JP2010173942A - 脂肪細胞分化抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規の脂肪細胞分化抑制剤を提供する。
【解決手段】ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有させることにより脂肪細胞分化抑制剤及びホップ組織の水抽出物を有効成分として含有させてPPARγ発現抑制剤。脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は肥満の予防及び改善に有用で、生体に対する安全性が高く、医薬品、飲食品等の成分として使用することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、脂肪細胞分化抑制剤に関する。
肥満は、糖尿病、脂質代謝異常症、高血圧等の生活習慣病のリスクファクターとして問題となっている。抗肥満剤としては、例えば、小麦蛋白質の加水分解物を含有するものが知られている(特許文献1参照)。また、α−若しくはγ―トコトリエノール又はその生体内代謝物を含有するものが知られている(特許文献2参照)。
特開2007−106683号公報 特開2007−277187号公報
ところで、肥満は、前駆脂肪細胞が脂肪細胞(成熟脂肪細胞)へと分化し、その数・サイズが増大することにより形成されることから、肥満を抑制するには、前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化を抑制するのが効果的である。脂肪細胞分化抑制剤はいくつか知られている(例えば、特許文献2参照)ものの、未だ、消費者の多様な需要を満たすのに十分な選択肢が存在するとはいえないのが実情である。
そこで、本発明は、新規の脂肪細胞分化抑制剤を提供することを課題とする。
本発明は、ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有する脂肪細胞分化抑制剤を提供する。本発明において、「水抽出物」とは、0〜50℃(0℃を除く。)の水による抽出物をいうものとする。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤は、PPAR(peroxisome proliferator−activated receptor)γの発現を抑制し、これを介して脂肪細胞分化(前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化)を抑制する。そして、脂肪細胞分化の抑制を通じて、肥満及びそれに起因する種々の症状若しくは疾患(例えば、糖尿病、脂質代謝異常症、高血圧)の予防又は改善(治療、軽減)を可能とする。なお、PPARγは、前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化を促進することが知られている。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤は、PPARγの発現を抑制することから、PPARγ発現抑制剤としても使用することができる。すなわち、本発明はまた、ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有するPPARγ発現抑制剤を提供する。
本発明において、水抽出物を得るためのホップ組織としては、茎、毬花(特に苞)又は葉が好ましく、苞が特に好ましい。
ホップは、古くから主にビールの醸造に用いられ、醸造以外の種々の用途にも利用されている植物であり、生体に対する安全性は確立されている。そのため、本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、生体に対する安全性が高く、長期間継続的に摂取可能であり、医薬品、飲食品、飲食品添加物、飼料、飼料添加物等の成分として使用するのに好適である。すなわち、本発明はまた、上記脂肪細胞分化抑制剤又はPPARγ発現抑制剤を含有する医薬品、飲食品、飲食品添加物、飼料、飼料添加物等を提供する。
ホップは苦味成分を含有することから、従来、発泡性アルコール飲料(例えばビール)以外の飲食品に利用することは困難であった。しかし、ホップ組織の水抽出物は、ホップ苦味成分の含有量が低く、また、飲食品等と容易に混合させることができる。この点でも、本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、飲食品等の成分としての使用に好適である。
本発明によれば、新規の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤が提供される。また、そのような脂肪細胞分化抑制剤又はPPARγ発現抑制剤を含有する医薬品、飲食品、飲食品添加物、飼料、飼料添加物等が提供される。
ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの腸間膜脂肪重量を示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの後腹壁脂肪重量を示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの副睾丸周辺脂肪重量を示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの腹腔内脂肪重量を示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの腸間膜脂肪細胞サイズを示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの後腹壁脂肪細胞サイズを示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの副睾丸周辺脂肪細胞サイズを示すグラフである。 ホップ組織の水抽出物を投与したマウスの肝臓中のPPARγ mRNA発現量を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有する。
本発明において、「ホップ組織」とは、ホップの組織のいずれか又はその一部を意味する。水抽出に用いるホップ組織としては、茎、毬花(特に苞)又は葉が好ましく、苞が特に好ましい。ホップ苞は、例えば、ビール醸造の際に副産物として得ることができる。苞の使用は、苞の有効利用にも資する。
水抽出物を得るためのホップの品種は特に制限されず、例えば、チェコ産ザーツ種、ドイツ産ハラタウ・マグナム種、ドイツ産ハラタウ・トラディション種、ドイツ産ペルレ種、ドイツ産ヘルツブルッカー種、アメリカ産ナゲット種、ニュージーランド産パシフィック・ハラタウ種、又は日本国産フラノ18号を用いることができる。また、1種のホップのみを用いても、2種以上のホップを併せて用いてもよい。
水抽出に供するホップ組織は、乾燥、凍結、加工、粉砕、選別等の処理が施されたものであってもよい。例えば、ホップ毬花を乾燥、凍結、粉砕し、一定サイズ以下の粉砕物を除去したものであってもよい。
ホップ組織の乾燥は、例えば、55℃以下の温度で、水分含有量が10質量%以下になるまで行うのが好ましい。ホップ組織の凍結の方法は特に制限されないが、凍結温度としては−10℃以下が好ましく、−35℃以下が特に好ましい。ホップ組織の粉砕は、例えば、ピンミル、ハンマーミル、ボールミル等の粉砕機を用いて行うことができる。ホップ組織をサイズにより選別するには、例えば、ホップ組織を一定サイズ(例えば、0.1mm、0.3mm、0.5mm)の目開きの篩にかければよい。
ホップ組織としてはまた、例えば、有機溶媒又は超臨界流体によるホップ毬花の抽出物を、当該毬花から除去して得られるホップ残渣を使用することができる。有機溶媒としては、例えば、アルコール、ヘキサンが挙げられ、炭素数1〜4の低級アルコールが好ましく、エタノールが特に好ましい。超臨界流体としては、例えば、二酸化炭素、水、メタン、エタン、エチレン、プロパン、ペンタン、メタノール、エタノールが挙げられ、二酸化炭素が好ましい。
本発明において、「水抽出物」とは、0〜50℃(0℃を除く。)の水による抽出物を意味する。水の温度は、好ましくは1〜40℃、より好ましくは5〜30℃である。
ホップ組織の水抽出は、常法に従って行うことができる。例えば、ホップ組織及び水を容器に入れ、適宜攪拌しながら所定時間静置する。静置して得られた液は、そのまま水抽出物として使用可能である。また、例えば、そのような液を遠心して得られる上清を水抽出物として使用することもできる。また、そのような液又は上清を濃縮、乾燥して水分を除去し、これを水抽出物として使用することもできる。水抽出は、抽出効率を上げて抽出時間を短縮するために、水に、少量(10質量%以下)のアルコール(好ましくはエタノール)を添加して行ってもよい。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、固体(例えば、凍結乾燥させて得られる粉末)、液体(水溶性又は脂溶性の溶液又は懸濁液)、ペースト等のいずれの形状でもよく、また、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、軟膏剤、硬膏剤等のいずれの剤形をとってもよい。また、本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤はホップ組織の水抽出物からなるものであってもよい。
上述の各種製剤は、ホップ組織の水抽出物と、薬学的に許容される添加剤(賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、乳化剤、界面活性剤、基剤、溶解補助剤、懸濁化剤等)と、を混和することによって調製することができる。
例えば、賦形剤としては、ラクトース、スクロース、デンプン、デキストリン等が挙げられる。結合剤としては、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、結晶セルロース、寒天、ゼラチン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリン等が挙げられる。乳化剤又は界面活性剤としては、Tween60、Tween80、Span80、モノステアリン酸グリセリン等が挙げられる。基剤としては、セトステアリルアルコール、ラノリン、ポリエチレングリコール、米糠油、魚油(DHA、EPA等)、オリーブ油等が挙げられる。溶解補助剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、Tween80等が挙げられる。懸濁化剤としては、上述の界面活性剤の他、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、飲料、食品、飼料等に添加して使用することができる。添加可能な飲料としては、水、清涼飲料水、果汁飲料、乳飲料、アルコール飲料等が挙げられる。また、添加可能な食品としては、例えば、ご飯、麦ご飯等の粒食、及び小麦粉等の粉食が挙げられる。特に、小麦粉を素材とする、麺、パン、お菓子等の食品は添加の対象として好適である。更に、麦を原料とした加工食品(例えば、味噌、醤油)も添加の対象となる。本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤はまた、特定保健用食品、特別用途食品、栄養補助食品、健康食品、機能性食品、病者用食品等の成分として使用することもできる。飲料、食品等の全質量に対する脂肪細胞分化抑制剤又はPPARγ発現抑制剤の含有割合は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは20質量%以上、特に好ましくは30質量%以上である。
上記飲料、食品、飼料等は、当該分野で通常使用される添加物を更に含有していてもよい。そのような添加物としては、例えば、苦味料、香料、リンゴファイバー、大豆ファイバー、肉エキス、黒酢エキス、ゼラチン、コーンスターチ、蜂蜜、動植物油脂;グルテン等のタンパク質;大豆、エンドウ等の豆類;グルコース、フルクトース等の単糖類;スクロース等の二糖類;デキストロース、デンプン等の多糖類;エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール等の糖アルコール類;ビタミンC等のビタミン類;亜鉛、銅、マグネシウム等のミネラル類;CoQ10、α−リポ酸、カルニチン、カプサイシン等の機能性素材が挙げられる。これらの添加物は、各々を単独で、又は複数種を組み合わせて使用することができる。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は、ヒトに投与されても、非ヒト哺乳動物に投与されてもよい。投与量及び投与方法は、投与される個体の状態、年齢等に応じて適宜決定することができる。好適な投与方法としては、例えば、経口投与が挙げられる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。但し、以下の実施例は、本発明を限定するものではない。
以下のようにして、ホップ組織の水抽出物の脂肪細胞分化抑制作用及びPPARγ発現抑制作用を確認する試験を行った。
(マウスの群分け)
マウスとしては、4週齢、雄のC57BL/6Jマウス(日本チャールス・リバー社)を使用した。1週間の馴化飼育後、一般状態が良好であったマウスを35頭選択し、体重が群間でバラつかないように、陽性対照群、水抽出物0.5%群、水抽出物2.0%群、陰性対照群の4群(陽性対照群、水抽出物0.5%群、水抽出物2.0%群は各々10頭。陰性対照群は5頭)に分けた。なお、馴化飼育期間及びその後の試験期間を通じて、マウスは、温度22±3℃、相対湿度55±20%、換気回数12回/時、明暗時間12時間(明期:8時〜20時)の条件で飼育した。
(ホップ組織の水抽出物の調製)
ホップ組織の水抽出物としては、市販のホップ水抽出物(CZ−01、サッポロエージェンシー社)を使用した。なお、CZ−01は、ホップ毬花(チェコ産ザーツ種)の水抽出物である。
(飼料の調製)
各群のマウスに試験期間中投与する飼料は、粉末飼料AIN93Gをベースにして、表1の組成が得られるように調製した。表中、各成分量の単位はg/kg飼料である。
Figure 2010173942
(飼料の投与)
上述の馴化飼育後、各群のマウスに所定の飼料及び水を4週間自由に摂取させた。なお、馴化飼育期間中は、すべてのマウスに通常食(組成は、試験期間中、陰性対照群のマウスに投与した飼料と同じ。)を自由摂取させた。
(脂肪重量、脂肪細胞サイズ、PPARγ発現量の測定)
4週間の試験期間終了後、各群のマウスについて、エーテル麻酔下、心採血、解剖を行い、腸間膜脂肪重量(g/100g体重)、後腹壁脂肪重量(g/100g体重)、副睾丸周辺脂肪重量(g/100g体重)、腸間膜脂肪細胞サイズ(長径)(μm)、後腹壁脂肪細胞サイズ(長径)(μm)、副睾丸周辺脂肪細胞サイズ(長径)(μm)を測定した。
また、マウスから肝臓を摘出して、PPARγ発現量を測定した。具体的には、まず、Trizol(インビトロジェン社)を用いて肝臓からトータルRNAを抽出し、これをRNeasy Mini Kit(キアゲン社)で精製した。そして、QuantiTect Reverse Transcription Kit(キアゲン社)を用いてRNAからcDNAを調製し、SYBR Greenを用いたリアルタイムPCRにより、PPARγ mRNA発現量を測定した。
結果を表2〜5及び図1〜8に示す。図1は、各群のマウスの腸間膜脂肪重量を示すグラフである。図2は、各群のマウスの後腹壁脂肪重量を示すグラフである。図3は、各群のマウスの副睾丸周辺脂肪重量を示すグラフである。図4は、各群のマウスの腹腔内脂肪重量を示すグラフである。図5は、各群のマウスの腸間膜脂肪細胞サイズを示すグラフである。図6は、各群のマウスの後腹壁脂肪細胞サイズを示すグラフである。図7は、各群のマウスの副睾丸周辺脂肪細胞サイズを示すグラフである。図8は、各群のマウスの肝臓中のPPARγ mRNA発現量を示すグラフである。
なお、腹腔内脂肪重量(表3、図4)のデータを除いて、データは平均±標準誤差で示されている。また、腹腔内脂肪重量(表3、図4)のデータは、腸間膜脂肪重量(表2、図1)、後腹壁脂肪重量(表2、図2)及び副睾丸周辺脂肪重量(表2、図3)のデータ(平均)を合計したものである。また、表5及び図8において、PPARγ mRNA発現量は、同時に測定したGAPDH(グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ) mRNA発現量に対する比率で示されている。
Figure 2010173942
Figure 2010173942
Figure 2010173942
Figure 2010173942
表2〜5及び図1〜8から明らかなように、腸間膜脂肪重量、後腹壁脂肪重量、副睾丸周辺脂肪重量、腹腔内脂肪重量、腸間膜脂肪細胞サイズ、後腹壁脂肪細胞サイズ、副睾丸周辺脂肪細胞サイズ、PPARγ mRNA発現量はいずれも、陰性対照群と比較して、陽性対照群において高値を示した。また、いずれも、陽性対照群と比較して、水抽出物0.5%群、水抽出物2.0%群において低値を示し、特に水抽出物2.0%群において顕著に低い値を示した。
以上の実施例により、ホップ組織の水抽出物は、PPARγ発現抑制を介して脂肪細胞分化を抑制することが可能であり、脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤の成分として有用であることが確認された。
本発明の脂肪細胞分化抑制剤及びPPARγ発現抑制剤は肥満の予防及び改善に有用である。

Claims (9)

  1. ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有する脂肪細胞分化抑制剤。
  2. 前記組織が茎、毬花又は葉である、請求項1に記載の脂肪細胞分化抑制剤。
  3. 前記組織が苞である、請求項1に記載の脂肪細胞分化抑制剤。
  4. ホップ組織の水抽出物を有効成分として含有するPPARγ発現抑制剤。
  5. 前記組織が茎、毬花又は葉である、請求項4に記載のPPARγ発現抑制剤。
  6. 前記組織が苞である、請求項4に記載のPPARγ発現抑制剤。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の脂肪細胞分化抑制剤又は請求項4〜6のいずれか一項に記載のPPARγ発現抑制剤を含有する医薬品。
  8. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の脂肪細胞分化抑制剤又は請求項4〜6のいずれか一項に記載のPPARγ発現抑制剤を含有する飲食品。
  9. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の脂肪細胞分化抑制剤又は請求項4〜6のいずれか一項に記載のPPARγ発現抑制剤を含有する飲食品添加物。
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