JP2010173726A - 吐出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム5を有するポンプ3と、ステム5の上端に設けられた押下ヘッド4と、を備え、ポンプ3によって移送された液体及び空気からなる泡を、押下ヘッドに形成されたノズル孔37から吐出する吐出器1であって、ポンプ3に、ステム5に連係して摺動する液用ピストン7が内部に収容された液用シリンダ6と、ステム5に連係して摺動する空気用ピストン9が内部に収容された空気用シリンダ8と、が備えられ、押下ヘッド4に、ステム5の上端からノズル孔37まで延在し、液用シリンダ6内からステム5内を通って移送された液体が流通する流通路13が形成され、流通路13の内側に、空気用シリンダ8から空気通路14を通って移送された空気を噴射する噴射口47が配設され、噴射口47に、空気が通過可能な多孔質体48が設けられている。
【選択図】図1
Description
この種の吐出器として、例えば下記特許文献1に示されているような、容器本体の口部に装着可能なキャップにポンプが取り付けられ、キャップの天壁部から突出したポンプのステムの上端に、ノズル孔が形成された押下ヘッドが取り付けられた構成が知られている。上記したポンプには、内部に液用ピストンが収容された液用シリンダと、内部に空気用ピストンが収容された空気用シリンダと、が備えられている。また、上記したステムの下端部は、液用シリンダに連通可能とされており、また、ステムの上端部には、液用シリンダから移送された液体と空気用シリンダから移送された空気とを混合させる気液混合室が形成されていると共に、その気液混合室で混合された気液混合体を通過させて発泡させる発泡部材が取り付けられている。
なお、本実施の形態では、吐出器1からみて押下ヘッド4側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す符号Oは、吐出器1の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Oと記す。また、この軸線O方向を、以下、単に「軸方向」と記し、軸線Oに直交する方向(押下ヘッド4の径方向)を、以下、単に「径方向」と記し、軸線O回りの方向を、以下、単に「周方向」と記す。
キャップ2は、図示せぬ容器口部に装着(螺着)されるキャップ体である。このキャップ2は、軸線Oに対して垂直に配設された円環状の天壁部20と、天壁部20の外縁から垂下された筒状の周壁部21と、天壁部20の内縁に立設されたガイド筒部22と、を備えている。天壁部20の下面には、ポンプ3を嵌合させるための嵌合部23が設けられている。この嵌合部23は、周壁部21の内側に配設された二重筒構造の筒部であり、天壁部20の下面に垂設されている。周壁部21の内周面には、図示せぬ容器口部に螺着させるための雌ねじ24が形成されている。ガイド筒部22は、二重筒構造の筒部であり、天壁部20の内縁に立設された外筒部25と、外筒部25の上端から径方向内側に突出して外筒部25の全周に亘って形成された円環状の上壁部26と、上壁部26の内縁から垂下された内筒部27と、を備えている。内筒部27は、天壁部20の下方まで延設されており、内筒部27の内周面には、軸方向に延在する凸リブ28が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ポンプ3は、図示せぬ容器内から供給された液体を移送すると共に外部から供給された空気を移送するポンプである。このポンプ3の概略構成としては、ステム5と、液用シリンダ6と、液用ピストン7と、空気用シリンダ8と、空気用ピストン9と、コイルスプリング10と、弁部材11と、液吐出弁12と、を備えている。
嵌合筒部91の内側は、ステム5のフランジ部50よりも上方の部分が挿入されており、嵌合筒部91の内周面には、ステム5の凸リブ51が摺接されている。また、嵌合筒部91の下端面は、ステム5のフランジ部50の上面に当接されている。
摺動筒部92は、上端側および下端側に向かうに従いそれぞれ漸次拡径された筒部であり、摺動筒部92の上端部外周面と下端部外周面とは、空気用シリンダ8の内周面に全周に亘ってそれぞれ摺接されている。これにより、空気用シリンダ8内において空気用ピストン9が気密状態で軸方向に摺動可能とされている。
押下ヘッド4は、使用者によって押し下げ操作される部材であり、ステム5の上端に取り付けられている。この押下ヘッド4には、ステム5の上部の外側に嵌合されたヘッド本体30と、ヘッド本体30の内側に嵌合されていると共にステム5の上端部に連結された流路部材40と、が備えられている。
天壁部32は、ノズル部33の上面に沿って傾斜されており、この天壁部32の上面には、使用者が指等で押圧する押圧面36が形成されている。
具体的に説明すると、コイルスプリング10の弾性復元力により液用ピストン7が押し上げられ、液用ピストン7が液用シリンダ6の内周面に沿って上方に摺動する。これにより、液用ピストン7の上端内周面に弁部材11の上部弁部11aが着座されて液用ピストン7の上端が閉塞され、液用シリンダ6からステム5内への液体の流通が遮断される。また、液用シリンダ6の縮径部60の下端開口部から弁部材11の下部弁部11bが離間されて液用シリンダ6の下端開口部が開放され、液用シリンダ6内と図示せぬ容器内とがチューブ62を介して連通される。そして、液用ピストン7の上昇により液用シリンダ6内が減圧されることで、図示せぬ容器内の液体がチューブ62内を通って液用シリンダ6の縮径部60の下端開口部から液用シリンダ6内に流入する。
また、上記した噴射口47には、多孔質体48が突出された状態で設けられており、多孔質体48の先端面及び外周面に多孔質面が形成されているので、噴射口47の先端側に向けて空気が噴射されると共に、噴射口47の径方向外側に向けて空気が噴射される。これにより、流通路13内を流通する液体に満遍なく空気を吹き付けることができる。
例えば、上記した実施の形態では、噴射口47がノズル部33内に配設されているが、本発明は、図4に示すように、押下ヘッド4の周壁部31(縦筒部)内に噴射口147が配設されていてもよい。詳しく説明すると、流路部材40の内筒部143の上端が外筒部42よりも低い位置に形成されており、この内筒部143の上端(噴射口147)に多孔質体48が嵌合されている。これにより、ノズル部133を小径にすることができると共に、多孔質体48が外気に晒されにくくなり、多孔質体48の目詰まりを抑制することができる。
例えば、図5に示すように、空気用ピストン9の隔壁部90の下方に配設されていると共に摺動筒部92の内側に嵌合される外筒部194aと、その外筒部194aの内周面の上端部から下方に向かって漸次縮径されたテーパー状の内筒部194bと、を備える弁体194を用いることも可能である。上記した内筒部194bの内周面の下部は、嵌合筒部91の外周面に密接されており、これにより、空気用シリンダ8が気密状態で密閉されている。そして、空気用シリンダ8内が負圧になると、内筒部194bの下部が拡径されて内筒部194bが嵌合筒部91の外周面から離間し、空気用シリンダ8は隔壁部90の貫通孔93を介して開放される。
また、図6に示すように、空気用ピストン9の隔壁部90の下方に配設されていると共に嵌合筒部91の内側に嵌合される内筒部294aと、その内筒部294aの外周面の上端部から下方に向かって漸次拡径されて摺動筒部92の内周面に密接されたテーパー状の外筒部294bと、を備える弁体294を用いることも可能である。
さらに、空気用ピストン9の隔壁部90の下方に、嵌合筒部91の外周面と摺動筒部92の内周面との間に嵌め込まれる円環板状の可動メンブラン(弁体)を配設してもよく、これにより、空気用シリンダ8内が正圧になると、可動メンブランが隔壁部90の下面に当接して貫通孔93を閉塞し、反対に空気用シリンダ8内が負圧になると、可動メンブランが下降して隔壁部90の下面から離間し、貫通孔93が開放される。
例えば、図7に示すように、ステム5のフランジ部50の上方には、内側にステム5が挿通された嵌合筒部材391が配設されており、この嵌合筒部材391の下端面がステム5のフランジ部50の上面に当接されている。また、この嵌合筒部材391の外周面には、周方向に延在する凹溝391aが形成されていると共に、その凹溝391aの上方には径方向外側に突出したフランジ部391bが全周に亘って形成されている。一方、空気用ピストン309は、空気用シリンダ8の内側に摺動可能に嵌合された摺動筒部392と、摺動筒部392の内側に配設された内筒部393と、を備えている。内筒部393の下端部は、摺動筒部392の軸方向中間部に全周に亘って連結されている。また、内筒部393の内周面の下端部には、径方向内側に突出された凸部394が周方向に間隔をあけて配設されており、この凸部394は、上記した嵌合筒部材391の凹溝391aの下端面に当接されている。そして、空気用シリンダ8は、隣り合う凸部394間、及び、内筒部393の内周面と嵌合筒部材391の外周面との間を介して開放されている。
また、上記した実施の形態では、噴射口47から多孔質体48を突出させて設けられているが、本発明は、例えばメッシュシート等の平面的な多孔質体が噴射口47を閉塞するように配設されていてもよい。
3 ポンプ
4 押下ヘッド
5 ステム
6 液用シリンダ
7 液用ピストン
8 空気用シリンダ
9 空気用ピストン
13 流通路
14 空気通路
37 ノズル孔
40 流路部材
42 外筒部
43 内筒部
47 噴射口
48 多孔質体
Claims (2)
- 上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有するポンプと、該ステムの上端に設けられた押下ヘッドと、を備え、
前記ポンプによって移送された液体及び空気からなる泡を、前記押下ヘッドに形成されたノズル孔から吐出する吐出器であって、
前記ポンプには、前記ステムに連係して摺動する液用ピストンが内部に収容された液用シリンダと、前記ステムに連係して摺動する空気用ピストンが内部に収容された空気用シリンダと、が備えられ、
前記押下ヘッドには、前記ステムの上端から前記ノズル孔まで延在し、前記液用シリンダ内から前記ステム内を通って移送された液体が流通する流通路が形成され、
該流通路の内側には、前記空気用シリンダから空気通路を通って移送された空気を噴射する噴射口が配設され、
該噴射口には、前記空気が通過可能な多孔質体が設けられていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1に記載の吐出器において、
前記流通路の内側には、前記ステムの内側に連通された外筒部と、該外筒部の内側に配設された内筒部と、を備える流路部材が嵌合されており、
前記内筒部の一端が前記空気通路に連通され、前記内筒部の他端に前記噴射口が形成されて前記多孔質体が設けられていることを特徴とする吐出器。
Priority Applications (1)
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JP2009020823A JP5264536B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 吐出器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102011108618A1 (de) | 2010-08-02 | 2012-02-02 | Rengo Co., Ltd. | Photolumineszierendes Material, das Silberionen enthält |
JP2019064687A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社吉野工業所 | フォーマポンプ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004121889A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 泡噴出器 |
JP2005046816A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ポンプ |
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