも高くなっている。そのため、第2の開閉弁V4が開弁されると、燃料タンク30のベーパが液化ガス貯槽20に移動して燃料タンク30と液化ガス貯槽20との均圧化が行なわれる。
次のS14では、ポンプ70を起動させる。続いて、S15においては、液化ガス供給配管経路40の第1の開閉弁V1を開弁させる。また、供給手段としてのポンプ70によって加圧された液化ガスの圧力が、気相部均圧配管経路50の圧力よりも高くなった時点で背圧弁66が開弁する。これで、ポンプ70によって加圧された液化ガス貯槽20の液化ガスが液化ガス供給配管経路40を介して燃料タンク30に充填される。本実施例では、供給手段としてポンプを用いているが、気相部自体の圧力を高めて供給する、あるいは、気相部に移動隔壁を設け、この移動隔壁により仕切られた液化ガス貯槽20室内により高圧のガスを供給して、この移動隔壁を介して液化ガス貯槽20内の液化ガスを供給するようにしても良い。
次のS16では、流量計64によって計測された液化ガス供給配管経路40を流れる液化ガスの各流量パルスQP(流量信号)に同期させて、温度検器110で検出された温度信号T1、及び第2の圧力検器130の検出値(圧力値)P40を読み込む。(この状態では、第1および第2の圧力検器120、130の値は同じであるので、圧力検出は、第1又は第2の圧力検器120,130のいずれを用いても良い。)
続いて、S17では、各流量パルスQPに対応した温度検器110で検出された温度信号T1、及び第2の圧力検器130の検出値P40から、各流量パルスQP毎の一定温度の液体積に換算した供給液量値Q60、各流量パルスQP毎に燃料タンク30から燃料ガス貯槽20に戻るベーパの一定温度の液換算値Q70を演算して記憶する。
S18において、瞬時流量がゼロになったか否かをチェックしており、瞬時流量がゼロより大であるときは、液化ガスの充填が行なわれているものとして上記S16の処理に戻り、S16〜S18の処理を繰り返す。
S18において、瞬時流量がゼロになったときは、燃料タンク30に設けられた過充填防止弁(図示せず)が閉弁して液化ガスの充填が停止したものと判断して図3Bに示すS18aに進み、ポンプ70を停止させる。尚、燃料タンク30の容積の90%等一定容積比率まで液化ガスが充填されると満充填としなければならないことが法令で決められているので、燃料タンク30の過充填防止弁は、燃料タンク30の容積の90%に達した時点で閉弁するように構成されている。
次の、S19では、第2の圧力検知器130によって測定された充填終了後の検出値P23を読み込んで記憶する。
続いて、S20に進み、第1及び第2の開閉弁V1,V4を閉じる。
S21に進み、各流量パルスQP毎に燃料タンク30から燃料ガス貯槽20に戻るベーパの一定温度の液換算値Q70を集積(積算)し、充填に伴って燃料タンク30から燃料が液化ガス貯槽20に戻る全ベーパ移動量を一定温度の液換算値Q7として演算する。
次に、S22では、均圧前の圧力値P11、P21、充填完了時の圧力値P23、各流量パルスQPの集積値Q1から、均圧時における液化ガス貯槽20と被充填容器である燃料タンク30間のベーパの移動量を一定温度の液換算値Q8として演算する。尚、上記説明では、第2の開閉弁V4の開弁後から、燃料タンク30への充填が終了し第1の開閉弁V1が閉弁された時点までの間に、第1又は第2の圧力検器120,130により検出された圧力値P23を用いてベーパ移動量を演算する方法について説明した。しかしながら、上記圧力値P23は、一時期の圧力ではなく、燃料タンク30への充填が終了し第1の開閉弁V1が閉弁された時点までの間に検出された圧力P230のことであり、この間のいずれかの時点で検出された圧力P230を演算式に用いても良い。
S23では、各流量パルスQP毎に一定温度の液に換算した供給液量値Q60の集積値から、見かけ上の被充填容器への液化ガス充填量を一定温度の全供給液量値Q6として演算する。
S24では、Q6−Q7−Q8を演算し、見かけ上の全供給液量値Q6から上記ベーパ移動量Q7,Q8を減算して一定温度の液換算値としての液充填量Q0を求める。
このように、液化ガス供給配管経路40を介して燃料タンク30に充填された液化ガスの充填量から燃料タンク30から気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20に移動したベーパの液化流量を減算して燃料タンク30に充填された実充填量を正確に計測することができる。
ここで、上記液化ガスの充填補正演算方法について説明する。
液化ガス充填システム100において、液化ガス供給配管経路40を介して燃料タンク30に充填される見かけ上の全供給液量値Q6(一定温度の液換算値である供給液量値Q60の集積値)は、液化ガス供給配管経路40に設けられた流量計64および温度検器110によって計測された値から求められる。一方、燃料タンク30は、気相部均圧配管経路50を介して液化ガス貯槽20と連通されるため、液化ガスの充填に伴い燃料タンク30の気相部分の圧力が液化ガス貯槽20の気相圧力より上昇すると、液充填と共に燃料タンク30のベーパが液化ガス貯槽20に排出される。そのため、液化ガス貯槽20に戻されるベーパの流量を液に換算した体積(ベーパ移動量)を全供給液量値Q6から差し引くことにより、燃料タンク30への正確な液充填量Q0が求まる。
また、気相部均圧配管経路50を燃料タンク30と接続し、第2の開閉弁V4を開くと、液化ガス貯槽20の温度T1と燃料タンク30の温度T2とが異なる場合、温度差によって飽和蒸気圧力の差により高圧側のベーパが低圧側へ移動する。例えば、夏季に車両80が走行すると、太陽光や路面からの輻射熱により燃料タンク30の温度が上昇しやすく、液化ガス貯槽20との温度差が大きくなる傾向にある。また、冬季で、車両始動時は燃料タンク30の温度が低くなるので、相対的に液化ガス貯槽20の温度が高くなる。
従って、夏季のように燃料タンク30の温度が液化ガス貯槽20の温度よりも高い場合は、充填開始時に燃料タンク30の飽和蒸気圧力が高いので、燃料タンク30のベーパが液化ガス貯槽20に移動することで均圧化が行なわれる。また、冬季のように液化ガス貯槽20の温度が燃料タンク30の温度よりも高い場合は、充填開始時に液化ガス貯槽20の飽和蒸気圧力が高いので、液化ガス貯槽20のベーパが燃料タンク30に移動することで均圧化が行なわれる。
すなわち、充填量を正確に求めるためには、燃料タンク30の温度が液化ガス貯槽20の温度より高い場合は、流量計64によって計測された積算流量(見かけの充填量)からベーパ移動量の液換算値を減算し、液化ガス貯槽20の温度が燃料タンク30の温度よりも高い場合は、流量計64によって計測された積算流量(見かけの充填量)にベーパ移動量の液換算値を加算する必要がある。
そのため、気相部均圧配管経路50を介して流通するベーパの流れ方向とベーパの流量とを求め、流れ方向に応じたベーパ流量の液換算値を補正(減算、加算)することで燃料タンク30に充填された液の流量(液充填量)を求めることが可能になる。このように、温度差によって生じる飽和蒸気圧力の差でベーパの移動方向及びベーパ流量が変化する充填システムにおいては、気相部均圧配管経路50に正逆方向のベーパの流量を計測できるベーパ計測用流量計を設けることが望ましいが、そのような流量計は高価であるので、実際の装置に適用することは難しい。
本実施例の液化ガス充填システム100は、ベーパ計測用流量計を用いず温度検知器110、第1の圧力検知器120、第2の圧力検知器130を設けることによって温度と圧力との関係から燃料タンク30から排出されたベーパの液化された流量(ベーパ移動量)を演算することで、燃料タンク30に充填された液の流量(液充填量)を求めるものである。
ここで、液化ガス充填システム100における液化ガス充填量演算方法の手順1〜手順8について図4を参照して説明する。
手順1では、燃料タンク30とディスペンサ60の液充填ラインと、均圧ラインとが接続され、且つ開閉弁V2、V3が開弁された状態で第1、第2の圧力検知器120,130により測定された充填開始前の圧力P11、P21を読み込む。
手順2では、第1、第2の圧力検知器120、130により測定された液化ガス貯槽20の圧力P11と燃料タンク30の圧力P21との差からベーパの流れ方向を判断する。
手順3では、第2の開閉弁V4を開弁し充填を開始した後、流量計64からの流量信号(流量パルス)QPと流量信号QPに同期して第1又は第2の圧力検知器120,130により測定された圧力値P40及び温度検知器110により測定された温度T1を読み込む。
手順4では、燃料タンク30の過充填防止手段の満タン検知により、ポンプ70を停止させた後、第1又は第2の圧力検知器120,130により測定された圧力値P23(または燃料タンク30への充填が終了し第1の開閉弁V1が閉弁された時点までの間に検出された圧力P230)を読み込む。
手順5では、流量計64により測定された流量パルスQPと流量パルスQPに同期した圧力信号値P40から充填に伴って燃料タンク30から液化ガス貯槽20に戻るベーパを一定温度に換算した液体積量Q7を演算する。
手順6では、圧力値P11,P23および流量パルスQPの集積値Q1から充填開始前の液化ガス貯槽20と燃料タンク30の圧力差によるベーパ移動量を一定温度の液に換算した液体積量Q8を演算する。
手順7では、流量計64により測定された流量パルスQPと温度検知器110により測定された温度T1から一定温度の液体積量に換算した供給液量値Q60を演算し、この供給液量値Q60を集積したみかけの全供給液量値Q6を演算する。
手順8では、みかけの液充填体積である全供給液量値Q6からベーパ移動量Q7、Q8を差し引いた真の液充填量Q0を演算する。
続いて、上記手順7における流量補正演算方法について説明する。流量計64により測定された流量パルスQPと流量パルスQPに同期した温度検知器110の検出値T1から燃料タンク30の気相部分におけるベーパ移動量を考慮していない見かけ上の一定温度に換算された液充填体積は、液化ガス温度と、密度の関係を演算回路にデータテーブルとして記憶させておくことにより全供給液量値Q60を液充填体積として求めることができる。これを集積した値が全供給液量値Q6である。
燃料タンク30への液充填に伴い燃料タンク30から液化ガス貯槽20に戻るベーパの体積は、流量パルスQPと、流量パルスQPに同期した圧力信号値P40からベーパー移動量の一定温度の液換算量Q70を集積することにより、液充填に伴うベーパの戻り分の液換算体積量Q7が求まる。
前記ベーパ移動量の液換算は、液充填の間のベーパ圧力P2を第1の圧力検知器120又は第2の圧力検知器130により測定し、予めベーパ圧力とベーパ密度の関係を表す演算式、あるいはベーパ圧力とベーパ密度との関係を表すデータベースを制御回路90に記憶させておく。これにより、制御回路90では、液充填中に第1の圧力検知器120又は第2の圧力検知器130により測定された圧力が入力されることで、液換算体積量Q70を演算することができる。
また、液充填開始前の準備作業で燃料タンク30と液化ガス貯槽20との間が気相部均圧配管経路50を介して連通された際、燃料タンク30と液化ガス貯槽20のうち温度の高い側の飽和蒸気圧力が高いため、温度の高い側のベーパが燃料タンク30と液化ガス貯槽20のうち温度の低い側へ移動する。
この温度差に基づくベーパの移動量となるベーパ体積Q8は、以下のように求めることができる。ここで、車両80の燃料タンク30に液化ガスを燃料として充填する充填所の場合、液化ガス貯槽20の体積VAは、燃料タンク30の容積VBに比べて十分に大きいので、VA>>VBと見なすことができる。
そのため、ベーパ体積Eの演算式は、次式のようになる。
E=(1−(P12/P21))・(充填開始前の燃料タンク内ベーパ体積) ・・・(1)
ここで、P12は、均圧管の開閉弁V4を開とし均圧化した後の圧力であり、P21は、均圧化する前の燃料タンク側の圧力である。
この(1)において、P12<P21の場合、ベーパ体積Eは正、P12>P21の場合、ベーパ体積Eは負とする。
厳密には、液充填開始前に温度差がある燃料タンク30と液化ガス貯槽20との間が気相部均圧配管経路50を介して連通された場合、温度の高い側から温度の低い側へベーパが移動し、両圧力が等しくなるまでベーパが移動することで一旦燃料タンク30の圧力と液化ガス貯槽20との圧力が均圧化される。
その後、温度の低い側において、流入したベーパが液化して液化潜熱により温度上昇が発生する。これと共に、ベーパの液化に伴う体積減少によって圧力低下が発生するため、ベーパが再流入して上記のようなベーパの液化、温度上昇、体積減少、圧力低下といった現象を繰り返してベーパの流入量が徐々に減少する。
この均圧化による現象が継続的に進行することで液化ガス貯槽20の温度T1と燃料タンク30の温度T2とが等しくなった時点で、ベーパの移動が停止して均圧化が終了する。
しかしながら、液化ガスの充填作業は、填用接続カップリング34を燃料タンク30の液相側接続口32に接続し、さらに均圧用接続カップリング38を燃料タンク30の気相側接続口36に接続して、開閉弁V2,V3が開弁操作された後、第2の開閉弁V4が開弁することで均圧化が行なわれる。この後は、ディスペンサ60の充填開始スイッチ94がオンに操作されると、第1の開閉弁V1が開弁されて液充填が開始される。そのため、均圧化が行なわれる時間が比較的短く、最終的には充填終了時点で均一化は完了するので均圧化にともなうベーパの移動体積は以下のように近似することができ、また、液化ガスはほぼ満量まで充填されるので以下に近似できる。
Q8=(1−(P23/P21))・Q1 ・・・(2)
(2)式において、Q1は流量パルスQPの集積値である。
この(2)式により得られたベーパ体積E1の液体積への換算値(液化流量)Q8は、前述した予めベーパ圧力とベーパ密度の関係を表す演算式、あるいはベーパ圧力とベーパ密度との関係を表すデータベースを制御回路90に記憶させておくことにより演算可能となる。
以上のことから、真の液充填体積量である液充填量Q0は、次式から得られる。
Q0=Q6−Q7−Q8 ・・・(3)
この(3)式において、Q6はみかけの一定温度の液充填体積である全供給液量値、Q8は均圧化により充填開始時の燃料ガス貯層20と燃料タンク30の圧力差により移動するベーパ体積の一定温度における液体積への換算値(液化流量)、Q7は液充填に伴うベーパの戻り分の一定温度における液への換算体積量である。また、ベーパ移動量の合計値Q8+Q7は、全ベーパ移動量Q4と等しい。
この(3)式から真の一定温度における液充填体積量である液充填量Q0を求めることができるので、気相部均圧配管経路50にベーパ計測用流量計を設けなくても流量計64による積算流量、充填時に第1、第2の圧力検知器120,130により測定された圧力値P12,P22および温度測定器110による温度測定値T1が分かれば、ベーパ移動量Q4を演算でき、真の液充填体積量である液充填量Q0を演算することが可能になる。
また、上記説明の中に温度検知器110により測定された液温度について説明を行なっていないが、温度によって液密度が変化することが知られている。従って、液充填体積量を測定したときの温度に対応する密度から一定温度(例えば、0°C)の密度に対応する体積量(積算流量)に換算(温度補正)して一定温度の液充填体積量を求めることができる。またベーパについてはベーパ圧力とベーパ密度が一定の関係にあることが明らかとなっており、ベーパ圧力を測定することにより一定温度の液換算体積を演算することができる。
尚、液化ガスがプロパン、ブタン混合液化ガスの場合は液充填ラインに圧力センサーを、均圧ラインに温度センサーを設けその信号を取り込むことにより、真の充填量を求めることができる。
また、上記は体積を計測する流量計を用い、一定温度の液の体積に換算した充填量を求める方式を示したが、質量を計測する流量があり、質量による充填量を求める計算方式がある。
この場合、ベーパ移動量はベーパ圧力と密度のデータからベーパ質量を求めることになる。また、Q8の演算に用いるQ1については、質量流量パルスQPWと質量流量パルスに同期した温度検器110の温度信号値T1から体積流量QPVを求め、QPVを集積することにより求められる。


上記演算は当該液化ガスの温度と密度のテーブル又は関係式を制御回路に記憶させておいて行う。
上記演算方法から質量充填量QOWを求めることができる。
また、質量流量計を用いて、体積充填量を計量する計量方式もある。この場合は質量流量計の質量流量パルスQPWとQPWに同期した温度信号T1から、前記と同様に体積流量QPVを求めることになる。
尚、上記実施例では、LPGまたはDME等の液化ガスを車両に搭載された燃料タンクに充填する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、他の液化ガスを充填する場合、あるいは車両以外の被充填容器に液化ガスを充填する場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。
従来の充填方式を用いた液化ガス充填システムの系統図である。 本発明による液化ガス充填システムの一実施例を示す系統図である。 ディスペンサ60の制御回路90が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 図3Aの制御処理に続いてディスペンサ60の制御回路90が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 液化ガス充填量演算方法の手順1〜手順8を示す図である。
符号の説明
20 液化ガス貯槽
30 燃料タンク
34 充填用接続カップリング
38 均圧用接続カップリング
40 液化ガス供給配管経路
50 気相部均圧配管経路
60 ディスペンサ
80 車両
90 制御回路
92 流量表示器
94 充填開始スイッチ
100 液化ガス充填システム
110 温度検知器
120 第1の圧力検知器
130 第2の圧力検知器
V1 第1の開閉弁
V2 開閉弁
V3 開閉弁
V4 第2の開閉弁

Claims (1)

  1. 液化ガスが貯蔵された液化ガス貯槽と、
    液化ガスが充填される被充填容器と、
    一端が前記液化ガス貯槽の液相部分に接続され、他端が前記被充填容器に接続される液化ガス供給配管経路と、
    該液化ガス供給配管経路の途中に順次設けられ、液化ガスを前記被充填容器に供給する供給手段、流量計、及び、第1の開閉弁と、
    一端が前記液化ガス貯槽の気相部分に接続され、他端が前記被充填容器の気相部分に接続される気相部均圧配管経路と、
    前記気相部均圧配管経路に設けられた第2の開閉弁と、
    前記気相部均圧配管経路のうち、前記第2の開閉弁と前記液化ガス貯槽との間に配置された第1の圧力検知器と、
    前記気相部均圧配管経路のうち、前記第2の開閉弁と前記被充填容器との間に配置された第2の圧力検知器と、
    前記液化ガス供給配管経路のうち、前記供給手段より下流側に設けられた温度検知器と、
    記第2の開閉弁の開弁により前記気相部均圧配管経路を介して前記被充填容器と前記液化ガス貯槽とを均圧にし、前記第1の開閉弁の開弁により前記液化ガス供給配管経路を介して前記液化ガス貯槽から前記被充填容器に液化ガスを充填すると共に、前記流量計、前記第1の圧力検知器、前記第2の圧力検知器、前記温度検知器からの各検出値に基づいて前記気相部均圧配管経路を流れるベーパ移動量を演算し、前記流量計により計測された液相流量から前記ベーパ移動量を減算して前記被充填容器に充填された液充填量を演算する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1、第2の開閉弁が閉弁された状態で前記第1、第2の圧力検知器により測定された充填開始前の圧力値P11、P21を読み込み記憶する手段と、
    前記第2の開閉弁が開弁され、前記第1の開閉弁が開弁され充填が開始された後に、前記流量計からの流量信号、前記温度検知器により検出された温度T1を読み込み記憶する手段と、
    前記第2の開閉弁の開弁後から、前記被充填容器への充填が終了し前記第1の開閉弁が閉弁された時点までの間に、前記第1又は第2の圧力検知器により検出された圧力値P230を読み込み記憶する手段と、
    前記充填開始前の圧力値P11、P21、前記圧力値P230、温度T1、および流量信号に基づいてベーパ移動量を演算する手段と、
    前記流量信号から求めた液積算流量から前記ベーパ移動量を減算する手段と、
    を有することを特徴とする液化ガス充填システム。
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