JP2010173729A - 衛生薄葉紙収納箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品陳列時等の使用前に箱外部から中身を視認できるものでありながら、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良く、しかも衛生的な衛生薄葉紙収納箱を提供する。
【解決手段】上記課題は、箱上面1Uに、上面裂開用ミシン目線11内に収まるように、又は上面裂開用ミシン目線11内及びその周囲部に跨り且つ取り出し口12を内側から覆うフィルムシート2と重なるように、中身視認用窓30を開口し、かつ、上面裂開用ミシン目線11及び中身視認窓30を被覆するように樹脂製フィルムによってコーティングすることにより解決される。
【選択図】図1
【解決手段】上記課題は、箱上面1Uに、上面裂開用ミシン目線11内に収まるように、又は上面裂開用ミシン目線11内及びその周囲部に跨り且つ取り出し口12を内側から覆うフィルムシート2と重なるように、中身視認用窓30を開口し、かつ、上面裂開用ミシン目線11及び中身視認窓30を被覆するように樹脂製フィルムによってコーティングすることにより解決される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ティシュペーパー、ペーパータオル、キッチンペーパー等を収納するための衛生薄葉紙収納箱に関する。
従来の衛生薄葉紙収納箱としては、紙箱の上面に環状のミシン目線が形成され、環状ミシン目線内及びその周囲部を被覆するようにして、紙箱内面にスリットを有する樹脂製又は樹脂を含むフィルムシートを貼付した構造を採るのが一般的である。使用に際しては、環状のミシン目線を切り剥がすことで、紙箱に取り出し口を形成し、その取り出し口内にスリットを露出させる。使用者はこのスリットを介して衛生薄葉紙を引き出して使用する。
ところで、このような一般的な収納箱を採用した製品では、環状のミシン目線を切り離すとフィルムシートを介して中身を見ることができるが、切り離し前には見ることはできない。よって、中身である衛生薄葉紙自体の外観に特徴のある製品の場合、例えば色や模様を印刷や、エンボス加工で付加したりした場合や、素材自体の質感に特徴のある製品の場合に、その外観を消費者に対する訴求手段として利用できず、箱外面に写真やキャッチコピーを印刷する他なかった。
このような問題点に対して、箱上面における、環状ミシン目線外に補強材付の中身視認用窓を設けることが提案されている(例えば、特許文献1等)。
そこで、出願人は、中身視認用窓が環状ミシン目線内に配置されるようにして、環状ミシン目線で囲まれる範囲を使用の際を裂開除去した後には、当該中身視認用窓が事後的に残らないようにした衛生薄葉紙収納箱を開発した(特願2008−248420)。
このような問題点に対して、箱上面における、環状ミシン目線外に補強材付の中身視認用窓を設けることが提案されている(例えば、特許文献1等)。
そこで、出願人は、中身視認用窓が環状ミシン目線内に配置されるようにして、環状ミシン目線で囲まれる範囲を使用の際を裂開除去した後には、当該中身視認用窓が事後的に残らないようにした衛生薄葉紙収納箱を開発した(特願2008−248420)。
一方、この種の収納箱においては、一般的に、フィルムシートを収納箱に貼付するに当っては、箱上面の裏面側において環状のミシン目線を囲むように糊付け箇所を配置して、フィルムシートを貼付している。このため、従来の中身視認窓を有するものであっても、出願人が開発した中身視認窓を有するものであっても、中身視認用窓や環状の裂開用ミシン目線とフィルムシートに形成されたスリットを介して収納箱の内外が通気性、通液性となっており、水分、異物や臭気等が混入するおそれが完全には防止されていなかった。
そこで、本発明の主たる課題は、商品陳列時等の使用前に箱外部から中身を視認できるものでありながら、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良く、しかも異物や臭気等の混入のおそれがなく衛生面等において優れる衛生薄葉紙収納箱を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記の通りである。
<請求項1記載の発明>
上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の裂開用ミシン目線と、前記環状ミシン目線内範囲及びその周囲部を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、
前記フィルムシートにおける少なくとも環状ミシン目線内範囲にスリットが形成され、前記環状ミシン目線に沿ってミシン目線に囲まれる範囲を引き剥がすことにより、取り出し口が形成されるとともに、この取り出し口内に、前記フィルムシート及びそれに形成されたスリットが露出され、このスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
前記上面に、前記フィルムシートと重なるように中身視認用窓が開口され、かつ、前記裂開用ミシン目線及び中身視認用窓を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。
<請求項1記載の発明>
上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の裂開用ミシン目線と、前記環状ミシン目線内範囲及びその周囲部を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、
前記フィルムシートにおける少なくとも環状ミシン目線内範囲にスリットが形成され、前記環状ミシン目線に沿ってミシン目線に囲まれる範囲を引き剥がすことにより、取り出し口が形成されるとともに、この取り出し口内に、前記フィルムシート及びそれに形成されたスリットが露出され、このスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
前記上面に、前記フィルムシートと重なるように中身視認用窓が開口され、かつ、前記裂開用ミシン目線及び中身視認用窓を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
本発明は、透視可能なフィルムシートと重なるように、中身視認用窓を開口されている。これにより、使用前においては中身視認用窓内に露出するフィルムシートを介して収納箱の中身を視認することができる。
また、本収納箱は、前記裂開用ミシン目線及び中身視認用窓を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱外面側がフィルムコーティングされており、ミシン目線、視認用窓部及びスリットの存在による収納箱内外への液透過性、気体透過性が格段に低下されている。
なお、フィルムコーティングは、当該部分を実質的に気密性、液密性を確保できるように配されている必要があればよい。
本発明は、透視可能なフィルムシートと重なるように、中身視認用窓を開口されている。これにより、使用前においては中身視認用窓内に露出するフィルムシートを介して収納箱の中身を視認することができる。
また、本収納箱は、前記裂開用ミシン目線及び中身視認用窓を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱外面側がフィルムコーティングされており、ミシン目線、視認用窓部及びスリットの存在による収納箱内外への液透過性、気体透過性が格段に低下されている。
なお、フィルムコーティングは、当該部分を実質的に気密性、液密性を確保できるように配されている必要があればよい。
<請求項2記載の発明>
前記中身視認用窓が、前記環状ミシン目線内に収まるように、又は前記環状ミシン目線内及びその周囲部に跨り配されている請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
前記中身視認用窓が、前記環状ミシン目線内に収まるように、又は前記環状ミシン目線内及びその周囲部に跨り配されている請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
使用に際して、環状ミシン目線により囲まれる範囲を引き剥がすと、中身視認用窓が環状ミシン目線内に収まるように設けられている場合は、中身視認用窓が引き剥がし部分に伴って完全に消失し、中身視認用窓が環状ミシン目線内及びその周囲部に跨り且つフィルムシートと重なるように設けられている場合は、中身視認用窓のうち環状ミシン目線内に位置する部分が引き剥がし部分に伴って消失するとともに、環状ミシン目線外に位置する部分は取り出し口の一部なすように一体化する。よって、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良いものとなる。
使用に際して、環状ミシン目線により囲まれる範囲を引き剥がすと、中身視認用窓が環状ミシン目線内に収まるように設けられている場合は、中身視認用窓が引き剥がし部分に伴って完全に消失し、中身視認用窓が環状ミシン目線内及びその周囲部に跨り且つフィルムシートと重なるように設けられている場合は、中身視認用窓のうち環状ミシン目線内に位置する部分が引き剥がし部分に伴って消失するとともに、環状ミシン目線外に位置する部分は取り出し口の一部なすように一体化する。よって、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良いものとなる。
中身視認用窓の少なくとも一部が環状ミシン目線内に収まる位置に開口していると、中身視認用窓を指掛け孔として利用し、環状ミシン目線により囲まれる範囲を引き剥がすことができる。よって、別途の指掛け手段を省略することができる。
さらに、中身視認用窓の少なくとも一部が環状ミシン目線内に収まる位置に開口しているため、フィルムシートの範囲を拡大することなく、又は拡大するとしてもより少ない面積で中身視認用窓を封止できる。よって、資材の追加を最小限に抑えることができる。また、本発明では、追加の加工も少なくて済むため、製造も容易である。
さらに、中身視認用窓の少なくとも一部が環状ミシン目線内に収まる位置に開口しているため、フィルムシートの範囲を拡大することなく、又は拡大するとしてもより少ない面積で中身視認用窓を封止できる。よって、資材の追加を最小限に抑えることができる。また、本発明では、追加の加工も少なくて済むため、製造も容易である。
<請求項3記載の発明>
前記中身視認用窓は前記フィルムシートにおける前記スリットと重ならず、且つ前記中身視認用窓の周縁が、前記フィルムシートにおける前記スリットから離間している、請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
前記中身視認用窓は前記フィルムシートにおける前記スリットと重ならず、且つ前記中身視認用窓の周縁が、前記フィルムシートにおける前記スリットから離間している、請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
中身視認用窓の開口位置がフィルムシートのスリットと重なっていたり、近接したりしていると、中身視認用窓からスリットが見えて見栄えが悪くなるが、上記のとおり、中身視認用窓の開口位置をフィルムシートのスリットと重ねず、且つ十分に離間させるのが好ましい。
中身視認用窓の開口位置がフィルムシートのスリットと重なっていたり、近接したりしていると、中身視認用窓からスリットが見えて見栄えが悪くなるが、上記のとおり、中身視認用窓の開口位置をフィルムシートのスリットと重ねず、且つ十分に離間させるのが好ましい。
<請求項4記載の発明>
上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の取り出し口と、前記取り出し口を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、前記フィルムシートにおける少なくとも取り出し口範囲にスリットが形成され、前記フィルムシートに形成されたスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
少なくとも取り出し口を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱外面側がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。
上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の取り出し口と、前記取り出し口を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、前記フィルムシートにおける少なくとも取り出し口範囲にスリットが形成され、前記フィルムシートに形成されたスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
少なくとも取り出し口を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱外面側がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
本発明は、環状の裂開用ミシン目線が存在せずに、取り出し口が予め形成されている例である。すなわち、取り出し口が視認用窓部を兼ねており、請求項1と同様の効果を奏するほか、取り出し口形成のために収納箱の一部を切り剥がす必要がなく、もって、使用開始時の操作の煩雑性がなく切り剥がしによって形成される無駄な廃棄部分のない収納箱となる。
本発明は、環状の裂開用ミシン目線が存在せずに、取り出し口が予め形成されている例である。すなわち、取り出し口が視認用窓部を兼ねており、請求項1と同様の効果を奏するほか、取り出し口形成のために収納箱の一部を切り剥がす必要がなく、もって、使用開始時の操作の煩雑性がなく切り剥がしによって形成される無駄な廃棄部分のない収納箱となる。
<請求項5記載の発明>
収納箱全体がフィルムコーティングされている請求項1〜4の何れか1項に記載の衛生薄用紙収納箱。
収納箱全体がフィルムコーティングされている請求項1〜4の何れか1項に記載の衛生薄用紙収納箱。
(作用効果)
収納箱は、一般的に紙を裁断した後に組み立てにより形成されることから、一部をフィルムコーティングするよりも、ミシン目線や中身視認用窓形成後の収納箱原反シートに対して、フィルムコーティングするのが簡易であり、したがって、収納箱全体がフィルムコーティングされているもののほうが、製造が容易となるという利点がある。
収納箱は、一般的に紙を裁断した後に組み立てにより形成されることから、一部をフィルムコーティングするよりも、ミシン目線や中身視認用窓形成後の収納箱原反シートに対して、フィルムコーティングするのが簡易であり、したがって、収納箱全体がフィルムコーティングされているもののほうが、製造が容易となるという利点がある。
<請求項6記載の発明>
樹脂製フィルムが、収納箱に対して剥離可能とされている請求項1〜6の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
樹脂製フィルムが、収納箱に対して剥離可能とされている請求項1〜6の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
<請求項7記載の発明>
前記フィルムシートの厚みが30μm以上であり、且つ前記中身視認用窓を覆う補強部材を有しない、請求項1〜7の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
前記フィルムシートの厚みが30μm以上であり、且つ前記中身視認用窓を覆う補強部材を有しない、請求項1〜7の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
このように、中身視認用窓を覆う補強部材が無くても、中身視認用窓が誤って又はいたずらにより破損するといった事態が起こり難い。
このように、中身視認用窓を覆う補強部材が無くても、中身視認用窓が誤って又はいたずらにより破損するといった事態が起こり難い。
<請求項8記載の発明>
前記フィルムシートの表裏面の少なくとも一方、又は、樹脂製フィルムのフィルムシート対向面部分に香料が内包されたマイクロカプセルが担持されている請求項1〜8の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
前記フィルムシートの表裏面の少なくとも一方、又は、樹脂製フィルムのフィルムシート対向面部分に香料が内包されたマイクロカプセルが担持されている請求項1〜8の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
(作用効果)
本発明では、収納箱がフィルムコーティングされているため、スリットが形成されているフィルムシートや当該コーティングのための樹脂製フィルムにマイクロカプセルを担持させているので、使用開始時に香りが発生することとなり付加価値の高い製品を提供することができるようになる。
本発明では、収納箱がフィルムコーティングされているため、スリットが形成されているフィルムシートや当該コーティングのための樹脂製フィルムにマイクロカプセルを担持させているので、使用開始時に香りが発生することとなり付加価値の高い製品を提供することができるようになる。
以上詳述のとおり、本発明によれば、商品陳列時等の使用前に箱外部から中身を視認できるものでありながら、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良く、しかも異物や臭気等の混入のおそれがなく衛生面等において優れる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
(第1の実施の形態)
図1は、衛生薄葉紙収納箱X1の上面1U側からの斜視図であり、図2は衛生薄葉紙、例えばティシュペーパー取り出し時の状態を示す斜視図であり、図3は、本実施形態の衛生薄葉紙収納箱X1の上面を示す平面図である。図4は図1のA−A断面拡大図である。
(第1の実施の形態)
図1は、衛生薄葉紙収納箱X1の上面1U側からの斜視図であり、図2は衛生薄葉紙、例えばティシュペーパー取り出し時の状態を示す斜視図であり、図3は、本実施形態の衛生薄葉紙収納箱X1の上面を示す平面図である。図4は図1のA−A断面拡大図である。
この衛生薄葉紙収納箱X1は所謂ボックステイシュを想定したものであり、上面1U裂開用ミシン目線11を有する箱本体1と、上面の裂開用ミシン目線内範囲11a及びその周囲部を内側から覆うフィルムシート2とを備える(以下、上面の裂開用ミシン目線11を上面裂開用ミシン目線11ともいう)。
箱本体1は、衛生薄葉紙収納箱X1の外形をなす直六面体の箱体であり、上面1U、底面1B及びこれらを連接する側面と、各面の長手方向両側縁に連接された底面側端面片、側面端面片、上面側端面片とを有し、側面端面片を箱内面側に折り返した後、これに重ねて上面側端面片と底面側端面片とを折り曲げ、各片の当接部分をホットメルト接着剤等により接着して構成される構造をなしているが、その大きさ、形状、展開形状等はこれに限らず既知の衛生薄葉紙収納箱の形状、展開形状構成を採用できる。
ここで、本発明の箱本体1は、図4に示すように、例えば、バージンパルプ、古紙パルプ等の各種のパルプを主原料とする既知の板紙素材10に対して、後述する樹脂製フィルムが20積層された素材により形成され、その樹脂製フィルム積層面が外面となるように構成されている。前記板紙10は、好適には、坪量250〜500g/m2、好適には350〜400g/m2のコートボール紙である。
また、この種の一般的な収納箱X1の大きさは、概ね長手縁が110〜320mm、短手縁が70〜200mm、高さが40〜150mm程度であり、少なくとも本願発明はこの大きさの箱は対象となる。
他方、箱本体1は、図示はしないが、花柄、螺旋模様、波模様、ドット模様、亀甲模様、星模様、十字模様、幾何学模様など適宜の文字・図形・絵・記号の単体又はこれらの組み合わせにより構成される適宜の模様を外面又は内面に付与することができる。紙箱外面に対する模様の付与は、グラビア印刷等の既知の印刷方法により行うことができる。
他方、箱本体1の上面1Uに形成される上面裂開用ミシン目線11は環状をなし、既知の方法及びカットタイ比で形成される。
上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aの具体的形状については限定されず、従来既知の形状を採用できる。具体的には、図示例の如く、紙箱上面の長手方向に沿う方向を長辺とする略楕円形状が代表的に採用される。
他方、フィルムシート2は、上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aのサイズより大きく、例えば、方形であり紙箱1上面の内面側に、環状の上面裂開用ミシン目線を囲むように配した接着剤50により接着されている。
フィルムシート2のスリット2aは上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aに位置されており、環状の上面裂開用ミシン目線11に沿ってこれにより囲まれる範囲11aを引き剥がすことにより、図2に示されるように、取り出し口12(以下、上面の取り出し口を上面取り出し口12という)が形成されるとともに、フィルムシート2及びそれに形成されたスリット2aが上面取り出し口12を介して露出される。
フィルムシート2の箱本体1への接着に用いる接着剤の種類は特に限定されないが、リサイクルの点で水性接着剤が好ましい。
他方、スリット2aの長さは、上面取り出し口12の長手方向全長より短くすることが望ましいが、上面取り出し口12の長手方向全長と同じ長さにすることもでき、さらに、フィルムシート2の長手方向長さより短い条件の下で、上面取り出し口12の長手方向全長より長くすることもできる。
箱本体1とフィルムシート2との接着力(剥離強度)は特に限定されない。従来製品における箱本体1とフィルムシート2との接着力と同程度でよい。
フィルムシート2の素材は、透視可能な素材(例えばJIS P 8138に規定される不透明度で20%以下、特に10%以下)であれば特に限定されず、公知のものを用いることができる。具体例を言えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の樹脂からなるフィルムシート、又はこれらを積層した積層フィルムシート、フィルムシートと薄葉紙等を積層したラミネートフィルムシート、樹脂製繊維からなる合成紙シート等である。取り出し性を考慮すると樹脂製のフィルムシートが好ましく、特にポリエチレンフィルムシートが好ましい。なお、フィルムシートは、視認性を考慮して無色透明であるのが望ましい。
フィルムシート2の厚みは適宜定めることができるが、30〜200μmが好ましい。30μm未満では、強度的に不足し、衛生薄葉紙の取り出し時においてフィルムシートの裂けあるいは破断の確率が高くなる。逆に、200μmを超えると、フィルムシートが裂ける等の強度の問題はないものの、衛生薄葉紙取り出し時のひっかかりが大きくなり、薄葉紙が取り出しにくくなったり破れたりする可能性がある。またコスト高ともなる。
他方、本形態の収納箱においては、特徴的に図3(a)にも示すように、箱本体1の上面1Uにおける、上面裂開用ミシン目線11内及びその周囲部に跨る部分であって且つフィルムシート2と重なる部分に、中身視認用窓30が開口されている。
このような中身視認用窓30を設けることにより、使用前においては中身視認用窓30内に露出するフィルムシート2を介して収納箱1の中身を視認することができる。この際、中身視認用窓30はその内側からフィルムシート2により覆われているため、図2に示すように、使用に際して上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲を引き剥がすと、中身視認用窓30のうち上面裂開用ミシン目線11内に位置する部分が引き剥がし部分11aに伴って消失するとともに、上面裂開用ミシン目線11外に位置する部分は取り出し口12の一部なすように一体化する。よって、使用時の外観が従来に近く簡素であり、見栄えが良いものとなる。
しかも、中身視認用窓30の少なくとも一部が上面裂開用ミシン目線11内に収まる位置に開口していると、中身視認用窓30を指掛け孔として指を挿入し、上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲を引き剥がすことができるため、図示例のように、別途の指掛け手段を省略することができる。さらに、中身視認用窓30の一部が上面裂開用ミシン目線11内に収まる位置であるため、フィルムシート2の範囲を拡大することなく、又は拡大するとしてもより少ない面積で中身視認用窓30を封止できる。よって、資材の追加を最小限に抑えることができる。また、本発明では、追加の加工も少なくて済むため、製造も容易である。
上述した中身視認用窓30の形状は適宜定めることができ、方形(図示例)、円形、三角形等の図形状の他、文字その他のデザイン形状であっても良い。中身視認用窓30の大きさ(面積)は適宜定めることができるが、中身の見易さからは100mm2以上とするのが好ましい。特に、中身視認用窓30が円状の場合は直径10mm以上とするのが好ましく、楕円状の場合は短軸長さ10mm以上とするのが好ましく、他の形状の場合でも、10mm以上直線的に連続する開口部分を有しているのが好ましい。
また、衛生薄葉紙収納箱内のウェブの高さについては、衛生薄葉紙収納箱の高さをHmmとした場合、0.9×Hmm〜1.0×Hmmとするのが好ましい。ウェブ高さが0.9×Hmm未満の場合、ウェブ特徴を視認しづらく、また、見栄えの点でも悪い。
また、中身視認用窓30の開口位置がフィルムシート2のスリット2aと重なっていたり、近接したりしていると、中身視認用窓30からフィルムシート2のスリット2aが見えるため見栄えが悪くなる。よって、中身視認用窓30はその全体がフィルムシート2におけるスリット2aと重ならず、且つ中身視認用窓30の周縁が、フィルムシート2におけるスリット2aから離間しているのが好ましく、特に10〜35mm離間しているのが好ましい。この離間距離は図3に符号31で示されている。このように構成されていると、フィルムシート2が撓んだとしてもスリット21が十分に隠れる。
中身視認用窓30の開口部位は、図示例では上面1Uの長手縁1Lとスリット21との間になっているが、上面1Uの短手縁1Sとスリット21との間にすることもできる。また、図3(b)に示すように、上面裂開用ミシン目線11内に収まる部位に、中身視認用窓30を開口することもできる。この場合、特に図示のように周縁の一部が上面裂開用ミシン目線11の延長線をなすように配置するのが好ましい。この形態では、上面裂開用ミシン目線11により囲まれる範囲11aを引き剥がすと、中身視認用窓30が引き剥がし部分11aに伴って完全に消失するため、見栄えが良いものとなる。ただし、この形態では、異物混入の観点から中身視認用窓30とスリット21とを重ねないようにすると、取り出し口12の寸法形状によっては、中身視認用窓30の寸法が過度に小さくなるおそれがある。これに対して、前述の図3(a)等に示される形態では、このような制限を受け難いという利点がある。
また、フィルムシート2におけるスリット2aに代えて、スリット形成用のミシン目線(図示略)を採用し、使用者が使用時にミシン目線を切り離すように構成してもよい。この場合、ミシン目線におけるカット部の長さは5mm以下、カットタイ比は8:1〜2:1程度とするのが好ましい。なお、カットタイ比とはミシン目の切れ目の部分(カット部)の長さと切れ残りの部分(タイ部)の長さとの比のことである。
また、中身視認用窓30はフィルムシート2及び樹脂製フィルム20で塞がれているだけであるため、フィルムシート2の強度が低いと、誤って又はいたずらにより破損するといった事態が起こり得る。このため、前述の従来例のように補強部材を設けることもできるが、中身の見易さや、製造容易性、製造コストの観点から好ましくないため、フィルムシート2の厚みを70μm以上に増加して、強度を確保するのが好ましい。
他方、本発明においては、上述の中身視認用窓30を有するとともに、特徴的に、箱本体1は前記上面裂開用ミシン目線11及び中身視認用窓30を被覆するようにして透明な樹脂製フィルム20によって外面側がフィルムコーティングされている。すなわち、前記箱本体1は少なくとも当該部分11,30を被覆するようにして外面にフィルムコーティング層20を有する。より詳細には、収納箱X1は、前記板紙10の箱外面側となる面に樹脂製フィルム20がコーティングされている素材により形成されている。このように樹脂製フィルム20によりコーティングされていることにより、ミシン面線11を構成するカット部、及び中身視認用窓30とフィルムシート2との間隙が封止され、当該部分が液密、気密となり、内部の衛生薄葉紙束が湿度、臭気、塵などから確実に防止される。
ここで、前記樹脂製フィルム20としては、ポリプロピレンフィルムシート、ポリエチレンフィルムシート、ポリビニルアルコールフィルムシート、ポリエチレンテレフタレートフィルムシート、アクリルフィルムシートなど既知の樹脂製フィルムが採用できる。
好ましくは、平滑性が高く、板紙への密着性に優れ、さらに、透明性が高く板紙に印刷した不変情報の視認性に優れるとともに、耐久効果もあり、焼却廃棄時に有害ガスの発生し難く、しかも安価であるポリプロピレンフィルムシートである。そのなかでも、非延伸のいわゆるCPPよりも、二軸延伸のいわゆるOPPが特に板紙との密着性に優れるため適する。
また、前記樹脂製フィルム20は、好ましくは、JIS P 8142に規定されている光沢度が50〜90%、好ましくは70〜85%であるのが望ましい。この光沢度を満たす樹脂製フィルムは、見栄えに優れる。
また、樹脂製フィルム20の透明度は、視認窓の機能を妨げない点程度の透明性があればよい。例えば、JIS P 8138に規定される不透明度で20%以下、特に10%以下であるのがよい。樹脂製フィルム20は、内部の束の視認性を考慮して無色透明であるのが望ましい。
なお、このような収納箱X1とするには、例えば、収納箱X1の素材となる板紙10に適宜のミシン目線11や中身視認用窓30となるくり抜きを施した後に、樹脂製フィルム20を積層すればよい。そして、かかる樹脂製フィルム20と板紙10との積層は、熱圧着、熱融着、接着剤による貼付技術など既知のフィルムコーティング技術が利用できる。ただし、本発明においては樹脂製フィルムが、板紙に対して剥離不能に接着されている必要はなく、剥離可能な状態で接着されている形態をも含む。
ここで、樹脂性フィルム20のコーティング部分は、上述のとおり、裂開用ミシン目線11及び中身視認用窓30を含む範囲であるが、この部分に限定されるわけではない。例えば、収納箱X1の上面全体1Uであってもよいし、箱全体がフィルムコーティングされていてもよい。なお、組立て前の板紙10に対して樹脂製フィルム20をコーティングするのが製造方法上簡易であり、この場合には部分的にコーティングするよりも板紙全体をコーティングするほうが簡易であるので、製造が簡易となる点で箱全体がコーティングされているのがよい。見栄えの点でもこのほうが優れる。
他方、この樹脂製フィルム(コーティング層)20の厚さは5〜50μmであるのが望ましい。5μm未満であると輸送時等に意図せず破れるおそれがあり、所望の液密性、気密性が発揮されなくなるおそれがある。また、70μmを超えると裂開用ミシン目線11を被覆していることから、これを裂開し難くなる。
他方、本発明においては、このようにフィルムコーティングされ内外が気密となっていることから、フィルムシート2の表裏面の少なくとも一方、又は、樹脂製フィルム20のフィルムシート2対向面部分に香料が内包されたマイクロカプセルを担持させると、使用開始前は無臭であり、開封時に芳香が立つものとなる(図示略)。すなわち、従来製品では、マイクロカプセルや板紙に芳香剤を担持させても流通時や保管時に香りが低下することがあったが、本発明のようにフィルムコーティングによって気密にされている場合にはこのような芳香の低下がなくなる。
ここで、マイクロカプセルの物性、組成、製造方法、配合割合、粒度分布、膜厚、内包される香料の種類は本発明では特に限定されない。また、担持方法も限定されない。従来既知の方法が採用できる。一例としては、コアセルベーション法、界面重合法、界面沈殿法、液中乾燥法、融解分散冷却法、in situ 重合法などのマイクロカプセル化法を用いることができ、また、これらにより製造したマイクロカプセルをでんぷん、PVA、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等のバインダーによってフィルムに塗工付着させる方法を用いることができる。
他方、衛生薄葉紙収納箱X1の内部には、例えば複数の衛生薄葉紙Pを所謂ポップアップ式に重畳してなる衛生薄葉紙束が収容され、図2に示されるように、スリット21から衛生薄葉紙Pを一枚一枚取り出して使用される。このような収容形態では、衛生薄葉紙Pの平坦面は上面1Uと平行になるため、上述のように上面1Uに中身視認用窓30を設けることで、衛生薄葉紙Pの平坦面を外部から良好に視認できるという利点がある。また、 衛生薄葉紙収納箱の製品は、複数個(例えば5箱)を上下方向に積み重ねてフィルムで包装し、1パックとして市販されることがあるが、この場合であっても、最上部の箱の上面1Uにおける中身確認用窓30を介して箱の中身を視認することができる。ただしこの場合、パックの包装フィルムのうち少なくとも中身確認用窓30と重なる部分はフィルムシート2や樹脂製フィルム20と同様に透視可能なフィルム素材であることが必要である。
衛生薄葉紙P自体の大きさ、紙厚、プライ数(重ね枚数)及び組成は本発明では限定されない。また、衛生薄葉紙Pは用途に応じた既知の薄様紙の抄紙技術にしたがって製造することができる。
抄紙には、例えば、抄紙原料を実質的に湿紙に形成するワイヤーパート、湿紙を脱水するプレスパート、脱水された湿紙を乾燥するドライヤーパートの少なくとも3つのパートから成る、公知種々の抄紙機を用いることができる。
かかる衛生薄葉紙は、例えば、ティシュペーパー、キッチンペーパー。ワイプなどに応じて適宜既知の技術によりその物性、組成を変更することができる。
なお、衛生薄葉紙をティシュペーパーとするならば、その好適な坪量としては、例えば、10〜40g/m2(JIS P 8124)、1枚あたりの好適な紙厚25〜800μm、好適な乾燥引張強度は、2プライで縦方向;150〜800cN/幅25mm、横方向;50〜400cN/幅25mm(JIS P 8113)である。また、好適なソフトネスは0.5〜6.0g(JAPAN TAPPI No.34 クリアランス5mm 試料寸法100mm×100mm)、MMD(カトーテック(株)摩擦感テスターKES−SE)は0.03〜0.18、伸びは5〜40%の範囲である。
衛生薄葉紙束の製造は、既知のインターホルダーにより衛生薄葉紙原紙を折り畳んだ後に、所定の大きさに切断する既知の方法を採用できる。
本発明においては、衛生薄葉紙束大きさは特に限定されるものではなく、収容する衛生薄葉紙収納箱の大きさに併せて適宜変更することができるが、衛生薄葉紙束の高さは0.9×Hmm〜1.0×Hmmの範囲内であるとするのが望ましい。本発明は、箱X1内に収納された衛生薄葉紙P自体が、箱X1外部から中身視認用窓30を介して視認できるものであるため、外観に特徴のある衛生薄葉紙製品、例えば色や模様が印刷やエンボス加工で付加された製品や、素材自体の質感に特徴のある製品に特に好適である。
(その他の形態)
なお、上述実施の形態では、望ましく、箱本体1の上面1Uにおける、上面裂開用ミシン目線11内及びその周囲部に跨る部分に中身視認用窓30が開口されている形態であるが、本発明はこれに限定されず、中身視認用窓はフィルムシートと重なる位置にあればよく、例えば、箱本体の上面1Uにおける環状の裂開用ミシン目線外にあってもよい。
なお、上述実施の形態では、望ましく、箱本体1の上面1Uにおける、上面裂開用ミシン目線11内及びその周囲部に跨る部分に中身視認用窓30が開口されている形態であるが、本発明はこれに限定されず、中身視認用窓はフィルムシートと重なる位置にあればよく、例えば、箱本体の上面1Uにおける環状の裂開用ミシン目線外にあってもよい。
また、上述の実施形態では、箱本体の上面1Uに環状のミシン目線を形成し、これを切り剥がすことにより、取り出し口が形成される形態であったが、本発明では、ミシン目線ではなく、上面に予め取り出し口が形成されていてもよい。すなわち、上記形態における箱本体の環状のミシン目線で囲まれる範囲が予め除去されていたり、刳り抜かれていたりする形態である。本発明においては、樹脂製フィルム20によりフィルムコーティングされているため、このような形態であって収納箱内外への異物等の混入が防止される。また、別途に中身視認用窓を形成しなくとも、当該取り出し口が中身視認用窓を兼用するため、視認窓を形成するためのミシン目線やくり抜き部の別途に形成する必要がなく簡易に製造できる利点がある。
本発明は、ティシュペーパー、ペーパータオル、キッチンペーパー等を収納するための衛生薄葉紙収納箱に利用可能である。
1…箱本体、1U…箱本体上面、1L…上面の長手縁、1S…上面の短手縁、2…フィルムシート、10…板紙、11…上面裂開用ミシン目線、11a…上面裂開用ミシン目線により囲まれる範囲、12…上面取り出し口、20…樹脂製フィルム(フィルムコーティング層)、2a…スリット、2b…ミシン目、30…中身視認用窓、31…離間距離、50…接着剤、P…ティシュペーパー、X1…衛生薄葉紙収納箱。
Claims (9)
- 上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の裂開用ミシン目線と、前記環状ミシン目線内範囲及びその周囲部を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、
前記フィルムシートにおける少なくとも環状ミシン目線内範囲にスリットが形成され、前記環状ミシン目線に沿ってミシン目線に囲まれる範囲を引き剥がすことにより、取り出し口が形成されるとともに、この取り出し口内に、前記フィルムシート及びそれに形成されたスリットが露出され、このスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
前記上面に前記フィルムシートと重なるように中身視認用窓が開口され、かつ、前記裂開用ミシン目線及び中身視認用窓を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。 - 前記中身視認用窓が、前記環状ミシン目線内に収まるように、又は前記環状ミシン目線内及びその周囲部に跨り配されている請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
- 前記中身視認用窓は前記フィルムシートにおける前記スリットと重ならず、且つ前記中身視認用窓の周縁が、前記フィルムシートにおける前記スリットから離間している、請求項1記載の衛生薄葉紙収納箱。
- 前記中身視認用窓が前記裂開用ミシン目線上にある、請求項3記載の衛生薄葉紙収納箱。
- 上面と底面とこれらに連接する側面とを有する箱本体と、記上面に形成された環状の取り出し口と、前記取り出し口を箱本体内側から覆う、透視可能なフィルムシートとを有し、前記フィルムシートにおける少なくとも取り出し口範囲にスリットが形成され、前記フィルムシートに形成されたスリットを介して、箱内に収納された衛生薄葉紙が取り出し可能となる衛生薄葉紙収納箱であって、
少なくとも取り出し口を被覆するようにして透明な樹脂製フィルムによって収納箱外面側がフィルムコーティングされていることを特徴とする衛生薄葉紙収納箱。 - 収納箱全体がフィルムコーティングされている請求項1〜5の何れか1項に記載の衛生薄用紙収納箱。
- 樹脂製フィルムが、収納箱に対して剥離可能とされている請求項1〜6の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
- 前記フィルムシートの厚みが30μm以上であり、且つ前記中身視認用窓を覆う補強部材を有しない、請求項1〜7の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
- 前記フィルムシートの表裏面の少なくとも一方、又は、樹脂製フィルムのフィルムシート対向面部分に香料が内包されたマイクロカプセルが担持されている請求項1〜8の何れか1項に記載の衛生薄葉紙収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009020900A JP2010173729A (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 衛生薄葉紙収納箱 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014198593A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 大王製紙株式会社 | 香り付きティシュペーパー製品 |
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2009
- 2009-01-30 JP JP2009020900A patent/JP2010173729A/ja active Pending
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