JP2008174532A - 血糖値上昇抑制剤 - Google Patents

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Kazuyoshi Yazawa
一良 矢澤
Tomoyuki Susa
智之 諏佐
Yoshiyuki Shirosaki
美幸 城▲崎▼
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Abstract

【課題】 血糖値上昇抑制作用を有する組成物を提供し、ひいては該組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品を提供することにある。
【解決手段】 マタタビ科マタタビ属(キウイフルーツ)の成分を含有することを特徴とする血糖値上昇抑制組成物、及び該組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は血糖値上昇抑制を目的とした組成物、及び該組成物を含む飲食品又は医薬部外品、医薬品に関する。
血糖値上昇を抑制する飲食品、医薬品は糖尿病、肥満の予防、治療に有用である。また、ダイエットのカロリーコントロールにも利用されている。現在、血糖値上昇抑制剤として桑の葉、グァバ葉ポリフェノール、豆鼓エキス、ボグリボースなどが知られているが、より効果の高い新しい素材が求められている。
キウイフルーツ(別名シナサルナシ、オニマタタビ、学名 Actinidia chinensis)は中国の揚子江流域から台湾に広く分布していた植物がニュージーランドに移入され、改良されたマタタビ科(学名 Actinidiaceae)・マタタビ属(学名 Actinidia)の落葉蔓性植物である。本発明以前の時点で、キウイフルーツが血糖値上昇を抑制するという報告はまったく無い。また、キウイフルーツが糖尿病予防、改善やダイエットなどに有用であることは知られていなかった。
本発明は、血糖値上昇抑制作用を有する組成物を提供し、ひいては該組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品を提供することにある。
上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、マタタビ科マタタビ属(キウイフルーツ)に顕著な血糖値上昇抑制作用があることを見出した。すなわち本発明は、以下の構成を有する。
(1)マタタビ科マタタビ属(キウイフルーツ)の成分を含有することを特徴とする血糖値上昇抑制組成物。
(2)上記(1)に記載の組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品。
本発明により、マタタビ科マタタビ属(キウイフルーツ)の成分を含有することを特徴とする血糖値上昇抑制組成物、及び該組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品を提供することができる。
本発明に関わるマタタビ科とは学名 Actinidiaceae、マタタビ属とは学名 Actinidiaをさし、キウイフルーツとはシナサルナシ、オニマタタビともいい、学名:Actinidia chinensisをさす。
本発明に関わるキウイフルーツは、植物全体、又は葉部をそのまま用いてもよく、これらを乾燥した乾燥体、もしくは乾燥後粉砕した粉末を用いることもできる。また、これらを水抽出、熱水抽出、酸性下での抽出、アルカリ性下での抽出、エタノール、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等有機溶媒で抽出した抽出物を用いることもできる。
本発明に関わる血糖値上昇抑制剤を製造するには、上記の方法で製造したキウイフルーツの成分を用いることができ、常法に従って公知の医薬用無毒性担体と組み合わせて製剤化すればよい。本発明に関わる血糖値上昇抑制剤は、種々の剤型での投与が可能であり、例えば、経口投与剤としては錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤などの固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳化剤等の液剤、凍結乾燥剤等があげられ、これらの製剤は製剤上の常套手段により調製することができる。上記医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳糖、ショ糖、でんぷん、マンニトール、デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルでんぷん、エチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、アルブミン、水、生理食塩水などが挙げられる。また、必要に応じて安定化剤、滑沢剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤等の慣用の添加剤を適宜添加することができる。本発明に関わる血糖値上昇抑制剤において、キウイフルーツ成分の投与量は、患者の年齢、体重、症状、疾患の程度、投与スケジュール、製剤形態等により、適宜選択、決定されるが、例えば、一日当たり生葉等価量として0.01−100g/kg体重程度とされ、一日数回に分けて投与してもよい。
また、本発明に関わるキウイフルーツは、毒性を有することは報告されていないことから、血糖値上昇抑制を目的とした飲食品として摂取することもできる。本発明に関わるキウイフルーツの成分は、特定保健用食品、栄養機能食品、又は健康食品等として位置付けることができる。機能性食品としては、例えば、キウイフルーツの成分に適当な助剤を添加した後、慣用の手段を用いて、食用に適した状態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、ペースト状等に形成したものを用いることができる。この飲食品は、そのまま食用に供してもよく、また種々の食品(例えばハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、パン、バター、粉乳、菓子など)に添加して使用したり、水、酒類、果汁、牛乳、清涼飲料水等の飲物に添加して使用してもよい。かかる食品の形態における本発明のキウイフルーツの成分の摂取量は、年齢、体重、症状、疾患の程度、食品の形態等により適宜選択・決定されるが、例えば、一日当たり生葉等価量として0.01−100g/kg体重程度とされ、一日数回に分けて投与してもよい。
以下に本発明をより詳細に説明するために実施例を挙げるが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
被験試料としてキウイフルーツの(葉)メタノール抽出物を用いた。
[実施例1] キウイフルーツ(葉)メタノール抽出物の調製
キウイフルーツ(葉)の粗切物(69.1g)を10倍量のメタノールに一日浸漬し濾過した。それを減圧乾固し、凍結乾燥して抽出物(5.0g)を得た。収率は7.2%であった。
[実施例2] キウイフルーツ(葉)メタノール抽出物の血糖値上昇抑制作用
6週齢の雄ddYマウスを実験前日から約24時間絶食させ、でんぷんを1000mg/kgを経口投与し、経時的に血糖値測定を行った。血糖値の測定はグルコースCIIテストワコー(和光)を用いた。でんぷん投与前の空腹時血糖値は平均115.3±3.2mg/dl、でんぷん投与30分後の血糖値(コントロール値)は226.5±8.0mg/dlであった(n=6)。上記方法で抽出したキウイフルーツ(葉)メタノール抽出物1000mg/kgをでんぷんと混合し経口投与した時の投与前の空腹時血糖値は平均115.3±6.8mg/dlで、30分後の血糖値は平均172.6±8.1mg/dl(n=6、コントロール群に対して危険率5%で有意差あり)であった。同様にして、スクロースを2000mg/kg経口投与し、経時的に血糖値測定を行った。血糖値の測定はグルコースCIIテストワコー(和光)を用いた。スクロース投与前の空腹時血糖値は平均107.9±6.2mg/dl、スクロース投与30分後の血糖値(コントロール値)は184.5±8.7mg/dlであった(n=8)。上記方法で抽出したキウイフルーツ(葉)メタノール抽出物1000mg/kgをスクロースと混合し経口投与した時の投与前の空腹時血糖値は平均111.8±2.3mg/dlで、30分後の血糖値は平均134.8±6.4mg/dl(n=8、コントロール群に対して危険率5%で有意差あり)であった。有意差検定はStudentのt−testによって行った。
この結果より、キウイフルーツ抽出物はでんぷん、スクロース等の糖類摂取による血糖値の上昇を顕著に抑制することが示された。
本発明により、マタタビ科マタタビ属(キウイフルーツ)の成分を含有することを特徴とする血糖値上昇抑制組成物及び該組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品を提供することが可能となった。

Claims (5)

  1. マタタビ科マタタビ属の植物を含有することを特徴とする血糖値上昇抑制組成物。
  2. マタタビ科マタタビ属の植物が、キウイフルーツ(シナサルナシ、オニマタタビ)であることを特徴とする血糖値上昇抑制組成物。
  3. 請求項1または2に記載の組成物がキウイフルーツ(シナサルナシ、オニマタタビ)の果肉、種、果皮以外の葉、枝、幹、根、花由来であることを特徴とする飲食品又は医薬部外品、医薬品。
  4. 請求項1または2に記載の組成物を含有する飲食品又は医薬部外品、医薬品。
  5. マタタビ科マタタビ属の植物(キウイフルーツ)の成分を含有し、血糖値上昇抑制の用途の旨を示す表示が付された飲食品又は医薬部外品、医薬品。
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