JP2010174487A - 耐熱性に優れた建物外部の水勾配を有する構造物 - Google Patents

耐熱性に優れた建物外部の水勾配を有する構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】 合成樹脂発泡体を下地材として構成される外部水勾配面が、隣接して複層ガラス等の高性能ガラスを使用した開口部が存在しても、変形を起こさないことを目的とする。
【解決手段】 建物外部に構築される水勾配を形成する下地材を、芳香族ビニル単位と脂肪族カルボン酸誘導体単位からなる共重合体(A)を含有する樹脂組成物を発泡させてなる合成樹脂発泡体とすることにより、上記特性を有する水勾配を有する構造物を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、建物の屋上、ベランダ、又はバルコニーの床面等、建物外部に水の流れを案内する勾配を付して構築される外部水勾配面の構造に関する。
従来、建物外部に構築される水勾配を形成する際に、モルタルのコテ塗りで必要な水勾配を形成するのには熟練を要することから、必要な水勾配を形成することのできる勾配板を下地材として敷設した後、防水層を形成して、水勾配を得られるようにすることが知られている。また、該勾配板を、例えばポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂などの熱可塑性合成樹脂の発泡体で構成することも知られている(特許文献1)。
これらの中でも、ポリスチレンの発泡体は、耐圧性、軽量性、低吸水性の点から望ましく、勾配板として汎用されている。さらに、押出ポリスチレンフォームは、安価で、リサイクル性も高く、勾配板への加工性にも優れる。
しかしながら、押出ポリスチレンフォームは耐熱性に劣るというデメリットがあり、日射による加熱の大きい建物外部の水勾配への使用において、問題となる場合があった。
ところで、最近は、建物の断熱性を向上させるために、窓に複層ガラスを使用したり、さらに、反射率の高いガラスを使用したりする場合が増えている。上記のような高性能な窓ガラスは、従来の単板ガラスに比べて、日射や輻射熱を反射しやすいため、ベランダやバルコニーを構成する仕上げ材、防水層、水勾配下地材は、より高温に熱される。具体的には、直射日光だけによる加熱の場合、水勾配下地材の表面温度は85℃程度までにしか昇温しないのに対し、高性能な窓ガラスによる反射が加わると100℃以上に昇温する場合がある。その結果、水勾配下地材として用いられる合成樹脂発泡体が二次発泡して膨張したり、溶解して収縮したりする不具合が生じる場合がある。
このような問題に対して、水勾配下地材として、ガラス転移点が100℃以上の合成樹脂発泡体、特にポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの混合樹脂である変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡体を使用する方法が提案されている(特許文献2)。しかしながら、特許文献2で最適とされているポリスチレン100重量部に対して、ポリフェニレンエーテル2〜8重量部の混合樹脂である変性ポリフェニレンエーテル系樹脂発泡体についても、耐熱性が不十分であるという問題点がある。
このような問題に対して、優れた耐熱性を有し、水勾配下地材に用いて確実に不具合を防止し得る発泡体が待ち望まれていた。
特開平5−311819号公報 特開2007−224578号公報
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、合成樹脂発泡体を水勾配下地材として構成される建物外部の水勾配が、複層ガラス等の高性能ガラスを使用した開口部が隣接して存在しても、変形を起こさないことを目的とする。
本発明者らは、前述の課題を解決するため鋭意研究した結果、従来、水勾配下地材として汎用されているポリスチレンフォームよりもさらに高い耐熱性を有する合成樹脂発泡体を水勾配下地材として用いることによって、日射及び開口部の反射で加熱されても、変形を生じない建物外部の水勾配を有する構造物を実現するに至った。
[1]本発明に係わる水勾配の構造は、建物外部の水勾配を有する構造物であって、該水勾配を形成する下地材が、少なくとも芳香族ビニル単位と脂肪族カルボン酸誘導体単位とからなる共重合体(A)を含有する樹脂組成物を発泡させてなる合成樹脂発泡体を用いることを特徴とする水勾配を有する構造物に関する。
[2]上記共重合体(A)を構成する芳香族ビニル単位は、スチレン単位が好適である。
[3]上記共重合体(A)を構成する脂肪族カルボン酸誘導体単位は、メタクリル酸または無水マレイン酸が好適である。
[4]上記共重合体(A)を構成する脂肪族カルボン酸誘導体単位は、メタクリル酸が好適である。
[5]本発明に係る水勾配を有する構造物は、開口部前面領域の水勾配に設ける場合に特に効果的である。
[6]本発明に係る水勾配の構造物は、複層ガラスを使用した開口部に隣接する場合に特に効果的である。
本発明によれば、建物外部に構築される水勾配を有する構造物の下地材として用いられる合成樹脂発泡体の一部または全部に、芳香族ビニル単位と脂肪族カルボン酸誘導体単位からなる共重合体(A)を含有する樹脂組成物を発泡させてなる、高い耐熱性を有する合成樹脂発泡体を用いることにより、日射および開口部の反射で加熱されても変形を生じない水勾配を有する構造物とすることができる。
バルコニーの水勾配下地材の断面模式図(斜視図)である。 本発明に係る水勾配下地材の形状例を示す断面模式図である。 本発明に係る水勾配下地材の使用状態の説明図である。 本発明に係る水勾配下地材の使用状態の説明図である。 本発明に係る発泡体の組み合わせ例を示す断面図である。 本発明に係る発泡体の組み合わせ例を示す断面図である。 本発明に係る発泡体の組み合わせ例を示す断面図である。 実施例でのランプ照射試験におけるランプ設置位置と厚み測定個所を示す模式図である。
次に、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明に係る外部水勾配面の一例を示す、バルコニーにおける外部水勾配面の側面模式図である。
図1のように、バルコニーの床面は、建物の外壁側から手摺り壁9方向に向かってなだらかに下り傾斜となるよう外部水勾配面22が形成されている。バルコニー床1上に、後述する傾斜を有する水勾配下地材2が敷設されている。敷設された水勾配下地層2の上には、防水層3が施され、その上に仕上げ材4が施される。(なお、仕上げ材は省略される場合もある。)
また、外部水勾配面22に隣接して、窓ガラス8を用いる開口部6が設けられている。
図2は、本発明に係る水勾配下地材2の形状例を示すものである。図2における破線は、勾配面を判りやすくするためのもので、両面を水平面とした場合の形状を表すものである。水勾配下地材は、例えば、図2に示すように、平行四辺形の一辺から対向する他の辺へ向かって均一な下り傾斜となった勾配面5を有するものとなっている。なお、水勾配下地材2の形状、特に勾配面5の形状は、形成すべき外部水勾配面の傾斜状態に応じて種々選択することができる。
水勾配下地材2は一塊の合成樹脂発泡体である必要はなく、複数の合成樹脂発泡体を組み合わせることができる。
すなわち、水勾配下地材2は、建物の外壁側から手摺り壁9方向に向かって、最高部と最底部の厚さが順次薄くなっていて、各水勾配下地材2の勾配面5が連続した一連の傾斜面を構成しておればよい。また、図3に示されるように、最高部と最低部の厚さ(断面形状)の等しい水勾配下地材2の下に、両面が水平の平行板21を1枚または複数枚敷設して全体の厚さを調整し、各水勾配下地材2の勾配面12が連続した一連の傾斜面となるように敷設することもできる。さらに、図4に示されるように、前記傾斜面を有する下地材の上面に、両面が水平な平板状の下地材23を敷設することによって傾斜面を確保しても構わない。この方法は、本発明に係る高耐熱性を有する合成樹脂発泡体に対して、勾配面を有するように加工する手間とコストが省け、安価に供給できるので望ましい。
本発明の水勾配を有する構造物では、少なくとも開口部前面領域における外部水勾配面12の水勾配下地材2の表層部材に、本発明に係る高耐熱性を有する合成樹脂発泡体を用いることにより、窓ガラスからの反射光を強く受ける場合であっても、水勾配下地材2に用いられる合成樹脂発泡体が溶解による収縮、膨張等の不具合を起こしにくい構造とすることができる。
本発明における開口部前面領域とは、水勾配面のうち、後述する窓ガラス8による太陽光の反射の影響を強く受ける領域のことである。
バルコニーに隣接する場合、外壁面における開口部6は、通常、人の出入りが可能な掃き出し窓である。また、最近は建物の断熱性を向上するため、窓ガラス8が複層ガラスである場合が多い。
なお、複層ガラスとしては、透明なフロートガラス2枚の間に乾燥空気を挟んだ普通複層ガラスがある。その他、複層ガラスとしては、フロートガラスの片面に金属コーティングを施したLOW−Eガラスを、2枚のガラスの片方に使用するものもある(但し、LOW−Eガラスを室内側に用いた断熱複層ガラスでも、LOW−Eガラスを室外側に用いた遮熱複層ガラスでも構わない)。さらに、室内への日射の透過を防ぐため、居住者等が窓ガラスに反射シートが貼られていても良い。
複層ガラス等の窓ガラス8による反射の影響を強く受ける開口部前面領域とは、開口部6と同等以上の幅で、開口部から水平距離1m程度の領域である。すなわち、開口部の高さを通常2m程度とし、バルコニーは通常、庇を有するので、庇の出が1mとすると、太陽高度が45度の場合、太陽光は水平距離1mの範囲に反射される。太陽高度が45度より高い時間帯では、日射量は大きくなるが太陽光の反射の水平距離は1m未満となる。なお、太陽高度が45度より低い時間帯は日射量が少なく、変形の問題は生じない。
複層ガラス等の窓ガラス8による反射光は、窓の向きなどによっても変動するが、多くの場合、上記開口部前面領域内のいずれかの箇所で最も強くなる。このため、開口部前面領域内の総ての勾配下地材2を、本発明に係る高耐熱性を有する合成樹脂発泡体で構成されたものとしても良いが、窓9の向きなどに応じて、開口部前面領域内でも反射光が強くなる箇所を特定し、図5〜7に示すように、当該箇所のみの勾配下地材2を、高耐熱性を有する合成樹脂発泡体で構成されたものとしても良い。その場合、別の発泡体としては、例えば、従来から勾配資材地材として利用されている、押出ポリスチレンフォームが、コスト面(安価)から好ましい。
防水層3としては、アスファルト防水、シート防水、塗膜防水等があり、さらにシート防水には、塩化ビニル樹脂系シート防水、加硫ゴム系シート防水、非加硫ゴム系シート防水、熱可塑性エラストマー系シート防水、エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水等があげられるが、バルコニーでは塩化ビニル樹脂系シート防水が一般的である。
以下、建物外部の水勾配下地材2として用いられる合成樹脂発泡体について、詳細に説明する。
本発明における上記合成樹脂発泡体は、芳香族ビニル単位および脂肪族カルボン酸誘導体単位からなる共重合体(A)を含有する樹脂組成物を発泡させてなるものである。
共重合体(A)を構成する芳香族ビニル単位としては、スチレン、α−メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレンが挙げられる。これらのうち、工業的に安価である点から、スチレン、α−メチルスチレンが好ましく、さらに安価であるスチレンが最も好ましい。
共重合体(A)を構成する脂肪族カルボン酸誘導体単位としては、一般的に脂肪族酸ハロゲン化物、脂肪族酸無水物、脂肪族カルボン酸、脂肪族エステル、脂肪族アミドからなる群より構成される。
共重合体(A)を構成する芳香族ビニル単位と脂肪族カルボン酸誘導体単位の重合比率は、耐熱性改善効果及び溶解混合時の成型加工性、得られる合成樹脂発泡体の機械的強度や靭性などの特性のバランスの点から、99/1〜70/30(重量比)の範囲であることが好ましい。98/2〜80/20がさらに好ましく、97/3〜85/15が特に好ましい。
前述された脂肪族カルボン酸誘導体単位のうち、芳香族ビニル単位と共重合可能な単量体として、アクリル酸、メタクリル酸、プロピオル酸、クロトン酸、ペンテン酸、ヘキセン酸、ソルビン酸、ヘプテン酸、ウンデシレン酸、リノレン酸、リノール酸、オレイン酸等の不飽和モノカルボン酸単位や、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不飽和カルボン酸無水物が一般的であり、重合の容易性及び加工性の観点から、不飽和カルボン酸単位であるメタクリル酸単位、又は不飽和カルボン酸無水物単位である無水マレイン酸単位等が好ましく、最も好ましくはメタクリル酸単位である。
前述された樹脂組成物以外に、必要に応じて、他の樹脂を併用してもよい。このような他の樹脂として、例えば、スチレンホモポリマー、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−αメチルスチレン−アクリロニトリル共重合体等が挙げられる。これらのうちでも、スチレンホモポリマーと併用することにより、成形加工性を損なうことなく、スチレンホモポリマー単独の発泡体よりも、耐熱性を向上させることができる点で好ましい。
上記樹脂組成物には、共重合体(A)からなる熱可塑性樹脂混合物100重量部に対して、塩素原子を含有しない発泡剤を3〜10重量部用いることができる。また、このような発泡剤として、物理系発泡剤、化学系発泡剤の1種又は2種以上を使用できる。塩素原子を有しないことにより、環境への負荷が低減されるので好ましいが、本発明の目的を達成するためには、必ずしも塩素原子を含有しないことは必要ではない。
物理系発泡剤としては、例えば、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化イソプロピルなどの塩化アルキル類、1,1−ジフルオロエタン、1,2−ジフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,2−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,2,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、ジフルオロメタン、トリフルオロメタンなどのフッ素化炭化水素、二酸化炭素、窒素、水、アルゴン、ヘリウムなどの無機ガス、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、フラン、フラフール、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピランなどのエーテル類、蟻酸メチルエステル、蟻酸エチルエステル、蟻酸プロピルエステル、蟻酸ブチルエステル、蟻酸アミルエステル、プロピオン酸メチルエステル、プロピオン酸エチルエステルなどのカルボン酸エステル類、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどのアルコール類、ジメチルケトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−ブチルケトン、メチル−i−ブチルケトン、メチル−n−アミルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、エチル−n−プロピルケトン、エチル−n−ブチルケトンなどのケトン類が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
化学系発泡剤としては、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p,p’−オキシビス−ベンゼンスルホニルヒドラジド、ヒドラゾジカルボンアミド、炭酸ナトリウム、アゾジカルボンアミド、テレフタルアジド、5−フェニルテトラゾール、p−トルエンスルホニルセミカルバジドなどが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を混同して使用することができる。
前述された発泡剤のうち、オゾン層保護の観点から、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化イソプロピルなどの塩化アルキル類、二酸化炭素、窒素、水、アルゴン、ヘリウムなどの無機ガス類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル、ジイソアミルエーテルなどのエーテル類、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどのアルコール類が好ましい。
また、前述された発泡剤のうち、上記合成樹脂発泡体の軽量化、押出発泡の安定性を考慮すると、発泡剤としては、上記共重合体(A)を含有してなる熱可塑性樹脂混合物100重量部に対して、a)エーテル、塩化アルキルよりなる群から選ばれる1種以上を0.5〜10重量部と、b)炭化水素を0〜6重量部とを含有するものが好ましい。
エーテルとしては、前述されたエーテル類が挙げられるが、これらのうち、ジメチルエーテルが、押出発泡の際の押出圧力が低減され、安定して押出発泡体が製造されるので好ましい。エーテルの使用量としては、熱可塑性樹脂混合物100重量部に対して0.5〜10重量部が好ましく、より好ましくは1.5〜6重量部であり、さらに好ましくは3〜5重量部である。エーテルの使用量が上記範囲内であれば、樹脂組成物へのガス分散性がよく、発泡性がよい。
塩化アルキルとしては、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化イソプロピルが挙げられる。これらのうち、塩化メチル、塩化エチルが、押出発泡の際の押出圧力が低減され、安定して押出発泡体が製造されるので好ましい。塩化アルキルの使用量としては、熱可塑性樹脂混合物100重量部に対して0.5〜10重量部が好ましく、より好ましくは1.5〜6重量部であり、さらに好ましくは3〜5重量部である。塩化アルキルの使用量が上記範囲内であれば、樹脂組成物へのガス分散性がよく、発泡性がよい。
炭化水素としては、前述された炭化水素が挙げられるが、沸点が低すぎると、押出発泡の際に樹脂組成物における蒸気圧が高くなり、高圧の樹脂組成物を制御することになるので、製造上問題となり、沸点が高すぎると、発泡剤が上記合成樹脂発泡体の気泡中に液状で残留し、上記合成樹脂発泡体の耐熱性を低下させる傾向にある。したがって、炭化水素としては、−50〜85℃の範囲に沸点を有する飽和炭化水素が好ましい。このような飽和炭化水素としては、プロパン、シクロプロパン、n−ブタン、i−ブタン、シクロブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、1,2−ジメチルブタン、シクロヘキサンなどが挙げられる。これらのうち、製造安定性の点から、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンが好ましい。炭化水素の使用量としては、0〜6重量部が好ましくは、より好ましくは2〜5重量部である。炭化水素の使用量が上記範囲内であれば、発泡性、成形性が良好な発泡体が得られやすい傾向にある。
なお、本発明においては、樹脂組成物に難燃剤が添加されることが好ましい。難燃剤として、ハロゲン系難燃剤から選ばれる少なくとも1種が用いられることがさらに好ましい。また、リン酸エステル系化合物、窒素含有化合物を上記難燃剤と共存させてもよい。
また、本発明においては、必要に応じて本発明の効果を阻害しない範囲内で、シリカ、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの無機化合物、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸バリウム、流動パラフィン、オレフィン系ワックス、ステアリルアミド系化合物などの加工助剤、帯電防止剤、着色剤などの添加物が用いられてもよい。
また、本発明においては、必要に応じて安定剤が用いられてもよい。本発明に使用される安定剤としては、フェノール系抗酸化剤、リン系安定剤、ベンゾトリアゾール類、ヒンダードアミン類などの耐光性安定剤などが挙げられる。
上記合成樹脂発泡体は、上記樹脂組成物を用いて公知の押出発泡法により得られる。例えば、上記熱可塑性樹脂混合物を公知の押出機に供給して高温高圧下で加熱溶融してゲル状にし、押出機内に発泡剤を圧入して混練し、押出発泡に適した樹脂温度まで冷却し、高圧領域からスリットダイなどのダイを通して低圧領域に押出発泡して、板状の上記合成樹脂発泡体を得る。
押出発泡の条件として、スリットダイにおける圧力は、3MPa以上であることが好ましく、より好ましくは4MPa以上である。発泡剤が気化しないように、また、樹脂組成物に十分溶解するように押出系内圧力を高圧に保持することは勿論である。スリットダイにおける圧力が上記範囲外であると、ガスの吹出し、ボイドの発生、押出系内の圧力変動による押出発泡体の断面プロファイルの変動が生じる傾向にある。
熱可塑性樹脂混合物に難燃剤などの添加剤を添加する手順として、例えば、熱可塑性樹脂混合物に対して難燃剤などを添加して混合した後、押出機に供給して加熱溶融し、さらに発泡剤を添加して混合する手順が挙げられるが、各種添加剤を熱可塑性樹脂混合物に添加するタイミングや混練時間は特に限定されない。
熱可塑性樹脂混合物の加熱温度は、そのガラス転移温度又は融点以上であればよいが、難燃剤などの影響による樹脂の分子劣化ができる限り抑制される温度が好ましい。溶融混練時間は、単位時間当たりの樹脂組成物の押出量や押出機の種類により異なるので一義的に規定することはできず、熱可塑性樹脂混合物と発泡剤や添加剤とが均一に分散混合されるに要する時間として適宜設定される。
樹脂組成物の加熱溶融手段としては、例えばスクリュー型の押出機などが挙げられるが、通常の押出発泡に用いられているものであれば特に制限されない。ただし、樹脂の分子劣化をできる限り抑えるためには、押出機のスクリュー形状を低剪断タイプのものとすることが好ましい。
押出発泡法は、例えば、押出成形用に使用される開口部が直線のスリット形状を有するスリットダイを通じて、高圧領域から低圧領域へ圧力開放して得られた押出発泡体を、スリットダイと密着または接して設置された成形金型、及び該成形金型の下流側に隣接して設置された成形ロールなどを用いて、上記合成樹脂発泡体に成形する方法が用いられる。成形金型の流動面形状調整及び金型温度調整によって、所望の発泡体の断面形状、発泡体表面性、発泡体品質が得られる。
上記合成樹脂発泡体の気泡構造として、均一気泡構造や大小気泡が混在した複合気泡構造が挙げられる。気泡の平均径は、主として0.05〜2.0mmであることが好ましい。気泡径は、例えば、押出発泡体の断面の一部をサンプリングし、それを走査型電子顕微鏡にて拡大撮影して得られた写真から平均気泡径をASTM D−3576に準じて測定することができる。気泡径は、必ずしもすべてが上記範囲内である必要はなく、少なくとも気泡径の平均値が上記範囲内であればよい。気泡径が上記範囲未満であれば、上記合成樹脂発泡体の成形性が悪くなって、安定した製造が困難になる傾向にある。気泡径が上記範囲を超えると、上記合成樹脂発泡体表面の外観が悪化する傾向にある。
上記合成樹脂発泡体の発泡体密度は、20〜100kg/mであることが好ましい。発泡体密度が上記範囲内にあれば、平面圧縮強度に代表される面圧縮強度が発現される傾向にある。
なお、上記合成樹脂発泡体の製造方法は押出発泡法に限定されず、例えば、予備発泡された発泡性ビーズを用いて成形金型で発泡成形を行う方法など、公知の他の方法が用いられてもよい。
以下、上記水勾配下地材として用いられる合成樹脂発泡体についての実施例1〜3と、従来から水勾配面下地材として汎用されている押出ポリスチレンフォームによる比較例1について説明する。発泡体密度、平均セル径、80℃耐熱性、85℃耐熱性、90℃耐熱性、80℃耐湿性、およびランプ照射試験を、下記の方法に従って評価した。
なお、本発明が以下の実施例に限定されないことは勿論である。
以下の実施例においては、特に断られない限り、「%」は「重量%」を表すものとする。
(1)発泡体密度(kg/m
発泡体密度は、次の式に基づいて求め、単位をkg/mに換算して示した。
発泡体密度(g/cm)=発泡体重量(g)/発泡体体積(cm
(2)平均セル径(mm)
合成樹脂発泡体を幅方向(押出方向と直交する水平方向)に沿って垂直(厚さ方向)に切断した断面、及び押出方向(幅方向と直行する水平方向)に沿って垂直(厚さ方向)に切断した断面においてサンプリングし、そのサンプルを走査型電子顕微鏡にて50〜100倍に拡大して写真撮影した。得られた写真から平均セル径をASTM D−3576に準じて測定し、各気泡において、厚み方向のセル径(HD)と幅方向のセル径(TD)、押出方向のセル径(MD)を測定して、各方向のセル径の積を3乗根した値を以下の式より算出した。
平均セル径=(HD×TD×MD)1/3
(3)80℃耐熱性、85℃耐熱性、90℃耐熱性(断熱材の体積変化率)
合成樹脂発泡体を温度23℃、湿度55%の恒温室にて10日間状態調整した後、厚み25mm×幅100mm×長さ300mmのサンプルを切り出して、80±2℃、或いは85±2℃、或いは90±2℃に設定した熱風乾燥機で24時間加熱し、加熱前と加熱後の体積変化率を算出した。求められた体積変化率を以下の基準で判断した。
◎:体積変化率が1%以下である。
○:体積変化率が1%を超え、3%以下である。
△:体積変化率が3%を超え、5%以下である。
×:体積変化率が5%を超える。
(4)80℃耐湿性
合成樹脂発泡体を温度23℃、湿度55%の恒温室にて10日間状態調整した後、厚み25mm×幅100mm×長さ300mmのサンプルを切り出して、温度80±2℃、湿度90±2%に設定した恒温恒湿機で60日間加熱した後、断熱材の厚み方向の反りを測定した。測定された反りを以下の基準で判断した。
○:反りが、3mm以内である。
△:反りが、3mmを超え、6mm以下である。
×:反りが、6mmを超える。
(5)ランプ照射試験
合成樹脂発泡体のスキン層をプレーナーによって削り、厚み25mm×幅100mm×長さ300mmのサンプルを切り出して試験体とした。
試験体をランプ照射加熱装置[(株)高木電機製作所製、KLF加熱試験装置Y91−363;岡崎製作所(株)製、熱電対AEROPAK「T35−SP」;岩崎電気(株)製、赤外線電球「IR220V375WRH」]に設置し、ランプを、図8に示すように、試験体の上空の中央部に相当する位置31に、試験体から高さ20cmの位置となるように設置し、その直下の試験体表面に温度制御用熱電対を固定した。ランプ照射により加熱して、試験体の表面温度を90℃から5℃刻みで上昇させ、各温度で5分間維持した後、図8に示すように、ランプ照射位置に相当する外周部上の位置32での厚さを測定して、それらの厚み平均値を求めて、サンプルに変形が発生する温度を調べた。なお、試験体の厚み平均値の増加が2mm以上となった状態を、変形が発生した状態と判断した。
(実施例1)
共重合体(A)として、PSジャパン株式会社製、商品名:G9001(メタクリル酸変性ポリスチレン系樹脂、メタクリル酸変性率7%)を用いた。
共重合体(A)100重量部に対して、造核剤としてタルク(林化成株式会社製、商品名:タルカンパウダー)0.3重量部、添加剤としてステアリン酸カルシウム0.2重量部をドライブレンドし、得られた樹脂組成物を二段連結型押出機へ供給した。一段目押出機に供給した樹脂組成物を約230℃に加熱して溶融混練した後、発泡剤として、ジメチルエーテル2.0重量部およびイソブタン4.0部を一段目押出機の先端付近で樹脂組成物に圧入した。その後、一段目押出機に連結された二段目押出機において樹脂組成物を混練しながら樹脂温度を約140℃付近まで冷却し、二段目押出機の先端に設けられたスリットダイより大気中へ押し出した。スリットダイにおける吐出量は50kg/時間、樹脂温度は135℃、スリット圧力は6.2MPaとした。吐出された樹脂を、成形金型および成形ロールにより、厚さ約45mm×幅約140mmの断面プロファイルであって、表面にスキン層を有する断熱材を得た。
得られた断熱材の特性を表1に示す。表1に示されるように、実施例3における断熱材は、発泡体密度が35kg/m、平均セル径が0.3mmであった。また、80℃耐熱性は「◎」、85℃耐熱性は「◎」、90℃耐熱性は「○」、80℃耐湿性は「○」であった。ランプ照射による変形発生温度は120℃であった。
(実施例2)
発泡体の基材樹脂を、共重合体(A)50%とポリスチレン樹脂[PSジャパン株式会社製、商品名:G9401]50%との混合樹脂に変更し、スリットダイにおける吐出量を52kg/時間、樹脂温度を130℃、スリット圧力を6.0MPaとした以外は、実施例1と同様にして断熱材を得た。
得られた断熱材の特性を表1に示す。表1に示されるように、実施例2における断熱材は、発泡体密度が32kg/m、平均セル径が0.3mmであった。また、80℃耐熱性は「◎」、85℃耐熱性は「◎」、90℃耐熱性は「△」、80℃耐湿性は「○」であった。ランプ照射による変形発生温度は115℃であった。
(実施例3)
発泡体の基材樹脂を共重合体(A)25%とポリスチレン樹脂75%の混合樹脂に変更し、樹脂温度を130℃、スリット圧力を6.3MPaとした以外は、実施例1と同様にして断熱材を得た。
得られた断熱材の特性を表1に示す。表1に示されるように、実施例1における断熱材は、発泡体密度が32kg/m、平均セル径が0.3mmであった。また、80℃耐熱性は「◎」、85℃耐熱性は「○」、90℃耐熱性は「×」、80℃耐湿性は「△」であった。ランプ照射による変形発生温度は110℃であった。
(比較例1)
ポリスチレン樹脂(PSジャパン株式会社製、商品名:G9401)を用い、一段目押出機において約230℃、二段目押出機において約140℃に加熱溶融し、スリットダイにおける吐出量を50kg/時間、樹脂温度を123℃、スリット圧力を5.5MPaとした以外は、実施例1と同様にして断熱材を得た。
得られた断熱材の特性を表1に示す。表1に示されるように、比較例1における断熱材は、発泡体密度が35kg/m、平均セル径が0.3mmであった。また、80℃耐熱性は「△」、85℃耐熱性は「×」、90℃耐熱性は「×」、80℃耐湿性は「△」であった。ランプ照射による変形発生温度は100℃であった。
(比較例2)
樹脂混合物として、変性ポリフェニレンエーテル系樹脂(日本GEプラスチック株式会社製、商品名ノリルEFN4230−111、ポリスチレン30%/ポリフェニルエーテル70%)10部および、ポリスチレン樹脂(PSジャパン株式会社製、商品名G9401、ポリスチレン100%)90部を混合したものを用いた以外は、実施例1と同様にして合成樹脂発泡体を得た。
得られた合成樹脂発泡体の特性を表1に示す。表1に示されるように、比較例2における合成樹脂発泡体は、発泡体密度が35kg/m、平均セル径が0.3mmであった。また、80℃耐熱性は「○」、85℃耐熱性は「○」、90℃耐熱性は「×」、80℃耐湿性は「○」であった。ランプ照射による変形発生温度は105℃であった。
Figure 2010174487
このように、実施例1〜3は、合成樹脂発泡体の80℃耐熱性、85℃耐熱性、90℃耐熱性において、共重合体(A)の割合が増えるほど優れているのに対し、比較例1では合成樹脂発泡体の80℃耐熱性、85℃耐熱性、90℃耐熱性のいずれも不良である。80℃耐湿性については、実施例3と比較例1は同等であるが、実施例1、2は比較例1より優れている。また、ランプ照射試験では、比較例1の膨れ発生温度が100℃であるのに対し、実施例1〜3の膨れ発生温度は100℃より高い。
1 バルコニー床
2 水勾配下地材
3 防水層
4 仕上げ材
5 勾配面
6 開口部
7 サッシ
8 窓ガラス
9 手摺壁
10 バルコニー等
11 高耐熱性樹脂発泡体
12 高耐熱性樹脂発泡体以外の発泡体
21 平行板
22 外部水勾配面
23 下地材
31 ランプ設置位置
32 厚み測定位置

Claims (6)

  1. 建物の外周りに構築される外部水勾配面を有する構造物であって、該水勾配面を形成する下地材の全部または一部が、芳香族ビニル単位および脂肪族カルボン酸誘導体単位からなる共重合体(A)を含有する樹脂組成物を発泡させてなる合成樹脂発泡体を用いることを特徴とする、水勾配面を有する構造物。
  2. 上記共重合体(A)を構成する芳香族ビニル単位が、スチレン単位である、請求項1に記載の水勾配面を有する構造物。
  3. 上記共重合体(A)を構成する脂肪族カルボン酸誘導体単位が、メタクリル酸または無水マレイン酸である、請求項1または2に記載の水勾配面を有する構造物。
  4. 上記共重合体(A)を構成する脂肪族カルボン酸誘導体単位が、メタクリル酸である、請求項1〜3のいずれかに記載の水勾配面を有する構造物。
  5. 水勾配を形成する下地材のうち、少なくとも開口部前面領域に、上記請求項1〜4のいずれかに記載の合成樹脂発泡体を用いることを特徴とする、水勾配面を有する構造物。
  6. 建物外部に構築される水勾配面が、複層ガラスを使用した開口部に隣接することを特徴とする、上記請求項5に記載の水勾配を有する構造物。
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